JPH0459613A - 炭化鉄微粒子の製造法 - Google Patents

炭化鉄微粒子の製造法

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JPH0459613A
JPH0459613A JP2167302A JP16730290A JPH0459613A JP H0459613 A JPH0459613 A JP H0459613A JP 2167302 A JP2167302 A JP 2167302A JP 16730290 A JP16730290 A JP 16730290A JP H0459613 A JPH0459613 A JP H0459613A
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JP
Japan
Prior art keywords
feooh
alpha
particles
iron carbide
temperature
Prior art date
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Pending
Application number
JP2167302A
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English (en)
Inventor
Keiichiro Karasawa
唐澤 佳一郎
Shigeo Daimon
大門 茂男
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は炭化鉄微粒子の製造法に関する。
(従来の技術) 針状オキシ水酸化鉄または針状酸化鉄をco又ハxhト
Hニドnン昆会物ト250−400°C″c41!触さ
せることにより炭化鉄を含有する針状粒子を製造し、こ
れが化学的に安定で高保磁力を有し磁気記録媒体用の磁
性材料として有用であることが知られている(例えば特
公乎1−43683号、特開昭60−108309号、
特公平1−35772号、特開昭60−155522号
)。
しかしこれらから得られた炭化鉄は高配向な塗膜が得ら
れたときにしか低いS witchiIIgF 1el
dD 1stribution(S F D )が達成
されないという欠点があった。
(発明が解決しようとする課題) 本発明の目的は配向処理をしなくても塗膜にした場合の
SFDが小さい針状炭化鉄微粒子の製造法を提供するこ
とにある。
(課題を解決するための手段) 本発明はγ−FeOOHを転位処理して得られたQ  
Fe0OHもしくはこれを加熱処理して得られたQ−F
e20.にCOもしくはこれとH2との混合物を接触さ
せることを特徴とする炭化鉄微粒子の製造法に係る。
本発明においてγ−FeOO)(とじては例えばFe(
III)塩の加水分解またはFe(II)塩の水溶液に
空気を吹き込んでこれをFe([1)塩に変換しながら
加水分解を行うことにより得られたものを使用すること
ができ、その平均長軸径が0.1μ糟以上、1.5μm
以下、平均短軸径が0.1μ曽以下で、その平均軸比が
3〜15のものが好適である。
また、本発明で使用するγ−F e OOHは、主成分
がγ−FeOOHである限り、少量の銅、マクネシウム
、マンガン、ニッケル、ケイ素、リンの酸化物、カリウ
ム塩、ナトリウム塩等を添加して成るものであってもよ
い。
本発明において転位処理は例えばγ−FeOOHを水酸
化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化アンモニウムの
ようなアルカリの水溶液と接触させて、加熱することに
より行うことができる。アルカリ濃度は0.5規定以上
が好ましく、特に1規定以上が好ましい。転位処理の加
熱温度は80°C以上が良<、90〜200℃が好まし
い。処理時間は通常1時間以上、好ましくは1〜2時間
である。転位処理で得られたα−FeOOHは300−
600’Cで加熱処理されてα−酸化鉄としても原料と
して使用することができる。
なお、原料は特開昭60−141611号に記載される
ように、珪素化合物、ホウ素化合物、アルミニウム化合
物、脂肪族カルボン酸もしくはその塩、リン化合物又は
チタン化合物などの焼結防止剤で被覆して用いることも
できる。
本発明においてCOもしくはこれとN2との混合物は希
釈しであるいは希釈せずに使用することができ、希釈剤
としては、例えばN2、CO2、アルゴン、ヘリウム等
を挙げることができる。COとN2の混合物を用いる場
合、その混合比は適宜に選択することができるが、N2
の容量は、通常COの5倍容量までとし、Ilo、05
〜115とするのが好ましい。また希釈率は任意に選択
でき、例えば約1.1〜10倍(容量比)に希釈するの
が好ましい。
接触温度、接触時間、流速等の接触条件は、例えばQ 
 Fe0OH又はその加熱処理により得られたα−F 
e20−の製造履歴、平均軸比、平均粒径、比表面積等
に応じ変動するため、適宜選択するのがよい。好ましい
接触温度は、約250〜400°C1より好ましくは約
300〜380°C1好ましい接触時間は約1〜12時
間である。好ましい流速は、原料 16当り約1〜10
00階I S、T、P/分である。なお、接触圧力は、
希釈剤をも含めて、1〜2気圧が常用されるが、特に制
限はない。
本発明において得られる粒子は、電子顕微鏡で観察する
と、平均的に−様な粒子であり、原料粒子と同形状で、
これらの形骸粒子であり、これが−大粒子となって存在
している。また、得られる粒子は、元素分析により炭素
を含有し、更にX#I回折パターンにより、炭化鉄を含
有することが明らかである。X線回折パターンは、面間
隔が2.28.2.20.2.O8,2,05及び1.
92Aを示す。かかるパタンは、Fe5C2に相当し、
本発明の炭化鉄は通常は主としてFe5C2からなるが
、Fe2C1Fp2oCs(Fez、2C)、Fe5C
等が共存することがある。従って本発明の粒子に含有さ
れる炭化鉄は、F exC(2≦に〈3)と表示するの
が適切である。
本発明で得られる粒子の平均軸比段ゾ平均粒径は、原料
のγ−FeOOHのそれらと比較して殆ど差はない。従
って、この製造法で得られる粒子は平均艮紬径が0.1
μ−以上、1.5μ−以下、短軸径が0.1μ−以下で
、その平均軸比が3〜15であるのが好ましい。
(発明の効果) 本発明の方法によれば無配向又は低配向の磁気塗膜にお
いても低いSFDを示すことのできる炭化鉄微粒子を得
ることができる。例えば、従来法のα−Fe○○H粒子
を380℃で3時間COと接触させて得た炭化鉄微粒子
の無配向塗膜のSFDが1.25であるのに対してγ−
FeOOHを転位させて得られたa−FeOOHを用い
て得られた炭化鉄微粒子のSFDは0.98である。
(実 施 例) 以下に実施例及び比較例を挙げて詳しく説明する。
実施例1 次の処方で、水に水酸化ナトリウムを溶解し撹袢しなが
らγ−FeOOHを加えて、γ−FeOOHのスラリー
を調製した。
処   方 γ−FeOOH(レピドクロサイト)   210g(
平均長軸0.7μ−1平均軸比 8、比表面積58+m
2/ε) 水                        
   7000g水酸化ナトリウム         
  280gこのスラリーを撹拌しながら90℃に加熱
し、120分間この温度に保持して攪拌を続けた。放冷
後、少量のスラリーを採取し、枦別、水洗、乾燥して、
赤外#i吸収分析によりγ−FeOOHがα−FeOO
Hに転位したことを確認した。残部に水プラス3号(N
 azo H33io 2) 35gを添加して撹拌し
、1N−塩酸でpH5に調整し、1時間後にア別し、乾
燥後粉砕して、水ガラスを被着した転位a−FeOOH
粒子を得た。
転位α−FeOOH粒子 2gを磁製ボートに入れて管
状炉に挿入し、CO/ N 2(30/70容量比)の
混合ガスを流速75wZ/5in(S、T、P、)、温
度340℃で3時間流しながら接触させた。この結果、
黒色の粉末が得られ、これが炭化鉄Fe、C=粉粒子あ
ることをX#!回折パターンにより確認した。
この粉末の粉末SFD、塗膜角形比及び塗膜SFDを測
定した。結果を第1表に示す。尚、磁気テープは次の処
方で塗料に調製し、ペイントコンディショナーで十分に
混合、分散し、ポリエチレンテレ7タレー)(PET)
フィルム上に、乾燥後の厚さが約10μ−となるように
塗布し、未乾燥時に反発反抗磁石方式で配向処理し、乾
燥して磁気テープを得た。
処方 磁性粒子 パイングー (塩化ビニル/酢酸ビニル/ ビニルアルコール 91/ 3 / 6重量比の共重合
体) ノオクチル7タレート 分散剤 (ポリオキシエチレン−7ニル7 100重量部 25重量部 1重量部 1重量部 二ニルホルムアルデヒド縮合物) トルエン              75重量部メチ
ルイソブチルケトン       75重量部実施例2 実施例1において、スラリーの90℃における保持時間
を7時間とする以外、同様にして炭化鉄微粒子及び磁気
テープを得た。
比較例1 実施例1においてγ−FeOOHのスラリーを90℃に
加熱せず、室温で120分間撹拌し、以下同様にして水
がラスを被着したγ−FeOOH粒子を得た。このγ−
F eo OH粒子を使用した以外は実施例1と同様に
して、炭化鉄Fe5C2粒子を得た。第1表にこの粒子
の粉末SFD、塗膜角形比及び塗膜SFDを示す。
比較例2 実施例1において、γ−FeOOHから転位した(I 
 Fe0OHに水ガラスを被着した転位a−F eo 
OH粒子に代えて、水プラスを被着した従来のQ  F
eoOH粒子から、同様にして炭化鉄粒子を製造し、粉
末SFD、塗膜角形比及び塗膜SFDを測定した。
即ち、F e” 1.2鐘o1/ 1を含む硫酸鉄(I
I)水溶液31を、予め反応器中に準@された5、46
N −N aOH水溶液41に撹拌しながら加え、pH
13,8、温度45℃においてF e(OH):懸濁液
の生成反応を行った。ついで、温度50℃において10
1/分の空気を5時間通じてQ−Fe008粒子を生成
させた。枦別、水洗、乾燥、粉砕してα−FeOOH針
状粒子を得た。平均長軸0.7μ鋤、平均軸比8であっ
た。
実施例1において、γ−FeOOHを上記で得た(7 
 Fe00Hに代えて、Q  Fe0OHのスラリーを
調製し、この又ラリ−を90”Cに加熱することなく室
温で120分間撹拌した。同様にして、水ガラスを被着
した従来のQ  FeoOH粒子を得た。
以下、実施例1と同様にして炭化鉄Fe、C・粒子を得
、所定の磁気特性を測定した。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)γ−FeOOHを転位処理して得られたα−Fe
    OOHもしくはこれを加熱処理して得られたα−Fe_
    2O_3にCOもしくはこれとH_2との混合物を接触
    させることを特徴とする炭化鉄微粒子の製造法。
  2. (2)転位処理がアルカリ水溶液中でその温度が90℃
    以上である請求項1記載の製造法。
  3. (3)加熱処理の温度が300〜600℃である請求項
    1記載の製造法。
  4. (4)接触温度が250〜400℃である請求項1記載
    の製造法。
JP2167302A 1990-06-26 1990-06-26 炭化鉄微粒子の製造法 Pending JPH0459613A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015513780A (ja) * 2012-01-04 2015-05-14 ヴァージニア コモンウェルス ユニバーシティ 非レアアース磁性ナノ粒子

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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