JPH0459475A - 皮巻きステアリングホイールの製造方法 - Google Patents

皮巻きステアリングホイールの製造方法

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JPH0459475A
JPH0459475A JP17289090A JP17289090A JPH0459475A JP H0459475 A JPH0459475 A JP H0459475A JP 17289090 A JP17289090 A JP 17289090A JP 17289090 A JP17289090 A JP 17289090A JP H0459475 A JPH0459475 A JP H0459475A
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JP
Japan
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leather
adhesive
main body
melt adhesive
ring body
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JP17289090A
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English (en)
Inventor
Susumu Koyama
享 小山
Kenji Sato
研二 佐藤
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Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明は、自動車に装着される皮巻きステアリングホ
イールの製造方法に関する。
〈従来の技術〉 従来、皮巻きステアリングホイールは、リング部本体が
リング状の芯金の周囲に軟質ウレタンやポリプロピレン
等の被覆層を被覆させて構成され、そのリング部本体の
外周面に、天然若しくは人工の皮革が巻き付けられて構
成されている(実開昭57−92575号公報参照)。
そして、皮革がリング部本体に対してずれないよう、リ
ング部本体の外周面に、溶剤タイプの例えばゴム系接着
剤が塗布されて皮革が巻き付けられていた。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかし、従来の皮巻きステアリングホイールでは、皮革
を溶剤タイプの接着剤を使用してリング部本体に接着さ
せており、揮発する溶剤によって、皮巻き時の作業環境
を悪くさせていた。
そのため、作業環境の悪化を防止するため、溶剤タイプ
でない接着剤として、ホットメルト接着剤を利用するこ
とが考えられる。
このホットメルト接着剤を利用する場合には、通常、ア
プリケータで溶融させたホットメルト接着剤を所定の接
着部位へ滴下しつつ塗布して所定部材を圧着すれば、数
秒後に接着が完了し、接着作業を終了させることができ
る。
したがって、皮巻きステアリングホイールの製造にホッ
トメルト接着剤を利用する場合には、リング部本体に溶
融したホットメルト接着剤を滴下しつつ塗布して、皮革
をリング部本体に押し付けて接着させることとなる。
しかし、溶融したホットメルト接着剤をリング部本体に
滴下しつつ皮革をリング部本体に押し付ける場合には、
熱く溶融した接着剤や滴下ノズルが作業者に触れ、作業
者が火傷を負う虞れが生じる。
この発明は、上述の課題を解決するものであり、安全か
つ作業環境を向上させて皮巻き作業を行なうことができ
る皮巻きステアリングホイールの製造方法を提供するこ
とを目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 この発明に係る皮巻きステアリングホイールの製造方法
は、リング部本体の外周面に皮革が巻き付けられ、前記
リング部本体と前記皮革との間に前記皮革を前記リング
部本体に接着させるためのホットメルト接着剤が介在さ
れている皮巻きステアリングホイールの製造方法であっ
て、内部に高周波電流を通電させるコイルを配設させ、
前記皮革を部分的に前記リング部本体側へ押圧可能とす
るコテ状の治具を利用し、 前記ホットメルト接着剤を、磁性体の粉末を混入させた
固体状態として前記リング部本体と前記皮革との開に介
在させ、 その後、前記皮革を前記リング部本体に押圧させるよう
に前記治具を前記皮革に圧接させつつ、前記コイルに高
周波電流を通電して、前記ホットメルト接着剤を高周波
誘導加熱により溶融させて、前記皮革を前記リング部本
体に接着させることを特徴とする。
〈発明の作用・効果〉 この発明に係る皮巻きステアリングホイールの製造方法
では、リング部本体と皮革との間に磁性体の粉末を混入
させた固体状態のホットメルト接着剤を介在させ、その
後、その固体状態のホットメルト接着剤をコテ状の治具
を用いて高周波誘導加熱すれば、混入された磁性体が銹
導加熱されて固体状態のホットメルト接着剤が溶融され
るため、皮革をリング部本体に接着させることができる
したがって、この発明に係る皮巻きステアリングホイー
ルの製造方法では、ホットメルト接着剤を利用しても、
溶融状態のままリング部本体の外周面に塗布する訳では
無く、固体状態でリング部本体の外周面や皮革の内周面
に塗布等して、リング部本体と皮革との間に介在させ、
その後、高周波誘導加熱を利用して溶融させることから
、皮巻き作業者が溶融した高温のホットメルト接着剤に
触れる虞れが無く、安全に皮巻き作業を行なうことがで
きる。
また、皮革を接着させる接着剤として、ホットメルト接
着剤を使用しているため、溶剤タイプの接着剤と相違し
て、作業環境を向上させることができる。
さらに、治具を用いて部分的に皮革をリング部本体側に
押圧しつつ皮革を接着させることができ、皮革のしわや
位置ずれを調整しつつ接着作業を行なえ、製造する皮巻
きステアリングホイールの外しを良好にすることができ
る。
〈実施例〉 以下、この発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
実施例で製造する皮巻きステアリングホイールWは、第
2〜4図に示すように、リング部Rが、鋼製の芯金2の
周囲に軟質ウレタン等の被覆層3を被覆させてなるリン
グ部本体1と、このリング部本体1を被覆する皮革4と
、を備えて構成されている。
そして、皮革4は、リング部本体1の被覆層3の外周面
に、ホットメルト接着剤5を利用して接着されている。
なお、この皮革4は、スポーク部Sの一部にも装着され
ており、スポーク部Sの鋼製の芯金12と、その芯金1
2を覆う被覆層3と同一材料の被覆層13と、からなる
スポーク部本体11の外周面にも接着されている。
そして、ホットメルト接着剤5は、第6図に示すような
両面テープ10を利用してリング部本体lと皮革4との
間に介在されている。この両面テープ10は、樹脂シー
ト・不織布等のシート材からなる基材10aを備え、こ
の基材10aの片面に、鉄粉等の磁性体の粉末を混入さ
せて溶融前の固体状態としたホットメルト接着剤5が塗
布され他方の片面に、非溶剤タイプのエポキシ系・ウレ
タン系・アクリル系等の粘着剤10bが塗布されて構成
されている。
また、固体状態のホットメルト接着剤5を溶融させる治
具6は、第1図に示すように、コテ状として、先端内部
にコイル7を備えている。このコイル7は、図示しない
高周波電源に電気的に接続されるとともにセラミック等
の非磁性体のカバー6aの内部に配設されている。なお
、カバー68の外形形状は、後述するリング部Rの皮革
4やスポーク部Sの皮革4を押圧できるように、一部に
平面部を備えた略三角錐形状、若しくは略円柱形状等の
形状に形成されている。また、6bは治具6の把手であ
る。さらに、6cは、それぞれ図示しない、コイル7に
高周波電流を通電する操作スイッチ、その通電時間を調
整できるタイマー、カバー6aの皮革4への押し付は時
間を一定に保つためのブザー等、を配設させた操作部で
ある。
つぎに、実施例の皮巻きステアリングホイールWの製造
について説明すると、まず、第5図に示すように、皮革
4の両端a1・a2を縫着して円環状に形成する。
そして、円環状の皮革4をリング部本体1に外装する。
その後、順次、リング部本体1の被覆層3やスポーク部
本体11の被覆層13の外周面に、粘着剤10b側を利
用して両面テープ10を張り付けつつ、皮革4の突き合
せ部位Aを縫着してゆく。
なお、張り付ける両面テープ10は突き合せ部位Aに沿
って複数本張り付ける。また、これらの両面テープ10
は、円環状の皮革4を外装する前に予めリング部本体1
やスポーク部本体11に張り付けておいても良い。
その後、第1図に示すように、治具6のカバー68を両
面テープ10を配置させた皮革4の外周面に順次押し付
けつつ、コイル7に図示しない高周波電源からの高周波
電流を所定時間ずつ通電させる。すると、高周波電流が
通電されている間にカバー68が当接している付近の、
皮革4とリング部本体1やスポーク部本体11との間の
固体状態のホットメルト接着剤5が、混入させている鉄
粉等の磁性体が誘導加熱されることにより、溶融される
。そして、高周波電流の通電がオフされて、溶融したホ
ットメルト接着剤5が、数秒後に固化し、両面テープ1
0の基材10aと粘着剤1obとを介在させて、皮革4
とリング部本体1やスポーク部本体11とを接着させる
こととなる。
そして、溶融したホットメルト接着剤5は、複数の両面
テープ10の間にも流れ出し、両面テープ10の基材1
0aや粘着剤10bを介在させずに、直接、皮革4とリ
ング部本体1やスポーク部本体11とを接着させるため
、十分な接着強度で皮革4を接着させることができる(
第2図参照)。
したがって、実施例の製造方法では、ホットメルト接着
剤5を利用しても、溶融状態のままリング部本体1等の
外周面に塗布する訳では無く、両面テープ10を利用し
て、固体状態で皮革4とリング部本体lやスポーク部本
体11との間に介在させ、その後、高周波誘導加熱を利
用して溶融させることから、皮巻き作業者が溶融した高
温のホットメルト接着剤5に触れる虞れが無く、安全に
皮巻き作業を行なうことができる。
また、皮革を接着させる接着剤として、ホットメルト接
着剤5を使用しているため、溶剤タイプの接着剤と相違
して、作業環境を向上させることができる。
さらに、治具6のカバー68を押し付けつつ皮革4を接
着させることができる。そのため、ホットメルト接着剤
5が溶融して固化するまで、カバー6aを利用して、皮
革4のしわを伸ばしたり、位置ずれを調整したりして、
皮革4をリング部本体1等に接着させることができ、皮
巻きステアリングホイールWの外観を良好にすることが
できるさらにまた、リング部本体1やスポーク部本体1
1の芯金2・12が鋼製であっても、コテ状の治具6が
小さい形状であり、治具6のカバー68を順次皮革4に
当接させて高周波誘導加熱しても、芯金2・12が高温
になり過ぎることは無い。
そのため、芯金2・12と被覆層3・13との間に被覆
層3・13の回り止め用の接着剤が塗布されていても、
その回り止め用の接着剤を劣化させる虞れが無い。
なお、実施例では、皮革4の突き合せ部位Aを縫着した
後にホットメルト接着剤5を溶融させる場合を示したが
、例えば、所定のクランプで突き合せ部位Aを保持し、
その状態でホットメルト接着剤5を溶融させて、皮革4
をリング部本体1等に接着させ、その後にクランプを外
して突き合せ部位Aを縫着しても良い。この場合、皮革
4の接着強度が十分であれば、所望により縫着しなくと
も良い。
また、利用する両面テープとして、第7図に示すように
、多数の穴が開いている基材20aを使用した両面テー
プ2oを利用するようにしても良い。この場合にも、ホ
ットメルト接着剤5が溶融すれば、基材20aの穴開き
部位で皮革4とリング部本体1等とを直接接着させるこ
とができ、十分な接着強度で皮革4をリング部本体1等
に接着させることができる。
さらに、実施例では、両面テ〜ブ1oをリング部本体1
やスポーク部本体11側に張り付ける場合を示したが、
勿論、粘着剤10bを利用して皮革4側に両面テープ1
0を張り付けて、皮巻き作業を行なっても良い。
さらにまた、実施例では、両面テープ10を利用する場
合を示したが、両面テープ1o・20等を利用すること
なく、例えば、皮革4の裏面側に直接、磁性体の粉末を
混入させた固体状態のホットメルト接着剤5をこすり付
けるように塗布しても良い。この場合、天然若しくは人
工の皮革4では、その裏面側に細かい凹凸が形成されて
おり、簡単にこすり付けることができる。そして勿論リ
ング部本体1やスポーク部本体11の外周面に所定の凹
部な形成すれば、それらのリング部本体1側等に既述の
固体状態のホットメルト接着剤5をこすり付けるように
直接塗布しても良い。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の一実施例の高周波誘導加熱時の斜
視図、 第2図は、同実施例で製造する皮巻きステアリングホイ
ールの部分断面図であり、第4図のII −11断面図
、 第3図は、同実施例で製造するステアリングホイールの
断面図であり、第4図の■−■断面図、第4図は、同実
施例で製造する皮巻きステアリングホイールの平面図、 第5図は、同実施例の皮巻き時の作業を順に示す図、 第6図は、同実施例に使用する両面テープの一部破断斜
視図、 第7図は、他の実施例に使用する両面テープの一部破断
斜視図である。 l・・・リング部本体、 4・・・皮革、 5・・・ホットメルト接着剤、 6・・・治具、 7・・・コイル、 W・・・皮巻きステアリングホイール。 特  許  出  願  人 豊田合成株式会社 第 図 W・・・反合さスアグソノク不イール 第 図 1[、I[=1 第 図 名 図 第 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 リング部本体の外周面に皮革が巻き付けられ、前記リン
    グ部本体と前記皮革との間に、前記皮革を前記リング部
    本体に接着させるためのホットメルト接着剤が介在され
    ている皮巻きステアリングホィールの製造方法であつて
    、 内部に高周波電流を通電させるコイルを配設させ、前記
    皮革を部分的に前記リング部本体側へ押圧可能とするコ
    テ状の治具を利用し、 前記ホットメルト接着剤を、磁性体の粉末を混入させた
    固体状態として前記リング部本体と前記皮革との間に介
    在させ、 その後、前記皮革を前記リング部本体に押圧させるよう
    に前記治具を前記皮革に圧接させつつ、前記コイルに高
    周波電流を通電して、前記ホットメルト接着剤を高周波
    誘導加熱により溶融させて、前記皮革を前記リング部本
    体に接着させることを特徴とする皮巻きステアリングホ
    ィールの製造方法。
JP17289090A 1990-06-29 1990-06-29 皮巻きステアリングホイールの製造方法 Pending JPH0459475A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008122167A (ja) * 2006-11-10 2008-05-29 Yokogawa Electric Corp ピーク検出回路、マルチチャネルアナライザおよび放射線測定システム
JP2019137096A (ja) * 2018-02-06 2019-08-22 日本プラスト株式会社 ハンドル用被覆部材、ハンドル、及びハンドルの製造方法

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