JPH0459166A - 鋳物の製造方法 - Google Patents

鋳物の製造方法

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JPH0459166A
JPH0459166A JP17107790A JP17107790A JPH0459166A JP H0459166 A JPH0459166 A JP H0459166A JP 17107790 A JP17107790 A JP 17107790A JP 17107790 A JP17107790 A JP 17107790A JP H0459166 A JPH0459166 A JP H0459166A
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casting
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molten metal
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Toshibumi Goshima
五嶋 俊文
Masami Uohara
魚原 政見
Risaburo Kimura
木村 利三郎
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、鋳物の製造方法に関し、特に砂型からなる鋳
型を用いて鋳造する鋳物の製造方法に関する。
〔従来技術〕
従来、鋳物の製造方法として、砂型からなる鋳型を用い
て鋳造する方法が広く採用されている。
一般に、砂型を用いて鋳物を製造する場合には、鋳型内
に溶湯を注湯後、所定時間鋳物を鋳型内冷却し、次に例
えば実開昭61−97355号公報に記載されているよ
うなパンチアウト装置を備えた分離装置を用いて鋳物を
鋳型から分離して取出し、次に鋳物を常温まで放冷し、
その後鋳物に付着した型砂を除去する。
〔発明が解決しようとする課題] 上記従来の鋳物の製造方法においては、鋳物を鋳型内冷
却する間、鋳物からの熱により型砂に含有された水分が
葵発するとともに、ベントナイトやカオリナイトなどの
粘結剤に含有された結晶水が分離して粘結剤が変質する
ことにより、鋳物の周辺に型砂の強固な凝固層が形成さ
れ、この凝固層は鋳型内冷却時間が長くなるほど厚くな
る。
第7図に示すように、鋳物を鋳型から分離するときに、
凝固層100は鋳物101に付着した状態で取出される
ため、その後鋳物を放冷する際、鋳物101の放冷性が
低下して放冷時間が長くなり鋳物製造のサイクルタイム
が長くなること、型砂の凝固層100を除去するのに多
大の労力を要すること、凝固層100の型砂は再使用で
きないので型砂の消費量が多くなること、などの問題が
ある。
本発明の目的は、鋳物に付着する凝固層を薄くして鋳物
の生産性を向上させ且つ鋳物の製造コストを低減し得る
鋳物の製造方法を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係る鋳物の製造方法は、砂型からなる鋳型を用
いて鋳造する鋳物の製造方法であって、鋳型内に溶湯を
注湯後、所定時間経過し少なくとも溶湯が凝固してから
上型と下型とを分離し、次に、上型と下型との分離状態
を所定短時間保持し、その後、上型と下型とを型合せし
て鋳物を再び鋳型内冷却するものである。
[作用] 本発明に係る鋳物の製造方法においては、鋳物を鋳造す
る際に、鋳型内に溶湯を注湯後、所定時間経過し少なく
とも溶湯が凝固してから上型と下型を分離する。次に上
型と下型との分離状態を所定短時間保持し、その後、上
型と下型とを型合せして鋳物を再び鋳型内冷却する。
このように注湯後、所定時間経過し少なくとも溶湯が凝
固してから上型と下型を分離すると、鋳物からの熱によ
り形成される型砂の凝固層の厚さが比較的小さいうちに
凝固層の外面を境界として上型と下型とが分離されるこ
とになる。
次に、上型と下型との分離状態を所定短時間保持するこ
とにより、鋳物側の型砂の凝固層と鋳物から分離された
型砂との間の温度・水分等の不連続性が助長される。そ
の後、上型と下型とを型合せして鋳物を再び鋳型内冷却
すると、新たに凝固層が拡大形成されたとしても、上記
凝固層と新たな凝固層とは不連続に形成されるので、鋳
物を鋳型から分離する際、上記薄い凝固層だけが鋳物に
付着することになる。
従って、鋳物は薄い凝固層が付着した状態で取出され、
その後短時間に常温に放冷することが出来るので、鋳物
製造のサイクルタイムを短縮化出来、鋳物から型砂の凝
固層を除去する労力を軽減でき、型砂の消費量を低減す
ることが出来る。
〔発明の効果〕
本発明に係る鋳物の製造方法によれば、以上〔作用〕の
項で説明したように、鋳物に付着する凝固層を薄くする
ことが出来るので、鋳物の放冷時間を短縮して鋳物製造
のサイクルタイムを短縮出来、鋳物から型砂の凝固層を
除去する労力を軽減でき、型砂の消費量を低減すること
が出来る。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例について図面に基いて説明する。
本実施例の鋳物の製造方法は、生砂型からなる鋳型を用
いて鋳鉄製の鋳物を鋳造する製造方法に本発明を通用し
たものである。
先ず、上記鋳型1について簡単に説明すると、第1図に
示すように、鋳型1は上型2と下型3からなり、上型2
及び下型3は、夫々鋳枠4に珪砂と水と粘結剤としての
ベントナイトなどを適量比率で配合し混練した型砂5を
型造して形成され、上型2と下型3とを型合せした状態
で、2つのキャビティ6が形成される。
次に、鋳物10の製造方法について説明する。
第1図に示すように、約1200°Cの鋳鉄の溶湯7を
収容した取鍋8により、鋳型1の湯口9から鋳型l内に
溶湯7を充填する。
次に、第2図に示すように、鋳型l内に充填された溶湯
7が凝固して形成される鋳物10を約5分間鋳型内冷却
する。
この間、鋳物10から型砂5に放出される熱により、鋳
物10の周辺の型砂5に含有された水分が蒸発するとと
もに、型砂5が約550°C以上に加熱されると、型砂
5のベントナイトに含有された結晶水が分離してベント
ナイトが変質するため、第2図に示すように型砂5の強
固な凝固層11が形成される。
第6図は、鋳型内冷却時間をパラメータとして鋳物10
からの距離と型砂5の温度分布の関係を示したもので、
注湯後5分間経過すると、凝固層11が鋳物10から約
10mmの距離内に形成される。
次に、第3図に示すように、注湯後約5分間経過したと
きにリフタ12により鋳物10とともに上型2を持ち上
げて上型2と下型3を分離し、その状態を約10秒間保
持する。尚、このとき、リフタ12に並設された吊持具
13により鋳物、10を支持する。
この間、下型3と鋳物10とは分離されるため、鋳物1
0の下側に新たに凝固層11が形成されることはない。
次に、第4図に示すように、鋳物10とともに上型2を
下降させて下型3と型合せし、その後所定時間鋳物10
を鋳型内冷却する。このとき、鋳物10の下側に新たに
凝固層が形成されたとしても、この凝固層は凝固層11
と不連続に分離した状態に形成される。
次に、第5図に示すように、鋳型1から鋳物10を取出
す。このとき、鋳物10は、凝固層11が付着した状態
で取出されるが、鋳物10の下側の凝固層11は約10
mmの薄い層になっている。
その後、鋳物10を凝固層11が付着した状態で常温ま
で放冷する。このとき、鋳物10の下側の凝固層11が
薄いので、鋳物10を短時間に放冷することが出来る。
また、放冷後、鋳@110から凝固層11を除去する場
合にも、簡単に除去することが出来る。
このように、鋳型1内に溶湯7を注湯後、所定時間経過
し少なくとも溶湯が凝固してから上型2と下型3を分離
し、その分離状態を所定短時間保持することにより、鋳
物10に付着する凝固層11を薄くすることが出来、鋳
物の放冷時間を短縮して鋳物の製造のサイクルタイムを
短縮出来、鋳物の生産性を高めることが出来、鋳物10
からの凝固層11の労力を軽減でき、型砂5の消費量を
低減することが出来る。
尚、上記鋳物の製造方法は、鋳鉄製の鋳物の製造に限ら
ず、鋳鋼や略合金製の鋳物の製造に適用出来ることは勿
論であり、また、鋳型1は乾燥型であってもよい。更に
、鋳型1の大きさ又は鋳物10の形状に応じて、注湯後
鋳型1を分離するまでの時間、及び鋳型1を分離した状
態で保持する時間を調整してもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図は本発明の実施例を示すもので、第1図
は注湯状態の鋳型の断面図、第2回は鋳型内冷却を示す
鋳型の断面図、第3図は上型と下型とを分離した状態の
鋳型の断面図、第4図は上型と下型とを再型合せした状
態の鋳型の断面図、第5図は鋳型から取出した状態の鋳
物の正面図、第6図は鋳造時の鋳物からの距離と型砂の
温度分布の関係を示すグラフ、第7図は従来技術に係る
第5図相当図である。 1・・鋳型、 2・・上型、 3・・下型、7・・溶湯
、  10・・鋳物。 第6図 鋳物からの距翻

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)砂型からなる鋳型を用いて鋳造する鋳物の製造方
    法であって、 鋳型内に溶湯を注湯後、所定時間経過し少なくとも溶湯
    が凝固してから上型と下型とを分離し、次に上型と下型
    との分離状態を所定短時間保持し、 その後、上型と下型とを型合せして鋳物を再び鋳型内冷
    却することを特徴とする鋳物の製造方法。
JP17107790A 1990-06-27 1990-06-27 鋳物の製造方法 Expired - Lifetime JP2927510B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100440524B1 (ko) * 2000-07-13 2004-07-19 세이코 엡슨 가부시키가이샤 조명 장치, 액정 장치 및 전자기기

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100440524B1 (ko) * 2000-07-13 2004-07-19 세이코 엡슨 가부시키가이샤 조명 장치, 액정 장치 및 전자기기

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JP2927510B2 (ja) 1999-07-28

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