JPH0458407A - 同軸ケーブル - Google Patents
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- JPH0458407A JPH0458407A JP2167304A JP16730490A JPH0458407A JP H0458407 A JPH0458407 A JP H0458407A JP 2167304 A JP2167304 A JP 2167304A JP 16730490 A JP16730490 A JP 16730490A JP H0458407 A JPH0458407 A JP H0458407A
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Landscapes
- Manufacturing Of Electric Cables (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、高周波信号の伝送に用いられる同軸ケーブル
に関し、特に信号の伝送速度の高速化と、多数の同軸ケ
ーブルを微小間隔をあけて配置する高密度化を促進でき
るようにした内導体、外導体の構造の改善に関する。
に関し、特に信号の伝送速度の高速化と、多数の同軸ケ
ーブルを微小間隔をあけて配置する高密度化を促進でき
るようにした内導体、外導体の構造の改善に関する。
高周波信号を伝送する場合、単純な2本の往復電線では
放射エネルギが大きくなるため、従来がら同軸ケーブル
が使用されている。この同軸ケーブルとしては、内部導
体を絶縁層で被覆し、これを外部導体で覆い、さらに外
装材で被覆する構造のものが一般的である。このような
同軸ケーブルの内部導体には、伸線加工により製造され
たCu線が一般に採用されている。
放射エネルギが大きくなるため、従来がら同軸ケーブル
が使用されている。この同軸ケーブルとしては、内部導
体を絶縁層で被覆し、これを外部導体で覆い、さらに外
装材で被覆する構造のものが一般的である。このような
同軸ケーブルの内部導体には、伸線加工により製造され
たCu線が一般に採用されている。
ところで上記同軸ケーブルの用途として、IC。
LCD等の電子回路部品の機能検査を行うテスターと、
検査用高周波信号を発止させる信号発生源とを接続する
用途がある。このような検査装置では、検査速度をより
向上させるために検査用高周波信号をより高周波化する
必要があり、またIC等の高集積化に対応できるように
同軸ケーブルのより高密度化が要請される。
検査用高周波信号を発止させる信号発生源とを接続する
用途がある。このような検査装置では、検査速度をより
向上させるために検査用高周波信号をより高周波化する
必要があり、またIC等の高集積化に対応できるように
同軸ケーブルのより高密度化が要請される。
上記高密度化に対応するには、同軸ケーブルの極細化が
必要であり、そのためには例えば上記内部導体の素線径
をより細くする必要がある。しかしながら上記従来の同
軸ケーブルの場合、内部導体を構成するCu線を極細化
すると、その表面粗度が低下し、高周波信号が表面に集
中して流れるいわゆる表皮効果により、信号波形に乱れ
が生じ易い、この波形の乱れはノイズとなって検査機能
を阻害する。この問題は検査用信号が高周波化するほど
顕著になる。そのため上記従来の同軸ケーブルでは、検
査速度の高速化及び高密度化の両方に対応するのは困難
である。
必要であり、そのためには例えば上記内部導体の素線径
をより細くする必要がある。しかしながら上記従来の同
軸ケーブルの場合、内部導体を構成するCu線を極細化
すると、その表面粗度が低下し、高周波信号が表面に集
中して流れるいわゆる表皮効果により、信号波形に乱れ
が生じ易い、この波形の乱れはノイズとなって検査機能
を阻害する。この問題は検査用信号が高周波化するほど
顕著になる。そのため上記従来の同軸ケーブルでは、検
査速度の高速化及び高密度化の両方に対応するのは困難
である。
本発明は、上記従来の問題点を解消するためになされた
もので、検査速度の高速化及び高密度化に対応できる同
軸ケーブルを提供することを目的としている。
もので、検査速度の高速化及び高密度化に対応できる同
軸ケーブルを提供することを目的としている。
本発明は、線径120.11m以下、強度100 kg
/ m”以上の金属極細線の表面を塑性加工による加工
歪を有する貴金属めっき層で被覆してなる内部導体と、
該貴金属めっき層の表面を被覆する絶縁体製の絶縁層と
、該絶縁層の表面を覆う金属製の外部導体とを備えたこ
とを特徴とする同軸ケーブルである。
/ m”以上の金属極細線の表面を塑性加工による加工
歪を有する貴金属めっき層で被覆してなる内部導体と、
該貴金属めっき層の表面を被覆する絶縁体製の絶縁層と
、該絶縁層の表面を覆う金属製の外部導体とを備えたこ
とを特徴とする同軸ケーブルである。
以下、本発明において上記各構成を採用した理由につい
て説明する。
て説明する。
■、内内導体用金属線細線して線径120μ園以下、強
度100 kg/ fi”以上のものを採用したのは、
上述の高密度化に対応するためであり、例えば低炭素二
相組織鋼線、ピアノ線、あるいはステンレス11&1等
が採用できる。この金属極細線として例えばCu線を採
用した場合は、上述のように表面粗度が低下して信号波
形に乱れが生し易く、かつその引張強度が低い点からそ
の極細化に限界があった0本発明では、上述の線径1強
度のものを採用して高密度化に対応するとともに、信号
波形の乱れに対しては後述の貴金属めっき層により対応
するようにした。
度100 kg/ fi”以上のものを採用したのは、
上述の高密度化に対応するためであり、例えば低炭素二
相組織鋼線、ピアノ線、あるいはステンレス11&1等
が採用できる。この金属極細線として例えばCu線を採
用した場合は、上述のように表面粗度が低下して信号波
形に乱れが生し易く、かつその引張強度が低い点からそ
の極細化に限界があった0本発明では、上述の線径1強
度のものを採用して高密度化に対応するとともに、信号
波形の乱れに対しては後述の貴金属めっき層により対応
するようにした。
■、金属極細線の表面に、加工歪を有する貴金属めっき
層を形成したのは、信号波形の乱れを防止し、信号のよ
り高周波化を実現するためであり、この貴金属めっき層
としては、例えばAu、Ag、pt等が採用できる。
層を形成したのは、信号波形の乱れを防止し、信号のよ
り高周波化を実現するためであり、この貴金属めっき層
としては、例えばAu、Ag、pt等が採用できる。
上記貴金属めっき層を形成したのは、金属極細線の表面
粗度を小さくして上述の表皮効果により該めっき層部分
を流れる高周波信号の波形の乱れを防止するためである
。しかしながら単にめっきしただけの状態では、上記表
面粗度を十分に小さくできない、これに対して上記貴金
属めっき層に加工歪を付与すれば表面粗度が大幅に改善
されることが判明した。この理由は以下のとおりである
。
粗度を小さくして上述の表皮効果により該めっき層部分
を流れる高周波信号の波形の乱れを防止するためである
。しかしながら単にめっきしただけの状態では、上記表
面粗度を十分に小さくできない、これに対して上記貴金
属めっき層に加工歪を付与すれば表面粗度が大幅に改善
されることが判明した。この理由は以下のとおりである
。
即ち、めっき処理しただけのめっき層は、無数のピンホ
ールを有するポーラス状になっており、そのためポーラ
ス内にめっき処理工程時に発生する水素が吸蔵され、あ
るいは空気が残留することとなり、この水素等が表面粗
度に悪影響を与える。
ールを有するポーラス状になっており、そのためポーラ
ス内にめっき処理工程時に発生する水素が吸蔵され、あ
るいは空気が残留することとなり、この水素等が表面粗
度に悪影響を与える。
これに対して、本発明のように加工歪を付与すると、上
記ピンホール等が潰されて無くなり、また加工歪付与時
の加工熱によって吸蔵されていた水素等が放出され、こ
れにより水素等を含まない緻密なめっき層が得られ、そ
の結果表面粗度を改善できる。
記ピンホール等が潰されて無くなり、また加工歪付与時
の加工熱によって吸蔵されていた水素等が放出され、こ
れにより水素等を含まない緻密なめっき層が得られ、そ
の結果表面粗度を改善できる。
なお上記貴金属めっき層の加工歪は、例えば金属極細線
の製造工程において、線材を冷間伸線する前に予め貴金
属めっき処理を施し、これを伸線加工、即ち塑性加工す
ることによって付与できる。
の製造工程において、線材を冷間伸線する前に予め貴金
属めっき処理を施し、これを伸線加工、即ち塑性加工す
ることによって付与できる。
また、上記貴金属めっき層と金属極細線との間に下地と
してNi めっき層を形成するのが好ましい。
してNi めっき層を形成するのが好ましい。
このNiめっき層によって、金属極細線と貴金属めっき
層のとの密着性が改善される。
層のとの密着性が改善される。
■、上記絶縁材としては例えばテフロン等の樹脂材が、
外部導体としてはAu、Cu等がそれぞれ採用できる。
外部導体としてはAu、Cu等がそれぞれ採用できる。
なおこの外部導体は、必ずしも絶縁層の外表面全体を覆
う必要はなく、例えば網目状に形成してもよい。
う必要はなく、例えば網目状に形成してもよい。
本発明に係る同軸ケーブルによれば、内導体として12
0μ−以下、100 Tu/ wm”以上の金属極細線
に加工歪を有する貴金属めっき層を形成した構造のもの
を採用したので、内導体を極細化した分だけケーブル自
体の直径が小さくなり、高密度化に対応できる。
0μ−以下、100 Tu/ wm”以上の金属極細線
に加工歪を有する貴金属めっき層を形成した構造のもの
を採用したので、内導体を極細化した分だけケーブル自
体の直径が小さくなり、高密度化に対応できる。
このように内導体を極細化した場合、従来の同軸ケーブ
ルでは、内導体の表面性状が悪化して信号波形の乱れが
生じ昌くなり、信号の高周波化に支障が生じる問題があ
ったが、本発明では上記金属極細線の表面を加工歪を有
する貴金属めっき層で覆ったので、表面性状が改善され
、信号波形の乱れを防止でき、信号の高周波化に対応で
きる。
ルでは、内導体の表面性状が悪化して信号波形の乱れが
生じ昌くなり、信号の高周波化に支障が生じる問題があ
ったが、本発明では上記金属極細線の表面を加工歪を有
する貴金属めっき層で覆ったので、表面性状が改善され
、信号波形の乱れを防止でき、信号の高周波化に対応で
きる。
以下、本発明の実施例を図について説明する。
第1図ないし第3図は本発明の一実施例による同軸ケー
ブルを示す図であり、第1図は同軸ケーブルの縦断面図
、第2図はその横断面図、第3図は該同軸ケーブルを利
用した検査装置の概略構成図である。
ブルを示す図であり、第1図は同軸ケーブルの縦断面図
、第2図はその横断面図、第3図は該同軸ケーブルを利
用した検査装置の概略構成図である。
図において、1は検査装置本体であるプローブカード、
2は該プローブカード1による検査動作を制御する検査
制御装置、3は上記プローブカード1と検査制御装置2
とを接続する同軸ケーブルである。
2は該プローブカード1による検査動作を制御する検査
制御装置、3は上記プローブカード1と検査制御装置2
とを接続する同軸ケーブルである。
上記検査制御装置2は、検査用高周波信号を発生する信
号発生fi2aと、信号の送受タイミングの制御及び被
検査体であるICチップ4の機能判断を行うCPU2
b等を備えている。また上記プローブカード1は、開口
6aを存する円盤状の基板6と、上記開口6aの周囲に
その先端が位置するように放射状に配置固定されたプロ
ーブピン5とから構成されており、該各プローブビン5
は、その先端が上記開口6a内に配置されたICチップ
4の外部端子4aに当接するように位置決めされている
。また上記プローブピン5の後端部は上記基板6上にパ
ターン形成された外部導出用ストリップライン7で基板
6の外周部に導出されている。そしてこの各ストリップ
ライン7はコネクタ8を介して上記同軸ケーブル3に接
続されている。
号発生fi2aと、信号の送受タイミングの制御及び被
検査体であるICチップ4の機能判断を行うCPU2
b等を備えている。また上記プローブカード1は、開口
6aを存する円盤状の基板6と、上記開口6aの周囲に
その先端が位置するように放射状に配置固定されたプロ
ーブピン5とから構成されており、該各プローブビン5
は、その先端が上記開口6a内に配置されたICチップ
4の外部端子4aに当接するように位置決めされている
。また上記プローブピン5の後端部は上記基板6上にパ
ターン形成された外部導出用ストリップライン7で基板
6の外周部に導出されている。そしてこの各ストリップ
ライン7はコネクタ8を介して上記同軸ケーブル3に接
続されている。
上記同軸ケーブル3は、金属極細線9の表面に下地とし
てNiめっき層10を形成し、さらにこのめっき層10
をAgめっき層11で被覆してなる内導体12と、該内
導体12の表面を被覆する絶縁層13と、該絶縁層13
の外表面を被覆する外導体14と、さらにこの外導体1
4の外表面を被覆する外装層15とから構成されている
。
てNiめっき層10を形成し、さらにこのめっき層10
をAgめっき層11で被覆してなる内導体12と、該内
導体12の表面を被覆する絶縁層13と、該絶縁層13
の外表面を被覆する外導体14と、さらにこの外導体1
4の外表面を被覆する外装層15とから構成されている
。
上記金属極細&I9は、線径120μ−以下の低炭素二
相組織tawAからなるものである。この低炭素−相組
1uuaは、重量%テC: 0.001〜0.005%
、Si:3.0%以下、Mn:5.0%以下、残部Fe
及び不可避的不純物からなる線径3.0〜6.0 mの
線材を一次熱処理、及び−次冷間伸線、二次熱処理。
相組織tawAからなるものである。この低炭素−相組
1uuaは、重量%テC: 0.001〜0.005%
、Si:3.0%以下、Mn:5.0%以下、残部Fe
及び不可避的不純物からなる線径3.0〜6.0 mの
線材を一次熱処理、及び−次冷間伸線、二次熱処理。
及び二次冷間伸、線により線径15〜120 μ−に強
加工して製造されたものである。これは上記強加工によ
り生じた加工歪がセル方向に繊維状に配列された繊維状
微細金属組織を形成しており、かつ上記加工セルの大き
さ、繊維間隔がそれぞれ5〜100人、50〜1000
人であり、さらに引張強力が300〜600 kg/鶴
寞である。
加工して製造されたものである。これは上記強加工によ
り生じた加工歪がセル方向に繊維状に配列された繊維状
微細金属組織を形成しており、かつ上記加工セルの大き
さ、繊維間隔がそれぞれ5〜100人、50〜1000
人であり、さらに引張強力が300〜600 kg/鶴
寞である。
上記Niめっき層10は主として貴金属めっき層11の
密着性を改善するために設けられたものであり、これら
のめっき層10.11は上記冷間伸線加工した際の塑性
加工による加工歪を有している。即ち、上記両めっき層
10.11は、伸線加工の前工程において線材にめっき
処理により例えば4μ■程度づつ形成し、これを−次、
二次冷間伸線することにより、例えば1μm程度の厚さ
に引き延ばしてなるものである。これによりめっき処理
時に生じたピンホールが上記伸線加工時に潰されて欠陥
のない良好なめっき層となっている。
密着性を改善するために設けられたものであり、これら
のめっき層10.11は上記冷間伸線加工した際の塑性
加工による加工歪を有している。即ち、上記両めっき層
10.11は、伸線加工の前工程において線材にめっき
処理により例えば4μ■程度づつ形成し、これを−次、
二次冷間伸線することにより、例えば1μm程度の厚さ
に引き延ばしてなるものである。これによりめっき処理
時に生じたピンホールが上記伸線加工時に潰されて欠陥
のない良好なめっき層となっている。
また上記絶縁層13は例えばテフロン等の絶縁性樹脂か
らなり、上記外部導体14はCu、Ag等のめっき層で
構成されている。なお、この外部導体14は、例えばC
u シートを綱状の編んでなるもの、あるいはCoパイ
プで構成することもできる。さらにまた、上記外装層1
5は例えば上記絶縁層13と同一の樹脂で構成すること
ができる。
らなり、上記外部導体14はCu、Ag等のめっき層で
構成されている。なお、この外部導体14は、例えばC
u シートを綱状の編んでなるもの、あるいはCoパイ
プで構成することもできる。さらにまた、上記外装層1
5は例えば上記絶縁層13と同一の樹脂で構成すること
ができる。
次に本実施例の作用効果について説明する。
本実施例の検査装置では、CPU2 bからの制御信号
に応じた周波数を有する検査用高周波が発生され、この
高周波信号が同軸ケーブル3からプローブカード1のス
トリップライン7、プローブピン5を介してICチップ
4に供給され、該チップ4の機能検査が行われる。この
場合、上記高周波信号は同軸ケーブル3においては内湯
体12の表皮部分を流れる。従って内導体の外表面部分
は、表面粗度の極めて小さい平滑な表面であることが要
請される。仮にこの外表面部分の平滑度が低い場合は、
検査用信号が高周波になるほどその波形に乱れが生じ、
そのため検査の高速化に対応することができない0本実
施例の内湯体12の外表面は、加工歪を有する貴金属め
っき層11で構成されており、該めっき層11はピンホ
ール等の無い緻密で平滑度の高い層になっており、従っ
て信号の周波数が高くなっても波形の乱れを防止でき、
上述の高速化の要請に応えることができる。
に応じた周波数を有する検査用高周波が発生され、この
高周波信号が同軸ケーブル3からプローブカード1のス
トリップライン7、プローブピン5を介してICチップ
4に供給され、該チップ4の機能検査が行われる。この
場合、上記高周波信号は同軸ケーブル3においては内湯
体12の表皮部分を流れる。従って内導体の外表面部分
は、表面粗度の極めて小さい平滑な表面であることが要
請される。仮にこの外表面部分の平滑度が低い場合は、
検査用信号が高周波になるほどその波形に乱れが生じ、
そのため検査の高速化に対応することができない0本実
施例の内湯体12の外表面は、加工歪を有する貴金属め
っき層11で構成されており、該めっき層11はピンホ
ール等の無い緻密で平滑度の高い層になっており、従っ
て信号の周波数が高くなっても波形の乱れを防止でき、
上述の高速化の要請に応えることができる。
また上述のように貴金属めっき層11が加工歪を有して
いることから、該めっき層11と樹脂との密着性が向上
し、この点から絶縁層13の厚さを長さ方向に均一化で
き、その結果同軸ケーブル自体のインピーダンスが長さ
方向に一定となり、伝送特性が向上する。
いることから、該めっき層11と樹脂との密着性が向上
し、この点から絶縁層13の厚さを長さ方向に均一化で
き、その結果同軸ケーブル自体のインピーダンスが長さ
方向に一定となり、伝送特性が向上する。
さらにまた本実施例では、内部導体12を構成する金属
極細線9として、引張強度の極めて大きい低炭素二相組
織銅線を採用したので、必要な強度を確保しなから線径
15〜120μmへの極細化が容易であり、従って同軸
ケーブル3全体の外径も小さくでき、高密度化に対応で
きる。また上記金属極細線9は靭性が高いので、高い柔
軟性が得られ、上記プローブカード1と検査装置2との
接続が容易である。
極細線9として、引張強度の極めて大きい低炭素二相組
織銅線を採用したので、必要な強度を確保しなから線径
15〜120μmへの極細化が容易であり、従って同軸
ケーブル3全体の外径も小さくでき、高密度化に対応で
きる。また上記金属極細線9は靭性が高いので、高い柔
軟性が得られ、上記プローブカード1と検査装置2との
接続が容易である。
なお、上記実施例では金属極細線の表面に下地としてN
iめっき層を形成したが、本発明の同軸ケーブルではこ
のNiめっき層は必ずしも必要ないものであり、要は金
属極細線の表面を加工歪を有する貴金属めっき層で被覆
すればよい。
iめっき層を形成したが、本発明の同軸ケーブルではこ
のNiめっき層は必ずしも必要ないものであり、要は金
属極細線の表面を加工歪を有する貴金属めっき層で被覆
すればよい。
以上のように本発明に係る同軸ケーブルによれば、内導
体の芯線として、直径120μ−以下、弓張強度100
kg/ m”以上の金属極細線を採用するとともに、
該金属極細線の表面を加工歪を有する貴金属めっき層で
被覆したので、上記芯線を極細化しながら高周波信号の
伝送する表皮部分の表面粗度を小さくして信号波形の乱
れを防止でき、高密度化を図りながら高速化を促進でき
る効果がある。
体の芯線として、直径120μ−以下、弓張強度100
kg/ m”以上の金属極細線を採用するとともに、
該金属極細線の表面を加工歪を有する貴金属めっき層で
被覆したので、上記芯線を極細化しながら高周波信号の
伝送する表皮部分の表面粗度を小さくして信号波形の乱
れを防止でき、高密度化を図りながら高速化を促進でき
る効果がある。
第1図ないし第3図は本発明の一実施例を説明するため
の図であり、第1図は該実施例同軸ケーブルの断面側面
図、第2図はその断面正面図、第3図は該実施例同軸ケ
ーブルを使用したrcチップ検査装置の概略構成図であ
る。 図において、3は同軸ケーブル、9は金属極細線、11
は貴金属めっき層、12は内部導体、13は絶縁層、1
4は外部導体である。 第1図 第2図 特許出願人 株式会社神戸製鋼所 代理人 弁理士 下布 努 第3図
の図であり、第1図は該実施例同軸ケーブルの断面側面
図、第2図はその断面正面図、第3図は該実施例同軸ケ
ーブルを使用したrcチップ検査装置の概略構成図であ
る。 図において、3は同軸ケーブル、9は金属極細線、11
は貴金属めっき層、12は内部導体、13は絶縁層、1
4は外部導体である。 第1図 第2図 特許出願人 株式会社神戸製鋼所 代理人 弁理士 下布 努 第3図
Claims (1)
- (1)線径120μm以下、強度100kg/mm^2
以上の金属極細線の表面を塑性加工による加工歪を有す
る貴金属めっき層で被覆してなる内部導体と、該貴金属
めっき層の表面を被覆する絶縁体製の絶縁層と、該絶縁
層の表面を覆う金属製の外部導体とを備えたことを特徴
とする同軸ケーブル。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2167304A JPH0458407A (ja) | 1990-06-26 | 1990-06-26 | 同軸ケーブル |
CA002045209A CA2045209C (en) | 1990-06-26 | 1991-06-21 | Coaxial cable |
US07/719,629 US5146048A (en) | 1990-06-26 | 1991-06-24 | Coaxial cable having thin strong noble metal plated inner conductor |
DE69120154T DE69120154T2 (de) | 1990-06-26 | 1991-06-26 | Koaxialkabel |
EP91305796A EP0465113B1 (en) | 1990-06-26 | 1991-06-26 | Coaxial cable |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2167304A JPH0458407A (ja) | 1990-06-26 | 1990-06-26 | 同軸ケーブル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0458407A true JPH0458407A (ja) | 1992-02-25 |
Family
ID=15847271
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2167304A Pending JPH0458407A (ja) | 1990-06-26 | 1990-06-26 | 同軸ケーブル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0458407A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020088716A1 (de) * | 2018-11-02 | 2020-05-07 | Klaus Faber AG | VERFAHREN ZUR ELEKTRISCHEN MESSUNG UND VERWENDUNG EINER MESSTECHNIK ZUR BESTIMMUNG DES VERSCHLEIßZUSTANDES VON ELEKTRISCHEN LEITUNGEN, SOWIE KABELVERSCHLEIßZUSTANDSMESSVORRICHTUNG |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62109983A (ja) * | 1985-11-06 | 1987-05-21 | Kobe Steel Ltd | ブラスメツキ極細鋼線及びその製造方法 |
JPS6316503A (ja) * | 1986-07-07 | 1988-01-23 | 住友電気工業株式会社 | 音響・画像機器用導体の製造方法 |
JPH0238594A (ja) * | 1988-07-27 | 1990-02-07 | Fujikura Ltd | リード線の製造方法 |
-
1990
- 1990-06-26 JP JP2167304A patent/JPH0458407A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62109983A (ja) * | 1985-11-06 | 1987-05-21 | Kobe Steel Ltd | ブラスメツキ極細鋼線及びその製造方法 |
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JPH0238594A (ja) * | 1988-07-27 | 1990-02-07 | Fujikura Ltd | リード線の製造方法 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020088716A1 (de) * | 2018-11-02 | 2020-05-07 | Klaus Faber AG | VERFAHREN ZUR ELEKTRISCHEN MESSUNG UND VERWENDUNG EINER MESSTECHNIK ZUR BESTIMMUNG DES VERSCHLEIßZUSTANDES VON ELEKTRISCHEN LEITUNGEN, SOWIE KABELVERSCHLEIßZUSTANDSMESSVORRICHTUNG |
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