JPH0458352B2 - - Google Patents
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- JPH0458352B2 JPH0458352B2 JP14115085A JP14115085A JPH0458352B2 JP H0458352 B2 JPH0458352 B2 JP H0458352B2 JP 14115085 A JP14115085 A JP 14115085A JP 14115085 A JP14115085 A JP 14115085A JP H0458352 B2 JPH0458352 B2 JP H0458352B2
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- fire extinguishing
- cmhec
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Landscapes
- Fire-Extinguishing Compositions (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、山火事および森林火災などの林野火
災における空中消火液に関するものである。更に
詳しくは、増粘剤としてカルボキシメチルヒドロ
キシエチルセルロース(以下CMHECと略す)を
含有する、林野火災などに対して消火効果の優れ
た空中消火用の消火液に関するものである。 (従来の技術および問題点) 近年、森林、やぶ、草原、山野などの林野地域
の火災が増加し、毎年莫大な損害をひきおこして
おり、貴重な木材資源が失なわれるばかりでな
く、しばしば民家、事業建築物および貴い人命ま
でも失なわれている。このような林野火災は都市
火災と異なり、火点が遠隔地で充分な消火設備が
ない場合が多く、一般に林野火災の消火方法とし
ては、大型のフレコンバツクを火点に搬入し、海
水、川水、湖水および一般用水を用いて消火剤を
溶解した後、ヘリコプターや飛行艇などにより、
空中から消火液を散布する空中消火方法が有効で
あることが多られている。 かかる空中消火の際に用いる消火液は火災発生
時に迅速に溶解、調合ができて、適度の粘性を持
ち、空中散布時に飛散を防止して目的の場所に落
下すること、および散布された樹木に付着し展着
して、しかも消火液中の水分の蒸発を抑制するも
のであることが必要である。それ故かかる消火液
は主剤であるリン酸アンモニウムなどの消火剤を
溶解した水溶液に、粘度を付与するための増粘剤
を添加することが不可欠である。 このような目的の増粘剤として、従来からカル
ボキシメチルセルロースナトリウム塩(以下
CMCと略す)が主として用いられている。しか
し、増粘剤として最も広く一般に使用されている
CMCは、消火剤であるリン酸アンモニウムなど
の塩類との相溶性が悪く、塩の共存によつて消火
液の粘度が著しく低下するという大きな問題点が
あり、そのため十分な増粘効果を得られないとい
う欠点があつた。 (問題点を解決するための手段) 本発明者らは、これらの問題点を解決すべく鋭
意検討の結果、リン酸アンモニウム塩を水に溶解
してなる空中消火用消火液に、増粘剤として
CMHECを使用することにより、増粘性が高く、
消火剤との相溶性が良好で、リン酸アンモニウム
塩や海水との混合によつても粘度低下を起こさな
いことを見出し、本発明を完成するに到つた。す
なわち、本発明はカルボキシメチルセルロースを
含有してなることを特徴とする林野火災空中消火
用消火液である。さらに詳しくは、(A)水100重量
部、(B)消火剤1〜30重量部および(C)増粘剤として
CMHEC0.1〜10重量部よりなる林野火災空中消
火用消火液である。 本発明において消火剤としては、リン酸−水素
アンモニウム(DAP)、リン酸二水素アンモニウ
ム(MAP)などのリン酸アンモニウム塩や硫酸
アンモニウムなど、従来から一般に用いられてい
る消火効果の高い消火剤を単独あるいは混合して
使用することができる。消火剤の配合量は、水
100重量部に対して1〜30重量部、好ましくは5
〜20重量部である。消火剤が1重量部未満では消
火液の消火能力が十分でない。また、消火剤が30
重量部を越えると増粘剤の粘度低下を起すので好
ましくない。 本発明に使用するCMHECは公知の方法(例え
ば、米国特許第2618632号、米国特許第3446795
号、特公昭48−18586号公報記載の方法)に従つ
てセルロースをアルカリセルロースにした後、エ
チレンオキサイドでヒドロキシエチル化し、更に
モノクロル酢酸を反応させてカルボキシメチル化
してCMHECとする。または、アルカリセルロー
スをモノクロル酢酸でカルボキシメチル化した
後、更にエチレンオキサイドを反応させてヒドロ
キシエチル化することによつてCMHECが得られ
る。なお、カルボキシメチル基はアルカリ金属塩
の形であつて通常はナトリウム塩である。また、
林野火災の空中消火用消火液に適した粘度は、空
中から散布したときに消火液が飛散しすぎないよ
うに通常100〜3000cpsである。そのため本発明に
おいてはCMHECの配合量は水100重量部に対し
て0.1〜10重量部が適当である。ここでCMHEC
の配合量が0.1重量部未満では消火液に十分な粘
度が付与できない。また、10重量部を越えると消
火液の粘度が高くなりすぎて均一な散布が不可能
となる。 本発明に使用するCMHECは、グルコース単位
当りのカルボキシメチル基の置換度(以下CM基
のDSと略す)が0.1〜2.5で、グルクース単位当り
のヒドロキシエチル基の置換モル数(以下HE基
のMSと略す)が0.1〜7.0である。CM基のDSが
0.1より小さいと耐塩性が劣り、CM基のDSが2.5
より大きくなると製造が困難である。また、HE
基のMSが0.1より小さくなると水に対する溶解性
が悪くなり、HE基のMSが7.0より大きくなると、
エチレンオキサイドの置換率が著しく低下して不
経済である。 さらに本発明のCMHECは、1%水溶液の25℃
における粘度が10cps以上8000cps以下の範囲のも
のが適当である。 なお、上記の水、消火剤およびCMHECよりな
る本発明の消火液の調製法は次の三方法があげら
れる。すなわち、第一の方法は、初めに水と
CMHECを混合撹拌して、CMHECの水溶液を作
り、これにあとから消火剤を加えて撹拌して溶解
する。第二の方法は、初めに水と消火剤を混合撹
拌して消火剤の水溶液を作り、これにあとから
CMHECの粉末を添加し、撹拌して溶解する。第
三の方法は、消火剤としてCMHECとをあらかじ
め粉末同士で混合しておいたものを水に溶解させ
る。いずれの方法でも調合可能であるが、好まし
くは第二の方法で、まず水に消火剤を添加し、撹
拌機により混合撹拌して消火剤の水溶液を調合
し、これに本発明のCMHECを溶解して消火液を
調合するのが良い方法である。なお、ここで用い
る水は通常の真水のみならず、海水であつても何
ら差支えない。 (実施例) 以下に実施例をあげて本発明を説明明する。 なお、例中の部および%は重量基準を意味す
る。 実施例 1 水100部に、消火剤としてリン酸一水素アンモ
ニウムを12部添加して、撹拌機により完溶するま
で撹拌を行つた。その後、CM基のDSが0.45で、
HE基のMSが2.5のCMHEC(1%水溶液粘度
860cps)を1部添加して、完溶するまで撹拌溶液
した後、粘度を測定した。結果は第1表に示す通
りで、本発明のCMHECは消火剤のリン酸一水素
アンモニウムによる粘度低下がなく、優れた増粘
効果を示した。また、この消火液を25℃で1カ月
間放置した後、粘度を測定した結果は第1表に示
す通りで、粘度低下は殆んどなく、安定性が良好
で透明性も優れていた。 この消火液をけやきの葉に散布して付着状況を
試験した結果、タレることもなく良好な展着性を
示した。 実施例 2〜10 増粘剤として第1表に示す各種のCM基のDS
とHE基のMSをもつCMHECを使用して、実施
例1と同様に消火液を調合した結果、いずれも増
粘効果が高く、1カ月後の経日安定性が良好で、
透明性も優れていた。また、消火液をけやきの葉
に散布して付着状態を試験した結果、タレもなく
展着性は優良であつた。 比較例 1〜4 増粘剤として第1表に示す各種のDSをもつ
CMCを使用して、実施例1と同様に消火液を調
合した結果、いずれも増粘効果が劣り、1カ月後
の粘度低下が大きく、透明性も不良であつた。ま
た、消火液の展着性はタレがひどく、殆んど付着
せずに不良であつた。 【表】
災における空中消火液に関するものである。更に
詳しくは、増粘剤としてカルボキシメチルヒドロ
キシエチルセルロース(以下CMHECと略す)を
含有する、林野火災などに対して消火効果の優れ
た空中消火用の消火液に関するものである。 (従来の技術および問題点) 近年、森林、やぶ、草原、山野などの林野地域
の火災が増加し、毎年莫大な損害をひきおこして
おり、貴重な木材資源が失なわれるばかりでな
く、しばしば民家、事業建築物および貴い人命ま
でも失なわれている。このような林野火災は都市
火災と異なり、火点が遠隔地で充分な消火設備が
ない場合が多く、一般に林野火災の消火方法とし
ては、大型のフレコンバツクを火点に搬入し、海
水、川水、湖水および一般用水を用いて消火剤を
溶解した後、ヘリコプターや飛行艇などにより、
空中から消火液を散布する空中消火方法が有効で
あることが多られている。 かかる空中消火の際に用いる消火液は火災発生
時に迅速に溶解、調合ができて、適度の粘性を持
ち、空中散布時に飛散を防止して目的の場所に落
下すること、および散布された樹木に付着し展着
して、しかも消火液中の水分の蒸発を抑制するも
のであることが必要である。それ故かかる消火液
は主剤であるリン酸アンモニウムなどの消火剤を
溶解した水溶液に、粘度を付与するための増粘剤
を添加することが不可欠である。 このような目的の増粘剤として、従来からカル
ボキシメチルセルロースナトリウム塩(以下
CMCと略す)が主として用いられている。しか
し、増粘剤として最も広く一般に使用されている
CMCは、消火剤であるリン酸アンモニウムなど
の塩類との相溶性が悪く、塩の共存によつて消火
液の粘度が著しく低下するという大きな問題点が
あり、そのため十分な増粘効果を得られないとい
う欠点があつた。 (問題点を解決するための手段) 本発明者らは、これらの問題点を解決すべく鋭
意検討の結果、リン酸アンモニウム塩を水に溶解
してなる空中消火用消火液に、増粘剤として
CMHECを使用することにより、増粘性が高く、
消火剤との相溶性が良好で、リン酸アンモニウム
塩や海水との混合によつても粘度低下を起こさな
いことを見出し、本発明を完成するに到つた。す
なわち、本発明はカルボキシメチルセルロースを
含有してなることを特徴とする林野火災空中消火
用消火液である。さらに詳しくは、(A)水100重量
部、(B)消火剤1〜30重量部および(C)増粘剤として
CMHEC0.1〜10重量部よりなる林野火災空中消
火用消火液である。 本発明において消火剤としては、リン酸−水素
アンモニウム(DAP)、リン酸二水素アンモニウ
ム(MAP)などのリン酸アンモニウム塩や硫酸
アンモニウムなど、従来から一般に用いられてい
る消火効果の高い消火剤を単独あるいは混合して
使用することができる。消火剤の配合量は、水
100重量部に対して1〜30重量部、好ましくは5
〜20重量部である。消火剤が1重量部未満では消
火液の消火能力が十分でない。また、消火剤が30
重量部を越えると増粘剤の粘度低下を起すので好
ましくない。 本発明に使用するCMHECは公知の方法(例え
ば、米国特許第2618632号、米国特許第3446795
号、特公昭48−18586号公報記載の方法)に従つ
てセルロースをアルカリセルロースにした後、エ
チレンオキサイドでヒドロキシエチル化し、更に
モノクロル酢酸を反応させてカルボキシメチル化
してCMHECとする。または、アルカリセルロー
スをモノクロル酢酸でカルボキシメチル化した
後、更にエチレンオキサイドを反応させてヒドロ
キシエチル化することによつてCMHECが得られ
る。なお、カルボキシメチル基はアルカリ金属塩
の形であつて通常はナトリウム塩である。また、
林野火災の空中消火用消火液に適した粘度は、空
中から散布したときに消火液が飛散しすぎないよ
うに通常100〜3000cpsである。そのため本発明に
おいてはCMHECの配合量は水100重量部に対し
て0.1〜10重量部が適当である。ここでCMHEC
の配合量が0.1重量部未満では消火液に十分な粘
度が付与できない。また、10重量部を越えると消
火液の粘度が高くなりすぎて均一な散布が不可能
となる。 本発明に使用するCMHECは、グルコース単位
当りのカルボキシメチル基の置換度(以下CM基
のDSと略す)が0.1〜2.5で、グルクース単位当り
のヒドロキシエチル基の置換モル数(以下HE基
のMSと略す)が0.1〜7.0である。CM基のDSが
0.1より小さいと耐塩性が劣り、CM基のDSが2.5
より大きくなると製造が困難である。また、HE
基のMSが0.1より小さくなると水に対する溶解性
が悪くなり、HE基のMSが7.0より大きくなると、
エチレンオキサイドの置換率が著しく低下して不
経済である。 さらに本発明のCMHECは、1%水溶液の25℃
における粘度が10cps以上8000cps以下の範囲のも
のが適当である。 なお、上記の水、消火剤およびCMHECよりな
る本発明の消火液の調製法は次の三方法があげら
れる。すなわち、第一の方法は、初めに水と
CMHECを混合撹拌して、CMHECの水溶液を作
り、これにあとから消火剤を加えて撹拌して溶解
する。第二の方法は、初めに水と消火剤を混合撹
拌して消火剤の水溶液を作り、これにあとから
CMHECの粉末を添加し、撹拌して溶解する。第
三の方法は、消火剤としてCMHECとをあらかじ
め粉末同士で混合しておいたものを水に溶解させ
る。いずれの方法でも調合可能であるが、好まし
くは第二の方法で、まず水に消火剤を添加し、撹
拌機により混合撹拌して消火剤の水溶液を調合
し、これに本発明のCMHECを溶解して消火液を
調合するのが良い方法である。なお、ここで用い
る水は通常の真水のみならず、海水であつても何
ら差支えない。 (実施例) 以下に実施例をあげて本発明を説明明する。 なお、例中の部および%は重量基準を意味す
る。 実施例 1 水100部に、消火剤としてリン酸一水素アンモ
ニウムを12部添加して、撹拌機により完溶するま
で撹拌を行つた。その後、CM基のDSが0.45で、
HE基のMSが2.5のCMHEC(1%水溶液粘度
860cps)を1部添加して、完溶するまで撹拌溶液
した後、粘度を測定した。結果は第1表に示す通
りで、本発明のCMHECは消火剤のリン酸一水素
アンモニウムによる粘度低下がなく、優れた増粘
効果を示した。また、この消火液を25℃で1カ月
間放置した後、粘度を測定した結果は第1表に示
す通りで、粘度低下は殆んどなく、安定性が良好
で透明性も優れていた。 この消火液をけやきの葉に散布して付着状況を
試験した結果、タレることもなく良好な展着性を
示した。 実施例 2〜10 増粘剤として第1表に示す各種のCM基のDS
とHE基のMSをもつCMHECを使用して、実施
例1と同様に消火液を調合した結果、いずれも増
粘効果が高く、1カ月後の経日安定性が良好で、
透明性も優れていた。また、消火液をけやきの葉
に散布して付着状態を試験した結果、タレもなく
展着性は優良であつた。 比較例 1〜4 増粘剤として第1表に示す各種のDSをもつ
CMCを使用して、実施例1と同様に消火液を調
合した結果、いずれも増粘効果が劣り、1カ月後
の粘度低下が大きく、透明性も不良であつた。ま
た、消火液の展着性はタレがひどく、殆んど付着
せずに不良であつた。 【表】
Claims (1)
- 1 カルボキシメチルヒドロキシエチルセルロー
スを含有してなることを特徴とする林野火災空中
消火用消火液。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14115085A JPS622973A (ja) | 1985-06-27 | 1985-06-27 | 林野火災空中消火用消火液 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14115085A JPS622973A (ja) | 1985-06-27 | 1985-06-27 | 林野火災空中消火用消火液 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS622973A JPS622973A (ja) | 1987-01-08 |
JPH0458352B2 true JPH0458352B2 (ja) | 1992-09-17 |
Family
ID=15285303
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14115085A Granted JPS622973A (ja) | 1985-06-27 | 1985-06-27 | 林野火災空中消火用消火液 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS622973A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH061943U (ja) * | 1992-06-22 | 1994-01-14 | 積水化学工業株式会社 | 弁 |
WO2002085460A1 (fr) * | 2001-04-20 | 2002-10-31 | Kohjin Co., Ltd. | Agent d'extinction d'incendie, eau pour extinction d'incendie et procede d'extinction d'incendie |
JP2014230579A (ja) * | 2013-05-28 | 2014-12-11 | 信越化学工業株式会社 | 延焼抑制剤水溶液 |
-
1985
- 1985-06-27 JP JP14115085A patent/JPS622973A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS622973A (ja) | 1987-01-08 |
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