JPH045784B2 - - Google Patents
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- JPH045784B2 JPH045784B2 JP58198073A JP19807383A JPH045784B2 JP H045784 B2 JPH045784 B2 JP H045784B2 JP 58198073 A JP58198073 A JP 58198073A JP 19807383 A JP19807383 A JP 19807383A JP H045784 B2 JPH045784 B2 JP H045784B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- component
- acid
- mol
- treatment
- fibers
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)
- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
- Artificial Filaments (AREA)
Description
本発明は、変性ポリエステル繊維製品の処理法
に関するものであり、更に詳しくは変性ポリエス
テル繊維製品のピリングを防止する処理法に関す
る。 ポリエステル系繊維はセルロール繊維、羊毛の
ような天然繊維にない優れた物理的性質たとえば
優れた寸法安定性、防しわ性、強伸度等を有する
ことから衣料用、産業資料用等として広く用いら
れているが、強伸度が大きい故にことに短繊維を
衣料用として用いるときピリングを発生し易く、
外観品位や手触り等を著しく損う欠点を有してい
る。ピリング発生の傾向は組織によつても異な
り、通常平織物はそれほど目立たないが、綾織
物、朱子織物や編地の場合に特に顕著であり、商
品化を困難にしている。 従来、ポリエステル系繊維のピリング防止につ
いても以前から種々提案されている。ピリング防
止法を大別すると布帛を合成高分子で処理して組
織から単繊維が引き出されるのを防止する方法、
繊維製造段階または後加工により繊維強度を下げ
てピリングが発生しても天然繊維同様すぐ脱落す
るようにする方法が知られている。しかし、前者
の方法については組織的限定や合成高分子を付与
することによる風合変化があるばかりか耐久性も
不充分であり実用的でない。したがつて、後者の
方法について提案が主として行われている。しか
し、繊維製造段階で重合度を低くし強度を下げる
と紡糸時における糸切れ多発による品質上および
操作上のトラブルや紡績時における紡績性の低下
からスピンドル回転数が上げられないことによる
生産性の低下等の欠点を生じることから重合度の
低下にも限界があり、満足すべきピリング防止を
得ることは不可能である。特にピリングが発生し
易い綾織、朱子織およびそれらの起毛品のような
付加価値の高い製品に対しては効果が全く不充分
である。一方、後加工による重合度低下によりピ
リングを防止する方法としてはたとえば特公昭33
−247号公報により開示されているようなアミン
や酸による方法が数多く提案されている。しか
し、いずれも効果に乏しいか、使用薬剤から生じ
る欠点のために実用化に至つていないのが実情で
ある。すなわち、特にピリング防止効果の大きい
アミンの場合についても通常所望するピリング防
止効果を得るためには多量のアミンを必要とし、
そのために臭気、変色等のトラブルを生じるばか
りか効果の再現性が劣る等の欠点を有している。 本発明者らは上記欠点を解決し、かつ繊維製造
時および紡績工程での生産性を何ら低下させるこ
となく良好なピリング防止効果を得るべく鋭意研
究の結果、本発明の方法に到達した。すなわち本
発明は、スルホン酸金属塩基含有エステル形成性
成分(A)およびアルキレンテレフタレート構成成分
以外のスルホン酸金属塩基非含有エステル形成生
成分(B)を共重合成分とするアルキレンテレフタレ
ート系ポリエステルであつて、ポリエステルの全
反復単位に対し、(A)成分が1〜6モル%、かつ(A)
成分と(B)成分との合計で3〜20モル%が含有され
てなるアルキレンテレフタレート系ポリエステル
からなる繊維製品を、PH8〜12の精練漂白液によ
り精練漂白した後、PHが4を超え6以下の水性液
により湿熱処理することを特徴とする。 本発明の処理法を以下詳細に説明すると、本発
明において用いられる変性ポリエステル繊維とし
ては、テレフタル酸またはそのエステル形成生成
分を主体(80モル%以上)とする酸成分とエチレ
ングリコール、テトラメチレングリコール、1,
4−シクロヘキサンジメタノール等のグリコール
成分を主体(80モル%以上)とするグリコール成
分とから得られるアルキレンテレフタレート系ポ
リエステルであつて、全反復単位に対し、スルホ
ン酸金属塩基含有エステル形成生成分(A)が1〜6
モル%、かつ成分(A)と上記以外の付加的成分(B)と
の合計が3〜20モル%を含有する変性ポリエステ
ルを紡糸延伸、所望により熱セツトして得られる
変性ポリエステル繊維である。 スルホン酸金属塩基含有エステル形成生成分(A)
としては、5−ナトリウムスルホイソフタル酸、
スルホコハク酸、4−スルホナフタレン−2,7
−ジカルボン酸、5〔4−スルホフエノキシ〕イ
ソフタル酸のような酸成分のほかスルホン酸金属
塩基含有グリコール等が挙げられるが、特に5−
ナトリウムスルホイソフタル酸が好ましい。 また、付加的成分(B)としては、イソフタル酸、
アジピン酸、セバシン酸、グルタル酸のような酸
成分、ジエチレングリコール、ジブチレングリコ
ール、分子量1000以下のポリエーテルグリコール
のようなグリコール成分が挙げられるが、イソフ
タル酸およびポリエーテルグリコールが好まし
く、就中一般式〔〕で示されるポリエーテルグ
リコールが特に好ましい。 HO(CiH2iO)−mR−O(−CjH2jO)
−nH……〔〕 (式中、Rは炭素数4〜20の2価の炭化水素基、
m、nは同一または異なる整数で1≦m+n≦
15、i、jは2〜4の整数である。) 付加的成分(B)はポリエステルの重縮合段階にお
いてアルキレングリコールの脱水縮合により生成
したものであつてもよいが、通常(B)成分が2モル
%以上が好ましい。成分(A)および(B)が上記範囲を
逸脱し、下限未満になると本発明における温和な
処理条件では目的とするすぐれた抗ピル性を得る
ことが困難となり、一方上限を越えると処理のコ
ントロールが困難となり得られる抗ピル性が変動
し易いばかりか繊維物性が低下する欠点を生じ
る。なお、変性ポリエステル繊維の固有粘度(フ
エノール/テトラクロロエタン6/4重量比、30
℃で測定)は0.35〜0.6程度が好ましい。なお、
上記式〔〕におけるRの具体例としては、たと
えば(−CH2)−6のような直鎖状脂肪族炭化水素基、
に関するものであり、更に詳しくは変性ポリエス
テル繊維製品のピリングを防止する処理法に関す
る。 ポリエステル系繊維はセルロール繊維、羊毛の
ような天然繊維にない優れた物理的性質たとえば
優れた寸法安定性、防しわ性、強伸度等を有する
ことから衣料用、産業資料用等として広く用いら
れているが、強伸度が大きい故にことに短繊維を
衣料用として用いるときピリングを発生し易く、
外観品位や手触り等を著しく損う欠点を有してい
る。ピリング発生の傾向は組織によつても異な
り、通常平織物はそれほど目立たないが、綾織
物、朱子織物や編地の場合に特に顕著であり、商
品化を困難にしている。 従来、ポリエステル系繊維のピリング防止につ
いても以前から種々提案されている。ピリング防
止法を大別すると布帛を合成高分子で処理して組
織から単繊維が引き出されるのを防止する方法、
繊維製造段階または後加工により繊維強度を下げ
てピリングが発生しても天然繊維同様すぐ脱落す
るようにする方法が知られている。しかし、前者
の方法については組織的限定や合成高分子を付与
することによる風合変化があるばかりか耐久性も
不充分であり実用的でない。したがつて、後者の
方法について提案が主として行われている。しか
し、繊維製造段階で重合度を低くし強度を下げる
と紡糸時における糸切れ多発による品質上および
操作上のトラブルや紡績時における紡績性の低下
からスピンドル回転数が上げられないことによる
生産性の低下等の欠点を生じることから重合度の
低下にも限界があり、満足すべきピリング防止を
得ることは不可能である。特にピリングが発生し
易い綾織、朱子織およびそれらの起毛品のような
付加価値の高い製品に対しては効果が全く不充分
である。一方、後加工による重合度低下によりピ
リングを防止する方法としてはたとえば特公昭33
−247号公報により開示されているようなアミン
や酸による方法が数多く提案されている。しか
し、いずれも効果に乏しいか、使用薬剤から生じ
る欠点のために実用化に至つていないのが実情で
ある。すなわち、特にピリング防止効果の大きい
アミンの場合についても通常所望するピリング防
止効果を得るためには多量のアミンを必要とし、
そのために臭気、変色等のトラブルを生じるばか
りか効果の再現性が劣る等の欠点を有している。 本発明者らは上記欠点を解決し、かつ繊維製造
時および紡績工程での生産性を何ら低下させるこ
となく良好なピリング防止効果を得るべく鋭意研
究の結果、本発明の方法に到達した。すなわち本
発明は、スルホン酸金属塩基含有エステル形成性
成分(A)およびアルキレンテレフタレート構成成分
以外のスルホン酸金属塩基非含有エステル形成生
成分(B)を共重合成分とするアルキレンテレフタレ
ート系ポリエステルであつて、ポリエステルの全
反復単位に対し、(A)成分が1〜6モル%、かつ(A)
成分と(B)成分との合計で3〜20モル%が含有され
てなるアルキレンテレフタレート系ポリエステル
からなる繊維製品を、PH8〜12の精練漂白液によ
り精練漂白した後、PHが4を超え6以下の水性液
により湿熱処理することを特徴とする。 本発明の処理法を以下詳細に説明すると、本発
明において用いられる変性ポリエステル繊維とし
ては、テレフタル酸またはそのエステル形成生成
分を主体(80モル%以上)とする酸成分とエチレ
ングリコール、テトラメチレングリコール、1,
4−シクロヘキサンジメタノール等のグリコール
成分を主体(80モル%以上)とするグリコール成
分とから得られるアルキレンテレフタレート系ポ
リエステルであつて、全反復単位に対し、スルホ
ン酸金属塩基含有エステル形成生成分(A)が1〜6
モル%、かつ成分(A)と上記以外の付加的成分(B)と
の合計が3〜20モル%を含有する変性ポリエステ
ルを紡糸延伸、所望により熱セツトして得られる
変性ポリエステル繊維である。 スルホン酸金属塩基含有エステル形成生成分(A)
としては、5−ナトリウムスルホイソフタル酸、
スルホコハク酸、4−スルホナフタレン−2,7
−ジカルボン酸、5〔4−スルホフエノキシ〕イ
ソフタル酸のような酸成分のほかスルホン酸金属
塩基含有グリコール等が挙げられるが、特に5−
ナトリウムスルホイソフタル酸が好ましい。 また、付加的成分(B)としては、イソフタル酸、
アジピン酸、セバシン酸、グルタル酸のような酸
成分、ジエチレングリコール、ジブチレングリコ
ール、分子量1000以下のポリエーテルグリコール
のようなグリコール成分が挙げられるが、イソフ
タル酸およびポリエーテルグリコールが好まし
く、就中一般式〔〕で示されるポリエーテルグ
リコールが特に好ましい。 HO(CiH2iO)−mR−O(−CjH2jO)
−nH……〔〕 (式中、Rは炭素数4〜20の2価の炭化水素基、
m、nは同一または異なる整数で1≦m+n≦
15、i、jは2〜4の整数である。) 付加的成分(B)はポリエステルの重縮合段階にお
いてアルキレングリコールの脱水縮合により生成
したものであつてもよいが、通常(B)成分が2モル
%以上が好ましい。成分(A)および(B)が上記範囲を
逸脱し、下限未満になると本発明における温和な
処理条件では目的とするすぐれた抗ピル性を得る
ことが困難となり、一方上限を越えると処理のコ
ントロールが困難となり得られる抗ピル性が変動
し易いばかりか繊維物性が低下する欠点を生じ
る。なお、変性ポリエステル繊維の固有粘度(フ
エノール/テトラクロロエタン6/4重量比、30
℃で測定)は0.35〜0.6程度が好ましい。なお、
上記式〔〕におけるRの具体例としては、たと
えば(−CH2)−6のような直鎖状脂肪族炭化水素基、
【式】のような側鎖を有する脂肪
族炭化水素基、
【式】のような脂肪族環
を有する炭化水素基、
【式】のような芳香族炭化
水素基などが挙げられる。また、変形ポリエステ
ル繊維製品には変性ポリエステル繊維単独製品の
みならず、該繊維と通常ポリエステル繊維、ポリ
ウレタン繊維のような合成繊維やセルロース繊
維、ウールのような天然繊維など他の繊維との混
用製品も包含するものである。繊維製品として
は、糸条物、布帛状物、テープ状物、立毛品、敷
物、縫製品その他のいずれであつてもよい。また
他繊維との混合形態も混紡、混織、複合、交編
織、多層構造等任意でよい。 本発明においては、変性ポリエステル繊維製品
がPH8〜12の精練漂白液により精練漂白される。
すなわち、好ましくは過酸化水素のような過酸化
漂白剤および精練剤(浸透剤)、所望により漂白
安定剤、金属イオン封鎖剤を含有するPH8〜12の
処理浴により、通常95℃以下、好ましくは80〜95
℃、15〜120分間、好ましくは30〜90分間処理さ
れる。使用されるPH調整剤としては、一般に使用
されているアルカリ剤でよく、例えば第三リン酸
ソーダ、ピロリン酸ソーダなどのアルカリ金属の
リン酸塩、メタホウ酸ソーダ、炭酸ソーダ、ケイ
酸ソーダなどのアルカリ金属の弱酸塩、苛性ソー
ダ、苛性カリなどのアルカリ金属の水酸化物、ア
ンモニア水、炭酸アンモニウムなどのアンモニウ
ム化合物、有機の第4級アンモニウム水酸化物お
よびそれらを生成する化合物等が挙げられる。な
お、PHが8以下では処理効果が乏しく、一方12以
上では強力低下や減量が大きくなる。 また、精練後の湿熱処理はPHが4を超え6以下
の水溶液で行われる。PHが4以下では強力低下が
大きく、一方6以上では処理効果がほとんど消失
する。PH調整剤としては、蟻酸、酢酸、蓚散、酒
石酸、クエン酸、コハク酸、マレイン酸、アジピ
ン酸のような有機酸、塩酸、硝酸、硫酸、リン酸
のような無機酸、水溶液中でPH2〜6を与える無
機酸塩、分解により酸を生成する有機化合物等が
挙げられる。処理条件は精練漂白条件により高温
が好ましく、通常95℃を越える温度、特に好まし
くは97℃〜130℃、10〜100分間の液熱処理であ
る。浸漬処理における浴比は1:5〜300であり、
好ましくは1:10〜100である。湿熱処理は染色
や加工と同時に行つてもよいのはもちろんであ
る。 本発明の方法によるときは、温和な条件ですぐ
れた抗ピル性および良好な風合を有する処理布が
再現性よく得られる特長を有する。したがつて、
耐アルカリ性の低い繊維、例えば羊毛、絹等との
混用品に適用しても優れた効果を得ることがで
き、特に効果的である。特に活性塩素処理によつ
て表面酸化したウール混に適用したときウール自
体にもすぐれた抗ピル性および一層改善された防
縮性が付与される利点を有する。 以下、実施例により本発明を説明するが、本発
明が実施例に限定されるものではない。なお、実
施例中の部および%は重量基準である。 実施例 1 5−ナトリウムスルホイソフタル酸が全酸成分
に対し3.5モル%の割合で、かつジエチレングリ
コールが全グリコール成分に対し2.5モル%とな
るように共重合した変性ポリエステルを紡糸、延
伸、熱セツトして得られたエチレンテレフタレー
ト系変性ポリエステル繊維の30′S天竺編地を編成
した。 この編地を下記処方の処理液中にて90℃60分間
精練漂白処理した。 <処理液> 過酸化水素水(35%) 10部 苛性ソーダ 1 過酸化水素安定剤 1 金属イオン封鎖剤 0.2 浸透剤(ノニオン系) 1 水 残 全 量 1000部 PH 10.8 次いで水洗後、リン酸−硫酸ソーダによりPH
4.1の酸性水溶液にて浴比1:20、97℃で20分間
湿熱処理し、水洗、乾燥した。得られた編物製品
の抗ピル性を評価し、結果を第1表に示した。
ル繊維製品には変性ポリエステル繊維単独製品の
みならず、該繊維と通常ポリエステル繊維、ポリ
ウレタン繊維のような合成繊維やセルロース繊
維、ウールのような天然繊維など他の繊維との混
用製品も包含するものである。繊維製品として
は、糸条物、布帛状物、テープ状物、立毛品、敷
物、縫製品その他のいずれであつてもよい。また
他繊維との混合形態も混紡、混織、複合、交編
織、多層構造等任意でよい。 本発明においては、変性ポリエステル繊維製品
がPH8〜12の精練漂白液により精練漂白される。
すなわち、好ましくは過酸化水素のような過酸化
漂白剤および精練剤(浸透剤)、所望により漂白
安定剤、金属イオン封鎖剤を含有するPH8〜12の
処理浴により、通常95℃以下、好ましくは80〜95
℃、15〜120分間、好ましくは30〜90分間処理さ
れる。使用されるPH調整剤としては、一般に使用
されているアルカリ剤でよく、例えば第三リン酸
ソーダ、ピロリン酸ソーダなどのアルカリ金属の
リン酸塩、メタホウ酸ソーダ、炭酸ソーダ、ケイ
酸ソーダなどのアルカリ金属の弱酸塩、苛性ソー
ダ、苛性カリなどのアルカリ金属の水酸化物、ア
ンモニア水、炭酸アンモニウムなどのアンモニウ
ム化合物、有機の第4級アンモニウム水酸化物お
よびそれらを生成する化合物等が挙げられる。な
お、PHが8以下では処理効果が乏しく、一方12以
上では強力低下や減量が大きくなる。 また、精練後の湿熱処理はPHが4を超え6以下
の水溶液で行われる。PHが4以下では強力低下が
大きく、一方6以上では処理効果がほとんど消失
する。PH調整剤としては、蟻酸、酢酸、蓚散、酒
石酸、クエン酸、コハク酸、マレイン酸、アジピ
ン酸のような有機酸、塩酸、硝酸、硫酸、リン酸
のような無機酸、水溶液中でPH2〜6を与える無
機酸塩、分解により酸を生成する有機化合物等が
挙げられる。処理条件は精練漂白条件により高温
が好ましく、通常95℃を越える温度、特に好まし
くは97℃〜130℃、10〜100分間の液熱処理であ
る。浸漬処理における浴比は1:5〜300であり、
好ましくは1:10〜100である。湿熱処理は染色
や加工と同時に行つてもよいのはもちろんであ
る。 本発明の方法によるときは、温和な条件ですぐ
れた抗ピル性および良好な風合を有する処理布が
再現性よく得られる特長を有する。したがつて、
耐アルカリ性の低い繊維、例えば羊毛、絹等との
混用品に適用しても優れた効果を得ることがで
き、特に効果的である。特に活性塩素処理によつ
て表面酸化したウール混に適用したときウール自
体にもすぐれた抗ピル性および一層改善された防
縮性が付与される利点を有する。 以下、実施例により本発明を説明するが、本発
明が実施例に限定されるものではない。なお、実
施例中の部および%は重量基準である。 実施例 1 5−ナトリウムスルホイソフタル酸が全酸成分
に対し3.5モル%の割合で、かつジエチレングリ
コールが全グリコール成分に対し2.5モル%とな
るように共重合した変性ポリエステルを紡糸、延
伸、熱セツトして得られたエチレンテレフタレー
ト系変性ポリエステル繊維の30′S天竺編地を編成
した。 この編地を下記処方の処理液中にて90℃60分間
精練漂白処理した。 <処理液> 過酸化水素水(35%) 10部 苛性ソーダ 1 過酸化水素安定剤 1 金属イオン封鎖剤 0.2 浸透剤(ノニオン系) 1 水 残 全 量 1000部 PH 10.8 次いで水洗後、リン酸−硫酸ソーダによりPH
4.1の酸性水溶液にて浴比1:20、97℃で20分間
湿熱処理し、水洗、乾燥した。得られた編物製品
の抗ピル性を評価し、結果を第1表に示した。
【表】
本発明の方法により風合がソフトで抗ピル性良
好な編物製品が得られた。 実施例 2 一般式〔〕におけるRが2,2−ジメチルプ
ロピレン基であり、m+n=4、i、j=2のグ
リコール成分が全グリコール成分に対し2モル%
及び5ナトリウムスルホイソフタル酸が全酸成分
に対し3モル%の割合で共重合したエチレンテレ
フタレート系変性ポリエステル繊維と綿の混紡糸
1/30′S(変性ポリエステル繊維50%/綿50%)
20G天竺の編地を編成した。サーキユラー染色機
を用いてこの編地を常法により糊抜精練した後、
実施例1の処理液中90℃60分間下晒し処理した。 次いで酢酸−酢酸ソーダによりPH4.5とした水
溶液中にて100℃で20分間湿熱処理した後、漂白
し水洗、乾燥した。得られた編地の抗ピル性を評
価し、結果を第2表に示した。
好な編物製品が得られた。 実施例 2 一般式〔〕におけるRが2,2−ジメチルプ
ロピレン基であり、m+n=4、i、j=2のグ
リコール成分が全グリコール成分に対し2モル%
及び5ナトリウムスルホイソフタル酸が全酸成分
に対し3モル%の割合で共重合したエチレンテレ
フタレート系変性ポリエステル繊維と綿の混紡糸
1/30′S(変性ポリエステル繊維50%/綿50%)
20G天竺の編地を編成した。サーキユラー染色機
を用いてこの編地を常法により糊抜精練した後、
実施例1の処理液中90℃60分間下晒し処理した。 次いで酢酸−酢酸ソーダによりPH4.5とした水
溶液中にて100℃で20分間湿熱処理した後、漂白
し水洗、乾燥した。得られた編地の抗ピル性を評
価し、結果を第2表に示した。
【表】
本発明の方法により風合がソフトで抗ピル性良
好な編物が得られた。 実施例 3 実施例2で用いた編地を、実施例1の処理液
中、浴比1:30、90℃60分間処理した。次いでPH
4.5の酸性処理液にて100℃20分間処理し、水洗、
乾燥、熱セツトした。得られた編地の抗ピル性を
評価し、結果を第3表に示した。
好な編物が得られた。 実施例 3 実施例2で用いた編地を、実施例1の処理液
中、浴比1:30、90℃60分間処理した。次いでPH
4.5の酸性処理液にて100℃20分間処理し、水洗、
乾燥、熱セツトした。得られた編地の抗ピル性を
評価し、結果を第3表に示した。
【表】
本発明の方法により風合がソフトで抗ピル性良
好な編地が得られた。 なお、漂白処理することなく酸性処理液で処理
した比較例は風合が粗硬なほか、抗ピル性も3〜
4級で劣つていた。
好な編地が得られた。 なお、漂白処理することなく酸性処理液で処理
した比較例は風合が粗硬なほか、抗ピル性も3〜
4級で劣つていた。
Claims (1)
- 1 スルホン酸金属塩基含有エステル形成性成分
(A)およびアルキレンテレフタレート構成成分以外
のスルホン酸金属塩基非含有エステル形成性成分
(B)を共重合成分とするアルキレンテレフタレート
系ポリエステルであつて、全酸成分に対し、(A)成
分1〜6モル%、かつ(A)成分と(B)成分との合計で
3〜20モル%が含有されてなるアルキレンテレフ
タレート系ポリエステルからなる繊維をPH8〜12
の精練漂白液により95℃以下の温度条件で精練漂
白した後、PHが4を超え6以下の水性液により湿
熱処理することを特徴とする変性ポリエステル繊
維製品の処理法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58198073A JPS6094676A (ja) | 1983-10-22 | 1983-10-22 | 変性ポリエステル繊維製品の処理法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58198073A JPS6094676A (ja) | 1983-10-22 | 1983-10-22 | 変性ポリエステル繊維製品の処理法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6094676A JPS6094676A (ja) | 1985-05-27 |
| JPH045784B2 true JPH045784B2 (ja) | 1992-02-03 |
Family
ID=16385065
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58198073A Granted JPS6094676A (ja) | 1983-10-22 | 1983-10-22 | 変性ポリエステル繊維製品の処理法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6094676A (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5446995A (en) * | 1977-09-21 | 1979-04-13 | Toyo Boseki | Quality improvement of polyester fiber containing product being dyeable by cationic dyestuff |
-
1983
- 1983-10-22 JP JP58198073A patent/JPS6094676A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6094676A (ja) | 1985-05-27 |
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