JPH0457579B2 - - Google Patents

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JPH0457579B2
JPH0457579B2 JP59055243A JP5524384A JPH0457579B2 JP H0457579 B2 JPH0457579 B2 JP H0457579B2 JP 59055243 A JP59055243 A JP 59055243A JP 5524384 A JP5524384 A JP 5524384A JP H0457579 B2 JPH0457579 B2 JP H0457579B2
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Japan
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feeding
article
substrate
speed
fast
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Shigeo Oota
Shunichi Shimamori
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0457579B2 publication Critical patent/JPH0457579B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B32LAYERED PRODUCTS
    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B38/00Ancillary operations in connection with laminating processes
    • B32B38/18Handling of layers or the laminate
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H9/00Registering, e.g. orientating, articles; Devices therefor

Landscapes

  • Control Of Conveyors (AREA)
  • Controlling Sheets Or Webs (AREA)
  • Attitude Control For Articles On Conveyors (AREA)
  • Registering Or Overturning Sheets (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 発明の技術分野 本発明は、平板状物品をそれを連続的に送りな
がら処理する装置などに互いに一定の間隔で連続
的に供給する方法に関するものである。
本発明は一例としてプリント板の製作、特にプ
リント板の基板(配線パターンを未形成なもの及
び既形成のものを含む)にフオトレジスト状のド
ライフイルムあるいは保護フイルム等を連続的に
ラミネートするラミネート装置にプリント板基板
を給送するのに有効に適用し得るものであり、以
下ではこの例に基づいて説明する。
なお本明細書では、プリント板の基板を「プリ
ント基板」あるいは単に「基板」と略記し、また
ドライフイルム状のフオトレジストあるいは保護
フイルム等を「フオイレジストフイルム」あるい
は「レジストフイルム」と代表して略記する。
技術の背景 近年のプリント板の製造方法は、銅張板の如き
基板の導体層表面にフオトレジスト層を形成し、
フオトリソグフイ技術を用いて配線パターンを形
成する方法が主流である。この場合のフオトレジ
スト層の形成方法としては、基板表面にドライフ
イルム状のフオトレジストをラミネートして形成
する方法が主に用いられている。
このようなプリント基板へのレジストフイルム
のラミネートは、以前は長尺帯状のレジストフイ
ルムを基板の長さに切断した上で1枚ごとに行つ
いたが、この方法は非能率的で量産性に欠ける。
そのため、近年、レジストフイルムを切断せず
に長尺帯状のまま連続的にプリント基板にラミネ
ート可能なラミネート装置が開発されている。こ
のラミネート装置は、プリント基板をりローラな
どで互いに間隔をおいて連続的に送りながら長尺
帯状のレジストフイルムを連続的に供給してプリ
ント基板の表面にラミネートロールで連続的に熱
圧着してラミネートするように構成されている。
しかるに、かかるラミネート装置では前段のプ
リント基板処理部あるいはプリント基板ストツク
部からラミネート装置へ供給されるプリント基板
の間隔が重要な問題となる。すなわち、上記のラ
ミネート装置でレジストフイルムがラミネートさ
れたプリント基板はレジストフイルムによつて相
互に連結された状態でラミネート装置から送出さ
れる。従つて各基板間においてレジストフイルム
を切断して基板を1枚ずつ分離してやる必要があ
るが、この場合に基板間隙が狭すぎるとフイルム
切断がうまく行えず、また間隙が広すぎると切断
後の基板から飛び出しているレジストフイルム端
部のめくれまたは巻きつきが生じやすくなる。こ
のため後段のフオトリソグラフイ工程において不
具合が発生し、プリント板の品質不良ひいては歩
留り低下を招く結果となる。
発明の目的 本発明はかかる実情に鑑み、プリント基板の如
き平板状物品を互いに一定間隔で連続的にラミネ
ート装置などの処理装置へ給送可能な平板状物品
の定間隔給送方法を提供することを目的とするの
である。
本発明による平板状物品の定間隔給送方法は、
給材部から供給される平板状物品を互いに一定間
隔で且つ所定の給送速度で連続的に該物品の処理
部へ給送するものであつて、 (イ) 前記給材部から供給された物品を物品給送路
の下方の待機位置へ前記所定給送速度よりも速
い速度で早送りして待機させる早送り工程、 (ロ) 前記待機位置に早送りされた物品を給送方向
と直角な水平方向へ幅寄せして所定位置にて給
送方向を正しく向いた状態にセツトする幅寄せ
工程、 (ハ) 該待機位置の物品をその上方の物品給送路上
の給送位置へ上昇させる上昇工程、 (ニ) 該給送位置から物品を前記所定給送速度より
も速い速度で早送り給送する早送り給送工程、 (ホ) 該早送り給送された物品を前記所定給送速度
で前記処理部へ給送する定速給送工程、 を含み、 (ヘ) まず給材部から供給された第1番目の物品に
対し前記早送り工程(イ)、幅寄せ工程(ロ)、上昇工
程(ハ)、早送り給送工程(ニ)及び定速給送工程(ホ)を
実施し、 (ト) 一方、該第1物品に対する前記定速給送工程
(ホ)の実施中に、給材部から供給された第2番目
の物品P2に対し前記早送り工程(イ)、幅寄せ工
程(ロ)及び上昇工程(ハ)を実施し、 (チ) 次に前記第1物品の前記定速給送工程(ホ)中
に、前記一定間隔を確保するための間隔部材を
前記第1物品と第2物品との間に挿入介在さ
せ、 (リ) 次に前記第2物品に対し前記早送り給送工程
(ニ)を実施して、該第2物品がその前端で前記間
隔部材を押しながら第1物品を追走してその後
端に間隔部材を介して衝突する如くなし、 (ヌ) しかる後に前記第2物品に対し前記定速給送
工程(ホ)を実施し、これと同時に該第1及び第2
の両物品間から前記間隔部材を抜去し、 (ル) 更に、給材部から供給される第3番目以後
の各物品に対し前記(ト)から(ヌ)の工程と同様の工
程を実施するようにしたものである。
発明の実施例 以下、本発明の実施例につき図面を参照して詳
細に説明する。尚、全図を通じて同一符号は同一
部分を示す。
第1図は本発明による方法を適用したプリント
基板ラミネート装置(以下単に「ラミネータ」と
称する)の一実施例の外観を略示する斜視図であ
り、第2図及び第3図はその全体構成を略示した
それぞれ平面図及び側面図である。これらの図に
おいて符号1はラミネータ全体を示し、ラミネー
タ1は基本的にはタイミング合せ部2、ラミネー
ト部3、及び切断部4から構成されている。また
第2図及び第3図の符号5は図示していない前段
のプリント基板処理部あるいはプリント基板スト
ツク部からプリント基板Pをラミネータ1へ供給
する基板供給部を示す。
まず第2図及び第3図を参照して基板供給部5
及びラミネータ1の各部2,3,4の全体的な構
成および作用を簡単に説明する。基板供給部5
は、プーリ6に水平に巻回された1対の送りベル
ト7で基板Pを水平送路T(第3図に一点鎖線で
示す)に沿つて矢印A方向へ水平状態にて送り、
フリーの支持ローラ8を経てラミネータ1のタイ
ミング合せ部2へ供給するように構成されてい
る。
ラミネータ1のタイミング合せ部2は、早送り
ベルト11、ストツパ17、ガイドローラ18及
び幅寄せローラ19(第2図)、クランプ用ロー
ラ21、給送用ローラ22及び23、間隔ピン2
5等を有する本発明による基板定間隔給送装置を
具備しており、基板供給部5から供給された基板
Pを互いに所定の間隙d(例えば2〜3mm)を隔
てた状態で且つ基板送り方向に正しく向いた状態
に整列させて所定の速度V(例えば0.5〜2m/分)
にて連続的に次のラミネート部3へ給送する。
尚、この基板定間隔給送装置はこの後に第4図か
ら第7図を参照して詳述する。
ラミネート部3は、送りローラ31,32,3
3,34、ラミネートロール35、フリーの支持
ローラ36、レジストフイルムリール37等を有
するラミネート機構と、ダイ・ポンチユニツト4
0等を有する逃げ穴加工機構とを具備し、前段の
タイミング合せ部2から給送された基板Pをそれ
らの間隙dを保つた状態で定速Vにて連続的に送
ると共に、長尺帯状のレジストフイルムF(第2
図に特にハツチングを付して明示)を基板の送り
速度と等速度で連続的に供給し、且つレジストフ
イルムFに予め基板Pの基準穴Hp(第2図)と対
応する逃げ穴Hf(第2図)を加工した上で、レジ
ストフイルムFを基板Pの上下両面に連続的に熱
圧着し、そしてラミネートの基板Pおよびレジス
トフイルムFを次の切断部4へ送出する。すなわ
ち、タイミング合せ部2から給送された基板Pは
その間隔dを保つた状態で送りローラ31,3
2,33,34により定速Vにてラミネートロー
ル35を経て連続的に送られる。一方、上下のレ
ジストフイルムリール37から長尺帯状のレジス
トフイルムFが連続的にラミネートロール35へ
供給され、基板Pの上面及び下面にそれぞれ連続
的に熱圧着される。更に、ダイ・ポンチユニツト
40はそれぞれレジストフイルムFの供給路中に
ラミネートロール35から互いに等距離にて設け
られており、一方、基板送路Tのラミネートロー
ル35に至る途中位置には基板Pの基準穴Hpを
検出するためのセンサ(図示せず)がラミネート
ローラ35からダイ・ポンチユニツト40と等距
離にて配置されており、このセンサが基準穴Hp
を検出すると同時にダイ・ポンチユニツト40が
レジストフイルムFに逃げ穴Hfを加工する。そ
してこれらの穴Hp、Hfはラミネートローラ35
の位置に送られてきたときに第2図に示す如く重
ね合わされる。
切断部4は、送りロール51、プーリ52及び
53に水平に巻回された送りベルト54、カツタ
ー60等を有する切断機構を具えており、ラミネ
ート部3から送出されたラミネート後の基板Pお
よびレジストフイルムFを連続的に送りながらレ
ジストフイルムFを基板Pの間隙部分にて切断し
て基板Pを1枚ずつに分離し、図示してない後段
の基板処理部あるいは基板ストツク部へ矢印Bで
示す如く送出する。すなわち、ラミネート部3か
ら送出されたレジストフイルムFで相互連絡され
た基板Pの列は送りローラ51及び送りベルト5
4によつて定速V(但し、実用的には送りベルト
54の周速を定速Vより少し速くするのが有利)
で連続的に送られる。カツター60は送りローラ
51と送りベルト54の間に設けられていて、カ
ミソリ刃状のカツターブレード65を有してい
る。このカツターブレード65は、図示してない
支持機構及び駆動機構によつて第3図に示す如く
上下に昇降可能であると共に、第2図に示す如く
基板列と同方向Bへ同速度Vにて送られると同時
にそれを直角に横断する(実際の軌跡は第2図に
点線で示す如く基板列送り方向Bに対し斜めにな
る)如く構成されている。そして、送りローラ5
1と送りベルト54の間において図示してないセ
ンサ(例えばフオトセンサ)によつて基板列の基
板間隙が検出されると、カツターブレード65が
第3図に示す如く下降し、それと同時に矢印B方
向へ定速Vで移動しつつそれと直角な方向へ移動
し、レジストフイルムFを基条間隙部分にて切断
する。これにより先行の基板Pは基板列から分離
され、送りベルト54によつて矢印B方向へ送り
出される。一方、切断終了後、カツターブレード
65は第2図に符号65′で示す位置で上昇し、
基板列上方を切断時とは逆方向へ移動して初期位
置に復帰する。
次に基板定間隔給送装置を第4図から第7図に
より詳述する。第4図及び第5図はタイミング合
せ部2を基板供給部5及びラミネート部3の各一
部分と共に示すそれぞれ平面図及び側面図であ
る。なお、第4図及び第5図においては、基板P
は装置の各要素の構成及び作用の理解を容易にす
るためにそれぞれの関連位置に仮想線(二点鎖
線)で図示したもので、必ずしも或る一時点での
実際の基板位置を示すものではない。基板定間隔
給送装置は、基板送路T(第5図)に沿つて基板
供給部5に近い前段部に設けられた1対の早送り
ベルト11を有している。この早送りベルト11
はプーリ12,13に水平に巻回されており、ベ
ルトまたはチエーン14でプーリ13に連結され
た2段変速モータM1によつて駆動されて、後述
する如く基板Pの高速v1及び低速v2(但しV<v2
<v1である)での2種類の早送りが可能に構成さ
れている。尚、符号S1,S2,S3は基板供給
部5から早送りベルト11へ供給されて早送りさ
れる基板Pを検出するためのセンサを示し、これ
らのセンサは図に明示してないがそれぞれ発光素
子と受光素子からなるフオトセンサである。
また、早送りベルト11はリニアモータM2に
よつて上下方向へ昇降可能な支持台15上に装着
され、第5図に実線で示す如くベルト上面が基板
送路Tより低くなる下方位置(初期位置)と、点
線11′で示す如くベルト上面が基板送路Tとほ
同レベルとなるような上方位置との間で昇降可能
としてある。その昇降ストロークは例えば15〜20
mmである。この早送りベルト11が初期位置(下
方位置)にあるときのその後端の近傍位置にはス
トツパ17が配置されている。このストツパ17
は後述する如く早送りベルト11によつて早送り
された基板Pを所定の待機位置に停止させるため
のものである。尚、符号S4,S5は早送りベル
ト11の初期位置及び上方位置をそれぞれ検出す
るためのセンサを示し、これらは前述の如きフオ
トセンサまたは機械式マイクロスイツチである。
第4図に示す如く、早送りベルト11の両側方
にはそれぞれ固定のガイドローラ18及び基板送
路Tと直角な水平方向(矢印Z1,Z2)へ可動
な幅寄せローラ19が配置されている。幅寄せロ
ーラ19はエアー等を用いるシリンダSY1によ
つて駆動され、早送りベルト11上の待機位置に
ある基板Pをガイドローラ18に対し押し付けて
基板Pを所定位置に且つ基板給送方向をまつすぐ
向くようにセツトする作用をする。尚、バネ20
はシリンダSY1の基板押し力を調整するための
ものである。
第5図に示すように、早送りベルト11の上方
にはそれのプーリ13と対向させてクランプ用ロ
ーラ21を設けてある。クランプ用ローラ21は
バネ21aによつて常に下方に付勢されており、
後述するように早送りベルト11が上昇したとき
にその上に載つている基板Pをクランプし、早送
りベルト11と協働して基板Pを低速v2で早送り
給送するものである。
クランプ用ローラ21の後段つまりラミネート
部3側には1対の給送ローラ22及び(第1定速
給送機構)を配置してある。下側のローラ22は
ベルトあるいはチエーン24によつてラミネート
部3の送りローラ31(本実施例ではこれが基板
定間隔給送装置の第2定速給送機構を兼ねている
と同期して常時駆動され、基板Pを所定速度Vで
送ることができる。上側のローラ23はエアーな
どを用いるシリンダSY2によつて上下に昇降可
能に構成された従動ローラである。この上側給送
ローラ23は通常は上方位置(初期位置)にあ
り、早送りベルト11及びクランプ用ローラ21
で早送り給送される基板Pが給送ローラ22,2
3間を自由に通過し得るが、後述するようにこの
基板早送り給送が終了すると下降して基板Pを下
側給送ローラ22との間にクランプし、基板Pを
定速Vで給送するように構成されている。尚、符
号S6,S7,S8は送路Tに沿つて早送り給送
あるいは定速給送される基板Pを検出するための
前記の如きフオトセンサを示し、また符号S9は
上側給送ローラ23の下方位置を検出するための
前記の如きフオトセンサあるいはマイクロスイツ
チを示す。
更に、給送ローラ22,23の後段つまりラミ
ネート部3側には左右2本(第4図参照)の間隔
ピン25を設けてある。間隔ピン25は所定の基
板間隔dと等しくしてあり、エアー等を用いるシ
リンダSY3によつて上下に駆動されて基板P間
に挿抜自在に構成されている。一方、シリンダ
SY3は固定支持台26の水平ガイドロツド27
に装着されたスライダ28に取り付けられ、従つ
て間隔ピン25は第5図に実線で示す給送ローラ
22,23に近い前方位置と点線25′で示す送
りローラ31に近い後方位置との間を基板送路T
に平行に移動自在である。後述するように、間隔
ピン25は通常は前方の下方位置(初期位置)に
あり、基板Pの後端が間隔ピン25を通過すると
第5図に示す如く上昇させられる。そして後続の
基板Pが早送りベルト11及びクランプ用ローラ
21によつて早送り給送されると、第4図及び第
5図に点線25′で示す如く後続基板の前端で押
されて先行基板Pの後端に突き当てられる。これ
により前後の基板Pの間隔がdに設定される。そ
の後、間隔ピン25は基板P間から抜去され、そ
して支持台26とスライダ28間に張設された復
帰用バネ29によつて初期位置へ復帰させられ
る。尚、符号S10はスライダ28つまり間隔ピ
ン25の後方位置25′を検出するための前記の
如きフオトセンサあるいはマイクロスイツチを示
す。
さて以上の如き基板定間隔給送装置による基板
Pの一定間隔給送について第6A図から第6M図
の工程図及び第7図のタイムチヤートに基づいて
詳述する。尚、第6A図から第6K図には関連部
分のみ略示し、第7図にはセンサS1からS1
0、モータM1,M2、及びシリンダSY1から
SY3の動作のみ示してある。
(a) まず第6A図に示すように、始動時には早送
りベルト11、上側給送ローラ23、間隔ピン
25はいずれも初期位置にあるものとする。こ
の状態で供給部5の送りベルト7で第1番目の
基板P1が送られてくると、基板P1は支持ロ
ーラ8を半分以上越えた時点で斜めに傾いて前
端が早送りベルト11上に載る。
(b) 第6B図に示す如く、基板P1をセンサS1
が検出するとモータM1によつて早送りベルト
11が高速駆動され、基板P1は高速v1にて早
送りされる。
(c) 次いで第6C図に示す如く、基板P1の前端
をセンサS2が検知するとモータM1は低速駆
動に切り換えられ、基板P1は低速v2に減速さ
れてストツパ17に突き当る。そうするとセン
サS3が基板P1を検出し、モータM1つまり
早送りベルト11の駆動が停止し、基板P1は
その位置に待機させられる。同時にまた、セン
サS3の信号により第4図に示す如くシリンダ
SY1が作動して幅寄せローラ19を矢印Z1
方向へ駆動し、基板P1をガイドローラ18に
押し付けて所定位置及び正しい向きにセツトす
る。
(d) 更に、センサS3の信号により第6D図に示
す如くモータM2が作動して早送りベルト11
が矢印Y1で示す如く上方位置へ上昇させら
れ、基板P1が送路T上の給送位置にてクラン
プ用ローラ21でクランプされる。尚、早送り
ベルト11が上方位置に達するとセンサS5で
検出されてモータM2が停止される。
(e) 次に同じくセンサS5の信号により第6E図
に示す如くモータM1が再び低速駆動され、基
板P1は早送りベルト11及びクランプ用ロー
ラ21により給送位置から給送用ローラ22,
23を通つて低速v2で早送り給送される。
(f) そして第6F図に示す如く、基板P1の前端
をセンサS8が検出するとモータM1つまり早
送りベルト11の駆動が停止する。同時にま
た、シリンダSY2が作動して上側給送ローラ
23が矢印Y3方向へ下降し、基板P1をクラ
ンプしてそれを所定速度Vにて給送し始める。
一方、上側給送ローラ23の下降がセンサS9
で検出され、その信号によりモータM2が逆駆
動されて早送りベルト11は矢印Y2で示す如
く下降し、初期位置へ戻るとこれがセンサS4
で検出されてモータM2は停止する。更にまた
センサS9の信号により第4図に示すようにシ
リンダSY1が作動して幅寄せローラ19が矢
印Z2方向へ復帰する。
(g) 次に第6G図に示すように、第1基板P1が
給送ローラ22,23により定速給送される一
方で、初期位置へ戻つた早送りベルト11には
基板供給部5から第2番目の基板P2が第6A
図〜第6C図を参照して上記(a)から(c)で説明し
た如くして供給され、高速v1及び低速v2で早送
りされ、そして幅寄せされて所定位置にて待機
する。なお、この第2基板P2の待機位置への
供給は、待機位置と基板給送路中の給送位置と
の間に上下の段差があるため、図示の如く第1
基板P1の後端がそれの給送位置から完全に送
出される前に可能であり、これにより後述する
ような効果が得られる。
(h) そして第6H図に示すように、給送ローラ2
2,23により定速給送される第1基板P1は
ラミネート部3の送りローラ31へ供給され、
引き続き定速Vで送られる。一方、第2基板P
2は待機状態に維持される。
(i) そして第6I図に示す如く、第1基板P1の
後端がセンサS6を通過するとモータM2が作
動し、前記(d)において説明した第6D図の場合
と同様に早送りベルト11が上昇して第2基板
P2はクランプ用ローラ21でクランプされ
る。
(j) 次に第6J図に示すように、第1基板P1の
後端がセンサS7を通過するとシリンダSY3
が作動し、間隔ピン25が矢印Y5方向へ上昇
して基板P1,P2間に挿入される。これと同
時にシリンダSY2が作動し、上側給送ローラ
23が矢印Y4で示す如く初期位置に上昇復帰
する。同時にまたモータM1が低速駆動され、
第2基板P2が早送りベルト11及びクランプ
用ローラ21によつて低速v2で早送り給送され
る。
(k) そして第6K図に示すように、早送り給送さ
れる第2基板P2は前端で間隔ピン25を押し
ながら定速給送されている第1基板P1を追走
し(v2>V)、間隔ピン25を介して第1基板
P1の後端に突き当たる。これにより第1基板
P1と第2基板P2との間隙dが所定値に設定
される。なお、後続の第2基板P2が先行する
第1基板P1に突き当たつた際、その衝撃で第
1基板P1が前方に突き出され、このために当
該第1基板P1と更にその前方にあるプリント
基板(図示せず)との間隔が狂つてくるという
不都合は生じない。それは、第2基板P2が第
1基板P1に突き当たる際には既に第1基板P
1は第2定速給送機構であるラミネート部3の
送りローラ31〜33によつて強固にクランプ
されて定速給送されているからである。なおま
た、早送り給送中のプリント基板にラミネート
部3のプリント基板クランプ力よりも大きな給
送力が作用しないように、それに近い大きな力
がかかつた場合には早送り給送機構の早送りベ
ルト11及びクランプ用ローラ21がプリント
基板に対しスリツプするように構成してある。
(l) 間隔ピン25がその後方位置に達するとこれ
がセンサS10で検出され、第6L図に示す如
くシリンダSY2が作動して上側給送ローラ2
3が矢印Y3方向へ下降し、第2基板P2をク
ランプする。同時にまたシリンダSY3が作動
して間隔ピン25を基板P1,P2間から矢印
Y6方向へ抜去する。これにより基板P1及び
P2は定速Vにて互いに所定間隔dを保つた状
態で連続給送される。一方、下方へ抜去された
間隔ピン25は復帰用バネ29によつて矢印X
2で示す如く前方の初期位置(点線で示す)に
復帰する。同時にまた上側給送ローラ23の下
降がセンサS9によつて検出され、前述したよ
うに早送りベルト11はモータM2により初期
位置へ下降復帰する。
(m) 以後は、第3番目の基板P3(第6L図)
以降の各基板について上(g)から(l)で説明した第
2基板P2の場合と同様の工程が反復される。
この場合、第3番目以下の基板は第6M図に示
すように先行する基板(図ではP2)がまだ搬
送路中の給送位置から完全に送出されていない
状態でもその下方の待機位置へ供給して待機さ
せておくことが可能であり、これにより後述す
るような効果が得られることは、前記(g)で説明
したとおりである。尚、第7図からも明らかな
ように、センサS8は第1番目の基板P1の検
出にしか使用されない。
このようにして、基板供給部5から供給された
基板Pは、供給時の基板間隔にバラツキがあつて
も、タイミング合せ部2において互いに所定の間
隔で整列させられて連続的にラミネート部3へ給
送されることになる。
特に、本発明方法の重要な特徴の1つは、給材
部から供給された物品を一旦物品給送路の下方の
待機位置へ待機させ、該待機位置の物品をその上
方の物品給送路中の給送位置へ上昇させて給送路
中を給送する点にある。かかる方法によれば、給
材部からの物品の距離的あるいは時間的な供給間
隔に大きな自由度をもたせることが可能である。
つまり、第6G図あるいは第6M図に示すよう
に、給送路中の給送位置にある先行物品(第6G
図では第1基板P1、第6M図では第2基板P
2)がまだ完全に給送位置から送出されていない
状態でも、後続物品(第6G図では第2基板P
2、第6M図では第3基板P3)をその下方の待
機位置へ供給して待機させることができる。この
ことは、例えば長さの異なる異種物品を混在させ
て処理する場合に非常に有効である。すなわち、
長い物品の場合、短い物品と比較して、給送路中
の給送位置から完全に送り出されてしまうまでに
余分に時間がかかるが、その間に次の物品を下方
の待機位置へ供給することができる。このよう
に、給材部からの物品の供給間隔や物品の長さに
バラツキがあつても、実質的に定間隔設定工程が
開始される物品搬送路中の給送位置では、物品間
隔を適正な一定の範囲に調整することが可能であ
り、ひいてはその後の定間隔設定工程を円滑且つ
確実に行わせることが可能であるという効果を奏
する。
なお、物品を定間隔で給送するために所定位置
の手前で一時待機させて給送間隔の調整をする方
法として、本発明のように待機位置と給送位置に
上下段差を設けずに同一水平面内で行う方法も考
えられる。しかし、この場合は物品の待機位置を
給送位置の手前に設定する必要があり、特に、長
い物品を想定した場合は物品の待機位置から定間
隔設定工程開始位置である給送位置までの長い送
り行程が必要となり、これが物品の不安定な給送
を生ずるおそれがある。これに対して本発明の場
合は、物品をわずかな段差の待機位置から給送位
置へ上方移させるだけなので、安定した移動が可
能である。また本発明方法では、物品を給送位置
に上昇させる前に待機位置において幅寄せを行
い、待機位置へ早送りされた物品の横方向の位置
ずれや姿勢崩れを修正するので、確実な定間隔設
定を実現することが可能である。
以上のように、本発明による方法によれば、プ
リント基板Pをラミネート部3へ所定間隔で連続
的に給送することができ、従つてラミネート部3
におけるレジストフイルムの良好なラミネートを
可能とすることは勿論のこと、ラミネート後のレ
ジストフイルムの切断を能率良く且つ良好に行う
ことを可能とする。
発明の効果 以上の如く、本発明によれば平板状物品を所定
間隔で連続給送可能であり、従つて平板状物品を
連続的に送りながら処理する工程あるいは装置に
本発明を適用することにより多大な効果を得るこ
とができる。
尚、以上ではプリント基板ラミネート装置への
適用例について説明したが、本発明の適用はこれ
に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による方法を適用したプリント
基板ラミネート装置の一実施例の外観略示斜視
図、第2図及び第3図はラミネート装置の全体構
成を略示するそれぞれ平面図及び側面図、第4図
及び第5図はラミネート装置のタイミング合せ部
のそれぞれ平面図及び側面図、第6A図から第6
M図および第7図はプリント基板定間隔給送装置
の作用を示すそれぞれ工程図およびタイムチヤー
トである。 1…プリント基板ラミネート装置、2…タイミ
ング合せ部、3…ラミネート部、4…切断部、5
…基板供給部、7…送りベルト、11…早送りベ
ルト、17…ストツパ、21…クランプ用ロー
ル、22,23…給送ローラ、25…間隔ピン、
31,32,33,34…送りローラ、35…ラ
ミネートロール、37…レジストフイルムリー
ル、40…ダイ・ポンチユニツト、51…送りロ
ーラ、54…送りベルト、60…カツター、65
…カツターブレード、P…プリント基板、F…レ
ジストフイルム、T…基板送路、S1〜S10…
センサ、M1,M2…モータ、SY1〜SY3…シ
リンダ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 給材部から供給される平板状物品を互いに一
    定間隔で且つ所定の給送速度で連続的に該物品の
    処理部へ給送する平板状物品の定間隔給送方法で
    あつて、 (イ) 前記給材部5から供給された物品Pを物品給
    送路Tの下方の待機位置へ前記所定給送速度V
    よりも速い速度で早送りして待機させる早送り
    工程、 (ロ) 前記待機位置に早送りされた物品Pを給送方
    向と直角な水平方向へ幅寄せして所定位置にて
    給送方向を正しく向いた状態にセツトする幅寄
    せ工程、 (ハ) 該待機位置の物品Pをその上方の物品給送路
    上の給送位置へ上昇させる上昇工程、 (ニ) 該給送位置から物品Pを前記所定給送速度V
    よりも速い速度で早送り給送する早送り給送工
    程、 (ホ) 該早送り給送された物品Pを前記所定給送速
    度で前記処理部3へ給送する定速給送工程、 を含み、 (ヘ) まず給材部から供給された第1番目の物品P
    1に対し前記早送り工程(イ)、幅寄せ工程(ロ)、上
    昇工程(ハ)、早送り給送工程(ニ)及び定速給送工程
    (ホ)を実施し、 (ト) 一方、該第1物品P1に対する前記定速給送
    工程(ホ)の実施中に、給材部から供給された第2
    番目の物品P2に対し前記早送り工程(イ)、幅寄
    せ工程(ロ)及び上昇工程(ハ)を実施し、 (チ) 次に前記第1物品P1の前記定速給送工程(ホ)
    中に、前記一定間隔を確保するための間隔部材
    25を前記第1物品P1と第2物品P2との間
    に挿入介在させ、 (リ) 次に前記第2物品P2に対し前記早送り給送
    工程(ニ)を実施して、該第2物品P2がその前端
    で前記間隔部材25を押しながら第1物品P1
    を追走してその後端に間隔部材25を介して衝
    突する如くなし、 (ヌ) しかる後に前記第2物品P2に対し前記定速
    給送工程(ホ)を実施し、これと同時に該第1及び
    第2の両物品P1,P2間から前記間隔部材2
    5を抜去し、 (ル) 更に、給材部から供給される第3番目以後
    の各物品に対し前記(ト)から(ヌ)の工程と同様の工
    程を実施する、 ことを特徴とする平板状物品の定間隔給送方法。 2 特許請求の範囲第1項に記載の方法におい
    て、前記早送り工程(イ)では、給材部から供給され
    た物品Pをまず待機位置近傍まで高速v1で早送り
    し、次に低速v2(但し、v1>v2>V)での早送り
    に切り換えて減速させた後、、待機位置に停止さ
    せることを特徴とする方法。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5429790A (en) * 1977-08-09 1979-03-05 Masao Shiotani Surface coating material for artificial fish bank
JPS5955242A (ja) * 1982-09-20 1984-03-30 横河電機株式会社 超音波診断装置の補間方式

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