JPH0457486A - ビデオテープレコーダ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 Ａ産業上の利用分野 本発明はビデオテープレコーダに関し、特ニ高速サーチ
し得るようになされたビデオテープレコーダに適用して
好適なものである。

Ｂ発明の概要 本発明は、ビデオテープレコーダにおいて、トラックジ
ャンプした後続いて同期信号が再生されるまでの期間の
間、復調した映像信号に代えて所定の補正信号を出力す
ることにより、再生画像の画質を向上することができる
。

Ｃ従来の技術 従来、ビデオテープレコーダで高速サーチする場合、時
間軸補正装置を用いて再生信号の時間軸変動を補正する
と共に、再生信号の信号レベルに基づいてドロップアウ
トを補正するようになされている。

すなわち高速サーチにおいては、再生速度に応じて磁気
テープ及び磁気ヘッド間の相対速度が変化し、例えば＋
４２倍速再生においては、ノーマル再生の１／４程度に
相対速度が低下する。

従って時間軸補正装置を用いて時間軸を補正することに
より、再生画像の画質劣化を有効に回避するようになさ
れている。

さらに再生信号の信号レベルが所定値以下に低下すると
、復調した映像信号に代えて灰色の表示画像を表示し、
これによりトラックジャンプの際のドロップアウトを補
正するようになされている。

Ｄ発明が解決しようとする課題 ところで、ビデオテープレコーダの記録フォーマットに
おいては、記録トラック間でＨ並べしないで記録するよ
うになされたものがある。

またＨ並べして記録する場合でも、ジッタ等のより、記
録トラック間で完全にＨ並べされないで記録される場合
がある。

この場合第３図に示すように、隣接する記録トラックか
ら得られるビデオ信号Ｓ□７及びＳ□７．。

（第３図（Ａ）及び（Ｂ））においては、完全にＨ並ぺ
されてない分、磁気ヘッドの走査のタイミングに対して
異なるタイミングで出力される。

このため当該記録トラック間をトラックジャンプすると
、トラックジャンプのタイミングでビデオ信号Ｓ　ＦＩ
ｎからビデオ信号Ｓ　Ｆｌｎ＊１に切り換わって再生さ
れることにより、トラックジャンプした１水平走査期間
Ｔが、前後の水平走査期間より変化したビデオ信号５Ｐ
Ｉ（第３図（Ｃ））が得られる。

この場合ガートバンドを再生する期間Ｔ、においては、
再生信号の信号レベルが立ち下がることにより、ドロッ
プアウト検出信号Ｄｏ（第３図（Ｄ））が立ち下がり、
例えば灰色の再生画像に置き換えられるのに対し、当該
期間Ｔ、基以外トラックジャンプした１水平走査期間Ｔ
においては、ビデオ信号ＳＦＩがそのまま出力される。

さらにトラックジャンプした１水平走査期間Ｔ以外のビ
デオ信号ＳＰＩにおいては、時間軸補正装置により、時
間軸の変動が補正され、正しい表示位置に表示される。

ところがトラックジャンプした１水平走査期間Ｔにおい
て、トラックジャンプ後の期間Ｔｃにおいては、直前の
同期信号に対してビデオ信号Ｓ□の位相が変化すること
により、位相の変化を補正し得す、正しい表示位置に表
示することが困難になる。

このため高速サーチ時の表示画像においては、トラック
ジャンプしたラインがひきつれたように表示され、表示
画像全体が見苦しくなる問題があった。

本発明は以上の点を考慮してなされたもので、高速サー
チ時の画質劣化を有効に回避することができるビデオテ
ープレコーダを提案しようとするものである。

８課題を解決するための手段 かかる課題を解決するため本発明においては、所定速度
以上で高速サーチして、順次磁気テープに記録した映像
信号Ｓ０を再生するビデオテープレコーダ１において、
高速サーチにおいて、磁気へラド２を介して得られる再
生信号ＳＲＦの信号レベルが所定値以下に低下した後、
続いて同期信号が再生されるまでの期間ＴＧＯ間、再生
信号ＳＩＦを復調した映像信号Ｓ□に代えて所定の補正
信号を出力する。

Ｆ作用 再生信号ＳＲＦの信号レベルが所定値以下に低下した後
、続いて同期信号が再生されるまでの期間Ｔ６の間、再
生信号５ＩＩＦを復調した映像信号５ＰＩＩに代えて所
定の補正信号を出力すれば、位相が変化した映像信号５
ＰＩＩに代えて補正信号を出力し得、再生画像のひきつ
れを防止することができる。

Ｇ実施例 以下図面について、本発明の一実施例を詳述する。

第１図において、１は全体としてビデオテープレコーダ
を示し、磁気ヘッド２を介して得られる再生信号ＳＲＦ
を復調回路４で復調する。

これにより第２図に示すように、高速サーチ時、復調回
路４を介して、トラックジャンプの期間Ｔｌｌを間に挟
んで位相の変化したビデオ信号５ＦＩ（第２図（Ａ））
を得ることができる。

ドロップアウト検出回路６は、再生信号Ｓ、Ｆの信号レ
ベルを検出することにより、当該再生信号５ＩＩＦの信
号レベルが所定値以下に立ち下がると、信号レベルが立
ち下がるドロップアウト検出信号ＤＯを出力する。

従って当該ビデオテープレコーダ１においては、ドロッ
プアウト検出信号ＤＯに基づいて、何ら信号が記録され
ていない磁気テープ上の領域を、磁気ヘッド２が走査す
るタイミングを検出し得、これによりガートバンドの領
域を検出することができる。

ガートバンド検出回路８は、ドロップアウト検出信号Ｄ
ｏから周期的に変化する信号成分だけ抽出して、ガート
バンド検出信号ＤＯ！　　（第２図（Ｂ））として出力
する。

すなわちドロップアウト検出信号ＤＯにおいては、ガー
トバンドの領域だけでな（、磁気テープに対する磁気ヘ
ッドの当たりが局所的に劣化した場合等においても、信
号レベルが低下する。

このためこの実施例においては、高速サーチ時、磁気ヘ
ッドが周期的にガートバンドの領域を走査する点に注目
し、ドロップアウト検出信号ＤＯから周期的に変化する
信号成分だけ抽出してガートバンド検出信号Ｄ　Ｏｃを
生成することにより、ガートバンドの領域を検出する。

同期信号分離回路ｌＯは、ビデオ信号５ＰＩＩから水平
同期信号Ｓ、４（第２図（Ｃ））及び垂直同期信号Ｓｖ
を分離する。

ゲート回路１２は、それぞれ水平同期信号Ｓ、Ｉ及び垂
直同期信号Ｓｖの立ち下がりで信号レベルが立ち下がる
水平トリガ信号５ｒｓ（第２図（Ｄ））及び垂直トリガ
信号ＳＴＶを生成する。

ラッチ回路１３は、ガートバンド検出信号　ＤＯＧをセ
ット端子Ｓに入力すると共に、リセット端子Ｒに水平ト
リガ信号５Ｔ）Ｉを入力し、これよりガートバンド検出
信号Ｄ　Ｏｒ、に同期して信号レベルが立ち下がった後
、水平同期信号ＳＮの立ち下がりで信号レベルが立ち上
がるガートバンド処理信号Ｓｃｏ、４（第２図（Ｅ））
を生成する。

選択回路１４は、システム制御回路１６から出力される
制御信号に基づいて接点を切り換え、＋３０倍速以上で
高速サーチする場合、ガートバンド処理信号Ｓ　ＣＯＮ
を選択出力するのに対し、当該再生速度以下で高速サー
チする場合及びノーマル再生する場合、ドロップアウト
検出信号Ｄｏを選択出力する。

時間軸補正回路１５は、水平トリガ信号５ＴＩＩ及び垂
直トリガ信号ＳＴｖを基準にしてビデオ信号Ｓ□をメモ
リ回路に記録した後、所定の同期信号を基準にして順次
読み出すようになされ、これにより時間軸補正したビデ
オ信号Ｓｖを出力する。

さらに時間軸補正回路１５は、システム制御回路１６か
ら出力される制御信号ｓ　ｃｏｓｔに基づいて動作を切
り換え、ノーマル再生においては、選択回路１４の出力
信号が立ち下がるとビデオ信号Ｓ□の書き込み動作を停
止し、これによりドロップアウトしたビデオ信号を１フ
レーム前のビデオ信号で補間する。

これにより時間軸補正回路１５は、時間軸補正動作に加
えて、ドロップアウトを補正するようになされ、再生画
像の画質劣化を有効に回避するようになされている。

これに対して時間軸補正回路１５は、高速サーチにおい
ては、選択回路１４の出力信号が立ち下がると、ビデオ
信号ＳＰＩに代えて灰色の信号レベルに設定された所定
の補正信号をメモリ回路に記録する。

これにより時間軸補正回路１５は、＋３０倍速以下の高
速サーチ時、ドロップアウト検出信号ＤＯが立ち下がる
と、ビデオ信号５ＰＩＩに代えて補正信号を出力するよ
うになされている（以下グレーミュート処理と呼ぶ）。

従って再生画像においては、再生信号ＳＲＦの信号レベ
ルが所定値以下に立ち下がると、復調したビデオ信号Ｓ
□に代えて灰色の表示画像を表示し得、これにより再生
画像の画質劣化を防止することができる。

これに対して＋３０倍速以上の高速サーチ時においては
、ガートバンド処理信号Ｓ、。９が立ち下がる期間ＴＧ
の間、グレーミュート処理することができる。

従って、トラックジャンプしてひきつれたように表示さ
れるラインについて、当該ひきつれた画像に代えて灰色
の表示画像を表示することができ、かくして高速サーチ
時の画像のひきつれを防止することができる。

実際上、画像のひきつれは、再生速度が所定値以上にな
り、１水平走査期間の間でトラックジャンプする場合に
発生する。

従ってこの実施例のように、＋３０倍速以上の高速サー
チ時、トラックジャンプした後続（水平同期信号が得ら
れるまでの期間の間、グレーミュート処理すれば、ひき
つれの部分だけ確実にグレーミュート処理することがで
きる。

以上の構成において、磁気ヘッド２を介して得られる再
生信号ＳＲＦは、復調回路４で復調された後、時間軸補
正回路１５を介して出力され、これにより時間軸補正さ
れたビデオ信号Ｓｖを得ることができる。

さらに再生信号Ｓ、は、ドロップアウト検出回路６に与
えられ、ここで当該再生信号ＳＲＦの信号レベルが所定
値以下に立ち下がると、信号レベルが立ち下がるドロッ
プアウト検出信号ＤＯが生成される。

ドロップアウト検出信号ＤＯは、ガートバンド検出回路
８において、周期的に変化する信号成分だけが抽出され
てラッチ回路１３に出力され、これによりガートバンド
の領域が検出され、ラッチ回路１３を介して、ガートバ
ンドの領域を走査するタイミングで信号レベルが立ち下
がった後、水平同期信号ＳＨの立ち下がりで信号レベル
が立ち上がるガートバンド処理信号Ｓ、。８を得ること
ができる。

ドロップアウト検出信号Ｄｏ及びガートバンド処理信号
ｓ　ｃｏｓは、選択回路１３を介して時間軸補正回路１
５に出力され、これによりビオデ信号Ｓｖにおいては、
＋３０倍速以下で高速サーチする場合、ドロップアウト
検出信号Ｄｏに基づいてグレーミュート処理される。

これに対して、＋３０倍速以上で高速サーチする場合、
ビオデ信号Ｓｖは、ガートバンド処理信号Ｓ　ＣＯＮに
基づいてグレーミュート処理され、これにより高速サー
チ時ひきつれのない表示画像を得ることができる。

以上の構成によれば、＋３０倍速以上の高速サーチ時、
トラックジャンプした後続く水平同期信号が得られるま
での期間の間、グレーミュート処理することにより、再
生画像のひきつれを防止することができる。

なお上述の実施例においては、＋３０倍速以上の高速サ
ーチ時、トラックジャンプした後続く水平同期信号が得
られるまでの期間の間、グレーミュート処理する場合に
ついて述べたが、本発明は＋３０倍速以上に限らず、必
要に応じて所望の再生速度以上で処理するようにしても
よい。

さらに上述の実施例においては、ビデオ信号Ｓ□に代え
て灰色の信号レベルに設定された補正信号を出力する場
合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えばビ
デオ信号ＳＰＩに代えて黒色の信号レベルに設定された
補正信号を出力してもよい。

また、例えば１フレーム前のビデオ信号Ｓ□を補正信号
として出力することにより、いわゆる補間処理し、これ
によりひきつれを防止してもよい。

さらに上述の実施例においては、記録トラック間にガー
トバンドを形成し、当該ガートバンドの部分を走査した
後、続く水平同期信号が得られるまでの期間の間、グレ
ーミュート処理する場合について述べたが、本発明はガ
ートバンドを形成する場合に限らず、アジマス記録する
場合にも広く通用することができる。

すなわちアジマス記録した磁気テープにおいては、隣接
する記録トラックのアジマス角が異なることから、ガー
トバンドを走査する場合と同様にトラックジャンプして
隣接する記録トラックを走査する期間の間、再生信号Ｓ
ＩＦの信号レベルが低下する。

さらにアジマス記録においてＨ並べした場合でも、ジッ
タ等により記録トラック間で完全にＨ並べし得す、トラ
ックジャンプした際、ビデオ信号の位相が変化する。

従ってアジマス記録においてＨ並べした場合でも、高速
サーチ時、再生画像にひきつれが発生し、再生信号の信
号レベルが立ち下がった後続く水平同期信号が得られる
までの期間の間、再生されたビデオ信号に代えて所定の
補正信号を出力することにより、再生画像のひきつれを
防止することができる。

Ｈ発明の効果 上述のように本発明によれば、再生信号の信号レベルが
所定値以下に低下した後、続いて同期信号が再生される
までの期間の間、再生した映像信号に代えて所定の補正
信号を出力することにより、高速サーチ時、再生画像の
ひきつれを防止することができ、かくして再生画像の画
質劣化を有効に回避し得るビデオテープレコーダを得る
ことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例によるビデオテープレコーダ
を示すブロック図、第２図はその動作の説明に供する信
号波形図、第３図は従来のビデオテープレコーダの動作
の説明に供する信号波形図である。 １・・・・・・ビデオテープレコーダ、２・・・・・・
磁気ヘッド、６・・・・・・ドロップアウト検出回路、
８・・・・・・ガートバンド検出回路、１５・・・・・
・時間軸補正回路。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 所定速度以上で高速サーチして、順次磁気テープに記録
   した映像信号を再生するビデオテープレコーダにおいて
   、 上記高速サーチにおいて、 磁気ヘッドを介して得られる再生信号の信号レベルが所
   定値以下に低下した後、続いて同期信号が再生されるま
   での期間の間、上記再生信号を復調した映像信号に代え
   て所定の補正信号を出力する ことを特徴とするビデオテープレコーダ。