JPH0457424B2 - - Google Patents

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JPH0457424B2
JPH0457424B2 JP17368388A JP17368388A JPH0457424B2 JP H0457424 B2 JPH0457424 B2 JP H0457424B2 JP 17368388 A JP17368388 A JP 17368388A JP 17368388 A JP17368388 A JP 17368388A JP H0457424 B2 JPH0457424 B2 JP H0457424B2
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JP
Japan
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tube
mold
core
diameter portion
molten metal
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JP17368388A
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JPH0225245A (ja
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Takuya Atsumi
Yasuo Watanabe
Hiromasa Aranaka
Hiroshi Saito
Juichiro Sato
Yuzuru Watanabe
Yoshitsugu Akimoto
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Pacific Engineering Corp
Original Assignee
Pacific Engineering Corp
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
Application filed by Pacific Engineering Corp, Kawasaki Steel Corp filed Critical Pacific Engineering Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は金属管の水平連続鋳造用鋳型装置に関
する。
[従来の技術] 金属管の水平連続鋳造方法にあつては、特開昭
60−54255号公報に記載される如く、管外面成形
内径部を備える鋳型と、鋳型内に配設されて管内
面成形外径部を備える中子とを有する鋳型装置が
用いられる。すなわち、上記鋳型装置を溶湯保持
炉の鋳込口に配設し、この鋳型装置において溶湯
を冷却して鋳造管を形成し、この鋳造管を水平に
引抜く。
[発明が解決しようとする課題] ところで、上記水平連続鋳造時には、鋳型内の
溶湯が中子まわりにて大きく凝固収縮しながら鋳
造管となり引抜かれる。そこで、大きく凝固収縮
した鋳造管が中子を強く抱き込んで引抜き不良に
至ることを防止するため、第8図に模式的に示す
如く、中子の管内面成形外径部を鋳型出側に向け
て先細りテーパー状とすることが考えられる。第
8図において、1は鋳型、2は中子、3は溶湯注
入通路、4は管成形通路、θは管内面成形外径部
の表面の勾配である。
しかしながら、第8図の鋳型装置を用いて鋳造
した鋳鉄管65Aについて、第6図に示す如く円
周を12等分し、各部の内外径および肉厚を測定し
た結果、各引抜き長さ位置における肉厚に関して
第7図を得た。この第7図によれば、管軸を含む
水平面に対し、管上面側(No.1,2,3,11,
12)の肉厚は厚く、管下面側(No.5,6,7,
8,9)の内面は薄くなるという偏肉の存在が認
められる。また、管中心は管軸を含む水平面に対
し下側に偏心することも認められた。
本発明は、金属管を水平連続鋳造するに際し、
安定引抜き可能とするとともに、寸法精度の良い
鋳造管を製造可能とすることを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明は、管外面成形内径部を備える鋳型と、
鋳型内に配設されて管内面成形外径部を備える中
子とを有し、溶湯保持炉の鋳込口に配設され、溶
湯を冷却して鋳造管を形成し、この鋳造管を水平
に引抜き可能とする金属管の水平連続鋳造用鋳型
装置において、中子の管内面成形外径部が鋳型出
側に向けて先細りテーパー状となるように設定
し、かつ管内面成形外径部の上面の勾配がその下
面の勾配より小となるように設定するようにした
ものである。
[作用] 本発明者の考察によれば、前述の第8図の鋳型
装置を用いた時、得られる鋳造管に前述の如くの
偏心偏肉性が認められた原因は中子に作用する鋳
造管の自重が中子を下向きに押し曲げ、鋳型の管
外面成形内径部と中子の管内面成形外径部のギヤ
ツプが管周方向において不均一(管上面側のギヤ
ツプは大、管下面側のギャツプは小)になつたこ
とに基づく。
しかして、本発明にあつては、中子の管内面成
形外径部の上面の勾配をその下面の勾配より予め
小さく設定しておくことにより、鋳型の管外面成
形内径部と中子の管内面成形外径部とのギヤツプ
を、鋳造管の自重が作用する水平連続鋳造時に同
等とすることができる。
すなわち、本発明によれば、中子の管内面成形
外径部が先細りテーパ状であることから、鋳造管
が中子を強く抱き込むことなく安定引抜きでき
る。また、鋳造時における中子と鋳型のギヤツプ
を管周方向にて均等化でき、偏心偏肉のない寸法
精度の良い鋳造管を製造できる。
[実施例] 第1図は本発明の一実施例を示す制御系統図、
第2図は鋳型装置を示す断面図、第3図は鋳型装
置を示す端面図、第4図は鋳型装置の特徴的構成
を模式的に示す断面図、第5図は第4図の側面図
である。
連続鋳造装置10は、第1図に示す如く、溶湯
保持炉11の側面下部に形成した鋳込口12に鋳
型装置13を付帯して配設している。連続鋳造装
置10は、鋳型装置13により溶湯を冷却して鋳
造管14を形成し、これを水平に引抜き鋳造す
る。
連続鋳造装置10は、鋳型装置13の出側にて
鋳造管14を支持するガイドローラー15を備え
るとともに、鋳造管14を引抜くための引抜ロー
ラー装置16を備える。引抜ローラー装置16
は、ピンチローラー17と押えローラー18とか
らなる。なお、引抜ローラー装置16は、油圧ポ
ンプ16Aにて駆動される油圧モーター16Bを
有し、この油圧モーター16Bにてピンチローラ
ー17を駆動し、結果として鋳造管14に引抜力
を付与することとしている。
鋳型装置13は、第2図、第3図に示す如く、
黒鉛からなる鋳型19と同じく黒鉛からなる中子
20とにより構成されている。
鋳型19は、中空状をなし、溶湯流入側端部に
中子保持内径部21を備えるとともに、中子保持
内径部21を除く略全長にわたる鋳型中心軸まわ
りに管外面成形内径部22を備える。
中子20は、鋳型19に装入され、溶湯流入側
端部に鋳型19の中子保持内径部21に嵌着され
るフランジ部23を備えるとともに、フランジ部
23を除く略全長にわたる鋳型中心軸まわりに設
けられて鋳型19の管外面成形内径部22との間
に管成形通路25を形成する管内面成形外径部2
4を備える。また中子20は、フランジ部23に
おける鋳型中心軸のまわりの複数位置(この実施
例では4位置)のそれぞれに上記管成形通路25
に連通する溶湯注入通路26を備える。各溶湯注
入通路26の通路断面形状は円弧状である。な
お、隣接する溶湯注入通路26に挟まれる継なぎ
部27の厚みgは強度上許される限り小とし、各
溶湯注入通路26の通路面積をより大とすること
が好ましい。
すなわち、鋳型装置13は、鋳型19の中子保
持内径部21に中子20のフランジ部23を嵌着
固定し、前記溶湯注入通路26と管成形通路25
とをストレート状に連通する。第2図の28は鋳
型19と中子20との固定ピンである。
なお、鋳型装置13は、具体的には鋳型19の
溶湯流出側端部に銅ライナー29を介して銅製の
水冷ジヤケツト体30を嵌着するとともに、鋳型
19の溶湯流入側端部にレンガからなるインサー
トリング31,32を嵌着し、また水冷ジヤケツ
ト体30とインサートリング31の間に鉄板33
を嵌着することとしている。これにより、鋳型装
置13は、水冷ジヤケツト体30の部分を溶湯を
凝固形成させるための冷却部、インサートリング
31の部分を非冷却部、インサートリング32の
部分を保持炉11の炉壁11Aへの装着部として
いる。
また、この実施例の連続鋳造装置10は、鋳型
装置13に流入した溶湯が過冷却することのない
ように、中子20の溶湯流入側端部に孔状のぬす
み20Aを設けるとともに、鋳型装置13の端部
を炉内へ突出させている。
なお、連続鋳造装置10は、制御装置41を有
している。制御装置41は、鋳造管14を、引
抜き時間(te)の間一定引抜き速度(Ve)で引
抜き長さPだけ引抜き、上記引抜き後の待ち時
間(tw)の間停止することを1サイクルとして
繰返すべく、引抜きローラー装置16の油圧ポン
プ駆動制御部42を制御する。なお、鋳造管14
の引抜き速度は油圧モーター16Bの出力軸に連
結される引抜き速度検出器43を介して制御装置
41にフイードバツクされる。
しかして鋳型装置13にあつては、第4図、第
5図に示す如く、中子20の管内面成形外径部2
4が、鋳型19の出側に向けて先細りテーパ状を
なすように設定されている。
また、鋳型装置13にあつては、上記管内面成
形外径部24の先端中心をその基端中心に対して
上側にeだけ偏心させ、管内面成形外径部24の
上面の(水平面に対する)勾配αがその下面の勾
配βより小となるように設定している。管内面成
形外径部24の側面の勾配γはαとβの中間値と
なる。
次に、上記実施例の作用について説明する。
上記実施例にあつては、中子20の管内面成形
外径部35の上面の勾配αをその下面の勾配βよ
り予め小さく設定しておくことによれ、鋳型19
の管外面成形内径部22と中子20の管内面成形
外径部24とのギヤツプを、鋳造管14の自重が
作用する水平連続鋳造時に同等とすることができ
る。
すなわち、上記実施例によれば、中子20の管
内面成形外径部24が先細りテーパ状であること
から、鋳造管14が中子20を強く抱き込むこと
なく安定引抜きでる。また、鋳造時における中子
20と鋳型19のギヤツプを管周方向にて均等化
でき、偏心偏肉のない寸法精度の良い鋳造管14
を製造できる。
なお、本発明者の検討によれば、中子20の管
内面成形外径部24における上述の勾配α、βは
1/50〜1/300の範囲で変化させるのが良い。
上記勾配α、βの数値限定理由は以下の如くで
ある。
すなわち、本勾配は鋳造金属の種類および鋳造
速度と非常に強い関係を有し、鋳造管連続鋳造操
業の可否を決定する。
本発明の勾配範囲を設定した基になる操業結果
を説明する。
30Aの鋳鉄管を勾配1/300の中子20を使用
して、約500mm/分の鋳造速度で引抜いたところ、
非常に安定して操業できた。一方、勾配1/400の
中子20を使用して操業を実施した結果、中子2
0がしまりばめの状態となり引抜き不能になつ
た。
また、80Aの鋳鉄管を勾配1/100の中子20
を使用して、約500mm/分の鋳造速度で引抜いた
ところ、安定して操業が実施できた。
以上の操業結果は鋳鉄の場合であるが、熱伝導
率が大きく、かつ熱収縮の大きい金属の場合に
は、さらに勾配を大きくすることは容易に考えら
れる。
なお、本発明者の実験結果によれば、鋳鉄管6
5A(肉厚4.2〜4.5mm)の鋳造時に、従来の偏肉
率11.5%を本発明の適用により4.8%に改善でき
た。
[発明の効果] 以上のように本発明によれば、金属管を水平連
続鋳造するに際し、安定引抜き可能とするととも
に、寸法精度の良い鋳造管を製造できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す制御系統図、
第2図は鋳型装置を示す断面図、第3図は鋳型装
置を示す端面図、第4図は鋳型装置の特徴的構成
を模式的に示す断面図、第5図は第4図の側面
図、第6図は鋳造管を示す断面図、第7図は鋳造
管の肉厚分布を示す線図、第8図は従来の鋳型装
置を模式的に示す断面図である。 10……連続鋳造装置、11……溶湯保持炉、
12……鋳込口、13……鋳型装置、14……鋳
造管、19……鋳型、20……中子、22……管
外面成形内径部、24……管内面成形外径部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 管外面成形内径部を備える鋳型と、鋳型内に
    配設されて管内面成形外径部を備える中子とを有
    し、溶湯保持炉の鋳込口に配設され、溶湯を冷却
    して鋳造管を形成し、この鋳造管を水平に引抜き
    可能とする金属管の水平連続鋳造用鋳型装置にお
    いて、中子の管内面成形外径部が鋳型出側に向け
    て先細りテーパー状となるように設定し、かつ管
    内面成形外径部の上面の勾配がその下面の勾配よ
    り小となるように設定することを特徴とする金属
    管の水平連続鋳造用鋳型装置。
JP17368388A 1988-07-14 1988-07-14 金属管の水平連続鋳造用鋳型装置 Granted JPH0225245A (ja)

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JP17368388A JPH0225245A (ja) 1988-07-14 1988-07-14 金属管の水平連続鋳造用鋳型装置

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JP17368388A JPH0225245A (ja) 1988-07-14 1988-07-14 金属管の水平連続鋳造用鋳型装置

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JPH0225245A JPH0225245A (ja) 1990-01-26
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