JPH01317670A - 金属管の水平連続鋳造装置 - Google Patents
金属管の水平連続鋳造装置Info
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- JPH01317670A JPH01317670A JP14685288A JP14685288A JPH01317670A JP H01317670 A JPH01317670 A JP H01317670A JP 14685288 A JP14685288 A JP 14685288A JP 14685288 A JP14685288 A JP 14685288A JP H01317670 A JPH01317670 A JP H01317670A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は金属管の水平連続鋳造装置に関する。
[従来の技術]
金属管の連続鋳造方法にあっては、特開昭60−542
55号公報に記載される如く、溶湯保持炉の鋳込口に鋳
型装置を配設し、この鋳型装置において溶湯を冷却して
鋳造管を形成し、この鋳造管を引抜ローラー装置により
水平方向に引抜いて鋳造する。
55号公報に記載される如く、溶湯保持炉の鋳込口に鋳
型装置を配設し、この鋳型装置において溶湯を冷却して
鋳造管を形成し、この鋳造管を引抜ローラー装置により
水平方向に引抜いて鋳造する。
[発明が解決しようとする課題]
ところで、上述の如くの金属管の水平連続鋳造において
は、鋳型装置内において鋳造管に作用する重力の影響に
より、鋳造管下面は鋳型下面に密接するものの、鋳造管
上面には溶湯の凝固収縮分が集中して鋳型上面との間に
空隙を生ずる。この空隙は大きな断熱性能を有し、結果
として鋳造管上面に及ぼす冷却能は低下し、この鋳造管
上面の凝固が遅れた不均一凝固シェルを生成することに
なる。
は、鋳型装置内において鋳造管に作用する重力の影響に
より、鋳造管下面は鋳型下面に密接するものの、鋳造管
上面には溶湯の凝固収縮分が集中して鋳型上面との間に
空隙を生ずる。この空隙は大きな断熱性能を有し、結果
として鋳造管上面に及ぼす冷却能は低下し、この鋳造管
上面の凝固が遅れた不均一凝固シェルを生成することに
なる。
上述の不均一凝固シェルの生成は、製品鋳造管に熱応力
による変形を発生させるという不都合がある。
による変形を発生させるという不都合がある。
また、金属管の連続鋳造においても、中実鋳片の連続鋳
造におけると同様に、凝固鋳片を連続して引抜くと、凝
固核の弱い部分から破断を生じ、鋳型出口でブレークア
ウトとなる。したがって、金属管の連続鋳造においても
、引抜きと停止を1サイクルとしてくり返す間欠引抜き
を採用することがある。ところが、上記の間欠引抜きを
採用する場合には、t4型内の凝固シェルが停止段階で
は鋳型に接着し、引抜段階では破断する。この時。
造におけると同様に、凝固鋳片を連続して引抜くと、凝
固核の弱い部分から破断を生じ、鋳型出口でブレークア
ウトとなる。したがって、金属管の連続鋳造においても
、引抜きと停止を1サイクルとしてくり返す間欠引抜き
を採用することがある。ところが、上記の間欠引抜きを
採用する場合には、t4型内の凝固シェルが停止段階で
は鋳型に接着し、引抜段階では破断する。この時。
前述の如くの不均一凝固シェルの生成があると、■鋳造
管下面側では空隙の存在がないため新たに鋳型内に差込
む溶湯が先行する破断シェルに完全に融着するものの、
■鋳造管上面側では空隙の存在があるため新たに鋳型内
に差込む溶湯が破断シェルに融着することなく管表面に
て薄片状に凝固し、2重肌となり、あるいは深い表面疵
となってブレークアウトの原因となるおそれもある。
管下面側では空隙の存在がないため新たに鋳型内に差込
む溶湯が先行する破断シェルに完全に融着するものの、
■鋳造管上面側では空隙の存在があるため新たに鋳型内
に差込む溶湯が破断シェルに融着することなく管表面に
て薄片状に凝固し、2重肌となり、あるいは深い表面疵
となってブレークアウトの原因となるおそれもある。
本発明は、鋳型内において均一凝固シェルを生成せしめ
、製品鋳造管に熱応力による変形を発生させることを防
止し、また鋳造管を間欠引抜きする場合にも表面肌の優
れたブレークアウトのない安定鋳造を達成することを目
的とする。
、製品鋳造管に熱応力による変形を発生させることを防
止し、また鋳造管を間欠引抜きする場合にも表面肌の優
れたブレークアウトのない安定鋳造を達成することを目
的とする。
[課題を解決するための手段]
本発明は、溶湯保持炉の鋳込口に配設した鋳型装置によ
O溶湯を管状に凝固させて鋳造管を形成し、この鋳造管
を水平方向に引抜く金属管の水平連続鋳造装置において
、鋳型装置にて形成される鋳造管を挟圧して引抜くピン
チローラ−を備え、 −かつこのピンチローラ−の軸
線を鋳造管引抜方向に対し傾斜配置し、鋳造管に回転変
位を与えながら該鋳造管を引抜く引抜ローラー装置と、
上記ピンチローラ−を鋳造管の引抜ラインに交差する断
面内にて上下方向に移動できるピンチローラ−移動装置
と、鋳型装置の出側に配設され、鋳造管の上下面の温度
を測定する温度測定装置と、温度測定装置の測定結果を
得てピンチローラ−移動装置を制御し、鋳造管をその上
下面においてより高温である側に押圧し、かつ回転させ
ながら引抜き制御する制御装置とを有してなるようにし
たものである。
O溶湯を管状に凝固させて鋳造管を形成し、この鋳造管
を水平方向に引抜く金属管の水平連続鋳造装置において
、鋳型装置にて形成される鋳造管を挟圧して引抜くピン
チローラ−を備え、 −かつこのピンチローラ−の軸
線を鋳造管引抜方向に対し傾斜配置し、鋳造管に回転変
位を与えながら該鋳造管を引抜く引抜ローラー装置と、
上記ピンチローラ−を鋳造管の引抜ラインに交差する断
面内にて上下方向に移動できるピンチローラ−移動装置
と、鋳型装置の出側に配設され、鋳造管の上下面の温度
を測定する温度測定装置と、温度測定装置の測定結果を
得てピンチローラ−移動装置を制御し、鋳造管をその上
下面においてより高温である側に押圧し、かつ回転させ
ながら引抜き制御する制御装置とを有してなるようにし
たものである。
[作用]
本発明によれば、引抜ローラー装置のピンチローラ−を
傾斜配置することにより、鋳型装置が鋳造管に及ぼす管
周方向における冷却能の差を平均化するように、鋳造管
を回転させながら引抜くことになる。
傾斜配置することにより、鋳型装置が鋳造管に及ぼす管
周方向における冷却能の差を平均化するように、鋳造管
を回転させながら引抜くことになる。
また、ピンチローラ−移動装置によりピンチローラ−を
上下方向に移動できるようにし、温度測定装置により鋳
型装置の出側における鋳造管の上下面の温度を測定しな
がら、表面温度の高い温度の鋳型〜鋳造管の空隙を少な
くするようにピンチローラ−移動装置を制御することに
なる。これにより、鋳型装置がその部分に及ぼす冷却能
を促進し、結果として管周方向に凝固遅れ部の少ない均
−凝固シエルを生成することとなる。
上下方向に移動できるようにし、温度測定装置により鋳
型装置の出側における鋳造管の上下面の温度を測定しな
がら、表面温度の高い温度の鋳型〜鋳造管の空隙を少な
くするようにピンチローラ−移動装置を制御することに
なる。これにより、鋳型装置がその部分に及ぼす冷却能
を促進し、結果として管周方向に凝固遅れ部の少ない均
−凝固シエルを生成することとなる。
したがって、凝固シェルの均一化が生成され、製品鋳造
管に熱応力による変形を発生させることがない。
管に熱応力による変形を発生させることがない。
また、間欠引抜きに際しても、凝固シェルの均一化が達
成されるから、鋳造管の停止段階に続く引抜き段階で凝
固シェルの破断を生じた後、新たに差込む溶湯が管周方
向のどの部分においても先行する破断シェルに完全に融
着する。このため、2重肌やブレークアウトを招くこと
がない。
成されるから、鋳造管の停止段階に続く引抜き段階で凝
固シェルの破断を生じた後、新たに差込む溶湯が管周方
向のどの部分においても先行する破断シェルに完全に融
着する。このため、2重肌やブレークアウトを招くこと
がない。
すなわち、鋳型内において均一凝固シェルを生成せしめ
、製品鋳造管に熱応力による変形を発生させることを防
止し、また鋳造管を間欠引抜きする場合にも表面肌の優
れたブレークアウトのない安定鋳造を達成することがで
きる。
、製品鋳造管に熱応力による変形を発生させることを防
止し、また鋳造管を間欠引抜きする場合にも表面肌の優
れたブレークアウトのない安定鋳造を達成することがで
きる。
[実施例]
第1図は本発明の一実施例を示す制御系統図、第2図は
鋳型装置を示す断面図、第3図は鋳型装置を示す端面図
、第4図はローラー傾動状態を示す模式図である。
鋳型装置を示す断面図、第3図は鋳型装置を示す端面図
、第4図はローラー傾動状態を示す模式図である。
連続鋳造装置10は、第1図に示す如く、溶湯保持炉1
1の側面下部に形成した鋳込口12に鋳思装置13を付
帯して配設している。連続鋳造装置10は、鋳型装置1
3により溶湯を冷却して鋳造管14を形成し、これを水
平方向に引抜き鋳造する。
1の側面下部に形成した鋳込口12に鋳思装置13を付
帯して配設している。連続鋳造装置10は、鋳型装置1
3により溶湯を冷却して鋳造管14を形成し、これを水
平方向に引抜き鋳造する。
連続鋳造装置10は、鋳型装W13の出側にて鋳造管1
4を支持するガイドローラー15を備えるとともに、鋳
造管14を引抜くための引抜ローラー装置16を備える
。引抜ローラー装置16は、ピンがローラー17と押え
ローラー18とからなる。なお、引抜ローラー装置16
は、油圧ポンプ16Aにて駆動される油圧モーター16
Bを有し、この油圧モーター16Bにてピンチローラ−
17を駆動し、結果として鋳造管14に引抜力を付与す
ることとしている。
4を支持するガイドローラー15を備えるとともに、鋳
造管14を引抜くための引抜ローラー装置16を備える
。引抜ローラー装置16は、ピンがローラー17と押え
ローラー18とからなる。なお、引抜ローラー装置16
は、油圧ポンプ16Aにて駆動される油圧モーター16
Bを有し、この油圧モーター16Bにてピンチローラ−
17を駆動し、結果として鋳造管14に引抜力を付与す
ることとしている。
鋳型装置13は、第2図、第3図に示す如く。
黒鉛からなるt4型19と同じく黒鉛からなる中子20
とにより構成されている。
とにより構成されている。
#4型19は、中空状をなし、溶湯流入側端部に中子保
持内径部21を備えるとともに、中子保持内径部21を
除く略全長にわたる鋳型中心軸まわりに管外面成形内径
部22を備える。
持内径部21を備えるとともに、中子保持内径部21を
除く略全長にわたる鋳型中心軸まわりに管外面成形内径
部22を備える。
中子20は、鋳型19に装入され、溶湯流人側端部に鋳
型19の中子保持内径部21に嵌着されるフランジ部2
3を備えるとともに、フランジ部23を除く略全長にわ
たる鋳型中心軸まわりに設けられて鋳型19の管外面成
形内径部22との間に管成形通路25を形成する管内面
成形外径部24を備える。また中子20は、フランジ部
23における鋳型中心軸まわりの複数位置(この実施例
では4位置)のそれぞれに上記管成形通路25に連通す
る溶湯注入通路26を備える。各溶湯注入通路26の通
路断面形状は円弧状である。なお、隣接する溶湯注入通
路26に挟まれる継なぎ部27の厚みgは強度上杵され
る限り小とし、各溶湯注入通路26の通路面積をより大
とすることが好ましい。
型19の中子保持内径部21に嵌着されるフランジ部2
3を備えるとともに、フランジ部23を除く略全長にわ
たる鋳型中心軸まわりに設けられて鋳型19の管外面成
形内径部22との間に管成形通路25を形成する管内面
成形外径部24を備える。また中子20は、フランジ部
23における鋳型中心軸まわりの複数位置(この実施例
では4位置)のそれぞれに上記管成形通路25に連通す
る溶湯注入通路26を備える。各溶湯注入通路26の通
路断面形状は円弧状である。なお、隣接する溶湯注入通
路26に挟まれる継なぎ部27の厚みgは強度上杵され
る限り小とし、各溶湯注入通路26の通路面積をより大
とすることが好ましい。
すなわち、鋳型装M13は、鋳型19の中子保持内径部
21に中子20のフランジ部23を嵌着固定し、前記溶
湯注入通路26と管成形通路25とをストレート状に連
通ずる。第2図の28は鋳割19と中子20との固定ビ
ンである。
21に中子20のフランジ部23を嵌着固定し、前記溶
湯注入通路26と管成形通路25とをストレート状に連
通ずる。第2図の28は鋳割19と中子20との固定ビ
ンである。
なお、鋳型装置13は、具体的には、鋳型19の溶湯流
出側端部に銅ライナー29を介して銅製の水冷ジャケッ
ト体30を嵌着するとともに、鋳型19の溶湯流入側端
部にレンガからなるインサートリング31.32を嵌着
し、また水冷ジャケット体30とインサートリング31
の間に鉄板33を嵌着することとしている。これにより
、鋳型装置13は、水冷ジャケット体30の部分を溶湯
を凝固形成させるための冷却部、インサートリング31
の部分を非冷却部、インサートリング32の部分を保持
炉11の炉壁11Aへの装着部としている。
出側端部に銅ライナー29を介して銅製の水冷ジャケッ
ト体30を嵌着するとともに、鋳型19の溶湯流入側端
部にレンガからなるインサートリング31.32を嵌着
し、また水冷ジャケット体30とインサートリング31
の間に鉄板33を嵌着することとしている。これにより
、鋳型装置13は、水冷ジャケット体30の部分を溶湯
を凝固形成させるための冷却部、インサートリング31
の部分を非冷却部、インサートリング32の部分を保持
炉11の炉壁11Aへの装着部としている。
また、この実施例の連続鋳造装置lOは、鋳型装@13
に流入した溶湯が過冷却することのないように、中子2
0の溶湯流入側端部に礼状のぬすみ20Aを設けるとと
もに、鋳型装置13の端部を炉内へ突出させている。
に流入した溶湯が過冷却することのないように、中子2
0の溶湯流入側端部に礼状のぬすみ20Aを設けるとと
もに、鋳型装置13の端部を炉内へ突出させている。
しかして、連続鋳造装置toは、ピンチローラ−傾動装
置41と、ピンチローラ−移動装置42と、温度測定装
置43と、制御装置44を有している。
置41と、ピンチローラ−移動装置42と、温度測定装
置43と、制御装置44を有している。
ピンチローラ−傾動装置41は、第4図に示す如く、引
抜ローラー装置16のピンチローラ−17の軸線が引抜
直角方向に対してなす角度θを調整する0図において、
45はピンチローラ−17を支持する可動台、46は連
結リンク、47は駆動リンク、48は角度検出器である
。
抜ローラー装置16のピンチローラ−17の軸線が引抜
直角方向に対してなす角度θを調整する0図において、
45はピンチローラ−17を支持する可動台、46は連
結リンク、47は駆動リンク、48は角度検出器である
。
ピンチローラ−移動装置42は、ピンチローラ−17を
鋳造管14の引抜きラインに交差する断面内にて上下方
向に移動する。49はピンチローラ−17の上下の位置
検出器である。
鋳造管14の引抜きラインに交差する断面内にて上下方
向に移動する。49はピンチローラ−17の上下の位置
検出器である。
温度測定装置43は、鋳型装置13の出側〜ガイドロー
ラー15の間の鋳造管14の引抜きラインまわりにて、
管周方向に沿う複数位置のそれぞれに設置される複数の
温度センサ50i(i=1〜n)を備え、鋳造管14の
管周方向における温度分布、特に上下面の温度を測定す
る。温度測定装置43の測定結果は制御装置44に転送
される。
ラー15の間の鋳造管14の引抜きラインまわりにて、
管周方向に沿う複数位置のそれぞれに設置される複数の
温度センサ50i(i=1〜n)を備え、鋳造管14の
管周方向における温度分布、特に上下面の温度を測定す
る。温度測定装置43の測定結果は制御装置44に転送
される。
制御装置44は、鋳造管14を、■引抜時間(te)の
間一定引抜き速度(Ve)で引抜き長さPだけ引抜き、
■上記引抜き後の待時間(tw)の開停止することを、
lサイクルとしてくり返すべく、引抜ローラー装置16
の油圧ポンプ駆動制御部51を制御する。なお、鋳造管
14の引抜き速度は油圧モーター16Bの出力軸に連結
される引抜き速度検出器52を介して制御装置44にフ
ィードバックされる。
間一定引抜き速度(Ve)で引抜き長さPだけ引抜き、
■上記引抜き後の待時間(tw)の開停止することを、
lサイクルとしてくり返すべく、引抜ローラー装置16
の油圧ポンプ駆動制御部51を制御する。なお、鋳造管
14の引抜き速度は油圧モーター16Bの出力軸に連結
される引抜き速度検出器52を介して制御装置44にフ
ィードバックされる。
さらに、制御装置44は、温度測定装置43の測定結果
を得てピンチローラ−移動装置42を制御し、ピンチロ
ーラ−移動装置42により移動せしめられるピンチロー
ラ−17により鋳造管14をその上下面においてより高
温である側に押圧しながら引抜き制御する。
を得てピンチローラ−移動装置42を制御し、ピンチロ
ーラ−移動装置42により移動せしめられるピンチロー
ラ−17により鋳造管14をその上下面においてより高
温である側に押圧しながら引抜き制御する。
この時また、制御装置44は、上記押圧過程に際し、ピ
ンチローラ−傾動装置41を駆動制御し、鋳造管14の
回転量を調整する。すなわち。
ンチローラ−傾動装置41を駆動制御し、鋳造管14の
回転量を調整する。すなわち。
ピンチローラ−17の軸線を傾斜せしめられる引抜ロー
ラー装置16は、その駆動トルクの引抜き方向成分によ
り鋳造管14を引抜き方向に移動し、その駆動トルクの
引抜き方向に直角をなす成分により鋳造管14を回転せ
しめる。
ラー装置16は、その駆動トルクの引抜き方向成分によ
り鋳造管14を引抜き方向に移動し、その駆動トルクの
引抜き方向に直角をなす成分により鋳造管14を回転せ
しめる。
次に、上記実施例の作用について説明する。
上記実施例によれば、引抜ローラー装置16のピンチロ
ーラ−17を傾斜配置することにより、鋳型装置13が
鋳造管14に及ぼす管周方向における冷却能の差を平均
化するように、鋳造管14を回転させながら引抜くこと
になる。
ーラ−17を傾斜配置することにより、鋳型装置13が
鋳造管14に及ぼす管周方向における冷却能の差を平均
化するように、鋳造管14を回転させながら引抜くこと
になる。
また、ピンチローラ−移動装置42によりピンチローラ
−17を上下方向に移動できるようにし、温度測定装置
43により鋳型装置13の出側における鋳造管14の上
下面の温度を測定しながら、表面温度の高い部分の鋳型
〜鋳造管の空隙を少なくするようにピンチローラ−移動
装置42を制御することになる。これにより、鋳型装置
13がその部分に及ぼす冷却能を促進し、結果として管
周方向に凝固遅れ部の少ない均一凝固シェルを生成する
こととなる。
−17を上下方向に移動できるようにし、温度測定装置
43により鋳型装置13の出側における鋳造管14の上
下面の温度を測定しながら、表面温度の高い部分の鋳型
〜鋳造管の空隙を少なくするようにピンチローラ−移動
装置42を制御することになる。これにより、鋳型装置
13がその部分に及ぼす冷却能を促進し、結果として管
周方向に凝固遅れ部の少ない均一凝固シェルを生成する
こととなる。
したがって、凝固シェルの均一化が生成され、製品鋳造
管に熱応力による変形を発生させることがない。
管に熱応力による変形を発生させることがない。
また、間欠引抜きに際しても、凝固シェルの均一化が達
成されるから、鋳造管14の停止段階に続く引抜き段階
で凝固シェルの破断を生じた後、新たに差込む溶湯が管
周方向のどの部分においても先行する破断シェルに完全
に融着する。このため、2重肌やブレークアウトを招く
ことがない。
成されるから、鋳造管14の停止段階に続く引抜き段階
で凝固シェルの破断を生じた後、新たに差込む溶湯が管
周方向のどの部分においても先行する破断シェルに完全
に融着する。このため、2重肌やブレークアウトを招く
ことがない。
すなわち、鋳型内において均一凝固シェルを生成せしめ
、製品鋳造管に熱応力による変形を発生させることを防
止し、また鋳造管14を間欠引抜きする場合にも表面肌
の優れたブレークアウトのない安定鋳造を達成すること
ができる。
、製品鋳造管に熱応力による変形を発生させることを防
止し、また鋳造管14を間欠引抜きする場合にも表面肌
の優れたブレークアウトのない安定鋳造を達成すること
ができる。
なお、本発明の実施において、ピンチローラ−移動装置
により移動せしめられるピンチローラ−により変位せし
める鋳造管の変位量は、水平レベルに対し上下方向に±
2度以下程度が好適である。
により移動せしめられるピンチローラ−により変位せし
める鋳造管の変位量は、水平レベルに対し上下方向に±
2度以下程度が好適である。
また1本発明を鋳鉄管[32A、65A、肉厚4.2■
〜4.5tars 〕に実施した結果、引抜き直後の管
上面温度800℃、ブレークアウト回数は従来の3回/
10チャージが0回/10チャージとなった。
〜4.5tars 〕に実施した結果、引抜き直後の管
上面温度800℃、ブレークアウト回数は従来の3回/
10チャージが0回/10チャージとなった。
[発明の効果1
以上のように本発明によれば、鋳型内において均一凝固
シェルを生成せしめ、製品鋳造管に熱応力による変形を
発生させることを防止し、また鋳造管を間欠引抜きする
場合にも表面肌の優れたブレークアウトのない安定鋳造
を達成することができる。
シェルを生成せしめ、製品鋳造管に熱応力による変形を
発生させることを防止し、また鋳造管を間欠引抜きする
場合にも表面肌の優れたブレークアウトのない安定鋳造
を達成することができる。
第1図は本発明の一実施例を示す制御系統図、第2図は
鋳型装置を示す断面図、第3図は鋳型装置を示す端面図
、第4図はローラー傾動状態を示す模式図である。 10・・・連続鋳造装置、 11・・・溶湯保持炉。 12・・・鋳込口、 l3・・・鋳型装置、 14・・・鋳造管、 16・・・引抜ローラー装置。 17・・・ピンチローラ−1 42・・・ピンチローラ−移動装置。 43・・・温度測定装置、 44・・・制御装置。 代理人 弁理士 塩 川 修 治 第1図 へ 第2図
鋳型装置を示す断面図、第3図は鋳型装置を示す端面図
、第4図はローラー傾動状態を示す模式図である。 10・・・連続鋳造装置、 11・・・溶湯保持炉。 12・・・鋳込口、 l3・・・鋳型装置、 14・・・鋳造管、 16・・・引抜ローラー装置。 17・・・ピンチローラ−1 42・・・ピンチローラ−移動装置。 43・・・温度測定装置、 44・・・制御装置。 代理人 弁理士 塩 川 修 治 第1図 へ 第2図
Claims (1)
- (1)溶湯保持炉の鋳込口に配設した鋳型装置により溶
湯を管状に凝固させて鋳造管を形成し、この鋳造管を水
平方向に引抜く金属管の水平連続鋳造装置において、鋳
型装置にて形成される鋳造管を挟圧して引抜くピンチロ
ーラーを備え、かつこのピンチローラーの軸線を鋳造管
引抜方向に対し傾斜配置し、鋳造管に回転変位を与えな
がら該鋳造管を引抜く引抜ローラー装置と、上記ピンチ
ローラーを鋳造管の引抜ラインに交差する断面内にて上
下方向に移動できるピンチローラー移動装置と、鋳型装
置の出側に配設され、鋳造管の上下面の温度を測定する
温度測定装置と、温度測定装置の測定結果を得てピンチ
ローラー移動装置を制御し、鋳造管をその上下面におい
てより高温である側に押圧し、かつ回転させながら引抜
き制御する制御装置とを有してなることを特徴とする金
属管の水平連続鋳造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14685288A JPH01317670A (ja) | 1988-06-16 | 1988-06-16 | 金属管の水平連続鋳造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14685288A JPH01317670A (ja) | 1988-06-16 | 1988-06-16 | 金属管の水平連続鋳造装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01317670A true JPH01317670A (ja) | 1989-12-22 |
Family
ID=15417003
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14685288A Pending JPH01317670A (ja) | 1988-06-16 | 1988-06-16 | 金属管の水平連続鋳造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01317670A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101966564A (zh) * | 2010-10-09 | 2011-02-09 | 北京科技大学 | 一种白铜管材热冷组合铸型水平连铸设备及其工艺 |
CN102489535A (zh) * | 2011-11-29 | 2012-06-13 | 北京科技大学 | 一种白铜毛细管的高效制备加工方法 |
CN102489536A (zh) * | 2011-11-29 | 2012-06-13 | 北京科技大学 | 一种连铸拉拔高效成形纯铜毛细管的方法 |
CN103722137A (zh) * | 2013-11-25 | 2014-04-16 | 青岛盛嘉信息科技有限公司 | 一种铁白铜冷凝管的水平连铸工艺 |
-
1988
- 1988-06-16 JP JP14685288A patent/JPH01317670A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101966564A (zh) * | 2010-10-09 | 2011-02-09 | 北京科技大学 | 一种白铜管材热冷组合铸型水平连铸设备及其工艺 |
CN102489535A (zh) * | 2011-11-29 | 2012-06-13 | 北京科技大学 | 一种白铜毛细管的高效制备加工方法 |
CN102489536A (zh) * | 2011-11-29 | 2012-06-13 | 北京科技大学 | 一种连铸拉拔高效成形纯铜毛细管的方法 |
CN103722137A (zh) * | 2013-11-25 | 2014-04-16 | 青岛盛嘉信息科技有限公司 | 一种铁白铜冷凝管的水平连铸工艺 |
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