JPH0457220A - トラックジャンプ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分計〉 本発明はトラックジャンプ装置に関し、例えば光デイス
ク装置のトラッキングアクチュエータを駆動して追従ト
ラックから周囲のトラックに光ビームを移動させる光デ
ィスクのトラックジャンプ装置に関する。

〈従来の技術〉 第４図〜第７図を参照して従来の技術を説明する。第４
図は従来技術を示す一般的な装置構成図、第５図は光ビ
ームとトラックが相対的位置ずれを起した場合に検出さ
れるトラック信号の波形を示す図、第６図は１トラック
分の光ビーム移動を行った場合のトラック信号と、トラ
ッキングアクチュエータを駆動するトラックジャンプ装
置の出力信号の各波形を示す図、第７図はステップ状の
信号で光ビーム移動を行った場合の光ビームの振動波形
を示す図である。

第４図において、１はディスクであり、情報を記録する
トラックが半径方向に螺旋状あるいは同心円状に有る。

２はスピンドルモータであり、ディスク１を回転する。

３は光学ユニットであり、光源である半導体レーザ４、
カップリングレンズ等の光学部品５及び、ディスク反射
光から情報、フォーカ信号、トラック信号を検出する分
割形の光検出＠６等から構成されている。７はフォーカ
シング１クチユエータであり、光学ユニット３からの光
ビームをディスク１の記録媒体面に集光する対物レンズ
８を、ディスク面振れ方向に移動する。９はトラッキン
グアクチュエータであり、ミラーを回転駆動することに
より、光ビームをディスク半径方向に移動する。１０は
ボジシ票すであり、光学ユニット３、フォーカシングア
クチュエータ７及びトラッキングアクチュエータ９など
をディスク半径方向に移動する。

そして、２０はトラック追従制御装置、２１はトラック
ジャンプ装置、２２はスイッチであり、トラックジャン
プ装置２１は第６図（Ｃ１の如くステップ状の加速信号
と減速信号を対で発生する。

次に、光ビームを移動する従来方法について説明する。

まず、初期状態において、光ビームは成るトラックを追
従しているものとする。このトラック追従制御は光ビー
ムとトラック中心との相対位置ずれを表わすトラック信
号（第５図）を、ゼロに保つ制御である。トラック追従
制御装置２０は光検出Ｗｊ６から入力されたトラック信
号の極性とレベルに応じて、トラッキングアクチュエー
タ９を駆動する信号をスイッチ２２を介して出力し、ト
ラッキングアクチュエータ９により光ビームを変位させ
てトラック中心に保つフィードバック制御を行う。

次に、現在追従しているトラックから光ビームを１つ隣
のトラックに移動させる場合は、スイッチ２２を切換え
てトラック追従制御を解除し、第６図（ｃ）に示すよう
に、トラックジャンプ装置２１から、まず、光ビームの
移動方向に対応した極性のステップ状の加速信号を出力
し、これをトラッキングアクチュエータ９に入力する。

そして、トラックジャンプ装置２１は光ビームがトラッ
クピッチの棒移動したことをトラック信号の極性変化か
ら判断して、加速信号とは逆極性のステップ状の減速信
号をトラッキングアクチュエータ９に与え、隣のトラッ
ク中心での光ビームの移動速度をほぼゼロにする。その
後、トラック信号の次の極性変化から光ビームがトラッ
ク中心を通過したことを判断し、減速信号をゼロにする
と同時に、スイッチ２２を戻してトラック追従制御を開
始する。

〈発明が解決しようとする課題〉 前述したステップ状の加速信号と減速信号を対で発生す
るトラックジャンプ装ｗ２１を用いて光ビームをトラッ
ク間でジャンプさせる従来のトラックジャンプ方法は、
トラッキングアクチュエータ９のコンプライアンス特性
が慣性系の場合、あるいは、ばね系では光ビーム移動時
間がトラッキングアクチュエータ９の一次の固有振動周
期に較べて十分少さい場合に適用することができる。

しかし、ばね系のトラッキング１クチエエータ９を採用
した一部の光デイスク装置では、ポジシ嘗す１０の駆動
によって発生するトラッキングアクチュエータ９の振動
を低減するため、トラッキングアクチュエータ９の弾性
変形部の剛性を高くする設計がなされている。

そのため、このような装置でトラッキングアクチュエー
タ９の一次の固有振動周期が短かくなり、これとトラッ
クジャンプの光ビームの移動時間とがほぼ同等となった
場合、前述のトラックジャンプ装置２１を用いたトラッ
クジャンプの方法では、第７Ｑ）！Ｉに示すように、ト
ラッキングアクチュエータ９を駆動するステップ状の信
号により固有振動が励振されやすくなり、光ビームの振
動の勘定に長い時間を要することとなる。この結果、ト
ラックジャンプ時間の増大や、トラックジャンプの失敗
が生じる。

本発明は、トラッキングアクチュエータの固有振動を励
振し難い信号を出力し、よってトラックジャンプ時間の
増大やトラックジャンプの失敗を防ぐことが可能なトラ
ックジャンプ装置を提供することを目的とする。

く課題を解決するための手段〉 本発明によるトラックジャンプ装置は、スチップ状の信
号を発生する信号発生部と、スルーレイトを制限し前記
ステップ状の信号の立上りを一定勾配の立上りに変換す
る信号変換部とを有することを特徴とするものである。

く作　　　用〉 トラッキングアクチュエータには、ステップ状の信号そ
のものではなく、信号変換部で変換した立上りが一定勾
配の信号が入力する。

この信号は立上りに勾配を持つため、トラッキングアク
チュエータの弾性変形部の剛性が高くても固有振動を励
振し難くなる。

く実　施　例〉 第１図〜第３図を参照して本発明の一実施例を説明する
。第１図は本発明のトラックジャンプ装置によりトラッ
キングアクチュエータを駆動し、追従トラックから周囲
のトラックに光ビームを移動するトラックジャンプ動作
を説明する光デイスク装置の構成図、第２図はトラック
ジャンプ時のトラック信号と、トラッキングアクチュエ
ータを駆動するトラックジャンプ装置の出力信号の各波
形を示す図、第３図は本発明のトラックジャンプ装置を
用いて光ビーム移動を行った場合の光ビームの振動波形
を示す図である。

第１図において、ディスク１は情報を記録するトラック
を半径方向に螺旋状あるいは同心円状に有するものであ
り、装置のベース１１に取付けたスピンドルモータ２に
より回転される。光学ユニット３はペース１１をディス
ク半径方向に移動する構成のボジシ冨す１０に搭載され
てお９、半導体レーザによる光源４、カップリングレン
ズ等の光学部品５及び光検出器６等から構成しである。

光検出器６は分割形のものであり、ディスク反射光から
情報、フォーカス信号及びトラック信号（第５図）を検
出するようになっている。フォーカシングアクチュエー
タ７及びトラッキングアクチュエータ９もポジシ寞す１
０に搭載されている。フォーカシングアクチュエータ７
は光検出器６からのフォーカス信号に基づいて対物レン
ズ８をディスク面振れ方向に移動することにより、光学
ユニット３からの光ビームをディスク１の記録媒体面に
集光させる。

トラッキングアクチュエータ９はトラック追従制御装置
２０及び／またはトラックジャンプ装置２３からの信号
に基づいてミラーを回転駆動することにより、光学ユニ
ット３からの光ビームをディスク半径方向に移動する。

トラック追従制御装置２０はその出力信号を、スイッチ
２２及び加算＠２７を通してトラッキングアクチュエー
タ９に入力する。

トラックジャンプ装置２３は信号発生部２４と信号変換
部２５とを有しており、信号発生部２４は第２図（ｄ）
の如くステップ状の電気信号を生成して信号変換部２５
に入力し、信号変換部２５はスルーレイトを制限してス
テップ状の信号の立上りを一定勾配の立上９に変換し、
これを駆動信号としてスイッチ２６及び加算蕃２７を通
してトラッキングアクチュエータ９に入力する。ここで
、信号変換部２５のスルーレイトに関しては、信号発生
部２４が既に発生している信号値から新たに出力した信
号値に達するまでの時間がトラッキングアクチュエータ
９の固有振動周期のほぼ整数倍となる時間であるならば
、特に制限はない。

スルーレイトを制限するに適したＩＣとしては、例えば
ＡＤ５０７がある。

次に、トラックジャンプ装置２３を用いて光ビームを移
動する方法について説明する。

まず、初期状態において、光ビームは成るトラックを追
従しているものとする。このトラック追従制御は従来と
同じく光ビームとトラック中心との相対位置ずれを表わ
すトラック信号（第５図）を、ゼロに保つ制御である。

トラック追従制御装置２０は光検出ｉ１６から入力され
たトラック信号の極性とレベルに応じて、トラッキング
アクチュエータ９を駆動する信号をスイッチ２２及び加
算＠２７を介して出力し、トラッキングアクチュエータ
９により光ビームを変位させてトラック中心に保つフィ
ードバック制御を行う。

次に、現在追従しているトラックから光ビームを１つ隣
のトラックに移動させる場合は、スイッチ２２をｏｆｆ
にして前記のトラック追従制御を解除し、箆２図（ｄ）
に示すように、トラックジャンプ装置２３の信号発生部
２４から光ビームの移動方向と移動距離に対応した極性
と信号値を有するステップ状の信号を出力し、同図（ｅ
）に示すように、このステップ状信号を信号変換部２５
で一定勾配の立上りの信号に変換し、スイッチ２６及び
加算蕃２７を介してトラッキングアクチエエータ９に入
力する。そして、同図（′ｂ）の如くトラック信号がト
ラック中心とトラック境界で極性変化しているので、ト
ラック信号の極性変化が２回生じたら隣のトラックの中
心を通過したと判衛し、トラック追従制御を開始する。

このように立上りを一定勾配に変換した信号でトラッキ
ングアクチュエータ９を駆動する結果、トラッキングア
クチュエータ９は弾性変形部の剛性が高くても固有振動
を励振され難くなり、第３図と第７図の比較から判るよ
うに光ビームの振動整定時間の短縮と、安定性の改善が
可能である。なお、第３図、第７図いずれの場合も固有
振動数は１５００）ｔｚ、ダンピング係数は０．１と同
じであるが、立上り時間は第３図では６６７μＳ１第７
図ではゼロである。

なお、トラック追従制卿時、信号発生部２４Ｌよステッ
プ状信号の出力を継続してスイッチ２６をｏｎのままト
ラッキングアクチュエータ９を駆動し続けても良いし、
または信号の出力をゼロとしても、スイッチ２６をｏｆ
ｆにしても良く、この選択は光デイスク装置の仕様に基
づき選択すれば良い。また、トラッキングアクチュエー
タ９のコンプライアンス特性が慣性系、あるいは軟かい
ばね系の場合は第６図（Ｃ）の如く加速と減速の信号を
信号発生部２４が出力することもできる。

更に、信号発生部２４は１トラツクの移動に必要な信号
値のステップ状信号を発生するだけでなく、複数トラッ
クの移動に必要な信号値を持つステップ状信号を発生す
る機能を有してもさしつかえない。

〈発明の効果〉 本発明のトラックジャンプ装置はステップ状の信号を一
定勾配の立上艷の信号に変換してトラッキングアクチュ
エータの駆動信号とするので、トラッキングアクチエエ
ータの弾性変形部の剛性が高く、トラッキングアクチエ
エータの一次の固有振動周期とトラックジャンプでの光
ビームの移動時間とがほぼ同等となる場合でも、固有振
動を励振し難くなり、トラックジャンプ時間の増大やト
ラックジャンプの失敗を防止することができる。この結
果、ボジシ璽す駆動時の振動発生が少ない、高性能な光
デイスク装置を実現することができる０

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のトラックジャンプ装置によりトラッキ
ングアクチュエータを駆動し、追従トラックから周囲の
トラックに光ビームを移動するトラックジャンプ動作を
説明する光デイスク装置の構成図、第２図はトラックジ
ャンプ時のトラック信号と、トラッキングアクチュエー
タを駆動するトラックジャンプ装置の出力信号の各波形
を示す図、第３図は本発明のトラックジャンプ装置を用
いて光ビーム移動を行った場合の光ビームの振動波形を
示す図である。第４図は従来技術を示す一般的な装置構
成図、第５図は光ビームとトラックが相対的位置ずれを
起した場合に検出されるトラック信号の波形を示す図、
第６図は１トラツク分の光ビーム移動を行った場合のト
ラック信号と、トラッキングアクチエエータを駆動する
トラックジャンプ装置の出力信号の各波形を示す図、第
７図はステップ状の信号で光ビーム移動を行った場合の
光ビームの振動波形を示す図である。 図面中、 １はディスク、２はスピンドルモータ、３ば光学ユニッ
ト、４は光源、５は光学部品、６は分割形光検出晋、７
はフォーカシングアクチュエータ、８は対物レンズ、９
はトラッキングアクチュエータ、１０はボジシ■す、１
１はベース、２０はトラック追従制御装置、２２と２６
はスイッチ、２３はトラックジャンプ装置、２４は信号
発生部、２５は信号変換部、２７ば加算響である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ステップ状の信号を発生する信号発生部と、スルーレイ
   トを制限し前記ステップ状の信号の立上りを一定勾配の
   立上りに変換する信号変換部とを有することを特徴とす
   るトラックジャンプ装置。