JPH0456820A - スキャナ用ガルバノメータの作動制御装置 - Google Patents

スキャナ用ガルバノメータの作動制御装置

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JPH0456820A
JPH0456820A JP2164956A JP16495690A JPH0456820A JP H0456820 A JPH0456820 A JP H0456820A JP 2164956 A JP2164956 A JP 2164956A JP 16495690 A JP16495690 A JP 16495690A JP H0456820 A JPH0456820 A JP H0456820A
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    • B23K9/12Automatic feeding or moving of electrodes or work for spot or seam welding or cutting
    • B23K9/127Means for tracking lines during arc welding or cutting
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は溶接ロボットの溶接線を探索するアークセンサ
用のスキャナとして使用されるガルバノメータの作動制
御方式に関し、特にガルバノメータの動作角の有効利用
範囲を広げたスキャナ用ガルバノメータの作動制御方式
に関する。
〔従来の技術〕
従来、アークセンサ用のスキャナとして使用されるガル
バノメータは、レーザビームを正確に走査させるために
、振り角の検出機能を持つタイプを用いていた。
しかし、このタイプのガルバノメータは、振り角の検出
機構の分だけ寸法が大きく、専用の駆動回路を必要とし
、構造が複雑で、高価なものであった。また、検出され
た振り角はアナログ値として出力されるため、A/Dコ
ンバータを必要トシ、制御回路が複雑でノイズにも弱い
ものであった。
そこで、安価でかつ小型で、振り角の検出機能を持たな
いタイプのガルバノメータが用いられるようになった。
このタイプのガルバノメータは、駆動電流を流し込むだ
けで動作させることが出来るため、回路も簡単なもので
済み、ノイズの影響も受けない。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、従来の検出機能を持たないタイプのガルバノメ
ータでは、以下のような制御方式を用いて動作させてお
り、それぞれに問題点があった。
(1)第6図(a)に示すガルバノメータ22は、外部
にレーザビーム26の検出機構40が設けられている。
検出機構40はスリブ)40aと受光器40bとから構
成される。レーザ発振器21がらのレーザビーム26は
、揺動ミラー23によって反射され、スリブ)40aを
通過する。アークセンサは、このときのガルバノメータ
22の振れ角θ0を基準点として、レーザビームによる
溶接線探索のだめの測定を開始する。
しかし、このガルバノメータ22では、レーザビームの
検出機構40が必要となるため、構成が複雑になる。
(2)第6図(b)に示すガルバノメータ22は、サイ
ン波形をした駆動指令電流で作動し、ガルバノメータ2
2の振り角θは常に一定の遅れを持ってサイン波形に追
従する。
しかし、ガルバノメータ22は、右振りから左振り(あ
るいはその逆)に変化する折れ曲がり点近傍Aでは、振
り角の変化が小さい。一方、アークセンサは所定時間間
隔(例えば2560回/秒)Δtでワークとの距離を測
定する。このため、折れ曲がり点近傍Aでは測定回数が
密になり、測定に無駄な部分が発生する。
(3)折れ曲がり点での測定の無駄をなくすため、三角
波形で作動させた場合、第6図(C)に示すように、ガ
ルバノメータ22は、一定の遅れを持って三角波形已に
追従する。
しかし、折れ曲がり点でオーバシュートを生じる。また
、三角波形Bに対して、右振りと左振りとで遅れの向き
が反対になる。このため、折れ曲がり点近傍Cでは測定
が正確に行えず、無駄な部分となる。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、振
り角が全動作角にわたって正確に制御されて、レーザビ
ームによる測定が無駄なく有効に行われるスキャナ用ガ
ルバノメータの駆動制御方式を提供することを目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
本発明では上記課題を解決するために、溶接ロボットの
溶接線を探索するアークセンサの、揺動ミラーと一体に
成ってレーザビームを走査させるスキャナ用ガルバノメ
ータの作動制御方式において、前記ガルバノメータの振
り角、前記振り角の角速度及び前記振り角の角加速度に
対応する電流を加算して求められたガルバノメータ駆動
指令電流の波形データを記憶するメモリと、前記メモリ
から所定間隔で前記波形データを出力させるアドレス回
路と、前記メモリの出力を受け、アナログ値に変換する
D/A変換器と、前記D/A変換器の出力信号を増幅し
て、前記ガルバノメータを駆動するガルバノメータ駆動
回路と、前記ガルバノメータによって回転する前記揺動
ミラーと、を有することを特徴とするスキャナ用ガルバ
ノメータの作動制御方式が、提供される。
〔作用〕
ガルバノメータ駆動指令電流は、定速指令電流と加減速
用指令電流とを合成して得られる。メモリは、その波形
データを記憶する。アドレス回路は、メモリから所定間
隔で波形データを出力させ、D/A変換器は、このメモ
リの出力を受はアナログ値に変換し、駆動回路でガルバ
ノメータを駆動する。ガルバノメータは揺動ミラーを揺
動して、溶接線を探索する。
このため、ガルバノメータは、ガルバノメータ駆動指令
電流の波形に応じて、振り角の折れ曲がり意思外では一
定の角速度で、振り角の折れ曲がり点では一定の角加速
度でそれぞれ作動する。従って、振り角が全動作角にわ
たって正確に制御される。また、折れ曲がり点において
、振り角の方向転換が微小時間で行われる。さらに、三
角波形の折れ曲がり点で生じていたオーバシュートも生
じない。その結果、レーザビーム走査による溶接線探索
のための測定が無駄なく有効に行われる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第2図は溶接ロボットの外観図である。ロボット1のハ
ンド2の先端にトーチ3が結合されている。トーチ3に
はアークセンサユニット20が設けられている。ロボッ
ト1はロボット制御装置7によって制御される。ロボッ
ト制御装置7の内部にはアークセンサ制御部10が内蔵
されている。
第3図はトーチ近傍の詳細図である。トーチ3の先端か
らは電極4が出ている。ワーク31とワーク32は溶接
するために重ねられており、アークセンサユニットはレ
ーザ光(探索用レーザビーム)26を8カして、ワーク
31とワーク32の継ぎ目を検出する。
第4図はアークセンサユニットとアークセンサ制御部の
ブロック図である。アークセンサ制御部10はミラー走
査部11、レーザ駆動部12、信号検出部13からなる
。ミラー走査部11は後述の揺動ミラー23のスキャナ
用ガルバノメータ22を駆動する駆動回路等から構成さ
れている。その詳細は後述する。
アークセンサユニット20はレーザ発振器21、スキャ
ナ用ガルバノメータ22、スキャナ用ガルバノメータ2
2によって揺動される揺動ミラー23を有する。また、
レンズ24、受光素子25を有する。
スキャナ用ガルバノメータ22は、ねじれバネ、磁石、
磁石に巻かれたコイル、及びダンパ(図示せず)から成
り、その軸(図示せず)に揺動ミラー23が一体に取り
付けられている。このガルバノメータ22は、コイルに
通電されたガルバノメータ駆動指令電流に比例したトル
クとねじれバネによる制御トルクとがつり合う角度まで
揺動ミラー23を回転させる。その詳細は後述する。
レーザ発振器21はレーザ駆動部12の駆動電力を受け
て、レーザ発振を行い、レーザ光26を出力する。ガル
バノメータ22はミラー走査部11からの駆動指令電流
によって駆動され、揺動ミラー23を揺動する。揺動ミ
ラー23はレーザ光26を走査し、ワーク31.32の
継ぎ目を検出する。レーザ光26はワーク31.32で
反射され、レンズ24で集光され、受光素子25に入力
される。受光素子25は入射光を受け、信号を出力する
。その信号に基づいて、ワーク31とワーク32の継ぎ
目及び継ぎ目の位置が検出される。
これらの検出信号はロボット制御装置7に送られ、ロボ
ット制御装置7はこれらの信号を使用して、トーチ3を
溶接開始点に位置決めする。また、溶接開始後はトーチ
3が溶接線を追従するように制御する。
第1図はミラー走査部の詳細図である。クロック回路4
1はクロック信号をアドレスカウンタ42に与える。ア
ドレスカウンタ42はクロック信号を受けて、カウント
動作を行い、カウント出力をメモリ43に入力する。メ
モリ43はROMであり、内部にガルバノメータ22を
駆動させるためのガルバノメータ駆動指令電流の波形デ
ータが格納されている。メモリ43から出力されるガル
バノメータ駆動指令電流の波形データは、D/Aコンバ
ータ44によってアナログ信号に変換され、スキャナ駆
動回路45に送られる。スキャナ駆動回路45はガルバ
ノメータ22を駆動し、揺上ミラー23を駆動し、レー
ザ光26を走査して、溶接線の探索を行う。
第5図は、ガルバノメータ駆動指令電流の波形を決定す
る手順を説明するための図である。この駆動指令電流1
の波形は次のようにして求狛られる。
(1)まず、ガルバノメータ22の振り角θの動作波形
を想定する(第5図(a))。基本的には、折れ曲がり
点近傍の加減速期間ΔT1を除いて、三角波形で作動さ
せる。加減速期間△T1はできる限り小さく想定する(
例えば周期△Tの1150〜1/100、ただし、図で
は拡大して描いである。)。この加減速期間△T1は、
ガルバノメータ22に流し込める電流容量に制限され、
加減速期間ΔT1を短くする程必要な電流は大きくなる
(2)振り角θの角速度dθ/dtを設定する(第5図
(b))。加減速期間△T1では角速度dθ/dtが一
定に変化するように、それ以外の期間ΔT2では角速度
dθ/dtが所定値αとなるようにそれぞれ設定する。
(3)振り角θの角加速度d2θ/dt’を設定する(
第5図(C))。加減速期間へT1で角速度dθ/dt
が一定に変化するようにするた約、角加速度d2θ/d
t’を所定値βに設定する。
それ以外の期間△T2では、角速度dθ/d’tに変化
がないため、角加速度d2θ/dt2を0にする。
(4)以上のようにして設定された振り角θ、角速度d
θ/dt、角加速度d2θ/dt2を次式(1)に示す
ガルバノメータの運動方程式に代入し、駆動指令電流I
を求める。ガルバノメータ22は、駆動指令電流Iに比
例した駆動トルクで作動する。
Jx(d’θ/d t2) 十Cx (dθ/dt)+
KXθ=■  −・ (1) ここで、 J:ガルバノメータ22の慣性モーメントC:   〃
     の粘性係数 に:   〃     のトルク係数 θ:   〃     の振り角 I:   〃     に供給される駆動指令電流 この方程式(1)は、振り角θ、角速度dθ/dt、及
び角加速度d2θ/dt2を設定し、式(1)に代入し
て得られた値■を駆動指令電流としてガルバノメータ2
2に供給すると、ガルバノメータ22は、想定した作動
を行うことを意味している。定数J、CSKはガルバノ
メータ22に固有な値であり、実験値から求められる。
このようにして求められたガルバノメータ駆動指令電流
Iは、第5図(d)に示すように、三角波形電流Iaに
加減速用指令電流Ibを加えた波形になる。
この加減速用指令電流Ibは、波形が二次曲線からなり
、その指令期間ΔT1が駆動指令電流■の周期△Tの1
150〜l/100となる。従って、ガルバノメータ2
2は、折れ曲がり点において振り角の方向転換が極めて
短時間で行われ、その作動も一定の角加速度βで行われ
る。
第5図(d)に示した駆動指令電流Iは、ベースにした
三角波形電流Ioに対するガルバノメータの作動遅れ分
を補正して得られたものである。
このように、本実施例では、ガルバノメータ22に供給
される駆動指令電流■の波形を、三角波形電流Iaに加
減速用指令電流1bを加えた波形にした。このため、ガ
ルバノメータ22は、駆動指令電流Iの波形に応じて、
振り角の折れ曲がり点近傍以外では一定の角速度αで、
振り角の折れ曲がり点近傍では一定の角加速度βでそれ
ぞれ作動する。従って、振り角が全動作角にわたって正
確に制御される。また、折れ曲がり点において、振り角
の方向転換が極約で短時間で行われる。さらに、三角波
形の折れ曲がり点で生じていたオーバシュートも生じな
い。その結果、レーザビーム走査による溶接線探索のた
めの測定が無駄なく有効に行われる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発肋では、スキャナ用ガルバノメ
ータが、ガルバノメータ駆動指令電流の波形に応じて、
振り角の折れ曲がり点以外では一定の角速度で、振り角
の折れ曲がり点では一定の角加速度でそれぞれ作動する
ように構成した。従って、ガルバノメータの振り角が全
創作角にわたって正確に制御される。また、折れ曲がり
点において、振り角の方向転換が微小時間で行われる。
さらに、三角波形の折れ曲がり点で生じていたオーバシ
ュートも生じない。その結果、レーザビーム走査による
溶接線探索のための測定が無駄なく有効に行われる。
【図面の簡単な説明】
第1図はミラー走査部の詳細図、 第2図は溶接ロボットの外観図、 第3図はトーチ近傍の詳細図、 第4図はアークセンサユニットとアークセンサ制御部の
ブロック図、 第5図はガルバノメータ駆動指令電流の波形を決定する
手順を説明するための図、 第6図(a)、(b)及び(c)は従来の検出機能を持
たないガルバノメータの制御方式を説明するための図で
ある。 冊 ・ロボット アークセンサ制御部 ミラー走査部 アークセンサユニット スキャナ用ガルバノメータ 揺動ミラー アドレスカウンタ メモリ (ROM) D/Aコンバータ スキャナ駆動回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)溶接ロボットの溶接線を探索するアークセンサの
    、揺動ミラーと一体に成ってレーザビームを走査させる
    スキャナ用ガルバノメータの作動制御方式において、 前記ガルバノメータの振り角、前記振り角の角速度及び
    前記振り角の角加速度に対応する電流を加算して求めら
    れたガルバノメータ駆動指令電流の波形データを記憶す
    るメモリと、 前記メモリから所定間隔で前記波形データを出力させる
    アドレス回路と、 前記メモリの出力を受け、アナログ値に変換するD/A
    変換器と、 前記D/A変換器の出力信号を増幅して、前記ガルバノ
    メータを駆動するガルバノメータ駆動回路と、 前記ガルバノメータによって回転する前記揺動ミラーと
    、 を有することを特徴とするスキャナ用ガルバノメータの
    作動制御方式。
  2. (2)前記ガルバノメータ駆動指令電流は、前記ガルバ
    ノメータの作動方向折り返し時点の作動を所定角加速度
    に設定する加減速用指令電流と、前記ガルバノメータの
    作動方向折り返し時点以外の作動を所定角速度に設定す
    る定速指令電流とから構成されることを特徴とする請求
    項1記載のスキャナ用ガルバノメータの作動制御方式。
  3. (3)前記加減速用指令電流は、波形が二次曲線から成
    ることを特徴とする請求項1記載のスキャナ用ガルバノ
    メータの作動制御方式。
  4. (4)前記加減速用指令電流は、指令期間が微小時間で
    あることを特徴とする請求項1記載のスキャナ用ガルバ
    ノメータの作動制御方式。
  5. (5)前記微小時間は、前記ガルバノメータ駆動指令電
    流の周期の1/50〜1/100であることを特徴とす
    る請求項4記載のスキャナ用ガルバノメータの作動制御
    方式。
  6. (6)前記ガルバノメータ駆動指令電流は、駆動指令電
    流に対する前記ガルバノメータの作動の遅れ分を補正し
    た電流であることを特徴とする請求項1記載のスキャナ
    用ガルバノメータの作動制御方式。
JP2164956A 1990-06-22 1990-06-22 スキャナ用ガルバノメータの作動制御装置 Expired - Lifetime JP3001612B2 (ja)

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