JPH04566Y2 - - Google Patents

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JPH04566Y2
JPH04566Y2 JP12961686U JP12961686U JPH04566Y2 JP H04566 Y2 JPH04566 Y2 JP H04566Y2 JP 12961686 U JP12961686 U JP 12961686U JP 12961686 U JP12961686 U JP 12961686U JP H04566 Y2 JPH04566 Y2 JP H04566Y2
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bottom wall
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は静止放送衛星用の受信パラボラアンテ
ナを支持する装置に関する。
(従来の技術) 衛星放送波を受信するには宇宙に静止したよう
に地上から見える放送衛星に対してパラボラアン
テナを厳密に指向させて固定することが必要であ
る。
このため従来のこの種のアンテナ支持装置は、
垂直支柱の上端に抜差嵌合してクランプするまた
は垂直支柱に一体の基部に対して支持ヘツドを取
付け、この支持ヘツドは基部に対して垂直軸の周
りに回転自在に支持した方位角調整部と、この方
位角調整部に対して水平軸の周りに回転自在に支
持した抑角調整部とにより構成し、この抑角調整
部にパラボラアンテナを取付け、各調整部を対応
の軸の周りにそれぞれ回転し、各調整部に個別の
クランプにより調整した方位角および抑角に固定
するようにしていた。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、パラボラアンテナは普通のバーアンテ
ナと異なり受風面積および重量が相当大きく、大
きな風圧および自重のため各軸の周りに支持した
各調整部を調整した方位角および抑角状態に各ク
ランプにより保持するのが困難であり、これを保
持するには複雑な構成の、従つてコストの高い支
持装置となつていた。
(問題点を解決するための手段) 上述の問題点を解決するため本考案による衛星
放送受信用パラボラアンテナ支持装置は、取付支
柱にクランプする支持フレームと、この支持フレ
ームの衝合端縁に外面が掛合する半球形に窪んだ
中央底壁を有するアンテナ取付台と、前記底壁の
内面に少なくとも周縁が衝合するデイスク状ワツ
シヤと、このデイスク状ワツシヤの中心開口、前
記底壁の案内溝孔および前記支持フレームに固着
した支持プレートの案内溝孔に貫通させたヘツド
とする支持ボルトと、前記底壁の外面と前記支持
プレートとの間で前記支持ボルトの周りに設けた
ばね並びにこのばねの各端部にそれぞれ配置した
コツプ状ワツシヤおよびばね受ストツパと、この
ばね受ストツパとは支持プレートの反対側で支持
ボルトに螺合して前記アンテナ取付台を支持フレ
ームに釈放自在に固定するロツクナツトとを具
え、前記支持フレームには取付支柱にほぼ直交す
る方向に移動する第1微調整ボルトおよびこの第
1微調整ボルトに螺合して案内支持するねじ孔部
を設け、前記第1微調整ボルトの端部を回転自在
に支承する支承部を前記コツプ状ワツシヤに設
け、前記支持プレートの案内溝孔は前記第1微調
整ボルトの軸線方向に延びて支持ボルトを案内す
る細長溝孔とし、また前記アンテナ取付台には前
記支持ボルトおよび第1微調整ボルトにほぼ直交
する方向に前記底壁を貫通して移動する第2微調
整ボルトおよびこの第2微調整ボルトを回転自在
に支承する支承部を設け、前記第2微調整ボルト
に螺合して案内支持するねじ孔部を前記デイスク
状ワツシヤに設け、前記底壁の案内溝孔は前記第
2微調整ボルトの軸線方向に延びて前記支持ボル
トおよび前記コツプ状ワツシヤの端面に設けた突
起を案内する細長溝孔としたことを特徴とする。
(作用) この構成によれば、従来のアンテナ支持装置の
基部に相当する支持フレームを、取付支柱に大ま
かな方位角でクランプする。次に支持ボルトのロ
ツクナツトを緩め、第1微調整ボルトおよび第2
微調整ボルトのねじ回しにより支持フレームに対
するアンテナ取付台の方位角方向および抑角方向
の角度調整を行い、最後に単独の支持ボルトのロ
ツクナツトを締付けることにより調整した方位角
および抑角状態に固定する。
(実施例) 次に、図面につき本考案の好適な実施例を説明
する。
図示の実施例においては、取付支柱(図示せ
ず)にクランプする基部を一端に取付ブラケツト
1を設けた円筒形の支持フレーム2として構成す
る。取付ブラケツト1は、支柱の両側から支柱を
挟持し、取付支柱に対する圧着面積の大きい1対
のクランプジヨー1a,1bとし、ボルトおよび
ナツトにより両クランプジヨーをクランプするこ
とにより支持フレームを取付支柱に取付ける。
一方のクランプジヨー1aとほぼ円筒形の支持
フレーム2との間に1対の支持脚2aを互いに直
径方向に対向させて溶接等により固着する。支持
フレームの支持脚2a側の端部には湾曲した支持
プレート3を溶接等により固着する。
支持フレーム2の他端にパラボラアンテナを取
付けるアンテナ取付台4を配置する。このアンテ
ナ取付台4は、中央部からほぼ対角線方向に広が
る取付面5と、中央部において半球形に窪んだ底
壁6とにより構成する。パラボラアンテナ(図示
せず)は取付面5において取付ける。底壁6の外
面は円筒形の支持フレーム2の頂端縁に衝合させ
る。底壁6の内面には底壁の凹面に適合する曲率
の湾曲周縁7aを有するデイスク状ワツシヤ7を
配置する。デイスク状ワツシヤ7の中心には、こ
のデイスクの平面に直交するよう支持ボルト8を
挿通する。この支持ボルト8はアンテナ取付台の
底壁6および支持プレート3にそれぞれ形成した
互いに直交する方向に延びる細長溝孔6a,3a
に貫通させる。支持プレート3の支持ボルトが貫
通する細長溝孔3aは取付支柱にほぼ直交する方
向に細長く延びるものとする。
支持プレート3とアンテナ取付台の底壁6との
間で支持ボルト8にコツプ状ワツシヤ9およびこ
のコツプ状ワツシヤ9内に配置した圧縮コイルば
ね10を嵌挿し、またこのばねの支持プレート3
側の端部を支持するばね受ストツパ11を支持ボ
ルト8に取付ける。このばね受ストツパ11は例
えばナツトとすることができる。コツプ状ワツシ
ヤ9の端面9aには底壁6の細長溝孔6aに嵌合
する突起9bを設ける。圧縮コイルばね10のば
ね力はコツプ状ワツシヤ9の内底面とばね受スト
ツパ11との間で作用し、底壁内面に配置したデ
イスク状ワツシヤ7を底壁6の内面に圧着させる
とともに、コツプ状ワツシヤ9の端面9aを底壁
6の外面に圧着させる。これによりアンテナ取付
台4と、デイスク状ワツシヤ7と、支持ボルト8
と、コツプ状ワツシヤ9と、圧縮コイルばね10
とおよびはね受ストツパ11は1個の自己保持組
立体を構成する。コツプ状ワツシヤ9の端面9a
の周縁は底壁6の凸面に適合するようテーパを付
けると好適である。ばね受ストツパ11とは支持
プレート3の反対側で支持ボルト8に螺合するロ
ツクナツト12を、ばねワツシヤ12aおよびワ
ツシヤ12baを介在させて設ける。
ロツクナツト12を支持ボルト8に対して最大
限ねじ込むと、底壁6を支持フレーム2の頂端縁
に強固に圧着した状態にロツクする。ロツクナツ
ト12をこの状態から僅かに緩めるとばねワツシ
ヤ12aの作用により上述の自己保持組立体は支
持フレーム2に対して調整自在に仮止め状態に保
持される。このとき底壁6は支持フレーム2の頂
端縁に圧着するとともに、コツプ状ワツシヤ9の
支持プレート3に対向する端縁もこの支持プレー
ト3に圧着する。
支持フレーム2には、第1微調整ボルト13が
貫通する孔14と、この第1微調整ボルト13に
螺合しこのボルト13を取付支柱にほぼ直交する
方向に移動自在に案内支持するねじ孔部を設け
る。このねじ孔部は支持フレーム2に設けた1対
の支持ブラケツト15に枢着ピン16により回動
自在に取付けたナツト17とすることができる。
第1微調整ボルト13の先端部はアンテナ取付
台の底壁外面に圧着するコツプ状ワツシヤ9を支
承部として軸線方向には移動不能ではあるが回転
自在にコツプ状ワツシヤ9に連結する。図示の実
施例では、この支承部はコツプ状ワツシヤ9の側
壁に設けた溝孔として構成し、このコツプ状ワツ
シヤ9の外側面および内側面に衝合するフランジ
18により区切られる環状凹部を有し、この環状
凹部をコツプ状ワツシヤ9の側壁の溝孔9cに嵌
合させた支承端部19を第1微調整ボルト12の
先端に固着する。
ロツクナツト12を緩めた状態で第1微調整ボ
ルト13をねじ孔部即ちナツト17に対して正逆
いずれかの方向にねじ回して軸線方向に移動させ
ることにより支承端部19はコツプ状ワツシヤ9
を側方から押圧し、これによりコツプ状ワツシヤ
9が一体に組合わさつた自己保持組立体もこの押
圧力を受け、支持ボルト8は支持プレート3の細
長溝孔3aに沿つて案内され、また底壁外面は支
持フレーム2の頂端縁に沿つて摺動する。これに
より取付支柱が垂直である場合、アンテナ取付台
4の方位角の微調整をすることができる。
アンテナ取付台4には、底壁6に設けた横孔に
貫通させ、支持ボルト8および第1微調整ボルト
12の双方にほぼ直交する方向に移動自在の第2
微調整ボルト20を支承する支承部を設ける。こ
の支承部はボルト貫通孔を有し、アンテナ取付台
の外側底面に固着したコの字状の支承ブラケツト
21と、このボルト貫通孔の両側で第2微調整ボ
ルト20に固着して支承ブラケツト面に衝合する
フランジ部、例えばナツト22a,22bとによ
り構成する。
第2微調整ボルト20の先端は、底壁内面に配
置したデイスク7に固着した1対の支持ブラケツ
ト23に回動自在に取付けたねじ孔部例えばナツ
ト24に螺合させ、軸線方向に移動自在とする。
ロツクナツト12を緩めた状態で第2微調整ボ
ルト20をねじ孔部すなわちナツト24に対して
正逆いずれかの方向にねじ回して軸線方向に移動
させることにより、第2微調整ボルト20はフラ
ンジ部即ちナツト22a,22bと一緒に軸線方
向に移動する。これにより支承ブラケツト21も
ナツト24に対して相対的に移動する。従つてア
ンテナ取付台4はナツト24の支持ブラケツト2
3にまたデイスク状ワツシヤ7に対して相対変位
する。この第2微調整ボルトの調整時には支持ボ
ルト8が第1微調整ボルトの軸線方向に延びる細
長溝孔により第2微調整ボルトの軸線方向の移動
は阻止されるため、支持ボルト8並びにこの支持
ボルト8が嵌合しているデイスク状ワツシヤ7お
よびコツプ状ワツシヤ9は移動しない。よつて、
底壁6の半球形の外面はデイスク状ワツシヤ7と
支持フレーム2およびコツプ状ワツシヤ9との間
で支持フレーム2の頂端縁およびコツプ状ワツシ
ヤ9の端面9aに沿つて摺動し、取付支柱が垂直
である場合にアンテナ取付台の抑角の微調整を行
うことができる。
このような調整において、例えば方位角は±
11°の範囲、抑角は0〜22°の範囲の微調整を行う
ことができるよう支持プレート3および底壁の細
長溝孔3a,6aの範囲を設定する。
第1微調整ボルトおよび第2微調整ボルトの調
整時に、支持ボルト8の軸線の周りにアンテナ取
付台4が回転するのを防止するためのブレ止めピ
ン25の一端を第1微調整ボルト支承部の直径方
向に対向する位置で、コツプ状ワツシヤ9に固着
し、他端を支持フレーム2に形成したこの支持フ
レームの軸線方向に延びる細長溝孔2bに貫通さ
せる。
(考案の効果) 上述の説明から明かなように、本考案によれ
ば、従来のパラボラアンテナ支持装置のように、
基部に対して互いに直交する2個の支持軸の周り
に回転自在に取付けた個別の2個の可動調整部お
よびそれぞれの可動調整部を支持軸に対してクラ
ンプする個別の2個のクランプ装置は必要ではな
い。即ち、本考案によれば、基部としての支持フ
レームに対し、半球形の底壁を有するアンテナ取
付台をデイスク状ワツシヤおよびコツプ状ワツシ
ヤに嵌挿したばね負荷支持ボルトにより釈放自在
にロツクするだけであり、構成簡単かつ操作が確
実である。
更に、デイスク状ワツシヤが大きな押圧領域で
アンテナ取付台の半球形底壁を支持フレームの相
当大きくかつ相当広く分布した支持領域に対して
衝合圧着させるため、方位角および抑角の微調整
を容易かつ確実に行うことができ、またロツクナ
ツトを締付けることにより強く安定したクランプ
力が得られ、大きな風圧および自重にも係わら
ず、調整した方位角および抑角を良好に保持する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案によるパラボラアンテナ支持
装置の一部断面とする側面図、第2図は第1図の
−線の方向から見た一部断面とする側面図、
第3図は第1図の平面図である。 1……取付ブラケツト、2……支持フレーム、
3……支持プレート、4……アンテナ取付台、5
……取付面、6……底壁、7……デイスク状ワツ
シヤ、8……支持ボルト、9……コツプ状ワツシ
ヤ、10……圧縮コイルばね、11……ばね受ス
トツパ、12……ロツクナツト、13……第1微
調整ボルト、14……孔、15,23……支持ブ
ラケツト、16……枢着ピン、17,22a,2
2b,24……ナツト、18……フランジ、19
……支承端部、20……第2微調整ボルト、21
……支承ブラケツト、25……ブレ止めピン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 取付支柱にクランプする支持フレームと、この
    支持フレームの衝合端縁に外面が掛合する半球形
    に窪んだ中央底壁を有するアンテナ取付台と、前
    記底壁の内面に少なくとも周縁が衝合するデイス
    ク状ワツシヤと、このデイスク状ワツシヤの中心
    開口、前記底壁の案内溝孔および前記支持フレー
    ムに固着した支持プレートの案内溝孔に貫通させ
    たヘツド付きの支持ボルトと、前記底壁の外面と
    前記支持プレートとの間で前記支持ボルトの周り
    に設けたばね並びにこのばねの各端部にそれぞれ
    配置したコツプ状ワツシヤおよびばね受ストツパ
    と、このばね受ストツパとは支持プレートの反対
    側で支持ボルトに螺合して前記アンテナ取付台を
    支持フレームに釈放自在に固定するロツクナツト
    とを具え、前記支持フレームには取付支柱にほぼ
    直交する方向に移動する第1微調整ボルトおよび
    この第1微調整ボルトに螺合して案内支持するね
    じ孔部を設け、前記第1微調整ボルトの端部を回
    転自在に支承する支承部を前記コツプ状ワツシヤ
    に設け、前記支持プレートの案内溝孔は、前記第
    1微調整ボルトの軸線方向に延びて支持ボルトを
    案内する細長溝孔とし、また前記アンテナ取付台
    には前記支持ボルトおよび第1微調整ボルトにほ
    ぼ直交する方向に前記底壁を貫通して移動する第
    2微調整ボルトおよびこの第2微調整ボルトを回
    転自在に支承する支承部を設け、前記第2微調整
    ボルトに螺合して案内支持するねじ孔部を前記デ
    イスク状ワツシヤに設け、前記底壁の案内溝孔は
    前記第2微調整ボルトの軸線方向に延びて前記支
    持ボルトおよび前記コツプ状ワツシヤの端面に設
    けた突起を案内する細長溝孔としたことを特徴と
    する衛星放送受信用パラボラアンテナ支持装置。
JP12961686U 1986-08-27 1986-08-27 Expired JPH04566Y2 (ja)

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JP12961686U JPH04566Y2 (ja) 1986-08-27 1986-08-27

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JP12961686U JPH04566Y2 (ja) 1986-08-27 1986-08-27

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JPS6338405U JPS6338405U (ja) 1988-03-12
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ID=31026344

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JP12961686U Expired JPH04566Y2 (ja) 1986-08-27 1986-08-27

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