JPH0456285B2 - - Google Patents

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JPH0456285B2
JPH0456285B2 JP55502289A JP50228980A JPH0456285B2 JP H0456285 B2 JPH0456285 B2 JP H0456285B2 JP 55502289 A JP55502289 A JP 55502289A JP 50228980 A JP50228980 A JP 50228980A JP H0456285 B2 JPH0456285 B2 JP H0456285B2
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fluorescent
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optical
optical filter
filter element
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Gearii Ii Miraa
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    • G02B5/22Absorbing filters
    • G02B5/223Absorbing filters containing organic substances, e.g. dyes, inks or pigments
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02CSPECTACLES; SUNGLASSES OR GOGGLES INSOFAR AS THEY HAVE THE SAME FEATURES AS SPECTACLES; CONTACT LENSES
    • G02C7/00Optical parts
    • G02C7/10Filters, e.g. for facilitating adaptation of the eyes to the dark; Sunglasses
    • G02C7/108Colouring materials
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02CSPECTACLES; SUNGLASSES OR GOGGLES INSOFAR AS THEY HAVE THE SAME FEATURES AS SPECTACLES; CONTACT LENSES
    • G02C2202/00Generic optical aspects applicable to one or more of the subgroups of G02C7/00
    • G02C2202/16Laminated or compound lenses
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    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
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  • General Health & Medical Sciences (AREA)
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Description

発明の背景 発明の分野 本発明は光学フイルター素子、特に透明な螢光
物質を有する光学レンズに関するものであるが、
この素子は所定波長の可視放射線を吸収し、放射
線の実質的部分の拡散及び/又は反射を引き起こ
さずにこれより長い可視波長で放射線を放出しか
つ透過するものである。
先行技術の説明 太陽が与える放射エネルギーなどの通常の放射
エネルギーは大別すると三つの領域、すなわち近
紫外領域(約300〜400nm)、可視領域(約400〜
700nm)及び近赤外領域(約700〜4000nm)に
分けられる。各種の用途に向けて多くの形式のフ
イルター素子が作られているが、上記波長におい
て使用されている最も一般的な形式の光学フイル
ター素子はサングラス用レンズである。サングラ
ス用レンズにとつて重要な要求条件はこれがかな
りの量の可視放射線を吸収することである。日光
または太陽光線には可視領域にわたつてほぼ均一
な光エネルギーの分布が含まれている。可視光線
を吸収するためには、いいかえればこの透過量を
減らすためには、各種の染料、乳白剤(例えば染
料及び薄い金属コーチング)及び/又は偏光物質
を単独か様々に組合わせて利用するレンズ系が用
いられていた。
スペクトルの可視部分の横断光線を十分に吸収
する染料はサングラス用レンズを含む光学系に使
用されている。このような染料の主な選択基準
は、放射線のスペクトル分布の交番が最小である
広い帯域の放射線エネルギーを吸収する能力であ
る。ところが、広い帯域の可視放射線を吸収する
染料によつて光の強度を所望程度に落すと、色知
覚及び視感度が悪くなるという望ましくない作用
が現われる。これら従来の染料が吸収された放射
線を多重帯域再放射または螢光発光−これが色知
覚低下の理由である−させることができることは
考えられていない。
螢光染料を利用するある種の光学系は知られて
いる。いわゆる「オーラ(aura)」グラスは臭化
ピナシアノールなどの不安定なスペクトル感光性
螢光物質を利用しているが、この螢光物質が不安
定で、しかも螢光層がこれに照射する光を螢光放
射線として反射させるような厚さをもつので、サ
ングラスとして実際に利用できない。レーザー系
では、ある種の螢光染料がレーザー効果を発揮さ
せるために、液体溶液がキヤリヤの形で光学素子
に利用されている。このような染料系はポンプや
その他の手段で補充するために液状でなければな
らない。螢光染料を固体光学素子に利用する他の
レーザー系は横断光線に対立する側光線を受ける
導波構造体の一部として提供されている。
可視スペクトルの可視放射線及び螢光を吸収す
る染料は一般に光学的に不安定であるため、例え
ば日光により光劣化しやすい。従つて、通常この
ような螢光染料はサングラスのエネルギーの吸収
染料として使用するのに向かないと考えられてい
る。さらに、多くの螢光染料の実用性は、それら
が安定であるかどうかに関係なく、可視領域にお
ける透過性のために低い。ごく限られた数の螢光
染料やこれら染料を組合せたものだけが、可視放
射線領域における有効なフイルターレンズに必要
な広い吸収及び放射特性を示すに過ぎない。
現在、安定な螢光染料をサングラスに使用した
場合にも、不快な螢光を時にはひどい赤色で反射
するため、通常通り着用しても驚くほど、そして
考える以上に不快感を与えることが実験で確認さ
れている。
一方、米国特許第3426212号公報には、放射線
の波長を実質的に変える系が記載されているが、
この系は少なくとも2つの層からなり、そして各
層が異なる波長で螢光発光する螢光物質を含有し
ているため、ひとつの層を透過して螢光発光した
光が別な波長になり、これが第2の層に照射し、
これが螢光発光し、波長がさらに変化する。この
2回の波長偏光は一般に同じ方向で行われる。上
記公報に記載されている系は用途が目の保護でも
ないし、また螢光のまぶしさや、このまぶしさを
避けるために最小臨界厚さを設定することに関す
る知見を含んでいないし、これらに注意を向けて
いない。
米国特許第3214382号公報には、リン光体を含
有する光学系が記載されているが、光学系に螢光
物質を適用することについても何も教示がない。
また、米国特許第2113973号公報には、分解の
原因である放射線の大部分を吸収する光フイルタ
ーによつて分解をある程度防止している不安定な
マグミンBを含有する螢光層が記録されている。
この公報に示されている系は用途が螢光反射だけ
であつて、光の透過ではない。さらに、この公報
には、意図する用途が目の保護であることや、螢
光のまぶしさ、及びこのまぶしさを避けるために
最小臨界肉厚を設定することに関する知見や注意
が何も示されていない。
さらに、興味のある文献のなかには、米国特許
第2498593号、第2386855号及び第2851432号公報
公報、カナダ特許第504529号公報、英国特許第
569920号公報、 Shah、J.et.al、“Excited−State Absorption
Spectrum of Cresyl Violate Perchlorate、”
Appl.phys.Lett.、24(11)、PP.562−564(June、
1974)and Chem.Abstracts.85;114369n、
Drexhage、K.et.al、“New Highly Efficient
Laser Dyes.” があるが、本発明はこれらの範囲外にある。
発明の要約 本発明は安定な螢光物質の薄層を含有する新規
な素子である、透明な光学フイルター素子を提供
するものである。好適な実施態様では、本発明素
子は可視放射線を吸収すると共に、これを透過発
光させる。このような光学素子は理想的な用途が
サングラスであるが、スキー用ゴーグル、水中レ
ンズ、温室用窓、溶接工用ゴーグル、及びカメ
ラ、プロジエクター、フオトコピー機、顕微鏡、
バイノキユラーや望遠鏡を含む光学システムにも
適用できる。さらに、本発明の光学素子は可視ス
ペクトルの一部を光学的に露光したり、吸収する
必要があるいかなる光学システムにも適用でき
る。
本発明の好適な実施態様では、オキサジン、カ
ルボビロニン及びカルバジン族の染料を含む非常
に安定な螢光染料を使用して、所望に応じて透過
光を吸収したり、発光させたりする。
操作時、可視電磁線が螢光物質の薄い層または
コーチングを含む光学素子を横断しても、電磁線
が大きく拡散したり、螢光として反射したり、螢
光物質によつて歪曲したりすることはない。むし
ろ、螢光層の厚みを適切に選んだ場合には、例え
ば1ミル(0.0254mm)以下にした場合には、一方
の側に入射する放射線を螢光物質にかなりの程度
吸収でき、これを異なるより長い可視波長で反対
側に再放射できる。この吸収及び放射により横断
光のエネルギーが小さくなる。このように、螢光
物質は光の強度を下げ、そして透過光として現わ
れる光をより長い波長の方にわずかではあるが有
意義にシフトさせる。しかし、螢光層の厚さを調
節することによつて、不快なひどい螢光まぶしさ
及び反射は避けられる。
よく知られているように、螢光はエネルギーを
吸収し、高エネルギー状態に転位した後、ほぼた
だちに転位電子及び電子が低エネルギー順位かそ
の基底状態に戻ることによつてエネルギーを放出
する組成物の電子から生じる。電子が低エネルギ
ー状態に戻るさいに電子によつて放出されるエネ
ルギーは、吸収エネルギーの波長より長い、異な
る可視放射線波長をもつ。
本発明を実施する場合には、薄い非反射性層を
使用する螢光物質が安定で、しかも高い量子効果
をもつため、かなりの割合の励起電子が基底状態
に戻つてより長い波長の可視放射線を放射するよ
うになすのが特に望ましい。少なくとも1種の螢
光物質を含有する少なくともひとつの層か薄いフ
イルムを利用する光学系は、可視光線に露光され
これを吸収すると、透過光として現われるひとつ
かそれ以上の螢光放射線を放射する。
驚くべきことに、本発明に従つて作つた光学素
子は太陽光線などの可視放射線のすぐれた吸収体
としてばかりでなく、従来の光学フイルター素子
と比べた場合、予期した以上に、使用者の色知覚
及びスペクトル感度を増加させることが判つた。
普通以上に長いまたは短い波長に目の最大感度を
シフトするのが望ましい場合、本発明の光学素子
はこのような能力を与える。また、このようなシ
フトは、通常晴れた日などの可視スペクトルのせ
まい領域においてのみ光線を反射する視野におけ
る視力を増すのに有効であることも判明した。同
時に、本発明による光学系は螢光層の厚みを調節
することによつて酷く不快なまぶしさを防ぐこと
ができる。
本発明を実施する場合には、光学素子は各種の
光学的に好適なプラスチツクで構成してもよい
し、またガラスか他のガラス質物質を主成分とし
てもよい。有効な光学的プラスチツクのなかに
は、メチルメタクリレート樹脂及び類縁アクリル
樹脂、ポリスチレン、スチレンアクリロニトリ
ル、ポリカーボネート、ポリビニルブチラールな
どのビニル樹脂、アイオノマー及びモノクロロト
リフルオロエチレン樹脂、酢酸セルロース、硝酸
セルロース、酢酪酸エチルセルロースを含むセル
ロース誘導体を含む熱可塑性合成樹脂がある。場
合によつては、一般的な光学物質であるアリルジ
グリコールカーボネートなどのアリルキヤストプ
ラスチツク、ある種のエポキシド及びポリエステ
ル樹脂を含む可硬化性樹脂も使用できる。
本発明を実施する場合には、螢光物質を種々な
手段によつて光学素子と一緒に使用する。いくつ
かの実施態様では、光学素子に溶剤からの洗液
か、あるいは適当な結合剤を有するコーチングの
いずれかの形で厚さが好適には1ミル以下の薄層
として螢光物質を被覆する。他の実施態様では、
螢光物質を別々なフイルムに配合させる。本発明
を実施する場合、このようなフイルムはそのまま
使用できる。あるいは、このフイルムを他の光学
素子に適用する場合には、例えばこれを素子に接
着するか、プラスチツク素子に溶解させるか、光
学素子の他の部分と一緒に熱成形するか、または
光学素子のひとつかそれ以上の部分と一緒に積層
すればよい。いずれの場合にも、反射光による螢
光、不快な光拡散及び厚さが1ミル以上のフイル
ムやコーチングにみられるまぶしさを最小限に抑
えるか、これらを防止するためには、螢光物質を
厚さが1ミル以下の薄い層かコーチングの形で存
在させる。
螢光物質が二色性である場合には、この物質は
螢光と偏光の二つの機能を果すことができる。こ
れは例えば二色性螢光物質を分散した透明な線状
重合体プラスチツクシートを作り、これを弾性化
し、延伸してから硬化すると達成できる。
本発明の好適な実施態様では、安定で、しかも
例えば太陽光線によつてただちに、あるいは容易
に分解しない螢光染料を利用する。これら染料に
は、オキサジン、カルバジン及びカルボピロニン
族の多数の安定な染料、及び他の染料族の安定な
染料例えばフルオラール555(Fluoral 555)、1,
2,4,5,3H,6H,10H−テトラヒドロ−8
−トリフルオロメチル(1)ベンゾピラノ(9,9a,
1−gh)キノリジン−10−オン−Exciton
Chemical社製のEK#14371)−及び1,2,4,
5,3H,6H,10−テトラヒドロ−9−カルホエ
トキシ(1′)ベンゾピラノ(9,9a,1−gh)キ
ノロリジン−10−オン−Eastman kodak社製の
EK#14373−などの安定なクマリンが含まれる。
安定な好ましい螢光オキサジンには、クレシル
バイオレツトペルクロレート(5,9−ジアミノ
ベンゾ(a)フエノオキサゾニウムペルクロレート)、
ナイフブ−Aペルクロレート(5−アミノ−9−
ジエチルアミノベンゾ(a)フエノオキサゾニウムペ
ルクロレート)、及びオキサジン170ペルクロレー
ト(9−エチルアミノ−5−エチルアミノ−10−
メチル−5H−ベンゾ(a)フエノオキゾニウムペル
クロレート(これらはいずれもEastman kodak
社のEK#11884、EK#11953及びEK#14375であ
る)が含まれる。
本発明を実施するさいに役に立つ安定な螢光オ
キサジン、カルバシン及びカルボピロニン染料は
次の構造式: で表わすことができる。式中、R1、R2、R5及び
R6はそれぞれ水素原子、低級アルキル基、低級
アルコキシ基、−SO3H、−COOH、−OH及び−
NH2からなる群から選択される1種の可溶性置
換基をもつ低級アルキル基からなる群から選択さ
れるものを表わし、R1とR10、R12とR3、R5
R4、及びR6とR7はそれぞれ一緒になつて5員、
6員か7員の融合ヘテロ環式環を完成するのに必
要な炭素原子を表わす一対の原子を表わし、R3
R4、R7、R8、R9及びR10はそれぞれに水素原子、
低級アルキル基、低級アルコキシ基、アリール
基、ハロゲン原子からなる群から選択されるもの
を表わし、R7とR8、及びR9とR10はそれぞれ一緒
になつて5員及び6員の融合炭素環式かヘテロ環
式環を完成するのに必要な炭素原子を表わし、Z
はアニオンを表わし、Aは酸素、イオウ及びセレ
ニウムからなる群から選択される原子を表わし、
Bはヒドロキシル基、チオール基、セレノール基
及びアミン基からなる群から選択される基を表わ
し、Dは酸素原子、イオウ原子、セレニウム原子
及びそれぞれ水素原子、低級アルキル基、アルコ
キシ基、チオアルキル基、C−1及びC−2の3
−オキソ−1,4−ペンタジエン、そしてC−2
及びC−6の4−オキソ−3,5−ジメチル−
2,5−ペンタジエンからなる群から選択される
2つの置換基をもつ炭素原子からなる群から選択
されるものを表わし、そしてEはチツ素原子、リ
ン原子及び水素原子、低級アルキル基、1〜3員
環のアリール基、ヘテロ環式環、C−2の安息香
酸基、及びC−2の芳香族環の安息香酸エチル基
からなる群から選択されるひとつの置換基をもつ
炭素原子からなる群から選択されるものを表わ
す。
上記構造式で定義される安定な螢光可視吸収体
には、便宜上、各種の共鳴構造の染料の代表例と
して使用される、以下の構造式で示される化合物
からなる染料が含まれる。
式中、Z−はアニオンで、Y+はカチオンであ
る。
前記構造式及びの安定な化合物は極めて望
ましいスペクトル吸収特性及び螢光放射特性を備
えていることが判つた。また、この化合物は可視
領域の上方中心域即ち黄色域において一次最大吸
収を示し、そして可視領域のシヨートエンド、主
に紫色域において二次最大吸収を示す。上記最大
吸収と相まつて、可視領域の青色域における二次
最大吸収と共に、可視領域の赤色領域における二
次最大吸収において吸収エネルギーを再放出す
る。
本発明を実施する場合、安定な螢光物質、安定
な螢光物質のブレンド、または螢光物質と他の染
料または着色剤との混合系は種々かえることがで
きる。一般にいえば、本発明は光学フイルター素
子に1種かそれ以上の安定な螢光物質を含む薄層
を適用することを意図している。本発明のいくつ
かの実施態様では、例えばサングラスの場合に
は、螢光物質の色と、この物質が光学素子を透過
する光に与える色変化との両者が重要なフアクタ
ーになる。スペクトルの広い部分の色特性が重要
な場合には、螢光物質と一緒に1種かそれ以上の
染料か着色剤を適用するのが特に有利である。可
視光線の広い範囲にわたつて色を透過させ、増色
させることが望ましい場合には、後述の実施例の
いくつかで説明するように、これは例えば光学素
子に安定な螢光クレシルバイオレツトペルクロレ
ート、安定な螢光ナイルブルーAペルクロレート
及び安定なフルオラール555−螢光黄色着色染料
−を適用すると達成できる。安定な螢光物質と着
色剤を組合せると、広い帯吸収特性及び螢光放射
特性を得ることができる。この場合、各螢光物質
は所定の吸収と最大螢光を示し、そして用いられ
た安定な螢光黄色着色染料が、例えば安定な螢光
クレシルバイオレツトペルクロレート及び/又は
ナイルブルーAペルクロレートによつて吸収され
たスペクトル領域において発光する。
安定なクレシルバイオレツトペルクロレート、
ナイルブルーAペルクロレート及びオキサジン
170ペルクロレートはサングラスに適用される光
学フイルター素子の製造に特に役立つ。これは各
染料が2つかそれ以上の異なる可視波長まで増色
させるからである。
にもかかわらず、上記の各螢光物質は、光学素
子に単独で使用した場合、光のスペクトル分布に
変化をもたらす。ところが、1種以上の安定な螢
光物質を含む光学フイルター素子に安定な螢光黄
色着色剤か螢光緑色着色剤を配合すると、スペク
トル分布を高度の正規状態に回復することが見出
された。従つて、染料のブレンデイング及び着色
は本発明では必ずしも必要でないが、実際の用途
例えばサングラスの場合には有用である。同時
に、こうすれば、サングラスは螢光層の厚さを調
節することによつて酷く不快な螢光によるまぶし
さを避けることができる。
染料及び結合剤を使用する場合には、染料及び
結合剤に好適な、ほとんど干渉作用のない溶剤を
使用できる。実際、安定な染料を溶解する最も現
実的な方法はジメチルホルムアミドなどの溶剤に
溶かしてから、結合剤系に特別に合う溶剤で希釈
する方法である。安定な染料に使用できる他の溶
剤−本発明はこれらに限定されない−には、イソ
ブチルアルコール、アセトン、ジアセトンアルコ
ール、N−メチル−2−ピロリドン、セロソル
ブ、ピリジン、ピペリジン、ジシクロヘキルカル
ボジイミド、ジメチルスルホキシド、エタノー
ル、エチレングリコール、イソプロパノール、メ
タノール、メチルエチルケトン、トルエン、キシ
レン及び1−ホルミルピペリジンがある。
所望ならば、Igepal、Tritonなどの相溶性を示
す市販の表面活性剤も染料溶液に配合してもよ
い。
本発明の実施のさいに使用する螢光物質の量は
広い有効な範囲にわたつて変えることができる
が、この量は螢光物質を光学素子に適用する方
法、そして光学素子の他の部分の透光性及び吸光
性に左右される。光学フイルター素子に使用する
螢光物質の量を特徴づけるのに最も有効なものは
その平均透光度か吸光度である。これは螢光物質
または他の物質を濃度で表わすと、不正確になり
やすいからである。いいかえれば、吸光度及び透
光度は染料の種類や濃度に加えて、光が透過する
螢光物質コーチングの厚みの影響を受けるからで
ある。従つて、本発明の目的はすべての部分にわ
たつて、可視光線の平均透光度を約10%から約99
%まで減らすことのできる光学フイルター素子を
提供することにある。サングラスなどの最適な実
施態様では、平均光強度の50〜90%低下が好まし
い。
光学素子に他の吸光部分がなく、コーチング厚
さが約0.0254mmから約0.00001mmの場合、濃度で
表現するならば、螢光物質の量はコーチング組成
物に対して最低の約10ppmから最高の約
10000ppmの範囲にあればよいが、コーチングの
正確な染料量は適用する特定の染料、螢光物質コ
ーチングの厚さ、及び光学素子の他の部分の透光
性に従つて決めなければならない。
各種の好適なフイルター素子を作るさいに、酷
く不快な反射グレアをなくす場合、安定な螢光染
料含有層の厚さが重要なポイントになる。この厚
さはできるだけ薄くするのが好ましく、通常は1
ミル未満である。経済性や重さの面を考え、そし
て各種の層及び染料によつてもたらされる光拡散
を最小限に抑えるためには、通常、染料の濃度は
できるだけ薄くする。
光学フイルター素子は多くの異なる構成を取る
が、いずれも本発明の範囲内に含められる。本発
明は不快な反射グレアをなくす厚さの、安定な螢
光物質含有層を光学フイルター素子に適用する構
成ならばいかなる構成もその範囲内に含むもので
ある。このような構成には、光学素子内に螢光物
質を適用する構成、及び二面光学素子の片面また
は両面に螢光物質を洗浄被覆する構成、結合剤被
覆する構成、または積層する構成が含まれる。他
の有用な構成には、光学素子の両面に同じか異な
る染料を被覆する構成もあり、この場合にはいず
れか一方の、あるいは両方の染料が螢光染料であ
る。さらに別な態様では、螢光物質含有層をその
まま使用するか、他の2つの光学素子間に介在さ
せることもできる。本発明ではまた他の公知光学
構成及び技術を利用することも意図している。さ
らに、本発明は本発明の螢光物質含有光学素子を
螢光物質とは別の素子の一部としてか、螢光物質
と一緒に他の染料、光学的乳白剤及び/又は光学
的偏光剤と共に利用することも意図している。な
お、不純物を含む物質または不安定な物質が安定
な染料に触れると、この染料が劣化しやすくな
る。
いずれにしても、本発明の実施態様では、全体
的な光強度の低下を目的として可視放射線を吸収
する。適用する螢光物質、及び光学素子に配合す
る他の非螢光物質、乳白剤または偏光剤に応じ
て、例えば従来のサングラスを着用したさいに得
られる知覚と比較した場合、ある種の角に対する
知覚を鋭敏にでき、同時に光の平均強度が低下
し、しかも螢光層の厚みを調節することによつて
酷く不快な反射グレアを避けれる。
本発明では、ほぼすべての場合に、視野内の色
コントラストを鮮やかにでき、そして例えば雪原
や晴れた日などのように、コントラストが悪い環
境では視力を向上させることができる。この後者
の利点があるため、本発明は特にサングラス、ス
キー用ゴーグルや飛行機の操縦士用グラスに好適
である。本発明は自動車のフロントガラスの一部
または全体にも適用できる。本発明はまた利用で
きる光の量が限られているある種の顕微鏡にも有
用である。さらに、バイノキユラーや望遠鏡に使
用される光学素子にも使用できる。撮影装置の光
学素子に適用した場合には、使用する螢光染料を
選択することによつて、特定の色または組合せた
色を鮮やかに出したり、変えることができるよう
に、装置を調節できる。本発明の光学素子はプロ
ジエクター、フオトコピー機や温室用窓にも適用
できるが、これらすべての二次的な用途にもかか
わらず、本発明の最も広く、かつ最も実用的な用
途は自然の光のなかで着用されるサングラスにあ
り、このサングラスを用いれば、可視光線の強度
を低下でき、同時に不快なまぶしさを取除き、し
かも従来のサングラスによる知覚と比べた場合、
着用者の色知覚を鋭敏にできた。
【図面の簡単な説明】
本発明の目的及び特徴は、添付図面を参照しな
がら、好適な実施態様及び用途の以下の説明を読
めば、十分に理解できるはずである。
第1図は本発明によつて作つた光学フイルター
素子のひとつの形を示す、拡大横断面図であり、 第2図はレンズの形にした本発明の光学フイル
ター素子を眼鏡のフレームに適用する手段を示
す、一部分解斜視図であり、そして 第3図乃至第12図は、第2図の構成に適用で
きる本発明の光学フイルター素子の別な実施態様
を示す、拡大横断面図である。
好適な実施態様の説明 以下の実施例は本発明の光学素子を説明するこ
とを目的とするもので、本発明を限定するもので
はない。
実施例 第1図の光学フイルター素子2は次のようにし
て作られた。Eastman Kodak者からLaser Dye
Catalog No. 11884として市販されている、完
全な螢光性のレーザークラスクレシルバイオレツ
トペルクロレート(5,9−ジアミノベンゾ(a)フ
エノオキサゾニウムペルクロレート)を直接プラ
スチツクキヤリヤに加工成形したが、これは螢光
染料0.30gを5mlのジメチルホルムアミドに溶解
し、得られた溶液を5gのジメトキシエチルフタ
レートで希釈した。次に、2本ロール機の酢酪酸
セルロース(CAB)の溶融サンプル100gに得ら
れた溶液を滴下した。ほぼ3分間混練した後、
CAB全体に染料が完全かつ均一に分散した。こ
の後、ミルから混合物を取出し、冷却した。
2枚のフエロ形プレート間のCAB−クレシル
バイオレツトペルクロレート混合物を約0.254mm
(約0.01インチ)の厚さに熱間プレスして薄いシ
ートを作つた。この厚さのフイルムは、太陽光線
中で約25cm(10インチ)以上離れたところからみ
ると、不快な螢光、ほとんど血のように赤い光を
発した。レンズを作り、これをサングラスのフレ
ームに付けてから着用すると、着用者はレンズの
光及び色によりグロテスクで不自然にみえた。と
ころが、上記シートをカレンダー圧延して、ちよ
うど約0.0254mm(1ミル)未満のフイルム素子2
を作つたところ、このフイルムからは上記のよう
な光や色はみられなく、得られたシート2はすぐ
れた光学フイルター品質を有していた。テストし
たところ、クレシルバイオレツトペルクロレート
は素子2に完全に分散しているため、みかけの結
晶化、退色あるいは著しい表面へのブリードはみ
られなかつた。光学フイルター素子2は色が紫
で、テストしたところ、平均透過可視光線の量は
約67%まで減つていた。光学レンズ6としてサン
グラス4に適用した場合、この組成物は特に赤、
オレンジ、金色及び茶の各色に対して着用者の色
知覚を増すものであつた。自然の樹木や、停止信
号及び停止灯などの通常は鈍い赤色のものをみる
さいに効果が大きかつた。そして、レンズ6を通
してみた屋外の風景は全体として冷たい青みがか
つた白色にみえ、茶、茶/赤、及び金/茶の色あ
いが混ぜ合わされている領域では視力及びコント
ラストが強くなる。レンズ6を通して青いもの、
例えば空をみると、同じ風景を肉眼でみる場合よ
りも、よりカラフルにみえた。この効果は、晴れ
た空や光が拡散して曇天により空と雲の見分けが
難しいときに、特に顕著である。というのは、レ
ンズ6によつて空の青い部分がより濃い色にみ
え、従つて白い雲に対するコントラストが際立つ
からである。
フイルム2それ自体はサングラス4のレンズ6
と同様に全く脆いので、普段使用するためには、
硬質の澄明から色の付いたレンズに積層して、機
械的な破損に強い構造にする。フイルム2だけで
はなく、以下に記す構成体も第2図におけるレン
ズ6として使用できる。
実施例 別な形の光学フイルター素子を次のようにして
作つた。酢酸セロソルブ50ml、アセトン50ml及び
溶解酢酪酸セルロース2.5gを含む溶液にジメチ
ルホルムアミド95gのレーザークラスクレシルバ
イオレツトペルクロレート0.7g溶液5mlを添加
した。第3図の横断面図(一定の比例には従つて
いない)に示したように、エアブラシにより澄明
なガラス光学素子14に得られたラツカを約
0.001mmの乾燥厚さに被覆する。次に、コーチン
グ12を15分間風乾してから、約82℃で15分間オ
ーブンで加熱してさらに乾燥した。得られた光学
素子16は、実施例の素子2と同じ程度の透光
性及び可視特性を有していた。しかし、この方法
では、ガラス基体14に被覆するコーチング12
の厚さ及び濃度を調節することによつて、素子1
6の光学濃度を変えることができる。この方法に
よれば、厚さを最小でも約0.0001mm以下にでき
る。しかし、いずれの場合にも、螢光及び酷いま
ぶしさがみられるレベル以下に螢光層12の厚さ
を設定する。
実施例 いくつかの異なる形の光学フイルター素子を以
下の螢光物質のコーチング溶液から作つた。この
溶液はジアセトンアルコール32g、ソタノール45
g、イソプロパノール17g、酢酪酸セルロース6
g、クレシルバイオレツトペルクロレート0.086
g、及びEastman Kodak社のLaser Products
Catalogue #11953である。完全に螢光性の、
安定なレーザークラスナイルブルーAペルクロレ
ート(5−アミノ−9−ジエチルアミノベンゾ(a)
フエノオキサゾニウムペルクロレート)0.017g
を合せることによつて調製した。第4図の横断面
図(一定の比例に従つていない)に示すように、
標準スロツト付ドローバー(0.2mm−0.008イン
チ)を用いて、上記溶液を厚さが1.5mm(0.06イ
ンチ)のポリメチルメタクリレートシートに流延
して層24にすることによつて光学素子22を作
つた。得られたプラスチツクシートを5分間風乾
してから、さらに30分間約93℃でオーブン乾燥し
てから、厚さが約0.02mmのシートにした。このシ
ートから打抜いた、第4図の光学素子22は実施
例の素子と同じ程度の特性を有していたが、螢
光層24にクレシルバイオレツトペルクロレート
とナイルブルーAペルクロレートを組合せて使用
しているため、螢光層にクレシルバイオレツトペ
ルクロレートのみを使用するときよりも、着用者
の色のバランスがよくなつた。光学フイルター素
子22は、実施例またはの組成物よりも、明
るい青空と白か灰色の雲とのコントラストをはる
かに際立たせることが判つた。
実施例、及びの組成物は、実験用温湿室
で加速露光試験したところ、いずれもすぐれた光
安定性を示した。また、例えば、ほぼ1年間の直
射日光曝露試験後、染料の10%未満が劣化したに
過ぎなかつた。
さらに、実施例の組成物は、別な色彩効果を
出すために、そして外観及び色が普通の灰色/緑
色サングラスに似ている光学フイルター素子を製
造するために、簡単に改変できる。
第5図(一定の比例に従つていない)には、こ
の改変例のひとつを示してあるが、素子22の螢
光組成物24とは反対側の面に、メチルエチルケ
トン35.2g、セロソルブ40g、酢酪酸セルロース
10g、Rohm&Hass社のAcryloid B−66(トル
エン中の固形分40%)25g、及びSandoz
Acetosol Yellow RLSN1.25gを混合して得た
第2の着色ラツカー28を被覆して作つた。この
黄色の染料は安定であるが、螢光性ではない。
第5図の素子22の全体的な色は、コーチング
28の黄色染料濃度を変えるか、あるいは第6図
(一定の比例について作図していない)に示すよ
うに、素子の両面に黄色の着色ラツカー28を被
覆すれば、青灰色か緑灰色か緑色に変えられる。
図示していないけれども、好適な実施態様では、
例えば澄明CABか接着剤の薄いバリヤー層を上
部の隣接層24と28の間に適用すると、層24
の完全な螢光性の安定な染料の汚染を妨げる。汚
染が起きると、安定な螢光染料が不安定化し、退
色が生じると共に、本発明のすぐれた特性が失わ
れる。
第4図の改変例である。第5図及び第6図に示
した光学素子22の色は市販のサングラスレンズ
と似ているが、これらを通して風景をみた場合、
明らかに層24に螢光物質が配合されているた
め、色の知覚が鋭敏になつた。光のレベルが低い
風景(日没、夜明け、曇天)の場合、市販されて
いる偏光サングラスでは色知覚、従つて視力が落
ちるけれども、光学素子22では光強度が低下す
るので、色知覚は同じように維持され、しかもコ
ントラストの際立ちが大きくなる。
実施例 実施例の改変例である。クレシルバイオレツ
トペルクロレート/ナイルブルーAペルクロレー
ト混合物に直接acetosol yellow RLSN着色染料
を加える。これから得られたラツカーは、螢光コ
ーチング及び黄色着色染料を別々に適用した実施
例、第5図及び第6図で得たものと、結果が本
質的に同じであつた。ところが、別な場合には螢
光性を示す素子中の染料物質が光に鋭敏なため、
退色する傾向があつた。にもかかわらず、本実施
例の組成物は、顕微鏡用レンズなどの利用できる
光が限られている用途に使用したり、あるいは予
備として使う場合に役立つものである。
実施例 この実施例では、別な形の光学素子と、光学フ
イルター素子を製造するのに使用できる色々な互
換性物質を説明する。第7図(一定の比例に従わ
ずに作図)に示したように、光学素子32は内部
に螢光物質34を有する。コーチング溶液は1/4
sec RS Nitrocellulose 57g、酢酸エチル30g、
酢酸ブチル13g、及び不純物を含まない、安定な
螢光性のレーザークラスクレシルバイオレツトペ
ルクロレート0.1gを混合して作つた。スロツト
付ドローバーを用いて、この溶液をアリルジケリ
コールカーボネートのシートに流延した。厚さが
約0.008mmになるまで乾燥した後、ポリ酢酸ビニ
ル/アルコール溶剤系光学接着剤を用いて、第2
のアリルジクリコールカーボネートの間に得られ
た螢光物質含有フイルムを積層して、アリルジケ
リコールカーボネートからなる2つの外側層の間
に螢光物質が配合されている素子32を作つた。
従つて、この形では、外側層36があるため、螢
光物質層34が摩耗や他の素子との接触により機
械的な破損を受けることはない。
実施例 水5%、ジアセトンアルコール8%、乳酸ブチ
ル10%、エタノール12%及び氷酢酸65%からなる
溶剤混合物100gにクレシルバイオレツトペルク
ロレート0.010g、Eastman Kodak社の螢光性を
もつ、安定なレーザークラスEK#14375オキサジ
ン170ペルクロレート(9−エチルアミノ−5−
エチルイミノ−10−メチル−5H−ベンゾ(a)フエ
ノオキサゾニウムペルクロレート)0.0017g及び
Butvar B−74ポリビニルブチラール10gを溶解
して、螢光物質とポリビニルブチラール結合剤の
溶液を調製した。第8図に示すように、片面を耐
摩耗性コーチング46で被覆した、厚さが0.375
mm(0.015インチ)の市販されている光学用酢酪
酸セルロース(CAB)シート46のもう一方の
未処理面に、得られた粘稠なラツカーを流延し
て、厚さが約0.05mm〜約0.2mm(約0.002インチ〜
約0.008インチ)の範囲にあるいくつかの異なる
溶剤含有コーチングを作つた。50℃でほぼ15分間
部分乾燥した後、耐摩耗性コーチングをもつ第2
のCABシート44を螢光ラツカーコーチングに
積層した。流延フイルムはフイルム同志を接着す
るのに十分な粘着性を有していた。乾燥厚さが約
0.005〜約0.02mmの範囲にある乾燥螢光物質含有
層42を有する、得られたフイルター素子48は
すぐれた光学特性を示した。
この技術の改変例では、剥離剤を塗布したガラ
ス面に螢光物質含有溶液を流延し、約70℃で1時
間加熱乾燥して、強靭な、厚さが約0.01mmの粘着
性フイルムを得た。次に、このフイルムをガラス
から剥離し、前に述べたように、耐摩耗性コーチ
ングを被覆した2枚の酢酪酸セルロースシートの
間に積層した。積層は、ポリ酢酸ビニルアルコー
ルの光学的接着剤を用いて、2回の工程で行なつ
た。得られた光学素子の、着用者からみた色及び
視力はすぐれていた。
この光学素子の着色しないものも特性が実施例
の素子と同じ程度であつた。螢光物質含有層を
もつ仕上げ処理した素子は、表面処理した耐摩耗
性コーチングがあるため、機械的な劣化を生じる
ことはなかつた。
実施例 メチルエチルケトン60g、トルエン25g及びセ
ロセルブ10gからなる溶剤混合物に、酢酪酸セル
ロース2.5g及びAcryloidB−66メチルメタクリ
レートアクリル樹脂2.5gを溶解して、コーチン
グ溶液を作つた。ブチレート/アクリルラツカー
50gに不純物を含まない、安定な螢光性レーザー
クラスクレシルバイオレツトペルクロレート0.05
g、螢光性のレーザークラスナイルブルーAペル
クロレート0.01g、エチル酸化防止剤0.025g及
びCiba−Geigy社のTinuvin326紫外線吸収剤
0.025gを溶解して、螢光性コーチング溶液を作
つた。次に、メチルエチルケトンとセロソルブの
1:1混合物9.5gに安定な非螢光性Eastman
Fast Yellow GLF0.5を溶解し、澄明なブチレー
ト/アクリルラツカー40gにこの溶液を加えて別
な着色コーチング溶液を作つた。
第9図(一定の比例に従わずに作図した)の光
学フイルター素子を透明なスチレン/アクリロニ
トリルシート522枚を用いて作つた。一方のシ
ートには螢光層54を被覆し、そしてもう一方の
シート52には非螢光性の黄色着色溶液56を被
覆したが、いずれの場合も被覆は流延法で行なつ
た。次に、両コーチングを82℃で15分間オーブン
乾燥して、乾燥厚さを約0.02mmにした。このよう
に被覆した2枚のシートの被覆側を、光学用ポリ
ビニル/アセテート/アルコール接着剤(図示せ
ず)によつて積層して、接着してはいるが、螢光
層54と黄色層56との間は離れている光学フイ
ルター素子58を得た。
実施例 第10図について説明する。本発明に従つて既
存の黄色に着色したメチルメタクリレートレンズ
60を改変することによつて光学的にすぐれたレ
ンズ59を作つた。市販のサングラスから黄色に
着色されたメチルメタクリレートレンズ60を外
し、そしてレーザークラスクレシルバイオレツト
ペルクロレート0.170g、レーザークラスナイル
ブルーAペルクロレート0.05g、黄色の安定な、
螢光性を示すレーザークラスのExciton
Chemical社のFluoral555 0.51g、スペクトルク
ラスジメチルホルムアミド30c.c.、スペクトルクラ
スイソブチルアルコール70c.c.、及びIgepal CO
430表面活性剤0.5gを含む、約51℃に加熱された
溶液に30秒間浸漬して(レンズ60の両面を被覆
した)、約82℃で30分間このレンズ60をオーブ
ン乾燥した。得られた光学素子62は両面が螢光
コーチング61で被覆され、厚さが0.0254mm未満
で、色は灰緑色であつた。この素子62は透明で
かつ非反射性であり、その品質はすぐれていた。
実施例の方法を用いて、浸漬コーチングの螢
光物質濃度を代表的にはコーチング溶液の合計で
約100〜900ppmの範囲で変えると、色調が元のレ
ンズ60の黄色から濃い緑色に変つた光学素子を
得ることができる。
実施例 この実施例では、第11図(一定の比例に従つ
て作図していない)のすぐれたサングラス用素子
62を作つた。流行している緑色及び灰緑色レン
ズと同じ色のレンズを作ることができる上に、市
販のサングラスよりもはるかにすぐれている色知
覚及び視力を着用者に与えることができる。メタ
ノール31.6g、メチルエチルケトン31.6g、酢酸
セルソルブ25g、及びセロソルブ10.4gからなる
溶剤混合物に酢酪酸セルロース1.42g、レーザー
クラスクレシルバイオレツトペルクロレート
0.0524g及びレーザークラスナイブルーAペルク
ロレート0.0104gを溶解して、コーチング溶液を
用意した。厚さが1.0mm(0.04インチ)の酢酪酸
セルロースのシート64の片面をこの溶液で被覆
し、5分間風乾してから、約93℃で約15分間オー
ブン乾燥して、厚さが約0.005mmの層66を作つ
た。この後、該シートのもう一方の面を安定な非
螢光性のSchwartz Chemical社製LB Yellow
Rez−N−Dyeで洗浄被覆して、コーチング68
を作つた。黄色染料の濃度に応じて、得られる光
学素子62は青灰色から煙色に変つた。灰緑色か
ら緑色に変えたレンズもこの方法で得られた。い
ずれのレンズも市販のサングラスに比べてすぐれ
た増色効果を示した。
実施例 第12図(一定の比例に従つて作図していな
い)について説明する。まず、厚さが0.375mm
(0.015インチ)の2つの酢酪酸セルロース層76
の間に、延伸したヨウ素含有ポリビニルブチラー
ル74の偏光シートを積層して、この実施例の光
学素子72を用意した。次に、酢酪酸セルロース
0.8g、酢酸セロソルブ4.2g、メチルエチルケト
ン4.2g、ジアセトンアルコール4.5g、メタノー
ル12.9g及び不純物を含まない安定なEastman
kodak Laser Catalogue#14375オキサジン170
ペルクロレート0.009gを含有する溶液に上記で
得られた積層体を浸漬して、厚さが約0.002mmの
螢光物質含有コーチング78を作つた。82℃で15
分間コーチング78をオーブン乾燥した後、水31
ml、メタノール69ml、イソプロピルアルコール10
ml、及びSchwatz Chemical社のEmerald Green
Rez−N−Dye100mlを含有する溶液に浸漬して
素子を被覆着色した。この場合、素子は30秒間溶
液からゆつくりと等速度で引張り出した。このよ
うにウオツシユ・コーチングから等速度で素子を
引き出す効果は市販されているいくつかのサング
ラスと同様な色吸収をもつ、厚さが可変なコーチ
ング80を作ることができる点にある。
実施例 以下の組成物は非常に好ましく、特に第8図の
レンズの製造に適する。ところが、組成物の溶剤
系、濃度系及び他の成分を変えることによつて、
本発明に示すいずれの光学系に合わせることがで
きる。スペクトルクラスジメチルホルムアミド20
c.c.、螢光性レーザークラスクレシルバイオレツト
670プルクロレート0.16g、螢光性レーザークラ
スナイルブルー690ペルクロレート0.05g及び螢
光性レーザークラスFluoral 555 0.55gからなる
溶液を用意したが、これらはすべてExciton
Chemical社の製品である。この溶液にN−メチ
ル−2−ピロリジノン10c.c.及びスペクトルクラス
m−キシレン70c.c.を加えた。浸漬コーチングとし
て使用するために、この溶液を約50℃に加熱し、
そして例えば澄明なメチルメタクリレートレンズ
を浸漬し、ただちにこの溶液から引出す。しか
し、所望ならば、例えば約2〜20cm/分の範囲に
ある均一な速度でレンズを引出して、レンズに色
彩勾配効果を付与できる。溶液から引出した後、
約82℃で約30分間レンズをオーブン乾燥して、厚
さが約0.025mm未満の最終コーチングレンズを作
つた。この組成物から作つたレンズは品質が良
く、非反射性で透明であつた。レンズを通した場
合の色知覚は低下せず、かえつて鋭敏になつた。
実施例 XII 実施例XIと同じように、この組成物は非常に好
ましく、第8図または他の光学系のレンズを製造
するために、浸漬コーチングに使用できる。この
組成物はレーザークラス螢光性クレシルバイオレ
ツトペルクロレート0.165g、レーザークラス螢
光性ナイルブローAペルクロレート0.05g、レー
ザークラス螢光性Fluoral 555 0.525g.スペク
トルクラスジメチルホルムアミド20c.c..酸化デユ
テリウム(D2O)10c.c.及びN−メチル−2−ピロ
リジノン60c.c.を含有するものである。浸漬コーチ
ングに使用する場合には、まず溶液を約50℃に加
熱し、そして被覆レンズを次に実施例XIと同じよ
うにして乾燥する。
以上説明してきた螢光物質及びそれ以外の螢光
物質は、本明細書に説明した光学系のいずれにも
適用できる。また、説明した螢光物質または他の
螢光染料、あるいは螢光染料と他の染料、乳白剤
及び/又は偏光剤との組合せのいずれも単一の光
学フイルター素子に適用できる。
前記の全実施例において、螢光物質は臨界厚さ
があり、これを越えると、光学素子が不快な螢光
または反射をもたらす。この問題は本発明におい
ては螢光層の厚さを変えることによつて解決でき
る。一般に、厚さが約1ミル(0.0254mm)からそ
れ以下であるならば、この問題は避けれる。な
お、螢光層の厚さはコーチングの厚さ以上の機能
をもつものである。また、基体が熱可塑性物質
で、染料系が溶剤を含んでいる場合には、溶剤、
従つて染料は熱可塑性物質内にある深さまで吸収
させることができる。従つて、吸収厚さ及びコー
チング厚さの合計が約1ミルを越えないように、
溶剤及びプラスチツクを選択しなければならな
い。
好適な実施態様について特に本発明を説明して
きたが、当業者ならば、本発明の精神及び範囲か
ら逸脱せずに、前記改変及び他の改変を加えるこ
とができることを理解できるはずである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 波長が400nm〜700nmの範囲にある可視放
    射線のスペクトル平均で10%〜99%を吸収し、そ
    してスペクトル平均で90%〜1%を透過させる固
    体の乾燥した光学透過フイルターであつて、2つ
    の対向面をもつ蛍光物質の少なくともひとつの分
    離層を有し、この蛍光層の対向面間の厚さを
    0.0254mm以下にし、該蛍光物質は下記の構造式: (式中、R1、R2、R5及びR6はそれぞれ水素原
    子、低級アルキル基、低級アルコキシ基、−
    SO3H、−COOH、−OH及び−NH2からなる群か
    ら選択される1種の可溶性置換基をもつ低級アル
    キル基からなる群から選択されるものを表わし、
    R1とR10、R2とR3、R5とR4、及びR6とR7はそれ
    ぞれ一緒になつて5員、6員、7員の融合ヘテロ
    環式環を完成するのに必要な炭素原子を表わす一
    対の原子を表わし、R3、R4、R7、R8、R9及び
    R10はそれぞれ水素原子、低級アルキル基、低級
    アルコキシ基、アリール基、ハロゲン原子からな
    る群から選択されるものを表わし、R7とR8、及
    びR9とR10はそれぞれ一緒になつて5員及び6員
    の融合炭素環式環かヘテロ環式環を完成するのに
    必要な炭素原子を表わし、Zはアニオンを表わ
    し、Aは酸素、イオウ及びセレニウムからなる群
    から選択される原子を表わし、Bはヒドロキシル
    基、チオール基、セレノール基及びアミン基から
    なる群から選択される基を表わし、Dは酸素原
    子、イオウ原子、セレニウム原子及びそれぞれが
    水素原子、低級アルキル基、アルコキシ基、チオ
    アルキル基、C−1及びC−2の3−オキソ−
    1、4−ペンタジエン、そしてC−2及びC−6
    の4−オキソ−3、5−ジメチル−2、5−ペン
    タジエンからなる群から選択される2つの置換基
    をもつ炭素原子からなる群から選択されるものを
    表わし、そしてEは窒素原子、リン原子及び水素
    原子、低級アルキル基、1〜3員環のアリール
    基、ヘテロ環式環、C−2の安息香酸基、及びC
    −2の芳香族環の安息香酸エチル基からなる群か
    ら選択されるひとつの置換基をもつ炭素原子から
    なる群から選択されるものを表わす)で示される
    オキサジン、カルバジン及びカルボピロニンから
    なる染料群から選択されることを特徴とする光学
    フイルター素子。 2 前記素子は2つの対向面をもつ透明な基体を
    有し、そして前記透明基体と蛍光層は実質的に平
    行でかつ光学的透光関係にある特許請求の範囲第
    1項記載の光学フイルター素子。 3 前記光学素子は前記蛍光層に実質的に平行で
    かつ光学的透光関係にある非蛍光性光学手段をさ
    らに有している特許請求の範囲第1項又は第2項
    記載の光学フイルター素子。 4 前記蛍光物質は次の構造式: (式中、Z-はCl(塩素)O4 -である)で示される
    クレシルバイオレツトペルクロレートを有する特
    許請求の範囲第1項乃至第3項記載の光学フイル
    ター素子。 5 前記蛍光物質は次の構造式: (式中、Z-はCl(塩素)O4 -である)で示される
    ナイルブルーAペルクロレートを有する特許請求
    の範囲第1項乃至第4項記載の光学フイルター素
    子。 6 前記蛍光物質は次の構造式: (式中、Z-はアニオンである)で示されるカル
    ボピロニンである特許請求の範囲第1項乃至第3
    項記載の光学フイルター素子。 7 前記蛍光物質は9−エチルアミノ−5−エチ
    ルイミノ−10−メチル−5H−ベンゾ(a)フエノオ
    キサゾニウムペルクロレートを有する特許請求の
    範囲第1項乃至第4項記載の光学フイルター素
    子。 8 前記蛍光層は前記光学素子の主要部である特
    許請求の範囲第1項及び第4項乃至第7項のいず
    れかに記載の光学フイルター素子。 9 前記蛍光層は前記透明基体の少なくともひと
    つの面にコーチングとして存在する特許請求の範
    囲第2項乃至第8項記載の光学フイルター素子。 10 前記蛍光層は前記光学素子の透明基体のひ
    とつの面に吸収された実質的に分離層として存在
    する特許請求の範囲第2項乃至第9項記載の光学
    フイルター素子。 11 前記非蛍光性光学手段は前記素子を着色す
    る手段である特許請求の範囲第3項乃至第10項
    記載の光学フイルター素子。 12 前記着色手段は黄色である特許請求の範囲
    第11項記載の光学フイルター素子。 13 前記着色手段は前記光学フイルター素子を
    黄色化、黄緑色化、緑色化、緑灰色化又は灰色化
    する特許請求の範囲第11項記載の光学フイルタ
    ー素子。 14 前記非蛍光手段は偏光手段である特許請求
    の範囲第3項乃至第13項記載の光学フイルター
    素子。 15 眼鏡の光学部分が特許請求の範囲第2項乃
    至第14項記載の光学フイルター素子を有する眼
    鏡。
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