JPH0456180B2 - - Google Patents

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JPH0456180B2
JPH0456180B2 JP62088473A JP8847387A JPH0456180B2 JP H0456180 B2 JPH0456180 B2 JP H0456180B2 JP 62088473 A JP62088473 A JP 62088473A JP 8847387 A JP8847387 A JP 8847387A JP H0456180 B2 JPH0456180 B2 JP H0456180B2
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JP
Japan
Prior art keywords
gear
differential
clutch mechanism
shaft
differential case
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP62088473A
Other languages
English (en)
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JPS63254253A (ja
Inventor
Hirokazu Enomoto
Yukiaki Sawara
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Univance Corp
Original Assignee
Fuji Iron Works Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Iron Works Co Ltd filed Critical Fuji Iron Works Co Ltd
Priority to JP8847387A priority Critical patent/JPS63254253A/ja
Publication of JPS63254253A publication Critical patent/JPS63254253A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、自動車等の車両に使用する差動装置
に関し、特に差動装置のリングギヤとサイドギヤ
とのトルク伝達をオン・オフするクラツチ機構に
関するものである。
(従来の技術) 従来の技術として、特開昭56−135320号公報に
記載されたものがあつた。
これの概略を第2図により説明すると、エンジ
ン1によつて駆動される変速機2に、これの出力
を二つに分配する伝動装置3を連結し、この伝動
装置3の後部出力軸4には、第1プロペラ軸6・
第1作動装置7を介して例えば後輪9が連結され
た後車軸8を連結し、また、上記伝動装置3の前
部出力軸5には、第2プロペラ軸10・第2差動
装置11を介して例えば前輪13が連結された前
車軸12を連結する。
上記伝動装置3側には、前部出力軸5を変速機
2の出力軸に接続・分離させる一次クラツチ機構
14を設け、また第2作動装置11側には、例え
ば右側のサイドギア11cを右側の前車軸12a
に接続・分離させる二次クラツチ機構15(差動
装置のクラツチ機構)を設ける。
なお、第2図中、7a,11aはリングギア、
7b,11bはピニオンギヤ、7c,7d、11
c,11dはサイドギヤ、21は所定の各軸同士
を連結する軸継手である。
そして、四輪駆動にする際には、一次クラツチ
機構14および二次クラツチ機構15をオン差動
させて後輪9および前輪13をエンジン1側に連
結し、二輪駆動にする際には、上記一次クラツチ
機構14および二次クラツチ機構15をオフ差動
させて、伝動装置3および第2差動装置11部の
2箇所でエンジン1−前輪13間のトルク伝達を
遮断する。
これにより二輪駆動時には、第2プロペラ軸1
0、第2差動装置11のリングギヤ11aの回転
を防止して騒音および燃費を低減させる。
ところで、上記二次クラツチ機構15は、第3
図に示すようになつている。
即ち、サイドギヤ11cの軸16の右端に前車
輪12aを左端を回転可能に嵌合し、これら両者
の接合部にそれぞれスプラインホイール17,1
8を一体的に設け、軸16側のスプラインホイー
ル17にスリーブ19を摺動可能にスプライン嵌
合させ、スリーブ19の外周にフオーク20を取
付け、このフオーク20を介して上記スリーブ1
9を右動あるいは左動させて該スリーブ19の右
端部を前車輪12a側のスプラインホイール18
に係合あるいは離脱させるようになつている。
(発明が解決しようとする問題点) 上記従来のものは、一次・二次クラツチ機構1
4,15をオフ差動させて駆動系を二輪駆動に切
り換た際には、第2プロペラ軸10および第2差
動装置11のリングギヤ11aが、エンジン1お
よび前輪13側からのトルク伝達が分離されるの
で、動力損失および摩耗が低減する利点がある。
しかしながら、上記従来の二次クラツチ機構1
5つまり差動装置のクラツチ機構は、大きな負荷
を受け持つ車軸12aとサイドギヤ11cの軸1
6とを分割し、この分割部を断続するようになつ
ていたので、軸部の強度が低下したり、該軸部の
支持構造が複雑になつたりする欠点があつた。
本発明は、上記欠点を解消した新規な差動装置
のクラツチ機構を得ることを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、上記目的を達成するために以下の如
く構成したものである。
即ち、駆動ピニオンギヤと噛合するリングギヤ
に差動ケースを固定し、該差動ケースの軸心部に
て対向配置した一対のサイドギヤをそれぞれリン
グギヤと差動ケースの回転軸心部とに回転可能に
設け、差動ケースの内周部に筒体を回転可能に設
け、該筒体に各サイドギヤの回転軸心と直交する
ピニオンギヤを回転可能に設けるとともに、該ピ
ニオンギヤを前記各サイドギヤに噛合させ、前記
差動ケースと筒体とをクラツチ機構を介して連結
する構成にしたものである。
(作用) 本発明は上記構成したものであるから、クラツ
チ機構がオフ作動すれば、筒体と差動ケースとが
分離して両者は相対回転可能となる。
これにより、サイドギヤ側に加わつたトルク
は、該サイドギヤを介してピニオンギヤおよび筒
体に伝達されるも、差動ケースおよびリングギヤ
には伝達されなくなる。
また、上記クラツチ機構がオン作動すれば、筒
体と作動ケースとが相対回転不能に連結され、こ
れにより、リングギヤ側からのトルクは、差動ケ
ース・筒体およびピニオンギヤを介してサイドギ
ヤに伝達されることになる。
(実施例) 以下本発明の実施例を図面に基いて説明する。
第1図は本発明による実施例の要部を示す断面
図である。
30は前述した第2差動装置11に代わる差動
装置であり、以下の如くなつている。
即ち、31は車体側に支持されたケーシングで
あり、このケーシング31の左部にベアリング3
3を介してプロペラ軸側に連結される駆動ピニオ
ンギヤ32を前後方向(第1図において上下方
向)の軸線を中心として回転自在に支持する。上
記ケーシング31内には、差動ケーシング34を
左右方向の軸線、つまり駆動ピニオンギヤ32と
直交する軸線を中心として回転自在に支持し、こ
の差動ケース34の外周に上記駆動ピニオンギヤ
32と噛合するリングギヤ36を一体的に連結す
る。
上記差動ケース34は、中央部に大径かつ球状
の収容部34aを、左右側部に小径の軸管34
b,34cを有し、この軸管34b,34c部に
てケーシング31にベアリング35を介して回転
自在に支持する。
上記差動ケース34内の左右側部には、一対の
サイドギヤ37,38を互いに対向配置してそれ
ぞれの軸37a,38aを上記軸管34b,34
cに回転自在に嵌挿支持する。
また、上記差動ケース34の内周に筒体39を
回転自在に嵌合する。この筒体39は、その左部
に大径かつ半球状のカツプ部39a部を、その右
部に小径の軸管39bを有してなり、カツプ部3
9aを上記差動ケース34の右半部内に嵌合さ
せ、軸管39b部を差動ケース34の右部側の軸
管34cに嵌合させる。
上記筒体39のカツプ部39aには、サイドギ
ヤ37,38の回転軸心と直交するピニオン軸4
0を渡架し、該ピニオン軸40の両端に前記各サ
イドギヤ37,38に噛合するピニオンギヤ4
1,41を回転自在に支持する。
そして、前記差動ケース34の軸管34cと筒
体39の軸管39bとをクラツチ機構42により
断続可能に連結する。
上記クラツチ機構42は、軸管34cと軸管3
9bとにそれぞれ等径かつ等モジユールのスプラ
インホイール43,44を互いに隣接させて固定
し、右方のスプラインホイール44外周にスリー
ブ45を摺動可能にスプライン嵌合させ、スリー
ブ45の外周にフオーク46の取付け、このフオ
ーク46を介して上記スリーブ45を左動あるい
は右動させて該スリーブ45の左端部を左部、つ
まり差動ケース34側のスプラインホイール43
に係合あるいは離脱させるようにする。
なお、21は各サイドギヤ37,38の外側端
に設けた軸継手であり、例えば前輪13が連結さ
れた前車輪12(第2図)を連結する。
次に上記実施例の作動態様について説明する。
まず、フオーク46を左方に操作してスリーブ
45を左方に移動させれば、該スリーブ45の左
端部が差動ケース34側のスプラインホイール4
3に噛合、即ちクラツチ機構42がオン作動して
差動ケース34と筒体39とが相対回転不能に連
結されることになる。
これにより、リングギヤ36側からのトルク
は、差動ケース34、筒体39およびピニオンギ
ヤ41,41を介してサイドギヤ37,38に伝
達され、前車輪13を駆動(四輪駆動)すること
になる。
また、上記状態からフオーク46を左右に操作
してスリーブ45を右方に移動させれば、該スリ
ーブ45の左端部が差動ケース34側のスプライ
ンホイール43から離脱、即ちクラツチ機構42
がオフ作動して差動ケース34と筒体39とが相
対回転可能となる。
これにより、上記リングギヤ36側からのトル
クは前車輪13側に伝達されず、また前車輪13
からのトルクは、サイドギヤ37,38を介して
ピニオンギヤ41,41および筒体39に伝達さ
れるも、差動ケース34およびリングギヤ36に
は伝達されなくなる。
また、クラツチ機構42は、差動ケース34と
筒体39との軸管34c,39bとの嵌合部に設
けるようにしたので、サイドギヤ38の軸38a
部と前車輪12とを新たに分断する必要がなくな
り、両者の接合強度が高くなるとともに、両軸部
の支持構造が簡素になる。
(発明の効果) 以上の説明から明らかな如く、本発明は、差動
装置のピニオンギヤを、差動ケース内に回転可能
に嵌合した筒体に設け、この筒体と差動装置のケ
ースとをクラツチ機構を介して断続可能に連結す
るようにしたので、差動装置と車軸とを連結する
軸部の接合強度を高くすることができるととも
に、該軸部の支持構造を簡素にすることができる
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明における差動装置のクラツチ機
構部の実施例を示す断面図、第2図は従来による
車両の駆動装置を示す説明図、第3図はその差動
装置のクラツチ機構部を示す断面図である。 30:差動装置、31:ケーシング、32:駆
動ピニオンギヤ、34:差動ケース、34a:収
容部、34b,34c:軸管、36:リングギ
ヤ、37,38:サイドギヤ、37a,38a:
軸、39:筒体、39a:カツプ部、39b:軸
管、40:ピニオン軸、41:ピニオンギヤ、4
2:クラツチ機構、43,44:スプラインホイ
ール、45:スリーブ、46:フオーク。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 駆動ピニオンギヤと噛合するリングギヤに差
    動ケースを固定し、該差動ケースの軸心部にて対
    向配置した一対のサイドギヤをそれぞれリングギ
    ヤと差動ケースの回転軸心部とに回転可能に設
    け、差動ケースの内周部に筒体を回転可能に設
    け、該筒体に各サイドギヤの回転軸心と直交する
    ピニオンギヤを回転可能に設けるとともに、該ピ
    ニオンギヤを前記各サイドギヤに噛合させ、前記
    差動ケースと筒体とをクラツチ機構を介して連結
    したことを特徴とする差動装置のクラツチ機構。
JP8847387A 1987-04-10 1987-04-10 差動装置のクラツチ機構 Granted JPS63254253A (ja)

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JPS63254253A JPS63254253A (ja) 1988-10-20
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5741216A (en) * 1980-07-09 1982-03-08 Sirp Spa Power transmission gear for automobile
JPS61130646A (ja) * 1984-11-29 1986-06-18 Toyota Motor Corp デイフアレンシヤル装置
JPS62246646A (ja) * 1986-04-19 1987-10-27 Mazda Motor Corp デイフアレンシヤルギヤ装置

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