JPH04554B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は電波修正時計に関するものである。

［従来の技術］ 現在、一般に使われている電波修正時計は、１
台のラジオ受信機を有し、このラジオ受信機から
の７時の時報を検出して修正する構成になつてい
る。ところがこれによると、ノイズ等による誤修
正の可能性があり、またラジオ受信機が故障して
もこれに気がつかず、修正が行われないまま放置
されるということがある。

そこで誤修正の危険性を極力すくなくするため
に、２台のラジオ受信機を用い、各ラジオ受信機
からの時報信号のアンドをとつて修正を行うよう
にしたものがある。

［発明が解決しようとする問題点］ ところが後者のものにおいても、一方のラジオ
受信機が故障した場合に、これに気がつかないと
いう欠点は解消されないものであつた。

本発明は、誤修正の可能性を極めてすくなくす
るとともにラジオ受信機の故障による修正不能状
態を報知するようにしたものである。

［問題点を解決するための手段］ 本発明は、２台のラジオ受信機を用い、各ラジ
オ受信機からの時報信号のアンド出力によつて時
計の修正を行い、時報信号の検出出力のオア出力
によつて計数回路の計数内容を歩進し、修正が行
われたときには計数回路をリセツトするように構
成し、計数回路が所定値を計数したときに報知信
号を発生するようにしたものである。

［実施例］ 図面において、１，２はラジオ受信機、３，４
は時報信号の検出回路、５，６はそれぞれアンド
ゲートおよびオアゲートである。７は修正を受け
る時計、８は計数回路、９は計数回路８が所定
値、例えば９を計数したときに出力を発生する検
出回路、１０はアラーム音あるいは光等によつて
報知を行う報知手段である。

つぎに動作について説明する。検出回路３，４
は午前および午後７時の時報を検出するもので、
ラジオ受信機１，２が正常に動作している場合に
は、検出回路３，４から同時に検出出力が発生す
る。そのためアンドゲート５から修正信号が発生
し、時計７が修正される。

一方、オアゲート６からも出力が発生し、計数
回路８に供給されるが、アンドゲート５からの出
力によつてリセツトされ、計数内容は歩進されな
い。

ラジオ受信機のいずれか一方が故障した場合に
は、アンドゲート５から修正信号が発生せず修正
が行われなくなつてしまう。この場合には、オア
ゲート６からの出力によつて計数回路８の内容が
歩進される。そして計数回路８の内容が例えば９
になると、すなわち９回修正が行われたかつた場
合には、検出回路９から出力が発生し、報知手段
１０によつて報知される。

したがつて管理者はラジオ受信機の故障に気が
つき、直ちに対応策をとることができる。

なお上記の実施例では計数回路８が９を計数し
たときに報知するようにしたが、この値はこれに
限るものではなく、必要に応じて適宜設定すれば
よい。

［発明の効果］ 本発明によれば、２台のラジオ受信機からの時
報信号のオア出力によつて計数回路を歩進し、ア
ンド出力によつて時計を修正するとともに計数回
路をリセツトし、計数回路の計数内容が所定値に
なつたときに報知するようにしたので、誤修正の
可能性をほとんどなくすことができるとともに一
方のラジオ受信機が故障してもこれに気がつき、
対応をとることができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示した論理回路図で
ある。 １，２……ラジオ受信機、３，４……検出回
路、５……アンドゲート、６……オアゲート、７
……時計、８……計数回路、１０……報知手段。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ ２台のラジオ受信機と、この各ラジオ受信機
   からの時報信号を検出する検出手段と、この各検
   出手段から同時に検出出力が発生したときに時計
   の修正信号を発生する第１の手段と、上記各検出
   手段のすくなくともいずれか一方から検出出力が
   発生したときに計数出力を発生する第２の手段
   と、この第２の手段からの計数出力を計数すると
   ともに上記修正信号によつてリセツトされる計数
   手段と、この計数手段が所定数を計数したときに
   報知信号を発生する報知手段とからなる電波修正
   時計。