JPH0455387Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0455387Y2 JPH0455387Y2 JP17833686U JP17833686U JPH0455387Y2 JP H0455387 Y2 JPH0455387 Y2 JP H0455387Y2 JP 17833686 U JP17833686 U JP 17833686U JP 17833686 U JP17833686 U JP 17833686U JP H0455387 Y2 JPH0455387 Y2 JP H0455387Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slide shaft
- lever
- operating lever
- push button
- button switch
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000002452 interceptive effect Effects 0.000 claims 1
- 239000004020 conductor Substances 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 2
- 230000000881 depressing effect Effects 0.000 description 2
- 230000003213 activating effect Effects 0.000 description 1
- 239000013013 elastic material Substances 0.000 description 1
- 230000007774 longterm Effects 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
〔概要〕
接点を電気的に接続、開離させる作動レバーを
ばねを介してスライド軸により作動せしめる押釦
スイツチにおいて、何らかの原因で作動レバーの
回動が渋くなつたときにもスライド軸の押下スト
ロークを作動レバーに強制的にかつ直接的に伝え
得るようにスライド軸に作動レバーとの接触手段
を設ける。これによりさもなければスイツチとし
ての機能を失つてしまうであろうような異常状態
でも押釦スイツチを確実に動作させることができ
る。
ばねを介してスライド軸により作動せしめる押釦
スイツチにおいて、何らかの原因で作動レバーの
回動が渋くなつたときにもスライド軸の押下スト
ロークを作動レバーに強制的にかつ直接的に伝え
得るようにスライド軸に作動レバーとの接触手段
を設ける。これによりさもなければスイツチとし
ての機能を失つてしまうであろうような異常状態
でも押釦スイツチを確実に動作させることができ
る。
〔産業上の利用分野〕
本考案は例えばデータ入力操作パネルに用いら
れる押釦スイツチの改良に関する。
れる押釦スイツチの改良に関する。
ばね性金属にてなる皿形ばねの反転動を利用
し、接点(電極)間の切り換えを行う押釦スイツ
チは、接点接触圧力が比較的高く動作が確実であ
る、と共に薄形にできるため、キーボード等に広
く使用されている。
し、接点(電極)間の切り換えを行う押釦スイツ
チは、接点接触圧力が比較的高く動作が確実であ
る、と共に薄形にできるため、キーボード等に広
く使用されている。
第6図は、本願出願人が実願昭60−158068号に
おいて提案した押釦スイツチの基本原理図であ
る。
おいて提案した押釦スイツチの基本原理図であ
る。
第6図において、押釦スイツチ1はスイツチ部
2と操作部3からなる。
2と操作部3からなる。
スイツチ部2は端子板4とドーム形状の皿形ば
ね5およびアクチエータ6にてなる。皿形ばね5
を正面視円形の凹所7に受容した端子板4は、凹
所7の中心部に導体端子9に接続される一方の電
極8を設け、凹所7の周辺部に導体端子11に連
結される他方の複数個の電極10を設けてある。
そして、凹所7に挿入した皿形ばね5は凸面が外
向き(第5図の右方)である。支軸12を中心と
して回動自在な作動レバーの形態をしたアクチエ
ータ6はその一端にばね5に向つて突出する突起
13を有し、この突起13が皿形ばね5の凸面の
中心に当接するようになつている。
ね5およびアクチエータ6にてなる。皿形ばね5
を正面視円形の凹所7に受容した端子板4は、凹
所7の中心部に導体端子9に接続される一方の電
極8を設け、凹所7の周辺部に導体端子11に連
結される他方の複数個の電極10を設けてある。
そして、凹所7に挿入した皿形ばね5は凸面が外
向き(第5図の右方)である。支軸12を中心と
して回動自在な作動レバーの形態をしたアクチエ
ータ6はその一端にばね5に向つて突出する突起
13を有し、この突起13が皿形ばね5の凸面の
中心に当接するようになつている。
操作部3は押釦(キートツプ)14とガイド1
5に沿つて上下動するスライド軸16とコイルば
ね17を具えてなり、コイルばね17の下端は作
動レバー6の他端18に連結される。押釦14を
押下するとスライド軸16および適宜量だけ圧縮
されたコイルばね17′を介して先端部18が押
下されたアクチエータ6は第5図において時計方
向に回動し、突起13が皿形ばね5を内方へ押圧
し、皿形ばね5はその凹凸が反転するようにな
る。
5に沿つて上下動するスライド軸16とコイルば
ね17を具えてなり、コイルばね17の下端は作
動レバー6の他端18に連結される。押釦14を
押下するとスライド軸16および適宜量だけ圧縮
されたコイルばね17′を介して先端部18が押
下されたアクチエータ6は第5図において時計方
向に回動し、突起13が皿形ばね5を内方へ押圧
し、皿形ばね5はその凹凸が反転するようにな
る。
その結果、図示の非操作時に電極10と接触し
電極8と開離していた皿形ばね5は、電極8と1
0の双方と接触し、導体端子9と11は電気的に
閉成される。
電極8と開離していた皿形ばね5は、電極8と1
0の双方と接触し、導体端子9と11は電気的に
閉成される。
次いで、前記押下力を除去すると、皿形ばね5
およびコイルばね17は、それら自体が有する弾
性復元力で姿態復帰し図示状態、即ち導体端子9
と11が開離した状態に復元する。こうして押釦
スイツチをオン,オフ動作させることができる。
およびコイルばね17は、それら自体が有する弾
性復元力で姿態復帰し図示状態、即ち導体端子9
と11が開離した状態に復元する。こうして押釦
スイツチをオン,オフ動作させることができる。
尚、第6図において33は端子板4を支持する
基板である。
基板である。
第7図はスライド軸と作動レバー6との実際的
な形状及び配置関係を示すもので第6図と対応す
る部品は同一番号で示してある。
な形状及び配置関係を示すもので第6図と対応す
る部品は同一番号で示してある。
スライド軸16が押下げられると作動レバー6
はばね17を介して軸12を中心として時計方向
に回転し、突起13により端子板4内の皿形ばね
5を反転させる。
はばね17を介して軸12を中心として時計方向
に回転し、突起13により端子板4内の皿形ばね
5を反転させる。
しかるに上記の構成にあつては、例えば長期間
の使用の結果、あるいはその他の原因により支軸
12の摩耗等によつてレバー6の回動が渋くなつ
てくると、スライド軸16のストローク範囲内で
は、レバーの回動に必要な力がコイルばねから伝
達されなくなることがある。
の使用の結果、あるいはその他の原因により支軸
12の摩耗等によつてレバー6の回動が渋くなつ
てくると、スライド軸16のストローク範囲内で
は、レバーの回動に必要な力がコイルばねから伝
達されなくなることがある。
そこで本考案が解決すべき課題は上述の如くス
ライド軸の正常範囲の押下ストロークでは皿形ば
ねを反転させるに十分な作動レバーの回転角度移
動量を確認できなくなつた場合にも皿形ばねの反
転、即ちスイツチのオン,オフ動作を如何にして
保証するかということにある。
ライド軸の正常範囲の押下ストロークでは皿形ば
ねを反転させるに十分な作動レバーの回転角度移
動量を確認できなくなつた場合にも皿形ばねの反
転、即ちスイツチのオン,オフ動作を如何にして
保証するかということにある。
即ち、本考案の目的はレバーの回動動作が渋く
なつてもスライド軸の押下ストロークを作動レバ
ーに確実に伝え押釦スイツチの正常作動を保証す
ることである。
なつてもスライド軸の押下ストロークを作動レバ
ーに確実に伝え押釦スイツチの正常作動を保証す
ることである。
上記目的を達成するために本考案によれば、上
下動自在なスライド軸の押下げストロークをばね
を介してその下方に位置する接点開閉用の作動レ
バーに伝えることによりオン,オフ動作する押釦
スイツチにおいて、上記スライド軸にその正常の
動作状態では作動レバーに干渉せずかつレバーの
回動動作が渋くなつたときのみ作動レバーに係止
してこれを強制的に作動せしめる作動レバーとの
接触手段を設けたことを特徴とする押釦スイツチ
が提供される。
下動自在なスライド軸の押下げストロークをばね
を介してその下方に位置する接点開閉用の作動レ
バーに伝えることによりオン,オフ動作する押釦
スイツチにおいて、上記スライド軸にその正常の
動作状態では作動レバーに干渉せずかつレバーの
回動動作が渋くなつたときのみ作動レバーに係止
してこれを強制的に作動せしめる作動レバーとの
接触手段を設けたことを特徴とする押釦スイツチ
が提供される。
上記接触手段が直接的に作動レバーに係止して
これを作動せしめることにより、レバーの回動動
作が渋くなつても作動レバーの回転に必要な動作
圧力を確保することができる。
これを作動せしめることにより、レバーの回動動
作が渋くなつても作動レバーの回転に必要な動作
圧力を確保することができる。
以下、本考案の好ましい実施例につき説明す
る。
る。
尚、本考案はスライド軸の押下ストロークを利
用して作動レバーを作動させることにより接点の
切換を行うすべての型の押釦スイツチに適用し得
るものであり、図示の如き皿形ばねを用いたスイ
ツチには何ら限定されない。
用して作動レバーを作動させることにより接点の
切換を行うすべての型の押釦スイツチに適用し得
るものであり、図示の如き皿形ばねを用いたスイ
ツチには何ら限定されない。
本考案によれば、第1図に示す如くスライド軸
16の下端一側面に切欠21が形成される。切欠
21の上端は接触手段を形成する肩部22を構成
する。そして作動レバー6の先端部18は切欠2
1内に突出する長さとなつている。尚、切欠21
の深さL、即ち肩部22の高さ位置は正常のスラ
イド軸の押下ストローク時にはその押下ストロー
クがばね17のみを介して作動レバー6に伝えら
れるようにするために正常押下ストロークの下端
位置において作動レバー6の先端18と肩部22
との間に僅かな隙間ができるような大きさであ
る。従つて、スライド軸16がその正常ストロー
クでは皿ばね5を反転させるに十分な作動レバー
6の回転量が得られなくなつても、スライド軸1
6を更に押下げることにより肩部22が作動レバ
ー6の先端18を直接押圧し、作動レバー6を十
分な量だけ回転させることができる。
16の下端一側面に切欠21が形成される。切欠
21の上端は接触手段を形成する肩部22を構成
する。そして作動レバー6の先端部18は切欠2
1内に突出する長さとなつている。尚、切欠21
の深さL、即ち肩部22の高さ位置は正常のスラ
イド軸の押下ストローク時にはその押下ストロー
クがばね17のみを介して作動レバー6に伝えら
れるようにするために正常押下ストロークの下端
位置において作動レバー6の先端18と肩部22
との間に僅かな隙間ができるような大きさであ
る。従つて、スライド軸16がその正常ストロー
クでは皿ばね5を反転させるに十分な作動レバー
6の回転量が得られなくなつても、スライド軸1
6を更に押下げることにより肩部22が作動レバ
ー6の先端18を直接押圧し、作動レバー6を十
分な量だけ回転させることができる。
尚、第1,2図において23,25はばね17
の抜け止めのために作動レバー6、スライド軸1
6に夫々設けられる突起、24は押釦14の軸部
(図示せず)を嵌合する開口、26はガイド15
に嵌合するガイド溝である。また、第3図に示す
如くスイツチ部2(第6図)はハウジング34内
に配置されている。スライド軸16の下端には好
ましくは第4,5図に示す如く突起29が設けら
れ、スライド軸16をその正常押下ストロークを
越えて押し下げられたときにスライド軸16の下
端が基板33に当接する際の衝突音を減少する。
突起29は好ましくは両側端部に2個設けられ
る。また、突起29はゴム等のような弾性材ない
しはクツシヨン材で形成すれば消音効果は一層向
上する。
の抜け止めのために作動レバー6、スライド軸1
6に夫々設けられる突起、24は押釦14の軸部
(図示せず)を嵌合する開口、26はガイド15
に嵌合するガイド溝である。また、第3図に示す
如くスイツチ部2(第6図)はハウジング34内
に配置されている。スライド軸16の下端には好
ましくは第4,5図に示す如く突起29が設けら
れ、スライド軸16をその正常押下ストロークを
越えて押し下げられたときにスライド軸16の下
端が基板33に当接する際の衝突音を減少する。
突起29は好ましくは両側端部に2個設けられ
る。また、突起29はゴム等のような弾性材ない
しはクツシヨン材で形成すれば消音効果は一層向
上する。
以上に説明した通り本考案によれば作動レバー
を作動せしめるスライド軸にレバーの回動動作が
渋くなつたときにのみ作動レバーに直接係止して
これを作動せしめる接触手段を設けることによ
り、作動レバーが通常の作動量ではスイツチのオ
ン,オフ切換をするのに十分ではなくなつたよう
な異常事態となつた場合に作動レバーの回動動作
に必要な作動圧力を確保することができる。従つ
て押釦スイツチの寿命が従前に比して格段に向上
する。
を作動せしめるスライド軸にレバーの回動動作が
渋くなつたときにのみ作動レバーに直接係止して
これを作動せしめる接触手段を設けることによ
り、作動レバーが通常の作動量ではスイツチのオ
ン,オフ切換をするのに十分ではなくなつたよう
な異常事態となつた場合に作動レバーの回動動作
に必要な作動圧力を確保することができる。従つ
て押釦スイツチの寿命が従前に比して格段に向上
する。
第1図は本考案に係る押釦スイツチの要部の部
分断面図、第2図は本考案に係るスライド軸の斜
視図、第3図は本考案に係る押釦スイツチの外観
図、第4図はスライド軸の別の実施例を示す斜視
図で第2図の矢視方向から見たものに相当する
図、第5図は第4図の矢視方向から見た側面
図、第6図は本願出願人の先行出願に係る押釦ス
イツチの作動原理を示す図、第7図は従来のスラ
イド軸と作動レバーとの配置関係を示す図。 6……作動レバー、16……スライド軸、17
……ばね、21……切欠、22……肩部。
分断面図、第2図は本考案に係るスライド軸の斜
視図、第3図は本考案に係る押釦スイツチの外観
図、第4図はスライド軸の別の実施例を示す斜視
図で第2図の矢視方向から見たものに相当する
図、第5図は第4図の矢視方向から見た側面
図、第6図は本願出願人の先行出願に係る押釦ス
イツチの作動原理を示す図、第7図は従来のスラ
イド軸と作動レバーとの配置関係を示す図。 6……作動レバー、16……スライド軸、17
……ばね、21……切欠、22……肩部。
Claims (1)
- 上下動自在なスライド軸16の押下げストロー
クをばね17を介してその下方に位置する接点開
閉用の作動レバー6に伝えることによりオン,オ
フ動作する押釦スイツチにおいて、上記スライド
軸にその正常の動作状態では作動レバーに干渉せ
ずかつ該レバーの回転が渋くなつたときに作動レ
バーに係止してこれを強制的に作動せしめる作動
レバーとの接触手段21,22を設けたことを特
徴とする押釦スイツチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17833686U JPH0455387Y2 (ja) | 1986-11-21 | 1986-11-21 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17833686U JPH0455387Y2 (ja) | 1986-11-21 | 1986-11-21 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6383732U JPS6383732U (ja) | 1988-06-01 |
JPH0455387Y2 true JPH0455387Y2 (ja) | 1992-12-25 |
Family
ID=31120370
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17833686U Expired JPH0455387Y2 (ja) | 1986-11-21 | 1986-11-21 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0455387Y2 (ja) |
-
1986
- 1986-11-21 JP JP17833686U patent/JPH0455387Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6383732U (ja) | 1988-06-01 |
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