JPH0455076A - 切断順序決定方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明は、レーザ光により一つのワークから複数の部品
を切り取る場合の切断順序決定方法に関する。

（従来の技術） レーザ加ニジステムのＮＣ装置用のプログラムを自動生
成する自動プログラミング装置によって複数の部品を一
つのワークから切り取るプログラムを生成する場合、ま
ず個々の部品についての形状、その形状を切断するとき
のレーザ出力及び切断開始点な等の加工条件をオペレー
タが入力する。次に、自動的に又はオペレータによって
ネスティングをおこないワークのどの場所から部品を切
り取るかを決定する。最後に、複数の部品を切り取る順
序を自動的に又はオペレータによって決定しＮＣプログ
ラムが生成される。自動的に切断順序を決定する方法は
、加ニジステムの移動量たとえばワーク或いはヘッドの
移動量が最適即ち最少になるようにするため、まず、例
えば各部品について定められている切断開始点と切断終
了点とを基にしてレーザ加ニジステムの基準点から一番
近くに切断開始点のある部品を選択しこの部品を最初に
切り取る部品とする。次に、この選んだ部品の切断終了
点から一番近くに切断開始点がある部品を次の切断対象
とする。さらに、この新たに選んだ部品の切断終了点か
ら一番近くに切断開始点のある部品をその次の切断対象
とし、以後これを繰り返すことによって、全ての部品の
切断順番を決定していくという方法であった。

（発明が解決しようとする課題） 従来では以上のように距離つまり位置情報のみによって
部品の切断順序が決定されていた。このようにして決定
された切断順序では、切断時にレーザ光によってワーク
が加熱されているにもかかわれず他の部品の切断に際し
ての熱影響が考慮されておらず、熱影響を受けたままで
切断がおこなわれ、良好な加工が出来なくなり加工品質
を低下させる場合があった。さらにこの問題を解決する
ために、オペレータが熱影響を考慮した切断順序となる
ようにプログラムを変更する必要があり作業者の負担に
なっていた。また熱影響の度合が不明であるため必要以
上に切断順序を変更し加工時間が長くなってしまう問題
もある。

そこで本発明は、熱影響による加工品質の低下を防止で
き、且つ加工時間の短縮も計り得る切断順序決定方法を
提供することを目的とする。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段及びその作用）上記目的を
達成するために本発明の切断順序決定方法は、一つのワ
ークから複数の部品をレーザ光によって切り取る場合の
部品の切断順序を決定する方法において、レーザ光の切
断による熱の影響範囲を算出し、この算出した熱影響の
範囲にワーク内の切断予定の部品の領域が該当するか否
かを判定し、この判定結果を基に前記部品の切断順序を
熱影響の低い順とした事を特徴とする。

（実施例） 以下、本発明の一つの実施例を図面を参照して説明する
。

第１図は、本発明をレーザ光切断制御装置に適用した場
合の切断順序決定機構を示すもので、切断順序決定制御
手段１、ワークのどの位置から切断を開始するかのネス
ティング情報や加工形状・条件を個々の部品について表
した部品データベース２、ある部品を次に切断するとし
たらどれくらいの優位性があるかを算出する切断優先度
算出手段３、熱影響判定手段４、熱影響範囲算出手段５
を備えて構成されている。

前記切断順序決定制御手段１は第２図に示すアルゴリス
ムを用いて個々の部品の切断順序を決定していくように
なっており、これを以下に説明する。

まず加ニジステムのワークに対する基準点をＰに設定し
、最初の部品の加工に際してはまだ熱を受けていないの
で熱影響範囲を示すＳに熱影響範囲がないことを示すＮ
ＩＬを設定し、■に切断順序を示す１を設定する（ステ
ップＱｌ）。次のステップＱ２て部品データベース２の
中で切断順序が決っていない部品があるかどうか調べ、
もしあれば次のステップＱ３でその切断順序の決まって
いない部品各々についてＰとその部品のデータとを基に
して切断優先度を切断優先度算出手段３によって判定し
、これを部品データベース２に登録する。ステップＱ２
で切断順序の決まっていない部品がないと判定されれば
終了となる（ステップＱ４）。次に熱影響判定手段４に
よって、切断優先度の高い部品ついての現時点における
熱影響範囲を示すＳとその部品のデータベース２にある
形状データとを基に熱影響を受けるかどうか判定し、熱
影響を受けることがなく且つ最も高い切断優先度をもつ
部品Ｂを見つける（ステップＱ５）。このステップで見
つけた部品Ｂの切断順序を！としＰに部品Ｂの切断終了
位置を設定し、現時点のＳと部品Ｂの形状・加工条件等
のデータとを基にして熱影響範囲算出手段５によってＳ
を求めて更新し、■についても１を増やしくステップＱ
６）、そしてステップＱ２のフローに戻る。

［発明の効果］ 以上述べたように本発明によれば、複数の部品を一つの
ワークからり切り取る際の順序について熱影響を受ける
ことなく切断できる切断順序が得られ、従って熱影響が
問題になる加ニジステムにとって最適な順序が自動的に
決定でき、加工品質が向上すると共に加工時間の短縮が
可能になり、しかも熱影響を回避するためにユーザーに
よる切断順序の修正が不要になり、作業者の負担を軽減
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る切断順序決定機構の一実施例を示
すブロック図、第２図は切断順序決定機構の動作を示す
フローチャートである。 図面中、１は切断順序決定制御手段、２は部品データベ
ース、３は切断優先度算出手段、４は熱影響判定手段、
５は熱影響範囲算出手段を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、一つのワークから複数の部品をレーザ光によって切
   り取る場合の部品の切断順序を決定する方法において、
   レーザ光の切断による熱の影響範囲を算出し、この算出
   した熱影響の範囲にワーク内の切断予定の部品の領域が
   該当するか否かを判定し、この判定結果を基に前記部品
   の切断順序を熱影響の低い順とした事を特徴とする切断
   順序決定方法。