JPH0455063A - プラズマアーク加工用電極 - Google Patents
プラズマアーク加工用電極Info
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- JPH0455063A JPH0455063A JP2167979A JP16797990A JPH0455063A JP H0455063 A JPH0455063 A JP H0455063A JP 2167979 A JP2167979 A JP 2167979A JP 16797990 A JP16797990 A JP 16797990A JP H0455063 A JPH0455063 A JP H0455063A
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Landscapes
- Plasma Technology (AREA)
- Arc Welding Control (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明は、被加工物を溶接あるいは切断するためのプラ
ズマアーク加工トーチに使用される電極に関する。
ズマアーク加工トーチに使用される電極に関する。
〈従来の技術〉
一般に、プラズマアーク加工トーチは第5図に示される
ものであって、1は流体により冷却されるプラズマ電極
で、この電極1は、銅又は銅合金よりなる中空状の電極
基材2と、この電極基材2の先端凹部に装着されたハフ
ニウムやジルコニウム等の高融点の挿入体3とにより構
成されている。
ものであって、1は流体により冷却されるプラズマ電極
で、この電極1は、銅又は銅合金よりなる中空状の電極
基材2と、この電極基材2の先端凹部に装着されたハフ
ニウムやジルコニウム等の高融点の挿入体3とにより構
成されている。
4は電極1を支持する導電材料よりなる電極支持部材、
5は電極支持部材4の外部に設けられた絶縁スリーブ、
6は絶縁スリーブ5の外部に設けられた導電材料からな
るチップ支持部材で、上記4乃至6によりトーチボディ
7が構成されている。
5は電極支持部材4の外部に設けられた絶縁スリーブ、
6は絶縁スリーブ5の外部に設けられた導電材料からな
るチップ支持部材で、上記4乃至6によりトーチボディ
7が構成されている。
8はチップ支持部材6の先端に支持された中空のチップ
で、先端中央部にプラズマ流噴出孔801が穿設されて
いる。9は絶縁カップ、10は冷却水の案内管で、供給
ホース11より流入された冷却水は電極1を直接冷却し
た後、矢印の通路を経て排水ホース12よりトーチの外
部に流出される。
で、先端中央部にプラズマ流噴出孔801が穿設されて
いる。9は絶縁カップ、10は冷却水の案内管で、供給
ホース11より流入された冷却水は電極1を直接冷却し
た後、矢印の通路を経て排水ホース12よりトーチの外
部に流出される。
上記トーチにおいて、電極1と被加工物との間に電力を
供給すると共に、空気、酸素、窒素等の適宜のプラズマ
アーク形成用流体Gをチップ8のプラズマ噴出孔801
より噴射させてプラズマジェットを発生させ、このプラ
ズマジェットにより被加工物の加工を行っている。
供給すると共に、空気、酸素、窒素等の適宜のプラズマ
アーク形成用流体Gをチップ8のプラズマ噴出孔801
より噴射させてプラズマジェットを発生させ、このプラ
ズマジェットにより被加工物の加工を行っている。
〈発明が解決しようとする問題点〉
ところが、最近ユーザーより、電極寿命にバラツキがあ
り、作業管理上問題があるために、できるだけ均一な寿
命の電極が嘱望されている。
り、作業管理上問題があるために、できるだけ均一な寿
命の電極が嘱望されている。
そこで、電極について調査したところ、一般に電極1は
、電極基材2の先端部に挿入体3の外径よりも僅かに小
径の凹部を穿設し、この先端凹部内に円柱状の挿入体3
を打込んで嵌着させていた。
、電極基材2の先端部に挿入体3の外径よりも僅かに小
径の凹部を穿設し、この先端凹部内に円柱状の挿入体3
を打込んで嵌着させていた。
この場合、先端凹部内の空気が、あたかも挿入体3を蓋
として密閉され、挿入体3が先端凹部内に嵌入されるに
つれて真空状態となり、挿入体3を先端凹部内に打込ん
で嵌着させた電極1では、先端凹部の底面と挿入体3の
挿入端面とに間隙のあるものが大部分であることが分っ
た。しかし、先端四部および挿入体3の加工精度の関係
上、先端凹部の底面と挿入体3の挿入端面とが当接して
いるものも幾つかあり、この電極を使用した場合に比べ
て、先端凹部の底面と挿入体3の挿入端面とに間隙のあ
る電極、即ち大部分の電極を使用する場合の方が電極寿
命が短かかった。
として密閉され、挿入体3が先端凹部内に嵌入されるに
つれて真空状態となり、挿入体3を先端凹部内に打込ん
で嵌着させた電極1では、先端凹部の底面と挿入体3の
挿入端面とに間隙のあるものが大部分であることが分っ
た。しかし、先端四部および挿入体3の加工精度の関係
上、先端凹部の底面と挿入体3の挿入端面とが当接して
いるものも幾つかあり、この電極を使用した場合に比べ
て、先端凹部の底面と挿入体3の挿入端面とに間隙のあ
る電極、即ち大部分の電極を使用する場合の方が電極寿
命が短かかった。
そこで、本発明の目的は、使用寿命の均一なプラズマア
ーク加工用電極を提供することにある。
ーク加工用電極を提供することにある。
く問題点を解決するための手段〉
上記目的を達成するため、本発明の構成は、流体により
冷却される銅又は銅合金よりなる電極基材の先端凹部に
高融点の挿入体を装着してなるプラズマアーク加工用電
極において、前記電極基材と前記挿入体とにより内部空
間を区画し、該内部空間に前記電極基材よりも低融点の
物質を充填したことを特徴とする。
冷却される銅又は銅合金よりなる電極基材の先端凹部に
高融点の挿入体を装着してなるプラズマアーク加工用電
極において、前記電極基材と前記挿入体とにより内部空
間を区画し、該内部空間に前記電極基材よりも低融点の
物質を充填したことを特徴とする。
〈実施例〉
以下、本発明を図示の実施例により詳細に説明する。
第1の実施例は、本発明の請求項1に対応し、′1s1
図において、2は流体により冷却される銅又は銅合金よ
りなる電極基材、3はハフニウムやジルコニウム等の高
融点の挿入体で、例えば円柱状に形成されている。21
は電極基材2よりも低融点の物質で、例えば錫、鉛、ま
たは錫と鉛の合金等の、いわゆる低融点合金である。こ
の低融点の物質21と挿入体3は、挿入体が先端凹部の
解放側となるよう装着、例えば嵌着される。すなわち、
換言すれば低融点の物質21は電極基材2と挿入体3と
により区画される空間内に充填されている。
図において、2は流体により冷却される銅又は銅合金よ
りなる電極基材、3はハフニウムやジルコニウム等の高
融点の挿入体で、例えば円柱状に形成されている。21
は電極基材2よりも低融点の物質で、例えば錫、鉛、ま
たは錫と鉛の合金等の、いわゆる低融点合金である。こ
の低融点の物質21と挿入体3は、挿入体が先端凹部の
解放側となるよう装着、例えば嵌着される。すなわち、
換言すれば低融点の物質21は電極基材2と挿入体3と
により区画される空間内に充填されている。
上記電極基材2、低融点の物質21および挿入体3によ
り電極1が構成されている。
り電極1が構成されている。
上記構成の電極1において、低融点の物質21は一般に
柔軟性を有するが、電極基材2の先端凹部201に低融
点の物質21を介して挿入体3を打込んで嵌着させる場
合、先端凹部201に相当する密閉された空気が真空状
態で存在するため、挿入体3の挿入端面と低融点の物質
21と先端凹部201の底面とが完全に当接していない
状態が多々ある。しかし、上記電極1を用いてプラズマ
加工を行なうと、挿入体3の先端部が約1000℃とな
り、挿入体3の挿入端面側が約600℃となるため、低
融点の物質21が溶融し、この溶融した低融点の物質2
1により挿入体3の挿入端面と先端凹部201の底面と
が熱的に短絡される。ところで、一般に冷却用流体によ
り電極基材2の先端凹部201の底面部が最も効率よく
冷却されているため、この底面部に、溶融した低融点の
物質21を介して熱的に短絡された挿入体3は有効に冷
却される。このため、プラズマ加工中において゛電極1
が熱的に安定して電極寿命が一定となる。
柔軟性を有するが、電極基材2の先端凹部201に低融
点の物質21を介して挿入体3を打込んで嵌着させる場
合、先端凹部201に相当する密閉された空気が真空状
態で存在するため、挿入体3の挿入端面と低融点の物質
21と先端凹部201の底面とが完全に当接していない
状態が多々ある。しかし、上記電極1を用いてプラズマ
加工を行なうと、挿入体3の先端部が約1000℃とな
り、挿入体3の挿入端面側が約600℃となるため、低
融点の物質21が溶融し、この溶融した低融点の物質2
1により挿入体3の挿入端面と先端凹部201の底面と
が熱的に短絡される。ところで、一般に冷却用流体によ
り電極基材2の先端凹部201の底面部が最も効率よく
冷却されているため、この底面部に、溶融した低融点の
物質21を介して熱的に短絡された挿入体3は有効に冷
却される。このため、プラズマ加工中において゛電極1
が熱的に安定して電極寿命が一定となる。
つぎに、第2の実施例は、本発明の請求項2に対応し、
第2図(A)乃至第2図(F)および第3図(A)乃至
第3図(D)において、3は所定の寸法に形成された高
融点の挿入体で、例えばこの挿入体3は、直径が1〜3
11m、長さが3〜5mlの円柱状に形成されている。
第2図(A)乃至第2図(F)および第3図(A)乃至
第3図(D)において、3は所定の寸法に形成された高
融点の挿入体で、例えばこの挿入体3は、直径が1〜3
11m、長さが3〜5mlの円柱状に形成されている。
まず、電解脱胞およびフッ化水素酸浸漬などの前処理に
より、挿入体3の表面の脱脂と酸化被膜の除去とを行な
う。この後電気メッキにより、第2図(B)に示される
ごとく、挿入体3の表面にニッケルメッキ41を施す。
より、挿入体3の表面の脱脂と酸化被膜の除去とを行な
う。この後電気メッキにより、第2図(B)に示される
ごとく、挿入体3の表面にニッケルメッキ41を施す。
例えば、ウッドストライク浴を用いて挿入体3にニッケ
ルの電気メッキを施す。この場合、ウッドストライクニ
ッケルメッキの電流密度を1〜10A−dm−2、好ま
しくは2〜4A−dm−2電気メッキ時間を10〜15
分とすることにより、ウッドストライクニッケルメッキ
41の適正厚さ0.1〜20μmが得られた。この後、
第2図(C)に示されるごとく、挿入体3の表面に適宜
に銀メッキ42を施す。このようにしてニッケルの電気
メッキ41と銀メッキ42とを順次に施した挿入体3の
直径をdとした場合、銅又は銅合金よりなる電極基材2
に穿設する先端四部201の直径はd+Δdと僅かに大
きく形成されていて、この先端凹部201に低融点の物
質21および挿入体3を遊入する。この後、第2図(E
)及び第3図(A)に示されるごとく、圧着具51乃至
54により電極基材2の端部外周を中心方向に圧看する
。ところで、圧着時に挿入体3の端面を越えて電極基材
2が電極1の先端部に突出する。この突出部202が形
成されたままの電極1をプラズマアーク加工に使用した
場合、電極面におけるアーク発生点が、上記突出部20
2上をはいまわるため、反って電極寿命が短くなる。こ
のため、第2図(F)に示されるごとく、圧着後に次工
程として上記突出部202をバイト切削あるいはグライ
ンダー加工などの機械加工により削除して、電極基材2
の先端部と挿入体3とが面一となるように形成される。
ルの電気メッキを施す。この場合、ウッドストライクニ
ッケルメッキの電流密度を1〜10A−dm−2、好ま
しくは2〜4A−dm−2電気メッキ時間を10〜15
分とすることにより、ウッドストライクニッケルメッキ
41の適正厚さ0.1〜20μmが得られた。この後、
第2図(C)に示されるごとく、挿入体3の表面に適宜
に銀メッキ42を施す。このようにしてニッケルの電気
メッキ41と銀メッキ42とを順次に施した挿入体3の
直径をdとした場合、銅又は銅合金よりなる電極基材2
に穿設する先端四部201の直径はd+Δdと僅かに大
きく形成されていて、この先端凹部201に低融点の物
質21および挿入体3を遊入する。この後、第2図(E
)及び第3図(A)に示されるごとく、圧着具51乃至
54により電極基材2の端部外周を中心方向に圧看する
。ところで、圧着時に挿入体3の端面を越えて電極基材
2が電極1の先端部に突出する。この突出部202が形
成されたままの電極1をプラズマアーク加工に使用した
場合、電極面におけるアーク発生点が、上記突出部20
2上をはいまわるため、反って電極寿命が短くなる。こ
のため、第2図(F)に示されるごとく、圧着後に次工
程として上記突出部202をバイト切削あるいはグライ
ンダー加工などの機械加工により削除して、電極基材2
の先端部と挿入体3とが面一となるように形成される。
このように、電極基材2の先端部と挿入体3とが面一に
形成されているため、電極面におけるアーク発生点は挿
入体3上となり、所望の状態でプラズマ加工が行なわれ
る。
形成されているため、電極面におけるアーク発生点は挿
入体3上となり、所望の状態でプラズマ加工が行なわれ
る。
上記により製作された電極においては、ニッケルの電気
メッキが挿入体3に施されるため、ニッケルメッキ41
とハフニウムよりなる高融点の挿入体3との密着性が良
好となり、メッキを施した挿入体3を電極基材2の先端
凹部201内に圧看する工程を行なうまでの間に、挿入
体3のメッキ部に不慮の外力が作用しても、メッキが剥
れてしまうという事態は殆ど生起することはな(、かつ
ニッケルメッキ41と挿入体3との密着性が良好なため
、電極基材2の端部外周を中心方向に押圧しても、メッ
キが挿入体3から剥離することがなく、従って電極基材
2の先端凹部201に挿入体3を確実に圧着することが
できる。即ちプラズマ電極1を8昌にかつ確実に製作す
ることができる。
メッキが挿入体3に施されるため、ニッケルメッキ41
とハフニウムよりなる高融点の挿入体3との密着性が良
好となり、メッキを施した挿入体3を電極基材2の先端
凹部201内に圧看する工程を行なうまでの間に、挿入
体3のメッキ部に不慮の外力が作用しても、メッキが剥
れてしまうという事態は殆ど生起することはな(、かつ
ニッケルメッキ41と挿入体3との密着性が良好なため
、電極基材2の端部外周を中心方向に押圧しても、メッ
キが挿入体3から剥離することがなく、従って電極基材
2の先端凹部201に挿入体3を確実に圧着することが
できる。即ちプラズマ電極1を8昌にかつ確実に製作す
ることができる。
さらに、プラズマ電極1の使用に際して、挿入体3が電
極基材2の先端凹部201に圧着されているため、電極
1が加熱されても圧着時の拘束力により挿入体3が保持
され、挿入体3が離脱することはなく、また、ニッケル
メッキ41は酸化物を実質的に生成しないため、プラズ
マ加工中に挿入体3に発生する熱は、ニッケルメッキ4
1−銀メッキ42−電極基材2へと迅速に伝達されて、
電極基材を冷却する冷却流体により順次に電極外へと取
出されることと相候って、第1の実施例で説明したよう
に、プラズマ加工時に低融点の物質21が溶融して、先
端凹部の底面部と挿入体3とが熱的に短絡されて挿入体
3が有効に冷却されることにより、電極が熱的に安定し
て電極寿命が一定で、しかも従来に比して長くなる。
極基材2の先端凹部201に圧着されているため、電極
1が加熱されても圧着時の拘束力により挿入体3が保持
され、挿入体3が離脱することはなく、また、ニッケル
メッキ41は酸化物を実質的に生成しないため、プラズ
マ加工中に挿入体3に発生する熱は、ニッケルメッキ4
1−銀メッキ42−電極基材2へと迅速に伝達されて、
電極基材を冷却する冷却流体により順次に電極外へと取
出されることと相候って、第1の実施例で説明したよう
に、プラズマ加工時に低融点の物質21が溶融して、先
端凹部の底面部と挿入体3とが熱的に短絡されて挿入体
3が有効に冷却されることにより、電極が熱的に安定し
て電極寿命が一定で、しかも従来に比して長くなる。
なお、従来、ジルコニウムの挿入体を溶融塩化亜鉛中に
浸漬して挿入体に亜鉛メッキを施し、次いで溶融眼中に
浸漬して挿入体に銀メッキを施し、この亜鉛メッキと銀
メッキとを施した挿入体を電極基材の先端凹部に銀によ
りロー接することが提言されているが、この場合、亜鉛
メッキの表面には酸化被膜が形成され、この酸化被覆に
より亜鉛から銀への熱伝導が悪いため、挿入体の熱が電
極基材に迅速に伝達されず、結果として電極の使用寿命
が思った程も改善されていない。
浸漬して挿入体に亜鉛メッキを施し、次いで溶融眼中に
浸漬して挿入体に銀メッキを施し、この亜鉛メッキと銀
メッキとを施した挿入体を電極基材の先端凹部に銀によ
りロー接することが提言されているが、この場合、亜鉛
メッキの表面には酸化被膜が形成され、この酸化被覆に
より亜鉛から銀への熱伝導が悪いため、挿入体の熱が電
極基材に迅速に伝達されず、結果として電極の使用寿命
が思った程も改善されていない。
第4図は、電極寿命を示す図であって、挿入体としてハ
フニウムを用いた従来の電極の場合を点線で示し、また
本発明の第2の実施例に相当する電極の場合を実線で示
している。第4図から理解できるように、本節2の実施
例に相当する電極は、従来の電極の使用限界、即ち電極
寿命に比べて3倍上も長くなった。
フニウムを用いた従来の電極の場合を点線で示し、また
本発明の第2の実施例に相当する電極の場合を実線で示
している。第4図から理解できるように、本節2の実施
例に相当する電極は、従来の電極の使用限界、即ち電極
寿命に比べて3倍上も長くなった。
く第4図におけるプラズマ切断条件〉
0切断速度: 40 ell/ 5inO切断長さ:3
0cm/回 0電流:12OA O被切断材:5S41.板厚16龍 01回当りの切断時間:45秒 第3図(A)乃至第3図(D)は、夫々電極基材2の端
部外周を中心方向に圧着する場合に使用される圧着具5
1乃至54の変形例を示す図であって、第3図(B)乃
至第3図(D)に示されるごとく、圧着後に電極1の外
面に平行な圧着面を形成していれば、この平行な圧着面
を電極着脱用の工具係止面として利用することができる
ため、圧着後の工具係止面加工工程を省くことができ、
安価に電極1を製作することができる。また、挿入体3
はジルコニウムとすることができる。
0cm/回 0電流:12OA O被切断材:5S41.板厚16龍 01回当りの切断時間:45秒 第3図(A)乃至第3図(D)は、夫々電極基材2の端
部外周を中心方向に圧着する場合に使用される圧着具5
1乃至54の変形例を示す図であって、第3図(B)乃
至第3図(D)に示されるごとく、圧着後に電極1の外
面に平行な圧着面を形成していれば、この平行な圧着面
を電極着脱用の工具係止面として利用することができる
ため、圧着後の工具係止面加工工程を省くことができ、
安価に電極1を製作することができる。また、挿入体3
はジルコニウムとすることができる。
上記において、挿入体3に施すニッケルの電気メッキと
しては、ウッドストライク浴が最適である。これにも拘
らず、メッキ速度や挿入体に対するニッケルメッキの密
着性の点などの成る程度の条件低下を許容するものとす
れば、スルファミン酸浴やワット浴などの適宜の電気メ
ッキとすることもできる。
しては、ウッドストライク浴が最適である。これにも拘
らず、メッキ速度や挿入体に対するニッケルメッキの密
着性の点などの成る程度の条件低下を許容するものとす
れば、スルファミン酸浴やワット浴などの適宜の電気メ
ッキとすることもできる。
さらにまた、ニッケルの電気メッキを施した挿入体3に
銀メッキを施せば、熱伝導および価格などの点で最良で
あるが、金、白金あるいはロジウムなどのいわゆる貴金
属のメッキとすることができる。
銀メッキを施せば、熱伝導および価格などの点で最良で
あるが、金、白金あるいはロジウムなどのいわゆる貴金
属のメッキとすることができる。
〈発明の効果〉
以上の説明で明らかなように、本発明の請求項1および
2の効果は、挿入体の挿入端面と、低融点の物質と、電
極基材の先端凹部の底面とが完全に当接していない場合
でも、プラズマ加工時には、溶融した低融点の物質によ
り、挿入体の挿入端面と先端凹部の底面とが熱的に短絡
されて電極が熱的に安定するため、電極寿命が一定とな
ることである。
2の効果は、挿入体の挿入端面と、低融点の物質と、電
極基材の先端凹部の底面とが完全に当接していない場合
でも、プラズマ加工時には、溶融した低融点の物質によ
り、挿入体の挿入端面と先端凹部の底面とが熱的に短絡
されて電極が熱的に安定するため、電極寿命が一定とな
ることである。
請求項2の効果は、上記効果に加えて、酸化物を実質的
に生成しないニッケルの電気メッキおよび銀メッキが順
次に挿入体に施されるため、挿入体に発生する熱はメッ
キ部を介して電極基材に迅速に伝達されて挿入体が有効
に冷却されることにより、電極が所定の状態以上に過熱
されることがなく、電極寿命が長(なることである。
に生成しないニッケルの電気メッキおよび銀メッキが順
次に挿入体に施されるため、挿入体に発生する熱はメッ
キ部を介して電極基材に迅速に伝達されて挿入体が有効
に冷却されることにより、電極が所定の状態以上に過熱
されることがなく、電極寿命が長(なることである。
第1図は本発明の請求項1に対応する第1の実施例を示
す縦断面、第2図(A)乃至第2図(F)は本発明の請
求項2に対応する12の実施例を示す縦断面、第3図(
A)乃至第3図(D)は第2図(E)の側面図に相当し
、夫々異なる変形例を示す図、第4図は電極寿命を示す
図であって、実線は本発明の第2の実施例の場合を、点
線は従来の場合を示す図、第5図は一般的なプラズマア
ーク加工トーチの要部断面図である。 1・・・電極、2・・・電極基材、3・・・挿入体、2
1・・・低融点の物質
す縦断面、第2図(A)乃至第2図(F)は本発明の請
求項2に対応する12の実施例を示す縦断面、第3図(
A)乃至第3図(D)は第2図(E)の側面図に相当し
、夫々異なる変形例を示す図、第4図は電極寿命を示す
図であって、実線は本発明の第2の実施例の場合を、点
線は従来の場合を示す図、第5図は一般的なプラズマア
ーク加工トーチの要部断面図である。 1・・・電極、2・・・電極基材、3・・・挿入体、2
1・・・低融点の物質
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、流体により冷却される銅又は銅合金よりなる電極基
材の先端凹部に高融点の挿入体を装着してなるプラズマ
アーク加工用電極において、前記電極基材と前記挿入体
とにより内部空間を区画し、該内部空間に前記電極基材
よりも低融点の物質を充填してなるプラズマアーク加工
用電極。 2、流体により冷却される銅又は銅合金よりなる電極基
材の先端凹部に高融点の挿入体を装着してなるプラズマ
アーク加工用電極において、前記挿入体にニッケルの電
気メッキと貴金属のメッキとを順次施し、前記先端凹部
の直径を、前記メッキされた挿入体の直径よりも僅かに
大きく形成し、前記先端凹部に、前記電極基材よりも低
融点の物質と前記挿入体とを挿入体が先端凹部の解放側
となるよう遊入し、前記電極基材の端部外周を中心方向
に圧着し、かつ前記電極基材の先端部と前記挿入体とが
面一となるよう機械加工してなるプラズマアーク加工用
電極。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2167979A JP3038814B2 (ja) | 1990-06-26 | 1990-06-26 | プラズマアーク加工用電極 |
DE69107705T DE69107705T2 (de) | 1990-06-26 | 1991-06-26 | Elektrode zum Gebrauch im Plasmalichtbogenbrenner. |
EP91305789A EP0465109B1 (en) | 1990-06-26 | 1991-06-26 | Electrode for use in plasma arc working torch |
US07/721,175 US5200594A (en) | 1990-06-26 | 1991-06-26 | Electrode for use in plasma arc working torch |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2167979A JP3038814B2 (ja) | 1990-06-26 | 1990-06-26 | プラズマアーク加工用電極 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0455063A true JPH0455063A (ja) | 1992-02-21 |
JP3038814B2 JP3038814B2 (ja) | 2000-05-08 |
Family
ID=15859564
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2167979A Expired - Fee Related JP3038814B2 (ja) | 1990-06-26 | 1990-06-26 | プラズマアーク加工用電極 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3038814B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20000015753A (ko) * | 1998-08-06 | 2000-03-15 | 김형벽 | 플라즈마 아크 절단 토치용 전극의 제조방법 |
CN105578702A (zh) * | 2016-02-16 | 2016-05-11 | 衢州迪升工业设计有限公司 | 一种熔蚀式引弧的电极结构 |
-
1990
- 1990-06-26 JP JP2167979A patent/JP3038814B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20000015753A (ko) * | 1998-08-06 | 2000-03-15 | 김형벽 | 플라즈마 아크 절단 토치용 전극의 제조방법 |
CN105578702A (zh) * | 2016-02-16 | 2016-05-11 | 衢州迪升工业设计有限公司 | 一种熔蚀式引弧的电极结构 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3038814B2 (ja) | 2000-05-08 |
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