JPH045487A - エンジン・ポンプ装置のポンプトルク制御方法 - Google Patents

エンジン・ポンプ装置のポンプトルク制御方法

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JPH045487A
JPH045487A JP2104724A JP10472490A JPH045487A JP H045487 A JPH045487 A JP H045487A JP 2104724 A JP2104724 A JP 2104724A JP 10472490 A JP10472490 A JP 10472490A JP H045487 A JPH045487 A JP H045487A
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功 室田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、エンジンにより駆動される複数の可変容量式
ポンプからなるエンジン・ポンプ装置における可変容量
式ポンプのトルク制御方法および装置に関する。特に本
発明は、燃料吐呂量制御部材を備えた燃料噴射ポンプを
有するエンジンにより複数個の可変容量式ポンプが駆動
される形式のエンジン・ポンプ装置における可変容量式
ポンプのトルク制御方法および装置に関する。
〔従来の技術〕
ブルドーザやパワーンヨベル等の重作業を行う機械では
、ディーゼルエンジンのような燃料噴射ポンプを備えた
エンジンにより油圧ポンプが駆動され、得られた油圧に
より作業具が駆動される。
油圧ポンプとしては可変容量式のポンプが使用され、該
ポンプの容量は、操作レバーにより制御される。このエ
ンジン・ポンプ装置の従来の構成を第6図に示す。図に
おいて、エンジン1のa力軸に複数の可変容量式ポンプ
2a、2bが結合されて該エンジン1により駆動される
。可変容量式ポンプ2a、2bは容量制御のための斜板
3a、3bを有する斜板式であり、この斜板3a、3b
の傾斜は油圧作動のレギュレータ4a、4bにより制御
される。レギュレータ4a、4bを制御するために操作
レバー5aを有する操作バルブ5か設けられる。操作バ
ルブ5は、パイロットライン5a、5bによりレギュレ
ータ4a、4bに接続されている。また、レギュレータ
4a、4bにはフィードバック圧として可変容量式ポン
プ2a、2bの吐出圧が与えられる。操作レバー53の
操作により、パイロ7ト圧がレギュレータ4a、4bの
何れか一方または両方に与えられる。レギュレータ4a
、4bは、可変容量式ポンプ2a、2bの吐出圧とパイ
ロット圧のバランスにより斜板3a、3bの傾斜角を制
御する。可変容量式ポンプ2a、2bの吐出圧は、操作
レバー5aの操作量により定まる。
〔発明が解決しようとする課題〕
この従来のエンジン・ポンプ装置においては、可変容量
式ポンプの総出力は個々の可変容量式ポンプの最大出力
の総和で定まる。したがって、作動させられる可変容量
式ポンプの数が少ない場合には、エンジン定格出力の極
く一部しか利用されない、という状態になり、エンジン
出力の利用効率が悪くなる。また、この従来のエンジン
・ポンプ装置においては、可変容量式ポンプの総出力は
ニンジンの定格出力に対して余裕をみて定められている
。ポンプの出力を高めていくと、エンジンの回転数がガ
バナ制御領域に達することになり、燃料消費が増大する
本発明は、従来のエンジン・ポンプ装置のこのような問
題を解決するもので、一部の可変容量式ポンプのみが使
用されているときにもエンジンの出力を十分に利用でき
るようにすることを第一の解決すべき課題とする。
また、本発明が解決しようとする他の課題は、可変容量
式ポンプの総出力が高い負荷状態においてもエンジンが
燃費特性の良い領域で運転されるようにすることである
〔課題を解決するための手段〕
上記第一の課題を解決するた釣に、本発明は、エンジン
の負荷状態により制御要因を異ならせるものである。す
なわち、エンジンの負荷があらかじめ設定した設定値よ
り大きいときには、エンジン出力制御部材の操作位置に
対応する目標回転数とエンジンの実回転数との差に対応
する吸収トルク補正信号を形成し、この吸収トルク補正
信号をエンジンの目標回転数に対応してあらかじめ定め
たポンプ吸収トルク信号に加算してポンプトルク指令信
号を形成し、このポンプトルク指令信号により課題を解
決するための手段ポンプの容量の制御を行う。また、エ
ンジンの負荷が上述の設定値より小さいときには、吸収
トルク補正信号を、燃料吐出量制御部材の実際の位置と
エンジンの目標回転数に応じてあらかじめ定めた燃料吐
出量制御部材の目標位置との差に対応する信号により形
成する。このとき、エンジンの目標回転数と実回転数の
差信号を加算して吸収トルク補正信号を形成することが
好ましい。
また、第二の課題を解決するためには、エンジンの負荷
が前述の設定値より大きいときに、エンジン出力制御部
材の操作位置に対応する前述の目標回転数より所定量だ
け小さい第2の目標回転数を設定し、この第2の目標回
転数とエンジンの実回転数との差に基づいて吸収トルク
補正信号を形成する。
本発明おいでは、エンジンの負荷が設定値より大きいか
どうかは、エンジンの出力制御部材の位置に対応する目
標回転数と燃料噴射ポンプの燃料吐出量制御部材の実際
の位置を設定回転数および設定位置とそれぞれ比較して
判断することができる。
〔作 用〕
本発明の上記構成によれば、エンジンの負荷が設定値よ
り小さいとき、吸収トルク補正信号を、燃料吐出量制御
部材の実際の位置とエンジンの目標回転数に応じてあら
かじ約定めた燃料吐出量制御部材の目標位置との差に対
応する信号により形成するので、燃料吐出量制御部材の
位置が目標位置になるように可変容量式ポンプのトルク
が制御される。したがって、作業中に急激な負荷変動が
あってエンジン出力制御部材がその負荷変動に対応して
動かされたときにも、燃料吐出量制御部材の位置をすみ
やかに目標位置に近づけることができる。その結果、エ
ンジンの出力を最大限に利用することが可能になる。ま
た、エンジンの低回転領域における負荷変動に対しても
、エンジン停止等の問題を伴うことなく対応することが
可能になる。
さらに、エンジンの負荷が設定値より大きいとき、エン
ジン出力制御部材の操作位置に対応する目標回転数より
所定量だけ小さい第2の目標回転数を設定し、この第2
の目標回転数とエンジンの実回転数との差に基づいて吸
収トルク補正信号を形成することにより、エンジン8カ
が高い運転状態で、エンジンを限界回転数より低い回転
数に制御することができる。したがって、エンジンがガ
バナ制御領域で運転される恐れがなくなり、燃料消費の
比較的少ない運転状態を維持することができる。
〔実施例コ 以下、本発明の実施例を図について説明する。
先ず第2図を参照すると、エンジン1の出力軸には2個
の可変容量式ポンプ2a、2bが結合されて該エンジン
1により駆動される。前述の従来例と同様に、可変容量
式ポンプ2a、2bはポンプ容量を制御するための斜板
3a、3bを有し、これら斜板3a、3bty)傾斜角
jよ、レギュレータ4a、4bにより制御される。レギ
ュレータ4a。
4bには、操作レバー5aを有する操作バルブ5からパ
イロントライン6a、6bを介してパイロット圧が与え
られる。また、前述の従来例と同様に、可変容量式ポン
プ2a12bの吐出圧がレギユレータ4a、4blこ与
えられる。
エンジン1は燃料噴射ポンプ(図示せず)を有し、この
燃料噴射ポンプには燃料吐8量の制御のために周知の構
成のコントロールラックが設けられる。このコトロール
ラックは、ラック操作部7により制御される。ラック操
作部7には実ラック位置検出器7aが設けろれ、該検出
器7aは実ランク位置信号10を出力する。また、エン
ジン1にはエンジン実回転数検出器7bが設けられ、該
検出器7bはエンジン実回転数信号11を出力する。こ
れらの実ラック位置信号10およびエンジン実回転数信
号11はポンプトルク制御回路8に人力される。ポンプ
トルク制御回路8の出力は電・油交換装置9に与えられ
、該電・油交換装置9はポンプトルク制御回路8の出力
に応じた油圧を形成する。電・油交換装置9の出力であ
る油圧はレギュレータ4a、4bに与えられ、可変容量
式ポンプ2a、2bの斜板3a、3bの傾斜角を制御す
るのに用いられる。
第1図に、本実施例におけるポンプトルク制御回路8の
詳細を示す。エンジン1の出力制御部材であるアクセル
レバ−1aの位置に対応してエンジン1の目標回転数を
設定する目標回転数設定回路12が設けられ、該目標回
転数設定回路12からの出力信号である目標回転数信号
がポンプトルク制御回路8に人力される。この目標回転
数信号は、例えばアクセルレバ−1aの操作量の増加に
応じて高くなるように設定される。
制御回路8は目標回転数設定回路12からの目標回転数
信号を受ける第1関数設定器13を有する。この第1関
数設定器13は、エンジン目標回転数信号に対応するコ
ントロールラックの目標位fifXcを設定するもので
、このコントロールランクの目標位置Xcはエンジン目
標回転数に対して例えば第3図(a)に示すような関係
に定める。制御回路8には実ラック位置信号10が人力
され、第1関数設定器13の8力である目標ラック位置
信号Xcは比較器14においてこの実ランク位置官号1
0と比較される。比較器14は目標ラック位置信号Xc
と実ラック位置信号10との間の差信号△XRCを出力
する。ラック位置差信号ΔXRCはラック変位量とエン
ジン回転数との間の変換係数に+ に基づく変換を行う
ゲイン15を介して切り換え回路27の接点Aに接続さ
れる。
エンジン目標回転数設定回路12からの目標回転数信号
は、さらに減算器18に人力される。該減算器18には
アンダースピード量設定器17の出力も接続され、エン
ジン目標回転数信号からアンダースピード量設定器17
の出力であるアンダースピード量を減算した第2目標回
転数信号が減算器18から出力される。制御回路8には
エンジン実回転数信号11が人力され、減算器18かろ
の第2目標回転数信号は比較器19においてこのエンジ
ン実回転数信号11と比較される。比較器19は、第2
目標回転数信号とエンジン実回転数信号11との差に相
当するエンジン回転数差信号ΔNを8力する。エンジン
回転数差信号ΔNは、係数に2を有するゲイン20を経
て切り換え回路27の接点已に接続される。
切り換え回路27は、積分回路16を介して加算器22
に接続される。また、減算器19からのエンジン回転数
差信号ΔNは、係数に3を有するゲイン21を介して加
算器22に入力される。加算器22の出力は、エンジン
回転数からトルクへの変換係数に4を有するゲイン23
を経て減算器25に接続される。ゲイン23の出力は、
ポンプトルク補正信号T、となる。
制御回路8は第2関数設定器24を有し、エンジン目標
回転数設定回路12からのエンジン目標回転数信号がこ
の第2関数設定器24に人力される。第2関数設定器2
4は、エンジン目標回転数信号に対応して例えば第3図
(b)の関係にあるポンプ吸収トルク信号T、を形成す
る。ポンプ吸収トルク信号T8は、減算器25に人力さ
れる。減算器25はポンプ吸収トルク信号TEからポン
プトルク補正信号TFを差し引いてポンプトルク指令信
号T。を形成する。このポンプトルク指令信号Tcが電
・油交換装置9に与えられる。
切り換え回路27は、エンジン目標回転数が例えば第3
図(a)ら)に示す設定回転数N、より大きくかつ目標
ラック位置が例えば第3図(a)に示す設定位置X、よ
り高い位置すなわち燃料吐出量でみれば大吐出量側にあ
るとき、接点Bを積分器16に接続し、その他の条件で
は接点Aを積分器16に接続する。第3図(a)におい
て、エンジン目標回転数が設定回転数N、より高い領域
では、目標ラッり位置はラックストロークの最大変位位
置またはそれに近い位置に定め、エンジン目標回転数が
設定回転数盲より低い領域では、目標ラック位置を図に
示すように小さな値とする。ラック位置の設定値Xt 
は、目標ラック位置の最大値と等しいか、あるいは僅か
に小さい値とすることが好ましい。第3図(b)におい
て、エンジン目標回転数が設定回転数NLより大きい領
域では、ポンプ吸収トルクはエンジン1の出力トルク特
性にほぼ合致するように定め、設定回転数NLより小さ
い領域ではエンジン1の出力トルクより低くなるように
定める。
アンダースピード量設定器17は、エンジン目標回転数
が前述の設定回転数NLより小さい領域ではアンダース
ピード量として0を設定する。したがって、この領域で
は、減算器18の出力は目標回転数設定回路12の出力
である目標回転数信号と等しい。エンジン目標回転数が
前述の設定回転数N、より大きい領域では、アンダース
ピード量設定器17は所定のアンダースピード量USを
設定する。したがって、この領域では減算器18の出力
は目標回転数設定回路12の出力であるエンジン目標回
転数信号からアンダースピード量USを差し引いた第2
目標回転数信号となる。
以上述べた装置の作動を説明する。アクセルレバ−1a
の操作量に対応して目標回転数設定回路12がエンジン
目標回転数信号を発生すると、先ずこの目標回転数が設
定回転数NLより大きいかどうか、が判断される。また
、エンジン目標回転数に対応して決定される目標ラック
位置X。が設定位置XLより大吐出量側にあるかどうか
、が判断される。エンジン目標回転数が設定回転数NL
より大きく、かつ目標ラック位置X。が設定位置X、よ
り大吐出量側にあるときには、切り換え回路27が接点
B側にされる。この状態は、例えば全ての可変容量式ポ
ンプ2a、2bが作動状態にあることを意味し、エンジ
ン1の出力制御部材であるアクセルレバ−1aの操作量
が大きくなる。
したがって、目標回転数設定回路12により出力される
エンジン目標回転数信号は、エンジン1の最大出力が得
られる回転数またはそれに近い回転数に対応するものと
なる。
第4図はエンジン1の出力トルク特性を示すもので、エ
ンジン回転数が第1目標回転数に相当するガバナー制御
回転数N、に達したときガ、r<ナー制御が始まり、エ
ンジン1の出力トルクは、へ点を境として急激に低下し
始める。目標回転数設定回路12の8力は、エンジン回
転数をガバナー制御回転数N、またはその近傍に維持さ
せる値となり、エンジン目標回転数信号をそのまま使用
して制御を行うと、例えば負荷変動があって負荷が低下
したとき、エンジン回転数信号はガバナー制御回転数N
、を越えて第4図にBで示すガバナー制御領域に移行す
る可能性が生じる。この運転状態が生じると、エンジン
1は第4図に示すように燃費特性が悪い領域で運転され
ることになり、好ましくない。また、エンジン1の圧力
も低下する。
そこで、本発明のこの実施例においては、目標回転数設
定回路12の出力からアンダースピード量USを差し引
いて第2のエンジン目標回転数信号を形成する。この第
2目標回転数信号は、第4図にCで示す回転数に相当す
る。この第1目標回転数信号は比較器19において実エ
ンジン回転数信号と比較され、回転数差信号ΔNが比較
器19から出力される。切り換え回路27が接点已に切
り換えられた状態では、ゲイン20から切り換え回路2
7および積分器16を経て加算器22に主回路と、ゲイ
ン21を経て加算器22に至る回路とによりPI(比例
積分)制御部が構成される。
このPI制御部およびゲイン23により形成されたポン
プトルク補正信号T、がポンプ吸収トルク信号TE と
比較されてポンプトルク指令信号T。
を形成する。このポンプトルク指令信号T。によりレギ
ュレータ4a、4bの制御を行うことにより、エンジン
1の回転数が第2目標回転数に維持される。
例えば実回転数信号11が第2目標回転数信号より低い
場合、回転数差信号ΔNは正の値となるので、PI制御
部の出力も正になり、ポンプトルク補正信号TF も正
になる。この正のポンプトルり補正信号T、が減算器2
5においてポンプ吸収トルク信号T。かみ減算されて、
該ポンプ吸収トルク信号TEより小さい値のポンプトル
ク指令信号T。が形成される。このポンプトルク指令信
号T、により可変容量式ポンプ2a、2bの駆動トルク
が低下するように該可変容量式ポンプ2a、2bの斜板
3a、3bの傾斜角が制御される。第5図は、可変容量
式ポンプ2a、2bの各々におけるポンプ出口圧力Pと
吐出流量Qの関係を示す図表である。ポンプトルクはP
Sて示す。ポンプトルクを低下させるということは、第
5図においてトルク曲線がPS、からPS2 に移行す
るということである。このようにポンプトルクを低下さ
せることによりエンジン1の負荷が軽減され、エンジン
1の回転数が回復する。エンジン実回転数が第2目標回
転数より高いときには、前述と逆の動作によりエンジン
1の回転数が第2目標回転数に近づけられる。第2目標
回転数はガバナー制御回転数N、より低い値であるので
、負荷変動により負荷が低下した場合にも、エンジン1
の回転数がガバナー制御領域に入ることはない。したが
って、エンジン1を燃費特性の良い領域で運転すること
が可能になる。
次に、例えば可変容量式ポンプが1個のみ作動させられ
ており、目標回転数が設定回転数N、より小さいか、あ
るいは実ランク位置X。が目標ランク位置X、より少吐
出量側にあるときは、切り換え回路27が接点A側に切
り換えられる。アンダースピード量設定器17の出力は
0となり、目標回転数設定回路12の出力である目標回
転数信号がエンジン実回転数信号と比較され、回転数差
信号ΔNが形成される。この回転数差信号ΔNはゲイン
21を経て加算器22に人力される。また目標ラック位
置信号X。と実ラック位置信号との差信号であるランク
位置差信号△XRCは積分器16により積分されて加算
器22に人力される。
このように、ゲイン23の出力であるポンプトルク補正
信号Tp は、エンジン1の目標回転数と実回転数との
間の差およびコントロールラックの目標位置と実際の位
置との間の差の情報を含むものとなる。したがって、ポ
ンプトルクはコントロールラックの実際の位置が目標値
に近づくように制御される。また、エンジン回転数も目
標回転数に近つくように制御される。
例えば可変容量式ポンプ2a、2bの1方のみが作動し
ており、かつ高い出力が要求されてアクセルレバ−1a
の操作量が大きくなったとき、目標回転数設定回路12
の出力は、設定回転数N。
より大きくなるが、目標ランク位置X。は設定ラック位
置XLより低い。この状態でも、第3図(a)に示す目
標ラック位置曲線において、エンジン目標回転数が設定
回転数NLより大きい領域で、目標ラック位置がラック
の実際の最大変位位置より若干大きくなるように定とて
おけば1、ラック位置差信号△X、。は常に負となり、
ポンプトルク補正信号Tp も常に負となる。したがっ
て、ポンプトルク指令信号T。は、常にポンプ吸収トル
ク信号TEより大きい値となり、ポンプ吸収トルクが増
加するような制御が行われる。この制御によりエンジン
1の出力を最大限に利用することが可能になる。
エンジン目標回転数が設定回転数NLより小さし)領域
では、第3図(a) (b)に示すように目標ランク位
置およびポンプ吸収トルク信号TEを低い値jこ定める
。このように定めることにより負荷が小さい領域でのポ
ンプトルクを減少させ、エンジン停止等の不具合を防止
することができる。
次に、可変容量式ポンプ2a、2bの両方か作動してい
るときても微操作状態等であり、負荷が比較的に小さい
ときには、切り換え回路27の接点Aが接続され、上述
と同様の制御が行われる。
この動作状態で微操作性を確保するためには、レギュレ
ータ4a、4bにおいてパイロノト圧がポンプトルク指
令信号T。による制御圧より優先する構成さしておけば
よい。
5効 果〕 本発明のエンジン・ポンプ装置におけるポンプトルク制
御方法およびポンプトルク制御装置は、上述したような
構成および特徴を有するので、すべての可変容量式ポン
プが駆動されているような重負荷運転状態においては、
エンジン出力が安定し、かつ燃費特性が良好となる領域
でエンジンを運転することが可能になる。また、可変容
量式ポンプの一部のみが駆動されているか、あるいは微
操作等の軽負荷運転状態でも、必要に応じてエンジン出
力を最大限に利用することができる。さらに、エンジン
の低回転領域でのエンジン停止等の不具合を防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すポンプトルク制御装置
における制御回路の回路図、第2図はポンプトルク制御
装置の全体を示す概略図、第3図(a)はエンジン目標
回転数と目標ラック位置との関係を示す図表、第3図b
)はエンジン目標回転数とポンプ吸収トルクとの関係を
示す図表、第4図はエンジン出力トルクおよび燃費特性
を示す図表、第5図は可変容量式ポンプの出口圧と吐出
流量との関係を示す図表、第6図は従来の装置の全体を
示す概略図である。 1・・・・エンジン、 2a12b・・・・可変容量式ポンプ、3a、3b・・
・・斜板、 4a、4b・・・・レギュレータ、 5・・・・操作バルブ、 8−・・制御回路、 9・・・・電・油交換装置。 第 図 第 図 ポンプ出口圧 ↑ 第 図 (b) L エンジン目標回転数 第 図

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)燃料吐出量制御部材を備えた燃料噴射ポンプを有
    するエンジンと前記エンジンにより駆動される複数個の
    可変容量式ポンプとからなるエンジン・ポンプ装置の可
    変容量式ポンプのトルクを制御するポンプトルク制御方
    法において、エンジンの設定回転数および燃料吐出量制
    御部材の設定位置を定め、これら設定回転数および設定
    位置をエンジンの出力制御部材の位置により定まるエン
    ジン目標回転数および前記燃料吐出量制御部材の実際の
    位置と比較して、前記エンジン目標回転数が前記設定回
    転数より大きく、かつ実際の燃料吐出量制御部材の位置
    が前記設定位置より大吐出量側にあるときは、前記エン
    ジンの前記目標回転数に対応してあらかじめ定めた前記
    可変容量式ポンプの吸収トルク信号に、エンジンの実際
    の回転数と前記目標回転数との差に対応する吸収トルク
    補正信号を加えて形成されるポンプトルク指令信号によ
    り前記可変容量式ポンプのトルクを制御し、前記エンジ
    ンの前記目標回転数が前記設定回転数より小さいか、実
    際の燃料吐出量制御部材の位置が前記設定位置より少吐
    出量側にあるときは、前記エンジンの前記目標回転数に
    対応してあらかじめ定めた前記可変容量式ポンプの吸収
    トルク信号に、エンジンの実際の回転数と前記目標回転
    数との差に対応する回転数差信号と実際の燃料吐出量制
    御部材の位置と前記エンジンの前記目標回転数に対応し
    てあらかじめ定められた前記燃料吐出量制御部材の目標
    位置とのラック差信号により得られる吸収トルク補正信
    号を加えて形成されるポンプトルク指令信号により前記
    可変容量式ポンプの容量を制御することを特徴とするエ
    ンジン・ポンプ装置のポンプトルク制御方法。
  2. (2)請求項1に記載したポンプトルク制御方法におい
    て、前記エンジン目標回転数が前記設定回転数より大き
    く、かつ実際の燃料吐出量制御部材の位置が前記設定位
    置より大吐出量側にあるときには、前記エンジンの前記
    目標回転数より低い第2の目標回転数を設定し、エンジ
    ンの実際の回転数と前記第2の目標回転数との差に対応
    して前記吸収トルク補正信号を形成することを特徴とす
    るポンプトルク制御方法。
  3. (3)請求項1または2に記載したポンプトルク制御方
    法において、前記可変容量式ポンプの前記吸収トルク信
    号を、エンジンの前記目標回転数が前記設定回転数より
    大きい領域では、前記エンジンの出力特性に対応する値
    に設定し、エンジンの前記目標回転数が前記設定回転数
    より小さい領域では、前記エンジンの出力特性に対応す
    る値より小さい値に設定することを特徴とするポンプト
    ルク制御方法。
  4. (4)燃料吐出量制御部材を備えた燃料噴射ポンプを有
    するエンジンと前記エンジンにより駆動される複数個の
    可変容量式ポンプとからなるエンジン・ポンプ装置のト
    ルクを制御するポンプトルク制御方法において、エンジ
    ンの設定負荷を定め、前記設定負荷をエンジンの出力制
    御部材の位置により定まるエンジンの実負荷と比較して
    、エンジンの前記実負荷が前記設定負荷より大きいとき
    は、前記実負荷に対応するエンジンの目標回転数に対応
    してあらかじめ定めた前記可変容量式ポンプの吸収トル
    ク信号に、エンジンの実際の回転数と前記目標回転数と
    の差に対応する吸収トルク補正信号を加えて形成される
    ポンプトルク指令信号により前記可変容量式ポンプの容
    量を制御し、前記エンジンの前記実負荷が前記設定値よ
    り小さいときは、前記エンジンの前記目標回転数に対応
    してあらかじめ定めた前記可変容量式ポンプの吸収トル
    ク信号に、エンジンの実際の回転数と前記目標回転数と
    の差に対応する信号と、実際の燃料吐出量制御部材の位
    置と前記エンジンの前記目標回転数に対応してあらかじ
    め定められた前記燃料吐出量制御部材の目標位置との差
    信号により得られるポンプトルク指令信号を加えて形成
    されるポンプトルク指令信号により前記可変容量式ポン
    プの容量を制御することを特徴とするエンジン・ポンプ
    装置のポンプトルク制御方法。
  5. (5)燃料吐出量制御部材を備えた燃料噴射ポンプを有
    するエンジンと前記エンジンにより駆動される複数個の
    可変容量式ポンプとからなるエンジン・ポンプ装置の可
    変容量式ポンプのトルクを制御するポンプトルク制御装
    置において、エンジンの出力制御部材の位置に応じてエ
    ンジンの目標回転数を設定するエンジン目標回転数設定
    手段と、 前記エンジンの前記目標回転数に対応して前記可変容量
    式ポンプのポンプ吸収トルク信号を形成するポンプ吸収
    トルク信号形成手段と、前記エンジンの前記目標回転数
    に応じて前記燃料吐出量制御部材の目標位置を設定する
    目標位置設定手段と、 前記燃料吐出量制御部材の前記目標位置と実際の前記燃
    料吐出量制御部材の位置とを比較して位置偏差信号を形
    成する位置偏差信号形成手段と、 前記エンジンの前記目標回転数と前記エンジンの実回転
    数との差に対応する回転数偏差信号を形成する回転数偏
    差信号形成手段と、 積分回路と、 前記位置偏差信号と前記回転数偏差信号のいずれか一方
    を前記積分回路に切り換え接続する切り換え手段と、 前記積分回路の出力を前記回転数偏差信号とともに前記
    ポンプ吸収トルク信号に加算してポンプ指令信号を形成
    する加算手段と、 からなり、前記切り換え手段は、前記エンジンの負荷が
    設定値より大きいときに前記回転数偏差信号を前記積分
    回路に導き、前記エンジンの負荷が前記設定値より小さ
    いときに前記位置偏差信号を前記積分回路に導くように
    構成されたことを特徴とするポンプトルク制御装置。
  6. (6)請求項5に記載したポンプトルク制御装置におい
    て、前記回転数偏差信号形成手段は、前記エンジンの負
    荷が前記設定値より大きいときには前記目標回転数より
    所定量だけ小さい値と実回転数とを比較して前記回転数
    偏差信号を形成するとともに、前記エンジンの負荷が前
    記設定値より小さいときには前記目標回転数実回転数と
    を比較して前記回転数偏差信号を形成する手段である本
    願発明トルク制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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