JPH0454786Y2 - - Google Patents

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JPH0454786Y2
JPH0454786Y2 JP1989085886U JP8588689U JPH0454786Y2 JP H0454786 Y2 JPH0454786 Y2 JP H0454786Y2 JP 1989085886 U JP1989085886 U JP 1989085886U JP 8588689 U JP8588689 U JP 8588689U JP H0454786 Y2 JPH0454786 Y2 JP H0454786Y2
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fish body
cutter
skin
fish
roller
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  • Processing Of Meat And Fish (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は冷凍まぐろ等の冷凍魚体の表皮除去装
置に関するものである。
〔従来の技術〕
冷凍魚体の処理作業(みがき作業)において
は、第6図に示すように、頭部除去後、4分割さ
れた冷凍魚体(本明細書においては単に「魚体」
という。)から脊椎骨1、背びれ2、腹びれ3、
胸びれ4,4、表面血合6,6,6,6と共に表
皮5を除去するのであるが、このような表皮除去
作業は従来専ら手作業で行なわれてきた。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかるに、人手による表皮除去作業は作業者に
苛酷かつ危険な労働を課することになり、作業者
を確保することが極めて困難である。また、人手
による表皮除去作業は能率が上がらず、生産性が
低い。更に、人手による表皮除去作業においては
人件費が嵩み、コストの上昇が避けられない。
そこで本考案は表皮除去作業を自動化した新規
な冷凍魚体の表皮除去装置を提供することにより
上記の問題を解決しようとしてなされたものであ
る。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するために本考案は、定盤上に
は魚体の表皮を切削除去するための複数の鼓形の
カツターをそれぞれ異なる角度で配設すると共に
各カツターを切り込み方向に制御する制御手段を
設け、更にカツターの手前には魚体の送り方向の
表皮曲線を検出するセンサーローラーを配設し、
該センサーローラーが検出した表皮曲線に基いて
前記制御手段により各カツターを切り込み方向に
制御させるようにしたことを特徴とする冷凍魚体
の表皮除去装置を提供するものである。
〔作用〕
本考案による冷凍魚体の表皮除去装置において
は、表皮を有する魚体が定盤上を送られると、セ
ンサーローラーが魚体における送り方向の表皮曲
線を検出する。センサーローラーが検出した魚体
の表皮曲線に基いて各カツターの制御手段が各カ
ツターを切り込み方向に制御する。すなわち、魚
体通過時には各カツターは切り込み方向に進退す
ることにより魚体の送り方向の曲面にならつて魚
体の表皮を一定の深さで切削除去する。複数のカ
ツターがそれぞれ異なる角度で配設されており、
各カツターはそれぞれ異なる角度範囲の表皮を分
担する。従つて、魚体はすべてのカツターを通過
したときに表皮が完全に除去される。
また、各カツターは鼓形をしているため、魚体
の曲面に好ましくなじむ結果、魚体の全表皮が均
一の厚みで除去される。
〔実施例〕
次に本考案の実施例を添付図面に従つて説明す
る。
符号10,11はそれぞれ冷凍魚体の表皮除去
装置におけるベツトとフレームである。12,1
3はそれぞれフレーム11に固定された水平定盤
と垂直定盤である。フレーム11にはチエーンコ
ンベア等のコンベア14を配設し、該コンベア1
4には垂直定盤13に接した状態で水平定盤12
に載置された魚体17を押す複数の魚体押し具1
8,18……を適宜の間隔を置いて固定する。各
魚体押し具18は一例として水平の棒状体とし、
垂直定盤13に形成された水平の通過窓19より
水平定盤12上に突出するようになす。更に、後
述するカツターの近傍におけるフレーム11上に
は魚体17の通過に対応してローラー昇降用ロー
タリーシリンダー20,20……によりアーム2
2,22……を介し上下方向に回動して昇降する
魚体押えローラー21,21……を配設する。魚
体押えローラー21は魚体17がカツターの近傍
における所定の位置に達すると下降して魚体17
を押え、魚体17が該魚体押えローラー21を通
過すると魚体17から上昇するようになす。各魚
体押えローラー21は一例として次の如く昇降さ
せる。
(1) 魚体押し具検出用近接スイツチ(図示せず)
により魚体押し具18を検出させる。
(2) これと同時にコンベア同期トランジユーサー
がカウントを開始する。
(3) 魚体検出光電スイツチ(図示せず)により魚
体17の先端を検出させる。
上記(1)〜(3)により魚体17の長さを検出する。
(魚体押し具18のピツチは一定であるため、魚
体17が長い場合はカウント数が少なくなり魚体
17が短い場合はカウント数が多くなる。) (4) 検出された魚体17の長さ及び各魚体押えロ
ーラー21と魚体検出光電スイツチとの位置関
係をマイクロコンピユータに演算させ、これに
応じて各ローラー昇降用ローターシリンダー2
0のエアー切換え電磁弁(図示せず)を作動さ
せ、以て各ローラー昇降用ロータリーシリンダ
ー20によりアーム22を介して各魚体押えロ
ーラー21を上下方向に回動させる。
しかして、本考案においては、定盤12,13
上には魚体17の表皮5を切削除去するための複
数(一例として3個)のカツター30,30……
をそれぞれ異なる角度で配設すると共に各カツタ
ー30を切り込み方向(第1図における矢印に示
す方向)に制御する制御手段31を設ける。各カ
ツター30は鼓形のヘリカルカツターとする。各
カツター30はそれぞれ異なる角度範囲の表皮5
を分担し、全カツター30,30……により表皮
5の全体が切削除去されるようになす。各カツタ
ー30を切り込み方向に制御する制御手段31と
して、例えば、各カツター30のスピンドルモー
ター32をスライド板33に固定し、該スライド
板33を支持部材34上に切り込み方向に配設し
たスライドガイド35,35に摺嵌し、更に支持
部材34にはACサーボモーター36を取り付け、
該ACサーボモーター36により回転するねじ軸
37をスライドガイド35,35と平行に且つ進
退不能に配設し、該ねじ軸37をスライド板33
に螺合する。すなわち、ACサーボモーター36
によりねじ軸37が回転すると、該ねじ軸37に
螺合しているスライド板33がスライドガイド3
5,35に沿つて切り込み方向に進退する。従つ
て、スライド板33に固定されたスピンドルモー
ター32と該スピンドルモーター32に取り付け
られたカツター30も切り込み方向に進退する。
更に、カツター30,30……の手前(第2図
における右方)には魚体17の送り方向(第2図
における矢印方向)の表皮曲線を検出する一例と
して複数のセンサーローラー40,40……を一
例としてカツター30,30……と対応させてそ
れぞれのカツターと同じ角度で配設し、各センサ
ーローラー40が検出した表皮曲線に基いて制御
手段31により各カツター30を切り込み方向に
制御させるようになす。センサーローラー40の
一例を第3〜5図に示す。同図において符号41
はフレーム11に固定した支持部材である。支持
部材41には切り込み方向にガイドレール42を
固定し、ガイドレール42にはローラー支持体4
3を摺嵌する。ローラー支持体43にはセンサー
ローラー40を回転自在に取り付け、支持部材4
1に取り付けたエアシリンダー44のプランジヤ
をローラー支持体43に連結し、センサーローラ
ー40がエアシリンダー44により一定の力で魚
体17の表皮5に押し付けられるようになす。ロ
ーラー支持体43には切り込み方向にラツク45
を備えさせ、一方、支持部材41にはロータリー
エンコーダー46を取り付け、該ロータリーエン
コーダー46の軸にピニオン47を固定し、該ピ
ニオン47をラツク45に噛合させる。この事例
においては、魚体17が定盤12,13上を送ら
れると、前述の如く検出された魚体17の長さ及
びセンサーローラー40と前記魚体検出光電スイ
ツチとの位置関係をマイクロコンピユータに演算
させ、これに応じてセンサーローラー40のエア
シリンダー44のエア切換え電磁弁(図示せず)
を作動させ、以てエアシリンダー44によりセン
サーローラー40を魚体17の表皮5に押し付け
るのである。魚体17の表皮5に押し付けられた
センサーローラー40は送り方向における魚体1
7の表皮曲線変化に従つて切り込み方向に進退す
る。すると、ローラー支持体43のラツク45に
噛合しているピニオン47を介してロータリーエ
ンコーダー46が回転し、送り方向における魚体
17の表皮曲線を検出する。このようにして検出
された表皮曲線を、センサーローラー40とカツ
ター30との間の位置遅れ及び切除する表皮5の
厚みに相当する切り込み量について修正した上
で、カツター30のACサーボモーター36に指
令する。すなわち、カツター30は送り方向にお
ける魚体17の表皮曲線に従つて切り込み方向に
進退する。このようにして、魚体17の表皮5は
一定の深さで切削除去される。
〔考案の効果〕
本考案によれば魚体の表皮除去作業が自動化さ
れるため、作業者は苛酷かつ危険な労働から解放
され、表皮除去作業の能率は飛躍的に向上する。
更に、表皮除去作業に要する人件費が著しく軽減
され、作業のコストダウンを図ることができる。
また、表皮は魚体の形状の如何にかかわらず常に
一定の深さで切削除去されるため、手作業の場合
に比べ切削面がきれいに仕上がり、商品価値が高
まると共に除去作業の歩留りも向上する。
また、各カツターは鼓形をしているため、魚体
の曲面に好ましくなじむ結果、魚体の全表皮が均
一の厚みで除去されることも前述の通りである。
【図面の簡単な説明】
第1図はカツターを示す側面図、第2図は同上
カツターと魚体押えローラー等を示す正面図、第
3図はセンサーローラーが魚体に押しつけられた
状態を示す側面図、第4図はセンサーローラーが
上昇した状態を示す側面図、第5図は第4図−
線における断面図、第6図は冷凍魚体の断面図
である。 1……脊椎骨、2……背びれ、3……腹びれ、
4……胸びれ、5……表皮、6……表面血合、1
0……ベツド、11……フレーム、12……水平
定盤、13……垂直定盤、14……コンベア、1
7……魚体、18……魚体押し具、19……通過
窓、20……ローラー昇降用ロータリーシリンダ
ー、21……魚体押えローラー、22……アー
ム、30……カツター、31……制御手段、32
……スピンドルモーター、33……スライド板、
34……支持部材、35……スライドガイド、3
6……ACサーボモーター、37……ねじ軸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 常盤上には魚体の表皮を切削除去するための複
    数の鼓形のカツターをそれぞれ異なる角度で配設
    すると共に各カツターを切り込み方向に制御する
    制御手段を設け、更にカツターの手前には魚体の
    送り方向の表皮曲線を検出するセンサーローラー
    を配設し、該センサーローラーが検出した表皮曲
    線に基いて前記制御手段により各カツターを切り
    込み方向に制御させるようにしたことを特徴とす
    る冷凍魚体の表皮除去装置。
JP1989085886U 1989-07-20 1989-07-20 Expired JPH0454786Y2 (ja)

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JP1989085886U JPH0454786Y2 (ja) 1989-07-20 1989-07-20

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JP1989085886U JPH0454786Y2 (ja) 1989-07-20 1989-07-20

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JPH0358980U JPH0358980U (ja) 1991-06-10
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60210943A (ja) * 1984-03-02 1985-10-23 ヴインセント ジヨセフ エヴイツク 表面自動除去機

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6335598Y2 (ja) * 1985-12-05 1988-09-21

Patent Citations (1)

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JPS60210943A (ja) * 1984-03-02 1985-10-23 ヴインセント ジヨセフ エヴイツク 表面自動除去機

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