JPH0454463B2 - - Google Patents

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JPH0454463B2
JPH0454463B2 JP15509584A JP15509584A JPH0454463B2 JP H0454463 B2 JPH0454463 B2 JP H0454463B2 JP 15509584 A JP15509584 A JP 15509584A JP 15509584 A JP15509584 A JP 15509584A JP H0454463 B2 JPH0454463 B2 JP H0454463B2
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dental
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dental anchor
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Publication of JPH0454463B2 publication Critical patent/JPH0454463B2/ja
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61CDENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
    • A61C5/00Filling or capping teeth
    • A61C5/30Securing inlays, onlays or crowns
    • A61C5/35Pins; Mounting tools or dispensers therefor

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  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Oral & Maxillofacial Surgery (AREA)
  • Dentistry (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Dental Tools And Instruments Or Auxiliary Dental Instruments (AREA)
  • Dental Prosthetics (AREA)
  • Surgical Instruments (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の属する技術分野〕 本発明は概して歯科医術に関し、特に歯整復物
を維持または補強するのに用いられる歯科用アン
カーあたはピンに関する。
〔従来の技術〕
歯冠が激しく腐食または破損されたとき、従来
は整復物を有効に保持するための準備が困難であ
つた。このような保持を容易にするために小さな
タイプの保持および/または補強アンカーまたは
ピンが利用できる。一般的に歯の腐食または歯損
された部分は除去面を準備するように切削され
る。次いで、露出された除去面から象牙質内に延
びる1本または2本の盲チヤネルが残りの歯部分
に形成される。補強またはアンカーリングピンが
次いでチヤネル内に挿入される。挿入後にセメン
トで固定される自己ねじ切りアンカーまたはピ
ン、あるいは締りばめで保持される応力接合アン
カーを含む多くの型のアンカーが適用可能であ
る。このようなアンカーは除去面上に自由端部分
が突出するように挿入される。次いで上部構造が
アンカーの突出した自由端部分により保持されて
露出された除去面上に形成される。この生歯上に
上部構造を形成する方法は多くの特許や技術文献
に掲載されており、そして一例として、本出願人
の米国特許第3434209号に見えることができる。
上部構造およびアンカーを下部構造上に相互に
連結するために使用される特殊なピンまたは歯科
用アンカーには種々のタイプのものがある。本出
願人の米国特許第3675328号には、各部分が他の
部分から分離して切断できるようになつた複数の
ねじ山部分を有する歯科用アンカーが記載されて
いる。本出願人の米国特許第3675329号には、ヘ
ツドを有するアンカーピンが提案されており、そ
こにおいてヘツドは上部構造に埋設されかつ変移
に対して抵抗し得るように下部構造上に延びてい
る。更に別の歯科用アンカーが本出願人の米国特
許第4053982号において提案されており、それは
下部構造内でアンカーを操作しかつまた上部構造
の支持を助長するように歯科用工具を受容できる
L字形操作部分を利用している。本出願人の米国
特許第4202101号に示されるように、種々のタイ
プの操作部分をまた歯科用アンカーに設けること
ができ、該特許または歯構造内に挿入するのに用
いられる手動ドライバーを説明している。
米国特許第3861043号は歯上に上部構造を形成
するのに用いられる歯科用ピンを説明しており、
そのピンはその下方端に溝を有しかつ残余の部分
にねじ切りされたシヤフトを備えている。
米国特許第4171569号は回転用ハンドルとして
機能する拡大部分によつて中央で分された一対の
対向する同軸状シヤフトに形成される離間したね
じ山を有する歯科用ピンを開示している。この特
許はピンの好適な大直径やねじ山の高さを提案し
ているが、単位長当りのねじ山の数やねじ山のピ
ツチに関するいかなる内容も提案されていない。
米国特許第4334865号は鋸刃様ねじ山を備えたね
じ付きロツドとねじのための支持部材として作用
する拡径カラー部分とを有する歯科用ピンを説明
している。
米国特許第4365958号は歯科用ドリルと、それ
らの間に配置された停止手段を有するアンカーリ
ングピンとを説明しており、それによりドリルは
アンカーリングピンを一回の挿入作業で固着する
ように象牙質にそのための孔を形成する。しかし
ながら、この特許は、前述した特許と同様に、単
位長当りのねじ山の数やねじ山のピツチに関する
いかなる内容も提案されていない。
〔発明が解決しようとする課題〕
この種のアンカーを適用する際に、歯科医は取
付け処置を行う間に発生され得る圧迫力が生歯に
加えられないように対処することがもちろん必要
である。このような予防策が行われないと、下部
構造にヒビ割れやヒビを発生してしまう。このよ
うな可能性を軽減または完全に排除することが非
常に望ましいことは知られている。この可能性を
排除するために、過度に挿入することにより圧迫
力が発生される可能性を減少する手段を設けるの
が好ましいことが判明しており、そこにおいてア
ンカーがチヤネルの盲端に着底して発生される不
要な圧迫力の発生を防止している。
歯整復時の重要な上部構造のために、多くの技
術的研究や調査がピンを保持するのに最良な形状
や技術を決定するために行われている。このよう
な研究のためには、象牙質に代用できる部材内に
挿入することによつてアンカーを評価することが
必要であつた。このようなモデルは、典型的に、
高係数プラスチツク材料が象牙質の試験用代用品
として利用されるのであるが、必ずしも象牙質の
種々の物理特性をも複製する必要はない。
技術者はこれらの技術を利用して、保持および
挿入技術を完遂するための種々のパラメータを研
究している。歯科において研究されているパラメ
ータはアンカーピンの形状、ピンの直径、ピンの
深さ、ピンの数、空洞の仕上げと種々の歯科用セ
メントの効力、および歯科用アマルガムにおける
保持力等々を含む。
例えば、自己ねじ切り型アンカーは試験された
種々の形体で最強の保持を有することが判明して
いる。また保持ピンの直径を増大するのに従つて
増加することも判明している。より深く挿入する
こともまた保持をより確実にするのではあるが、
自己ネジ切り形カンカーは摩擦係止されたカンカ
ーや接着されたカンカーに比べると同様な深さで
は最強に保持することが判明している。
試験はまた使用されるアンカーの数や挿入角度
やアンカーを挿入するのに関係する技術に関連し
て行われている。
これまで行われてきた種々の全ての試験および
技法にも掛わらず、歯科用アンカーの使用は依然
として有効ではなくそして論理的に可能であるよ
うには良好ではない。好結果を喪失してしまう最
も明らかな理由の1つは試験がモデルが象牙質の
特徴を正確に再現していないことである。広い範
囲の整合(moduli)値並びに異なつた圧縮性お
よび抗張力を有するのに加えて、象牙質は方向性
特性を包含する特有な組織学的構造を有する。更
に、象牙質の特徴は変化し、それ故その挿入のた
めのアンカーリング技術は、変化せずに有効であ
りかつ生歯の回りに損傷を生じる可能性を排除す
るような特徴を有しなければならない。従つて、
象牙質代用品を用いてそれらの結果を得る一方、
所定の象牙質特性に有効な決定を提供する種々の
試験は、全ての特有の象牙質特性と十分に合致せ
ずそしてそれ故理論的に予想された効果はない。
歯科用アンカーを使用するのに最も重要な観点
は適当な保持力を確保することでありかつ同時に
象牙質付近での象牙質の圧迫量を減少しかつ不都
合な効果を除去することにある。従来のアンカ
ー、特に自己ねじ切り形アンカーを歯構造に形成
されためくらチヤネルに不適当に挿入されると、
好ましくない圧迫力が象牙質に、特に完全に挿入
されたときに、めくら側端または底部着座部分で
発生する。
〔課題を解決するための手段及び作用効果〕
これまで研究されていないねじ付きアンカーの
1つの観点はピンへのねじ山に関する。ねじ付き
アンカーを用いた最も多くの研究では、標準的な
ねじ山が一定のピン直径に用いられる。これま
で、単位長当たりのねじ山の数はアンカーピン保
持力並びに象牙質の圧迫および損傷の程度に非常
な影響を及ぼすことは理解されていなかつた。
ねじ付きアンカーピンを象牙質部材内に挿入す
るとき、単位長当りより小さな数のねじ山である
ことは、単位長当りより多くのねじ山を有するね
じ付きアンカーと比較すると、より優れた結果を
提供することが判明した。このような単位長当り
より少ないねじ山を利用すると、不要な象牙質の
圧迫を軽減してより優れたアンカーピンの保持を
行えることとなる。加えて、アンカーを挿入する
のにより小さなトルクで行え、そして挿入速度
は、それ自体の挿入操作中に生じる圧迫力の大き
さともなる必要な深さまでアンカーを挿入するの
に必要な回転数を少なくすることで速くなる。
更に、より効率の良い方法が単位長当りに付き
より少ない数のねじ山を有するねじ付き歯科用ア
ンカーを製造するのに使用でき、ねじ付き歯科用
アンカーの小寸側直径は従来の歯科用アンカーに
関して増加でき、それにより本発明の歯科用アン
カーを丈夫にする。
本発明の実施例において、歯内のチヤネルに着
座する際の圧迫量を更に減衰するために、歯科用
アンカーのパイロツトまたは末端部はチヤネルの
着座部分からねじ山を離間して細長く、そこにお
いて、本発明の歯科用アンカーの周縁に関してパ
イロツトまたは末端部のテーパ角は従来の歯科用
ピンのテーパ角に関して減少される。
本発明の別の実施例において、囲周する歯構造
での圧迫量を更に減少するために、鋸刃型ねじ山
が減少されたピツチを提供するよう単位長当りの
ねじ山の数を僅少増加させ、かつまたピンの保持
能力を増加する一方、歯の圧迫を減少するように
ピンの小寸側直径を増加させるよう利用される。
本発明の歯科用アンカーは加えるに歯内のチヤ
ネルに着座する際に圧迫量を更に減少するために
変形され、各変形歯科用アンカーは、歯の掘削さ
れた面から象牙質内に延びるチヤネル内への歯科
用アンカーの挿入深さを制限するよう、その長さ
に沿つて配設されたストツプ手段を包含できる。
これらのストツプ手段は歯科用アンカーに多くの
手段で、例えば変形、頭付け、変移、打抜き、拡
頭等により設けるように形成できる。
従つて、本発明の目的は前述した従来のアンカ
ーピンの問題点を解消する歯科用アンカーピンを
提供することにある。
本発明の別の目的は従来の自己ねじ切り形歯科
用ピンと比較してより優れた効果を供するねじ山
形体の歯科用アンカーピンを提供することにあ
る。
本発明の別の目的は単位長当りのねじ山が従来
の相応する歯科用ピンよりも少ない自己ねじ切り
形歯科用アンカーを提供することにある。
本発明のた別の目的は改善された保持力を供給
しかつ挿入中の象牙質損傷量を減少する歯科用ア
ンカーピンを提供することにある。
更に本発明の別の目的は従来の歯科用ピン以上
に改良された特有のねじ山を有する歯科用アンカ
ーピンを提供することにある。
本発明の他の目的は歯科用ピンと比較しうる先
行技術の小直径よりも大きな小直径を有する歯科
用アンカーピンを提供することにある。
本発明の更に他の目的は歯科用ピンと比較しう
る先行技術のパイロツトもしくは末端部に関して
細長いパイロツトもしくは末端部を有する歯科用
アンカーピンを提供することにある。
本発明の更に他の目的は、下部構造
(understructure)内に形成されたチヤネルにお
いて歯科用アンカーピンの突き抜けを妨げるよう
な深さ限定部分を備えており、かつそれにより下
部構造、特にチヤネルの着座部分に形成される圧
迫(stresses)や割れ目の可能性を回避させる、
歯科用アンカーピンを提供することにある。
本発明の更に他の目的は上述の如き歯科用ピン
を提供することにあり、しかもそこでは深さ制限
部分は変形させ、頭部をつけ、段つけ、刻印を押
し、あるいは、張り広げること等によつて、非ね
じ山部分を設けることにより歯科用アンカーピン
上に形成されたストツプ手段を含んでいる。
本発明の更に他の目的は、独特なピツチ配列を
有する鋸刃型ねじ山と歯科用ピンに対応する先行
技術の小直径よりも大きな小直径とを有する、歯
科用アンカーピンを提供することにある。
簡単にいつて、本発明は駆動工具と共作動して
その接続を可能にする手段を備えている頭部又は
基部に近い端部を有する自己ねじ切り形歯科用ア
ンカーピンに向けられている。幹部分は頭部又は
基部に近い端部から伸延しており、かつ軸上に一
定間隔で離れている頂部で画定されている複数の
ねじ山を有し、幹部分は2.54cm(1インチ)毎に
より少ないねじ山と歯科用アンカーピンに対応す
る標準的先行技術より大きな小直径とを有してい
る。幹部分のパイロツト又は末端部はその末端部
からねじ山を間隔づけるために細長くすることが
できる。本発明の一実施例においては鋸刃型ねじ
山が利用されている。
本発明の実施形体は、歯の下部構造内に形成さ
れたチヤネル内へのアンカーピンの挿入の深さを
制限し、かつ末端部とチヤネルの座との接触を妨
げる深さ制限部分を設けるためのストツプ手段を
有する歯科用アンカーピンを備えており、ストツ
プ手段はアンカーピンの軸の長さ方向に沿つて配
置されており、かつそのパイロツトまたは末端部
から間隔づけられている。一実施例は非ねじ山本
体部分を含んでおり、他の実施例は鋳造または圧
延された拡大本体部分を含んでおり、更に他の実
施例は頭部を付けることにより形成された拡大本
体部分を含み、更に他の実施例は拡大された軸上
に伸延している本体部分を含んでいる。
上述および、後述から明らかとなる、追加の目
的および利点を有して、本発明は後述する実式例
で説明される部品の改良、組合せおよび配列を包
含する。
図中、同様な符号が同様な部分に用いられてい
る。
〔実施例〕
図面を詳細に検討すると、第1図は本発明によ
る歯科用アンカー10を示している。歯科用アン
カー10は、操作端部分12を画定する頭部又は
中心側端部(proximl end)と、中間又は第2ね
じ山付きアンカーリング(ancchoring)部分1
4と、下部又は第1ねじ山付きアンカーリング部
分16と、後に詳述するストツプ手段とを含んで
いる。
操作端部分12はトルク伝達機構を設けるため
に圧延又は鋳造した一対のウイング部分20,2
2を有する円柱形本体部分18を含んでおり、ウ
イング部分20,22はその各側が平坦な面でか
つアーチ状に伸びる端を設けるように円柱形本体
部分から横方向へ外側に伸延している。操作部分
12の上端には円錐形端24が設けられており、
それは操作部分を歯科用工具又はスリーブ内に挿
入するための中心案内手段(proximal pilot)と
して機能する。操作端部分12は、第2アンカー
リング部分14を歯の下端構造内のチヤネル内に
挿入した後に操作部分12が第2アンカーリング
部分14から切断できるように、折れやすく、減
少された太さ部分26により第2アンカーリング
部分14と連結されている。
操作端部分12は、本出願人の米国特許第
4202101号に示す操作端部分と似ており、単に例
として示されている。従つて、従来技術として及
び上記特許に開示されている種々のその他の形体
の操作端部分を使用することができる。それ故、
従来の歯科用ハンドピース又は従来のハンドドラ
イバーやレンチのチヤツク内に受容されうる構造
の周知のいかなる操作端部分も利用することがで
きる。本出願人の米国特許第4202101号に開示さ
れており、ここで第1図に示されているような操
作端部分12はシヤンク又はスリーブに受容され
るように適応されており、好ましくはプラスチツ
ク材料からなり、それは歯科用ハンドピース又は
ハンドドライバーのいずれかに受容されるように
適応されている。
第1及び第2アンカーリング部分16,14は
類似するものであるので、それらの1つについて
のみ説明で足りよう。相互に連結されている2つ
のアンカーリング部分を有する歯科用アンカーは
本出願人の米国特許第3675328号に開示されてい
るので、本発明における差異についてのみ以下に
述べる。
アンカーリング部分14,16は夫々頂上32
を有するらせん形ねじ山30を備ええてる本体部
分28を有する。アンカーリング部分14,16
は、ねじ山の高さ約0.0064cm(0.0025インチ)を
設けるために、約0.061cm(0.024インチ)の最大
直径と約0.048cm(0.019インチ)の最大直径を有
する。2.54cm(1インチ)当りのねじ山は60〜
100の範囲内であり、2.54cm当りのねじ山は84で
あるのが好ましく、それは約0.03cm(0.012イン
チ)のピツチである。それ故、約0.45cm(0.177
インチ)の長さを有する各アンカーリング部分1
4,16は約14のねじ山を有することになる。
各アンカーリング部分14,16は上部面取り
端部34と対向テープ付パイロツトまたは末端部
36を有する。面取り端部34は45°の傾斜を有
し、それにより第2アンカーリング部分14の面
取り端34は減少された太さ部分26を画定する
ために操作端部分12と連結しており、かつ第1
アンカーリング部分16は第2の折れやすく減少
された太さ部分38を画定するために第2アンカ
ーリング部分14のパイロツトまたは末端部36
と連結している。第2の減少された太さ部分38
は、本出願人の米国特許第3675328号に述べられ
ているように、減少された太さ部分26の切断前
に第2の減少された太さ部分38の切断を確保す
るよう、最初に述べた減少された太さ部分26よ
り小さな直径又は寸法を有している。
第2図により明瞭に示されているように、パイ
ロツトまたは末端部36は、細長な構造を得るよ
うに本体部分28から下方に約20°でテーパづけ
られている。アンカーリング部分の軸に関するパ
イロツトまたは末端部の長さは約0.030cm(0.012
インチ)であり、それはねじ山30のピツチと等
しい。更に、符号40で示すねじ山30の隣接ね
じ山の根間の最小直径の巾は約0.024cm(0.0095
インチ)であり、隣接ねじ山の頂部32間の距離
41は約0.027cm(0.0105インチ)であり、それ
によりねじ山30のねじ山はその頂上に約0.0038
cm(0.0015インチ)の平坦42を有する。従つ
て、上述及び第2図に示すところから、最小直径
でのねじ山30の根間の距離40は最小直径での
ねじ山30の根の太さの少なくとも2倍であり、
それにより距離40(約0.024cm(0.0095イン
チ))とねじ山ピツチ(約0.030cm(0.012イン
チ))の割合は約4:5である。
第1図に示されている歯科用アンカー10は2
つのアンカーリング部分14,16を有している
が、本発明は1つのねじ山付アンカーリング部分
のみを有する歯科用アンカーにも同様に適用され
る。更に、本発明は本出願人の米国特許第
3434209号に示すように、ねじ山付アンカーリン
グ部分に固く連結している操作端部分を有する歯
科用アンカーにも同様に適用される。
第3図は、人間の歯ぐきのやわらかい組織又は
歯肉46内の歯又は生歯44を示している前述の
本出願人の米国特許に開示したものと類似する従
来技術を説明している。この技術分野の当業者に
とつてはよく知られているように、歯44の体部
48は象牙質で構成されておりかつ根管50を囲
んでいる。歯肉46から突出している象牙質はエ
ナメル層52で被覆されている。上部構造を築く
ための生歯44の形成のために、エナメル52の
部分及び象牙質の部分は削掘された面54を設け
るように腐敗及び衰弱した歯構造を取り除くよう
に削掘される。
上部構造を備えるための最初の手段は第14図
に示されているように裸の削掘された面54から
象牙質又は体部48内に伸延する、好ましくは非
平行な、複数のチヤネル56を設ける。この目的
のために、従来のドリル55が従来の方法によつ
て象牙質内に押し進められる。このドリルの刃は
好ましくは約0.053cm(0.021インチ)の最大直径
を有し、かつ先端は対応するチヤネルを形成する
ために約118°のテーパ角を有する。必要数のチヤ
ネルが形成された後に、従来のねじ山付歯科用ア
ンカー58が各チヤネル56内に挿入される。各
アンカー58のパイロツトまたは末端部は横に傾
斜している端面60を設けており、それは歯科用
アンカーの本体部分と約30°のテーパを有してい
る。歯科用アンカー58の他端には横に傾斜して
いる端面62を設けており、それは約45°のテー
パを有している。1本の歯科用アンカーとして相
互に結合されているときの面取り端面60,62
は第1アンカーが歯内に着座されたときに2つね
じ山付アンカーの切断を確保するために折れやす
い、減少された太さ部分64を画定する。穴あけ
されたチヤネル56の最大直径を現している寸法
66は歯科用アンカーがチヤネル56内にそれ自
体でねじ切りを行うことができるように、ねじ山
付歯科用アンカー58の最大直径より小さい。従
来の歯科用アンカーは2.54cm(1インチ)当たり
約127のねじ山を備えている。
第3図に示されているように、従来の歯科用ア
ンカー58は常にチヤネル56内に完全に挿入さ
れていず、そこでは挿入においての一貫性がな
い。歯科用アンカー58がチヤネル内でそれ自体
でねじ切りされている間に生じうる過度の抵抗の
ために、減少された太さ部分64は歯科用アンカ
ー58が完全に座着しないようより早い段階で切
断でき、それにより約0.008cm(0.003インチ)で
ある傾斜端面60はチヤネル56の底から離れて
いる。それ故、歯科用アンカー58のチヤネルの
底までの完全な挿入が望まれてはいるが、常には
得られない。
第4図は第3図に類似しており、本発明の2本
の歯科用アンカー10が歯44に設けられたチヤ
ネル56内に完全に挿入されており、かつ3本目
の歯科用アンカー10が3本目のチヤネル56内
に挿入されていることを示している。ねじ山30
及びパイロツトまたは末端部36を含む本発明の
歯科用アンカー10の構造のために、それ自体に
よるねじ切りはより早くかつ圧力はその挿入中に
減少し、かつその挿入は、歯44のチヤネル56
内へ歯科用アンカー10を挿入するための望まし
い角度を設けるように合致している。更に、第1
及び第2アンカーリング部分16,14間の減少
された太さ部分38はその切断点をより容易に定
めることができるように従来技術に比してより見
やすくなつている。
歯科用アンカー10のストツプ手段118は、
歯科用アンカー10がその中にそれ自体でねじ切
りするように、チヤネル56の入口に周囲に係合
するので、その係合は更に回転するのを阻止しか
つ歯科用アンカー10の減少された太さ部分38
が剪断するようにそれ自体での剪断を行わせるこ
ととなり、かくして歯科用アンカーの挿入装置を
終了する。従つて、歯科用アンカー10のパイロ
ツトまたは末端部36はチヤネル56の着座部分
68に到達せず、そこにおいて角チヤネル56の
深さは歯科用アンカー10のパイロツトまたは末
端部36とストツプ手段118との間の間隔より
も長い。
それ故、歯科用アンカー10の自己ねじ切りが
従来の歯科用アンカー58よりも速くかつ容易で
あるにもかかわらず、チヤネル56の着座部分6
8での圧迫力は、歯科用アンカー10のパイロツ
トまたは末端部が歯科用アンカー10のストツプ
手段118によつて着座部分68に到達または係
合しないことにより、実質的に減少または除去さ
れる。更に、各歯科用アンカー10はストツプ手
段118がチヤネル56の入口に係合したときに
剪断するので、歯科用アンカー10の剪断はより
予想通りに行え、それにより歯科用アンカー10
の調和した挿入を行える。加えて、歯科用アンカ
ー10の上方に露出した部分をその挿着後に、そ
して歯44の上部構造を形成する前に、曲げたり
切つたりするときに、チヤネル56の着座部分6
8に生ずる圧迫力を最小または無にすることは明
らかである。
第5図は穴あきされたチヤネル56を有する歯
の体部48の拡大断面を示しており、各チヤネル
は着座部分68を有している。図から明らかなよ
うに、従来の歯科用アンカー58のねじ山70
は、本発明の歯科用アンカー10のねじ山30よ
り、チヤネルの着座部分68により接近してお
り、ねじ山30は歯科用アンカー10のパイロツ
ト端部36の伸長部により間隔づけられている。
更に、従来の歯科用アンカー58のねじ山70は
歯科用アンカー10のねじ山30よりも歯の象牙
質をより多く破砕しがちである。加えて、図から
明らかなように、ねじ山30の隣接ねじ山間には
従来の歯科用アンカーのねじ山70の隣接ねじ山
間よりも多くの象牙質が存在する。このねじ山3
0の隣接ねじ山間の象牙質の増加は圧迫力を減少
させかつ歯科用アンカーが上部構造を歯に築く前
に切断または曲げられたときにより多くの保持力
を備え、隣接ねじ山間の象牙質は、ねじ山の根と
ねじ山のピツチとの間の最小寸法巾の割合が4:
5であるために、ねじ山30の各ねじ山に関する
関係は少なくとも2:1である。本発明の歯科用
アンカー10のねじ山部分の断面の最小直径72
は従来の歯科用アンカー58の最小直径74より
大きく、それにより本発明の歯科用アンカー10
に対しより多くの強度を与えている。
ストツプ手段は、歯44の露出されている削堀
された面54から象牙質又は体部内に伸延する歯
科用アンカーのチヤネル内への挿入の深さを制限
するために、好ましくは歯科用アンカーリング部
分の長手方向のほぼ中央部に配置されている。ス
トツプ手段は種々の方法、例えば、非ねじ山部分
を設けたり変形させたり、頭を付けたり、オフセ
ツトしたり、スタンピングしたり、上部を開いて
造つたり或はその他の後述する方法により、歯科
用アンカーに形成することができる。ストツプ手
段がチヤネルの入口の周辺に係合すると、その係
合はその後の回転に抵抗しかつ歯科用アンカーの
減少された太さ部分が折れ、かくして歯科用アン
カーの挿入作用が停止するように歯科用アンカー
の自己切断機構を活動的にする。
ストツプ手段は、第6図に詳細に示すように、
各アンカーリング部分14,16の長手方向のほ
ぼ中央部に非ねじ山本体部分が設けられることに
より画定されている。非ねじ山本体部分はねじ山
30のほぼ2乃至3本分の軸上の長さを有する。
第7図に示されているように、非ねじ山本体部分
118は残余のねじ山部分14,16の減少され
た直径72よりも大きな約0.061cm(約0.024イン
チ)の直径を有し、かくして非ねじ山部分118
は、後述するように、歯内に形成されたチヤネル
内に挿入されるアンカーリング部分14,16の
深さを限定する。
第7図から第13図までを参照すると、本発明
による異なつたタイプのストツプ手段をそれぞれ
備えた歯科用アンカーの変形例が示されている。
第8図は変形例の歯科用アンカー210を示
し、それはまた頂部32を有するらせんねじ山3
0を夫々設けられる同様なアンカーリング部分2
14,216を有し、かつ上方面取り端部34、
及び対向するテーパ付パイロツトまたは端末部3
6を有し、それにより連結された端部34,36
はその間に脆弱な減少された太さ部分38を画定
する。従つて、ここで再び、この点までの説明さ
れた構造は歯科用アンカー10に関して前述され
たものと同様である。更に、前述とまた同様であ
る中心側端部または操作部分の説明もまた必要で
ないと考える。
各アンカーリング部分214,216の長さの
ほぼ中央部に、アンカーリング部分を平さくされ
た拡大本体部分218を設けるよう鋳造また圧延
される。本体部分218は、第9図に示されるよ
うに、その各側に平坦な面を設けかつアーチ状に
延びる縁部を設けるよう各部分から対向する方向
に横方向外方に延びる。かくして、本体部分21
8が残余のねじ山部分214,216の小さい方
の直径72またはねじ山30よりも大きな横方向
寸法を有するために、本体部分218は、例示に
より後述されるように、歯内に形成されたチヤネ
ル内にアンカーリング部分214,216を挿入
する深さを限定するためのストツプ手段を画定す
る。
第10図は別の変形例の歯科用アンカー310
を示し、それは各々が頂部32を有するらせんね
じ山30を設けられ、かつ上方面取り端部および
対向したテーパ付パイロツトまたは末端部36を
有する同様なアンカーリング部分314,316
を有して歯科用アンカー10とまた同様であり、
それにより連結された端部34,36はその間に
脆弱な縮小された太さ部分38を画定する。従つ
て、この点までの説明された構造は歯科用アンカ
ー10に関して前述されたのと同様である。更
に、上述とまた同様な中心側端部または操作端部
分を説明することもまた必要ないと考える。
また、各アンカーリング部分314,316の
長さに沿つてほぼ中央には、拡大円形本体部分3
18が設けられており、拡大本体部分318は、
アンカーリング部分314,316が周知手段で
進められるときに形成される。第11図に示され
るように、拡大本大部分318は、例を取つて述
べられるように、歯に形成されたチヤネル内に挿
入するアンカーリング部分の深さを制限するため
のストツプ手段を画定するように、小直径17お
よび残余のねじ山付部分のねじ山30よりも大き
な直径を有する。
第12図は更に別の変形歯科用アンカー410
を示し、それは、各々に頂部32を有するらせん
ねじ30を設けられ、かつ上方面取り端部34お
よび対向したテーパ付きパイロツトまたは末端部
36を有して歯科用アンカー10と実質的に同様
であり、それにより連結された端部34,36は
またその間に脆弱な縮小された太さ部分38を画
定する。従つて、この点までの説明された構造は
歯科用アンカー10に関して延べられたのと同様
である。更に、前述とまた同様である中心側端部
または操作端部分を説明する必要はないとまた考
える。
拡径された軸方向に延びる上方本体部分418
が、各アンカーリング部分414,416の上方
端部にその長さのほぼ中央点から延びて設けら
れ、それ故に上方本体部分418は下方本体部分
28の長さとほぼ同等である。面取りまたはテー
パ付部分420が各拡大上方本体部分418を小
直径の下方本体部分28に結合する。好ましく
は、拡大上方本体部分418には生歯に形成され
る上部構造を保持する手段を提供するようにその
中にねじ山422または溝424が設けられる。
第13図に示されるように約0.71cm(約0.028イ
ンチ)の大直径を有する拡大上方本体部分418
は小直径72よりも大きく、そしてねじ山30は
アンカーリング区域部分414,416の深さを
限定するためのストツプ手段を画定する。
第14図は象牙質または体部48内にチヤネル
56を形成するのを示し、チヤネル56は歯44
の削掘された面54から延びている。図示の如
く、周知のらせんドリル55が、前述のように、
周知の手段で象牙質内に押し進められ、各チヤネ
ルは前述のような着座部分68を有する。穴あけ
されたチヤネル56の大直径に代わつて、直径6
6は前述した歯科用アンカー10、210,31
0および410のねじ山付歯科用アンカーリング
部分の大直径よりも小さいことがまた注目され、
それ故にこれらの歯科用アンカーはチヤネル56
内にそれ自体でねじ切りできる。従つて、チヤネ
ル56大直径66はまたは本体部分またはストツ
プ手段118,218,318,418の大直径
よりも小さい。各チヤネル56の深さは、後述す
る理由により、各歯科用アンカーのパイロツトま
たは末端部36から本体部分またはストツプ手段
118,218,318,418までの間隔より
も大きいことが更に注目される。歯44のチヤネ
ル56内に歯科用アンカー10,210,310
および410の挿入を説明すると、一例として、
歯科用アンカー10の挿入のみが説明されてお
り、そこにおいてその他の変形された歯科用アン
カー210,310および410は同様でありか
つそれ故にそれらの説明は必要ないと考える。
第15およぶ18図を参照すると、本発明の別
の実施例による歯科用アンカー510が示されて
いる。歯科用アンカー510は操作端部分51
2、中間ねじ山付アンカーリング部分514、お
よび下方ねじ山付アンカーリング部分516を備
えている。操作端部分512は第1図に示された
第1実施例の場合と同様に構成される。ねじ山付
アンカーリング部分514,516の各々は第6
図において示された型の非ねじ山本体部分118
を備えており、それは前述したように、ねじ山付
部分の小直径よりも大きな直径を有しかつアンカ
ーリング部分514,516を挿入する深さを限
定するためのストツプ手段を画定する。
アンカーリング部分514,516の各々は上
方の面取り端部34および対向してテーパ付けら
れたパイロツトまたは末端部36を有する。面取
り端部34は45゜の傾斜面を有する一方、面取り
端部36は約20゜のテーパを有する。減少された
太さ部分26が操作端部分512とねじ山付アン
カーリング部分516との間に脆弱な部分を画定
するよう配設される。同様に、減少された太さ部
分38が下方および中間ねじ山付アンカーリング
部分516および514間に第2の脆弱な部分を
画定するよう設けられる。
アンカーリング部分514および518は同様
であり、そしてそれ故にこれらの部分の一方のみ
について詳細に説明する。アンカーリング部分5
14,516の各々はらせんねじ山520が設け
られた本体部分518を有する。ねじ山は実質的
に平坦な上方面522と角度付けられたまたは傾
斜された下方面524と両面間にある平らな頂部
分526とを有する鋸刃形ねじ山である。2.54cm
(1インチ)当りのねじ山数は、前述のように、
60〜100の範囲であり、そこにおいて2.54cm(1
インチ)当り96山であるのが第15〜19図に示
す実施例において好ましく、それは約0.025cm
(約0.010インチ)のピツチとなる。それ故、各ア
ンカーリング部分514,516は各部分当りの
総数16山〜18山間で設けるように拡大されたカラ
ー部分118の上下の部分の各々につき約8山〜
9山を有するのが好ましい。図面は2.54cm(1イ
ンチ)当り60山〜100山の間の一般的な範囲で示
されていることを認識すべきである。
各ねじ山の下方面524の傾斜は約45゜である。
ピン部分の小直径は約0.051cm(約0.020インチ)
であり、ピン全体の大直径は約0.061cm(約0.024
インチ)である。従つて、各ねじ山の深さは約
0.0051cm(約0.020インチ)である。ねじ山は小
直径の部分を隣合せのねじ山の歯元間に存在させ
るように相互に離間される。かくして、ねじ山は
連続した鋸刃の配列ではなくて、離されている。
末端部36の最下方ねじ山からの高さは約0.020
cm(約0.008インチ)である。カラー部分118
の高さは約0.025cm(約0.020インチ)である。
第19図は、第5図に示されたような、歯の体
部48の拡大断面を示し、該断面は全体的に符号
10で示される第1の実施例の歯科用アンカー、
および全体的に符号510で示される第2実施例
の歯科用アンカーの寸法間の対比を行うために拡
大されている。
第1実施例の歯科用アンカー10は、約0.048
cm(0.019インチ)の小直径と、約0.061cm(0.024
インチ)の大直径とを有する。孔の標準的な寸法
は約0.053cm(0.021インチ)である。従つて、小
直径とドリル・チヤネル56との間の間隔は約
0.0025cm(00010インチ)である。アンカー10
においては、標準的なねじ山構造は上方および下
方傾斜端を設け、本発明による2.54cm(1イン
チ)当り84山の適当なねじ山を有して使用され
る。歯科用アンカー510においては、、2.54cm
(1インチ)当り96山の適当なねじ山を有する鋸
刃型ねじ山が用いられる。歯科用アンカー510
は、隣合せのねじ山間への象牙質の移動がより少
ないので、歯物質内の圧迫力を減少する。小直径
はそれ故約0.051cm(0.020インチ)僅少増加され
る。約0.053cm(0.021インチ)の直径を有する同
様なチヤネル56を使用すると、小直径とチヤネ
ルとの間のいづれの側にも約0.013cm(0.005イン
チ)の空間を生ずる。生直径とチヤネル間の空間
を小さくするほど、歯科用アンカーの固定性能を
向上する。
第2実施例のピン510が第1実施例のピン1
0よりも小さな圧迫力を生ずるのではあるが、第
2実施令のピン510を定着させるのに僅少多く
回転させねばならない。それにもかかわらず、両
実施例のものは従来のものよりも実質的に少ない
回転数で行える。典型的な従来のピンは2.54cm
(1インチ)当り約124山を有し、ピンを定着させ
るのに少なくとも10から20回転させねばならな
い。第15図に示される実施例のものでは8回転
するのみ定着できる。
本発明の歯科用ピンの操作端部は手動または自
動ハンドピースに利用できるいかなる適当な構造
をも有することができる。第16図に示されるよ
うに、歯科用アンカー610の操作端部612は
円筒形本体部分616から延びた長円形体の周知
の中子(tang)614を有することが示されて
いる。中子614は周知のハント・ドライバまた
はレンチに受容できる。縮小された部分26は下
方アンカーリング部分618から操作端部を分離
するよう設けられる。
第17図に示されるように、歯科用アンカー7
10の操作端部714はアンカーリング部分71
8との間に脆弱部分を有することなしに一体部品
として形成された中子716を有することもでき
る。中子716はアンカーリング部分718を形
成されたピン本体720に直接連結される。種々
の形体の操作端部が、従来の周知のものと同じく
上述した本発明におけるものに合致して、本発明
のアンカーに利用できる。
上述の種々の実施例において、ピンを容易に設
置しかつチヤネルの底から離された関係で適当に
定着するよう、前方端部にテーパ付先導部を設け
られている。個々の部分にシヨルダー・ストツプ
を用いることは常にピンを完全にその深さまで挿
入できそして自動的にピンを確実に剪断できる。
剪断位置はピンが剪断する場所を正確に視認する
ための視覚的な支持を明瞭に画定できる。加え
て、鋸刃型ねじ山を用いることにより、固定力の
増加、迅速な挿入および最小な象牙質の移動を行
える。
本発明の歯科用アンカー10,210,31
0,410,510,610、および710は、
従来の歯科用アンカー58と同様に、歯科医術に
おいて周知の適当ないかなる材料からも作成でき
ることが注目され、このような材料は貴金属また
は非貴金属、あるいは同等な適当なプラスチツク
材料を包含する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に基づくねじ山付歯
科用アンカーの斜視図。第2図は第1図のねじ山
付歯科用アンカーの末端部分を示す部分断面正面
図。第3図は上部構造を築く前の穴あけされた面
を有する歯を示し、かつ歯科用アンカーがその穴
に挿入されている従来技術を説明する部分断面正
面図。第4図は、本発明の歯科用アンカーが歯内
に挿入されていることを説明する第3図に類似し
た部分断面正面図。第5図は、従来の歯科用アン
カーと本発明の第1図の実施例の歯科用アンカー
とが歯に挿入されているときを比較している断面
拡大正面図。第6図は本発明の歯科用アンカーの
ストツプ手段を説明する部分斜視図。第7図は第
6図の線7−7に沿つた断面図。第8図は本発明
による他の変形されたねじ山付歯科用アンカーを
説明する部分斜視図。第9図は第8図の線9−9
に沿つた断面図。第10図は本発明による別の変
形されたねじ山付歯科用アンカー8を説明する部
分斜視図。第11図は第10図の線11−11に
沿つた断面図。第12図は本発明による更に別の
変形されたねじ山付歯科用アンカーを説明する部
分斜視図。第13図は第12図の線13−13に
沿つた断面図。第14図は第3図および第4図の
歯に形成されているチヤネルを示す部分断面正面
図。第15図は本発明の別の実施例によるねじ山
付歯科用アンカーを説明する斜視図。第16図は
本発明によるねじ山付歯科用アンカーの変形され
た形体の上方端を示す部分斜視図。第17図は本
発明による更に別のねじ山付歯科用アンカーの変
形された上方端部を示す部分斜視図。第18図は
第15図および第17図のねじ山付歯科用アンカ
ーの末端部を示す部分断面拡大正面図。第19図
は第1図の歯科用アンカーと第15図または第1
7図の歯科用アンカーとが歯に挿入されていると
きを比較する断面拡大正面図。 10,210,310,410,510,61
0,710……歯科用アンカー、12,512,
612,714……操作端部分、14,214,
414,514……第2(または上方)アンカー
リング部分、16,216,316,416,5
16……第1(または下方)アンカーリング部分、
26,38……減少された太さ部分、30,52
0……ねじ山、34……上方面取り部分、36…
…パイロツトまたは末端部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 歯の掘削された表面から延びたチヤネル内に
    挿入するための歯科用アンカーであつて、 歯科用アンカーはその一端部近傍に共作動する
    駆動工具に連結される操作端部分を有する少なく
    とも1つのアンカーリング部分から構成され、 アンカーリング部分はその軸方向へ離間した山
    の頂により構成された複数の自己ねじ切り型ねじ
    山を備え、 ねじ山を備えたアンカーリング部分はチヤネル
    の直径よりも大きな大直径を有し、かつ歯科用ア
    ンカー最小のトルクで迅速に挿入させるように
    2.54cm(1インチ)当り、60〜100山の範囲でね
    じ山を有し、 自己ねじ切り用ねじ山は鋸刃型であり、 アンカーリング部分は、そのパイロツトまたは
    末端部がチヤネルの着座部分に係合するのを防止
    するように、アンカーリング部分の軸に沿つた中
    間位置に配設されてチヤネル内に挿入するアンカ
    ーリング部分の深さを制御するためのストツプ手
    段を備え、 パイロツトまたは末端部は、歯科用アンカーを
    チヤネルに挿入するのを容易にしかつ歯科用アン
    カーをチヤネルに挿入したときにチヤネルの着座
    部分近傍における圧迫を減少するように、ねじ山
    を備えておらずかつアンカーリング部分から下方
    へテーパー付けられている ことを特徴とする歯科用アンカー。 2 前記アンカーリング部分は2.54cm(1イン
    チ)当り、84のねじ山を有し、かつアンカーリン
    グ部分の大直径は約0.061cm(0.024インチ)であ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    歯科用アンカー。 3 前記ねじ山は0.030cm(0.013インチ)のピツ
    チを有することを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載の歯科用アンカー。 4 前記アンカーリング部分は2.54cm(1イン
    チ)当り、96のねじ山を有し、かつアンカーリン
    グ部分の大直径は約0.061cm(0.024インチ)であ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    歯科用アンカー。 5 前記ねじ山は0.025cm(0.010インチ)のピツ
    チを有することを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載の歯科用アンカー。 6 前記パイロツトまたは末端部はねじ山のピツ
    チとほヾ等しい軸方向長さを有することを特徴と
    する特許請求の範囲第1項、第3項または第5項
    記載の歯科用アンカー。 7 前記パイロツトまたは末端部はねじ山とねじ
    山の間の間隔とほヾ等しい軸方向長さを有するこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項、第3項ま
    たは第5項記載の歯科用アンカー。 8 前記ねじ山は0.0050cm(0.0020インチ)から
    0.0063cm(0.0025インチ)の間の高さを有するこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の歯科
    用アンカー。 9 前記ねじ山は隣接するねじ山との間に所定の
    距離を有し、該距離とねじ山のピツチとの間の比
    率はぼヾ4:5であることを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載の歯科用アンカー。 10 前記ストツプ手段はアンカーリング部分の
    大直径に等しい直径を有する非ねじ山部分により
    構成されることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載の歯科用アンカー。 11 前記ストツプ手段はアンカーリング部分の
    大直径よりも大きな横方向寸法を有する拡張部分
    により構成されることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の歯科用アンカー。 12 前記ストツプ手段はアンカーリング部分の
    大直径よりも大きな横方向寸法を有する円柱形部
    分により構成されることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載の歯科用アンカー。 13 前記ストツプ手段はアンカーリング部分の
    ほヾ中央からパイロツトまたは末端部に対向する
    側の端部へ延びる円柱形部分により構成されるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の歯科
    用アンカー。 14 前記円柱形部分は歯に上部構造を保持する
    ための固定手段を備え、該固定手段はねじ山を有
    することを特徴とする特許請求の範囲第13項記
    載の歯科用アンカー。 15 前記円柱形部分は歯に上部構造を保持する
    ための固定手段を備え、該固定手段はみぞを有す
    ることを特徴とする特許請求の範囲第13項記載
    の歯科用アンカー。 16 前記歯科用アンカーは少なくとも2つのア
    ンカーリング部分を有し、アンカーリング部分の
    一方は容易に視認できかつ折ることができる縮小
    された太さ部分を介して他方のアンカーリング部
    分のパイロツトまたは末端部に結合されることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項から第15項の
    うちのいずれか一項に記載の歯科用アンカー。
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