JPH0454071A - 高圧安定化回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明はＣＲＴ　（受像管）への高圧出力の安定化回
路に関する。

〈従来の技術〉 ＣＲＴのアノードには高圧を加える必要があるが、この
高圧はフライバックトランス（ＦＢＴ）を用い、白黒Ｔ
Ｖの場合には３次共振を行い、カラーＴＶの場合には５
次以上の共振により昇圧して得ている。

しかしこの方法では高圧の安定化に限度があり且つ不十
分であるため、ＣＲＴの白い部分で振幅が拡がり歪が発
生する問題があった。

このような欠点を改善するために第２図に示す高圧安定
化回路が知られている。この回路では高圧出力ＨＶをブ
リーダ抵抗で分圧し、且つＦＢＴの一次側に制御回路５
０を設けて、該制御回路５０をブリーダ抵抗の電圧で制
御するように構成している。

〈発明が解決しようとする課題〉 しかし上記した従来の高圧安定化回路では電源側を制御
する構成であるため十Ｂラインが変動して偏向回路へ悪
影響がある。そのため偏向回路を分離しなければならな
い欠点があった。

く課題を解決するための手段〉 本発明は上記した従来の欠点を解決した高圧安定化回路
を提供することを目的とするもので、ＣＲＴへの高圧出
力にフォーカス電圧を重畳する手段と、該重畳する手段
による重畳を映像信号のレベルによって制御する手段と
を備えたことを基本的な特徴とするものである。

〈作用〉 重畳する手段によりＣＲＴへの高圧出力にフォーカス電
圧が重畳される。この重畳は映像信号のレベルによって
制御される。その結果高圧出力の安定化が図られる。ま
た高圧出力側を直接制御するため偏向回路に悪影響を与
えない。

〈実施例〉 以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。

第１図は白黒ＴＶの例を示すもので、一般に白黒ＴＶの
高圧レギュレーションはＩ　ｋ＝ｏ〜１００μＡで３０
０　ＶＤＣ位である。一方フオーカス電圧も約３００　
ＶＤＣであり、これを高圧出力ＨＶに重畳するように構
成されている。

第１図においてＦＢＴの２次側には高圧ＨＶとフォーカ
ス電圧が出力されている。フォーカス電圧はＣＲＴのフ
ォーカスへ出力されると共に高圧出力ＨＶ側にトランジ
スタ１を介して選択的に重畳出来るように構成されてい
る。該トランジスタ１のエミッタ側はフォーカス電圧出
方に接続し、コレクタ側は高圧高力ＨＶ側に接続してい
る。そしてそのベース側がトランジスタ２のコレクタに
接続し、このトランジスタ２によりオンオフ制御される
ように構成されている。トランジスタ２のエミッタ側は
接地されており、またベース側には映像アンプ３からの
出力が接続され、トランジスタ２がオンとなることによ
りトランジスタ１のベース側を接地させるように構成さ
れている。

高圧出力ＨＶが低くなるのは、第１図の波形に示すよう
にＣＲＴの画面の白い部分でカソード電流が多く流れる
ことによる。そのため映像信号の白い部分でトランジス
タ２が十分にオンするような映像信号を映像アンプ３か
らトランジスタ２のベース側に供給するように構成され
ている。また。

この感度と制御量は映像アンプ３のアンプゲインボリュ
ーム４により調整可能になっている。

以上の構成において高圧出力ＨＶが低くなると映像アン
プ３からの映像信号によりトランジスタ２がオンとなり
、トランジスタ１がオンとなってフォーカス電圧の一部
が高圧出力ＨＶに重畳され。

その結果高圧出力ＨＶの高圧が維持される。一方高圧出
力ＨＶが高くなると映像アンプ３からの映像信号により
トランジスタ２がオフとなりトランジスタ１がオフとな
るためフォーカス電圧の重畳がなくなり、その結果高圧
出力ＨＶが低くなる。

以上により高圧出力ＨＶの安定化が図れる。

また、この構成ではＦＢＴの一次側を制御していないた
め、偏向回路に悪影響を与えることがなく、偏向回路を
分離する必要がない。そのため回路のコストを低減する
ことが出来る。

更にこの構成は相対的な制御方式であるためダイナミッ
ク特性が良くなり、安定した画面が得られる。また屋外
で使用するモニタ等では高いコントラストが必要となる
が、上記構成の高圧安定化回路を用いれば、歪が少なく
かつ高いコントラストの画面が得られる。

〈発明の効果〉 以上説明したように本発明の高圧安定化回路は、ＣＲＴ
への高圧出力にフォーカス電圧を重畳する手段と、該重
畳する手段による重畳を映像信号のレベルによって制御
する手段とを備えているため。

高圧出力の安定化が図れ、また偏向回路に悪影響を与え
ることがないため偏向回路を分離する必要がない等の効
果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す回路図、第２図は従来
例を示す回路図である。 １：トランジスタ、２：トランジスタ、３：映像アンプ
、４：アンプゲインボリューム、５ｏ：制御回路。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ＣＲＴへの高圧出力にフォーカス電圧を重畳する手段と
   、 該重畳する手段による重畳を映像信号のレベルによって
   制御する手段と、 を備えたことを特徴とする高圧安定化回路。