JPH0454039Y2 - - Google Patents

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JPH0454039Y2
JPH0454039Y2 JP1986002563U JP256386U JPH0454039Y2 JP H0454039 Y2 JPH0454039 Y2 JP H0454039Y2 JP 1986002563 U JP1986002563 U JP 1986002563U JP 256386 U JP256386 U JP 256386U JP H0454039 Y2 JPH0454039 Y2 JP H0454039Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は箱状の物体を適当な支持面下に吊下げ
固定したり、運搬のために適当なる取手に吊下げ
たりするのに好適な吊下げ保持装置に関する。
〈従来の技術〉 例えば車載用の無線機器等にあつては、車両助
手席のダツシユ・ボード下等に無線機本体を吊下
げ固定して用いることが多い。こうした場合、従
来においては、大概において第6図に示されるよ
うな吊下げ手法が採られていた。
第6図Aは従来の吊下げ保持装置20をこれに
よつて吊下げるべき無線機本体10に既に取り付
けてある状態を示しており、第6図Bは当該取り
付け部分要部の縦断面を示している。
吊下げ保持装置20は吊下げブラケツト21と
固定ネジ22とを有し、吊下げブラケツト21は
一般に鉄板等の金属製で、無線機本体10の上方
を横に渡し越える天板23と無線機本体10の両
側面に沿う両側板24,24とから成るように、
全体として下向きのコの字型にプレス成形されて
おり、各ブラケツト側板24には第6図Bに良く
示されるように、固定ネジ22のネジ軸25を通
す透孔26が開けられている。
一方、無線機本体10の側板11には、同様に
固定ネジ22のネジ軸25を通す透孔12が開け
られており、この透孔12に整合するように、内
部に設けられた鉄またはアルミニウム等、適当な
金属製の内部シヤーシの側板30にタツプ立てさ
れたネジ孔31が臨んでいる。
したがつて、ブラケツト21の各側板24に開
けられている透孔26を無線機本体10の対応す
る各側板11に開けられている透孔12に整合さ
せ、ブラケツト側板24の外側からこれら一連の
透孔26,12を介して内部シヤーシの側板30
に開けたネジ孔31に対し、固定ネジ22のネジ
軸25をネジ込めば、無線機本体10の側板11
と固定ネジ22の頭部27との間でブラケツト側
板24を挟み込むことができ、当該ブラケツト2
1を無線機本体10に固定することができる。
もつとも、実際には上記のように無線機本体1
0に対してブラケツト21を固定する前に、ブラ
ケツト天板23に適当個数、適当な配置で開けら
れた取付け孔28,29のどれか適当なものを使
用して、第6図B中に仮想線で示すように、ダツ
シユ・ボード等の支持面Sに対し、予めタツピン
グ・スクリユ等の取付けネジBでブラケツト21
の方を支持面Sに対し吊下げ固定して置く作業手
順となる。
また、上記のように固定ネジ22のネジ軸25
を受けるのに内部シヤーシのネジ孔31を利用す
るのは、無線機本体の側板11が合成樹脂製にな
つているものに多い。この側板11に直接タツプ
ネジを立てたのでは強度が不足するからである。
したがつて換言すれば、側板11が適当な金属
製等であつて十分に強く、かつ厚ければ、この側
板11にタツプ立てすることにより、固定ネジ2
2のネジ軸25を受けるに十分な強度が保証され
るので、そうした場合には内部シヤーシはこと固
定に関しては無関係とすることもでき、実際にそ
うした製品もある。
もちろん、内部シヤーシには無線機に必要な電
子回路類が取付けられるが、本考案には無関係な
ため、第6図中においてはこれらを一切、省略し
てある。
〈考案が解決しようとする問題点〉 上記した従来のような吊下げ保持装置において
本考案に関し問題視したいのは、ブラケツト2
1、特にその側板24を無線機本体10の側板1
1に取付ける構造部分である。
すなわち、上記従来例ではネジ孔にするかその
まま透孔とするかはともかく、いづれにしても無
線機本体の側板自体に孔加工を要する。
しかし、この種の無線機もあくまで市場に供さ
れる商品であり、したがつてできるだけ体裁の良
いことが一つの要件となる。
してみるにまず、この点において孔加工は問題
である。販売のための陳列状態では、既述したよ
うな固定作業により、予め無線機本体がブラケツ
トに固定された状態で展示されるとは限らず、む
しろ無線機本体だけが展示され、その側板に孔が
見えたままにされるおそれがある。日常生活の各
種製品類からも分かるように、何故か“孔”とい
うものは、商品の体裁や品質感を損う最も大きな
因となる。
もちろん、例えブラケツトを取付けた後におい
ても、こうした穴は水密性を失わせるので、機能
的に見てもやはり好ましくない。
また、設計、製造工程上も各種の制限を生み、
内部シヤーシに整合したネジ孔を設ける必要のあ
る場合には、ブラケツト、無線機本体側板、そし
て当該内部シヤーシの三者間で位置関係を相当正
確に設定しなければならず、設計の自由度や製造
の簡易性を大きく低下させてしまう。
さらに、孔加工自体は別の問題としても、ブラ
ケツトを取付けた後、無線機本体内部に固定ネジ
のネジ軸25が突出することが実際上、相当な不
利を招く。
端的に言つてもその分、確実に、無線機本体内
のスペース・フアクタは悪化する。ネジ軸の長さ
を短くすれば当然、内部突出長も短くなるが、ブ
ラケツト固定の信頼性を得るためには余り短くで
きない。
したがつて、ある程度の突出長さを許容し、な
おかつ本体内スペース・フアクタを最良に採ろう
とするなら、内部に突出したネジ軸をうまく囲む
ような内部部品配置を検討せねばならず、これは
極めて厄介、至難である。
またネジ軸は金属製であることが一般的である
ので、スペース・フアクタを良好に採ろうとすれ
ばする程、電気的な絶縁のためだけではなく物理
的な損傷を避けるためにも、内部に突出したネジ
軸先端が電子回路部品類や配線部分に触れないよ
うに厳重に注意する必要があり、場合によつては
特殊な絶縁手法や被覆手法を採用せねばならない
ことにもなつて、余分な経費、労力を要する。
こうしたことから結局、実際の所は上記のよう
な手間を省き、単に無線機本体を大型化すること
により、ネジ軸の内部突出スペースを稼ぐ方向に
走りがちであつた。
一方、無線機本体にネジ孔を設けることなくブ
ラケツトに取り付け得る従来例として、実開昭52
−57503号公報に開示のような装置もある。しか
し、この装置は、カム機構や板バネ機構等、複雑
な機構系を必須とし、決して廉価、簡単には製作
できないし、取り付け作業にもカム機構を回すた
めの治具を要し、必ずしも作業性が良いとは言え
ない。
また、板バネ側に設けた係止突起が、無線機本
体の天板面に設けた溝内に直接に噛むので、当該
天板面を傷つけ易く、何回かの着脱作業では意匠
感を損なうおそれがある。
しかるに、ネジ孔を設けるにしろ、板バネやカ
ム機構を利用するにしろ、こうした従来例の欠点
に鑑みると、上述した種々の問題は特に車載用無
線機に限定されるものではなく、その他のもので
あつても何等かの支持面に対して吊下げ固定され
たり、あるいは取手によつて吊下げられながら持
ち運ばれたりする箱状の物についても適用される
ことが分かる。
そこで本考案は、上記のように車載用の無線機
の吊下げ固定のためだけではなく、一般的に展開
して箱体の吊下げ保持装置として、吊下げ保持さ
れるべき当該箱体に少なくとも孔加工する必要は
なく、したがつて箱体内部にネジ軸等が突出する
部分のないようにし、箱体内部のスペース・フア
クタを損つたり内部の水密性を破ることがないよ
うにすると共に、複雑な保持機構系の採用を避
け、簡単な取付け作業でブラケツトを箱体に取付
けることができる吊下げ保持装置を提供せんとす
るものである。
〈問題点を解決するための手段〉 本考案は、箱体の対向する両側部を一対のサイ
ド・ブラケツトで抱えながらそれら一対のサイ
ド・ブラケツトを箱体の上方を渡し越す連結部材
に固定することで、当該連結部材に対し、箱体を
吊下げ保持するための装置として、上記目的を達
成するため、次のような構成による新たなる装置
構造を提案する。
まず、各サイド・ブラケツトには、箱体の側部
を抱え込むため、箱体の天板面の端縁部から側面
を介し底面の端縁部にかけて各寄り沿う一連の上
面部、側面部、底面部を形成し、上面部にはさら
に、連結部材に固定される吊下げ用片部を連接的
に形成する。
その一方で、箱体とは別体の部品であるクリツ
プ部材を用意するが、このクリツプ部材には、こ
れ自体を箱体の側面にあてがわれたサイド・ブラ
ケツトに向けて相対的に移行させたときに、当該
サイド・ブラケツトに設けられた係止縁に弾性的
にスナツプ係止し、サイド・ブラケツトの外れを
防ぐスナツプ係止部材を設ける。
これが本考案における基本構成であるが、クリ
ツプ部材に備えさせるスナツプ係止部材自体に関
してはその構成が限定されるものではなく、公知
既存のこの種固着技術における各種固着具に採用
されている任意のものを使用することができる。
特に合成樹脂フアスナの分野では、スナツプ係止
部材として片持ち梁状の弾性係止片やアンカー
状、カヌー状のフアスナ等、様々な構成のものが
提案されているので、選択的に本考案に適用する
にも望ましい実情にある。
また、サイド・ブラケツトに備えられている吊
下げ用片部は、そのまま適当なる支持面に固定し
てもよいし、それら一対の吊下げ用片部間を連結
する連結部材を用いて、この連結部材を支持面に
固定するようにしたり、あるいはまた当該連結部
材を人が手に持つて運ぶに便利な形にした取手と
することもできる。一対のサイド・ブラケツトの
吊下げ用片部をそれぞれ直接に支持面に固定する
場合には、後にも述べるように、それら一対の吊
下げ用片部の間の支持面部分を上記した連結部材
と観念することができ、その意味において上記の
基本構成はやはり満足することができる。
さらに、箱体の側面にあてがわれたサイド・ブ
ラケツトに向けてクリツプ部材を相対的に移行さ
せるときに、その動きのガイドとなるガイド溝を
箱体天板面に設け、対してクリツプ部材の方に
は、これに係合して動きの案内を受けるリブを形
成することもできる。
また、サイド・ブラケツトの側面部の長さを可
変にできるようにして置くと、高さの異なる箱体
間で一種のサイド・ブラケツトを共通使用するこ
とができる。
なお、一般にサイド・ブラケツトは金属製とす
ることが考えられるが、要すれば適当な合成樹脂
製とすることも可能であり、逆にクリツプ部材を
金属製としても良い。
〈実施例〉 第1図には本考案による箱体の吊下げ保持装置
を第6図に即して述べたような車載用無線機本体
の吊下げ保持装置として構成した場合の一実施例
が示されている。すなわち本考案で言う箱体はこ
の実施例の場合、無線機本体40である。便宜
上、第1図中、矢印X−X方向を前後方向、した
がつて面内でこれに直交するY−Y方向を左右方
向ないし横方向として置く。また、無線機本体4
0は適当なる合成樹脂で成形されたものであるこ
とを想定する。
本考案による吊下げ保持装置50は、箱体ない
し無線機本体40の横方向に対向する側部を抱え
込む一対のサイド・ブラケツト51,51を有し
ており、このサイド・ブラケツト51は無線機本
体の側面41に沿う側面部52と、この側面部5
2の下に連続して無線機本体の底面に沿うように
折れ曲がり、当該無線機本体の底面を下から支持
する底面部53と、側面部52の上に連続して折
れ曲がり、無線機本体の天板面42上に位置する
上面部54を有しており、さらに当該上面部54
の自由端からは吊下げ用片部55が上方に直角に
立ち上がつている。
このサイド・ブラケツト51は、この実施例の
場合、一枚の金属板、例えば鉄板から打ち抜き成
形され、プレス折り曲げ成形されることを予定し
ている。後述する各開口65〜67,76等も打
ち抜き成形の際に形成され、したがつてこのサイ
ド・ブラケツト51に関する製造手法は公知既存
の至つて簡単なもので済む。
本考案の吊下げ保持装置50においては、先に
挙げた要旨構成中に見られるように、各サイド・
ブラケツトを箱体ないし無線機本体に固定するの
に無線機本体とは別個独立に用意されたクリツプ
部材56,56を用いる。
この実施例ではクリツプ部材56,56は全体
が適当なる合成樹脂で射出成形されており、無線
機本体天板面42に対し、取外し可能に備えられ
るもので、特に後述の取付け作業に顕かなよう
に、作業性向上のため、天板面上に単に載つて当
該天板面上をY−Y方向にスライドできるように
なつている。
これらの点につき第2図の拡大図も参照して説
明すると、まずクリツプ部材56は無線機本体天
板面42の上に載る基板部57を有している。基
板部57の裏面には、第2図中にひつくり返した
状態も併示してあるように、適当本数、この場合
四本のリブ58,……が横方向ないしY−Y方向
に伸びるように立てられている。
これらのリブ58は、無線機本体の天板面42
の方に予め成形しておいた横方向に連続する複数
本の溝群59,……の中に入るようになつてい
る。したがつて、当該溝群59,……のX−X方
向ピツチとリブ58,……のX−X方向ピツチは
等しくされている。
基板部57の上面側を見ると、無線機本体に関
する前後方向となるX−X方向に一つづつ、それ
ぞれ互いに反対側を向いた逆L字型の押え片6
0,60が設けられている。
これは本考案要旨構成上、必須とされるもので
はないが、あれば望ましいもので、後述のように
してサイド・ブラケツト51を保持したとき、当
該サイド・ブラケツト51の上方への撓みないし
反りを補助的に防止することにより、サイド・ブ
ラケツトが無線機本体40から外れるのをより良
く防ぐものである。また、押え片60の下にあつ
ては基板部57に開口が開けられているが、これ
は簡単な二つ割り型でクリツプ部材56を射出成
形できるように、型抜きを容易にするためであつ
て、機能上の意味はない。
基板部57の中央には、サイド・ブラケツト5
1を実質的に保持するためのスナツプ係止部材6
1として、弾性係止片が形成されている。これは
基板部中央付近にあつてY−Y方向の一辺62を
残して他三辺を切欠くことにより、切り残した上
記一辺62を支点として先端自由端を弾性的に上
下動可能としたもので、当該先端自由端は切り立
つた係止面63となつており、通常の状態では図
中に示されるように、支点となる辺62から斜め
に立ち上がつた状態となつている。また、支点と
なる辺62から先端自由端63に向かう上面部6
4は横から見てテーパ状になつた斜面となつてい
るが、これは後述のサイド・ブラケツトの取付け
作業を容易にするためである。
サイド・ブラケツト51においては、その上面
部54と吊下げ用片部55との接続線付近にあつ
て吊下げ用片部55の方には先に述べたクリツプ
部材56の押え片60を全体として通過させるこ
とができる大きさの開口65,65が開けられて
おり、一方、上面54の方にはこの開口65に連
続し、途中からは押え片60の脚部のみを通す幅
となつたY−Y方向開口66,66が開けられて
いる。
また、当該サイド・ブラケツト上面部54にあ
つて押え片脚部通過開口66,66の間には、後
述の取付け作業に関する説明から顕かになるよう
に、クリツプ部材56のスナツプ係止部材ないし
弾性係止片61の自由端近傍部分を飛び出させて
切り立つた係止面63を係止縁68に係止させる
係止孔67が開けられている。
こうした構成のサイド・ブラケツト51及びク
リツプ部材56を用いて各サイド・ブラケツト5
1を無線機本体40の各側面に固定する手順を第
3図も参照して説明する。
まず第3図Aに示されるように、断面形状が無
線機本体の側面部分に相補的になつているサイ
ド・ブラケツト51を当該無線機本体側板41に
あてがう。より詳しく言えば、この実施例の場
合、サイド・ブラケツトの側面部52が無線機本
体側板41にぴつたりと寄り沿うようにして底面
部53が無線機本体の底面端縁部を支えるように
する。
このとき、サイド・ブラケツト51の上面部5
4は無線機本体の天板面42に密接はせず、クリ
ツプ部材の基板部57の厚味t分だけ、浮いた状
態となる。なお、この実施例の場合、無線機本体
40の側板41を物理的に傷付けることのないよ
うに、サイド・ブラケツト51の側面部52から
底面部53に掛けて内面にゴム製等、適当な保護
パツドPdが設けられている。これは先に想定し
たように、無線機本体が合成樹脂製の場合に特に
有用である。
上記のような無線機本体とサイド・ブラケツト
との仮当て状態を手等で維持しておきながら、次
いでクリツプ部材56をサイド・ブラケツトに係
止させる作業を行なう。
まずクリツプ部材56を適当なY方向位置にお
いて無線機本体天板面42の上に載せる。このと
き、第2図に矢印で示されているように、クリツ
プ部材56のリブ58が対応する天板面溝59内
に各々嵌入するように図り、また、弾性係止片6
1はその係止面63がサイド・ブラケツトに対し
て背を向けた位置になるようにクリツプ部材の面
内方向性に気を付ける。
こうした後、第3図中、矢印f1で示すよう
に、クリツプ部材56を無線機本体の天板面42
の溝59をガイドとしてサイド・ブラケツト51
の方にズラしていく。
すると第3図Bに示されるように、サイド・ブ
ラケツトの上面部45と吊下げ用片部55の接続
線部分にクリツプ部材56のスナツプ係止部材
(弾性係止片)61の斜面部64が衝接する状態
が起きる。この状態においてなお、矢印f2で示
されるようにやや強引にクリツプ部材をサイド・
ブラケツト51の方にズラしてやると、弾性係止
片61はこれに見込まれている自身の弾性によ
り、その下の基板部開口内に潜り込むように撓み
ながら、サイド・ブラケツト上面部54の下を通
過していく。
一方、クリツプ56の押え片60は、サイド・
ブラケツトの吊下げ用片部55に開けた開口65
を介してそのまま当該片部55を透過し、かつそ
の脚部はサイド・ブラケツト上面部54に開けら
れた通過孔66内をY方向にさらに進行してい
く。
こうした状態を経ながらそのままクリツプ部材
56の押しズラしを続けると、第3図Cに示され
るように、やがてのことに弾性係止片61の先端
自由端63がサイド・ブラケツト上面部54に開
けられている係止孔67に位置的に整合する状態
となり、同図中、矢印f3で示されるように、弾
性係止片61は自身に蓄えられていた弾性復元力
をして上方に跳ね返り復元し、その先端の係止面
63を係止孔67の係止縁68に係止させる状態
となり、またこのとき、押え片60,60は上か
らサイド・ブラケツト上面部54を押えるように
なる。
この状態がクリツプ部材56とサイド・ブラケ
ツト51との組付け完了状態であり、かつサイ
ド・ブラケツト51の無線機本体側板41への取
付け完了状態でもある。
こうした状態下では、サイド・ブラケツトの上
面部54と無線機本体天板面42の間に残されて
いた隙間tは埋められ、サイド・ブラケツトは結
果として無線機本体の天板面から側板を経て底面
に至るまで、密接状態となり、反つたり傾いたり
する寸法的な余裕はなくなるため、補助的な押え
片60の存在もあつて、第3図中に弧を描いた矢
印r1で示すような不測の“こじり上げ力”に関
しては良くこれに抵抗することができるようにな
る。
もちろん、サイド・ブラケツトを無線機本体側
に向かつて真横に押す力r2に対しては完全に抵
抗することができる。
しかし、この実施例の場合には、クリツプ部材
56のガイドとなつた無線機本体天板面42に設
けられている溝59の端部処理を適当にしておか
ないと、第3図C中に矢印r3で示すように、ク
リツプ部材56の取付け作業時と同じ向きの真横
方向の外力が不測にも加わつたときには、クリツ
プ部材ごとサイド・ブラケツトが無線機本体から
ズリ外れてしまうおそれもある。
そこでこの実施例の場合、特に第3各図中に良
く示されているように、溝59の端部に溝の長さ
方向内方を向いたストツパ面69を形成し、クリ
ツプ部材がそれ以上はズレないようにして上記の
おそれを除いている。
ただし、ストツパ面69は何も難しい手立によ
つて作られたものでなくて良く、単に無線機本体
天板面42のY−Y方向端縁部を僅かな寸法W1
(第3C図)だけ残して溝切りするようにし、ま
た溝59の深さを当該切残した端縁部の表面高さ
より深くして置くだけで良い。
もつとも、この実施例の場合、一対のサイド・
ブラケツト51,51は、後刻、連結部材70に
より互いに連結されることを想定しているため、
それぞれのサイド・ブラケツト51が外れるおそ
れは当該連結部材70にこれらサイド・ブラケツ
トを係合させるまでの間だけであつて、無線機本
体(箱体)40の上方を渡し越す連結部材70に
より連結してしまえば、上記してきた外力r1〜
r3は全て当該連結部材70により抵抗されるた
め、特には上記のようなストツパ面69を形成し
なくて良い場合もある。
また、上記においてクリツプ部材56をズラす
のに代え、クリツプ部材56をまず無線機本体天
板面42の端の定められた位置に付けてから、サ
イド・ブラケツト51の方をクリツプ部材56の
側に向けてズラすようにしても、相対的に上記と
同様のメカニズムによつてサイド・ブラケツト5
1の無線機本体40への取付けが行なえる。
いづれにしても上記の所から顕かなように、本
考案によれば無線機本体40に対し、簡単な取付
け作業でサイド・ブラケツト51を固定すること
ができ、しかも、クリツプ部材56の弾性係止片
61を意図的な操作によつて係止孔67の下に押
し下げながら上記取付け作業時とは逆にクリツプ
部材を押し進めれば、必要に応じ簡単に取外すこ
とも可能である。
このようにして取付けられたサイド・ブラケツ
ト51,51は、例えば図示された連結部材70
を介し、車両ダツシユ・ホード下等の支持面に吊
下げ固定し得る。
この実施例の場合、連結部材70は大概して平
板状の主板面71と、その両側から垂下した側板
面72とをプレス成形により形成した金属製であ
つて、固定ネジ73とネジ支持溝74とによつて
一対のサイド・ブラケツト51,51を支持す
る。
すなわち、連結部材70の側板面72は、無線
機本体に関しての前後X−X方向にあつて前に開
口し奥行方向に伸びると共に、その幅が固定ネジ
73のネジ軸75の径より若干広いネジ支持溝7
4を有し、この溝74の最奥端は下向きに窪んで
いる一方で、サイド・ブラケツト51の吊下げ用
片部55には固定ネジ本体73のネジ軸75とネ
ジ係合するネジ孔76が穿たれている。
そこでまず、軽く固定ネジ73のネジ軸75を
ネジ孔76内にネジ込んだ後、当該ネジ軸75を
連結部材側板面72のネジ支持溝74内にその先
端開口側から横喰えされるように挿入し、ネジ支
持溝74内を奥に向かつて移行させ、下向きの窪
み内に位置させた所で固定ネジ73を緊く締めれ
ば、サイド・ブラケツト51を連結部材70に留
め付けることができる。
そして一般には、上記のサイド・ブラケツト5
1と連結部材70との間の留め付け作業に先立
ち、連結部材70の方をその主板面71に適当な
配置、個数で開けられている取付け用開口77,
……を介して図示しないタツピング・スクリユや
ボルト等のネジ手段により、これも図示しない車
両助手席ダツシユ・ボード下の支持面等に固定し
ておくので、上記の留め付け作業は結局、無線機
本体40を支持面に対して吊下げ固定する最終作
業となる。
もちろん、修理、点検時等、必要に応じては固
定ネジ73を緩めることにより、無線機本体40
は支持面に固定された連結部材70から簡単に外
すことができる。
この実施例においては、無線機本体に要する加
工は複数条の溝59の群を天板面42にのみ、形
成するだけである。この加工は実質的には無線機
本体が適当な合成樹脂製である場合、当該無線機
本体の射出成形時に同時に形成できるので、何等
の困難性なく得ることができる。
そして重要なことに、この溝59は、先に従来
例に関して問題とした透孔とかネジ孔12と異な
り、何等、人の美観を損うものではなく、むしろ
逆に意匠の一部として積極的に利用することがで
きる。
例えばこの実施例の場合、溝59の数は本来的
にはクリツプ部材56に形成されているリブ58
の数に等しいだけで済むが、それよりもあえて意
図的に多くすれば、この無線機の商品としての質
感を高めることもできる。
また、機能的に考えても、溝59の本数をピツ
チを変えずに多くした場合、当該ピツチ単位でク
リツプ部材56の取付け位置をX−X方向に変更
できることになるから、図示しない支持面に対し
ての連結部材70の取付け位置を変えることな
く、無線機本体40のX−X方向位置を上記ピツ
チ単位で調整し、使用者の都合の良い位置に付け
ることができる。
しかし、既に述べたように、本考案の目的は例
えば車載用無線機本体を吊下げ固定する場合にお
いても、サイド・ブラケツト51が当該無線機本
体40に係合する構造部分の改良にあるから、実
際上、他の部分は任意の構造であつて構わない。
換言すれば上記実施例の場合、連結部材70の形
状はもとより、当該連結部材70とサイド・ブラ
ケツト51との固定関係は公知既存の固着技術を
援用して良く、はたまた、連結部材70は用いな
いでも良い。
例えばサイド・ブラケツト51の吊下げ用片部
55の先にさらに横方向に折れ曲がつた片部(図
示せず)を形成すれば、この片部を介して各サイ
ド・ブラケツト51,51を個別に、かつ直接
に、ネジ留め等の手法により支持面に固定するこ
ともできる。もつともそうした場合にも、当該支
持面自体を両サイド・ブラケツト間の連結部材と
観念すれば、実質において上記実施例と何等変わ
りないことになる。
また、クリツプ部材56に関しても、これに設
けられるスナツプ係止部材61には、図示構造の
外、例えば公知既存の合成樹脂製フアスナー技術
に見られる各種のスナツプ係止構造を援用するこ
とができる。これには、通常の呼び習わし方で言
えば、アンカー(錨)型とかカヌー型等が含まれ
る。
第4図は、より一般的に、何らかの箱体を必要
時にのみ可搬型とする場合にも、本考案が有用に
適用できることを示す一実施例を示している。
本考案の適用を受ける箱体として、“重箱”な
いしこれに類似の弁当箱等を考えてみる。図示の
場合、当該箱体40は上下二段の箱40−1,4
0−2から成り、天板面42は実質的に蓋42に
よつて形成されている。これらは通常の“重箱”
に見られるように、高さ方向に入れ子に重ね合わ
せていくことができるよう、底部と上部内縁面に
段差が形成されている。
天板面ないし蓋上面42には、第一実施例にお
けるようにクリツプ部材56,56のガイドを兼
ねる溝59,59が端部を残して掘られている
が、この場合特に、Y−Y方向のみならず、X−
X方向にも掘られている。
というのも、この種“重箱”は上から見ると正
方形をなしていて、どちらが前後でどちらが左右
か判然としないことも多く、したがつてサイド・
ブラケツト51,51をY−Y方向、X−X方向
のどちらか好きな方に取付けて何等差支えないか
らである。
取付け作業は基本的に第一実施例におけると同
様であるが、若干、構成子において変更されてい
る点につき述べると、まずクリツプ部材56のス
ナツプ係止部材としての弾性係止片61は、支点
となる端縁部62に対向する端縁部が始めから切
り落とされたようにして形成され、したがつて弾
性係止片の先端自由端に備えられる係止面63は
横方向に露出している。
これに応じ、サイド・ブラケツトの方にあつて
無理に弾性係止片61を下方に撓ませた後、復元
させることにより、その係止面63に係止する係
止縁は、サイド・ブラケツトの吊下げ用片部55
の下端開口(スナツプ係止孔)92の上縁部93
となつている。
また、クリツプ部材基板部57の表面に備えら
れる、あると望ましい押え片60,60は、全体
として逆L字型をしている点では第一実施例と同
じであるものの、その向きが逆になつている。
そのため、サイド・ブラケツト51においては
吊下げ用片部55と上面部54の継ぎ目の部分の
両側に押え片60の上面をのみ通過させるための
切り欠き94が形成されている。したがつてサイ
ド・ブラケツト51を箱体40に取付けた時、押
え片60の上面はサイド・ブラケツトの上面部5
4の両側端縁部に脇から載持されるようになる。
さらに、サイド・ブラケツトの底面部53は、
下側箱部分40−2の段付き底面を支持するのに
都合の良いように、チヤネル状に成形されてい
る。
そして本実施例の場合には、サイド・ブラケツ
トを仮留めした箱体40を人の手によつて運ぶこ
とを想定しているため、一対のサイド・ブラケツ
トの吊下げ用片部55,55間を連結する連結部
材70を持ち易い取手形状にすると共に、その固
定を簡易にしている。
すなわち、サイド・ブラケツト51の吊下げ用
片部55には、一側部に開口した細幅の溝95を
X−X方向に穿ち、その最奥部の上下にそれぞれ
連通しながら下向きに開口する溝96と上向きに
開口する溝97とを形成する一方で、主体部分が
円筒形状である連結部材70の軸方向両端から頭
90の付いた軸91,91を突出させているた
め、箱体の両側部に係合させた一対のサイド・ブ
ラケツトの吊下げ用片部55の上記溝95,95
内に各対応する連結部材70の軸91,91を挿
入し、奥まで動かしてから手を離せば、一旦、上
向きの溝97,97内に軸91,91が落ち込む
ので、迂闊には外れることがないようになり、簡
単にその時点で連結部材70を仮保持状態とし、
持ち運びのための準備状態を作ることができる。
ただし、連結部材の軸91の長さを吊下げ用片
部55の板厚とほぼ同じ程度にし、軸頭90との
間にこの板厚分をやや無理に挟み込むようにすれ
ば、特には上向きの開口ないし窪み97を形成し
なくても、摩擦力により、連結部材70の不用意
な抜け出しを防ぐこともできる。
いづれにしてもこのようにして両サイド・ブラ
ケツト51,51の溝95,95の奥に軸91を
嵌め入れた連結部材ないし取手70を例えば手に
持つて上に引き上げ、その軸91,91が今度は
下向きの溝96,96内に入るようにすれば、サ
イド・ブラケツトからいづれの方向にも外れたり
することがなく、この取手70によつて箱体40
を重ね状態で安定、簡便に運ぶことができる。
サイド・ブラケツト51を取外し、箱体40の
中味を開けるのも、この実施例では簡単である。
取手ないし連結部材70は上記取付け時とは逆の
簡単な手順でその軸91,91をサイド・ブラケ
ツトの吊下げ用片部55,55の溝95,95か
ら外すことによつて取外すことができ、またクリ
ツプ部材とサイド・ブラケツトとの係合は、この
実施例では弾性係止片61の係止面63をサイ
ド・ブラケツト吊下げ用片部55の下端開口92
の上縁部93に係止させるようにしているので、
弾性係止片61をちよつと押し下げるだけで簡単
に解離させることができる。
この実施例においても、もちろん、スナツプ係
止部材等には公知既存のものを任意に作用するこ
とができ、連結部材の形状やサイド・ブラケツト
との係合方法自体も本考案がこれを直接に規定す
るものではない。しかし、上記実施例のように、
かなり意匠感が大切にされる品物の運搬用に本考
案の吊下げ保持装置を使用する場合には、サイ
ド・ブラケツト等も平滑な面や曲面を表現し易い
合成樹脂製等とすることの方が望ましいかも知れ
ない。模様を入れるのも簡単になる。
さらに、箱体として上記のように“重箱”等を
選んだ場合には、その時々の必要に合せて重ね合
せの段数が変わることもある。そうした場合にも
本考案装置を良く適合させるには、例えば第5図
に示されるように、サイド・ブラケツト51の側
面部52を上部52−1、下部52−2、そして
中間部52−3から構成するようにし、中間部5
2−3と上部または下部側面部52−1,52−
2との結合点を変更することにより、実効高さを
変えるようにすれば良い。
この第5図に示される実施例の場合には、中間
部52−3に高さ方向に適当間隔で複数個の透孔
98を穿つて置くか、仮想線で一連に示すよう
に、高さ方向に亘る長孔98′を形成して置き、
一方、本図中では中間部52−3の下に隠れて見
えないが、上部側面部52−1と下部側面部52
−2にそれぞれ一つづつのネジ孔を形成するよう
にしている。
したがつて、高さ調整ビス99を中間部52−
3を挟み込むようにして上下側面部52−1,5
2−2のネジ孔に係合させるに際し、中間部52
−3に設けられた透孔98のどれを選ぶか、また
は長孔98′のどの位置を選ぶかにより、当該中
間部の実効長さを可変にすることができる。もつ
とも、上下側面部の中、どちらか一方52−1ま
たは52−2と中間部52−3とは予め一体化さ
れていても良い。
〈考案の効果〉 本考案においては一対のサイド・ブラケツトを
使用し、それらの個々に一連に形成された上面
部、側面部、底面部でそれぞれ吊下げ保持すべき
箱体の一側部を保持し、全体として抱え込むよう
にして仮保持する。そしてその状態を維持するた
めに箱体の天板面に備えられたクリツプ部材のス
ナツプ係止部材を利用する。したがつて、箱体に
は少なくとも透孔を備える必要がない。
これはもちろん、サイド・ブラケツトの箱体へ
の取付けに関し、固定ネジを必要としないことを
意味する。そのため、既述した従来例のように、
商品としての箱体の体裁を損うことがなく、箱体
内部のスペース・フアクタを犠牲にすることもな
い。また、クリツプ部材をスナツプ係止部材によ
り、サイド・ブラケツトに対してスナツプ係止さ
せるだけなので、既述したもう一つの従来例:実
開昭52−57503号公報に開示のような、カム機構
や板バネ機構を利用する従来例に比しても、装置
構造的に極めて簡単であるし、作業性も良い。
特に、本考案の一態様に従い、箱体の天板面に
形成した溝に沿い、クリツプ部材をスライド可能
に箱体天板面上に備えさせる場合には、クリツプ
部材とサイド・ブラケツトとの係合作業をよりス
ムースにすることができ、当該スライド動作をガ
イドするための溝を意匠の一部として利用するこ
とすらできる。
また、従来と同程度の実効内容積で良ければ従
来のネジ止め式に比べ、箱体の実際の大きさはよ
り小型化することができるし、サイド・ブラケツ
トに直接係合するのは、本体とは別途に作製され
たクリツプ部材であるので、例え箱体が強度的に
は余り強くない合成樹脂製等であつても、これを
傷付けないようにすることが容易にできる。
そのためにまた、何回かの着脱作業を繰返した
場合、上記実開昭52−57503号公報に開示のよう
な装置では、無線機本体の天板面自体を傷つけ易
いので、傷ついた場合には当該無線機本体の筺体
構造全部を取り替えねばならないが、本考案の場
合には、保守部品として安価に供給可能なクリツ
プ部材を取り替えるだけで済むことが多い。
本考案は、このように、極めて顕著かつ実用的
な効果を多々有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の吊下げ保持装置を無線機本体
の吊下げ固定に適用した一実施例の概略的な斜視
図、第2図はサイド・ブラケツトの無線機本体へ
の取付けに関する要部を拡大した斜視図、第3図
A,B,Cは第1図及び第2図に示される実施例
の取付け作業の説明図、第4図は本考案吊下げ保
持装置を重箱等の運搬用に用いた実施例の概略的
な斜視図、第5図は第4図示実施例のサイド・ブ
ラケツトの代わりに用い得る他のサイド・ブラケ
ツトの斜視図、第6図A,Bは従来における無線
機本体の吊下げ保持装置の斜視図的な構成と要部
断面に関する説明図、である。 図中、40は箱体(無線機本体)、41は側面、
42は天板面、50は全体としての本考案による
吊下げ保持装置、51はサイド・ブラケツト、5
2はその側面部、53はその底面部、54はその
上面部、55は吊下げ用片部、56はクリツプ部
材、57は基板部、58はリブ、59は溝、60
は押え片、61はスナツプ係止部材、63は係止
面、67,92はスナツプ係止孔、68,93は
係止縁、70は連結部材または取手、である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 箱体の対向する両側部を一対のサイド・ブラ
    ケツトで抱えながら該一対のサイド・ブラケツ
    トを該箱体の上方を渡し越す連結部材に固定
    し、該連結部材に対して上記箱体を吊下げ保持
    するための装置であつて; 上記各サイド・ブラケツトは、上記箱体の上
    記側部を抱え込むため、該箱体の天板面の端縁
    部から側面を介し底面の端縁部にかけて各寄り
    沿う一連の上面部、側面部、底面部を有し、該
    上面部にはさらに、上記連結部材に固定される
    吊下げ用片部が連接的に形成されている一方
    で; 上記箱体天板面の端部には、該箱体とは別体
    の部品であるクリツプ部材が備えられ; 該クリツプ部材は、該クリツプ部材自体を上
    記箱体の側面にあてがわれたサイド・ブラケツ
    トに向けて相対的に移行させたときに、該サイ
    ド・ブラケツトに設けられた係止縁に弾性的に
    スナツプ係止し、該サイド・ブラケツトの外れ
    を防ぐスナツプ係止部材を有すること; を特徴とする箱体の吊下げ保持装置。 (2) 上記一対のサイド・ブラケツトの上記吊下げ
    用片部は、上記連結部材に対し、着脱可能とな
    つていること; を特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記
    載の装置。 (3) 上記連結部材は、人の手で持てる取手である
    こと; を特徴とする実用新案登録請求の範囲第2項記
    載の装置。 (4) 上記一対のサイド・ブラケツトは、それぞれ
    の上記吊下げ用片部が直接に支持面に固定さ
    れ、上記連結部材は、該一対の吊下げ用片部の
    間の上記支持面部分となつていること; を特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記
    載の装置。 (5) 上記箱体の天板面には、上記クリツプ部材を
    該箱体の側面にあてがわれた上記サイド・ブラ
    ケツトに向けて上記相対的に移行させるときの
    ガイド溝が設けられ; 該クリツプ部材には、該ガイド溝に係合して
    上記相対的移行の際の動きの案内を受けるため
    のリブが設けられていること; を特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項か
    ら第4項までのいずれか一つに記載の装置。 (6) 上記一対のサイド・ブラケツトの上記側面部
    は長さが可変であること; を特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項か
    ら第5項までのいずれか一つに記載の装置。
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