JPH0453362B2 - - Google Patents

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JPH0453362B2
JPH0453362B2 JP60274631A JP27463185A JPH0453362B2 JP H0453362 B2 JPH0453362 B2 JP H0453362B2 JP 60274631 A JP60274631 A JP 60274631A JP 27463185 A JP27463185 A JP 27463185A JP H0453362 B2 JPH0453362 B2 JP H0453362B2
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JP
Japan
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measured
film
film thickness
interference
angle
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JP60274631A
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English (en)
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JPS62134507A (ja
Inventor
Joji Matsuda
Michio Namiki
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National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Original Assignee
Agency of Industrial Science and Technology
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Description

【発明の詳細な説明】
(イ) 発明の目的 [産業上の利用分野] この発明は干渉法を利用した薄膜の膜厚を測定
するための膜厚測定方法に関するものである。 [従来の技術] レンズ等の表面にコーテイングした薄膜を測定
する場合に、従来は、例えば第7図に示すよう
な、触針を使用した膜厚測定装置を使用し、第7
図aに示すようなダイヤモンド触針21とスキツ
ド22の先端を、第7図bに示すようなガラス面
23に接触させ、これを移動して膜24上を横断
させ、変化を電気的に増幅して検出するものであ
り、例えば試料上の膜直径をIOとすると第7図c
のように測定結果を得るものでる。 [発明が解決しようとする問題点] しかしながら、このような機械電気的方法は必
ずしも高精度の測定が容易ではなく、また、ガラ
ス面23と膜24との間に段差がとれないような
場合、すなわち、ガラス面の全面に膜24が形成
されているような場合には、上記の測定手段で
は、膜厚の測定が不可能であり、この様なことか
ら薄膜の膜厚測定技術の開発が望まれている。 この発明は上記の如き事情に鑑みてなされたも
のであつて、薄膜の膜厚の測定を高精度にかつ非
接触で容易に測定することができる膜厚測定方法
を提供することを目的とするものである。 (ロ) 発明の構成 [問題を解決するための手段] この目的に対応して、この発明の干渉法膜厚測
定方法は、レーザ光源から発したレーザ光をビー
ムスプリツタで2ビームに分割し、2ビームのう
ちの一方のビームを光学楔を通して位相を調整
し、光学楔を通過した後の一方のビームと2ビー
ムのうちの他方のビームを被測定体である膜体を
透過させて得た透過光とを干渉させて干渉縞を形
成させ、干渉縞の干渉光の強度を極値を生じる他
方のビームの被測定体への入射角を用いて被測定
体の厚さを測定することを特徴としている。 以下、この発明の詳細を一実施例について説明
する。 第1図において、1は本発明の干渉法膜厚測定
方法において使用する膜厚測定装置である。膜厚
測定装置1はレーザ光源2、ミラー3、第1のビ
ームスプリツター9を備え、第1のビームスプリ
ツター9で2分割した光路のうちの一方の光路側
にミラー15、光学楔5、レンズ6、フオトデイ
テクター7、増幅器8及び処理装置11を備えて
おり、また第1のビームスプリツター9の他方の
光路側に被測定膜10及びミラー4を配置するよ
うに構成されている。被測定膜10はレンズやガ
ラス板等の反射面12をもつ基板13の上に密着
して形成されるものである。被測定膜10及び基
板13は一体として回転装置14によつてレーザ
ビームの光軸に垂直な回転軸に関して回転変位可
能である。また、一方の光路側に第2のビームス
プリツター16、レンズ17及びスクリーン18
が配設されている。 [作用] このように構成された干渉法膜厚測定装置にお
ける膜厚測定の作用を次に説明する。 レーザ光源2からのレーザ光はミラー3で光路
変更されたのち、第1のビームスプリツター9で
2分割される。2分割されたビームのうち第1の
ビームスプリツター9で反射したレーザ光(一方
のビーム)はミラー15で反射した後、第1のビ
ームスプリツター9を透過してレンズ6に達する
(ビームIA)。一方、第1のビームスプリツター9
を透過したレーザ光(他方のビーム)は被測定膜
10を透過して被測定膜10の裏面の反射面12
で反射してミラー4に達し、ミラー4で反射して
出射光と同じ光路を通つて、被測定膜10を透過
し、第1のビームスプリツター9で反射してレン
ズ6に達する(ビームIB)。 光路長に差があるビームIAとビームIBは干渉
し、レンズ6の焦点位置で干渉縞を生じる。この
レンズ6の焦点位置にはフオトデイテクター7が
位置し、フオトデイテクター7が干渉光を検出し
て光電変換し、干渉光の強度に応じた電圧を発生
する。この電圧を増幅器8で増幅し、処理装置1
1に入力して干渉光の強度を検出する。この干渉
光の強度はレーザ光の被測定膜10への入射角度
の変化に応じて変化するから、回転装置14によ
つて被測定膜10を回転させてレーザ光の被測定
膜10への入射角度を変えながら干渉光の強度を
測定し、干渉光の強度の変化の極値が生ずる回転
角を求め、この極値を生ずる回転角を任意の演算
機(図示せず)に入力して被測定膜10の厚みを
求める。 入射角θi1における入射光と入射角θi2における
入射光とは波長が同じものでもよいし、波長が異
なるものでもよい。 なお、被測定膜10が角度θi変化した場合、ミ
ラー4は2θi移動し、入射した他方のビームを常
にもとの方向へ反射する機構になつている。その
チエツク機構として、ミラー4で反射した他方の
ビームの一部分を第2のビームスプリツター16
で反射させて分割し、レンズ17でスクリーン1
8上の一点に集光させるようになつている。 また、光学楔5は矢印の方向に変位することに
よつて、一方のビームの位相を変え干渉縞の極値
を調整することができる。 次に被測定膜10の膜厚を求める原理について
説明する。 薄膜の式から明らかなように、一般に反射光の
強度分布Iは I={γ12 2+ρ23 2−2γ1223 ×cos(2β−ψ23)} /{1+γ12 2ρ23 2−2γ1223 ×cos(2β−ψ23)} 但し γ12 2={(n2cosθ0−n1cosθi) /(n1cosθi+n2cosθO)}2 ρ23 2={(n2cosθO−u32+V3 2} /{(n2cosθO−u32+V3 2} β=(2π/λ)n2hcosθ0 2u3 2=n3 2−k3 2−n2 2sin2θ0 +{〔n3 2−k3 2 −n2 2sin2θ02 +4n3 2k3 21/2 2V3 2=−〔n3 2−k3 2 −n2 2sin2θ0〕 +{〔n3 2−k3 2 −n2 2sin2θ02 +4n3 2k3 21/2 位相のとびは ψ23=tan-1〔(2V3n2cosθ0) /(u3 2+v3 2−n2 2cos2θ0)〕 によつて表わされる。 ここでθiは被測定膜10(透明な膜、誘導体)
の表面での入射角及び反射角、θ0は基板13(金
属膜、誘導体)の反射面12での入射角及び反射
角、n1は空気の屈折率、n2は被測定膜10の屈折
率、n3は基板13の屈折率、K3は基板13の吸
収係数、hは被測定膜10の厚さである。 しかし、薄膜の式は複雑で、この式から膜厚を
求めるのは面倒である。従つて多重干渉の場合干
渉縞の極大値、極小値は2光束干渉の極大値、極
小値と一致する(第3図参照)ので、これらの値
だけを用いて膜厚を求める場合には二光束から膜
厚を求めればよい。 また位相のとびはψ23によつて与えられ、入射
角θiが変化しても位相のとびの差は非常に僅かな
ため定数とみなすことができる。(第4図参照) そこで、第1図に示すような膜厚測定装置を用
いて膜厚測定を行う場合について二光束干渉に限
つて議論を進める。 まず、被測定膜10への入射角θi1における入
射光と入射角θi2における入射光との波長が共に
λである場合は次の通りである。 第2図のような屈折率n、厚さhの被測定膜1
0にレーザ光が角度θiで入射した場合を考える。
ビームIAとビームIBの光路差をdとすると、 −=d (1) とすると d=2h√2 22 i−d0 (2) d0=(λ/2π)ψ23 で表わされる。 この場合の干渉光の強度は I=A+Bcos{(2π/λ)d} I=A+Bcos〔(2π/λ) ×{2h√2 22 id0}〕 ……(3) で表わされる。 入射角度θi1の場合の光路差をd1、角度θi2の場
合の光路差をd2とすると干渉縞の強度がma×及
びminになる位置は d1−d2=(1/2)mλ(mは整数) ……(4) 従つて 2h(√2 22 i1 −√2 22 i2 −(λ/2π)(ψθi1−ψθi2) =(1/2)mλ (5) 厚さhは h=〔λ{m+(ψθi1=ψθi2)/π}〕 /〔4(√2 22 i1 −√2 22 i2)〕 (6) ここで位相のとびの差は非常に僅かなため定数と
みなすことができるから(6)式は h=mλ/〔4(√2 22 i1 −√2 22 i2)〕 (6)′ で表わすことができる。 よつて被測定膜の屈折率n2及び入射光の波長λ
が与えられており、かつ(3)式で与えられる干渉光
の強度の変化を極値から入射角θiがわかれば被測
定膜10の厚さhを求めることができる。 [実際の求め方] A 入射角θi1における入射光と入射角θi2におけ
る入射光の波長が同じ場合 今、(3)式において、 波長 λ=0.4880nm 屈折率 n2=1.38 定数 do=λ/8 厚さ h1=1.25μm, h2=0.63μm A=1, B=1 とした場合、入射角度θiを0°〜90°に変化させた時
の強度(Intensity)の変化をプロツトしていき、
第5図、第6図を作成した。 この第5図のグラフよりmax,minを読取り、
(6)式より厚さhを求める。
【表】
【表】 となり、厚さh1=1.25μmとよく一致しているこ
とがわかる。 第6図のグラフよりmax,minを読取り、(6)式
より厚さhを求める。
【表】 となり、厚さh2=0.63μmとよく一致しているこ
とがわかる。 (ハ) 発明の効果 このように、この発明の干渉を利用した膜厚測
定方法によれば、薄膜の膜厚の測定を高精度にか
つ非接触で容易に測定することができる。しかも
基板と被測定膜との間に段差がとれないような場
合でも膜厚の測定が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例に係わる膜厚測定
装置を示す構成説明図、第2図は被測定膜におけ
る光路を示す拡大説明図、第3図は透過光による
多光束等傾斜角干渉縞のグラフ、第4図は入射角
と位相のとびの関係を示すグラフ、第5図は干渉
光の強度と被測定膜への光の入射角度との関係を
示すグラフ、第6図は干渉光の強度と被測定膜へ
の光の入射角度との関係を示すグラフ、及び第7
図は触針式膜厚測定装置を示す説明図である。 1……膜厚測定装置、2……レーザ光源、3…
…ミラー、4……ミラー、5……光学楔、6……
レンズ、7……フオトデイテクター、8……増幅
器、9……第1のビームスプリツター、10……
被測定膜、11……処理装置、12……反射面、
13……基板、14……回転装置、15……ミラ
ー、16……第2のビームスプリツター、17…
…レンズ、18……スクリーン、21……ダイヤ
モンド触針、22……スキツド、23……ガラス
面、24……膜。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 レーザ光源から発したレーザ光をビームスプ
    リツタで2ビームに分割し、前記2ビームのうち
    の一方のビームを光学楔を通して位相を調整し、
    前記光学楔を通過した後の前記一方のビームと前
    記2ビームのうちの他方のビームを被測定体であ
    る膜体を透過させて得た透過光とを干渉させて干
    渉縞を形成させ、前記干渉縞の干渉光の強度を極
    値を生じる前記他方のビームの前記被測定体への
    入射角を用いて前記被測定体の厚さを測定するこ
    とを特徴とする干渉法膜厚測定方法。
JP27463185A 1985-12-06 1985-12-06 干渉法膜厚測定方法 Granted JPS62134507A (ja)

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JPS62134507A JPS62134507A (ja) 1987-06-17
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6475903A (en) * 1987-09-18 1989-03-22 Ricoh Kk Method for measuring refractive index and film thickness
US5729343A (en) * 1995-11-16 1998-03-17 Nikon Precision Inc. Film thickness measurement apparatus with tilting stage and method of operation

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JPS5010509A (ja) * 1973-05-24 1975-02-03
JPS533260A (en) * 1976-06-29 1978-01-12 Mitsubishi Electric Corp Film thickness measuring device of transparent thin film

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