JPH0319482B2 - - Google Patents

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JPH0319482B2
JPH0319482B2 JP57189952A JP18995282A JPH0319482B2 JP H0319482 B2 JPH0319482 B2 JP H0319482B2 JP 57189952 A JP57189952 A JP 57189952A JP 18995282 A JP18995282 A JP 18995282A JP H0319482 B2 JPH0319482 B2 JP H0319482B2
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JP
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test object
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interferometer
reflected
optical
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JP57189952A
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Jon Daunzu Maikeru
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Original Assignee
National Research Development Corp UK
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Publication date
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Publication of JPH0319482B2 publication Critical patent/JPH0319482B2/ja
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    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
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    • G01B11/2441Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques for measuring contours or curvatures using interferometry
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
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    • G01B11/06Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques for measuring length, width or thickness for measuring thickness ; e.g. of sheet material
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
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    • G01B11/00Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques
    • G01B11/30Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques for measuring roughness or irregularity of surfaces
    • G01B11/303Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques for measuring roughness or irregularity of surfaces using photoelectric detection means

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  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)
  • Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)
  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は表面プロフイル干渉計、即ち表面の粗
さを測定したり又はプリント回路盤もしくは超小
型集積回路を形成すべく基板に金属膜を付着させ
ることなどによつて生じる厚みの段状変化の大き
さを測定するたの装置に係る。
1972年発行の“Journal of Physics E”第5
巻、445から449ページにかけてKing他によりフ
イルムのエツジ部分の段の高さを測定することに
よつてそのフイルムの厚みを測定する方法が3種
類開示されている。1つの方法はメカニカルスタ
イラス(mechanical stylus)を表面に沿つて移
動させる方法であるがこの場合はスタイラスを表
面と接触させなければならず従つて損傷が生じ得
る。2番目は多重光束干渉計を使用する方法であ
り、顕微鏡システムを用いて多重光束干渉縞を写
真フイルムに写し、このようにして記憶された干
渉像に基づいて段の高さを測定する。この方法は
写真フイルムを現像しないと測定ができないとい
う欠点を持つ。
第3の方法ではテスト表面の段状高さ変化に近
い2つのスリツト像を形成すべく光電剪断干渉計
内で偏光がスリツトを通過し且つウラストンプリ
ズム及び顕微鏡対物レンズを通過する。表面で反
射されたビームは前記レンズとプリズムとを通過
し、段の高さに依存する位相差を持つ2つの直交
偏光ビームによつて像が形成される。この位相差
は弱レンズを該位相差が完全に消去するまでビー
ム横断方向へ手動で直線移動させることにより測
定される。位相差が消去されたか否かは電気光学
的変調器、アナライザ、光電子増倍管及び位相敏
感検出器を使用して2つの干渉性ビームの位相が
同等となる位置を検出することにより確認され
る。該システムの精度は弱レンズの直線移動がど
の程度まで正確に測定されるかに依存する。更
に、これは共通光路型の装置ではなく、2つの干
渉ビームが空間的に分離した光路に沿つて進行す
るため表面が少しでも傾斜すると測定に影響が及
ぼされる。
電気光学的変調器は施光分析にも使用される。
例えば1965年12月発行の“Photo−electric
Spectrometry Group Bulletin”第16号、487か
ら492ページにかけて発表されたKingの論文では
フアラデーセルとして知られている磁気光学的変
調器が偏光差の補償に直接使用されており、平面
偏光ビームの振動面を回転させて反射敏感検出器
で検出されるような所望の状態を得るべく該セル
に供給された電流が測定される。このような装置
は例えば施光分散又は施光などによつて生じる直
線偏光の振動面における極めて小さな変化を測定
するのに使用され得る。
ここで留意すべきは、前述した段高さ測定のた
めの2つの光学的方法の中、多重光束干渉計の方
は2つの直交偏光ビーム間の位相差測定に依存す
ることはなく、光電剪断干渉計は2つの直交偏光
間の位相差は測定されるがビームがウラストンプ
リズムにより側方へ変位するため共通光路型干渉
計ではないことである。
本発明は前述した問題点に鑑みなされたもので
あり、測定精度が高い表面プロフイル干渉計を提
供することを目的とする。
本発明によれば前述の目的は、直交する2つの
偏光方向に分かれた振幅の等しい2つの成分を持
つコリメートされたビームを供給するビーム源手
段と、本質的に2つの成分間に位相差をもたらさ
ないようにビーム源手段からのビームをテスト対
象物の方へ方向付けすると共にテスト対象物から
反射されたビームを受けて反射されたビームを更
に方向付けするビーム方向付け手段と、ビーム方
向付け手段とテスト対象物との間に配置されてお
り2つの成分に対して夫々異なる焦点距離を有す
る複屈折光学手段を含んでおり2つの成分の一方
がテスト対象物上で合焦してスポツトを形成する
と共に2つの成分の他方が合焦せずにテスト対象
物上においてスポツトを含む所定領域に照射され
るようにビーム方向付け手段からのビームを集束
する集束光学手段と、複屈折光学手段とテスト対
象物との間に配置されており複屈折光学手段から
のビーム及びテスト対象物からの反射されたビー
ムを複屈折光学手段の2つの光学軸について反転
するビーム反転手段と、ビーム方向付け手段から
の反射されたビームを受け2つの成分間の如何な
る位相差をも検出すると共に基準面としての所定
領域の平均高さに対するスポツトの高さに比例し
た信号を出力する位相検知手段とを備えたことを
特徴とする表面プロフイル干渉計によつて達成さ
れる。
本発明においては、ビーム源手段は、直交する
2つの偏光方向に分かれた振幅の等しい2つの成
分を持つコリメートされたビームを供給する。ビ
ーム方向付け手段は、本質的にこれら2つの成分
間に位相差をもたらさないように、このビーム源
手段からのビームをテスト対象物の方へ方向付け
する。集束光学手段は、これら2つの成分の一方
がテスト対象物上で合焦してスポツトを形成する
と共に2つの成分の他方が合焦せずにテスト対象
物上においてスポツトを含む所定領域に照射され
るようにビームを集束する。ビーム反転手段は、
複屈折光学手段からのビーム及びテスト対象物か
らの反射されたビームを複屈折光学手段の2つの
光学軸について反転する。位相検知手段は、これ
ら2つの成分間の位相差を検出すると共に基準面
としての所定領域の平均高さに対するスポツトの
高さに比例した信号を出力する。このため、本発
明の表面プロフイル干渉計によれば、2つの成分
の一方がテスト対象物上で合焦して形成するスポ
ツトを含むように2つの成分の他方が照射する所
定領域を基準面としての該スポツト形成地点の高
さに関する情報として、テスト対象物の表面の粗
さ、又は、プロフイルの高さ変化に関する情報を
得ることができ、テスト対象物の傾斜に影響され
ることやテスト対象物が照射されるビームに対し
て前後に移動しても影響を受けることは無いの
で、高精度の測定が可能となる。
以下添付図面に基づき実施例を挙げて本発明を
より詳細に説明する。但し、本発明は該実施例に
制約されない。
先ず第1実施例の表面プロフイル干渉計におけ
るビームの光路について考察しよう。第1図では
ヘリウムネオンレーザ10から単色光が発され、
ビームエキスパンダ12を通つて偏光型ビームス
プリツタ14に到達する。ビームスプリツタ14
によつて入射光の一部が90゜反射する。コリメー
トされたビームは雲母からなる二分の一波長板1
6と偏光子18とを通過して反射器20に達す
る。このように本実施例では、ビーム源手段は、
レーザ10、ビームエキスパンダ12、ビームス
プリツタ14、二分の一波長板16及び偏光子1
8から構成されている。
ビーム方向付け手段の一例としての反射部材で
ある反射器20によつて入射ビームの半分が遮断
される。入射ビームから離れている反射器20の
側面である反射面21は鏡から構成されている。
残り半分のビームは反射器20の妨害を受けずに
光軸の片側のみを通り、複屈折光学手段の一例を
構成しているシリカ発散レンズ24に接した比較
的集束力の低い方解石収斂レンズ22と、ビーム
反転手段の一例としての雲母からなる二分の一波
長板26と比較的集束力の高い顕微鏡対物レンズ
28とを介してテスト対象物の表面30に到達す
る。該表面30で反射した光は光軸の反対側を通
つてレンズ28、二分の一波長板26及びレンズ
22,24を逆に通過し反射面21に到達する。
このように本実施例では、集束光学手段はレンズ
22,24及び28から構成されている。
反射面21は表面30からの反射ビームに対し
45゜を成すよう配置されており、この表面30か
らの反射ビームを反射して、限定開口32、電気
光学的位相変調器34、四分の一波長板36、フ
アラデーセル補償器38及び第2偏光子40を介
し光電子増倍管42へと送る。
次に電気回路の機構について考察しよう。
位相変調器34は位相敏感検出器(PSD)5
2に一方の入力信号を与える変調器制御回路50
に接続されている。他方の入力信号はEHT供給
器54を持つ光電子増倍管42により与えられ
る。PSD52からの出力信号はフアラデーセル
補償器回路56に接続されている。該回路56か
らフアラデーセルのコイルに流れる電流の値たる
よみだし信号基準(readout signal reference)
58が、後述するように基準面としての所定領域
の平均高さに対するスポツトの高さに比例した信
号として出力される。このように本実施例では、
位相検知手段は、限定開口32、電気光学的位相
変調器34、四分の一波長板36、フアラデーセ
ル補償器38、第2偏光子40、光電子増倍管4
2、PSD52、変調器制御回路50、EHT供給
器54及びフアラデーセル補償器回路56から構
成されている 使用中はレーザ10から平面偏光ビームが発さ
れ、該ビームがエキスパンダ12により拡大され
た後ビームスプリツタ14によつて反射され、二
分の一波長板16を介して偏光子18に送られ
る。偏光子18は2つの直交偏光方向P及びSに
別れた強さの等しいビームが得られるまで該拡大
入力ビームの偏光面を回転させるべくセツトされ
ている。これら2つの偏光方向P及びSはレンズ
22,24の軸によつて決定される。二分の一波
長板16は偏光面を回転させることで偏光子18
により透過された光の強さを最大化するのに使用
される。反射器20によつて遮断されない半分の
偏光子18からのビームはレンズ22,24へと
通過する。レンズ22の一特性は偏光が異なる毎
に屈折率が異なることである。成分P及びSを双
方共有するコリメートされた入射ビームは一方の
成分が他方の成分より大きく屈折し、従つてP成
分及びS成分の焦点がレンズ28から夫々異なる
距離をおいた位置に存在することになる。P成分
及びS成分間のフオーカルパワーの差は小さく、
約1ジオプトリである。対物レンズ28は比較的
大きい例えば100ジオプトリ程度の集束効果を与
えるのに有効であるが、P及びS成分についての
フオーカルパワー差はない。本実施例においては
ビームの一方の成分、例えばP成分は表面30上
に正確に合焦してスポツトを形成するように集束
されるのに対し、第2成分であるS成分は合焦せ
ずに表面30上においてP成分により形成された
スポツトを含む所定領域に照射される。
第2a図にこれら異なる照射面積を有する2成
分が照射される様子を示した。P成分が対物レン
ズ28の分解限界に近い小円スポツトとして正確
に集束されているのに対しS成分の占める表面3
0上の面積はP成分より遥かに大きい。集束スポ
ツトに照らされる面積の直径の大きさは8mmの対
物レンズであれば通常1ミクロンより小さいが、
非集束ビームに照らされたより大きい面積の直径
は100ミクロンであつてよい。ビームが反射され
る面積の差は従つて104のオーダである。入射角
が小さい場合表面での反射によつて偏光状態が変
化することはないが、各ビームを反射する平均表
面準位は光路差従つてビーム間の相対的位相差を
もたらすことにより2つのビームの関係を変化さ
せる。集束スポツトが表面に極めて小さい部分に
関する表面準位情報を与えるのに対し、より多き
い照射面積は基準面積とみなすことができる。何
故なら情報は比較的広い表面部分に亘つて平均化
されており、テスト表面を通して不変でなければ
ならないからである。該システムは2つのビーム
が1つの共通光路に沿つて進行するためテスト表
面が該表面との直交方向に移動しても影響を受け
ることがなく、また同軸測定及び基準ビームを使
用するためテスト表面の傾斜にも作用されない。
反射されたビームは表面に粗さ即ち一般的表面に
対する特定地点の高さに関する情報を導き出すか
又はプロフイルの高さ変化を調べるのに使用され
得る。通常、例えば顕微鏡段階で照射ビームを横
切つて第1図に矢印で示されている2つの直交方
向x及びyのいずれか一方向又は両方向に走査さ
れ、当該干渉計の電気的出力が粗さ又はプロフイ
ルの高さ変化の測定値を与え得る。
第1図に戻つて説明を続けると、表面30で反
射されたビームは光軸の反対側を通り、レンズ2
2,24の軸に対し45゜にセツトされた四分の一
波長板26を再度通過した後レンズ22,24ま
で戻る。このように四分の一波長板26を2度通
過するとPビーム及びSビームがレンズ22の正
常軸及び異常軸に対し逆転するという効果が生
じ、そのためこれら成分に対するレンズ22の集
束効果が反転する。従つて最初の通過時に他方よ
り大きく屈折したビーム成分は2度目の通過時に
は他方より小さく屈折することになり、逆に最初
の通過時に屈折のより小さかつたビームが2度目
の通過時にはより大きく屈折することになる。レ
ンズ24はレンズ22,24にレンズのより近傍
で集束された入力ビーム即ちPビーム用のゼロフ
オーカルパワーを与えるために具備されており、
このようにしてレンズ22,24により両ビーム
を再びほぼ完全にコリメートする機能を果たす。
レンズ22,24の出力は従つて互いに合致しコ
リメートされた2つの直交偏向ビームであり両ビ
ーム間の位相差はテスト対象物の表面の平均高さ
と面積の小さい特定地点における該表面の高さと
の差に直接比例する。
ビームは反射面21により位相検出手段に向け
て反射される。反射器20はアルミニウム等の金
属製コーテイングでコーテイングされたガラスの
プリズムであつてよく、あるいは誘電性ミラーコ
ーテイングも使用し得る。いずれの場合もビーム
成分P及びSと反射面21との位置決めが正確で
あれば、これらビーム成分の相対位相が表面での
反射によつて変化することは本質的にない。一変
形列として反射器は如何なる位置決めにおいても
直交偏光成分間にゼロ位相と振幅変化とをもたら
すよう薄膜コーテイングされてもよい。
反射面21によつて反射されたビームは開口3
2を通過して位相変調器34に到達する。直交偏
光における振幅が等しい干渉性入力ビームの場合
干渉し合うビームの合成ビームとして楕円偏光が
得られる。該偏光の主軸はP及びS方向に対し
45゜を成している。位相変調器34の軸はP方向
及びS方向にセツトされており、四分の一波長板
36の軸P方向及びS方向に対し45゜を成すよう
セツトされている。制御回路50は合成ビームの
偏光面を45゜方向に対し対称的に±30゜程度の広角
をもつて変動させるべく位相変調器34を駆動さ
せるよう構成されている。
第3a図及び第3b図に入力ビーム及び変調さ
れた合成ビーム間の角度と合成ビームの角度の時
間に従う変化とを極図表で示した。この変調され
たビームが45゜の方向にセツトされたアナライザ
40を介して光電子増倍管42により検出され且
つ位相変調器34への入力ビームが光路差のない
正確に直交する偏光においていずれも等しい振幅
を有していれば、光電子増倍管42は強さが時間
に従い第3c図に示されている如く変化する光を
受容し(何故なら該光電子増倍管42は偏光方向
にではなく光の強さに対してのみ感応し得る)且
つ振幅の等しい変調周波数の2倍の一連の正弦波
を感知して点線で示されている如く本質的に一定
した出力を出す。しかし乍ら、干渉し合うビーム
が調和していない場合これらビームは45゜の合成
ビームを有することがなく、得られた合成ビーム
は45゜方向を挟んで同等に変動せずにいずれか片
側へ加重即ち偏向する。従つて光電子増倍管42
は第3d図の如く変調周波数の2倍で且つ振幅が
交互に異なる連続的正弦波を検出し、その結果変
調周波数のエラー信号が点線で示されている如く
該光電子増倍管42の出力に出現する。該信号は
位相敏感検出器52に送られて変調の位相と比較
され、その結果2つの干渉ビーム間の位相差に直
接関係するDC(直流)出力が供給される。
本発明の装置ではこのDC出力は従来の電気光
学的サーボシステム内でフアラデーセル補償器3
8を作動させるのに使用される。フアラデーセル
補償器38の電流は干渉ビーム間の位相差に直接
比例する。
使用前に本実施例の干渉計をセツトする場合は
レンズ22,24を配置する以前にレンズ28の
軸方向位置を変えて表面30に焦点を合わせ、ア
ナライザ40を45゜にセツトして偏光子18を所
望の振幅が互いに等しくなるまで回路させる。振
幅が等しいか否かは光電子増倍管42上のナル
(null)で検知される。次にレンズ22,24を
設置する。レンズ22,24は対物レンズ28よ
り遥かに弱いため焦点位置(focal position)を
少ししか変えない。次いで表面30上に一方のビ
ームが集束されるまで対物レンズ28を調整す
る。フアラデーセル補償器38及びフイードバツ
ク回路機構のスイツチを入れるとフアラデーセル
補償器38の電流の測定値から表面の粗さに直接
比例する電気的出力が得られる。従つて表面30
を焦点を横切つて走査すれば粗さの測定値が得ら
れる。
本実施例の干渉計の動作は異なる方向に偏光さ
れた2つの成分間の位相差に依存する。振幅が全
て同等である必要はないという事実は、振幅が等
しくなくとも干渉コントラストが低下するだけの
ことに過ぎないという理由から、ビームを反射す
る2つのテスト表面部分が例えば集積回路盤上の
或る段などに於て異なる反射率を有する場合には
有益である。これは両ビームが共通路を進行する
という利点と検知回路内での位相敏感施光分析に
より高度の正確性が与えられるという利点とに並
ぶ利点である。
反射器20によつて入射ビームの半分が遮断さ
れ表面30からの反射ビームが片側光路沿いに進
行するのは第1図の実施例の主要利点である。何
故ならその結果表面30で反射されたビームはレ
ーザ10には戻らず従つてレーザ10の出力ビー
ムと干渉し合うことがないからである。本実施例
の干渉計の如く感度の高い計器ではこのようなレ
ーザの安定性に係る改良は極めて重要な意味を持
つ。
第1図に示されている実施例では入射ビームと
表面30からの反射ビームとが装置の光軸に沿つ
て隣接しているが、これは必ずしも必要な条件で
はなく、両ビームは完全に分離していてもよい。
但し、隣接したビームであれば最大限の有用ビー
ム断面が得られ、従つて電気的測定回路への光学
的有効入力も最大となり、更には集束スポツトを
最小化することもできる。
本実施例の干渉計を組立てる場合に反射器20
を除去すると表面30により反射されたビームが
偏光子18と波長板16とを通過してビームスプ
リツタ14に到達し、ビームの一部がビームスプ
リツタ14により偏向子14を介して観察者46
まで送られる。観察可能なビームは干渉計の焦点
を一方の偏光ビームの100ミクロン区域内にある
特徴に合わせるのに使用され得る。
本実施例の干渉計は様々な変形が可能であり、
以下に参考例として示す。例えばウラストンプリ
ズム又はサバール板の如き別の複屈折部材を使用
すればPビーム及びSビームを同一焦点面上で相
対的に多少ずれてはいるが第2b図の如く重畳す
る焦点を有するよう集束させるとができる。ま
た、より強いプリズムを使用すればこれら2つの
焦点を第2c図の如く完全に分離し得る。従来の
フイルタ技術を使用し、円形ビームに変えて部分
的に重畳した(第2d図)又は完全に分離した
(第2e図)矩形ビームを与えることも可能であ
る。但しこれらの参考例によると本実施例の如く
真の共通光路を有する干渉計の利点が損われる。
尚、円筒状の面を検査する場合は焦点合わせされ
たスリツトを円筒体の軸と平行にして使用し得
る。
第2a図ではPビーム及びSビームによつて照
射される両面積間の差が約104のフアクタに等し
い。表面30の粗さを測定する上ではこの程度の
フアクタが有効である場合によつてはより小さい
フアクタ例えば10のフアクタなどでも支障ない。
直径約0.75μmの測定面積と直径約3μmの基準面
積とを使用する場合は両面積間の差を16フアクタ
にする。このような構成法は段状高さ変化の詳細
な特徴を検査する場合、例えば超小型電子回路上
の或る特徴の段状変化の急激さを調べたい場合な
どに特に適していることが判明した。
第4図は本発明の第2実施例を示している。装
置構成要素の大部分は第1実施例の場合と同等で
あり同一の符号で表われている。第1図との相違
は斜めに偏光した反射面21を持つ反射器20に
代えてビーム方向付け手段の他の一例としての非
偏光型ビームスプリツタ60が配置されており且
つ光学系の全面開口が測定に使用されている点に
ある。
非偏光型ビームスプリツタ60はゼロストレス
ガラス製の2つの直角三角形プリズム62をセメ
ントで接合して立方体を形成しその外側面を全て
反射防止コーテイングで被覆したものにより構成
されている。一方のプリズムの斜辺は厚み10nm
のアルミニウム層で被覆されており、この面がセ
メントの境界層での反射を抑制すべくコーテイン
グされた他方のプリズムの対応面にセメントで接
合されている。図面にはコーテイング及びセメン
トを分離して示さなかつた。通常ゼロストレスガ
ラスは1.84など高い屈折率を有しているが、現在
知られている最も高次のガラスセメントの屈折率
は約1.58であり、そのため接合面上にも反射防止
コーテイングを使用いることが肝要である。
このようなビームスプリツタ60の特性は直交
偏光成分の反射係数Rと透過係数Tとの積がRP
TSはRSTPにほぼ等しいという条件を満たすこと
である。このようにすることで、ビームスプリツ
タ60において直交偏光成分を持つビームが進行
するための光路が、これらのP及びS成分間に位
相差をもたらすことはない。尚、Pは入射面と平
行に振動する成分を示しSは入射面と垂直に振動
する成分を示す。成分P及びSSの振幅は偏光子
18の回路により同等になり得るが、干渉計自体
は事実上振幅振動に影響されない。
ビームスプリツタ60の軸P及びSはレンズ2
2,24の軸P及びSと合致するよう配置されて
いる。
第2実施例ではテスト表面30上に入射して反
射したビームは互いに合致しており、光学系の全
面開口が使用される。反射後、レーザ10に送り
返されるビームもあり得るが支障はない。
本発明の第1及び第2実施例の変形例として、
複屈折光学手段は二重に重ねたレンズ22,24
に代えて単一の複屈折レンズであつてもよく、そ
のパワーは正もしくは負であつてもよい。
干渉性直交偏光ビーム間の位相差を測定するの
に干渉計にヘテロダイン効果を生じさせる技術を
使用することもできるが、その場合にはゼーマン
分裂機能を供え周波数の安定しているレーザを使
用しなければならないという欠点を伴う。
透明体と共に使用される通過システムにおいて
は入射ビーム用の複屈折光学手段と同等のパワー
を持つ他の複屈折光学手段を透過ビーム用にも接
地する必要があるが、これに代えて透過ビームの
振幅を測定法により分析してもよい。
また、位相変調器32に代えてAC(交流)フア
ラデーセルを使用することもできる。但し、この
場合の測定は干渉し合うビームの相対的振幅に依
存しよう。
干渉距離はテスト表面の高さ即ち粗さの段状変
化によつて決定されるため比較的短いが、レーザ
の長い干渉距離はそれ程重要な特徴ではない。従
つてレーザ10に代えて濾波白色光源を使用して
もよい。その場合は光電子増倍管42に代えて白
色光に感応するシリコン検出器が使用され得る。
自動集束システムを使用する場合は、何らかの
形のフオーカススキヤナ(focuss scanner)を用
いて集束偏光ビームの位置する焦点面とテストす
べき表面とを相対的に移動させれば、走査周波数
の光検出器信号の分析によりテスト対象物の表面
のプロフイルに関する情報を得ることができる。
この干渉ビーム分析法はフアラデーセルシステ
ムの代りに使用され得るが、出力を判読すべく電
算機をかなり駆使しなければならず、しかも干渉
性ビームの相対的振幅に対し悪感応ではない。
いずれの形状の装置にしても光路差が振動面の
回路によつて検知されると有利である。二分の一
波長の光路差が存在するということは干渉ビーム
間の位相を180゜変化させることに等しく、合成ビ
ームの偏光面を90゜回転させることになる。
(この場合λ/2の光路差変化はλ/4の表面
順位変化により生じることに留意する)。632.8μ
mで作動するヘリウムネオンレーザの場合、90゜
の回転は158.2μmの表面順位変化に等しい。施光
分析では回転を0.01゜より正確に測定するのが普
通であるが、0.01゜は0.01nmに等しく、従つて本
実施例の干渉計は極めて高い正確度を有する。
以上説明したように本発明の表面プロフイル干
渉計によれば、ビーム源手段の供給した直交する
2つの偏光方向に分かれた2つの成分の一方がテ
スト対象物上で合焦して形成するスポツトを含む
ように該2つの成分の他方が照射される所定領域
を、基準面としての該スポツト形成地点の高さに
関する情報として、テスト対象物の表面の粗さ、
又は、プロフイルの高さ変化に関する情報を得る
ことができ、テスト対象物の傾斜に影源されるこ
とやテスト対象物が照射されるビームに対して前
後に移動しても影響を受けることは無いので、高
精度の測定が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による表面プロフイル干渉計の
第1実施例の概略構成図、第2a図は第1図の干
渉計により照射されたテスト対象物の表面の様子
を示す説明図、第2b〜2e図は参考例により照
射されたテスト対象物の表面の様子を示す説明
図、第3a〜3d図は第1図の干渉計の種々の部
分における光学的信号及び電気的信号の説明図、
第4図は本発明による表面プロフイル干渉計の第
2実施例の概略構成図である。 10……レーザ、12……ビームエキスパン
ダ、14……偏光型ビームスプリツタ、16……
二分の一波長板、18,40……偏光子、20…
…反射器、22……収斂レンズ、24……発散レ
ンズ、26,36……四分の一波長板、28……
対物レンズ、30……テスト対象物の表面、32
……限定開口、34……位相変調器、38……補
償器、42……光電子増倍管、50……変調器制
御回路、52……位相敏感検出器、54……
EHT供給器、56……補償器回路、58……読
出し信号基準、60……非偏光型ビームスプリツ
タ、62……プリズム。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 直交する2つの偏光方向に分かれた振幅の等
    しい2つの成分を持つコリメートされたビームを
    供給するビーム源手段と、本質的に前記2つの成
    分間に位相差をもたらさないように前記ビーム源
    手段からの前記ビームをテスト対象物の方へ方向
    付けすると共に該テスト対象物から反射された前
    記ビームを受けて該反射されたビームを更に方向
    付けするビーム方向付け手段と、該ビーム方向付
    け手段と前記テスト対象物との間に配置されてお
    り前記2つの成分に対して夫々異なる焦点距離を
    有する複屈折光学手段を含んでおり前記2つの成
    分の一方が前記テスト対象物上で合焦してスポツ
    トを形成すると共に前記2つの成分の他方が合焦
    せずに前記テスト対象物上において前記スポツト
    を含む所定領域に照射されるように前記ビーム方
    向付け手段からの前記ビームを集束する集束光学
    手段と、前記複屈折光学手段と前記テスト対象物
    との間に配置されており前記複屈折光学手段から
    の前記ビーム及び前記テスト対象物からの前記反
    射されたビームを前記複屈折光学手段の2つの光
    学軸について反転するビーム反転手段と、前記ビ
    ーム方向付け手段からの前記反射されたビームを
    受け前記2つの成分間の如何なる位相差をも検出
    すると共に基準面としての前記所定領域の平均高
    さに対する前記スポツトの高さに比例した信号を
    出力する位相検知手段とを備えたことを特徴とす
    る表面プロフイル干渉計。 2 前記所定領域は前記スポツトの面積よりも少
    なくとも10のフアクタだけ大きいことを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項に記載の干渉計。 3 前記ビーム方向付け手段は平らな反射面を有
    する反射部材を含んでおり光軸の一方の側におい
    て前記ビーム源手段からの前記ビームを遮断し且
    つ前記光軸の前記一方の側において前記集束光学
    手段からの前記反射されたビームを前記位相検知
    手段の方へ反射するよう前記光軸の前記一方の側
    に配置されていることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項又は第2項に記載の干渉計。 4 前記ビーム方向付け手段は、第1偏光方向で
    の反射係数とこれに直交する偏光方向での透過係
    数との積が第1偏光方向での透過係数とこれに直
    交する偏光方向での反射係数との積に等しいとい
    う特性を有するビームスプリツタを含むことを特
    徴とする特許請求の範囲第1項又は第2項に記載
    の干渉計。
JP57189952A 1981-10-30 1982-10-28 表面プロフイル干渉計 Granted JPS5885103A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB8132745 1981-10-30
GB8132745 1981-10-30

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JPS5885103A JPS5885103A (ja) 1983-05-21
JPH0319482B2 true JPH0319482B2 (ja) 1991-03-15

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ID=10525503

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JP57189952A Granted JPS5885103A (ja) 1981-10-30 1982-10-28 表面プロフイル干渉計

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JP (1) JPS5885103A (ja)
DE (1) DE3240234C2 (ja)

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JPS5885103A (ja) 1983-05-21
DE3240234C2 (de) 1995-01-05
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