JPH0453144Y2 - - Google Patents

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JPH0453144Y2
JPH0453144Y2 JP1989005095U JP509589U JPH0453144Y2 JP H0453144 Y2 JPH0453144 Y2 JP H0453144Y2 JP 1989005095 U JP1989005095 U JP 1989005095U JP 509589 U JP509589 U JP 509589U JP H0453144 Y2 JPH0453144 Y2 JP H0453144Y2
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JP
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cable
ultrasonic
ultrasonic transducer
planar
ultrasonic waves
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  • Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)
  • Catching Or Destruction (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、超音波を利用してケーブルの設置箇
所からねずみ等を駆除し、ケーブルを保護するた
めの装置に関する。
〔背景技術〕
鉄道の線路沿いに設けられた側溝内には信号ケ
ーブルが埋設されているが、この信号ケーブルが
ねずみに噛られると、断線やシヨート等により信
号故障の原因となる。このため、従来からもねず
み被害に対する対策が種々講じられている。
例えば、超音波を利用したケーブル保護装置と
しては、第4図に示すようなものが用いられてい
る。これは、側溝(図示せず)の底面に適宜間隔
をあけてホーン等を備えたボツクス型の超音波発
生器5を設置しておき、この上から側溝内に信号
ケーブル2を敷設したものである。そして、超音
波発生器5から信号ケーブル2に向けてねずみの
嫌う超音波を輻射させ、ねずみが信号ケーブル2
に近づくのを防止しようとするものである。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記のようなケーブル保護装置
にあつては、ホーン等を備えた超音波発生器5か
ら信号ケーブル2に向けて超音波を輻射した場
合、第4図に示す通り信号ケーブル2の裏面側が
死角となり、超音波の届かない領域(例えば、イ
の領域)が生じている。また、側溝に沿つて一定
間隔毎に超音波発生器5を設置しても、超音波発
生器5間に超音波の輻射されない区間(例えば、
ロの領域)も生じている。
このように従来のケーブル保護装置では、信号
ケーブルの全体に対して均一に超音波を輻射する
ことができないので、これらの死角となる領域や
区間ではねずみを効果的に駆除することができ
ず、従来は有効なねずみ駆除方法がなかつた。
なお、信号ケーブルに沿つて多数の超音波発生
器をくまなく設置することも考えられるが、長距
離にわたつて敷設された信号ケーブルに沿つて個
別の超音波発生器を隙間なく設置することは経済
的にも不可能であり、また保守点検等も困難であ
る。
しかして本考案の目的とするところは、信号ケ
ーブルや電力ケーブル等のケーブルに沿つて死角
の生じないように超音波発生手段を設けることが
でき、確実にねずみ等を駆除することができ、し
かも安価で保守点検等の容易なケーブル保護装置
を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
このため本考案のケーブル保護装置は、両状超
音波振動子をケーブルの外周に沿つて巻き付けた
ことを特徴としている。
〔作用〕
本考案にあつては、両状超音波振動子をケーブ
ルの外周に沿つて巻き付ける構造となつているの
で、ケーブルの外周に巻き付けられた両状超音波
振動子からケーブルの中心とする360度の全方位
に超音波を輻射することができ、ケーブルの周囲
に超音波輻射の死角を生じさせない。また、面状
超音波振動子によつて長い距離に亘つてケーブル
を覆うことが可能となり、ケーブルを全長にわた
つて安価にねずみ等から保護することができる。
さらに、少ない点数の面状超音波振動子によつて
ケーブルの全長を保護できるので、保守点検等の
対象も少なくなり、保守点検作業等が容易にな
る。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を添付図に基づいて詳述
する。
第3図に示すものは、面状超音波振動子1の一
例であり、例えばフイルム状の有機高分子圧電材
料等によつて形成された柔軟性を有する圧電膜3
の両面に真空蒸着法やスパツタリング等の薄膜形
成技術により薄膜の電極膜4,4を成膜したもの
である。この面状超音波振動子1は、両面の電極
膜4,4間に交流電圧やパルス状電圧などを印加
すると、ねずみ等の嫌う周波数の超音波を輻射す
るものである。
第1図に示すものは、リボン状もしくは帯状を
した面状超音波振動子1を信号ケーブルや電力ケ
ーブル等のケーブル2の外周に沿つて螺旋状に巻
き付けたものである。ここで、面状超音波振動子
1は、ケーブル2の外周に巻き付けてもよいが、
超音波輻射の広がりを考慮して適当な隙間をあけ
て巻き付けてもよい。こうしてケーブル2の外周
に巻き付けた面状超音波振動子1を駆動用電源に
接続して励振させると、面状超音波振動子1はケ
ーブル2の外周に巻かれているので、ケーブル2
を中心として360度の全方位に亘つて超音波を輻
射することができる。しかも、面状超音波振動子
1は長尺物のケーブル2に沿つて連続的に巻かれ
ているので、一つの面状超音波振動子1で長距離
に亘つて超音波を輻射することができ、少ない個
数の面状超音波振動子1によつて切れ目なく超音
波を輻射することができる。したがつて、簡単な
構造によつて超音波輻射の死角をなくすことがで
き、確実にねずみ等をケーブル2の近傍から駆除
してケーブル2を保護できる。
上記実施例では面状超音波振動子1をケーブル
2の周囲に螺旋状に巻いているが、ケーブル2の
巻き付け構造としてはこれに限るものではなく、
例えば第2図に示すように帯状の面状超音波振動
子1をケーブル2の外周に筒状に巻き付けたもの
等でもよい。また、面状超音波振動子1は、ケー
ブル2の外周に後から巻き付ける構造とすれば、
保守点検や交換作業等を容易にできるが、筒状等
に形成された面状超音波振動子1内にケーブル2
を通す構造としても差し支えない。
なお、用途としては鉄道の信号ケーブルの保護
に限らず、各種ケーブルをねずみ等から保護する
ために広く用いることができる。
〔考案の効果〕
本考案によれば、ケーブルの外周に沿つて面状
超音波振動子を巻き付けることによりケーブルを
面状超音波振動子内に包み込むことができ、ケー
ブルの外周から360度の全方位へ向けて超音波を
輻射させることができ、また長尺物のケーブルに
沿つて切れ目無く超音波を輻射することができ、
したがつて超音波輻射の死角をなくすことができ
てねずみ等によつて信号ケーブルや電力ケーブル
等が噛られるのを確実に防止することができる。
さらに、少ない数の超音波振動子によつて死角の
ないように超音波を輻射することができ、超音波
振動子の保守点検作業や交換作業等も容易に行え
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す斜視図、第2
図は本考案の他例を示す斜視図、第3図は面状超
音波振動子の斜視図、第4図は従来例の斜視図で
ある。 1……面状超音波振動子、2……ケーブル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 面状超音波振動子をケーブルの外周に沿つて巻
    き付けたことを特徴とするケーブル保護装置。
JP1989005095U 1989-01-19 1989-01-19 Expired JPH0453144Y2 (ja)

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JP1989005095U JPH0453144Y2 (ja) 1989-01-19 1989-01-19

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JP1989005095U JPH0453144Y2 (ja) 1989-01-19 1989-01-19

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JPH0297827U JPH0297827U (ja) 1990-08-03
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JPH0297827U (ja) 1990-08-03

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