JPH045276Y2 - - Google Patents

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JPH045276Y2
JPH045276Y2 JP1984193631U JP19363184U JPH045276Y2 JP H045276 Y2 JPH045276 Y2 JP H045276Y2 JP 1984193631 U JP1984193631 U JP 1984193631U JP 19363184 U JP19363184 U JP 19363184U JP H045276 Y2 JPH045276 Y2 JP H045276Y2
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raw rubber
rubber sheet
cutting
blade
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は生ゴムシート切断装置に関する。
〔従来の技術〕
従来の生ゴムシートの切断装置としては、イ挟
み式シエヤーによる切断装置、ロナイフを加熱し
て、押え保持した生ゴムシートを走行しつつ切断
する装置、ハクツシヨン無しの押切り切断装置、
ニ木材やプラスチツク板を当板として押切りする
切断装置等が知られている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記の従来の各技術イ〜ニには、夫々次のよう
な問題点があつた。
(イ) 挟み式シエヤー: 刃が高価であり、かつ薄い生ゴムが切りにく
い。
(ロ) ナイフ走行式: 構造が複雑である。特に、ナイフ(カツタ
ー)を加熱する必要があり、生ゴムをクランプ
して張力を与えるための押え機構、及びナイフ
(カツター)の走行機構を必要とする。
(ハ) クツシヨン無しの押切り式: 刃の損耗が大きい。さらに、刃先の当たり調
整が困難であり、未切断の生ゴム薄皮部分が残
ることが多い。
(ニ) 当板の押切式: 当板に刃先が当たり、木材や強化プラスチツ
ク製の当板の切込による損傷が大きいと共に、
切屑が生ゴムに付着して、異物がゴム内に混入
する。
〔問題点を解決するための手段〕 この考案の生ゴムシート切断用の長尺ブレード
と、該長尺ブレードの刃先よりも硬度が高く、か
つ生ゴムシートを載置する平滑状当接面を有する
ウエアプレートと;上記長尺ブレードが該ウエア
プレートの該当接面に近接乃至当接しつつ該生ゴ
ムシートを切断時に該ウエアプレートの刃先に過
大負荷の掛けるのを防止すべく該ウエアプレート
を弾発的に保持するクツシヨンと;上記平滑状当
接面の近傍で該当接面に接触しない高さであり、
かつ平面的に見て上記長尺ブレードの刃先の前後
に平行状に配設されて、生ゴムシートの長尺ブレ
ードへの付着による該生ゴムシートの持ち上がり
を防止する付着防止リングと;を備えている。
〔作用〕
上記の技術的手段によつて次のような作用を有
する。
() クツシヨンが圧縮して逃げるためにウエ
アプレートの平滑状当接面に対して長尺ブレー
ドが過大な力で衝突するのを有効に防止する。
() クツシヨンは大きな力を受けた部位が大
きく逃げるために、長尺ブレードがその長手方
向に沿つて、ウエアプレートの当接面に対し
て、均等に当たる。
() ウエアプレートの平滑状当接面の硬度
は、長尺ブレードの刃先より高いから、当接面
が損傷を受けないで済む。
() 付着防止リングにて、切断後の生ゴムシ
ートが長尺ブレードの刃先に付着するのを阻止
して、該生ゴムシートを切離して、持ち上がり
を防止することができ、生ゴムシートをスムー
スに送出すことが可能となる。
() 付着防止リングは、生ゴムシートの平滑
状当接面の近傍で、該当接面には接触しない高
さに配置されているため、生ゴムシート切断時
に、柔らかい生ゴムシートに不必要な押圧力を
与えることがなく、生ゴムシートが押圧力によ
り変形を受けることがない。
〔実施例〕
以下、図示の実施例に基づき本考案を詳説す
る。
第1図に於て、生ゴムシート切断装置1は、帯
状の生ゴムシート2を所定の長さに切断して矩形
板状にするための長尺ブレード3を有し、同図で
は固定状スライドガイド4の溝部4a間に上下摺
動可能に挿入されたブレードホルダ5に、長尺ブ
レード3が取付けられている。6は駆動円盤であ
つて、エキセンシヤフト7に偏心カム8を介して
取付けられ、かつ、この駆動円盤6の円周の一部
にジヨイントボール9を介して首振り自在にアジ
ヤスト杆10が取付けられ、このアジヤスト杆1
0の下端を上記ブレードホルダ5の上面に連結す
る。図外の駆動モータ及び減速機構等を介して、
駆動円盤6が回動すると、偏心カム8によつてア
ジヤスト杆10及びブレードホルダ5が上下往復
運動をする。
11は、生ゴムシート2を載置する平滑状当接
面12を上面として有するウエアプレートで、角
材状ブロツクであつて、耐摩耗性硬質金属が用い
られる。例えば、鋼製として、当接面12,12
は焼入研磨仕上げとして、平面度がよく出される
ことが望ましい。焼入硬さは、ブレード3の刃先
3aより高くする。また、生ゴムシート2の付着
を防ぐために、クロムメツキ・フツ素樹脂加工
(大森クロムのテフロツク加工)が望ましい。1
3は、上記ウエアプレート11を弾発的に保持す
るクツシヨンであつて、台座14の凹溝15内に
嵌込状に取付けられると共に、ウエアプレート1
1の下面に固着される。このクツシヨン13は角
材状の高発泡スポンジが好ましいが、これ以外に
ゴム及び他の合成樹脂あるいはスプリング等の弾
性材とするも、自由である。
長尺ブレード3は形状が簡単であるから、その
入手も容易で安価であると共に、刃先3aも精度
良く加工出来て、平滑状当接面12に密接する
が、第1図中の前記アジヤスト杆10は、長尺ブ
レード3の長手方向に複数本並設され、各々の長
さを調節すれば、長尺ブレード3のウエアプレー
ト11への当たりを均等となるように、容易に調
整出来る。従つて生ゴムシート2の切断も均一に
なるように簡単に調整出来る。
また、16,17は矢印A,Bのように送られ
てくる生ゴムシート2を下方から支持する受ロー
ル、18はさらに受ロール17の下流に設置され
て切断後の生ゴムシート片2a……を送るための
ベルトコンベア等の送り機構である。しかして、
付着防止リング19……が、平滑状当接面12の
近傍で該当接面に接触しない高さでありかつ平面
的に見て上記長尺ブレード3の刃先3aの前後に
平行状に配設されている。即ち、この付着防止リ
ング19……は、長尺ブレード3の刃先3aがウ
エアプレート11に当接状態において、その刃先
3aの近傍の前後面夫々に設けられる。第3図の
斜視図に示すように、左右一対の取付板20,2
0の上下方向長孔21……に、支軸22,22が
上下に僅かに移動自在に取付けられ、しかも、各
支軸22に輪切状の複数個のリング19……が回
動自在に取付けられ、後述の第7図と第8図のよ
うに長尺ブレード8に生ゴムシート2が付着して
余分に持上げられるのを、このリング19……と
支軸22の自重にて押上げて落下させる役目をな
すもので、生ゴムの付着しにくいフツ素樹脂製の
リング19がよい。
そして、23はウエアプレート11に生ゴムシ
ート2が付着した際、これを押上げて剥離させる
ための押上装置である。この押上装置23は、流
体シリンダ24と、そのピストンロツドから分岐
した支持腕25,25と、この支持腕25,25
の上端に取付けられた帯板状の押上片26,26
とから構成される。
一対の押上片26,26は、ウエアプレート1
1の前面・後面の夫々に近接状として、図のよう
に配置される。
次に、この実施例の作動を説明すると、まず第
4図に示す如く、台座14にクツシヨン13を介
して弾発的に支持されたウエアプレート11上
に、第1図中の矢印A方向から帯板状の生ゴムシ
ート2を送込み、静止させる。そこで第1図中の
駆動円盤6の回転に伴つて長尺ブレード3が矢印
Cのように降下してくる(第4図)。第5図はこ
のように降下してきた長尺ブレード3の刃先3a
が当たつた瞬間を示し、この状態ではまだクツシ
ヨン13は圧縮せず、ウエアプレート11は静止
のままである。その直後に、刃先3aは生ゴムシ
ート2を切断してゆくが、第5図と第6図(完全
切断状態)とを比較すれば明らかなように、この
切断時に刃先3aから受ける押付力Fによつて、
クツシヨン13は圧縮弾性変形する。
この切断押付力Fは、刃幅1cm当たり5〜20Kg
程度とするのが好ましく、特に10Kg前後が最適で
あることが分かつた。また、クツシヨン13の最
大圧縮変形量Dは、上記10Kgのときに約2〜3mm
程度が望ましい。アジヤスト杆10は、刃先3a
の全体を均等にウエアプレート11に当接させる
と共に、この圧縮変形量Dを最適値に調整するう
えで至便である。
完全に生ゴムシート2が切断された後、偏心カ
ム8の下死点を越えることによつて、第7図及び
第8図と順次長尺ブレード3は矢印G方向(上
方)へ動く。このとき、刃先3aに生ゴムシート
2がその粘着力で付着して持上げられることがあ
る。ところで、既述の構造の付着防止リング19
……と支軸22,22が、持上げられつつある生
ゴムシート2の端縁部の上面に当接して、リング
19……と支軸22の自重にて、刃先3aへの付
着を、切離すことができる。
さらに、第7図の長尺ブレード3の上昇と共
に、又は、その直後に、流体シリンダ24を、第
9図から第10図のように、矢印H方向に作動さ
せて、ウエアプレート11の当接面12に付着し
た生ゴムシート2の端縁部を、帯板状押上片26
で押上げて、分離する。
上述のように、刃先3aに付着した場合には、
付着防止リング19……にて切離しすると共に、
ウエアプレート11に付着した場合には、押上装
置23にて分離して、その後、第1図中の受ロー
ル17及び送り機構18によつて、生ゴムシート
2aを送出する。
なお、図示の実施例以外に設計変更自由であつ
て、第1図の駆動円盤6・エキセンシヤフト7等
に代えて、第2図に示すような流体シリンダ27
及びアジヤスト杆10をもつてブレード3を往復
作動させるも好ましい。また、第3図のように輪
切り状のリング19……を一本化することも可能
である。
〔考案の効果〕
この考案は、上述の構成によつて次のような著
大な作用効果を発揮する。
() 長尺ブレード3は刃先3aが直線状でよ
いから、形状と構造が単純で、安価にかつ容易
に入手出来る。
() クツシヨン13の圧縮弾性変形によつて
長尺ブレード3の単位幅当たりの押切力が、過
大とならず、刃先3aが圧潰、破損するのを有
効に防止出来る。かつ、確実に生ゴムシート2
を完全切断出来る。
() ウエアプレート11の平滑状当接面12
は、従来に比較して極めて硬度が高いため、切
断の際の押付力によつて生ゴムシート2は変形
せず、その切断端面は綺麗に仕上がり、さら
に、該当接面12は損傷が付かず、長寿命とな
ると共に該生ゴムシート2を傷めることがな
く、しかも、不純物が製品のゴムの中に混入す
ることもない。
() 刃先3aが直線状で、ウエアプレート1
1の当接面12が平滑状であるから、相互の当
たり具合の微調整が容易であつて、これに、ク
ツシヨン13による切断力の調整も容易である
から、生ゴムシートが薄くとも、あるいはその
種々の特性にかかわらず、常に良好な切れ味が
得られる。
() 装置全体の構造が簡単で、故障が発生し
にくく、長寿命である。
() 付着防止リング19……にて、切断後の
生ゴムシート2が余分に持ち上がらないので、
生ゴムシート2を円滑に送出すことができ、切
断作業中に、一時中断して、生ゴムシート2の
付着を解除する必要がなく、連続的に切断作業
を行なうことができる。
() 付着防止リング19は生ゴムシート2の
平滑当接面12の近傍で該当接面に接触しない
構成としているため、柔らかい生ゴムシートの
変形を防止できる。例えば、一般的にはシート
切断時にシート押えでシートに押圧力を加える
ことがあるが、生ゴムシートのような柔らかい
シートにおいて、このような押圧力を与えると
シートが変形してしまう。本願の付着防止リン
グは、シートがブレードに付着している力を切
離す程度の力をシートに与えるだけであり、従
つて、生ゴムシートが変形することはない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す一部断面側面
図、第2図はその要部の変形例を示す一部断面側
面図、第3図は要部拡大分解斜視図、第4図〜第
10図は本考案の作動を順次説明するための断面
側面図である。 2……生ゴムシート、3……長尺ブレード、3
a……刃先、11……ウエアプレート、12……
平滑状当接面、13……クツシヨン、19……付
着防止リング、23……押上装置、26……押圧
片。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 生ゴムシート切断用の長尺ブレードと、該長尺
    ブレードの刃先よりも硬度が高く、かつ生ゴムシ
    ートを載置する平滑状当接面を有するウエアプレ
    ートと、 上記長尺ブレードが該ウエアプレートの該当接
    面に近接乃至当接しつつ該生ゴムシートを切断時
    に該ウエアプレートの刃先に過大負荷の掛けるの
    を防止すべく該ウエアプレートを弾発的に保持す
    るクツシヨンと、 上記平滑状当接面の近傍で該当接面に接触しな
    い高さであり、かつ平面的に見て上記長尺ブレー
    ドの刃先の前後に平行状に配設されて、生ゴムシ
    ートの長尺ブレードへの付着による該生ゴムシー
    トの持ち上がりを防止する付着防止リングと、 を備えたことを特徴とする生ゴムシート切断装
    置。
JP1984193631U 1984-12-19 1984-12-19 Expired JPH045276Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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