JPH045259Y2 - - Google Patents

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JPH045259Y2
JPH045259Y2 JP1986065140U JP6514086U JPH045259Y2 JP H045259 Y2 JPH045259 Y2 JP H045259Y2 JP 1986065140 U JP1986065140 U JP 1986065140U JP 6514086 U JP6514086 U JP 6514086U JP H045259 Y2 JPH045259 Y2 JP H045259Y2
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JP
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blade
handle
locking
tool
handles
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JP1986065140U
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JPS62178071U (ja
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  • Gripping Jigs, Holding Jigs, And Positioning Jigs (AREA)
  • Removal Of Insulation Or Armoring From Wires Or Cables (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は電線等を切断又は加工する際に使用す
る工具に関するものである。
(従来の技術) 従来、第2図に示すように、一対の刃部10が
連結軸20を介してクロス状に連結され、該連結
軸20を中心にくわえ歯11と切断刃12とを併
設した刃面と、切断刃12と穴刃13とを併設し
た刃面とが同一直線上に配置され、該刃部10の
一端側に一対の柄部30が連設されてなる工具が
知られている。
(考案が解決しようとする問題点) 前記従来の工具においては、前記刃部10をく
わえ歯11、切断刃12、穴刃13とが連結軸2
0を介して同一直線上に刃面を有していたため、
一つの刃を使用している場合、他の刃面にも力が
加わり、刃面を損傷することがあつた。又柄部3
0と連結軸20との間にも刃部10を有するた
め、工具使用時、柄部30を持つ手の指を誤つて
隣接する刃部10に挟み、けがをする場合もあつ
た。
(考案の目的) 本考案は前記従来の問題点に鑑み、同一の工具
にて多目的な用途に対応でき、一つの刃の使用時
にも、他の刃面に力が加わることがない、耐久性
に富み、安全で効率的な工具を提供することを目
的とする。
(問題点を解決するための手段) 本考案では前記目的を達成するため、連結軸を
中心とする両端に異種用途の刃面が併設され、該
両端の刃面が互いに鈍角をなしている一対の刃部
と、一端を前記連結軸に回動自在に取付けた一対
の柄部と、前記各刃部の両端にそれぞれ設けら
れ、各柄部との間で刃面の一方を使用可能とする
一の係止状態及び刃面の他方を使用可能とする他
の係止状態を形成可能な係止部と、一端が前記柄
部に固定され、他端が前記2つの係止状態の双方
において刃部の使用しない方の刃面に対応する外
側端部に当接する如く延設された板バネとを備え
た工具を提案する。
(作用) 本考案によれば、連結軸を中心に一対の柄部を
互いに反対方向(一方が時計方向、他方が反時計
方向)に回動させ、該柄部を刃部に設けた係止部
に当接させることにより、爾後前記方向への回動
に対しては前記柄部と刃部とは連係状態となる。
又該連結軸を中心とする両端の刃面は互いに鈍角
をなすように設けられているため、工具を使用し
ている際には、柄部に近接している刃面は互いに
密着しないので、刃面を損傷することなく、又柄
部を持つ手の指を誤つて刃部に挟んでも刃面が密
着しないため、けがをすることはない。また、一
端が柄部に固定され、他端が2つの係止状態の双
方において刃部の使用しない方の刃面に対応する
外側端部に当接する如く延設された板バネを備え
たため、一対の刃部で構成される2つの刃面のう
ち、使用しない方の刃面に対して常にこれに閉じ
る方向に力を付与することができる。
(実施例) 第1図及び第3図乃至第8図は、本考案にかか
る一実施例を示し、従来例との同一構成部分は同
一符号にて表わす。即ち10a,10bは連結通
し穴14を介して連結軸20により連結された一
対の刃部である。該刃部10a,10bの一端側
(連結軸20を中心とする図に向つて左側)には
左端に鋸歯形状をしたくわえ歯11が、また、該
くわえ歯11よりも中央寄りには前記切断刃12
がそれぞれ設けられている。該刃部10a,10
bの他端側(連結軸20を中心とする図に向つて
右側)には、中央から右側にわたつて切断刃12
が設けられ、該切断刃12の中央寄りには複数の
穴刃13が設けられている。該各刃部10a,1
0bの穴刃13は断面鋭利で異径な2つの半円形
状を有している。また、前記くわえ歯11、切断
刃12などよりなる連結軸20を中心とする両端
の刃面10c,10dは第5図及び第7図に示す
如く角度αが互いに鈍角をなすように形成されて
いる。
前記連結部15は前記双方の刃面10c,10
dの中間に半円形状に膨出してなり、該連結部1
5の中心には前記連結通し穴14が設けられてい
る。又前記連結部15は一対の刃部10a,10
bの合せ面と反対側に突出した形状になつてい
る。
16a及び16bは刃部10aの刃面10c,
10dのそれぞれの付根に設けられた2個の係止
部であり、該刃部10aの裏面に突出している。
17a及び17bは刃部10bの刃面10c,
10dのそれぞれの付根に設けられた2個の係止
部であり、該刃部10bの正面側に突出してい
る。
20は連結軸であり、前記刃部10a,10b
に設けられた連結通し穴14と、柄部30に設け
られた通し穴31a及び32aと柄部40に設け
られた通し穴40aとに軸着される。
前記2個の柄部30及び40は、略箱型形状を
有する柄部30と、略板形状の柄部40とからな
る。柄部30はくさび形形状をした上板31及び
下板32と、該上板31及び下板32とを連結
し、通し穴31a及び32a側を開口した長方形
形状の側板33及び34を有する箱形形状で、該
側板34には、前記上板31と下板32との間隙
に、板バネ35が支持片36を介して係着され、
開口する前記柄部30の長手方向に延設されてい
る。
前記上板31及び下板32の側面に開口を有す
る先端部には通し穴31a及び32aが設けられ
ている。又上板31には、工具組立時に前記刃部
10bの係止部17a,17bと対応する位置2
ヶ所に切欠き部31bを設けている。柄部40は
くさび形の板形状を有し、工具組立時、刃部10
bを臨む表面には板バネ41が支持片42を介し
て係着され、該柄部40の長手方向に延設されて
いる。又柄部40の先端部には通し穴40aが設
けられている。又柄部40には、工具組立時に前
記刃部10aの係止部16a,16bと対応する
位置2ヶ所に切欠き部40bを設けている。
本実施例によれば、前記連結軸20により軸着
されている柄部30及び40は、連結軸20を中
心に回動自在となつている。従つて、工具の刃面
10cを使用する際には、柄部30を回動させ、
該柄部30の上板31に設けた切欠き部31bを
前記柄部10bの係止部17aに係止させる。又
一方柄部40を回動させ、該柄部40に設けた切
欠き部40bを前記刃部10aの係止部16aに
係止させる。これにより前記刃部10と前記柄部
30及び40は連係状態となり、該柄部30及び
40に互いに閉じる方向に手で力を加えると刃部
10a,10bの刃面10dはそれぞれ開く方向
に力が働き、一方刃面10cには閉じる方向の力
が加わるため刃面10cに設けられた前記くわえ
歯11及び切断刃12を使用して電線等の切断及
び加工ができる。
同様に刃面10dを使用する際には、柄部30
を反対方向に回動させて、該柄部30の上板31
に設けた切欠き部31bを前記刃部10bの係止
部17bに係止させる。又柄部40を回動させて
該柄部40に設けた切欠き部40bを前記刃部1
0aの係止部16bに係止させることにより、刃
部10と前記柄部30及び40は連係状態とな
り、該柄部30及び40を互いに閉じる方向に手
で力を加えると、今度は刃部10a,10bの刃
面10cにはそれぞれ開く方向の力が働き、一方
刃面10dには閉じる方向の力が働く。
又本実施例によれば、工具の刃面10cを使用
時には柄部30及び柄部40に設けられた板バネ
35及び板バネ41が刃部10の外側端部10e
において当接状態にあり、前記柄部30及び40
に力を加えない場合には、前記板バネ35及び4
1の反力によつて、前記刃部10の刃面10dは
閉じる方向に働く。従つて前記連結軸20を介し
て刃面10dと対称に位置する刃面10cは開く
方向に働き、工具の使用完了後、容易に電線等を
着脱することができる。
なお、本実施例で説明したなかで、刃部10a
及び10bに設けられたくわえ歯11、切断刃1
2、穴刃13の組合せは本実施例の説明に限るも
のではなく他の組合せにても適用可能である。
(考案の効果) 以上記述したように、本考案によると、連結軸
を中心にして一対の柄部を刃部の使用目的に応じ
た方向にそれぞれ回動し、該各柄部を該各刃部に
設けた係止部に係止させることにより、該柄部と
該刃部とは連係状態にできる。従つて連結軸を介
して両端に設けられた刃部の刃を一対の該柄部で
使いわけることができるので一つの工具が多目的
に使用できることとなる。又前記刃部の連結軸を
中心とする両端に設けられた2つの刃面が互いに
鈍角をなしており、同一直線上にはないため、1
つの刃面を使用しているときに、他の刃面に力が
加わることがなく、刃面を損傷することがない。
さらに一端が柄部に固定され、他端2つの係止状
態の双方において刃部の使用しない方の刃面に対
応する外側端部に当接する如く延設された板バネ
を備えたため、一対の刃部で構成される2つの刃
面のうち、使用しない方の刃面に対して常にこれ
を閉じる方向の力を付与することができ、該2つ
の刃面が両方とも通常は開状態で使用時のみ閉成
する如く動作するものであつても、その使用する
刃面に応じた使い勝手の良い方向、即ち使用する
刃面を開く方向へ力を付与することが可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第8図は本考案の説明に供するもの
で、第1図は、本考案の一実施例を示す工具の正
面図、第2図は従来例を示す工具の正面図、第3
図は本考案の工具の平面図、第4図は本考案の工
具の一部切欠き背面図、第5図は一方の刃部の正
面図、第6図は同底面図、第7図は他方の刃部の
正面図、第8図は同底面図である。 図中、10a,10b……刃部、11……くわ
え歯、12……切断刃、13……穴刃、14……
連結通し穴、15……連結部、16a,16b,
17a,17b……係止部、20……連結軸、3
0,40……柄部、31b,41b……切欠き
部、35,41……板バネ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 連結軸を中心とする両端に異種用途の刃面が
    併設され、該両端の刃面が互いに鈍角をなして
    いる一対の刃部と、 一端を前記連結軸に回動自在に取付けた一対
    の柄部と、 前記各刃部の両端にそれぞれ設けられ、各柄
    部との間で刃面の一方を使用可能とする一の係
    止状態及び刃面の他方を使用可能とする他の係
    止状態を形成可能な係止部と、 一端が前記柄部に固定され、他端が前記2つ
    の係止状態の双方において刃部の使用しない方
    の刃面に対応する外側端部に当接する如く延設
    された板バネとを備えた ことを特徴とする工具。 (2) 前記刃部の両端に設けられた刃面の一方には
    くわえ歯と切断刃とが設けられ、他方には穴刃
    と切断刃とが設けられていることを特徴とする
    実用新案登録請求の範囲第1項記載の工具。 (3) 一方の柄部は略箱状を有し、また、他方の柄
    部は略板状を有することを特徴とする実用新案
    登録請求の範囲第1項又は第2項記載の工具。 (4) 一方の柄部はくさび形の略箱状を有し、ま
    た、他方の柄部はくさび形の略板状を有するこ
    とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項
    又は第2項記載の工具。 (5) 各柄部は各係止部に対応した切欠を備えたこ
    とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項
    乃至第4項いずれか1項記載の工具。
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5248199B2 (ja) * 1972-05-25 1977-12-08

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5250480Y2 (ja) * 1975-10-02 1977-11-16

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