JP2001314670A - 切断具 - Google Patents

切断具

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JP2001314670A
JP2001314670A JP2000136598A JP2000136598A JP2001314670A JP 2001314670 A JP2001314670 A JP 2001314670A JP 2000136598 A JP2000136598 A JP 2000136598A JP 2000136598 A JP2000136598 A JP 2000136598A JP 2001314670 A JP2001314670 A JP 2001314670A
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JP
Japan
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pair
blades
blade
cutting
rubbing
Prior art date
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JP2000136598A
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English (en)
Inventor
Katsuhiko Ozeki
克彦 尾関
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Clover Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Clover Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】被切断物の種類などに応じて複数の切断具を持
ち替えて使い分けるといった煩雑さを無くし、または少
なくすることができる使い勝手の良い切断具を提供す
る。 【解決手段】一対の柄部10を有する一対のアーム1が
相対回転可能に連結されており、かつ一対のアーム1に
は、一対の柄部10の開閉動作によって開閉される複数
対の切断用の刃が形成されている、切断具であって、上
記複数対の切断刃としては、少なくとも一対ずつの突き
合わせ刃2Aと擦り合わせ刃2Bとが形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、ワイヤやその他
の所望の物品または部材を切断するのに用いられる切断
具に関する。
【0002】
【従来の技術】手工芸の1つの分野として、ワイヤを利
用して日用雑貨品や装飾品を製作するいわゆるワイヤク
ラフトの製作分野がある。ワイヤクラフトの製作作業に
おいてワイヤを切断するときには、ニッパがよく用いら
れる。ニッパは、柄部と切断用の刃とをそれぞれ有する
一対のアームを相対回転可能に連結したものであり、上
記切断用の刃は、突き合わせ刃となっている。ここで、
本明細書でいう「突き合わせ刃」とは、一対の刃が互い
に接近したときにそれらの先端どうしが突き合わせ状態
となる刃を意味している。突き合わせ刃は、比較的硬い
ワイヤを切断するのに適する。
【0003】従来においては、種々の構造のニッパが提
案されているが、それらのいずれもが、切断用の刃とし
て、突き合わせ刃を有するものに過ぎなかった。たとえ
ば、実開昭63−177461号公報の第1図および第
3図には、2対の切断用の刃を有するニッパの構造が示
されているが、これら2対の切断用の刃は、いずれも突
き合わせ刃とされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したワイヤクラフ
トの製作に際しては、金属製の比較的硬いワイヤに加
え、それよりも軟らかい材料が利用される場合もある。
ところが、従来のニッパは、軟らかい材料を切断するの
には適しない。このため、従来においては、ニッパとは
別にハサミをも準備しておき、軟らかい材料を切断する
場合にはハサミを利用していた。ハサミは、ニッパとは
異なり、一対の擦り合わせ刃をもっている。ここで、本
明細書でいう「擦り合わせ刃」とは、一対の刃を互いに
接近させていくときにそれらの先端どうしは突き合わせ
状態にはならず、それらの一側面どうしが互いに擦り合
わさった状態になる刃を意味している。擦り合わせ刃
は、軟らかいものを切断するのに適する。
【0005】このように、従来においては、被切断物の
種類などに応じてニッパとハサミとを使い分けていた
が、これらを使い分けるには、ニッパとハサミとをわざ
わざ持ち替える必要があり、これが不便となっていた。
また、ニッパとハサミとのそれぞれを準備することは、
ユーザの経済的な負担も大きくなる。
【0006】本願発明は、このような事情のもとで考え
出されたものであって、被切断物の種類などに応じて複
数の切断具を持ち替えて使い分けるといった煩雑さを無
くし、または少なくすることができる使い勝手の良い切
断具を提供することをその課題としている。
【0007】
【発明の開示】上記の課題を解決するため、本願発明で
は、次の技術的手段を講じている。
【0008】本願発明によって提供される切断具は、一
対の柄部を有する一対のアームが相対回転可能に連結さ
れており、かつ上記一対のアームには、上記一対の柄部
の開閉動作によって開閉される複数対の切断用の刃が形
成されている、切断具であって、上記複数対の切断刃と
しては、少なくとも一対ずつの突き合わせ刃と擦り合わ
せ刃とが形成されていることを特徴としている。
【0009】本願発明によれば、1つの切断具を用いる
だけで、突き合わせ刃を利用した切断作業と、擦り合わ
せ刃を利用した切断作業とのいずれもが行えることとな
る。突き合わせ刃を利用すれば、比較的硬いワイヤなど
を適切に切断することができる。これに対し、擦り合わ
せ刃を利用すれば、比較的軟らかいワイヤやシート類な
どを適切に切断することができる。また、突き合わせ刃
を用いた切断作業においては、切断された破片などが周
辺に飛び散り易くなるが、擦り合わせ刃を用いた切断作
業においてはそのような虞れを少なくすることもでき
る。したがって、本願発明によれば、従来とは異なり、
被切断物の種類やその他の条件に応じて、複数の切断具
を持ち替えて使い分けるといった煩雑さを無くし、また
は少なくすることができる。本願発明に係る切断具は、
ワイヤクラフト製作用の切断具として最適である。ま
た、本願発明によれば、ユーザは、たとえばニッパとハ
サミとの2種類の切断具を準備するのに代えて、本願発
明に係る切断具を1つだけ準備すればよいこととなるた
め、ユーザの経済的な負担も少なくなる。
【0010】本願発明の好ましい実施の形態において
は、上記各突き合わせ刃と上記各擦り合わせ刃とは、隙
間を介して互いに隣接している。
【0011】このような構成によれば、上記各突き合わ
せ刃と上記各擦り合わせ刃とは互いに隣接しているため
に、被切断物を上記一対の突き合わせ刃の間に挟み込む
動作と、上記一対の擦り合わせ刃との間に挟み込む動作
との切り替えを迅速に行うことが可能となり、使い勝手
が良好となる。また、上記隙間の存在は、上記各突き合
わせ刃と上記各擦り合わせ刃とを明確に区別するのに役
立つ。したがって、それら2種類の刃の境界が不明瞭と
なって、切断に使用する刃の選択をユーザが誤ったり、
あるいはたとえば被切断物を突き合わせ刃を利用して切
断するときに擦り合わせ刃の一部がその被切断物に不当
に触れてしまうといった虞れを少なくすることもでき
る。
【0012】本願発明の他の好ましい実施の形態におい
ては、上記各突き合わせ刃は、上記各擦り合わせ刃より
も上記各アームの先端寄りに設けられている。
【0013】たとえば、切断具の先端部しか挿入できな
いような狭いスペース内において被切断物を切断する場
合には、擦り合わせ刃よりも突き合わせ刃の方が適する
場合が多い。上記構成によれば、上記各突き合わせ刃を
切断具の先端部に配することができるために、上記のよ
うな場合に適するものとなる。
【0014】本願発明のその他の特徴および利点につい
ては、以下に行う発明の実施の形態の説明から、より明
らかになるであろう。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の好ましい実施の
形態について、図面を参照しつつ具体的に説明する。
【0016】図1および図2は、本願発明に係る切断具
の一例を示している。図1によく表われているように、
本実施形態の切断具Aは、従来既存の一般的なニッパと
略同様な外観形態を有するものであるが、切断用の刃と
して、一対の突き合わせ刃2Aと、一対の擦り合わせ刃
2Bとを有している点に特徴がある。
【0017】より具体的に説明すると、この切断具A
は、略対称な形状を有する一対のアーム1が、軸状の連
結部5を介して互いに相対回転可能に連結された構成を
有している。一対のアーム1のうち、連結部5よりも後
端寄りの部分には、一対の柄部10が形成されている。
各アーム1には、たとえば捩じりコイルバネとしてのバ
ネ4の両端部がピン40を介して止着されており、一対
の柄部10はこのバネ4からこれら一対の柄部10が開
く方向の弾発力Fを受けている。このようにすれば、バ
ネ4の弾発力Fを利用して一対の柄部10を開くことが
でき、切断具Aの操作性が良くなる。
【0018】一対のアーム1のうち、連結部5よりも先
端寄りの部分には、一対ずつの突き合わせ刃2Aと擦り
合わせ刃2Bとが設けられている。これら2種類の刃2
A,2Bは、いずれも一対の柄部10の開閉操作に伴っ
て開閉するものであり、一対のアーム1の互いに対向す
る内側縁部に研削加工などを施すことにより形成されて
いる。図1(b)に示すように、一対の突き合わせ刃2
Aは、これらが閉じた状態においては刃先どうしが互い
に突き合わされるものである。各突き合わせ刃2Aは、
各アーム1の先端部11に形成されている。この先端部
11は、図2によく表われているように、たとえば各ア
ーム1が延びる方向に対して適当な角度θで交差するよ
うに屈曲しており、狭いスペース内に挿入し易い形態、
あるいは所望の面に対してこの先端部11の一側面を接
触させ易い形態となっている。
【0019】図1(c)に示すように、一対の擦り合わ
せ刃2Bは、これらが閉じたときにはその刃先の一側面
どうしが互いに擦り合わされるものである。各擦り合わ
せ刃2Bは、各突き合わせ刃2Aよりも各アーム1の後
端寄りに位置し、各突き合わせ刃2Aに隣接している。
ただし、これらの刃2A,2Bの間には、これらを区画
する隙間3が形成されている。一対の擦り合わせ刃2B
は、一対の突き合わせ刃2Aが図1(b)に示すように
閉じた状態にあるときには、これら一対の擦り合わせ刃
2Bどうしも互いに擦り合わされた閉じ状態となるよう
に構成されている。一対の突き合わせ刃2Aどうしが閉
じた状態にあるにも拘わらず、一対の擦り合わせ刃2B
どうしが未だ接触していない状態にあったのでは、これ
ら一対の擦り合わせ刃2Bどうしをそれ以上に接近させ
ることができないために、一対の擦り合わせ刃2Bを利
用した切断作業が困難となるが、上記構成によればその
ようなことを適切に回避することができる。
【0020】次に、切断具Aの使用例ならびに作用につ
いて説明する。
【0021】この切断具Aの一対の突き合わせ刃2A
は、比較的硬いものを切断するのに適する。これに対
し、一対の擦り合わせ刃2Bは、比較的軟らかいものを
切断するのに適し、さらにはその切断面を滑らかな面に
仕上げることができること、および切断された破片が飛
び散らないようにすることができるといった利点も得ら
れる。したがって、ユーザは、突き合わせ刃2Aと擦り
合わせ刃2Bとのいずれかを適当に選択することによ
り、被切断物の硬さやその他の作業条件などに応じた切
断作業を、1つの切断具Aを用いるだけで的確に行うこ
とが可能となる。たとえば、ニッパやハサミを準備して
おき、これらを持ち替えて使い分けるといった必要を無
くすことができる。
【0022】突き合わせ刃2Aおよび擦り合わせ刃2B
は、いずれも各アーム1の連結部5よりも先端寄りの個
所に設けられているために、被切断物を切断するときに
は、その被切断物の硬さなどにはなんら関係なく、常
に、各アーム1の連結部5よりも先端寄り領域どうしの
間に挟み込めばよいこととなる。また、突き合わせ刃2
Aと擦り合わせ刃2Bとは、互いに隣接しているため
に、たとえば被切断物を一対の突き合わせ刃2Aによっ
て挟む動作と、これに代えて上記被切断物を一対の擦り
合わせ刃2Bによって挟む動作との切り替えが容易化さ
れる。したがって、切断具Aの使い勝手を良くすること
ができる。
【0023】一方、突き合わせ刃2Aと擦り合わせ刃2
Bとは、隙間3を介して分離しているために、ユーザ
は、それら2種類の刃2A,2Bを明確に区別すること
ができ、切断具Aの使い勝手を一層良くすることができ
る。加えて、隙間3が設けられていることにより、1つ
の被切断物が2種類の刃2A,2Bに跨がったかたちで
挟まれないようにすることもできる。したがって、突き
合わせ刃2Aによって被切断物を切断するときに、擦り
合わせ刃2Bの一部がその被切断物に噛み込むといった
ことも生じ難くすることができる。さらに、この切断具
Aは、各アーム1の先端部11に突き合わせ刃2Aが形
成された構成を有しているために、狭いスペースに切断
具Aの先端部を挿入して比較的硬いワイヤを切断すると
いった作業に好適なものとなる。
【0024】本願発明の内容は、上記実施形態に限定さ
れない。
【0025】上記実施形態においては、突き合わせ刃2
Aと擦り合わせ刃2Bとが一対ずつ設けられているが、
本願発明はこれに限定されず、たとえばそれらに加え
て、さらに他の突き合わせ刃が設けられている構成とさ
れていてもかまわない。もちろん、本願発明において
は、従来一般のニッパと同様に、樹脂被覆されたワイヤ
の被覆樹脂のみを切断してワイヤの一部を被覆樹脂から
裸出させるための凹部付きの刃を兼備した切断具として
構成することもできる。
【0026】本願発明においては、既述したとおり、突
き合わせ刃と擦り合わせ刃とを互いに隣接させれば切断
具の使い勝手を良くすることができるが、これら2種類
の刃は互いに隣接していない構成とすることもできる。
たとえば、突き合わせ刃は、各アームの先端部に設けら
れている一方、擦り合わせ刃は、各アームの連結部より
も後端寄りの個所(たとえば一対の柄部と連結部との
間)に設けられている構成とすることもできる。
【0027】本願発明に係る切断具は、ワイヤクラフト
の製作作業においてワイヤやその他の部材を切断するの
に好適であるが、その具体的な用途は問わない。電気工
事用途やその他の種々の用途に利用することができる。
その他、本願発明に係る切断具の各部の具体的な構成
は、種々に設計変更自在である。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本願発明に係る切断具の一例を示す
正面図であり、(b)は,(a)のX1−X1断面図で
あり、(c)は、(a)のX2−X2断面図である。
【図2】図1に示す切断具の平面図である。
【符号の説明】
A 切断具 1 アーム 2A 突き合わせ刃 2B 擦り合わせ刃 3 隙間 5 連結部 10 柄部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の柄部を有する一対のアームが相対
    回転可能に連結されており、かつ上記一対のアームに
    は、上記一対の柄部の開閉動作によって開閉される複数
    対の切断用の刃が形成されている、切断具であって、 上記複数対の切断刃としては、少なくとも一対ずつの突
    き合わせ刃と擦り合わせ刃とが形成されていることを特
    徴とする、切断具。
  2. 【請求項2】 上記各突き合わせ刃と上記各擦り合わせ
    刃とは、隙間を介して互いに隣接している、請求項1に
    記載の切断具。
  3. 【請求項3】 上記各突き合わせ刃は、上記各擦り合わ
    せ刃よりも上記各アームの先端寄りに設けられている、
    請求項2に記載の切断具。
JP2000136598A 2000-05-10 2000-05-10 切断具 Pending JP2001314670A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018134031A (ja) * 2017-02-22 2018-08-30 岡本 真澄 ハサミ

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