JPH0452585Y2 - - Google Patents

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JPH0452585Y2
JPH0452585Y2 JP1987122201U JP12220187U JPH0452585Y2 JP H0452585 Y2 JPH0452585 Y2 JP H0452585Y2 JP 1987122201 U JP1987122201 U JP 1987122201U JP 12220187 U JP12220187 U JP 12220187U JP H0452585 Y2 JPH0452585 Y2 JP H0452585Y2
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air
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indoor
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  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、住宅の長押付壁への空気調和装置の
室内ユニツトの取付構造に関し、とくに和風住宅
の室内の美観を損わずに冷房時の空気調和を効率
良く行うことが可能な住宅の長押付壁への空気調
和装置の室内ユニツトの取付構造にかかわる。
[従来の技術] 日本古来より、木造和風住宅の壁構造として
は、第2図に示すごとく、室内101の壁面10
2に、主に鴨居(図示せず)の上に取付ける長押
103が固着されている。ところが、近年木造和
風住宅においては、建築技術の発達により、建築
構造が単素化され、より強度の高い建築工法が取
り入れられ、長押103本来の使用方法ではな
く、長押103を室内101の化粧材として使用
する和風住宅が増加している。また、このような
和風住宅の冷房を行う方法として、その美観を損
わないように、室内101に長押103の下方の
壁面102に床置型室内ユニツト(図示せず)を
埋設した和風住宅が存在する。
[考案が解決しようとする問題点] しかるに、室内を冷房する時に空気調和装置の
吹出口からの冷風は、室内の上方から吹出された
方が、室内を冷房するためのクールダウン特性が
非常に良く、室内温度分布も均一化されて快適な
環境を得ることができる。
そこで、長押を切断して室内ユニツトの吹出口
を室内の上方に設ける方法が考えられるが、上述
したごとく、和風住宅の美観を損うという問題点
がある。
本考案は、長押を切断せず、室内の美観を損わ
ずに冷房時の空気調和を効率良く行うことが可能
な住宅の長押付壁への空気調和装置の室内ユニツ
トの取付構造の提供を目的とする。
[問題点を解決するための手段] 本考案の住宅の長押付壁への空気調和装置の室
内ユニツトの取付構造は、住宅内の壁面に長押と
交差する縦長の凹所を設け、該凹所に前記長押上
方に吹出口、前記長押下方に吸込口が位置するよ
う空気調和装置の室内ユニツトを嵌め込み、前記
壁面に前記長押を着脱自在に固着してなる構成を
採用した。
[作用および考案の効果] 本考案の住宅の長押付壁への空気調和装置の室
内ユニツトの取付構造は上記構成によりつぎの作
用および効果を有する。
住宅内の壁面に長押と交差する縦長の凹所に、
長押上方に吹出口、長押下方に吸込口が位置する
よう空気調和装置の室内ユニツトを嵌め込み、壁
面に前記長押を着脱自在に固着することにより、
長押を切断する必要がなくなり、室内の美観を損
うことなく、冷房時に室内の最上部から冷風を供
給でき、頭寒足温が効率良くでき、室内を冷房す
るためのクールダウン特性が非常に良く、室内温
度分布も均一化されて快適な環境を得ることがで
きる。
[実施例] 本考案の住宅の長押付壁への空気調和装置の室
内ユニツトの取付構造の一実施例を第1図に基づ
き説明する。
第1図は本考案の住宅の長押付壁への空気調和
装置の室内ユニツトの取付構造の一実施例を採用
した木造和風住宅の長押付室内を示す。
1は木造和風住宅の長押11付室内を示す。室
内1は、床面12に畳13を配している。長押1
1は、鴨居の上に取付けたり、柱と柱とを結ぶ横
木であり化粧材として用いられ、床面12より高
さ1.8m前後の位置で壁面14に沿つて横方向に
ねじなどの締結具11aにより着脱自在に固着さ
れている。壁面14の一部には、長押11と交差
する縦長の凹所15が床面12より天井16に渡
つて形成されている。
2は冷暖房装置を示し、壁面14の凹所15に
嵌め込まれる床置型室内ユニツト3と、室外ユニ
ツト(図示せず)とを備える。
室内ユニツト3は、縦長の直方体状のユニツト
ケース31と、該ユニツトケース31の前方に配
され、壁面14の凹所15の前面に取付けられる
グリル32と、ユニツトケース31の前方に向つ
て開口した吸込口33、上側吹出口34および下
側吹出口35と、ユニツトケース31の中央部に
設けられ、冷暖房能力を制御する空調制御部4
と、ユニツトケース31内に配された上側送風機
36、下側送風機37および室内熱交換器38と
を有する。
ユニツトケース31の前後方向の厚みは、壁面
14の凹所15の深さよりやや短く形成され、ユ
ニツトケース31の高さおよび横方向の長さは、
壁面14の凹所15の高さおよび横方向の長さと
ほぼ同一の長さに形成されている。長押11は、
このユニツトケース31を壁面14の凹所15に
嵌め込んだ後に、壁面14に固着する。
グリル32の高さおよび横方向の長さは、壁面
14の凹所15の高さおよび横方向の長さとほぼ
同一の長さに形成されている。また、グリル32
の中央部には、空調制御部4の操作を行い易くす
るために、開口部が形成されている。さらに、グ
リル32は、空調空気の吹出し角度の変換を行
え、室内1の美観を損わない形状に形成されてい
る。
吸込口33は、長押11の下方に取付けられた
室内熱交換器38に対応する位置で、室内熱交換
器38のほぼ前面に形成されており、上側送風機
36および下側送風機37の作動により室内空気
を吸込む。
上側吹出口34は、長押11と天井16との間
の一般的には、デツドスペースとされる壁面14
より吹出されるように長押11の上方の室内1の
最上部17に設けられ、上側送風機36により冷
房運転時に約7割の冷風が吹出され、暖房運転時
に約3割の温風が吹出される。
下側吹出口35は、壁面14の床面12がわよ
り吹出されるように長押11の下方の室内1の最
下部18に設けられ、下側送風機37により冷房
運転時に約3割の冷風が吹出され、暖房運転時に
約7割の温風が吹出される。
上側送風機36および下側送風機37は、上側
吹出口34および下側吹出口35からの空調空気
の吹出量を調節する。室内熱交換器38は、室内
ユニツト3が冷房運転の時にエバポレータとして
働き、室内ユニツト3が暖房運転の時にコンデン
サとして働く。これにより、本実施例の室内ユニ
ツト3は、頭寒足温の空調効率の良い冷房、暖房
を行うことが可能となり、とくに室内1を冷房す
るためのクールダウン特性が非常に良く、室内温
度分布も均一化されて快適な環境を得ることがで
きる。
空調制御部4は、空調制御部4の制御盤41
と、該制御盤41に着脱自在に収納されるワイヤ
レスの遠隔操作盤42と、該遠隔操作盤42の発
信部43からの赤外線による冷暖房能力の切換信
号を受信する受信部44とを有する。
制御盤41には、その制御盤41を蓋着する板
状のリツド45、タイマー(図示せず)、上側送
風機36および下側送風機37の風量を調節する
風量調節レバー等の冷暖房能力切換スイツチ(図
示せず)、設定室内温度等を表示する表示部(図
示せず)が配されている。遠隔操作盤42は、直
方体を呈し、冷暖房装置2の電源スイツチである
オン−オフスイツチ46、冷暖房装置2の冷房運
転と暖房運転とを切換える冷暖房切換スイツチ4
7、室内温度設定レバー(図示せず)等を設けて
いる。
本実施例の冷暖房装置2の室内ユニツト3の作
用を第1図に基づき説明する。
和風住宅を建築する際に、壁面14の一部に、
長押11と交差する縦長の凹所15を床面12よ
り天井16に渡つて形成しておく。オプシヨンと
しての室内ユニツト3を壁面14の凹所15に嵌
め込む際には、まず、着脱自在の長押11を壁面
14より外し、凹所15より予じめ着脱自在に嵌
め込まれていた疑似壁(図示せず)を外す。つぎ
に、室内ユニツト3を凹所15に嵌め込み、長押
11を締結具11aにより壁面14に着脱自在に
固着することにより、長押11を切断する必要が
なくなる。さらにグリル32を室内ユニツト3の
前方に固着し、このとき、室内ユニツト3の吸込
口33は、長押11の下方で室内1に向つて開口
し、上側吹出口34は、長押11の上方の室内1
の最上部17で室内1に向つて開口し、下側吹出
口35は、長押11の下方の室内1の最下部18
で室内1に向つて開口するように配されることと
なる。
よつて、化粧材としての長押11を切断しない
ので、和風住宅の室内1の美観を損うことを防止
できる。また、室内ユニツト3をオプシヨンとし
て、和風住宅の建築後に、凹所に嵌め込む際に、
長押11が着脱自在に壁面14に固着されている
ために、長押11や壁面14の破損を防止でき、
長押11や壁面14の補修や交換を行う必要がな
くなる。
(冷房運転) 空調制御部4の制御盤41に収納されたワイヤ
レスの遠隔操作盤42のオン−オフスイツチ46
をオンする。そして、遠隔操作盤42の冷暖房切
換スイツチ47を冷房運転がわに切換え、され
に、制御盤41の風量調節レバー、遠隔操作盤4
2の室内温度設定レバー等を操作して、室内1が
所望の冷房運転状態となるよう室内ユニツト3の
空調制御部4を設定する。
このとき、室内ユニツト3は、自動的に上側送
風機36および下側送風機37を、上側吹出口3
4より、全体の約7割の冷風が吹出されるように
作動し、下側吹出口35より、全体の約3割の冷
風が吹出されるように作動する。このため、室内
1の最上部17に配された上側吹出口34より全
体の約7割の冷風が吹出され、室内1の最下部1
8に配された下側吹出口35より全体の約3割の
冷風が吹出されることにより、室内1を冷房する
ためのクールダウン特性が非常に良く、室内温度
分布も均一化されて快適な室内1空間を得ること
ができる。
(暖房運転) 空調制御部4の制御盤41に収納されたワイヤ
レスの遠隔操作盤42のオン−オフスイツチ46
をオンする。そして、遠隔操作盤42の冷暖房切
換スイツチ47を暖房運転がわりに切換え、さら
に、制御盤41の風量調節レバー、遠隔操作盤4
2の室内温度設定レバー等を操作して、室内1が
所望の暖房運転状態となるよう室内ユニツト32
の空調制御部4を設定する。
このとき、室内ユニツト3は、自動的に上側送
風機36および下側送風機37を、上側吹出口3
4より、全体の約3割の温風が吹出されるように
作動し、下側吹出口35より、全体の約7割の温
風が吹出されるように作動する。このため、室内
1の最上部17に配された上側吹出口34より全
体の約3割の温風が吹出され、室内1の最下部1
8に配された下側吹出口35より全体の約7割の
温風が吹出されることにより、室内1を暖房する
ためのヒートアツプ特性が非常に良く、室内温度
分布も均一化されて快適な室内1空間を得ること
ができる。
したがつて、本実施例では、化粧材としての長
押11を切断する必要がなくなり、室内1の美観
を損うことなく、冷房運転時に室内1の最上部1
7から冷風を供給でき、暖房運転時に室内1の最
下部18から温風を供給でき、頭寒足温が効率良
くでき、室内1を冷房するためのクールダウン特
性が非常に良く、室内1を暖房するためのヒート
アツプ特性が非常に良く、室内温度分布も均一化
されて快適な環境を得ることができる。
[その他の実施例] 本実施例では、空気調和装置の室内ユニツトを
冷暖房装置の床置型室内ユニツトに用いたが、空
気調和装置の室内ユニツトを冷暖房装置の窓装着
型室内ユニツトに用いても良く、冷房装置の床置
型、窓装着型室内ユニツトに用いても良く、その
他の空気調和装置の室内ユニツトに用いても良
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の住宅の長押付壁への空気調和
装置の室内ユニツトの取付構造の一実施例を採用
した木造和風住宅の長押付室内を示す斜視図、第
2図は従来の住宅の壁構造を示す斜視図である。 図中、1……室内、2……冷暖房装置、3……
床置型室内ユニツト、4……空調制御部、11…
…長押、14……壁面、15……凹所、16……
天井、31……ユニツトケース、32……グリ
ル、33……吸込口、34……上側吹出口、35
……下側吹出口、41……制御盤、42……ワイ
ヤレスの遠隔操作盤、43……発信部、44……
受信部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1) 住宅内の壁面に長押と交差する縦長の凹所
    を設け、 該凹所に前記長押上方に吹出口、前記長押下
    方に吸込口が位置するよう空気調和装置の室内
    ユニツトを嵌め込み、 前記壁面に前記長押を着脱自在に固着してな
    る住宅の長押付壁への空気調和装置の室内ユニ
    ツトの取付構造。 2) 前記室内ユニツトは、前記吸込口の下方に
    吹出口を設けたことを特徴とする実用新案登録
    請求の範囲第1項に記載の住宅の長押付壁への
    空気調和装置の室内ユニツトの取付構造。
JP1987122201U 1987-08-10 1987-08-10 Expired JPH0452585Y2 (ja)

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JP1987122201U JPH0452585Y2 (ja) 1987-08-10 1987-08-10

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JP1987122201U JPH0452585Y2 (ja) 1987-08-10 1987-08-10

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JPS6428722U JPS6428722U (ja) 1989-02-20
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2709805B2 (ja) * 1995-12-20 1998-02-04 朝陽電気株式会社 空調機の収納構造

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