JPH0452570Y2 - - Google Patents

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JPH0452570Y2
JPH0452570Y2 JP17704086U JP17704086U JPH0452570Y2 JP H0452570 Y2 JPH0452570 Y2 JP H0452570Y2 JP 17704086 U JP17704086 U JP 17704086U JP 17704086 U JP17704086 U JP 17704086U JP H0452570 Y2 JPH0452570 Y2 JP H0452570Y2
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heat
temperature
air
blower
heat exchangers
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は複数の熱交換器を単一ユニツト内に有
する放熱器において、これらの熱交換器に流れる
熱媒の流れを変える熱媒回路に関するものであ
る。
(ロ) 従来の技術 一般に複数の熱交換器を単一ユニツト内に有
し、これらの熱交換器に温水(不凍液や蒸気など
の熱媒でもよい)を流すようにしたものとして
は、特開昭52−21299号公報に記載されているよ
うなものがあつた。この公報に記載のものは、被
調和室の温度に基づいて二つの熱交換器に流れる
温水の量を変えるものであつた。この時、送風機
の送風量は常に一定であるから、被調和室の温度
に基づいて、吹き出し口から吹き出される調和空
気の温度が変わるものであつた。
このように吹き出し温度を変えて被調和室の温
度変動を抑制するものであつた。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 このような従来の技術では、熱交換器に流れる
温水(熱媒)の量を熱応答弁を用いて変えていた
ので、この熱応答弁の構造が複雑であり、故障が
発生しやすく長期にわたる利用には向かないもの
であつた。また熱交換器に流れる温水の量が少な
い時にも送風機の送風量が一定なので、調和空気
の温度も低くなり、温水の量が多い時に比べ利用
者は冷風感を覚える問題点があつた。尚、熱応答
弁の感温部とこの弁の開度との関係が適切でない
と極めて強い冷風感を覚えるものであり、この弁
の適切な開度の設定は温水の温度、送風機の送風
量、温水の循環量などから極めて難しいものであ
つた。
また単一の熱交換器を有し、この熱交換器への
送風量のみを変えるものもあつたが、送風量が少
ない時には、調和空気の温度が高くなると共に送
風力が弱いため、この調和空気が被調和室の下方
に充分に行きわたらず被調和室内で温度分布が生
じてしまう問題点があつた。このため設定温度を
高くする必要があり、極めて運転効率の悪いもの
であつた。
斯る問題点に鑑み、本考案は熱媒の流量を容易
に変え得ると共に送風機の送風量を変える放熱器
を提供するものである。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本考案は被調和室の温度と設定温度との差に基
づいて送風量が変えられる送風機と、熱源から供
給される熱媒が流れる複数の熱交換器とを単一ユ
ニツト内に有し、これらの熱交換器で熱交換され
た調和空気を被調和室に向つて送風機で吹き出す
放熱器において、熱源に対してこれらの熱交換器
を直列に接続するか又は熱源に対してこれらの熱
交換器を並列に接続するかを切換える熱媒回路
と、前記送風機の送風量が減少した時、前記熱媒
回路を動作させてこれらの熱交換器を熱源に対し
て直列接続させる制御装置とを備えたものであ
る。
(ホ) 作用 このように構成された本考案の放熱器では、被
調和室の温度が設定温度に近づいて送風機の送風
量が減つた時に、熱交換器を熱源に直列に接続
し、熱交換器の抵抗が増加することによつて熱交
換器に流れる熱媒を減らすことができる。
(ヘ) 実施例 以下本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。第1図は放熱器1を天井に埋め込んだところ
の要部断面図であり、2は天井板である。3は放
熱器1のケーシングであり、内部に熱媒が流れる
第1熱交換器4、第2熱交換器5を有している。
6,7は第1、第2送風機であり、夫々送風量を
強Hと弱Lとの2段階に切換えることができるも
のである。これらの送風機として、この実施例で
はクロスフローフアンを用いているがこれに限る
ものではない。この送風機4,5を運転すること
によつて、被調和室内の空気が図中の点線矢印の
方向に流れる。
8は熱媒の流れを切換える熱媒回路であり、配
管口A,Bに熱源からの配管を接続している。配
管口Cには第1熱交換器4の入口を接続し、配管
口Dには第1熱交換器4の出口を接続し、配管口
Eには第2熱交換器5の出口を接続し、配管口F
には第2熱交換器5の入口を接続している。尚、
熱媒回路8の詳細は第2図に示す。9は制御装置
であり、室温設定値及び室温に基づいて第1、第
2送風機6,7の運転と熱媒回路8の切換えを行
なう。尚、この詳細は第3図に示す。
第2図は、熱媒回路8の実施例を示す配管接続
図である。図中10は電磁弁であり、電流の通電
時にのみ弁を閉じるものである。尚、非通電時は
弁が開いている。11は三方切換弁であり、電流
の通電時には管路a→cが形成され、非通電時に
は管路がb→cが形成されるものである。この熱
媒回路8は電磁弁10と三方切換弁11とを用い
ているが、これに限るものではなく、例えば電磁
弁を3個用いて形成してもよい。従つて、電磁弁
10及び三方切換弁11が非通電の時は熱交換器
4,5が熱源に対して並列に接続され、電磁弁1
0及び三方切換弁11が通電されている時は熱交
換器4,5が熱源に対して直列に接続される。
第3図は第1図に示した制御装置の実施例を示
す電気回路図である。第1送風機6、第2送風機
7は電動機(例えば単相誘導電動機)で駆動され
るので、この電気回路図中では電動機を送風機と
して説明する。図中12は単相交流電源、13は
運転スイツチ、14は直流電源、15は常閉の切
換接片16を有するリレーであり、スイツチング
素子(トランジスタなど)18がON状態となる
ことによつて通電される。切換接片16の常閉接
点には第1、第2送風機6,7の強H風量端子が
接続されている。また切換接片16の常開接点に
は第1、第2送風機6,7の弱L風量端子が接続
されると共に電磁弁10、三方切換弁11が接続
されている。
19,20は夫々被調和室の温度を検出する温
度センサ、設定温度を定める可変抵抗であり、抵
抗21,22と共に温度検出用のブリツジ回路を
構成している。23は比較器であり、ブリツジ回
路から出力される被調和室の温度に対応する電圧
と設定温度に対応する電圧とを比較してスイツチ
ング素子18のON−OFF信号を出力する。すな
わち暖房運転時に、被調和室の温度が設定温度以
上となるとスイツチング素子18をON状態にす
るものである。また冷房運転時に用いる時は被調
和室の温度が設定温度以下となるとスイツチング
素子18がON状態になるように結線を組み換え
ればよい。尚、24は正帰還抵抗であり、切換接
片16がチヤタングしないように比較器23の
ON−OFF信号の出力にデイフアレンシヤルを与
えるものである。
このように構成された放熱器を用いて暖房運転
を行なう時は、まず被調和室の温度が設定温度よ
り低ければ制御装置9内のリレー15が非通電状
態となり、送風機6,7が強風量の運転を行なう
と共に電磁弁10及び三方切換弁11が非通電状
態にあり、熱交換器4,5は熱源に対して並列接
続される、すなわち、熱交換器4,5は夫々設計
通りの能力を出し、強風量と合わせて被調和室内
に最適な温度の温風を吹き出すことができる。
このような運転の後、被調和室の温度が高くな
り、この温度が設定値以上となると、制御装置9
内のリレー15が通電され切換接片16が切換
る。これによつて送風機6,7が弱風量運転とな
ると共に電磁弁10及び三方切換弁11が通電さ
れて熱交換機4,5が熱源に対して直列接続され
る。熱交換器4,5が直列接続されることによつ
て熱交換器4,5内の熱媒の流れ抵抗が増加す
る。従つて熱交換器4,5を並列に接続した場合
に比べて流れる熱媒の流量が減少する。この流量
の減少と送風量の低下とから、放熱器の吹き出す
温風の温度を強風量運転時の温度とほぼ等しくす
ることができる。従つて、弱風量時でも従来のよ
うな吹き出し温度の低下による冷風感や被調和室
内の温度分離などを抑制でき常に最適な温度の温
風を吹き出すことができる。
尚、上記実施例では送風機の送風量を強風量と
弱風量との2段切換えとしているが、これに限る
ものではない。例えば送風量の切換えを3段以上
又は連続切換えとしてもよい。この時は所定の送
風量以下となつた時に熱交換器を熱源に対して直
列に接続するようにすればよい。また、弱風量の
送風量を高くすれば温風の吹き出し温度を下げる
ことができる。
(ト) 考案の効果 以上のように本考案は被調和室の温度と設定温
度との差に基づいて送風量の変わる送風機と熱媒
の流れる複数の熱交換器を有する放熱器におい
て、送風機の送風量が多い時はこれらの熱交換器
を熱源に対して並列に接続し、送風機の送風量が
少ない時はこれらの熱交換器を熱源に対して直列
に接続するようにしたので、送風機の送風量が多
い時又は少ない時のいずれにおいても放熱器から
吹き出される調和空気の温度をほぼ一定に保つこ
とができる。従つて、送風量の少ない時でも被調
和室内の温度分布を良好にすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を天井に設置したとこ
ろの要部断面図、第2図は第1図に示した熱媒回
路の配管図、第3図は第1図に示した制御装置の
要部電気回路図である。 4,5……第1、第2熱交換器、6,7……第
1、第2送風機、8……熱媒回路、9……制御装
置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 被調和室の温度と設定温度との差に基づいて送
    風量が変えられる送風機と、熱源から供給される
    熱媒が流れる複数の熱交換器とを単一ユニツト内
    に有し、これらの熱交換器で熱交換された調和空
    気を被調和室に向つて送風機で吹き出す放熱器に
    おいて、熱源に対してこれらの熱交換器を直列に
    接続するか又は熱源に対してこれらの熱交換器を
    並列に接続するかを切換える熱媒回路と、前記送
    風機の送風量が減少した時、前記熱媒回路を動作
    させてこれらの熱交換器を熱源に対して直列接続
    させる制御装置とを備えたことを特徴とする放熱
    器。
JP17704086U 1986-11-18 1986-11-18 Expired JPH0452570Y2 (ja)

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JP17704086U JPH0452570Y2 (ja) 1986-11-18 1986-11-18

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JP17704086U JPH0452570Y2 (ja) 1986-11-18 1986-11-18

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JPS6382120U JPS6382120U (ja) 1988-05-30
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JP2017101875A (ja) * 2015-12-01 2017-06-08 新晃工業株式会社 複数給気ファンを備えた空気調和装置の運転方法

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JPS6382120U (ja) 1988-05-30

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