JPH0452175B2 - - Google Patents

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JPH0452175B2
JPH0452175B2 JP60034722A JP3472285A JPH0452175B2 JP H0452175 B2 JPH0452175 B2 JP H0452175B2 JP 60034722 A JP60034722 A JP 60034722A JP 3472285 A JP3472285 A JP 3472285A JP H0452175 B2 JPH0452175 B2 JP H0452175B2
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JP
Japan
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pipe
welding
rod
axis
shaped electrode
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JP60034722A
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JPS60210360A (ja
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Shune Itsuteruiren
Uruban Sutorando
Iuno Yanson
Kaaruueriku Kunipusutoremu
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ESAB AB
Original Assignee
ESAB AB
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Publication date
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Publication of JPH0452175B2 publication Critical patent/JPH0452175B2/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K9/00Arc welding or cutting
    • B23K9/02Seam welding; Backing means; Inserts
    • B23K9/032Seam welding; Backing means; Inserts for three-dimensional seams

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Butt Welding And Welding Of Specific Article (AREA)
  • Arc Welding In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は枝管を形成するパイプ間の接続部を溶
接する装置に係わるもので、特に枝管となる第1
パイプの端面と主管である第2パイプの側面との
突き合わせ部分をパイプの内側から溶接する装置
に関する。この場合、第1パイプの断面は第2パ
イプの断面より小さく、また少なくとも第1パイ
プは直管である。
[従来の技術] 上記第1パイプ内に導入され且つ適当な駆動機
構によりこのパイプの軸方向に沿つて移動可能な
ノズルホルダを備えた溶接装置は公知である。ノ
ズルホルダは、第1パイプを通して第2パイプ内
に挿入する先端部に、第1パイプの軸より傘開し
て鋭角をなすように鈎状に取付けた非消耗型棒状
電極を含むガスノズルを備えており、またこのノ
ズルホルダは第1パイプの取付けるフレームに設
けた支持ホルダと結合していて、パイプとの角度
は動かすことができない。支持ホルダはフレーム
に設けた回転機構によつてノズルホルダと共に第
1パイプの軸の回りを回転可能である。
例えば米国特許第4104499号においては、第1
パイプの軸の回りを回転可能な電極が開示され、
この電極は円形軌道を辿る先端部を有する。パイ
プの製造公差によつてしばしばパイプの正確な円
筒形状からの寸法的な偏差を生じ、この偏差のた
めにアークの長さが変化し、溶接の質に悪い影響
を及ぼしていた。枝管の溶接にあたり、電極はま
た第1パイプの軸に沿つて、溶接継目を形成する
2本のパイプ内の交差線を辿つて移動しなければ
ならない。上述の公報では、軸方向移動をカム制
御機構により達成する手段を提案しているが、パ
イプの幾何学的形状に関して非常に高いパイプの
寸法精度が要求される。パイプの寸法の好ましく
ない変化を補償する為、カム制御は取り扱う枝管
の第1パイプに従つて操作を変更することができ
る。加工物の寸法のいかなる変化にも追随して包
括的に変更ができるようにした制御機構は、結局
申し分のない製品を作ることを難しくするだけで
ある。更に、使用するカムの設計が複雑になるほ
どカム制御システムは高価になり、これは更にパ
イプの実寸法に合つた多数の変形カムが入手でき
るようにしなければならないことになる。
枝となる第1パイプの内側溶接が終つた後は溶
接箇所にはいかなる仕上げ作業をも必要としない
ことが特に望ましい。仕上げ作業は小さな溶接パ
イプでは特に面倒な作業で、この小さな溶接箇所
では手を入れることが非常に難しく且つ溶接層の
視認検査の実行もままならないことが多い。
[発明が解決しようとする課題] 本発明の目的は溶接装置を提供することを目的
とし、この装置が種々の寸法で且つ異なる幾何的
形状の枝管の溶接に容易に用いることができ、殊
に円筒形状から僅かに偏倚した程度の形状のパイ
プであれば、簡単に使用できる装置を提供するこ
とにある。
[課題を解決するための手段] 本発明に係わる溶接装置は、少なくとも第1パ
イプは直管であり、この第1パイプの断面形状が
第2パイプより小さい場合に使用可能であつて、
第1パイプの端面と第2パイプの側面との突き合
わせ部分即ち縁部継目をパイプの内側から溶接し
て第1パイプを第2パイプの枝管として形成する
溶接装置に関する。この溶接装置は、第1パイプ
を通して内部に挿入するノズルホルダを備え、こ
のノズルホルダを第1パイプの軸方向に沿つて移
動する移動機構に確実に固定する一方、このノズ
ルホルダの先端部には第2パイプ内部へ挿入する
非消耗型棒状電極とガスノズルを備えている。更
にこの溶接装置の棒状電極は先端を前記縁部継目
に向け第1パイプの軸と鋭角を形成して鈎状にノ
ズルホルダに取付けられ、またこのノズルホルダ
は第1パイプに装着固定されているフレームに設
けた回動ホルダと前記移動機構を介して連結され
て、フレームに設けた回動手段によりこの回動ホ
ルダが移動機構と共にノズルホルダを伴つて一緒
に第1パイプの軸の周りを回動するように構成し
てある。そこでノズルホルダに前記棒状電極との
位置関係を確実に保つて、第1パイプの内壁に圧
接しながら棒状電極と一体に第1パイプの内壁に
倣つて周回移動する接触子を配設すると共に、前
記棒状電極の先端と第1パイプの突き合わせ端面
である縁部継目との間隔に対応する第1の信号と
所望の間隔に対して設定した第2の信号とを比較
するコンパレータを設けてこれら2つの信号間の
差に対応する偏差信号を発生させ、移動機構によ
りこの偏差信号が減少する方向に棒状電極の先端
を第1パイプの軸方向に移動させるように構成し
た。
[作用] 本発明に係る溶接装置は、棒状電極と一体の接
触子が第1パイプの壁部に対して弾性付勢されて
圧接し、第1パイプの内壁に倣つて棒状電極が半
径方向に移動するように作動する。信号コンパレ
ータが提供され、第1パイプに連結した棒状電極
の先端部と縁部継目との間の実際の軸方向ギヤツ
プに対応する第1信号と、適正溶接のための軸方
向ギヤツプを表わす第2信号とを比較する。信号
コンパレータは、第1及び第2の信号間の差に対
応する偏差信号を発生するように作動し、棒状電
極が上記第1信号と第2信号間の差が減少するよ
うな方向へ修正軸方向移動を行なうように駆動機
構に作用する。
上記接触子と電極を結合したことにより、電極
はパイプの内壁上を移動する接触子の軌道に倣つ
て対応する移動軌道を追従する。このようにし
て、電極とパイプ内壁即ち溶接位置との間の2つ
の座標成分より成るギヤツプのうちの第1の成分
が決定される。電極と溶接点との間のギヤツプの
第2の成分は、電極の軸方向移動を制御する駆動
機構により調整される。適正溶接に必要なギヤツ
プの軸方向成分に対応する第2信号は実際のギヤ
ツプに対応する第1信号と比較され、この間の偏
差信号が、適正な軸方向のギヤツプ成分に到達す
る迄電極の軸方向の修正移動を制御する。このよ
うに上述の2つの座標成分の合成で適正溶接の真
のギヤツプを得る。
本発明の望ましい実施例によれば、上記第1信
号は実際のアーク電圧に対応する信号であり、上
記信号コンパレータは第1信号と適正溶接に必要
なアーク電圧に対応する第2信号とを比較する。
本発明の望ましい実施例によれば、接触子と支
持ホルダとの間に引張りばねを張設して接触子を
第1パイプの内壁に圧接する方向に付勢する。特
に望ましいのは電極の軸と交差する第1パイプ内
壁の母線上で接触子が接触するようにすることで
ある。第1パイプは直管であるから、接触子と母
線が確実な接触を保つ限り電極と母線との間での
第1座標成分に関するギヤツプの確保はパイプが
正しい円形から偏倚していても問題にならなくな
る。この第1座標成分としてのギヤツプの維持は
電極が第1パイプの軸方向成分制御のために移動
してもその影響を受けることがない。
本発明の好適な実施例によれば、電極先端部と
第1パイプの軸との間の第1の半径方向距離は、
第1パイプの軸から接触子と接触している母線ま
での距離の第2の半径方向距離と同一、若しくは
これよりも第1パイプの壁厚を超えない程度に保
たれる。もし第1の半径方向距離が小さいと、加
工物上のアークのベースが、第1パイプの内壁上
を枝パイプの開口の方向に向けて制御不能の定ま
らない態様であちこち移動を始めるというような
危険性がある。また第1半径方向距離が大きい
と、溶接の中味が両パイプの一方に不完全な溶込
みを生じて溶接不良になる危険性がある。一方、
もし電極先端部でこの第1半径方向距離が上記の
限界内の値にあれば、通常行われている溶接の仕
上げ作業が必要でなくなることも見出された。
以上の本発明の作用並びに効果は、添付の図面
に示した望ましい実施例に関連する以下の記述か
ら明らかとなろう。
[実施例] 第1図に示すように、本発明に係るパイプ溶接
装置はハンドル2を含むU字形フレームを有し、
このフレームは、主管としての第2パイプ4に熔
接される枝管としての第1パイプ3の上にこのフ
レームを開口部から嵌入して装置する。C字形回
動ホルダ5はフレーム1に回転自在に支持されて
いる。回動ホルダ5がその休止位置にある時、フ
レーム1の開口と回動ホルダ5の開口とは互いに
揃つている。第1図図示の回動ホルダ5は上記休
止位置に対して僅かに回転している。回動ホルダ
5はフレーム1内に配備されたギヤ駆動機構(図
示せず)を介して、ハンドル2に内蔵されたモー
タで駆動され回転する。上記ギヤ駆動機構と相互
に作用する回動ホルダ5のギヤリング6部分を第
2図に示す。フレーム1はまた、2つのクランプ
ジヨー7,8からなるクランプ機構を含む。クラ
ンプジヨー7,8はこの機構に接続されたレバー
9により第1パイプ3を挟んで緊締し、フレーム
1が第1パイプ3にしつかりと取付けられるよう
にする。この種のクランプ機構は例えば英国特許
第1416853号に開示されている。
第2図に示すように、回転可能な回動ホルダ5
の上のスライダ11は、スリーブ12に内蔵され
接続端子13により外部と接続を保つ駆動モータ
で駆動されるボールねじ使用の親ねじ10に支持
されて上下に移動する。親ねじはボールねじ部分
を塵埃から保護するために伸縮自在のたけのこば
ね状のダストカバー14より覆われているので図
示されない。
スライダ11はボールねじ使用の親ねじ10の
軸を中心として回動可能であり、その一端に管状
ノズルホルダ16を支持するアーム15を備えて
いて、上記ノズルホルダ16を親ねじ10の軸及
び枝管の第1パイプ3の軸と平行に支持してい
る。ノズルホルダ16は銅管製でその後端にはニ
ツプル17が装着されており、これが電気導線を
含むガス管18に接続される。ガス管18は不活
性ガスを含む槽19に接続され、電気導線は溶接
電源20に接続される。これらの配線はここでは
模式的に図示してある。
ノズルホルダ16はその前端21で僅かに曲つ
ている。曲つた前端21は、非消耗型棒状電極2
4付きのガスノズル23を保持する支持体22に
固定され、この電極24の先端は、第1パイプ3
及び第2パイプ4により形成される縁部継目25
に向けて配置される。ノズルホルダ16の真直ぐ
な部分には接触子27としての第1パイプ3の軸
と平行な回転軸28で小ホイールを回転自在に軸
支している支持体26が固定され、枝管の第1パ
イプ3の中へ挿入される。
支持体26は絶縁スリーブ29によりノズルホ
ルダ16から絶縁されている。引張りばね30は
アーム15に設けたアタツチメント31と回動ホ
ルダ5に設けたアタツチメント32との間に張架
される。引張りばね30は、ノズルホルダ16を
装着したアーム15をボールねじ使用の親ねじ1
0の軸の回りに(第1図で示す)時計方向に回動
させるように作用するので、接触子27の小ホイ
ールは付勢されて第1パイプ3の内壁に押し付け
られる。接触子27の小ホイール及び電極24
は、支持体26、ノズルホルダ16、支持体22
及びガスノズル23を介して互いに強固に結合さ
れている。電極24は、接触子27の小ホイール
の接触点になつている枝管の第1パイプ3の内壁
の母線と電極の軸が交差するように方向付けされ
てガスノズル23に装着される。従つて、電極2
4の軸、接触子27の小ホイールの軸28及びノ
ズルホルダ16の軸は同一平面内に位置する。電
極24と枝管の第1パイプ3若しくはその第2パ
イプ4内への仮想延長部分との間に生じる半径方
向ギヤツプはこのような位置関係によつて決定さ
れるので、第1パイプ3が主に製造公差によつて
断面形状が幾分楕円形に変形していても差支えな
いようになる。
第3図に模式的に示すように、電極37の先端
部36が置かれる半径方向ギヤツプは高品質の溶
接が達成できるように配置するのが望ましい。こ
こで図示するのは異なる枝パイプ33であり、そ
の軸は主パイプ34に対して鋭角をなす。枝パイ
プ33の軸35は鎖線で示す。ここで模式的に示
す電極37の先端部36は軸35から半径rの距
離に配置され、その関係はR2≧r≧R1となつて
いる。ここでR1は軸35と枝パイプ33の内壁
38との間の半径方向距離であり、R2は軸35
と枝パイプ33の外壁39との間の半径方向距離
である。この寸法関係は電極37の先端部36が
常に主パイプ34内の空間内に位置すると仮定し
たことに基づく。電極37と軸35との間で示さ
れる枝パイプ33の開き角度は鋭角であつて60°
未満とすることが望ましい。或る場合にはそれは
0°の角度が望ましいがそれは電極の軸がノズルホ
ルダ16の軸と平行となることである。電極37
の先端部36と、枝パイプ33及び主パイプ34
で形成される縁部継目40との間での枝パイプ3
3における軸方向ギヤツプ、即ち溶接点について
は、以下に述べる第1図及び第2図図示のパイプ
溶接装置と同様である。
第1図及び第2図に示すように溶接電源20
は、一部がノズルホルダ16を介して電極24に
接続され、一部が戻り導線41を介して第2パイ
プ4の溶接点近傍に接続される。電極24と第2
パイプ4との間に実際に印加される電圧はコンパ
レータ42内にフイードバツクされ、この中で上
記実際の電圧とポテンシヨメータ43で調整され
た設定電圧とが比較される。設定電圧は電極24
と縁部継目25との間の距離で決まる。実際の測
定電圧とポテンシヨメータによる設定電圧との間
の偏差電圧に対応する偏差信号Eがボールねじ使
用の親ねじ10を駆動するモータとターミナル1
3で電気接続している電源44に伝達される。溶
接電源20は上記偏差信号Eが出力している限り
接続状態にあり、モータはボールねじ使用の親ね
じ10を駆動してスライダ11を親ねじ10に沿
つて移動させ、ノズルホルダ16を介して電極2
4と溶接点との間の軸方向ギヤツプを、上記偏差
信号Eが減少する方向に変化させる。電極と溶接
点との間で半径方向に固定されているギヤツプと
合わせて、この軸方向ギヤツプがポテンシヨメー
タ43の設定値に対応する値となる迄行われ変位
は総合的なものとなる。
溶接作業で縁部継目25を完成していくに当
り、その根元部分45は周囲の空気による酸化か
ら保護されなければならない。
特に薄肉パイプの場合は、溶込みが縁部継目の
根元部分からなり遠くにまで及び、ここで素材が
周囲の大気にさらされるので、これが溶接の質を
落とす原因となつていた。然し望ましい実施例に
よれば、第1パイプの上に嵌装して縁部継目の根
元部分を覆うように配置されるスリーブ形防護カ
バーが提供されており、この場合、カバーは外形
を第2パイプの外壁に合わせて形成し、両パイプ
が突き合わされる根元部分には、不活性ガスの供
給源に接続可能な円形チヤンバを形成する。
そこで枝管の第1パイプ3に好適に適合するス
リーブ形保護カバー46を嵌装し、複数の押しね
じ47で固定する。主管の第2パイプ4に接する
保護カバー46の底面48は第2パイプ4の円筒
面に適合するように形成してここに密着させる。
保護カバー46は根元部分45に面する部分を僅
かにテーパとし、第1パイプ3及び第2パイプ4
と共に根元部分45を覆う円形チヤンバ49を形
成する。この円形チヤンバ49内には、配管50
を介して不活性ガス槽19から不活性ガスを供給
し、この不活性ガスにより根元部分45が空気に
触れるのを防止する。
枝管の第1パイプ3と主管の第2パイプ4を仮
付けの点溶接で接合してから枝管側の第1パイプ
3にパイプ溶接装置を装着する。パイプ溶接装置
を準備して縁部継目25を溶接する位置に装着す
る以前に、不活性ガスの保護カバー46を第1パ
イプ3上に嵌着してボルト47で固定する。次に
パイプ溶接装置のノズルホルダ16を親ねじ10
を軸に第1パイプ3の中心に向けて少しだけ回
し、この装置のガスノズル23を第1パイプ3に
ぶつけないように保持して第1パイプ3内に挿入
する。一旦ノズルホルダ16が第1パイプ3内に
導かれ、電極24と縁部継目25との間の軸方向
ギヤツプが正しい値をとるのに充分な程度の距離
までくると、パイプ溶接装置をクランプジヨー
7,8で第1パイプ3上に固定し、保持していた
ノズルホルダ16を自由にする。接触子27の小
ホイールはばね30に付勢され第1パイプ3の内
壁に圧接し、これにより電極24のギヤツプの半
径方向成分が決定される。アークが電極24とパ
イプとの間で形成されると同時に電極ギヤツプの
軸方向成分は上述の態様で調整される。第1パイ
プ3内で電極を第1パイプ3の内壁に沿つて一巡
させる運転はハンドル2に内蔵された図示しない
モータで駆動される回動ホルダ5の回動により行
なわれる。
不活性ガスの保護カバー46を、パイプ溶接装
置のフレーム1をそこに確実に固定できる長さで
使用することは本発明の範囲内である。この種の
保護カバー46を用いても、大きな第2パイプ4
から上方に延びる第1パイプ3を溶接する場合に
は、溶接装置を第1パイプ3に固定するのに先立
つて、不活性ガスの保護カバー46を第1パイプ
3に固定する必要がなくなることもある。なぜな
ら、保護カバー46の重量と第1パイプ3に固定
されるパイプ溶接装置の重量で、大きな第2パイ
プ4の外周壁に適合させた保護カバー46の底面
48が第2パイプ4の外壁に密着するからであ
る。既に述べたようにカバー46の内径はまた第
1パイプ3の外径によく適合しているから、第1
パイプ3とフレーム1の位置関係が溶接作業中に
ずれることはない。
電極ギヤツプの軸方向成分を調整可能とし、設
定したプログラムで縁部継目25に沿つて回転す
る電極24の回転の角度位置により溶接パラメー
タを変化させていくこともまた本発明の範囲内で
ある。溶接条件は縁部継目の形の変化により大き
く変るからこの溶接作業のプログラム制御は、
90°からかなり離れた角度で結合する2本のパイ
プの縁部継目溶接の場合に特に有利である。第3
図図示のパイプ縁部継目においてはパイプは60°
の角度で結合している。パイプの両壁部が鈍角を
なす溶接点51での縁部継目溶接は、直径を挾ん
で対向するパイプの両壁部が鈍角をなす溶接点5
2とは別の溶接作業パラメータが必要となる。つ
まり溶接点52に対する電極37′は破線で示す
ように溶接点51での電極37の角度位置とは異
なつた角度位置で適用されることになる。そこで
電極37の第1パイプ33内における回転に伴う
溶接点51,52等の縁部継目の形状に従つて、
溶接作業パラメータの変化は漸進的に行なわれ
る。
本発明の思想及び特許請求の範囲から外れるこ
となく種々の改造や変更が可能であるから、本発
明は以上に記載した詳細な説明に限定されるもの
ではない。
[発明の効果] 以上説明した通り、本発明に係わるパイプの内
側を溶接する装置は、上記の構成であるので、取
扱いは簡単で、枝管の形状が真円から外れていて
も容易に適正な溶接ができ、しかも溶接は高品質
であつて仕上げ作業を必要としないから、手が入
らないような仕上げの困難な箇所や、溶接層の視
認が困難な箇所にも安定して使用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はパイプ溶接装置を示す平面図、第2図
は第1図中の矢標Iの方向から見たパイプ溶接装
置を示す側面図、第3図は溶接される2本のパイ
プに関連した溶接棒状電極の位置を示す模式図で
ある。 1……フレーム、3……第1パイプ、4……第
2パイプ、5……回動ホルダ、16……ノズルホ
ルダ、20……溶接電源、23……ガスノズル、
24……電極、25……縁部継目、27……接触
子、28……回転軸、30……引張りばね(弾性
部材)、42……コンパレータ、43……ポテン
シヨメータ、44……駆動電源、50……配管。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 少なくとも第1パイプ3は直管であり、この
    第1パイプ3の断面形状が第2パイプ4より小さ
    い場合において、第1パイプ3の端面と第2パイ
    プ4の側面との突き合わせ部分25をパイプの内
    側から溶接して第1パイプ3を第2パイプ4の枝
    管として形成する溶接装置が、第1パイプ3を通
    して内部に挿入するノズルホルダ16を備え、こ
    のノズルホルダ16を第1パイプ3の軸方向に沿
    つて移動する移動機構15に確実に固定する一
    方、このノズルホルダ16の先端部には第2パイ
    プ内部へ挿入する非消耗型棒状電極24とガスノ
    ズル23を備え、更にこの棒状電極24は先端を
    前記突き合わせ部分に向け第1パイプ3の軸と鋭
    角を形成して鈎状にノズルホルダ16に取付けら
    れ、またこのノズルホルダ16は第1パイプ3に
    装着固定されているフレーム1に設けた回動ホル
    ダ5と前記移動機構15を介して連結されて、フ
    レーム1に設けた回動手段によりこの回動ホルダ
    5が移動機構15と共にノズルホルダ16を伴つ
    て一緒に第1パイプ3の軸の周りを回動するよう
    に構成した溶接装置であつて、前記ノズルホルダ
    16に棒状電極24との位置関係を確実に保つ
    て、第1パイプ3の内壁に圧接しながら棒状電極
    24と一体に第1パイプ3の内壁に倣つて周回移
    動する接触子27を配設すると共に、前記棒状電
    極の先端と第1パイプ3の突き合わせ端面との間
    隔に対応する第1の信号と所望の間隔に対して設
    定した第2の信号とを比較するコンパレータ42
    を設けてこれら2つの信号間の差に対応する偏差
    信号を発生させ、移動機構15によりこの偏差信
    号が減少する方向に棒状電極24の先端を第1パ
    イプ3の軸方向に移動させるように構成したこと
    を特徴とするパイプの内側溶接をする装置。 2 前記第1の信号が実際のアーク電圧に対応す
    る信号であり、前記コンパレータ42が前記棒状
    電極24と第1パイプ3もしくは第2パイプ4と
    の間に接続され、前記第1の信号と所望の間隔に
    対して設定したアーク電圧に対応する第2信号と
    の比較を行うことを特徴とする特許請求の範囲第
    1項に記載のパイプの内側溶接をする装置。 3 前記接触子27を前記第1パイプ3の内壁に
    向けて付勢する弾性部材30をこの接触子27と
    前記回動ホルダ5との間に設けたことを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項または第2項に記載のパ
    イプの内側溶接をする装置。 4 前記接触子27が前記棒状電極24の軸が交
    差する前記第1パイプ内壁の母線上で前記第1パ
    イプ内壁と接触することを特徴とする特許請求の
    範囲第1項乃至第3項のいずれかに記載のパイプ
    の内側溶接をする装置。 5 前記接触子27は小ホイールから成り、その
    回転軸28が前記第1パイプ3の軸と平行である
    ことを特徴とする特許請求の範囲第4項に記載の
    パイプの内側溶接をする装置。 6 前記棒状電極24先端における前記第1パイ
    プ3の軸線からの半径は、第1パイプ3の軸線か
    ら接触子27の第1パイプ3内壁との接点までの
    半径に等しいか、これより大きくとも第1パイプ
    3の肉厚を超えない範囲にあることを特徴とする
    特許請求の範囲第4項または第5項に記載のパイ
    プの内側溶接をする装置。
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