JPH0451292B2 - - Google Patents

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JPH0451292B2
JPH0451292B2 JP58167412A JP16741283A JPH0451292B2 JP H0451292 B2 JPH0451292 B2 JP H0451292B2 JP 58167412 A JP58167412 A JP 58167412A JP 16741283 A JP16741283 A JP 16741283A JP H0451292 B2 JPH0451292 B2 JP H0451292B2
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JP
Japan
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driving
base
expansion nut
movable base
expansion
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JP58167412A
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Seiji Yamawaki
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Publication of JPH0451292B2 publication Critical patent/JPH0451292B2/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23PMETAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; COMBINED OPERATIONS; UNIVERSAL MACHINE TOOLS
    • B23P19/00Machines for simply fitting together or separating metal parts or objects, or metal and non-metal parts, whether or not involving some deformation; Tools or devices therefor so far as not provided for in other classes
    • B23P19/04Machines for simply fitting together or separating metal parts or objects, or metal and non-metal parts, whether or not involving some deformation; Tools or devices therefor so far as not provided for in other classes for assembling or disassembling parts
    • B23P19/06Screw or nut setting or loosening machines

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Automatic Assembly (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、部品打込装置に係り、時に、エクス
パンシヨンナツト等の部品を打込み固定する部品
打込装置の改良に関する。
一般に、部品打込装置への供給部品としてのエ
クスパンシヨンナツトNは、第1図及び第2図に
示すように、略矩形状のナツトベース1を有して
おり、このナツトベース1の中央部にはネジ螺合
用のネジ孔2が開設される一方、上記ナツトベー
ス1の両側中央部には弾性変形可能な一対の脚片
3が対設され、各脚片3は、その基部から中央部
にかけて僅かに外方に張り出し且つその中央部か
ら先端部にかけて内方に折曲して形成されてお
り、各脚片3の先端部間にはネジ4の軸径より幅
狭の隙間5が形成されている。
このエクスパンシヨンナツトNは、例えば樹脂
製のインストルメントパネルI等の母体に各種計
器類等の組付部品をねじ止めする際に、上記イン
ストルメントパネルIに開設した取付孔6にその
脚片3を挿入してネジ4の螺合部を構成するもの
であり、この場合、ネジ4はエクスパンシヨンナ
ツトNのネジ孔2に螺合していき上記ネジ4の先
端部が上記脚片3間の隙間5に押し入ることか
ら、上記脚片3が外方に拡開し、該脚片3の基部
が上記取付孔6縁に圧接されることになり、上記
ネジ4はエクスパンシヨンナツトNを介してイン
ストルメントパネルIに確実に固定されるのであ
る。これにより、インストルメントパネルIに直
接ネジ4をねじ込む際に生ずるインストルメント
パネルIの変形を防止することでがきるのであ
る。
ところで、このようなエクスパンシヨンナツト
Nを上記インストルメントパネルIに取付ける際
に、部品を打込固定する打込部材を備えた部品打
込装置を自動機としてのロボツトに取付け、この
ロボツトによりエクスパンシヨンナツトNの取付
けを自動化するようにしたシステムが考えられて
いる。このようなシステムにおいて、今、水平面
方向にのみ移動可能なアームを備えた二軸のロボ
ツトを用いたとすると、上記打込部材を所定の打
込位置に配置するために、上記部品打込装置は必
然的に前記打込部材を上下方向に進退動させる可
動ベースを備えなければならず、この可動ベース
は、例えば、上記アームに固定した固定ベースに
エアシリンダ等のアクチユエータを介して取付け
られる。
然しながら、このような部品打込装置におい
て、インストルメントパネルIの取付孔6にエク
スパンシヨンナツトNを打込む場合には、上記可
動ベースを所定の位置まで下降させた後、打込部
材を進出させることになるが、上記取付孔6にエ
クスパンシヨンナツトNが打込まれると、上記打
込部材には、必然的にインストルメントパネルI
からの反力が働くことになる。この場合、上記ア
クチユエータの押圧力が小さかつたり、可動ベー
スの重量が少ないと、上記打込部材は、上記反力
によつて後退してしまうという事態を生じ、その
分、エクスパンシヨンナツトNの取付けが不完全
になり易いという不具合を生ずる。
この不具合を解決するためには、上記アクチユ
エータの押圧力を増大させたり、可動ベースの重
量を多くするということが考えられるが、アクチ
ユエータや可動ベースそのものが大型化してしま
い、部品打込装置全体の重量が嵩むという不具合
を生ずる。
本発明は以上の観点に立つて為されたものであ
つて、その目的とするところは、装置全体の軽量
化を図りながら、被組付部材からの反力に影響さ
れることなく、部品の打込動作を安定させるよう
にした部品打込装置を提供することにある。
そして、本発明の基本的構成は、自動機に固定
される固定ベースと、この固定ベースにアクチユ
エータを介して進退可能に取付けられる可動ベー
スと、この可動ベースに打込用アクチユエータを
介して進退可能に取付けられ且つ先端に上記部品
を位置決め保持する取付ベースが設けられている
打込部材と、この打込部材を進出させて部品を打
込固定するときに上記可動ベースの後退動作を阻
止ロツク部材とを備えた部品打込装置にある。
以下、添付図面に示す実施例に基づいて本発明
を詳細に説明する。
第3図はエクスパンシヨンナツトの打込作業工
程の全体システムを示す斜視図である。図におい
て、母体としてのインストルメントパネルIは矩
形状のフレーム10に位置決め固定されており、
フレーム10と共にシヤトルバー11によつて所
定位置まで搬送され回転装置12にフレーム10
を介して回転可能に支承されている。一方、搬送
されてきた上記インストルメントパネルIの近傍
に位置する作業ステージには水平面方向に移動可
能なアームRaを備えた二軸の自動機としてのロ
ボツトRが設置されており、このアームRaの先
端部には部品打込装置Aが取付けられている。そ
して、上記ロボツトR近傍の作業ステージには部
品としてのエクスパンシヨンナツトNを多数収容
したパーツフイーダPが架台13を介して設置さ
れている。
この実施例において、部品打込装置Aの基本的
構成は、第4図に示すようにロボツトRのアーム
Raに固定される固定ベース21と、この固定ベ
ース21に対して上下方向に進退可能に取付けら
れる可動ベース22と、この可動ベース22に対
して上下方向に進退動可能に取付けられる打込部
材30と、この打込部材30の先端に設けられ上
記エクスパンシヨンナツトNを位置決め保持する
取付ヘツド40と、上記ベース部材20に取付け
られるエクスパンシヨンナツトNを一時的に整列
貯溜するストツカ50と、このストツカ50内の
エクスパンシヨンナツトNを上記取付ヘツド40
にセツトするセツト部材70と、上記エクスパン
シヨンナツトNを打込固定するときに上記打込部
材20の後退動作を阻止するロツク部材80とで
構成されている。
上記固定ベース21は、第5図及び第6図に示
すように、水平方向に延びるロアベース21a
と、このロアベース21aの一端から上方に立ち
上がる連結ベース21bと、この連結ベース21
bの上端から上記ロアベース21aに対向するよ
うに且つロアベース21aの突出寸法により短寸
に突設されるアツパベース21cとで構成され、
上記連結ベース21bがロボツトアームRaに支
持ブラケツト26を介して連結固定されている。
また、上記可動ベース22は、ロアベース21
aに対向するように配置されると共に、上記ロア
ベース21aとアツパベース21cとの間に掛渡
したガイド支柱23に沿つて摺動可能に装着され
ており、この可動ベース22は固定ベース21に
ブラケツト24を介して支持したエアシリンダ2
5のピストンロツド25aに連結されている。
更に、上記打込部材30は、上下方向に延びる
部材であつて、打込ロツド31と、この打込ロツ
ド31に嵌め込まれ且つ打込ロツド31に対して
突起及び溝(図示せず)の係合により上下方向に
相対摺動する打込パイプ32とで構成されてい
る。上記打込ロツド31は、可動ベース22の孔
部27を貫通しており、その上端は可動ベース2
2に支持台33を介して取付けた打込用エアシリ
ンダ34のピストンロツド34aに連結されてい
る一方、上記打込パイプ32の上端は可動ベース
22の下面にスプリング35を介して弾性支持さ
れると共に、この打込パイプ32はロアベース2
1aに取付けたガイドブツシユ36に貫通配置さ
れている。そしてまた、上記可動ベース22には
打込用エアシリンダ34のピストンロツド34a
を突出作動させるリミツトスイツチ37が配設さ
れており、打込パイプ32が常態位置から上方に
移動した時、打込パイプ32の上端フランジ38
がリミツトスイツチ37のローラ付スイツチ片3
9を押し上げることにより、リミツトスイツチ3
7が働くようになつている。
更にまた、上記取付ヘツド40は、特に第7図
に示すように打込ロツド31と打込パイプ32と
で一体的に形成されている。即ち、打込ロツド3
1の先端中央にはエクスパンシヨンナツトNのネ
ジ孔2が嵌まり込む位置決め突起4が突設されて
おり、上記打込パイプ32の先端周囲には打込ロ
ツド31の先端面より下方に突出する位置決め突
片42が形成されると共に、この位置決め突片4
2はエクスパンシヨンナツトNの外縁と嵌合する
形状になつている。一方、上記打込ロツド31の
先端面にはエクスパンシヨンナツトNのナツトベ
ース1上面を吸着保持するマグネツト43が設け
られている。そしてまた、上記取付ヘツド40の
近傍にロアベース21aの下面には取付ヘツド4
0にエクスパンシヨンナツトNがセツトされたか
否かを検出するセツト状態検出器44が取付けら
れており、このセツト状態検出器44は発光素子
と受光素子とを取付ヘツド40を挟むように対向
配置した所謂フオトカツプラであつて、受光素子
での受光の有無に応じて取付ヘツド40におけエ
クスパンシヨンナツトNのセツト状態を検出する
ようになつている。そして、取付ヘツド40にエ
クスパンシヨンナツトNがセツトされると上記セ
ツト状態検出器44から図示外の制御装置に部品
セツト完了信号が送出されるようになつている。
また、上記ストツカ50は、第4図、第5図及
び第8図に示すように、支持アーム51を介して
上記固定ベース21に取付けられている。このス
トツカ50はパーツフイーダPのシユータ52と
同一の傾斜角をもつて配置されており、エクスパ
ンシヨンナツトNの脚片3を挟むように対設され
且つ前記脚片3の両側から突出するナツトベース
1のフランジ部1aを摺動可能に支持するサイド
フエール53と、エクスパンシヨンナツトNの浮
き上がりを防止するように上記サイドレール53
間の上部に沿つて延びアツパーレール53間の上
部に沿つて延びアツパーレール54とで構成され
ている。そして、上記ストツカ50のシユータ5
2側端部には円錐状のガイド面を有する連結凸部
55突設されており、一方、シユータ52側には
上記連結突部55が嵌合する連結凹部56が設け
られており、この連結凸部55及び連結凹部56
で位置決め用の連結機構が構成され、上記ストツ
カ50は上記連結機構を介してシユータ52と衝
合連結されるようになつている。そしてまた、上
記ストツカ50のシユータ52側端部にはストツ
カ50内でのエクスパンシヨンナツトNの貯溜量
が満杯であることを検出する満杯検出器57が取
付けられており、この満杯検出器57は、発光素
子とをストツカ50内のエクスパンシヨンナツト
Nを挟むように相対向させて配置した所謂フオト
カツプラであつて、受光素子での受光の有無に応
じてエクスパンシヨンナツトNの貯溜量が満杯で
あるか否かを検出するようになつており、ストツ
カ50内でのエクスパンシヨンナツトNの貯溜量
が満杯になると上記満杯検出器は図示外の制御装
置に満杯検出信号を送出するようになつている。
尚、符号58はシユータ52の先端部に設けられ
エクスパンシヨンナツトNの移動を拘束解除する
ストツパ、59はストツパ58の作動用シリン
ダ、60は連結凹部56内に内蔵されこの連結凹
部56内に連結突部55が嵌合した時両者の連結
状態を検出する連結スイツチ、61は満杯検出器
57に対向するサイドレール53に開設された光
通過用の孔である。
また、この実施例において、上記セツト部材7
0は、第5図及び第9図に示すようにストツカ5
0の下側開口に対向する部位に配設されている。
このセツト部材材70が、ストツカ50からのエ
クスパンシヨンナツトNを位置決めして受け止め
る受け部71と、この受け部71から一体的に延
びる支持腕部72とを備えており、上記支持腕部
72は、ロアベース21aに取付けた支持ブラケ
ツト73に軸ピン74で軸支され、上記受け部7
1がストツカ50からエクスパンシヨンナツトN
を受けるセツト準備位置S1と取付ヘツド40に
エクスパンシヨンナツトNをセツト位置S2(第
9図参照)との間を所定の回転軌跡に沿つて往復
移動できるようにしている。そして、上記支持腕
部72の回転軸近傍にはこの回転軸に対して半径
方向に突出する突片75が形成されており、この
突片75の端部は固定ベース21にブラケツト7
6を介して取付けたエアシリンダ77のピストン
ロツド77aに連結されている。そしてまた、上
記セツト部材70には上記受け部71に隣接して
ストツパ部78が形成されており、このストツパ
部78は上記受け部71がセツト準備位置S1か
ら移動した時ストツカ50も下側開口に対向する
ものであつて、セツト部材70の回転軌跡に沿う
曲面形状を有している。
また、上記ロツク部材80は、第5図、第6図
及び第8図に示すように、可動ベース22の後退
移動を拘束するブレーキ部材81と、上記打込ロ
ツド31進出時に上記ブレーキ部材81を働かせ
るように上記ブレーキ部材81を移動させる位置
拘束機構86とで構成されている。上記ブレーキ
部材81は、可動ベース22の上面に回転シヤフ
ト82を一対の軸受板83を介して取付け、この
回転シヤフト82にはガイド支柱23に向かつて
突片84を突設すると共に、この突片84にはブ
レーキシユー85をホルダ86を介して取付けた
ものである。一方、上記位置拘束機構87は、上
記回転シヤフト82に二つの腕部88a,88b
を有するレバー88を上記突片84の突出方向と
反対の方向に突設し、このレバー88の一方の腕
部88a先端にはローラ92を取付けると共に、
上記打込ロツド31の上端にはフランジ状の台座
89を形成し、この台座89の周壁に前記ローラ
92を転動可能に当接させる一方、上記レバー8
8の他方の腕部88b先端と打込用エアシリンダ
34の上端に取付けられたブラケツト90との間
にスプリング91を介装し、上記他方の腕部88
bを上方に向けて付勢するようにしたものであ
る。そして、上記ローラ92が台座89に当接し
ているときにはブレーキシユー85はガイド支柱
23と非当接になつており、ローラ92が台座8
9から外れたとき上記ブレーキシユー85がガイ
ド支柱23に当接するようになつている。尚、上
記ローラ92が当接する台座89の上半部には打
込用エアシリンダ34側に向かつて斜め上方に傾
斜するガイド面89aが形成されている。
従つて、この実施例に係る部品打込装置によれ
ば、先ず、部品打込装置AはパーツフイーダPか
らエクスパンシヨンナツトNの供給を受ける。こ
の工程においては、第9図に示すように、部品打
込装置AはロボツトRのテイーチング情報に基づ
いてパーツフイーダPに接近していき、ストツカ
50がパーツフイーダPのシユータ52に向かつ
て移動していく。この時、ロボツトRのテイーチ
ング精度がそれ程くないとしても、連結凸部55
及び連結凹部56で構成した連結機構が存在する
ので、ストツカ50とシユータ52とは確実に衝
合連結されることになり、連結スイツチ60のオ
ン動作に基づく図示外の制御装置からの指令信号
によりロボツトRが停止する。すると、シユータ
52に取付けたストツパ58が後退しシユータ5
2内のエクスパンシヨンナツトNが順次ストツカ
50内に滑り出していき、セツト部材70のとこ
ろからエクスパンシヨンナツトNが順次整列貯溜
されている。そして、ストツカ50内のエクスパ
ンシヨンナツトNの貯溜量が満杯になると、上記
満杯検出器57の働きによつて上記ストツパ58
が進出しシユータ55内のエクスパンシヨンナツ
トNの移動を拘束する。これによりシユータ52
からストツカ50へのエクスパンシヨンナツトN
の供給は停止されることになり、空になつたシユ
ータ52にはパーツフイーダPの作動によりエク
スパンシヨンナツトNが補給される。この状態に
おいて、部品供給装置Aへのエクスパンシヨンナ
ツトNの供給工程が終了し、ロボツトRは次の工
程に向つて起動する。
この状態において、上記ロボツトRが起動し始
めると、ストツカ50内のエクスパンシヨンナツ
トNの一つが取付ヘツド40にセツトされる。こ
のセツト工程においては、第10図に示すよう
に、先ず、エアシリンダ77のピストンロツド7
7aが突出作動し、これにより、セツト部材70
が軸ピン74を回転中心として図中反時計回り方
向に回動していく。この時、セツト部材70の受
け部71には一つのエクスパンシヨンナツトNが
位置決めされて受け止められており、上記セツト
部材70の回転移動に伴つてエクスパンシヨンナ
ツトNはセツト準備位置S1(第5図参照)から
セツト位置S2へと移送され、エクスパンシヨン
ナツトNは取付ヘツド40に供給される。この状
態において、エクスパンシヨンナツトNは取付ヘ
ツド40の位置決め突起41と位置決め突片42
とで位置決めされると共に、マグネツト43によ
つて吸着保持されることになり、エクスパンシヨ
ンナツトNは斜くことなく所定の姿勢を保つて取
付ヘツド40にセツトされる。一方、セツト部材
70の回転移動に伴つてセツト部材70の受け部
71がセツト準備位置S1から移動していくこと
になるが、ストツカ50内のエクスパンシヨンナ
ツトNはセツト部材70のストツパ部78で塞き
止められた状態になつているので、ストツカ50
内のエクスパンシヨンナツトNがストツカ50内
から落下するというような事態は生じない。ま
た、仮に取付ヘツド40にエクスパンシヨンナツ
トNがセツトされていないような場合には、セツ
ト状態検出器の働きにより取付ヘツド40にエク
スパンシヨンナツトNがセツトされる迄セツト部
材70はセツト動作を続ける。そして、取付ヘツ
ド40にエクスパンシヨンナツトNがセツトされ
た段階においては、打ち込み作業の準備が完了す
ることになり、セツト状態検出器44からの信号
に基づく制御装置からの指令信号によりロボツト
Rは次の工程に向かつて起動する。
この後、ロボツトRはテイーチング情報に基づ
いてインストルメントパネルIの取付孔6に対応
した上方位置に部品打込装置Aを配置し、部品打
込装置AはエクスパンシヨンナツトNの打込動作
を開始する。この段階において、図示外の制御装
置から打込作業開始の指令信号が発せられ部品打
込装置Aが作動し始める。即ち、第11図に示す
ように、エアシリンダ25のピストンロツド25
aが突出作動し、可動ベース22が下方に向かつ
て所定量下降していく。このとき、上記位置拘束
機構87のレバー88に設けたローラ92は台座
に当接していることから、スプリング91によつ
て時計回り方向に付勢されてはいるがレバー88
は所定の姿勢に保持されることになり、ブレーキ
部材81のブレーキシユー85はガイド支柱23
と非当接な位置に拘束され、その分、可動ベース
22はスムーズに移動する。すると、打込部材3
0が下降していき、取付ヘツド40内のンエクス
パンシヨンナツトN位置とインストルメントパネ
ルIの取付孔6位置とが合致している場合には、
第12aに示すように取付ヘツド40内のエクス
パンシヨンナツトNの脚片3がインストルメント
パネルIの取付孔6内に僅かに挿入される。この
状態において、第12図bに示すように、打込パ
イプ32に設けた位置決め突片42がインストル
メントパネルIの取付孔6縁に達する。この時、
打込パイプ32は可動ベース22に対してスプリ
ング35により弾性支持されており、しかも打込
パイプ32の下方への移動が拘束されることか
ら、この打込パイプ32はスプリング35を圧縮
させながら打込ロツド31に対して相対的に摺動
することになり、打込パイプ32により取付孔6
縁に無理な力が加わる事態はない。このとき、打
込パイプ32は可動ベース22に相対的に接近す
ることから、リミツトスイツチ37が動き、この
リミツトスイツチ37により打込用エアシリンダ
34のピストンロツド34aが突出作動し、打込
ロツド31が下方に突出作動する。この状態にお
いて、第13図に示すように、台座89が打込ロ
ツドの突出作動に伴つて移動することになるが、
位置拘束機構87のレバー88は、スプリング9
1によつて回転シヤフト82を中心として時計回
り方向に付勢されているので、台座89に当接し
ていたローラ92は、台座89のガイド面89a
に沿つて移動した後、台座89から外れて打込用
エアシリンダ34のピストンロツド34a周壁に
当接した状態になる。この場合、レバー88が時
計回り方向に回転することになり、ブレーキ部材
81を構成するブレーキシユー85はガイド支柱
23に圧接され、可動ベース22はその場でロツ
クされる。この状態において、インストルメント
パネルIからの反力が打込ロツド31を介して可
動ベース22に伝達されることになるが、該反力
によつて可動ベース22が後退動作してしまうこ
とはなく、エクスパンシヨンナツトNは、第12
c図に示すように、打込ロツド31に押し込まれ
て取付孔6内に確実に嵌合し取付けられる。
尚、取付ヘツド40内でのエクスパンシヨンナ
ツトNのセツト姿勢が傾いたり、あるいはロボツ
トRのテイーチング精度がそれ程高くない場合に
は、取付ヘツド40内のエクスパンシヨンナツト
N位置が上記取付孔6位置と合致しないことにな
るが、この状態において、可動ベース22が下方
に向かつて所定量下降していくと、先ず、エクス
パンシヨンナツトNの脚片3が取付孔6縁に当接
することになるため、上記取付孔6縁が僅かに撓
むだけで、打込パイプ32が取付孔6縁に達する
ことはなく、リミツトスイツチ37は作動しな
い。それ故、打込用エアシリンダ34のピストン
ロツド34aが突出作動することはなく、上記エ
クスパンシヨンナツトNが無理やり取付孔6に押
し込まれて該取付孔6縁が破損するという事態は
生じない。この場合、部品打込装置Aは、図示外
の制御装置からの指令によりエクスパンシヨンナ
ツトN位置を修正した後、再びエクスパンシヨン
ナツトNの打込動作を行う。
そして、打込ロツド31が最下点に達すると、
上記制御装置から打込作業の完了信号が発せら
れ、先ず、打込用エアシリンダ34のピストンロ
ツド34aが後退作動する。すると、打込ロツド
31が後退することに伴つて台座89が上昇する
ことになり、レバー88のローラ92は打込用エ
アシリンダ34aのピストンロツド34aに摺接
しながら台座89のガイド面89に乗り上げる。
この状態において、レバー88は反時計回り方向
に回動することになり、ブレーキ部材81のブレ
ーキシユー85はガイド支柱23から離間し、可
動ベース22のロツク状態が解除される。この
後、上記エアシリンダ25のピストンロツド25
aが後退作動し、可動ベース22はスムーズに上
昇していき元位置に復帰する。この段階におい
て、上記打込部材30は取付けられたエクスパン
シヨンナツトNから離間間しながら元位置に上昇
復帰することになり、一つのエクスパンシヨンナ
ツトNの打込工程が終了する。
この後、ロボツトRのテイーチング情報に基づ
いて部品打込装置AはインストルメントパネルI
の数個の取付孔6にエクスパンシヨンナツトNを
順次打込固定していくことになる。
また、この実施例において、打込部材30駆動
用のエアシリンダ25,34への供給エア圧がエ
ア供給ホースの切損等により低下したような場
合、上記打込用シリンダア34のピストンロツド
34aが上下方向にフリーになるため、打込ロツ
ド31はその自重によつて下降することになり、
ローラ92が台座89から外れ、ブレーキ部材8
7のブレーキシユー85がガイド支柱23に圧接
され、可動ベース22はロツクされる。このた
め、可動ベース22が不必要に下降するという事
態は生じない。尚、上記実施例にあつては、部品
打込装置Aはストツカ50を備えたものになつて
いるが、必ずしもこれに限定されるものではな
く、パーツフイーダPのシユータ52から直接エ
クスパンシヨンナツトNの供給を受けるようにし
ても差支えない。また、可能ベース22を拘束す
るロツク部材80についても、実施例で示したも
のに限定されるものではなく、適宜設計変更して
差支えない。更に、上記実施例では、二軸のロボ
ツトRに部品打込装置Aを取付けたものを示して
いるが、必ずしもこれに限定されないことは勿論
である。更にまた、固定ベース21、可動ベース
22等についても、適宜設計変更できることは勿
論である。また、上記実施例では部品としてエク
スパンシヨンナツトNを例に挙げて説明している
が、必ずしもこれに限定されるものではなく、任
意の部品について適宜選択できることは勿論であ
る。
以上説明してきたように、本発明に係る部品打
込装置によれば、被組付部材からの反力に影響さ
せることなく、所定部位に部品を確実に打込固定
できるので、部品の打込動作を安定させることが
できるほか、打込部材のアクチユエータを大型に
する必要がなくなる分、装置全体の軽量化を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はエクスパンシヨンナツトの全体斜視
図、第2図はエクスパンシヨンナツトの取付状態
を示す断面説明図、第3図は本発明に係る部品打
込装置を用いたエクスパンシヨンナツトの打込作
業工程の全体システムを示す斜視図、第4図は本
発明に係る部品打込装置の一実施例を示す全体模
式図、第5図は部品打込装置の正面説明図、第6
図は第5図中方向から見た矢視図、第7図は取
付ヘツドと部品との関係を示す要部斜視図、第8
図はロツク部材の具体的構成を示す斜視図、第9
図は部品打込装置への部品の供給工程を示す説明
図、第10図は部品セツト時の状態を示す説明
図、第11図は部品打込作業時の状態を示す説明
図、第12図a乃至cは部品打込作業時における
部品の打込まれ状態を示す要部断面説明図、第1
3図はロツク部材の作動を示す説明図である。 R…ロボツト(自動機)、I…インストルメン
トパネル(被組付部材)、N…エクスパンシヨン
ナツト(部品)、20…ベース部材、21…固定
ベース、22…可動ベース、24…エアシリン
ダ、30…打込部材、31…打込ロツド、32…
打込パイプ、34…打込用エアシリンダ(アクチ
ユエータ)、35…スプリング(弾性部材)、37
…リミツトスイツチ(スイツチ手段)、40…取
付ヘツド、80…ロツク部材、81…ブレーキ部
材、87…位置拘束機構。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 自動機に取付けられ、被組付部材の所定部位
    に部品を打込固定する部品打込装置において、自
    動機に固定される固定ベースと、このベース部材
    にアクチユエータを介して進退可能に取付けられ
    る可動ベースと、この可動ベースに打込用アクチ
    ユエータを介して進退可能に取付けられ且つ先端
    に上記部品を位置決め保持する取付ヘツドが設け
    られている打込部材と、この打込部材を進出させ
    て部品を打込固定するときに上記可動ベースの後
    退動作を阻止ロツク部材とを備えた部品打込装
    置。
JP58167412A 1983-09-13 1983-09-13 部品打込装置 Granted JPS6062427A (ja)

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