JPH0451236Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0451236Y2 JPH0451236Y2 JP19064387U JP19064387U JPH0451236Y2 JP H0451236 Y2 JPH0451236 Y2 JP H0451236Y2 JP 19064387 U JP19064387 U JP 19064387U JP 19064387 U JP19064387 U JP 19064387U JP H0451236 Y2 JPH0451236 Y2 JP H0451236Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gear
- input shaft
- ring
- shaft
- universal joint
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000003638 chemical reducing agent Substances 0.000 claims description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000010355 oscillation Effects 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Retarders (AREA)
- Gears, Cams (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は対向揺動型歯車減速機の改良に関す
る。
る。
従来、コンパクトな減速装置を得るべく、同じ
軸線に沿つて互いに端と端を隔てて配置した入力
軸と出力軸の間にこの軸線に対して傾いた軸線ま
わりに回転できるように装着した揺動歯車を有す
る対向揺動型歯車減速機は公知であり、揺動歯車
は片側面で入力軸と同心に固定した正面歯車とか
み合い、反対側の側面で出力軸の対応する端に設
けた正面歯車とかみ合つている。この構造では、
バツクラツシユが大きく、高い減速比、高いトル
クを期待できない。
軸線に沿つて互いに端と端を隔てて配置した入力
軸と出力軸の間にこの軸線に対して傾いた軸線ま
わりに回転できるように装着した揺動歯車を有す
る対向揺動型歯車減速機は公知であり、揺動歯車
は片側面で入力軸と同心に固定した正面歯車とか
み合い、反対側の側面で出力軸の対応する端に設
けた正面歯車とかみ合つている。この構造では、
バツクラツシユが大きく、高い減速比、高いトル
クを期待できない。
本考案の目的はバツクラツシユを減少させ、減
速比およびトルクの高い対向揺動型歯車減速機を
提供することにある。
速比およびトルクの高い対向揺動型歯車減速機を
提供することにある。
この目的を達成すべく、本考案は互いに隔たつ
て同心に固定した第１、第２の対向した正面歯車
と、第１の正面歯車の中心軸線と同心に延び、こ
の第１正面歯車によつて回転自在に支持されてい
る入力軸であつて、前記第１、第２の正面歯車の
間の空間に突出する揺動歯車支持軸部を有し、こ
の揺動歯車支持軸部が入力軸の軸線に対して或る
角度で傾いた軸線を有する入力軸と、第２の正面
歯車の中心軸線と同心に延び、この第２正面歯車
によつて回転自在に支持されている出力軸であつ
て、前記空間に面した内端で前記入力軸の端を同
心に回転自在に支持している出力軸と、前記入力
軸の揺動歯車支持軸部上にその傾斜軸線まわりに
回転できるように中心部が装着してあり、周縁両
側面に傾斜した歯面が設けてあり、前記中心部か
ら半径方向に隔たつたリング状部分を有し、これ
らの歯面がそれぞれ第１、第２の正面歯車とかみ
合つているリング状の揺動歯車と、この揺動歯車
の前記リング状部分と作動連結した自在継手リン
グと、この自在継手リングと前記出力軸の前記内
端とを作動連結する出力側自在継手とを包含する
対向揺動型歯車減速機を提供する。
て同心に固定した第１、第２の対向した正面歯車
と、第１の正面歯車の中心軸線と同心に延び、こ
の第１正面歯車によつて回転自在に支持されてい
る入力軸であつて、前記第１、第２の正面歯車の
間の空間に突出する揺動歯車支持軸部を有し、こ
の揺動歯車支持軸部が入力軸の軸線に対して或る
角度で傾いた軸線を有する入力軸と、第２の正面
歯車の中心軸線と同心に延び、この第２正面歯車
によつて回転自在に支持されている出力軸であつ
て、前記空間に面した内端で前記入力軸の端を同
心に回転自在に支持している出力軸と、前記入力
軸の揺動歯車支持軸部上にその傾斜軸線まわりに
回転できるように中心部が装着してあり、周縁両
側面に傾斜した歯面が設けてあり、前記中心部か
ら半径方向に隔たつたリング状部分を有し、これ
らの歯面がそれぞれ第１、第２の正面歯車とかみ
合つているリング状の揺動歯車と、この揺動歯車
の前記リング状部分と作動連結した自在継手リン
グと、この自在継手リングと前記出力軸の前記内
端とを作動連結する出力側自在継手とを包含する
対向揺動型歯車減速機を提供する。
以下、添付図面を参照しながら本考案の実施例
を説明する。
を説明する。
図面において、第１、第２の正面歯車１０，１
２が互いに対向して隔たつた位置に固定してあ
り、各正面歯車の他方の正面歯車に面した部分に
はくぼみ１４，１６が設けてあり、これらのくぼ
みの円周方向に歯１８，２０が切つてある。第
１、第２の正面歯車１０，１２は同じ中心軸線Ｏ
上に配置してあり、この中心軸線が各正面歯車１
０または１２の円周方向の歯列の中心となつてい
る。
２が互いに対向して隔たつた位置に固定してあ
り、各正面歯車の他方の正面歯車に面した部分に
はくぼみ１４，１６が設けてあり、これらのくぼ
みの円周方向に歯１８，２０が切つてある。第
１、第２の正面歯車１０，１２は同じ中心軸線Ｏ
上に配置してあり、この中心軸線が各正面歯車１
０または１２の円周方向の歯列の中心となつてい
る。
第１正面歯車１０はそれと同心に配置した入力
軸２，２を軸受２４を介して回転自在に支持して
いる。この入力軸２２は第１、第２の正面歯車１
０，１２の間の空間２６に突出する軸部分２８を
有し、この軸部分は軸線Ｏに対して或る角度で傾
いており、この軸部分２８の内端３０は再びＯ線
と整合した状態に屈曲している。
軸２，２を軸受２４を介して回転自在に支持して
いる。この入力軸２２は第１、第２の正面歯車１
０，１２の間の空間２６に突出する軸部分２８を
有し、この軸部分は軸線Ｏに対して或る角度で傾
いており、この軸部分２８の内端３０は再びＯ線
と整合した状態に屈曲している。
第２正面歯車１２は軸受３２を介して同心に出
力軸３４を回転自在に支持しており、この出力軸
３４は拡大内端３６を有し、それの空間２６に向
いた端面にはくぼみ３８が形成してあり、このく
ぼみ３８内に入力軸２２の内端３０が軸受４０を
介して回転自在に支持してある。第２図でわかる
ように、出力軸３４の内端３６からはふたまた片
４２が突出しており、これが自在継手ピン４４に
よつて自在継手リング４６に連結してある。
力軸３４を回転自在に支持しており、この出力軸
３４は拡大内端３６を有し、それの空間２６に向
いた端面にはくぼみ３８が形成してあり、このく
ぼみ３８内に入力軸２２の内端３０が軸受４０を
介して回転自在に支持してある。第２図でわかる
ように、出力軸３４の内端３６からはふたまた片
４２が突出しており、これが自在継手ピン４４に
よつて自在継手リング４６に連結してある。
入力軸２２の傾斜した軸部分２８には軸受４８
を介して揺動歯車部材５０が回転自在に支持され
ている。揺動歯車部材５０は前記軸受４８によつ
て支えられた筒状の中心部５２と、この中心部５
２から半径方向に隔たり、側壁５４によつて中心
部と連結したリング状部分５６とを包含し、この
リング状部分５６の外周面から半径方向でかつ円
周方向に延びる歯車部分５８が設けてあり、この
歯車部分５８は断面が傘歯車状であり、両側面に
円周方向に等間隔で歯６０が切つてあり、片側の
歯６０の列が第１正面歯車１０の歯１８とかみ合
つており、反対側の歯６０の列が第２正面歯車１
２の歯２０とからみ合つている。したがつて、入
力軸２２が回転すると、その傾斜した軸部分２８
が内端３０を中心として首振り運動を行ない、そ
れにより揺動歯車部材５０が第１、第２の正面歯
車１０，１２とかみ合いながら回転することにな
る。
を介して揺動歯車部材５０が回転自在に支持され
ている。揺動歯車部材５０は前記軸受４８によつ
て支えられた筒状の中心部５２と、この中心部５
２から半径方向に隔たり、側壁５４によつて中心
部と連結したリング状部分５６とを包含し、この
リング状部分５６の外周面から半径方向でかつ円
周方向に延びる歯車部分５８が設けてあり、この
歯車部分５８は断面が傘歯車状であり、両側面に
円周方向に等間隔で歯６０が切つてあり、片側の
歯６０の列が第１正面歯車１０の歯１８とかみ合
つており、反対側の歯６０の列が第２正面歯車１
２の歯２０とからみ合つている。したがつて、入
力軸２２が回転すると、その傾斜した軸部分２８
が内端３０を中心として首振り運動を行ない、そ
れにより揺動歯車部材５０が第１、第２の正面歯
車１０，１２とかみ合いながら回転することにな
る。
揺動歯車部材５０のリング状部材５６は自在継
手ピン６２によつて自在継手リング４６に軸受６
４を介して連結してあり、また、この自在継手リ
ング４６は先に述べたように自在継手ピン４４に
よつて軸受６４を介して出力軸３４のふたまた部
４２に連結してある。なお、この自在継手ピン４
４は揺動歯車部材５０と自在継手リング４６の間
の自在継手ピン６２とは90度位相がずらしてあ
る。
手ピン６２によつて自在継手リング４６に軸受６
４を介して連結してあり、また、この自在継手リ
ング４６は先に述べたように自在継手ピン４４に
よつて軸受６４を介して出力軸３４のふたまた部
４２に連結してある。なお、この自在継手ピン４
４は揺動歯車部材５０と自在継手リング４６の間
の自在継手ピン６２とは90度位相がずらしてあ
る。
ここで、第１、第２の正面歯車１０，１２の歯
数を同じとし、この歯数を揺動歯車５０の歯数と
異ならせると、入力軸２２が回転したときに揺動
歯車５０が所定の減速比で入力トルクを出力軸３
４に伝える。そして、揺動歯車５０が２個所で正
面歯車１０，１２とかみ合つているので、バツク
ラツシユも少ない。なお、正面歯車１０，１２を
回転方向にずらすとバツクラツシユの調整が行な
える。バツクラツシユの調整は正面歯車１０，１
２の間隔を変えることによつても行なえる。
数を同じとし、この歯数を揺動歯車５０の歯数と
異ならせると、入力軸２２が回転したときに揺動
歯車５０が所定の減速比で入力トルクを出力軸３
４に伝える。そして、揺動歯車５０が２個所で正
面歯車１０，１２とかみ合つているので、バツク
ラツシユも少ない。なお、正面歯車１０，１２を
回転方向にずらすとバツクラツシユの調整が行な
える。バツクラツシユの調整は正面歯車１０，１
２の間隔を変えることによつても行なえる。
また、歯の形はサイクロイドのような波形でも
よい。
よい。
以上のように、本考案の構成によれば、揺動歯
車と出力軸が自在継手機構で連結してあるのでバ
ツクラツシユが減少すると共に高減速比、高トル
クを得ることができる。
車と出力軸が自在継手機構で連結してあるのでバ
ツクラツシユが減少すると共に高減速比、高トル
クを得ることができる。
第１図は、本考案による対向揺動型歯車減速機
の縦断面図である。第２図は、第１図の装置の断
片部分破断斜視図である。 符号の説明、１０，１２……正面歯車、２２…
…入力軸、２８……軸部分、３０……内端、３４
……出力軸、３６……拡大内端、４２……二股
部、４４……自在継手ピン、４６……自在継手リ
ング、５０……揺動歯車部材、５２……中心部、
５６……リング状部分、５８……歯車部分、６２
……自在継手ピン。
の縦断面図である。第２図は、第１図の装置の断
片部分破断斜視図である。 符号の説明、１０，１２……正面歯車、２２…
…入力軸、２８……軸部分、３０……内端、３４
……出力軸、３６……拡大内端、４２……二股
部、４４……自在継手ピン、４６……自在継手リ
ング、５０……揺動歯車部材、５２……中心部、
５６……リング状部分、５８……歯車部分、６２
……自在継手ピン。
Claims (1)
- 互いに隔たつて同心に固定した第１、第２の対
向した正面歯車と、第１の正面歯車の中心軸線と
同心に延び、この第１正面歯車によつて回転自在
に支持されている入力軸であつて、前記第１、第
２の正面歯車の間の空間に突出する揺動歯車支持
軸部を有し、この揺動歯車支持軸部が入力軸の軸
線に対して或る角度で傾いた軸線を有する入力軸
と、第２の正面歯車の中心軸線と同心に延び、こ
の第２正面歯車によつて回転自在に支持されてい
る出力軸であつて、前記空間に面した内端で前記
入力軸の端を同心に回転自在に支持している出力
軸と、前記入力軸の揺動歯車支持軸部上にその傾
斜軸線まわりに回転できるように中心部が装着し
てあり、周縁両側面に傾斜した歯面が設けてあ
り、前記中心部から半径方向に隔たつたリング状
部分を有し、これらの歯面がそれぞれ第１、第２
の正面歯車とかみ合つているリング状の揺動歯車
と、この揺動歯車の前記リング状部分と作動連結
した自在継手リングと、この自在継手リングと前
記出力軸の前記内端とを作動連結する出力側自在
継手とを包含する対向揺動型歯車減速機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19064387U JPH0451236Y2 (ja) | 1987-12-15 | 1987-12-15 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19064387U JPH0451236Y2 (ja) | 1987-12-15 | 1987-12-15 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0194650U JPH0194650U (ja) | 1989-06-22 |
| JPH0451236Y2 true JPH0451236Y2 (ja) | 1992-12-02 |
Family
ID=31481595
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19064387U Expired JPH0451236Y2 (ja) | 1987-12-15 | 1987-12-15 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0451236Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-12-15 JP JP19064387U patent/JPH0451236Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0194650U (ja) | 1989-06-22 |
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