JPH0451192B2 - - Google Patents

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JPH0451192B2
JPH0451192B2 JP59270394A JP27039484A JPH0451192B2 JP H0451192 B2 JPH0451192 B2 JP H0451192B2 JP 59270394 A JP59270394 A JP 59270394A JP 27039484 A JP27039484 A JP 27039484A JP H0451192 B2 JPH0451192 B2 JP H0451192B2
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winning
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balls
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prize
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JP59270394A
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JPS61149183A (ja
Inventor
Kichihei Niiyama
Koji Ito
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Sophia Co Ltd
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Sophia Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS61149183A publication Critical patent/JPS61149183A/ja
Publication of JPH0451192B2 publication Critical patent/JPH0451192B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 [利用分野] この発明は、ガイドレールで囲まれた遊技領域
内に打ち込まれた打球が所定の入賞領域に入賞す
ることにより、遊技者に特別の利益を与えるよう
にされたパチンコ遊技機に適用して有効な技術に
関し、特にゲーム装置としての可変表示装置とそ
の特定態様の発生に伴なつて動作される変動入賞
装置を備えたパチンコ遊技機に利用して有効な技
術に関する。
[従来技術] パチンコ遊技機においては、遊技内容に変化を
加えるとともに、遊技客へのサービスの向上を図
かるため、いわゆる役物(やくもの)と呼ばれる
種々の電動入賞装置(以下電動やく物と称する)
が開発されている。
しかし、一般に、電動役物を具備するパチンコ
遊技機は、比較的発生率は低いがいわゆる大当り
と呼ばれる特定の遊技状態が発生し、この状態に
なると急激に入賞率が向上されるという共通の特
徴を持つので、経験の少ない遊技客でも時として
大量の賞品球を獲得する機会に恵まれる。ところ
が、反面、その特定の遊技状態が発生するとどれ
だけの量のパチンコ球が入賞するかが予期しがた
く、その為遊技店としては管理が難しく、多くの
遊技客に対して公平なサービスを図ることが難し
いという欠点がある。
そこで、電動役物の一つである可変表示装置等
のゲーム装置を有するパチンコ遊技機において
は、例えば上記ゲーム装置における特定態様の発
生にともない、複数の入賞口を有し、入賞率が異
なる変動入賞装置を入賞し易い状態に変換し、こ
の状態において入賞個数を制御するようにしたも
のが提案されている。
しかし、従来のパチンコ遊技機では、上記変動
入賞装置の各々の球出口に検出器を設け、入賞球
数を別々に検出しているので、検出器が各球出口
ごとに必要になるため、検出器の個数が多くな
り、組付け作業が面倒でコスト高になるととも
に、球出口ごとに検出器まで入賞球を誘導する通
路が必要になるので、変動入賞装置自体も大型に
なつてしまう。また、球出口が複数個ある変動入
賞装置では、装置裏側での球処理が複雑となり、
玉詰まりなどを誘発する原因となつていた。
さらに、変動入賞装置における一回の変換動作
によつて発生する入賞球数を制限するような場
合、各検出器の和をとつて集計する必要が生じる
が、例えば各入賞口で同時に入賞球が発生する
と、一個ずつ区別して検出することが難しいた
め、検出誤差が生じるおそれがある。従来のパチ
ンコ遊技機においては、上記のような不都合が生
じることが分かつた。
[発明の目的] この発明は、可変表示装置における特定態様の
発生に伴なつて開閉動作される変動入賞装置を安
価かつコンパクトに構成できるようにするととも
に、短時間に集中的に発生する複数の入賞球を玉
詰まりを起こすことなく集合的にカウントおよび
処理して、正確な検出が行なえるようにすること
を目的とする。
[発明の概要] すなわち、この発明は、ガイドレールで囲まれ
た遊技領域内に、特定入賞口とそこへの打球の入
賞によつて複数の識別情報を順次的に可変可能な
可変表示装置およびこの可変表示装置における特
定態様に伴なつて開閉動作される特別変動入賞装
置とを備えたパチンコ遊技機において、前記特別
変動入賞装置の取付け基板中程に、特別入賞装置
受口を収納できる開口部を設け、該開口部後方に
は入賞球を集合的に処理する整理室を対設し、該
整理室の上部には特定条件が達成されたことを検
出する特定条件構成検出部を設け、その下方部に
は入賞球を1個宛整列させる入賞球誘導部材を配
設するとともに、該入賞球誘導部材の球出口に対
設して、入賞球数を検出するカウント検出器を設
け、短時間に集中的に発生する入賞球を集合的に
カウント及び処理可能にして、上記目的を達成す
るものである。
[実施例] 第1図は、本発明に係るパチンコ遊技機全体の
構成例を、また、第2図はその遊技領域の構成例
を示すもので、遊技盤1の前面には、下部の操作
ダイヤル2aにより駆動される打球発射装置2に
よつて発射された打球を遊技盤1の上方部まで案
内するガイドレール3が配設され、遊技盤1前面
のガイドレール3とガラス板とによつて囲まれた
空間に遊技領域が構成されている。そして、この
遊技領域の中央には、ゲーム装置としての可変表
示装置4が、またその下方には通常は遊技領域の
一部を成しているが、可変表示装置4における特
定態様の発生により入賞領域に変換する特別変動
入賞装置5が設けられている。
上記可変表示装置4の両側方には、それぞれ第
1の特定入賞口7が、また、上記可変表示装置4
と特別変動入賞装置5との間には第2の特定入賞
口8が設けてある。このうち第1の特定入賞口7
は、本実施例では、遊技盤1を貫通する凹部を有
するいわゆる飛込み型入賞装置からなり、その凹
部をもつて特定入賞口7としている。この貫通凹
部の開口すなわち遊技盤面と同一面に存する特定
入賞口7は、前面から見て、球の直径の約2倍程
度の径を有する半円筒状をなすように形成されて
おり、その底部の奥には入賞球の導出穴(図示せ
ず)が設けてある。第2の特定入賞口8は遊技領
域内に上向きに開口した入賞チヤツカーと呼ばれ
る入賞具からなる。
可変表示装置4の上方には、いわゆる“天”
“天の左”“天の右”の3つの入賞口6a,6b,
6cが一体的に設けられている。本実施例では、
可変表示装置と一体的に設けてあるが、可変表示
装置の上方に別に設けてもよい。また、第1の特
定入賞口7の斜め下方外側には、それぞれチユー
リツプ式打球入賞装置9が配置されている。
また、遊技盤1の下部には、上方から落下して
くる途中で上記各入賞領域6a〜6c,7,8,
9等に入賞できなかつた打球を遊技盤の後方へ回
収するアウト口10が設けられている。さらに、
遊技盤1の表面の適宜位置には、上方より落下し
てくる打球の方向を無作為に変更させる多数の障
害釘11や打球の流下速度および方向を制御する
転動誘導部材12a〜12cが遊技領域の縦中心
線に対してほぼ対称的に設けられている。
このうち第1の転動誘導部材12aは、上記第
1特定入賞口7の斜め上方のこれよりもやや中央
よりに配設され、かつその上方に設けられた障害
釘からなる方向設定誘導部材13aの中心線より
も距離Aだけ外側に回転軸が配設されている。第
2の転動誘導部材12bは、第1特定入賞口7の
内側やや下方に配設され、第2の方向設定誘導部
材13bと可変表示装置4の肩部4aとの間隔の
中心線よりも距離Cだけ外側に回転軸が配設され
ている。これによつて、転動誘導部材12a,1
2bに向かつて流下した来た打球は、遊技盤の中
央へ向かつて流下し易くなるように方向が制御さ
れる。
また、可変表示装置4の肩部4aの終端は、第
2方向設定誘導部材13bの下端よりも距離Bだ
け高い位置になるようにされ、これによつて、第
2方向設定誘導部材13bおよび可変表示装置4
の肩部4aに沿つて流下して来た打球が、可変表
示装置4の交流面(後述)を通過して下方の第2
特定入賞口8や特別変動入賞装置5に飛び込み易
くされる。
上述の様に、方向設定誘導部材と転動誘導部材
の遊技領域内への取り付け位置関係により遊技球
の流路を中央に大きく開放構成し、遊技球の無駄
を無くすとともに、効率よく遊技球が中央による
ようになされている。
第2特定入賞口8と特別変動入賞装置5との間
には、内部に2種類の入賞口を有する特別変動入
賞装置5に対応して、それらの入賞口に打球を振
り分けるとともに、特別変動入賞装置5内への入
賞球のスピードを軽減させる分配案内部材14が
設けられている。
遊技盤1の中心両側部の方向設定誘導部材13
cで上半分が囲まれた打球のほとんど通過しない
非遊技空間には、可変表示装置4の可変表示動作
停止により特定態様が発生したときなどに点滅あ
るいは点灯される照明手段25が設けられてい
る。また、遊技盤1の上部には、天の入賞口6a
〜6cやチユーリツプ式打球入賞装置9等の入賞
口へ打球が入賞したときに一時的に点灯される賞
球ランプ21や可変表示装置4の可変表示動作停
止により特定態様が発生したときなどに点灯ある
いは点滅されるターボランプ22、大当り状態で
特別変動入賞装置5が開状態にされたとき入賞し
た打球の個数を表示するセグメント型表示器23
および所定数の入賞球がすべて払い出されたとき
遊技の終了を報知する完了ランプ24を備えた表
示部材20が配設されている。
なお、遊技盤1の一側(図では右側)の上記照
明手段25よりも外側には、前記ガイドレール3
と連続して円弧を形成するように弓形の球案内部
材15が固定され、この球案内部材15の上端に
は、高速で打ち込まれた打球の勢いを殺して遊技
領域内での暴動を抑える暴動阻止部材16が取り
付けられている。
さらに、上記構成の遊技盤1を保持するパチン
コ遊技機の保持枠100の上部には、打球発射装
置の操作ダイヤル2aを操作したときに点灯され
る発射装置駆動ランプ26が設けられている。ま
た、保持枠100の下部に取り付けられた開閉パ
ネル101には、打球発射装置に供給される打球
を保留する供給皿102が取り付けられ、その下
方には供給皿から溢れた賞品球を貯留するための
受皿103が設けられている。上記保持枠100
の側部(図では左側)には、特定入賞口への入賞
によつて駆動された可変表示装置4を停止させる
ための可変表示停止手段30が設けられている。
上記のごとく構成されたパチンコ遊技機は、打
球発射装置によつて遊技領域内に打ち込まれた打
球が特定入賞口7または8に入賞すると、可変表
示装置4の表示手段が駆動され、4つの窓46b
に各々表示されている数字がそれぞれ変化され
る。そして、遊技者が保持枠100に設けられて
いる可変表示停止手段30を押すことによつて可
変表示が停止され、そのとき表示されている数字
の組合せによつて特定態様が発生される。
特定態様が発生すると、特別変動入賞装置5が
開状態に変換されてそこへの入賞確率がゼロから
非常に高い状態に移行される。その結果、比較的
短い時間内に多数の入賞球が発生し、多くの賞品
球が遊技者に与えられるようになる。
第3図および第4図には、前記可変表示装置4
の一構成例が示されている。
可変表示装置4の上部には、前述したように3
個の一般入賞口6a〜6cが設けられ、これらの
一般入賞口6a〜6cの前方を覆う装飾板40a
に、遊技盤1の表面より前方へ突出する誘導平面
40bが一体に形成されている。誘導平面40b
の上端には、アーチ状をなす肩部4aが設けられ
ており、誘導平面40bはその肩部4aによつて
遊技盤上方より流下して来た打球の速度を落と
し、左右どちらかの遊技領域へスムースに打球を
振り分けることができる。
誘導平面40bの下方には、遊技盤1に接合さ
れてこれと略同一平面をなす交流面41が設けら
れており、この交流面41を通して左右の遊技領
域内を流下する打球の交流を許容し、下方の第2
特定入賞口8や特別変動入賞装置5へ打球が飛び
込み易くなるようにしている。
さらに、誘導平面40bの下端両側部には、内
側に向つて下り傾斜となる誘導傾斜面40cが形
成されており、この誘導傾斜面40cによつて打
球が交流面41の内側に誘導され易くなるように
なつている。
本実施例では、誘導平面40bの下端両側部を
傾斜させて誘導傾斜面40cを形成してあるが、
傾斜を限定するものではない。
上記交流面41の背面には、遊技盤1に設けら
れた取付孔1L内に突出するような凹部42aを
構成する凹部形成壁42が、ネジ43aによつて
止着部41aに固定されている。誘導平面40b
と交流面41とからなる可変表示装置本体は、そ
の周縁に取付孔44が形成され、ネジ43bや釘
45によつて遊技盤1の表面に固定されるように
なつている。
そして、上記凹部形成壁42の後端の取付面4
6には、例えばアラビア数字のような複数の識別
情報を順次的に変化可能な3個の表示部を有する
セグメント型の表示手段47が接合され、この表
示手段47と一体の取付基板47aにて取付面4
6に突設した支柱46aに固定されている。取付
面46には、3個の表示窓46bが横一列に形成
され、この表示窓46b内に、上記表示手段47
の3個の表示部が横一列に並ぶように配設されて
いる。
上記誘導平面40bの中央には、1個の表示窓
40dが形成され、この表示窓40d内に1個の
表示部をもつセグメント型の表示手段48の表示
部が臨むように、ネジ43dによつて表示手段4
8と一体の取付基板48aが固定されている。
さらに、凹部形成壁42の下部には、特定入賞
口7および8に入賞した打球の数を表示するため
の4つの記憶表示手段49a〜49dが横一列に
配置されており、これらの記憶表示手段49a〜
49dは、凹部形成壁42の下部に形成された窓
部42bより現出されるようになつている。
このように表示手段47及び記憶表示手段49
a〜49dを奥まつた所に配置したのは、表示手
段47及び記憶表示手段49a〜49dが現出さ
れる表示部が交流面となつており、球の交流がひ
んぱんに行なわれるので、これらを打球から保護
しその破損を防止するためである。
なお、凹部42aの奥に臨ませた表示手段47
の視角範囲を広げるため、凹部42aを構成する
凹部形成壁42を奥から前面側に向けて末広がり
状に傾斜させており、かつ壁面にメツキを施して
表示手段47の表示内容が鮮明になるようにして
いる。また、この凹部42aの奥面は、該面で外
部入射光が反射して遊技者の視野に入り表示手段
47の表示が見えにくくなるのを避けるため、垂
直面に対しやや上向きの傾斜(約8〜10゜)をも
たせてある。
また、誘導平面40bの両側部には、半透明の
着色部材からなる一対の照明手段27が設けてあ
る。照明手段27の内部には、ランプが可変表示
装置の基板裏面より突設している支柱に取付基板
27aにてネジ43cによつて、取付けられる。
上記取付基板は、図示はしていないが、可変表示
装置の基板の裏側に突設した支柱にクツシヨン材
を介して且つ通風の良くなるように取付け、ラン
プに対する振動を吸収しかつランプから発生する
熱を効率よく消散させるようになつている。
上記のごとく構成された可変表示装置4は、内
部にセツトされている上記表示手段47,48の
4つの表示部に表示される数字が、例えば前記特
定入賞口7および8への打球の入賞にトリガされ
て0,1,2,3……9,0,1,2,……のご
とく規則的に変化するように制御される。そし
て、前記可変表示停止手段30からの停止信号を
受けて、各表示部の変化が一定間隔おいて順番に
停止されて行き、そのとき各表示部に出現した4
つの数字の組合せで特別の利益を与える特定態様
が発生される。この実施例では、例えば、表示手
段47のすべての数字が「1」,「3」,「5」,
「7」または「9」に揃つた場合に、大当りと称
する第1の特定態様とする。また、表示手段4
7,48の4つの数字のうち任意の3つが「1」,
「3」,「5」,「7」または「9」になつた場合に、
中当りと称する第2の特定態様とするようになつ
ている。
一方、可変表示装置4の両側部の照明手段27
は、上記表示手段47,48の表示が変化してい
る間点滅駆動され、さらに表示が停止した時点で
大当りもしくは中当りの状態が発生すると、点滅
速度が速くなるように制御される。
また、可変表示装置4の下部の記憶表示手段4
9a〜49dは、上記表示手段47,48が始動
されてから停止するまでの間に特定入賞口7およ
び8に入賞した打球の数を記憶する記憶手段の内
容に応じてその数だけ点灯されるようになつてい
る。
第5図〜第14図には、前記特別変動入賞装置
5の詳細な実施例が示されている。
装置を遊技盤1に取り付けるための取付基板5
0の中央には、開閉可能な特別変動入賞装置受口
51を収納するため、横方向に細長い開口部50
aが形成されている。また、この開口部50aの
すぐ下には、窓部50bが形成されている。窓部
50bには、透明プレートによつて閉塞されるよ
うにし、内部で玉詰まり等の異常が発生した場
合、遊技者に一見でわかるようになつている。一
方、上記開口部50a内には、両端に旋回範囲を
規制するとともに、流下する打球をアウト口に導
く傾斜面を設けた扇状のサイドガイド51aを有
するパネル状の特別変動入賞装置受口51が、下
端に設けられた旋回軸51b(第7図参照)によ
つて前後方向に回動可能に取り付けられている。
また、特別変動入賞装置受口51の一側(第6
図では右側)には、取付基板50の裏面に上記開
口部50aを覆うように取り付けられる裏板52
に形成された長孔52aに向かつて突出する作動
片51cが形成されている。
取付基板50の前面の上記開口部50aおよび
窓部50b側方には、回動部材70および照明手
段53bを有する入賞装置53がそれぞれ分離可
能に装着されている。入賞装置53には、その上
端部に上向きに開口する一般入賞口53aが各々
設けられている。
上記取付基板50は、その周縁部に沿つて形成
された取付孔50cにネジ等を挿入して遊技盤1
にねじ込むことによつて取付けられる。
取付基板50の裏面には、第7図に示すよう
に、上記開口部50aおよび窓部50bの上縁お
よび左右両側縁に沿つて包囲枠54が一体に形成
され、この包囲枠54の後端に、開口部50aの
中心部に対応した開口部52bを有する裏板52
がネジ55によつて固定される。また、上記窓部
50bの下縁に沿つて、L字状の入賞球誘導部材
56a,56bが先端が互いに約球一つ分の間隔
を有するように固設されている。
そして、一方の入賞球誘導部材56a先端に係
合凹部57aが形成され、また、他方の入賞球誘
導部材56bの真下に係合部57bが取付基板5
0と一体に形成され、この係合部57bと係合凹
部57a内に、非接触型近接スイツチからなるカ
ウント検出器31が挿入され、その先端の検出部
31aが上記誘導部材56aと56b先端の間隔
内に臨み、ここを通過する打球(入賞球)を検出
できるように装着される。
上記のごとく包囲枠54の後端に裏板52を装
着することによつて開口部50aの後方に、包囲
枠54と一対の入賞球誘導部材56a,56bと
裏板52とで囲まれた整理室58が形成され、こ
の整理室58に入つた入賞球は後述のごとく、入
賞球誘導部材56a,56bの作用によつて整列
され、一個ずつカウント検出器31の検出部31
aに流下させられる。取付裏板50の裏面の下部
には、上記検出部31aを通過した入賞球を一側
方(図では右側)へ誘導せしめる円弧状の方向規
正部50dが形成されている。
上記包囲枠54の両側部には、取付基板50の
前面の一対の入賞装置53に対応して、その入賞
口53aより入賞した打球を遊技盤の後方へ誘導
する入賞球誘導樋54aがそれぞれ形成されてい
る。入賞球誘導樋54aの底部には,流下して来
た入賞球を速やかに方向変換させる案内部材54
bが形成されている。
また、取付基板前面の一対の入賞装置53の照
明手段53bに対応して取付基板50には、貫通
孔50eがそれぞれ形成され、この貫通孔50e
には、照明ランプ28が挿入され、このランプの
ソケツトを保持する基板28aに設けられた止着
穴28bにネジ28cを挿通して、取付基板50
裏面のボス部50fにねじ込むことによつて固定
される。
上記裏板52の前面には、その中央に形成され
た開口部52bの両側縁に一対の案内板52cが
形成され、この案内板52cによつて包囲枠54
の内側の整理室58の上部が特定入賞領域と一般
入賞領域とに分離されている。そして、上記裏板
52の背面の開口部52bの上端に沿つて形成さ
れた支持突起52dに、ピン59によつて上端を
支持された感知片60が開口部52b内に回動自
在に垂下され、特定入賞領域内に突出するように
付勢される。これによつて、特定入賞領域に入賞
した打球は、一対の案内板52cに案内されて後
方の開口部52bから前方へ突出している上記感
知片60を後方へ回動させてから下方のカウント
検出器31へ向かつて流下し、ここで一般入賞領
域へ入賞した打球とともに一個宛検出され計数さ
れる。
上記感知片60は、裏板52の背面に固着され
た支持台61に装着されるマイクロスイツチのよ
うな特定条件構成検出器32の弾性力を有するア
クチユエータ32aによつて、開口部52bより
前方へ突出するように付勢されている。そのた
め、特別入賞領域に入賞した打球がその重量で感
知片60を後方へ押圧すると、アクチユエータ3
2aが作動して特定条件構成検出器32が検出信
号を発生し、特定条件が成立する。
上記アクチユエータ32aは、感知片60の背
面に膨出された押圧部60aに当接するように位
置決めされる。感知片60aの上端には、上記ピ
ン59が挿通されるピン孔60bと回動範囲を規
制すべく後方へ突出してストツパ部60cが形成
される。
上記支持突起52dに係合された感知片60の
支持ピン59は、回動規制部62aを有する押え
部材62を支持突起52dに固定することによつ
て抜止めされる。また、この押え部材62の一側
のスリツト部62bに挿入された特定条件構成表
示部29が上記開口部52b内に臨むように配置
される。そして、入賞球が感知片60を押圧した
ときに特定条件構成検出器32によつて発生され
る検出信号によつて特定条件構成表示部29が点
灯されるようになつている。これによつて遊技者
は後述の継続権利が付与される特定条件が成立し
たことを知ることができる。
上記特定条件構成表示部29は、押え部材62
に設けられたボス部62cに固定される保護部材
63によつて保持され、かつ入賞球によつて破損
されないように保護されている。
さらに、上記裏板52の背面の前記長孔52a
の両側には一対のボス部52fが形成され、この
ボス部52fに固定された取付け片64によつて
支軸65aを軸着され、上下回動可能に支持され
た「へ」字状をした伝達部材65が、上記長孔5
2aより前方へ突出されている。この伝達部材6
5の先端は、前記特別変動入賞装置受口51の背
面側部の作動片51cの後端上面に当接されるよ
うになつている。そして、伝達部材65の上端に
対向して第8図に示すようにソレノイドからなる
駆動源66のプランジヤ66a先端が当接され
る。従つて、駆動源66の復帰バネ66bによつ
てプランジヤ66aが押し下げられると、伝達部
材65が下方へ押圧されるため、すべり込みなが
ら作動片51cを押し下げて特別変動入賞装置受
口51を回動させて開口部50aを閉塞させる。
しかして、駆動源66が可変表示装置4における
特定態様の発生によつて駆動されると、プランジ
ヤ66aが上昇されるため、伝達部材65の押圧
力が解除され、特別変動入賞装置受口51がその
自重で前方へ倒れて開口部50aが大きく開かれ
るようになる。
第11図および第12図には、前記案内板52
cと入賞球誘導部材56a,56bのより詳細な
構成例が示されている。このうち、第11図は遊
技盤の前面から透視的に見た状態を、また第12
図は遊技盤の後方から見た状態を示す。
包囲枠54と入賞球誘導部材56a,56bと
裏板52で囲まれた整理室58の中央に位置する
ように、上記裏板52の前面に設けられた一対の
案内板52cは、お互いに間隔が打球Bの径の2
倍以上の距離を有するように配設されている。こ
れによつて、案内板52c1と52c2とで分離され
た特定入賞領域には、同時に2つの打球が入賞可
能になる。しかして、このうち図中右側の案内板
52c1の内壁に、上面がゆるやかに内側に向つて
下り傾斜した段差52c′が形成され、また他方
(左側)の案内板52c2の内壁には、上記段差5
2c′よりも低い位置に段差52c″が形成されてい
る。
しかも、開口部50aに臨んだ感知片60の前
面は、第10図に示すように、低い位置に段差5
2c″を有する案内板52c2に近い側の左半分の方
が低くなるように段差60dが形成されている。
そのため、同時に2つの打球が案内板52c間に
入ると、案内板内壁の段差52c′,52c″と感知
片前面の段差60dとの相互作用によつて同図に
破線B1,B2で示すように、段差の低い側(左側)
の打球B1の方が他球の打球B2よりも低くかつ後
方に位置されるので、打球B1,B2の順序で感知
片60を押圧しながら落下する。
これによつて、同時もしくは連続して発生した
入賞球を停滞(玉詰まり)させることなく順番に
流下せしめ、かつ感知片60の背後の検出器32
によつて確実に検出することができるようにな
る。案内板52c間を通過した入賞球は、整理室
58の下部の一対の入賞球誘導部材56a,56
bの間隔内に向かつてまつすぐ落下し、カウント
検出器31によつて検出される。
一方、上記一対の入賞球誘導部材56a,56
bは、第12図に示すように、56aの先端の方
が56bの先端よりも高さh(4〜6mm)だけ低
くなるように配設され、しかも、入賞球誘導部材
56aの傾斜角β(14〜16゜)の方が56bの傾斜
角α(5〜6゜)よりも大きくなるように形成され
ている。これによつて、入賞球誘導部材56a上
に落下した入賞球の流下速度が入賞球誘導部材5
6b上に落下した入賞球の流下速度よりも速くな
るようにされる。さらに、両方の入賞球誘導部材
56aと56bの先端の間隔lは、打球Bの径よ
りも少し(約2割)だけ広くなるように配設され
ている。
そのため、2つの入賞球B1′,B2′が同時に間隔
lに流下して来た場合、平均して入賞球B1の方
が衝撃力(運動エネルギ)は大きく、しかも同図
に示すごとく重心も入賞球B1の方が低い。その
結果、入賞球B1′の方がB2′に優先して間隔lを通
過することになる。
従つて、同時もしくは連続して入賞球が発生
し、入賞球誘導部材56a,56b上を左右から
同時に入賞球が流下して来たとしても、玉詰まり
を起こすことなく分離されて順番に流下し、カウ
ント検出器31によつて確実に検出されるように
なる。
第13図および第14図には、上記特別変動入
賞装置5の取付基板50の前面両側部に装着され
た前記入賞装置53の構成例が示されている。
すなわち、取付基板50の開口部50aおよび
窓部50bと貫通孔50eとの間には、入賞装置
53の上端の入賞口53aより入賞した打球を遊
技盤後方へ導出させる導出孔50gが形成され、
この導出孔50gの近傍に突設された一対のボス
部50hに、入賞装置53を構成する半透明部材
からなるレンズ部53cが、取付基板50の後方
から上記貫通孔50eに挿通された照明部材28
を覆うようにして取り付けられる。
レンズ部53cは、上端の入賞口53aと連続
して形成された収納凹部53dを有し、この収納
凹部53d内には風車状の回動部材70が収納さ
れるようになつている。この回動部材70は、上
記レンズ部53cの前面に接合される略F字状の
装飾部材71に植設された支持軸72によつて回
動自在に保持される。さらに、上記導出孔50g
の下端に対応して、レンズ部53cの内面には、
入賞球誘導路53iが形成されている。従つて、
入賞口53aよりレンズ部53c内に進入した打
球は、この回動部材70を回転させてから入賞球
誘導路53iに沿つて流下し、導出孔50gより
取付基板裏面の前記入賞球誘導樋54a内に進入
し、遊技盤の後方へ誘導される。
上記回動部材70の表面には、装飾的な意匠が
施されており、回動部材70が入賞球によつて回
転されるたびに装飾効果を高めることができる。
また、回動部材70が回動することにより収納凹
部53d内に空気の流れが生じるので、レンズ部
53c内に取り付けられている照明部材28より
発生する熱の放熱効果を促進させることができ
る。
さらに、レンズ部53c上端内側の第9図にお
いて符号Aで示す箇所には、内側に向かつて下り
傾斜となるテーパ53eが、また、特別変動入賞
装置受口51のサイドガイド51aの上端には、
上記テーパ53eに連続するように傾斜面51c
が形成されている。これによつて、閉状態の特別
変動入賞装置50に向かつて流下して来た打球を
アウト口10の方向へ流下させることができる。
また、特別変動入賞装置受口51が開いている
状態でも、テーパ53eが流下して来る打球を開
口部50aの内側に向かつて速やかに流下せしめ
るように作用する。
第15図には、遊技盤前面上部に設けられた前
記表示部材20の一実施例が示されている。
この表示部材20は、ガイドレール3で区画さ
れた遊技盤1上部のガイドレールの上方から右側
にかけてデイスプレー領域内に装着されるもので
あり、表示部材20は遊技盤1の表面から前方に
膨出するように形成された主要構成部材220
と、この主要構成部材220に設けられた表示
部、照明手段取付孔221〜225の前面を覆う
ように取り付けられる透明なレンズ等からなる補
助構成部材231〜234とによつて構成され
る。
さらに、この実施例では、上記表示部材20と
連続するように前記玉案内部材15が連設され、
一体的に遊技盤に取り付けられるようになつてい
る。この玉案内部材15は、上記表示部材20を
構成する主要構成部材220と一体に形成するこ
ともできる。玉案内部材15の上端には、外ガイ
ドレールが、また下端には内ガイドレールの端部
が接合され、これによつて内面15aがガイドレ
ール3と連続された打球ガイド面を構成するとと
もに、上端には暴動阻止部材16のカバー部15
bが設けられており、暴動阻止部材16を装着し
た状態で玉案内部材15が遊技盤前面に取り付け
られるようになつている。
上記主要構成部材220の右側に設けられた取
付孔221内には、前述した打球の入賞に伴なつ
て点灯される賞球ランプ21が装着される。ま
た、左側の取付孔225内には、ゲーム終了(打
止め)を報知する完了ランプ24が装着され、そ
の隣りの矩形状の取付孔224内には、セグメン
ト型表示器からなり第1の特定態様となつた時、
特別変動入賞装置5への入賞個数を表示する入賞
個数表示器23が装着される。
上記賞球ランプ21と完了ランプ24の前面を
覆う補助構成部材231と234は、主要構成部
材220の後方から挿入され、取り付けられる。
一方、賞球ランプ21と完了ランプ24は、第1
6図に示すように、遊技盤1の後方から貫通孔1
J,1K内に取り付けられる。
さらに、主要構成部材220の中央に設けられ
た一対の対称的な取付孔222,223内には、
前記可変表示装置4におけるゲーム結果が第1特
定態様(大当り)になつた時に点灯もしくは点滅
される一対のターボランプ22a,22bが装着
される。ターボランプ22aと22bは、主要構
成部材220の前方から取付孔222,223内
のランプ取付片226,227に挿入してから、
その前面に補助構成部材232と233を接合、
固定することによつて取り付けられる。
この実施例の表示部材20においては、主要構
成部材220と補助構成部材231〜234との
係合により、表示部材20全体の強度が向上さ
れ、かつ装飾の多様化が図れるとともに、集合的
に配設された複数の照明手段や表示ランプによつ
て照明効果が高められる。しかも、表示部材20
と有機的に結合された玉案内部材15の暴動阻止
部材16によつて打球を制動し、かつ内側の打球
ガイド面によつて打球を円滑に移送転動させるこ
とができる。
第17図には、電動式発射装置2の一実施例が
示されている。
遊技者が操作ダイヤル2aを矢印イの方向へ回
転させると、検出器(モータースイツチ)201
がこれを検知して駆動源202を起動する。する
と、駆動源202によつて回転カム203が、例
えば1分間33回転の速度で回転され、この回転カ
ム203の回転により、伝達杆204aを介して
発射杆204が付勢バネ205の張力に抗して回
動されてからバネ205の力で復帰させられる。
この反復動作によつて、発射レール3基部上の球
が発射杆204の先端で弾発されて遊技部内に打
ち出される。
供給皿102から発射レール3基部への球の供
給は、打球供給装置210によつて行なわれる。
すなわち、供給皿102上の球が、球の重量でシ
ーソー動作される制御レバー211によつて一個
ずつ昇降受片212へ送られ、昇降受片212が
発射杆204に固設されたS字状のロツト213
により回動される回動杆214によつて上昇さ
れ、発射杆204の動作に連動して球を送出口2
15より発射レール3の基部へ送り出す。
上記のごとく駆動源202によつて発射杆20
4が作動されると、発射杆204が球を発射し、
それに連動して供給皿102の球が発射レール3
に供給され、この一連の動作が回転カム203の
例えば1/3回転毎に繰返し行なわれる。
遊技者が操作ダイヤル2aを左右に回転すると
回動軸206と一体の回動プーリー207に、上
記付勢バネ205の一端に係止された連結部材2
08の巻取り量が変化することによつて、バネ2
05の張力が変わる。そのため、発射杆204の
弾発力を任意に調整でき、これによつて、遊技者
が自由に発射される球の強弱(飛距離)を調整す
ることができる。また、操作ダイヤル2aに設け
られた単発用ボタン220をオン、オフさせるこ
とにより、駆動源202を断続的に動作させて単
発的に球を発射させることもできるようになつて
いる。
第18図には、前記構成の可変表示装置4や特
別変動入賞装置5が取り付けられる裏機構全体の
構成の一例が示されている。すなわち、裏機構板
110は、例えば透明なプラスチツク板等で形成
され、前面枠裏側又は遊技盤収納部材に開閉自在
に取り付けられている。また、遊技盤裏面には一
定の間隔(少なくとも玉1ケ分)をおいて集合樋
111が取り付けられている。該集合樋111
は、裏機構板110に設けられた開口部110a
に臨むようになされている。この集合樋111の
下部に対応する位置には、裏機構板110に設け
られた案内棚111aと入賞球制御器112が設
けられている。
案内棚111aは、遊技盤1の裏側に導かれる
入賞球を回収するもので、入賞球が流下すること
ができる程度の前後幅(間隔)を有し、左右幅は
遊技盤に対応して広くされ、且つ中央に向つて僅
かに下り傾斜している。そして案内棚下端開口部
には、回収した入賞球を1個宛受け入れて流下さ
せる入賞球制御器112が配設され、該開口部の
下方には、入賞球制御器112から流下した入賞
球を下方の作動レバー113の一端に案内する作
動樋114の入口が開口されている。
したがつて、遊技盤内に打ち込まれた打球が遊
技部内を流下する途中でいずれかの入賞口に入る
と、該打球は遊技盤1の裏側に導出され、案内棚
111aによつて入賞球として回収される。そし
て、該入賞球が案内棚111a下端の開口部から
入賞球制御器112内に流入すると、該入賞球制
御器112が入賞球の自重によつて傾動し、入賞
球を作動樋114に流下させて停止する。
入賞球制御器112から流下した入賞球は、裏
機構板のベース板を貫通して作動レバー113の
一端の球載部上に載る。入賞球が球載部上に載る
と球の自重により作動レバー113が傾動し、連
動杆115等を介して上方の賞球排出装置116
が作動される。
一方、裏機構板110の上部には、賞品球を貯
留するための賞球タンク117が設けられ、該賞
球タンク117の底部に開設した球導出口118
の下方には、例えば球を二列に整列しながら誘導
するU字状の誘導樋119の入口が対向され、該
誘導樋119の他端が上記賞球排出装置116に
連通されている。
そして、誘導樋119の入口付近の底部には、
自由端が上流側に、また枢着端が下流側に位置す
るように踏板レバー120が枢着されていると共
に、該踏板レバー120に対向して球不足検出器
121が設けられている。したがつて、賞球タン
ク117内の球が不足すると踏板レバー120が
上昇して遊技盤前面の前記開閉パネル内に設けら
れた打止装着(図示省略)が作動されると共に、
球不足検出器121がオン状態になる。すると、
パチンコ遊技機前面の前記完了ランプ24が点灯
されて遊技者に打止状態を報知すると共に、管理
室に打止信号が伝送される。
賞球排出装置116は、打球が入賞口に入つて
入賞態様を形成した場合に作動してパチンコ遊技
機前面の供給皿102又は、受皿103に該入賞
態様に対応する数の賞品球を排出するもので、一
定数の球を内部に収納することができるケースが
裏機構の裏面に傾動可能に枢着され、一側が誘導
樋119の出口に臨み、他側が賞球導出路122
の入口に臨み、かつ作動杆123を介して前記連
動杆115に接続されている。
賞球導出路122は、上記賞球排出装置116
が排出した賞品球を供給皿102又は受皿103
に案内するもので、その途中には流下する賞品球
によつて前記入賞球制御器112を復帰させて案
内棚111aに連通させるための踏板124が傾
動可能に軸着され、かつ前方に向けて屈曲した屈
曲部には賞球排出効果音を発生するベル125が
設けられ、さらに遊技盤1を貫通して前向きに開
口する賞球連通路126を介して供給皿102に
連通されている。また、該賞球導出路122の屈
曲部の上流側底面には、そこから分岐して延設さ
れたオーバーフロー樋127の出口が、前記受皿
103に連通された案内樋128の入口に対向さ
れている。
したがつて、賞球タンク117内に予備球を充
分に貯留されていると、予備球が導出口118か
ら誘導樋119内に流下し、その流下途中で整列
されて賞球排出装置116に流入する。賞球排出
装置116内に流入した球の最先は、賞球排出装
置の出口に位置するストツパ129に当つて停止
し、該賞球排出装置116には一定数(例えば13
個)の球が待機する。そして入賞球が発生し、誘
導されてきた入賞球の自重により前記作動レバー
113が傾動されると、賞球排出装置116内の
最先の球がストツパ129から外れるので、樋内
で停止していた球が賞品球として賞球導出路12
2内に流下する。
賞球導出路122内に流下した賞品球は、流下
する途中で踏板124を流下勢(慣性力)によつ
て押圧することにより入賞球制御器112を復帰
させ、その後ベル125に当つて賞球排出効果音
を発生させ、賞球連通路126から供給皿102
に流出する。なお、供給皿102に球が充満する
と、賞球排出装置116から流下して来た賞品球
はオーバーフロー樋127内に流下し、案内樋1
28を介して受皿103に排出される。
又、賞球導出路122の後側には、制御装置を
載せた制御基板130が着脱可能に取り付けられ
ている。また、この制御基板130と前述の各入
賞検出器31,32等とを接続する中継基板14
0が、制御基板130と反対の側であり、前記集
合樋111に着脱可能に取り付けられている。さ
らに、案内樋128の下方には、スピーカー10
6が着脱可能に取り付けられている。
第19図は、遊技盤1の裏面に可変表示装置4
および特別変動入賞装置5を取り付けた状態を示
すもので、これらは最終的に集合樋111によつ
て覆われる。集合樋111は、入賞球を遊技盤1
の裏面に沿つて流下させて集めるもので、遊技盤
の裏面と少なくとも玉一個分の間隔を有し、かつ
左右両端には側壁が形成されている。
図中、斜線(ハツチング)で示されている部分
1A〜1Mは、遊技盤1を貫通するように形成さ
れた貫通孔である。このうち貫通孔1A〜1C
は、遊技盤1の前面に設けられた天入賞口6a〜
6cに対応して設けられた入賞球の玉出口であ
り、貫通孔1D,1Eは第1特定入賞口7に、ま
た貫通孔1Fは第2特定入賞口8に、さらに、貫
通孔1G,1Hはチユーリツプ式入賞装置9に
各々対応して設けられた玉出口である。
貫通孔1Iは、アウト穴10を構成する玉出口
であり、また貫通孔1Jと1Kは、賞球ランプ2
1と完了ランプ24を取り付けるために設けられ
た取付孔である。
比較的面積の大きな貫通孔1Lと1Mは、それ
ぞれ可変表示装置4および特別変動入賞装置5を
取り付けるために設けられた取付孔である。
そして、遊技盤1の裏面には、玉出口1A〜1
Cにより流出した入賞球を集合樋111の側方へ
誘導する一対の入賞球導出樋81a,81bが配
設されている。また、第1特定入賞口7に対応し
てそれぞれ遊技盤の裏面には、入賞球導出樋83
と84が配設されている。このうち、左側の導出
樋83の途中には、第20図に拡大して示すよう
に、外壁に設けられた止着部83aにネジ85に
よつてL字状の固定部材84が取り付けられるよ
うになつており、この固定部材84に植設された
一対の係合片84aに検出器33の係合孔33a
を挿入させ、かつ先端の検出部33bを導出樋8
3の内壁に設けられた一対の受片83bに沿つて
挿入させることによつて特定入賞検出器33が固
定される。
他方の導出樋84により誘導された入賞球は、
第2特定入賞口8の玉出口1Fに対応してそこか
ら流出する入賞球を一側方へ誘導すべく設けられ
た制御板86上に流下されるようになつている。
この制御板86の一側に設けられた垂下部86a
の途中には、第2の特定入賞検出器34が取り付
けられ、玉出口1Eおよび1Fから流出した入賞
球を検出するようになつている。上記制御板86
は、特に限定されるものではないが、この実施例
では特別変動入賞装置5の背部に取り付けられる
とともに、この制御板86の上記垂下部86aと
反対側の一側に駆動源取付部86bが形成され、
そこに特別変動入賞装置5の駆動源66が固定さ
れるようになつているので、組み付け工程におい
て簡単に取り付けることができる。
第21図は、上記特別変動入賞装置5および制
御板86の遊技盤1への取付け方法を示す。
すなわち、組立終了後の特別変動入賞装置5
は、遊技盤1の前方から取付孔1Mに挿入され、
取付基板50が遊技盤の表面に接合された状態で
固定されているとともに、このとき遊技盤1の背
面に露出した裏板52に設けられている位置規制
部52gに遊技盤後方から制御板86の位置規制
部86cを係合させることによつて簡単にしかも
定位置に確実に取り付けられる。このとき、制御
板86に保持された駆動源(ソレノイド)66の
プランジヤ66aの先端が、特別変動入賞装置5
の裏板52より臨んでいる伝達部材65の上端に
当接するように自動的に位置決めされる。
上述の様に、遊技盤を挟み込むように一体的に
特別変動入賞装置と制御板86を組み付けること
により、それぞれの強度を高めるとともに、作業
性の軽減をはかることができる。
第22図および第23図は、上記特別変動入賞
装置5において短時間の内に多量に発生し、遊技
盤の後方へ回収される入賞球を有効に貯留し、か
つ玉詰まりを生じることなく処理すべく、特別変
動入賞装置5の真下に設けられる入賞球貯留処理
構造の一例を示す。
特別変動入賞装置5が挿入される取付孔1M
は、その高さが変動入賞装置の本体部分の高さよ
りも充分高くなるように形成し、この取付孔1M
の下縁には、合板からなる遊技盤1の裏面を削つ
て窪部1mを形成するとともに、この窪部1m内
には、上端折曲片部88aが遊技盤裏面の案内棚
111a(第18図参照)および後方(図の手前
側)に向かつて下り傾斜するように形成された縁
被覆部材88を嵌装し、止着部88b,88cに
て遊技盤1の裏面に固定する。上端折曲片88a
の端部の弾性片88dは、取付孔1Mの下端傾斜
部1Maに密着させる。また、縁被覆部材88の
下端には、窪部1mの下縁1maに密着される誘
導片部88eを形成し、この誘導片部88eの端
部(図では左側)は先端に向かつてしだいに幅が
細くなる先細り形状にしてある。誘導片部88e
の先端には、玉ならし部88fが形成されてい
る。この玉ならし部88fの上端には、後方(図
では手前)に向かつて下り傾斜となるテーパ88
gが形成されている。
上記縁被覆部材88によつて、窪部1m内に流
下して来た入賞球の流れを円滑にすることができ
るとともに、特別変動入賞装置5から案内棚11
1aまでの距離が充分に確保できない場合にも、
入賞球の有効貯留空間を広げることができる。
すなわち、この実施例によると、第23図に示
すように特別変動入賞装置5の裏面の包囲枠54
および入賞球誘導片56a,56bと上記縁被覆
部材88との間に、比較的広い貯留部89aと8
9bが形成される。そのため、特別変動入賞装置
5等で多量に発生した入賞球が、案内棚111a
の出口付近から上流側に向かつて渋滞し始め、そ
の渋滞した入賞球のレベルが取付孔1Mの下縁よ
りも上昇すると、これらの入賞球は上記貯留部8
9a,89b内に一時的に貯留される。そして入
賞球の発生が減少して入賞球制御器112による
入賞球の処理が進むと、渋滞中の入賞球の量が減
少するため、貯留部89a,89b内の入賞球は
案内棚111aに向かつて流下する。
このとき、縁被覆部材88の上端折曲片88a
の傾斜と玉ならし部88f上端のテーパによつて
玉詰まりを起こすことなく、速やかに滞留してい
た入賞球を案内棚111aに流下せしめることが
できる。
しかも、前記実施例の特別変動入賞装置5の裏
面下部には、方向規制片50dが設けられ、特別
変動入賞装置5へ入賞した打球すべてこの方向規
制片50dを通過して遊技盤の側方へ流出させら
れる。そのため、特別変動入賞装置5の出口(検
出器31)付近で入賞球が渋滞するのが防止され
るとともに、入賞球が一旦入賞球制御器112と
逆の方向に誘導されるため、案内棚111aの終
端付近で入賞球が渋滞するのも防止される。
第24図〜第27図には、パチンコ遊技機の保
持枠100の側部に取り付けられる可変表示停止
手段30の構成例が示されている。
前記実施例のパチンコ遊技機では、可変表示装
置4の各表示部の変化を、単に可変表示停止手段
30からの停止信号によつて一定間隔で停止させ
て行くと、遊技者によつて停止手段30の操作タ
イミングで特定態様の発生を狙われるおそれがあ
る。そこで、この実施例では、可変表示停止手段
30を操作してから実際に可変表示が停止される
までの時間にバラツキを持たせるようにしてい
る。
第24図は、一般的な可変表示停止手段の構造
を示し、第25図は、それを用いたランダム発生
回路を示す。
可変表示停止手段30は、保持枠100の前面
に固定するための本体部301と、この本体部3
01の中央に形成された開口部302に遊嵌挿入
された操作ボタン303と、この操作ボタン30
3に対向して本体部301内に配設されたマイク
ロスイツチのような検出器36とから構成されて
いる。
上記操作ボタン303は、上端の軸状部303
aが検出器36の取付基板304と本体部301
の前壁との間に狭持され、かつ下端が移動可能に
されることにより、上端の軸状部303aを支点
として回動できるように保持されており、通常は
検出器36内の弾性部材の復元力で前方に付勢さ
れている。遊技者が操作ボタン303を押圧する
と、検出器36がオンされて、第25図に示すフ
リツプフロツプFF0がセツトされる。
しかして、このフリツプフロツプFF0の出力Qs
は、ANDゲートG0に入力され、ANDゲートG0
の他方の入力端子には、タイマTM0によつて計
数動作されるカウンタCNToの出力Q3が入力さ
れている。
そのため、操作ボタン303を押圧しても直ち
にANDゲート回路G0の出力は、ハイレベルに変
化せず、操作ボタン303が押圧されてからカウ
ンタCNT0の出力Q3がハイレベルになつた時点
で、ANDゲート回路G0の出力がハイレベルにな
る。しかして、カウンタCNT0は、停止手段30
の操作タイミングとは無関係に動作しているた
め、操作ボタン303が押されてからANDゲー
トG0の出力が変化するまでの時間は、その度に
異なる。このANDゲート回路G0の出力が停止信
号φsとして可変表示装置4に供給されるため、
遊技者は特定態様を狙つて停止手段30を操作す
ることができなくなる。
なお、ANDゲート回路G0の出力がハイレベル
に変化すると、上記フリツプフロツプFF0がリセ
ツトされ、次の停止信号の発生に備える。また、
特に限定されるものでないが、本体部301の上
部には、可変表示装置4の駆動すなわち停止信号
が操作可能状態になつたことを知らせるため
LED等からなる操作指令表示部29が設けられ
ている。
この実施例では、上記機械式停止手段の代わり
に、透過式もしくは反射式の光センサ等を用いる
ことも可能である。
第26図には、可変表示停止手段30の第2の
実施例が示されている。この実施例は、上記実施
例におけるタイマとカウンタを用いたランダム発
生回路による停止信号形成遅延時間を機械的にば
らつかせるようにしたものである。
すなわち、この実施例では、本体部301の前
面中央に円筒状の保持部305を形成し、この保
持部305内に操作部303とその復帰用弾性部
材306を挿入してある。また、操作部303に
対向して本体部301内には、支軸307によつ
て変換伝達部材308を回動自在に垂下させ、常
態においては、操作部303の内先端が変換伝達
部材308に当接しないように配設してある。
さらに、上記変換伝達部材308の後方には、
リードスイツチ等からなる検出器36を配設し、
また上記変換伝達部材308の下端には、この検
出器36を作動させるための永久磁石309を取
り付けてあ。
従つて、この実施例では、弾性部材306に抗
して操作部303を押圧すると変換伝達部材30
8が後方へ回動されて検出器36がオンされて可
変表示装置への停止信号が形成されるのである
が、そのとき、操作部303の押圧力もしくは押
圧速度によつて変換伝達部材308の回転速度が
変化するため、操作部303を押し始めてから停
止信号が形成されるまでの遅延時間がばらつくこ
とになる。その結果、遊技者が操作するタイミン
グによつて特定態様の発生を狙うことが困難にな
る。
なお、この実施例では、表示部29の真ぐ上の
本体部前面に、表示部29の破損を防止するため
の保護部310を設けてある。
上記実施例における変換伝達部材308の代わ
りに、第27図Aのように、中空状に形成された
操作部303内に円筒状の永久磁石309を挿入
し、操作部の押圧力もしくは押圧速度によつて永
久磁石309の移動速度を変化させて、停止信号
形成遅延時間にバラツキを持たせるようにしても
よい。
さらに、変換伝達部材308を同図Bのごと
く、節を持つ構造にしたり、あるいは同図Cのご
とくL字状に形成してやることにより、移動速度
がばらつくようにしてもよい。
なお、第27図BおよびCの実施例では、リー
ドスイツチの代わりに反射型光センサを検出器3
6として用いたものが示されている。ただし、そ
の場合、変換伝達部材308の検出器36と交差
する部位には、永久磁石の代わりにメツキプレー
トのような反射板もしくは反射部311を設ける
必要がある。
上記実施例では、操作指令表示部29として
LEDを使用したが、これに限定されるものでは
ない。また、青色と赤色の2つLEDを設け、制
限時間(30秒)近くになつたら、青色点燈から赤
色点燈に変えたり、表示部29を点灯状態から点
滅に変えるなどして、時間の経過を可視表示させ
るようにしてもよい。
上記の様にして、操作部303を操作してから
異なる遅延時間で停止制御できるため、簡単な構
造で特定の遊技者も特定態様の発生を狙うことが
困難となり、遊技者すべてに同一条件で遊技して
もらうことができる。
第28図には、上記のように構成されたパチン
コ遊技機における各種表示器やゲーム装置(可変
表示装置)、特別変動入賞装置の駆動源、スピー
カー等を制御すべく、裏機構盤100に取り付け
られた前記制御基板130に設けられる制御回路
の一実施例が示されている。また、第29図〜第
32図には、この制御回路による制御動作のタイ
ミング図が示されている。
この実施例の制御回路に対する入力信号を形成
するスイツチSW1〜SW5は、それぞれ前記実
施例における特定入賞検出器33,34と可変表
示停止手段30内の検出器36、特別変動入賞装
置5内の特定条件構成検出器32およびカウント
検出器31に相当する検出器である。
また、この制御回路の出力信号により駆動され
るLEDランプLED1〜LED4およびLED5は、
前記実施例における特定入賞球の記憶表示手段4
9a〜49dと操作指令表示部29に相当する。
同様に、セグメント型LED表示部LED A〜LED
DおよびLED E、ソレノイドS0Lおよびスピー
カーSPKは、それぞれ前記実施例における可変
表示装置4内の表示手段47と48、入賞個数表
示器23、特別変動入賞装置5内の駆動源66お
よびスピーカー106に相当する。さらに、表示
ランプL1〜L4は、前記実施例におけるターボラ
ンプ21、照明手段25,27,53b(28)
および特別条件構成表示部29に対応するもの
で、そのうち表示ランプL1は、第2図に示すよ
うに照明手段25と27内に、また表示ランプ
L3はターボランプ22と照明手段25および5
3b内に重複して設けられている。
上記の様に、同一の照明手段が予め設定された
条件に基づき異なつた表示対応をする様に構成し
たので、装飾的効果が高く得られるとともに、遊
技の興趣性を増すことができる。
上記特定入賞検出器たるスイツチSW1とSW
2の検出信号は、波形整形用同期微分回路DFR
1とDFR2に入力されており、この同期微分回
路DFR1,DFR2は、クロツクCK1に基づいて
互いに位相のずれたパルスを発生する移相パルス
発生回路PGからのパルスPs1,Ps2によつて動作
される。そのため、スイツチSW1とSW2にお
いて同時に検出信号が形成されても、同期微分回
路DFR1とDFR2とにおいて別々のタイミング
で検出して各々ワンシヨツトパルスP1,P2を発
生する。このパルス信号P1とP2は、共通のORゲ
ートG1およびANDゲートG2を介して特定入賞球
の記憶手段を兼ねたシフトレジスタSR1の右シ
フト端子に入力されており、このシフトレジスタ
SR1は、スタート信号S1またはS2が入る度に、
出力Q1,Q2,Q3,Q4が順番にハイレベルにされ
るようにシフト動作する。
これによつて、特定入賞球が連続して発生する
と、LEDランプLED1〜LED4が順番に点灯さ
れて行く。また、シフトレジスタSR1の出力Q1
〜Q4が共通のORゲートG6を介してフリツプフロ
ツプFF1に入力され、移相パルス発生回路PGか
らゲートG7を介して供給されるタイミングのパ
ルスPs3に同期して取り込まれることによつて、
可変表示装置4のスタート信号Sが形成される。
このスタート信号Sに基づいて、同期微分回路
DFR3で形成されるパルスP3が上記シフトレジ
スタSR1の左シフト端子Lに入力されているた
め、スタート信号Sが一つ形成される度にシフト
レジスタSR1の出力Q1〜Q4のハイレベル状態が
左にシフトされるので、特定入賞球数の記憶が
「1」ずつ減少されるとともに、LEDランプLED
1〜LED4が一ずつ右から順番に消灯されて行
く。
上記スタート信号Sによつて、フリツプフロツ
プからなるラツチ回路LT1〜LT4に、データ
「1」がラツチされ、その出力Qがハイレベルに
保持される。これによつて、ANDゲートG11
G14からカウンタCNT1〜CNT4に対し、クロ
ツクCK2に同期した駆動信号が出力される。そ
のため、カウンタCNT1〜CNT4が同時に計数
動作を開始する。カウンタCNT1〜CNT4の出
力は、デコーダドライバDD1〜DD4に供給さ
れてデコードされ、セグメント型表示器LED A
〜LED Dを駆動する。その結果、LED A〜
LED Dに表示される数字「0」〜「9」がくる
くると回り始める。
また、このとき同時に上記ラツチ回路LT4の
出力QがANDゲートG19を介して、ルーレツトの
回転音に似た効果音等を発生させる効果音発生回
路SGに供給され、その出力が増幅回路AMPで増
幅されてスピーカーSPKに供給されてルーレツ
ト回転音が発生される。
さらに、ゲートG19の出力は、符号で示すよ
うにANDゲートG61を介してクロツクCK5に同
期し、さらにORゲートG62からG64とG66を介し
てドライバDR1とDR2に供給され、表示ラン
プL1およびL2がゆつくりと点滅される。
なお、上記カウンタCNT1〜CNT4のうち
CNT4の出力はデータセレクタSEL1を介して
デコーダドライバDD4に入力されているが、セ
レクタSEL1は初期状態で、フリツプフロツプ
FF4のロウレベル出力Qによつて端子A側の信号
を通過させるようにセツトされるため、カウンタ
CNT4の出力がデコーダドライバDD4に供給さ
れ、表示が回転する。
しかして、表示回転中に表示変動停止手段30
が操作されてスイツチSW3がオンされると、
ORゲートG3を介してフリツプフロツプFF2が動
作され、上記フリツプフロツプFF1のハイレベル
の出力Qを取り込んで出力Qがハイレベルに変化
し、これによつてシフトレジスタSR2のリセツト
が解除される。そのため、シフトレジスタSR2
クロツクCK3に同期してシフト動作され、出力
Q1〜Q4が順番にハイレベルに変化して行く。こ
の出力Q1〜Q4は、ORゲートG21〜G24を介して上
記ラツチ回路(フリツプフロツプ)LT1〜LT4
のリセツト端子に入力されているため、LT1〜
LT4が順番にリセツトされ、これによつてカウ
ンタCNT1〜CNT4の計数動作が一定の間隔で
順番に停止されて行く。シフトレジスタSR2への
クロツクCK3の供給は、出力Q4がハイレベルに
なるとゲートG4によつて遮断される。
一方、LEDランプLED A〜LED Dの表示が
回転されると、前記スタート信号Sによつて、図
面下方のフリツプフロツプFF10の出力Qがハイ
レベルに変化されるため、ドライバDR5によつ
て表示ランプLED5が点灯され、可変表示停止
手段30のスイツチSW3の操作有効が表示され
る。しかして、ランプLED5が点灯されてから
30秒経過すると、タイマカウンタTMC1からの
出力によつてフリツプフロツプFF2の出力Qがハ
イレベルに変化させられる。これによつて、スイ
ツチSW3をオンさせたのと同様にシフトレジス
タSR2が動作される。
なお、タイマカウンタTMC1は、上記スター
ト信号Sによつてリセツトが解除され、クロツク
CK4に同期して計数動作を行ない、30秒経過す
ると出力がハイレベルに変化し、これによつてゲ
ートG5を介してクロツクCK4の供給が遮断され
計数動作が停止される。
しかして、上記タイマカウンタTMC1の出力
によつて、シフトレジスタSR2が動作されるの
と同様に、その出力によつてANDゲートG15
G18を開き、ORゲートG25〜G28を介してシフト
レジスタSR2の出力Q1〜Q4をカウンタCNT1
〜CNT4のプリセツト端子Pに供給させる。
そのため、カウンタCNT1〜CNT4は、ラン
ダムな数値を発生するランダム数値発生回路
RNGの数値を順番に取り込み、LED表示部LED
A〜LED Dに特定態様(大当りまたは中当り)
以外の組合せの数字を表示させる。
カウンタCNT1〜CNT4が停止(ランダム数
値のプリセツトを含む)した状態で、その出力が
供給されている判定回路DCDにおいて、カウン
タCNT1〜CNT4の出力が大当り状態(4数値
がすべて一致した状態)または中当り(いずれか
3個が一致した状態)になつたか否か判定され、
各々の状態に対応して大当り信号C1,中当り信
号C2もしくはハズレ信号C3が出力される。
ハズレ信号C3が出力されると、効果音発生回
路SGから、対応する効果音を発生させる信号が
出力されて増幅回路AMPに供給されて増幅され、
スピーカーSPKより効果音が発生される。
また、ハズレ信号C3は、ORゲートG56および
ORゲートG33を介してフリツプフロツプFF3に供
給されてこれを動作させ、その出力Qをハイレベ
ルに変化させる。すると、タイマカウンタTMC
4のリセツトが解除されて計時動作を開始する。
そして、1秒が経過するとタイムアツプ信号が出
力され、ORゲートG32を経由してフリツプフロ
ツプFF3がリセツトされ、これによつてタイマカ
ウンタTMC4がリセツトされるとともに、フリ
ツプフロツプFF3の出力がANDゲートG8,G7
を介してフリツプフロツプFF1に供給され、これ
を動作させる。そのため、このときシフトレジス
タSR1に特定入賞球の記憶があれば再びスター
ト信号Sを出力する。また、上記ハズレ信号C3
は、ORゲートG33およびG31を介して可変表示装
置の表示(カウンタCNT1〜CNT4)の回転中
におけるストツプ用スイツチSW3からの検出信
号の受け付けが可能な状態にされる。
次に、上記制御回路において、特定入賞球の発
生(スイツチSW1またはSW2のオン)によつてカ
ウンタCNT1〜CNT4が動作され、ストツプ用
スイツチSW3の信号によつてカウンタが停止され
たとき、そのうちいずれか3つのカウンタの値が
一致すると、判定回路DCDによつてそれが検出
されて中当り信号C2が発生する。すると、この
中当り信号C2が効果音発生回路SGに供給されて
対応する効果音を発生させる駆動信号が形成さ
れ、それが増幅回路AMPで増幅されてスピーカ
ーSPKに供給され、スピーカーSPKより効果音
が発生されるとともに、符号で示すように
ANDゲートG65さらにORゲートG62からG64
G66を介してドライバDR1とDR2に供給され
て、表示ランプL1とL2がクロツクCK4に同期して
早い点滅を繰り返す。
また、中当り信号C2は、ORゲートG55を介し
てドライバDR6に供給されて、ソレノイドS0L
を駆動させ、変動入賞装置を開かせるとともに、
ORゲートG55の出力はタイマカウンタTMC3の
リセツト端子に供給され、リセツトを解除するた
め、タイマカウンタTMC3が動作される。しか
して、6秒後にはタイムアツプ信号が出力されて
ANDゲートG52に供給されるため、中当り終了信
号が形成されて、それがORゲートG33とG31を介
してフリツプフロツプFF2に供給されてそれがリ
セツトされ、その出力Qによつてシフトレジスタ
SR2がリセツト状態にされてその出力Q4がロウレ
ベルに変化されるため、その信号を監視する判定
回路DCDが中当り状態が終了したことを検知し、
中当り信号C2をロウレベルに変化させて、ソレ
ノイドS0Lの駆動と効果音の発生およびランプ
L1,L2の点灯を停止する。
また、中当り終了信号は、ORゲートG33を介
してフリツプフロツプFF3に供給されて、これを
動作させ、出力Qをハイレベルに変化させる。す
ると、タイマカウンタTMC4のリセツトが解除
されて計時動作を開始する。そして、1秒経過す
るとタイムアツプ信号が出力されて、フリツプフ
ロツプFF3がリセツトされ、これによつてタイマ
カウンタTMC4がリセツトされるとともに、フ
リツプフロツプFF3の出力がANDゲートG8
G7を介してフリツプフロツプFF1に供給され、こ
れを動作させる。そのため、このときシフトレジ
スタSR1に特定入賞球の記憶があれば、再びス
タート信号Sを出力する。また、上記中当り終了
信号により、フリツプフロツプFF2がリセツトさ
れ、次の可変表示装置の表示(カウンタCNT1
〜CNT4)の回転中におけるストツプ信号の受
け付けが可能な状態にされる。
一方、上記判定回路DCDから大当り信号C1
出力されると、この大当り信号C1は効果音発生
回路SGに供給されれて対応する効果音(フアン
フアーレ)が発生される。フアンフアーレが鳴り
終わると、効果音発生回路SGから出力される信
号qによつてANDゲートG51の出力がハイレベル
に変化されるため、ANDゲートG54が開かれ、
ORゲートG55を介して大当り信号C1がドライバ
DR6に供給されてソレノイドS0Lが駆動され、
特別変動入賞装置5が開かれる。また、大当り信
号C1は、フリツプフロツプFF5に供給され、その
出力Qをハイレベルに変化させることにより、大
当り状態を記憶し保持する。さらに、この信号
C1はゲートG8に供給され、その出力をロウに変
化させるため、ゲートG7が閉じて移相パルス発
生回路PGからの同期信号Ps3をフリツプフロツプ
FF1に供給させないようになる。これによつて、
大当り中は次のスタート信号Sが発生されなくな
る。
さらに、大当り信号C1は、第2のデータセレ
クタSEL2に供給され、端子Aに入力されている
信号に代つて端子Bに入力されている信号をカウ
ンタCNT4に供給させる。しかして、セレクタ
SEL2の端子Bには、継続回数カウンタCNT5
から出力が印加されているため、その継続回数が
セレクタSEL2からカウンタCNT4にロードさ
れ、さらに、セレクタSEL1を介してデコーダド
ライバDD4に供給される。その結果、セグメン
ト型LED表示器LED Dには、その継続回数が表
示される。
その他のLED表示器LED A〜LED Cは、大
当り状態のままである。ただし、フリツプフロツ
プFF8の出力によつて開かれているANDゲー
トG47を介して、大当り信号C1がANDゲートG48
に供給されるため、LED A〜LED Cはもとの
表示(数字)のまま、またLED Dは、「0」を
表示した状態でクロツクCK4に同期して点滅さ
れる。また、継続回数カウンタCNT5は、大当
り発生と同時にセツトされるフリツプフロツプ
FF5の出力Qによつてリセツトが解除されるよう
になつておりそれ以前はリセツト状態にあるた
め、最初の大当り発生時点ではLED Dには初期
値「0」が表示される。
また、大当り信号C1は、符号で示すように、
通常はフリツプフロツプFF8のハイレベルの出力
Qによつて開かれているANDゲートG63とクロツ
クCK4の印加されたANDゲートG67さらにORゲ
ートG64を介してドライバDR1とDR3に供給さ
れるようになつているため、大当りが発生すると
クロツクCK4に同期して、ランプL1とL3が早い
周期で点滅される。
特別変動入賞装置を開かせるソレノイド駆動開
始信号となるANDゲートG54の出力信号はドライ
バDR6の他、タイマカウンタTMC3に供給さ
れ、そのリセツト状態を解除する。このタイマカ
ウンタTMC3は、クロツクCK4を計数して、30
秒経過すると大当り終了信号E1を出力する。こ
の終了信号E1は、大当り信号C1で開かれている
ANDゲートG53およびORゲートG45を介してフ
リツプフロツプFF8に供給され、その出力Qをハ
イレベルに変化させる。一方、ORゲートG45
は、カウント検出器31たるスイツチSW5の検
出信号を計数するカウンタCNT6の出力が入力
されている。
このカウンタCNT6は、大当り時のソレノイ
ド駆動開始信号を形成する上記ゲートG54の出力
によつてソレノイドS0Lの駆動開始と同期してリ
セツトが解除され、特別変動入賞装置5内のカウ
ント検出器31(スイツチSW5)からの検出信
号を計数し、特別変動入賞装置5への入賞球数を
計数し、所定数(例えば10個)に達すると出力が
ハイレベルに変化する。
そのため、上記フリツプフロツプFF8は、ソレ
ノイドS0Lが駆動されてから30秒経過するか、も
しくは入賞球数が10個に達するかいずれか早い方
のタイミングで動作され、出力がロウレベルに
変化して、ANDゲートG47を閉じ、その間LED
A〜LED Dの点滅を停止させる。また、符号
で示すようにフリツプフロツプFF8の出力Qは
ANDゲートG63に供給されているため、ランプ
L1とL3の点滅が停止される。
なお、上記入賞個数カウンタCNT6の出力は、
デコーダドライバDD5に供給されて入賞個数表
示器23(LEDE)を駆動するため、セグメント
型LED表示器LED Eに入賞個数が表示される。
この表示は、前記入賞個数カウンタTMC6が、
フリツプフロツプFF8からの信号によつてリセツ
トされると、「0」に戻る。
一方、上記のごとく、30秒経過もしくは入賞個
数10個の計数に伴なつてタイマカウンタTMC2
がクロツクCK4に同期して動作され、2秒経過
すると、タイムアツプ信号が出力されて、フリツ
プフロツプFF8にリセツトがかけられて、タイマ
カウンタTMC2の計数動作が停止されるととも
に、フリツプフロツプFF7が動作され、そのとき
までに、前段のフリツプフロツプFF6が継続スイ
ツチSW4によつて動作されて出力Qがハイレベ
ルに変化していると、次段のフリツプフロツプ
FF7の出力Qがハイレベルにされる。
なお、タイマカウンタTMC2が動作している
間、フリツプフロツプFF8の出力はロウレベル
にされるため、ANDゲートG51の出力がロウレベ
ルにされて、ゲートG54を閉じる。そのため、そ
の間約2秒はソレノイド駆動信号が出力されなく
なるので、特別変動入賞装置は一旦閉状態にされ
る。
さらに、大当り信号C1は、符号で示すよう
に特別変動入賞装置5内の特定条件構成検出器3
2たる継続スイツチSW4から検出信号が入力さ
れるようになつているANDゲートG38に印加され
ている。これによつて、大当り中に、継続スイツ
チSW4がオンされると、フリツプフロツプFF6
が動作されてその出力Qがハイレベルに変化さ
れ、これによつて継続条件の成立したことが記憶
され、かつ符号で示すように、その出力がドラ
イバDR2とDR4に供給されて、ランプL2とL4
が点灯される。また、大当り発生の1回目のとき
は、それまでフリツプフロツプFF4の出力がハ
イレベルであるため、ANDゲートG34およびOR
ゲートG36を介して継続カウンタCNT5をカウン
トアツプさせ、これによつてLED Dの表示を
「1」にさせるとともに、スイツチSW4までの
信号によつてフリツプフロツプFF4が反転されて
出力Qがハイレベルに変化するため、ゲートG34
は閉じられる。
従つて、継続2回目以降では、ソレノイド駆動
信号(ゲートG54の出力信号)の立上がりを検出
する微分回路DFR6から出力されるパルスがゲ
ートG35,G36を介して継続回数カウンタCNT5
に供給されて、カウントアツプされる。これによ
つて、1回の開動作中に2回以上継続スイツチ
SW4がオンされても、継続回数が更新されるこ
とはない。
ところで、上記微分回路DFR6の出力によつ
て継続条件成立を記憶するフリツプフロツプFF6
がリセツトされるため、ソレノイドS0Lが駆動さ
れてから30秒経過するか、入賞個数が10個に達す
るまでに継続スイツチSW4が一度もオンされな
いと、フリツプフロツプFF6の出力Qはロウレベ
ルのままであるため、タイマカウンタTMC2か
らのタイムアツプ信号によつてフリツプフロツプ
FF7が動作されたとき、出力Qはロウレベルにさ
れる。そのため、フリツプフロツプFF7を監視す
る微分回路DFR5からワンシヨツトパルスが出
力され、フリツプフロツプFF5がリセツトされて
その出力Qがロウレベルに変化する。その出力Q
の変化を微分回路DFR4が検出してパルスを出
力することで大当りの終了信号が形成される。
また、継続スイツチSW4からの検出信号によ
り、フリツプフロツプFF4の出力Qがハイレベル
に変化されると、それによつてデータセレクタ
SEL1が端子B側に切り換えられるため、カウン
タCNT4の出力に代つて、継続回数カウンタ
CNT5の値が直接デコーダドライバDD4に供給
されてLED表示部LED Dに継続回数が表示され
る。
また、フリツプフロツプFF4が継続スイツチ
SW4の信号によつて反転されると、出力がロ
ウレベルにされるため、ANDゲートG49の出力が
ロウレベルにされるため、それ以降は継続回数表
示をするLED表示部LED Dはそれまで点滅動作
していたものが、継続スイツチSW4のオンによ
つて点灯され続ける。
このようにして、継続スイツチSW4の動作に
よつて特別入賞装置5の開動作が9回繰り返えさ
れて10回目になると、継続回数カウンタCNT5
の出力が効果音発生回路SGに常時供給されてい
るため、効果音発生回路SGが10回目になつたこ
とを検知して1〜9回目とは異なる効果音を発生
する。また、この10回目の効果音の発生に伴なつ
て、大当り中ロウレベルにされていた出力qがハ
イレベルに変化されるとともに、継続回数カウン
タCNT5の出力とフリツプフロツプFF4の出力
Qを入力するとNANDゲートG37の出力がハイに
なつてANDゲートG38を閉じてしまうため、その
後、継続スイツチSW4がオンされても継続記憶
用のフリツプフロツプFF6の出力Qはハイレベル
に変化しなくなる。これによつて、10回目の開動
作終了後にタイマカウンタTMC2から2秒後に
タイムアツプ信号が出力されてフリツプフロツプ
FF7が動作されたとき、FF7の出力がロウレベル
に変化して、微分回路DFR5がこれを検出する。
その結果、フリツプフロツプFF5がリセツトさ
れ、微分回路DFR4から大当り終了信号が出力
される。
上記のようにして、10回目の開動作が終了し、
または前述したように、毎回の開動作中(30秒
間)に継続スイツチSW4がオンされないことに
より大当り終了信号が形成されると、それによつ
てフリツプフロツプFF2がリセツトされ、その出
力QによつてシフトレジスタSR2がリセツト状
態にされてその出力Q4がロウレベルに変化され
るため、その信号を監視する判定回路DCDが大
当り状態が消滅したことを検知し、大当り信号
C1をロウレベルに変化させる。これによつて、
それ以後のソレノイドS0Lの駆動が停止される。
また、大当り終了信号によつてフリツプフロツ
プFF2とFF4がリセツトされて初期状態に戻る。
さらに、上記微分回路DFR4から出力された大
当り終了信号は、ORゲートG9を介してフリツプ
フロツプFF1をリセツトさせるため、シフトレジ
スタSR1に特定入賞球の記憶があれば、再び可
変表示装置の表示(LED A〜LED D)の回転
が開始される。
なお、上記制御回路内(図面では中央やや下よ
りの位置)には、回路において使用される前記ク
ロツクCK1〜CK5を形成するための発振器
OSCと分周回路DVDが設けられている。
さらに、この実施例では、カウント検出器31
たるスイツチSW5の信号を監視する不正検出回
路DTCが設けられており、例えば特別変動入賞
装置5内では玉詰まりが生じたり、スイツチSW
5が取り外されてしまつたような場合に、スイツ
チSW5から連続して2秒以上オン信号が入力さ
れると不正と判断して、不正検出回路DTCの出
力(不正検出信号)がハイレベルに変化する。こ
の不正検出信号は、ORゲートG43,G39,G32
G33,G31,G9,G21〜G24を介して、フリツプフ
ロツプFF8,FF5,FF3,FF2,FF1およびラツチ
回路LT1〜LT4をリセツト状態させ、発生してい
る大当り状態または中当り状態を解除して、初期
状態に復帰させるとともに、フリツプフロツプ
FF9とFF10をリセツトして効果音の発生やランプ
L1,L2およびLED5の点灯状態を停止し、かつ
LED表示器LED A〜LED Dを消灯させる。さ
らに、不正検出信号の変化が微分回路DFR7で
検出されてパルスが形成され、それがORゲート
G25〜G28を介してカウンタCNT1〜CNT4のプ
リセツト端子Pに供給されて、カウンタCNT1
〜CNT4にランダム数値発生回路RNGからのラ
ンダム数値を取り込んでLED表示器LED A〜
LED Dに大当りまたは中当り以外の数字を表示
させる。
なお、上記実施例では、可変表示装置の表示が
回転され始めてから30秒以内にストツプスイツチ
SW3が押されないと、自動的にストツプをか
け、かつランダム数値発生回路を使つて大当りお
よび中当り以外の数字を表示させるようにしてい
るが、自動ストツプをかけた場合にランダム数値
発生回路を使わないで、大当りまたは中当りが発
生される可能性が留保されるように構成すること
も可能である。
第29図〜第32図には、上記制御回路による
制御動作のタイミング図が示されている。
このうち、第29図における期間T1は、可変
表示装置4の表示が回転され、ストツプスイツチ
SW3が押されることにより、大当りまたは中当
りの以外のハズル状態が発生した場合の動作タイ
ミングを示し、期間T2は、表示が回転し始めて
から30秒間ストツプスイツチSW3が押されずに
タイマにより自動的にストツプがかけられ、その
結果、ハズレ状態が発生した場合の動作タイミン
グを示す。
次に、第30図における期間T3は、中当り状
態が発生した場合の動作タイミングを、また期間
T4は中当り状態中に不正が発生した場合の動作
タイミングをそれぞれ示す。
第31図は、大当りが発生し、かつ4回目の特
別変動入賞装置の開状態(30秒)中に、一度も継
続スイツチSW4がオンされず、これによつてい
わゆるタイムアツプによるパンク状態が発生した
場合の動作タイミングを示す。
さらに、第32図には、大当り状態が10回目ま
で達して終了する場合の動作タイミング(期間
T5)と、大当り状態(3回目)で特別変動入賞
装置への入賞球が10個になつたにもかかわらず、
その間に継続スイツチSW4がオンされなかつた
場合の大当り終了時の動作タイミング(期間T6
および大当り状態の途中(5回目)で不正が発生
した場合の動作タイミング(期間T7)がそれぞ
れ示されている。
[効 果] 以上説明したように、この発明は、ガイドレー
ルで囲まれた遊技領域内に、特定入賞口とそこへ
の打球の入賞によつて複数の識別情報を順次的に
可変可能な可変表示装置およびこの可変表示装置
における特定態様に伴なつて開閉動作される特別
変動入賞装置とを備えたパチンコ遊技機におい
て、前記特別変動入賞装置の取付け基板中程に、
特別変動入賞装置受口を収納できる開口部を設
け、該開口部後方には入賞球を集合的に処理する
整理室を対設し、該整理室の上部には特定条件が
達成されたことを検出する特定条件構成検出部を
設け、その下方部には入賞球を1個宛整列させる
入賞球誘導部材を配設するとともに、該入賞球誘
導部材の球出口に対設して、入賞球数を検出する
カウント検出器を設け、短時間に集中的に発生す
る入賞球を集合的にカウント及び処理可能にして
なるので、各入賞口ごとに検出器を設ける必要が
なくなり、しかも同時もしくは連続して多数の入
賞球が特別変動入賞装置において発生しても、そ
れらの入賞球が整理室内において一個宛整列され
て速やかにカウント検出器に向かつて流下させら
れるという作用により、可変表示装置における特
定態様の発生に伴なつて開閉動作される変動入賞
装置を安価かつコンパクトに構成できるようにす
るとともに、短時間に集中的に発生する複数の入
賞球を玉詰まりを起こすことなく集合的にカウン
トおよび処理して、正確な検出が行なえるように
なるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係るパチンコ遊技機の一実
施例を示す正面図、第2図は、その遊技盤の一実
施例を示す正面図、第3図は、可変表示装置(ゲ
ーム装置)の一実施例を示す正面図、第4図は、
その可変表示装置の断面側面図、第5図は、特別
変動入賞装置の一実施例を示す斜視図、第6図
は、その特別変動入賞装置の開状態を示す斜視
図、第7図は、その特別変動入賞装置の分解斜視
図、第8図は、同じく特別変動入賞装置の取付け
状態での断面側面図、第9図は、特別変動入賞装
置の正面図、第10図は、特別変動入賞装置内に
設けられる感知片の拡大側面図、第11図は、特
別変動入賞装置内の整理室の作用を示す説明図、
第12図は、特別変動入賞装置における入賞球誘
導路の作用を示す説明図、第13図は、特別変動
入賞装置前面側部に設けられた入賞装置の分解斜
視図、第14図は、その入賞装置の正面断面図、
第15図は、遊技盤上部に設けられた表示部材の
一実施例を示す分解斜視図、第16図は、その表
示部材の取付け状態での断面側面図、第17図
は、パチンコ遊技機下部の打球発射装置の一実施
例を示す分解斜視図、第18図は、パチンコ遊技
機の裏機構盤の構成例を示す背面図、第19図
は、遊技盤裏面の構成例を示す背面説明図、第2
0図は、第19図における鎖線Zで囲まれた部分
の拡大斜視図、第21図は、遊技盤への特別変動
入賞装置とその駆動源の取付け方法を示す斜視
図、第22図は、遊技盤下部の特別変動入賞装置
取付孔の構造の一例を示す斜視図、第23図は、
遊技盤裏面の特別変動入賞装置近傍での入賞球の
処理作用を示す説明図、第24図は、可変表示停
止手段の一実施例を示すもので、同図Aはその斜
視図、同図Bは断面側面図を表わす。第25図
は、ランダム発生回路の一例を示す回路構成図、
第26図は、可変表示停止手段の他の実施例を示
すもので、同図Aはその斜視図、同図Bは断面側
面図を表わす。第27図A〜Cは、可変表示停止
手段の更に他の実施例を示す要部断面側面図、第
28図は、遊技盤裏面に設けられる制御回路の一
実施例を示す回路図、第29図〜第32図は、そ
の制御回路による各種の制御動作のタイミングを
示すタイミング図である。 1……遊技盤、2……打球発射装置、3……ガ
イドレール、4……可変表示装置、5……特別変
動入賞装置、7,8……特定入賞口、10……ア
ウト口、15……玉案内部材、20……表示部
材、30……可変表示停止手段、31……計数手
段(カウント検出器)、32……特定条件構成検
出部、50……取付け基板、50a……開口部、
51……特別変動入賞装置受口、56a,56b
……入賞球誘導部材、58……整理室。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 前面にガイドレールで囲まれた遊技領域を有
    し、該遊技領域内にはパチンコ球の入賞によつて
    賞品球を払出すように決められた入賞領域と、入
    賞しなかつた球をアウト球として回収するための
    アウト口とを含んで構成された遊技盤と、前記ア
    ウト口よりもやや上部の前記遊技領域内に配設さ
    れ、遊技者にとつて不利となる第1の状態と、遊
    技者にとつて有利となる第2の状態に変換自在な
    特別変動入賞装置と、該特別変動入賞装置よりも
    やや上部の前記遊技領域内に配設され、複数の識
    別情報を順次的に可変可能な可変表示装置と、前
    記遊技盤上における前記可変表示装置と前記特別
    変動入賞装置との間の領域に形成され、そこへの
    パチンコ球の入賞を条件として前記可変表示装置
    の表示状態を変化させるように設定された特定入
    賞口と、前記可変表示装置の表示状態の変化が停
    止したときの可変表示装置の所定の表示状態に基
    づいて前記特別変動入賞装置を第2の状態に変換
    させる駆動源とを備えたパチンコ遊技機であつ
    て、前記特別変動入賞装置の取付け基板中程に、
    特別変動入賞装置受口を収納可能な開口部を設
    け、該開口部後方には入賞球を集合的に処理する
    整理室を対設し、該整理室の上部には特定条件が
    達成されたことを検出する特定条件構成検出部を
    設け、その下方部には入賞球を1個宛整列させる
    入賞球誘導部材を配設するとともに、該入賞球誘
    導部材の球出口に対設して、入賞球数を検出する
    カウント検出器を設け、短時間に集中的に発生す
    る入賞球を集合的にカウント及び処理可能にした
    ことを特徴とするパチンコ遊技機。
JP59270394A 1984-12-21 1984-12-21 パチンコ遊技機 Granted JPS61149183A (ja)

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