JPH0451028Y2 - - Google Patents

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JPH0451028Y2
JPH0451028Y2 JP1986023075U JP2307586U JPH0451028Y2 JP H0451028 Y2 JPH0451028 Y2 JP H0451028Y2 JP 1986023075 U JP1986023075 U JP 1986023075U JP 2307586 U JP2307586 U JP 2307586U JP H0451028 Y2 JPH0451028 Y2 JP H0451028Y2
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spot welding
welding machine
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electrode
welding
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、スポツト溶接機に於ける位置決め治
具に係り、特にステンレス鋼板を面材として、屋
根、壁、さらに床などを構成するステンレス防水
工法に於いて、スポツト溶接を施す個所を一定に
保つのに最適な電極の位置決め治具に関するもの
である。
〔従来の技術〕
従来のスポツト溶接機は、例えば第3図のよう
に構成されている。
すなわち、同図に於いて、1はポータブル型の
スポツト溶接機本体であり、2は先端に一方の電
極3を取付けた可動アーム、4は先端に他方の電
極5を取付けた固定アームである。この可動アー
ム2の基端は、溶接機本体1の先端部に設けた長
孔6を可動的に遊貫通しており、本体1内に於い
て図示しない支軸に枢支されていると共に、ハン
ドルレバー7と連結されている。8は電源コード
である。
このスポツト溶接機によつてスポツト溶接を行
うには、ハンドルレバー7を操作して、溶接電流
を発生させると共に、可動アーム2に設けた電極
3が他方の電極5に押し付けられ、この一対の電
極3,5間に挟んだ被溶接物をスポツト溶接する
ものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、この種ポータブル型のスポツト溶接
機の取り扱いは、片一方の手でハンドルレバー7
を操作してスポツト溶接を行うものである。
しかし、このような溶接機本体1は、一般に重
量10Kg前後と重いため、この本体1を両手で浮か
せて持ち上げて所定の被溶接物に溶接作業すると
き、手元が安定せず、電極先端と被溶接物との接
触位置がスポツト溶接を施すべき各個所ごとに一
定することが難しいものである。
被溶接物として、例えば金属板、特にステンレ
ス鋼板を面材として、屋根や壁、さらに床などを
構成するステンレス防水工法と称する防水構造を
施す技術に於いて、各面材の立上り接合部間を長
手方向に多数個所スポツト溶接するとき、目視に
より行うとスポツト溶接位置が横一線に均一に並
ばず、上下に位置ずれしてスポツト溶接の精度を
出すのが難しく、充分な注意と時間を要するなど
施工性、信頼性に問題があつた。
さらに、溶接機本体1は、前述のように非常に
重いため、これを両手で持ち上げての長時間の溶
接作業では、作業者が疲労するなど作業性に問題
があつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、上記の問題点を解決すべく、電極先
端をスポツト溶接すべき位置に正しく位置決めで
きる治具を提供することを目的とするものであ
る。
この目的を達成するために、本考案は両端部に
立上げ部を形成したステンレス鋼板の面材を使用
して、隣接し合う面材の立上り部の当接間に、所
定間隔ごとに可動構成の吊子を介在させて、これ
ら立上り部と吊子の可動片との上端部に全長にわ
たりシーム溶接を施して屋根、壁、床などを構成
するステンレス防水工法に使用するスポツト溶接
機に於いて、この吊子の可動片の先端部と一方の
面材の立上り部の先端部とにスポツト溶接を施す
スポツト溶接機には、このスポツト溶接機の可動
アームと固定アームとにそれぞれ取付けた一対の
電極の少なくとも一方の先端部近傍に、絶縁及び
耐熱材で形成される板体であつて板体の外周部が
面材の少なくとも一方の面上に当接されて、電極
の高さを一定に保持する位置決め部材を一体に取
付けたことを特徴とするスポツト溶接機に於ける
電極の位置決め治具。
〔作用〕
本考案は、板体である位置決め部材により、溶
接個所の位置決めを簡易に正確に保つことがで
き、その溶接の精度が向上し、その信頼性、作業
性に優れるものである。
〔実施例〕
以下、本考案を第1図及び第2図に示す実施例
に基づいて説明する。
図に於いて、可動アーム2と固定アーム4に取
付けた一対の電極3,5は、棒状の途中を折曲げ
た、いわゆる異形電極を示している。なお、電極
3,5は、ストレートな棒状構成であつてもよい
ものである。
しかして、9,9は絶縁性を有し、且つ耐熱材
料、例えばセラミツクスで形成した板体の位置決
め部材であり、図示例では円板形状に設けてある
と共に、その中心部に設けた孔10を介して電極
3,5の先端部に挿入している。
この位置決め部材9は、図では一対の電極3,
5の両方に設けた例を示しているが、片方の電極
のみに設けてもよいものである。
また、位置決め部材9は、図では円板形状であ
るが、必ずしも円板形状に限らず矩形状など任意
の形状であつてよい。さらに図示の場合、この円
板状の位置決め部材9は、止め具11によつて回
動しないように電極2,5に固定してあるが、こ
れに限らず回動自在に取付けてもよく、止め具1
1の構成も任意である。
次に、第2図を参照して本考案の使用例を説明
する。
図に於いて、12a,12bは被溶接物の一例
として、防水工法による屋根を構成する面材を示
すものである。
この面材12a,12bは、ステンレス鋼板か
らなり、複数枚連成して、その接続部にはスポツ
ト溶接を施すものである。
つまり、同図に於いて、コンクリートなどの構
築物13上に、面材12a,12bを配し、この
面材12a,12bの接合間に、所定間隔ごとに
可動構成の吊子14が固定具を介して構築物13
に固定してある。
そして、この吊子14の可動片14aの先端部
と一方の面材12aの立上り部15に、横方向に
スポツト溶接18,18,…を施すものである。
この場合、スポツト溶接機本体1は、作業者が
両手で持ち上げて電極3,5を浮かし、一方の手
でハンドルレバー7を操作して溶接するが、図示
のように位置決め部材9を屋根板12a,12
b,…の谷部19に当てがうことにより、おのず
から電極3,5の高さ位置が決り、この状態で横
方向にずらしながらスポツト溶接18,18,…
をしてゆけば、その溶接個所は均一、且つきれい
に横一直線に並び、上下にばらつくようなことが
ない。
この位置決め部材9の大きさは、屋根板12
a,の谷部19から溶接個所までの高さ寸法に合
わせて、それに見合つたものを適宜取替えて使用
するものである。
このように一方の面材12aの立上り部15と
吊子14にスポツト溶接18,18,…を施した
後、この面材12aの立上り部15に、次の面材
12bの先端折曲げ部17を被せて、面材12
a,12bの立上り部15,16を接合させ、こ
れをカシメ締めすると共に、全長にわたりシーム
溶接20を施すことにより、屋根を構成してあ
る。
なお、図示例では屋根を構成する面材の立上り
接合部に施すスポツト溶接の例を示したが、これ
以外の各種被溶接物のスポツト溶接を行う際に使
用することができるものである。
〔考案の効果〕
上記の通り、従来のスポツト溶接に際しては、
重量の重い溶接機本体を両手で持ち電極先端を浮
かした状態で、目視により溶接しているため、溶
接個所にどうしても上下のばらつきなど均一な個
所に溶接することは難しく、精度不良となること
が多かつた。
本考案の位置決め治具を用いることにより、以
下の効果を奏するものである。
位置決め部材を屋根に構成する面材の谷部な
ど被溶接物の一部に当接させながら作業できる
から、常にスポツト溶接を所望の個所に、均一
一定の溶接が可能となり、その溶接精度が向上
し、信頼性、施工性、作業性が増すものであ
る。このため、従来、この種作業には経験豊か
な熟練者が行う必要があつたが、それ程の熟練
者でなくてもスポツト溶接が行えるようになる
ものである。また、高所での屋根などの作業の
危険性が著しく軽減するものである。
同様、位置決め部材を被溶接物の一部に当接
させながら作業できるから、作業者の疲れは少
なく、その溶接精度の信頼性、施工性、作業性
が増すものである。
位置決め部材は、スポツト溶接を施す個所に
応じ、任意に取替えて使用でき、それだけで溶
接範囲が広くなり対応性が増すものである。
位置決め部材は、電極の先端部に取付けたも
のであれば、その取り扱いも極めて簡便であ
り、簡易な構成であるから、故障も少ないもの
である。
位置決め部材の構成は、簡易であり、安価に
提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は本考案
を取付けたスポツト溶接機の概略斜視図、第2図
は使用例を示す説明用斜視図、第3図は従来のス
ポツト溶接機の概略斜視図である。 2……可動アーム、3,5……電極、4……固
定アーム、9……位置決め部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 両端部に立上げ部15,16を形成したステン
    レス鋼板の面材12a,12bを使用して、隣接
    し合う面材12a,12bの立上り部15,16
    の当接間に、所定間隔ごとに可動構成の吊子14
    を介在させて、これら立上り部15,16と吊子
    14の可動片14aとの上端部に全長にわたりシ
    ーム溶接を施して屋根、壁、床などを構成するス
    テンレス防水工法に使用するスポツト溶接機に於
    いて、この吊子14の可動片14aの先端部と一
    方の面材12aの立上り部15の先端部とにスポ
    ツト溶接18,18,…を施すスポツト溶接機1
    には、このスポツト溶接機1の可動アーム2と固
    定アーム4とにそれぞれ取付けた一対の電極3,
    5の少なくとも一方の先端部近傍に、絶縁及び耐
    熱材で形成される板体であつて板体の外周部が面
    材12a,12bの少なくとも一方の面上に当接
    されて、電極3,5の高さを一定に保持する位置
    決め部材9を一体に取付けたことを特徴とするス
    ポツト溶接機に於ける電極の位置決め治具。
JP1986023075U 1986-02-19 1986-02-19 Expired JPH0451028Y2 (ja)

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JP1986023075U JPH0451028Y2 (ja) 1986-02-19 1986-02-19

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JP1986023075U JPH0451028Y2 (ja) 1986-02-19 1986-02-19

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JPS62137684U JPS62137684U (ja) 1987-08-29
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0638633Y2 (ja) * 1988-04-26 1994-10-12 川崎製鉄株式会社 鉄骨仕口溶接用ポジショナ

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JPS5222422B2 (ja) * 1973-04-23 1977-06-17
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JPS5222422U (ja) * 1975-08-04 1977-02-17
JPS54157922U (ja) * 1978-04-26 1979-11-02
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JPS62137684U (ja) 1987-08-29

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