JPH04507443A - 特に理容器具用羽根車 - Google Patents

特に理容器具用羽根車

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JPH04507443A
JPH04507443A JP2510802A JP51080290A JPH04507443A JP H04507443 A JPH04507443 A JP H04507443A JP 2510802 A JP2510802 A JP 2510802A JP 51080290 A JP51080290 A JP 51080290A JP H04507443 A JPH04507443 A JP H04507443A
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 特に理容器具用羽根車 技術分野 本発明は、ハブ構造と、ハブ構造の外周面に一体に形成されてハブ構造に回転対 称形に配置された複数のブレードとを有し、各ブレードが隣接するブレードに対 して偏位し、各ブレードの外縁によって形成された輪郭が一定記号の曲率を有す る軸流型送風機の羽根車、特に髪の乾燥及び整髪のための器具用の軸流型送風機 の羽根車に関するものである。
背景技術 このタイプの羽根車はドイツ特許公開箱3428650号明細書及びこれに対応 する外国特許出願明細書である米国特許出願箱4,678,410号、又は、日 本特許出願公開節61−106103号公報によって既に公知である。この先行 刊行物に記載された羽根車は効率か大きく、その独特な工学的形状が大量生産に 応用する射出成形工程に適しているから、実用的に非常に優れた効果を示してい る。特に公知の羽根車のこの最後に挙げた長所は、このような羽根車をモールド から突き出すという問題を、ブレードとハブ構造との間にアンダーカットか残る ものの、前方直進構造の射出成形用モールドを使用して簡単に解決するという点 では注目すべきものである。しかしながら、公知の羽根車のブレードかハブ構造 の外周面に合わせて配置されるので、隣接するブレードが重ならない。間隙は隣 接するブレードの間に不変に維持される。
この公知であって既に大幅に最適化された羽根車は存在するか、それでも、種々 の理由から、重なるブレードを有する羽根車の提供は望ましいことである。まず 第一に、相互に重なる適当な輪郭のブレードを具備することによって、羽根車の 効率をさらに増大することができる。
第二に、重なるブレードを有する羽根車を使用すれば、特別の補助構造が冗長的 な存在となり、この特別の補助構造は、この羽根車を使用しない場合には使用者 を保護するために必要なものである。したがって、重なるブレードを有する羽根 車を使用すれば補助構造を設ける必要がなくなり、この補助構造は、使用者が偶 発的に、薄い金属製物体を有する羽根車の間を通過して、軸型送風機すなわち髪 の乾燥及び整髪のための器具の内部に到達することを防止し、それによって、使 用者が軸流型送風機すなわちヘアドライヤの内部の作動中の部品に接触する危険 を゛排除するためのものである。さらに、既に説明した従来公知の設計法及びこ れらの従来の公知の設計法から導かれた試験片及び射出成形モールド生産方法は 、重なるブレードを有する羽根車をモールドから突き出すことを確実に行ない得 る程度まで完成されてはおらず、これは、その製造が射出成形によって技術的に 実現されていないことである。射出成形による羽根車の製造のために絶対必要な 前提条件、例えば射出能力、実際的な摺動形状、及び、射出成形のモールドのス ライド運動学的特性などは、射出成形されるプラスチック部品のような羽根車の 製造に材料上の困難性を提起し、さらに、最適流動状態を与えるブレード輪郭を 制限する。
発明の開示 これとは対照的に、本発明は軸流型送風機の羽根車の幾何学的配置を提供する問 題点を解決するために適当であり、本発明では、各ブレードとこれに続く次のブ レードが相互に歪なり、しかも、それと同時に、特に特殊なブレードのブレード 輪郭から独立の射出成形のモールドから羽根車を突き出すことが可能な適当なス ライド幾何学的配置及びスライド運動学的特性の提供を含めて、羽根車を射出成 形工程によって製造することができる。この問題は最初に参照した従来技術の特 徴を具備した羽根車によって解決され、この羽根車では隣接するブレードがブレ ード前縁とブレード後縁の領域でブレードの半径方向の広さで相互に完全に重な り、かつ、この羽根車では、各ブレードの前縁と後縁を羽根車の回転軸線に直角 な面に投影することによって形成される開く角度が、この開く角度が回転角度よ り小さいか回転角度に等しいという条件を満足する。
後述する実施例の説明において詳細に説明するようにこれらのスライドの制約の 下に設計された羽根車は、何れにせよモールドから、特別の選択されたブレード 輪郭とは無関係に突き出され、これは、射出成形工程を使用してこの羽根車を製 造することができるということである。射出成形モールドのスライド幾何学的配 置とスライド運動学的特性、特にスライドの形状とスライドの選択された引き離 し方向は、理論的に容易に明確に詳述することかでき、既に説明したスライドの 制約を考慮して実用に供することができる。特に、スライド幾何学的配置は非常 に便利に考えることができ、このスライド幾何学的配置はスライドをブレードの 上面と下面に分ける必要がない。さらに、ブレードの外縁は円筒形の外周面だけ でなく、例えば、球又は円錐の外周面を含めた任意の回転対照体の外周面にもあ る。
また、請求の範囲の従属項に示す形状は次のような特別な長所を有する。すなわ ち、隣接するブレードのブレード後縁とブレード前縁との間でブレード内縁方向 に開く鋭角を設けることが、モールドからの突出し能力に関する製造上の長所を 与える。射出成形モールドのスライドの幾何学的配置とスライド運動学的特性が 、したがって、特にスライド引き離しの方向も、羽根車の突出し能力を問題にす ることなく、一定の許容範囲の中にあるようにすることかできる。隣接するブレ ードの縁をこの鋭角をなすように整列させることによって、モールドから4 の 突き出しが確実に行われ、これは、いわば、安全側にト ある。しかしながら、 隣接するブレードのブレード後縁1 とブレード前縁を平行に整列させることが 便利であるこシ とにも注目される。この方法によって、右手直交座標系に予め 定められた理論的な輪郭は円筒座標系に変換されこ る時に保かに変形するだけ であり、この円筒座標系は羽根車の幾何学的配置を説明するためにはより適当な ものである。右手直交座標系に理論的に決められた最適輪郭i の特性は殆ど全 く変形されることなく実際の羽根車に変換されるので実質的に維持される。実際 には、隣接するブレードの縁の鋭角な整列の長所と平行な整列の長所との間で、 この鋭角な角度を選択することによって妥協か1 図られる。
ブレード前縁及びブレード後縁の延長線の、この延長線か回転軸線と消尽線を通 過するような特殊な配置は、簡便な1要素設計の原理に基づいている。ブレード 幾何1 学的配置は広い限界の中で消線の位置を回転軸線に対して変化させるだ けて改良することができる。回転軸線に直角なブレードの全ての断面が各ブレー ドに随伴する消尽線を有するので、その結果として、ブレード全面の特に前方に 直進する構造になり、羽根車の効率に関する最適化の努力が材料的に簡単化され る。各ブレードの消尽線をハブ構造の最大直径によって形成される円の中に配置 することは、ブレード表面の理論的に決定された輪郭を、その輪郭を右手直交座 標系系がら円筒座標系に変換する時に軽微に変形させるだけであるという効果を もたらす。
本発明のさらに他の長所は、以下に説明する形態と添付図面によって明らかにな る。
図面の簡単な説明 添付図面において、 第1図は重なるブレードを有する羽根車装置の斜視図であり、 第2図は、ドイツ特許公開第34 28 650号明細書に開示された形状を例 として示す重なるブレードを有する羽根車の幾何学的配置の線図で示す斜視図で あり、第3図は第2図の羽根車におけるスライド幾何学的配置とスライド運動学 的特性を示す図面であり、第4図は本発明の第一実施例を説明するために重なる ブレードを有する羽根車の幾何学的配置を示す斜視線図であり、 第5図は回転軸線に直角な面に対して投影された第4図の羽−根車の線図てあり 、 第6図は第4図及び第5図の羽根車におけるスライド幾何学的配置及びスライド 運動学的特性を示す図面であり、 第7図は回転軸線に直角な面に対して投影された、本発明の第二実施例を示す重 なるブレードを有する羽根車の幾何学的配置の線図であり、 第8図は回転軸線に直角な面に対して投影された本発明の第三実施例を示す重な るブレードを有する羽根車形状の幾何学的配置の線図である。
発明を実施するための最良の形態 本発明の重なるブレードを有する代表的な羽根車は、添付図面のうちの第1図に 示すように、本明細書に使用される用語の定義して説明することを基本的な目的 とするものである。参照符号1oは羽根車装置全体を表ゎている。ハブ構造13 の外周面には同一形状の複数のブレードが回転対称形の状態で配置され、この配 置では、n番目のブレードが符号11で表わされ、(n+1)番目のブレードが 符号12で表わされている。各ブレードの面はブレード後縁14と、ブレード前 縁15と、ブレード外縁16と、ブレード内縁17とによって限定されている。
各ブレードは規定の形状厚さ18であり、この規定の形状厚さ18はブレード輪 郭21の全範囲に亘って一定にすることができ、又は、このようにする代りに可 変にしても差し支えはない。さらに、以下に説明する形態、及び、請求の範囲に 示す羽根車のパラメータの定義は羽根車に関するものであり、この定義では、ブ レード11.12の規定の輪郭厚さ18はゼロに近い。従って、ブレードの幾何 学的配置は面で表わされ、この面のハブ構造13から遠いほうの端部はブレード 輪郭21の装置で示されている。このブレード幾何学的配置を示す面が決められ た後に、ブレード輪郭すなわち輪郭厚さがこの面に「モールド成形される」こと になる。これは、ブレードの上側とブレードの下側とを、回転軸線に対して直角 なプレートの断面かブレードの上側と、ブレード輪郭面と、ブレードの下側とが 交差する線に対して平行になるように、二次元のブレード輪郭面に対して配置す ることによって完成するのか好ましい。
第2図及び第3図は、従来技術(ドイツ特許公開第34 28 650明細書) に関する問題点を示すものであり、この問題は、この従来公知の羽根車の幾何学 的配置が重なるブレードを有する羽根車の設計に使用された場合に現れるもので ある。第2図は羽根車の幾何学的配置の原理を示す線図てあり、符号20は羽根 車の回転軸線を示している。ブレード外縁は円筒24の外周面上のn番目のブレ ードの輪郭21と(n+1)番目のブレードの輪郭22とによって一示されてい る。円筒24の外周面上の個々のブレードの配置は回転軸線20を中心として対 称であり、ブレードは回転角度25で相互に偏位している。ハブ構造は後述する 説明では決定的な役割を演しることはなく、このハブ構造は図面簡潔化のために これらの図面に示されていない。ドイツ特許公開第3428 650号明細書に 記載されたブレードの設計原理に基づいて、羽根車の回転軸線20に対して直角 なブレード輪郭の全ての断面は直線を形成し、その延長部分は回転軸線20と交 差する。従って、これは特にn番目のブレード11及び(n+1)番目のブレー ド12の前縁151.152及び後縁141.142が回転軸線20と交差する ということである。開く角度26は各ブレード11.12の前縁151と後縁1 41が回転軸線20に直角な面に対して投影されることによって形成される角度 を示している。
最後に、隣接するブレードがブレード12の後縁142とブレード11の前縁1 51との間で重なる領域は参照符号27で表わされている。
n番目のブレード11及び(n+1)番目のブレード12のそれぞれの輪郭21 .22は、曲率が一定の記号で表わされるという制限か課せられる如何なる任意 形状にてもすることができる。
さらに、輪郭21.22の図に示された経路は羽根車の最適効率を保証するよう に決められるべきである。このようにすれば、未だ解決されずに残されている問 題点は、にの方法で決められた形状の羽根車を射出成形工程によって大量に製造 することもできるかどうか、特に、この方法で決められた形状の羽根車をモール ド成形の型から突き出し得るかどうかという点のみになる。この問題点を解消す るために、第3図に羽根車10と射出成形型のスライドのスライド幾何学的配置 23を部分的に示す。クロスハツチングはn番目のブレード11と(n+1)番 目のブレード12の輪郭面を示している。ブレード11とブレード12との間に あるハブ構造13の外周面28の領域は水平にハツチングされている。この本発 明に関係を有する領域では、射出成形のモールドのスライドの幾何学的配置23 は、回転軸線20の近傍の領域にあるハブ構造13の外周面28の頭部側端部と 、ブレード11の下側の面の輪郭と、さらにブレード12の側部領域にある上側 の面の輪郭とによって形成されている。
羽根車の射出成形が行われている時に、スライドは第3図に示す位置にある。射 出成形工程が終了し、それに引き続いて射出成形が済んだ部品の硬化工程が終了 した時に、スライドか図に示す位置から後退させられ、特にハブ構造13から外 側方向に引き離されている。第3図にはスライドを1つだけ示しであるが、射出 成形のモールドに羽根車のブレードの数に対応する数のスライドを設ける必要か あることは理解できるであろう。
スライドを射出成形された部品から容易に取り外すことかできる場合、すなわち 、スライドを後退させる時に、そのスライドの経路が、射出成形により製造され た直後の如何なる部品によっても「妨害」されない場合には、射出成形された部 品がモールドから突き出される。まず最初にブレード11.12のブレード前縁 151.152を見れば、スライド幾何学的配置23を有するスライドを後退さ せる方向は、ブレードの前縁151.152によって形成される回転角度25に よって制限される。
スライドをブレードの前縁151.152によって形成される角度の範囲の外側 の方向に後退させる場合に、このスライドを後退させれば、スライドの後退方向 が予め定められた範囲から外れるにつれて、必然的にブレードの前縁151.1 52の領域でブレード11又は12に破壊か発生する。後退する方向が回転角度 25の範囲内であり、かつ、ブレード前縁151.152の領域の中で羽根車の 突出しを行なうことが可能であると仮定しても、このスライドの後退方向の角度 の範囲もブレード11.12の後縁141.142の領域ての突き出しを可能に するかどうかという点が、なお吟味すべき点として残る。これに対しては、スラ イドの後退可能な方向の角度範囲25を、ブレード前縁151.152を用いて 決める時に、ブレード後縁142とブレード内縁17との交差点30にプロット する。点30における角度範囲は、ブレード前縁151に平行な直線301と、 ブレード前縁15壇に平行な直線302を用いて決定する。図面に明瞭に示すよ うに、ブレード12の後縁142は直線301.302によって決められるよう な角度範囲25の外にある。「最良の可能な」後退方向として、未だ実用的に可 能ではないが、直線301の方向へのスライドの引き離しを考慮することができ る。しかしながら、この後退方向は、スライドがブレード後縁142の領域で衝 突して射出成形された部品を破壊するという結果を招く。
他方では、スライドの後退の好ましい方向がブレード後縁142の方向である場 合には、このスライドの後退の好ましい方向が、スライドをブレード前縁151 に衝突させて、この領域でブレードを破壊するという結果を招く。従って、これ は重なるブレードを有するこの従来の羽根車の設計ではモールドからの突き出し が不可能であることを示しており、この場合、回転軸線20に直角なブレード1 1.12の断面は直線を形成し、この直線の延長部分は回転軸線20と交差して いる。直線301とブレード後縁142との間の角度範囲の中には衝突領域31 か存在し、この衝突領域31の中で、スライドがブレードに衝突するような形状 になっている。
以上の説明を要約すれば、ドイツ特許公開第3428650号明細書に開示され ているような設計原理は、重なるブレードを有する羽根車に使用するためには適 当なものでなく、その理由は部品をモールドから突き出すことができないという 問題が存在するからであるということができる。
第4図に、本発明の第一実施例に基づいて重なるブレードを有する突き出し可能 の羽根車を線図で示す。この代表例のモードと参照符号の付与は第2図の代表例 に非常に良く対応しており、この第2図の代表例と異なる点と独特の点だけを次 により詳細に説明する。輪郭面はn番目のブレードの輪郭21と(n+1)番目 のブレードの輪郭22とによって限られている。ブレード前縁151.152は 各回転軸線及び各消線321.322と交差し、この各消尽線は回転軸線に平行 な空間に配置され、しかもこの回転軸線から規定の距離だけ引き離されている。
これと対照すれば、ブレード後縁14はこれと関連する消尽線のみと交差し、例 えば、ブレード後縁142は消尽線322と交差する。このことは回転軸線20 に直角なブレード11.12の輪郭面の全ての断面に対して適用され、この輪郭 面の全ての断面はこれに関連する消尽線321.322と交差する直線を形成す るが、回転軸線20とは交差しない。最後に、(n + 1)番目のブレード1 2のブレード後縁142は、n番目のブレード11のブレード前縁151と平行 に、又は、これに対して鋭角35(第5図)をなすように配置されており、この 角度はブレード内縁17の方向に開いている。回転軸線20に対する消尽線32 1.132の位置決めを適当に一選択すれば、二の概念に基づいて、回転角度2 5が、ブレード前縁151.152の間の角度と同様に、開く角度26より大き いか、又はこの開く角度26と等しくなり、その結果、各ブレード11のブレー ド前縁151と後縁141とを羽根車10の回転軸線20に直角な面に対する投 影した角度と同様になる。
第5図に、回転軸線20に直角な面に対する第4図のブレード11.12の輪郭 面の投影を示す。第4図の羽根車の最も重要な設計上の特徴は第5図を参照すれ ば手短かに要約される。ブレード前縁151.152は回転軸線20と交差し、 さらに、これに関連する消尽線321.322と交差する。n番目のブレード1 1の後縁141.142は、さらに、回転軸線20に対して直角な面上のブレー ド輪郭面の他の全ての交差線の延長部分も、消尽線321.322のみと交差し 、回転軸線20とは交差しない。(n+1)番目のブレード12の後縁142は 、n番目のブレード11の前縁151と平行に、又はこのn番目のブレード11 の前縁151に対して鋭角35をなすように配置されており、この角度はブレー ド内縁17に対して開いている。ブレード11.12は、ブレード前縁151と ブレード後縁142との範囲におけるブレードの半径方向の範囲で相互に完全に 重なっている。モールドされた部品の突出し能力に関する形状を決める角度は、 n番目のブレード11を(n+1)番目のブし一ド12に重ねるために回転軸線 20を中心として回転させなければならない回転角度25と、開く角度26であ る。この開く角度26は回転軸線20に直角な面に形成され、この開く角度26 の形成はこの面に対して各ブレードのブレード前縁151と後縁141を投影す ることによって行われる。
スライド幾何学的配置については、第3図の代表例に対応する第6図を参照すれ ば、次のように説明することができる。すなわち、第4図及び第5図に基づいて 構成されたモールド成形された羽根車の突出し能力は、開く角度26か回転角度 25より小さい値、又は、回転角度25と等しい値に維持される場合に保証され る。第6図は本発明の第一形態の特徴としている設計上の特徴を示している。ブ レード前縁151.152は回転軸線及びこれと関連する消尽線と交差し、第5 図にはn番目のブレード11に関連する消尽線321のみを示しである。
これとは対照的に、ブレード後縁141.142はこれに対応する関連の消尽線 のみと交差している。スライドの幾何学的配置23の殆ど全ての部分は、ブレー ド11.12の中間の外周面28の領域により、さらにブレード11の下側及び ブレード12の下側によって決定される。
スライドをブレード前縁の領域で後退させる方向はブレード前縁151.152 によって限定されている。ブレードの上部領域のみを考慮すれば、任意の引き離 し角度をブレード前縁151.152の間の角度範囲内にあるようにすることか できる。角度で表わされるスライドの後退可能の範囲は直線301.302の装 置によって点30にプロットされ、この点30はブレード後縁142がブレード 内縁17と公差する点によって決定される。
この形態では、直線301がブレード前縁151と平行に延び、直線302がブ レード前縁152と平行に延びている。
明瞭に認められるように、第3図の例とは対照的に、衝突領域31は存在せず、 ブレード後縁142はむしろ直線301と重なる関係になるように延びている。
従って、この形態では、スライドを羽根車から直線301の方向に、羽根車の部 品に対して衝突する危険の恐れなしに後退させることができる。この独特のケー スはブレード後縁142が直線301に平行に延びる場合であり、この独特のケ ースは、回転角度25が開く角度26と同じ値であると仮定した場合、いわばこ の2つの角度25.26が等しい場合に、明確に発生する。したがって、重なる ブレードを有し、かつ、モールドからの突き出しを行なうことが可能である羽根 車は、上述の設計条件が満足される場合に実用化することかできるものであるこ とを示している。
本発明の第二実施例を第7図に示す。これを第5図の代表例と対比すれば、ブレ ード後縁141.142の延長線は、回転軸線20、及び、これに関連する消尽 線321.322と交差する。ブレード前縁151.152の延長部分、及び、 回転軸線20に直角なブレード断面によって形成される他の全ての交差線の延長 部分は、消尽線321.322のみと交差し、回転軸線20とは交差しない。第 7図の羽根車の形状は、他の点では、第4図ないし第6図に示した幾何学的配置 と同様である。以上と同様の吟味を行なえば、この羽根車が以上の説明と同様に モールドから容易に突き出し得るものであることを明らかにすることかできる。
この場合にも、回転角度25と開く角度26とが等しい独特のケースを適用する ことができ、これは列をなすビームを参照して容易に示すことができる場合と同 様である。
第8図は突き出し可能の羽根車の第三実施例を回転軸線20に直角な面に投影し て示している。ブレード前縁151の延長部分もブレード後縁141の延長部分 も回転軸線と交差せず、画成長線は消尽線321のみと交差する。また、n番目 のブレード11のブレード前縁151及びブレード後縁142と、(n+1)番 目のブレード12も、それぞれ相互に鋭角35をなし、この鋭角35はブレード 内縁17又は回転軸線20の方向に開いている。この実施例は、既に説明した形 態と同様に、ブレード前縁151とブレード後縁141によって形成された開く 角度26が回転角度25よりも小さいという条件を満足する。第一実施例と類似 の吟味を行なえば、第8図に基づいて配置されたブレードを有する羽根車もモー ルドから突き出し可能であることが明らかになる。
本発明が以上説明した実施例に限定されるものではないが重なるブレードを有す る形状の任意の羽根車を含めることを意図しているものであること、この羽根車 において、開く角度26が回転角度25より小さいか、又は、回転角度25と等 しいという条件が満足されるものであることは理解されるであろう。
補正嘗の翻訳文提出書(特許法第184条の8)平成4年3月6日 1、 特許出願の表示 PCT/DE 90100604 2、発明の名称 特に理容器具用羽根車 3、特許出願人 住 所 ドイツ連邦共和国フランクフルト、アム、マイン(番地ない名 称 ブ ラウン、アクチェンゲゼルシャフト4、代理人 (郵便番号100) 6、 添寸書類の目録 (1) 補正書の翻訳文 1 通 明 細 書 特に理容器具用羽根車 技術分野 本発明は、ハブ構造と、ハブ構造の外周面に一体に形成されてハブ構造に回転対 称形に配置された複数のブレードとを合し、各ブレードが隣接するブレードに対 して偏位し、隣接するブレードがブレードの半径方向の範囲でブレード前縁及び ブレード後縁の鎮域内で相互に完全に重なっており、かつ、各ブレードの前縁及 びブレード後縁を羽根車の回転軸線に投影することによって形成される開く角度 か、この開く角度を回転角度より小さくするか、又は、この回転角度に等しくす るという条件を満足している軸流型送風機の羽根車、特に髪の乾燥及び整髪のた めの器具用の軸流型送風機の羽根車に関するものである。
背景技術 これらの特徴を具備した一羽根車は既にフランス特許第1 326 701号明 細書によって公知である。この羽根車は独特なものであって、流量に応じて圧力 の安定性を向上させることか可能である。この羽根車の基本的な特徴は、ブレー ドの送風面が対向方向に内側に湾曲した後縁を有するという点にある。このよう な輪郭の羽根車ブレードは、その後縁にブロアの圧力流の全区域に沿って安定し た空気流を発生させ、これは、明確な圧力関係及び明確な流量が存在する場合に 、従来のブレード輪郭を有するブロアに不安定流か発生するのと対称的である。
好ましくは、ブレードの後縁かブレードの前縁に平行に配置され、前縁のアライ ンメントが後縁のアラインメントから15度程度離れた場合にも満足な結果が得 られる。ブレードの後縁の対向方向における曲率は最後の第4番目の送風面に関 係し、これは、この対向方向の曲率かブレードの後縁と前縁との間の領域の直後 で始まる場合、それにもかかわらず便利なことがあり得る。ロータは、鋳造、射 出成形、又はミーリングによって一体構造に製造することができ、また、アルミ ニュウム合金、ステンレス合金鋼、プラスチッ、り材料、又はこれらに類似する 材料を用いて作ることができる。
この開示は基本的に、ブレードの前縁及び後縁の方向のベクトルが殆ど平行に延 びているようなブレード輪郭を得ることを意図している。この目的のために選択 される設計方法は、各種の輪郭を同心円上に投影するものである。これは、ブレ ードの幾何学的配置を描く方式の面に、ブーレードの幾何学的配置を定規で描く ことができないという結果を招く。このような方式の面のパターンを作り出すこ とは、このような羽根車の設計及び製造を行なう場合に、設計段階における面の 決定を開始することから工具又は射出成形のモールドの製造までの全ての段階に おける消耗を増大させるという結果を招く。そのうえにさらに、フランス特許第 1 326 701号明細書によって明らかにされたような設計方法は、予め定 められたブレード輪郭を有する羽根車か実際にモールドから突き出されることを 保証せず、これはいわば、2つのブレードの間に挿入された射出成形モールドの スライドか、羽根車の回転軸線に対して半径方向に、衝突することなく動くこと を保証しないということである。全体として、フランス特許第1 326 70 1号明細書は、製造又は工具に関するよりはむしろ流体的又は物理的な側部の制 約によって排他的に決定される個々のブレードの輪郭を有するモールドから、羽 根車が突き出されることに加えて、射出成形によって製造され得ることを保証す る羽根車の製造を行なうだめの設計を示唆していない。
このうえにさらに、このタイプの羽根車はドイツ特許公開節34 28 650 号明細書、及び、これに対応する外国特許出願明細書である米国特許出願箱4, 678.410号、又は、日本特許公開節61−106103号公報によって既 に公知である。この先行刊行物に記載された羽根車は効率が大きく、その独特な 工学的形状か大量生産に応用する射出成彩工程に適しているから、実用的に非常 に優れた効果を示している。特に公知の羽根車のこの最後に挙げた長所は、この ような羽根車をモールドから突き出すという問題を、ブレードとハブ構造との間 にアンダーカットか残るものの、前方直進構造の射出成形用モールドを使用して 簡単に解決するという点ては注目すべきものである。しかしながら公知の羽根車 のブレードかハブ構造の外周面に合わせて配置されるので、隣接するブレードが 重ならない。間隙は隣接するブレードの間に不変に維持される。
この公知であって既に大幅に最適化された羽根車が存在する場合に、それでも、 重なるブレードを有する羽根車を提供すうことは、種々の理由から望ましいこと である。まず第一に、相互に重なる適当な輪郭のブレードを具備することによっ て、羽根車の効率をさらに増大することができる。
この問題は最初に参照した従来技術の特徴を具備した羽根車によって解決され、 この羽根車では、各ブレードの外縁によって形成された輪郭が輪郭が一定の記号 の曲率を有し、回転軸線に対して直角なブレードの全ての断面が直線を形成し、 その延長部分が各ブレードに関連する消尽線と交差する。
後述する形態の説明において詳細に説明するように、これらのスライドの制約の 下に設計された羽根車は、何れにせよモールドから、特別の選択されたブレード 輪郭とは無関係に突き出され、これは、射出成形工程を使用してこの羽根車を製 造することかできるということである。射出成形モールドのスライド幾何学的配 置とスライド運動学的特性、特にスライドの形状とスライドの選択された引き離 し方向は、理論的に容易に明確に詳述することができ、既に説明したスライドの 制約を考慮して実用に供することかできる。特に、スライド幾何学的配置は非常 に便利に考えることができ、このスライド幾何学的配置はスライドをブレードの 上面と下面に分ける必要でなく、例えば、球又は円錐の外周面を含めた任意の回 転対照体の外周面にもある。
回転軸線に対して直角なブレードの全ての断面が各ブレードに関連する消尽線と 交差する延長部分を有するので、全ブレード面の独特な前方直進構造が得られ、 羽根車の効率に関する最適化の努力が材料的に簡単化される。
また、請求の範囲の従属項に示す形状は次のような特別な長所を有する。すなわ ち、隣接するブレードのブレード後縁とブレード前縁との間でブレード内縁方向 に開く鋭角を設けることか、モールドからの突出し能力に関する製造上の長所を 与える。射8成形モールドのスライドの幾何学的配置とスライド運動学的特性が 、したがって特にスライド引き離しの方向も、羽根車の突出し能力を問題にする ことなく、一定の許容範囲の中にあるようにすることができる。隣接するブレー ドの縁をこの鋭角をなすように整列させることによって、モールドからの突き出 しか確実に行われ、これは、いわば、安全側にある。しかしながら、隣接するブ レードのブレード後縁とブレード前縁を平行に整列させることが便利であること にも注目される。この方法によって、右手直交座標系に予め定められた理論的な 輪郭は円筒座標系に変換される時に僅かに変形するだけであり、この円筒座標系 は羽根車の幾何学的配置を説明するためにはより適当なものである。右手直交座 標系に理論的に決められた最適輪郭の特性は殆ど全く変形されることなく実際の 羽根車に変換されるので実質的に維持される。実際には、隣接するブレードの縁 の鋭角な整列の長所と平行な整列の長所との間で、この鋭角な角度を選択するこ とによって妥協が図られる。
ブレード前縁及びブレード後縁の延長線の、この延長線か回転軸線と消尽線を通 過するような特殊な配置は、簡便な1要素設計の原理に基づいている。ブレード 幾何学的配置は広い限界の中で消尽線の位置を回転軸線に対して変化させるだけ で改良することができる。
各ブレードの消尽線をハブ構造の最大直径によって形成される円の中に配置する ことは、ブレード表面の理論的に決定された輪郭を、その輪郭を右手直交座標系 から円筒座標系に変換する時に軽微な変形が発生するだけであるという効果をも たらす。
本発明のさらに他の長所は、以下に説明する形態と添付図面によって明らかにな る。
図面の簡単な説明 添付図面において、 第1図は重なるブレードを有する羽根車装置の代表例の斜視図であり、 第2図は、ド箋イツ特許公開第34 28 650号明細書に開示された形状を 例として示す重なるブレードを有する羽根車の幾何学的配置の線図で示す斜視図 であり、 第3図は第2図の羽根車におけるスライド幾何学的配置とスライド運動学的特性 を示す図面であり、第4図は本発明の第一実施例を説明する重なるブレードを有 する羽根車の幾何学的配置を示す斜視線図であり、第5図は回転軸線に直角な面 に対して投影された第4図の羽根車の線図であり、 請求の範囲 1. ハブ構造(13)と、前記ハブ構造(13)の外周面と一体に形成されて 前記ハブ構造(13)に回転対称形に配置された複数のブレード(11,12) とを有し、各ブレードが隣接するブレードに対して回転角度(25)で偏位し、 隣接するブレード(11,12)が前記ブレード(11,12)の半径方向の範 囲でのブレード前縁(151,152)及びブレード後縁(141,142)の 領域で相互に完全に重なること、及び、各1つの前記ブレード(11,12)の 前記前縁(151,152)と前記後縁(141,142)を前記羽根車(10 )の各1つの回転軸線(20)に直角な面に投影することによって形成される開 く角度(26)が前記開く角度(26)を前記回転角度(25)より小さくする か又はこれに等しくするという条件を満足させる軸流型送風機の羽根車、特に髪 の乾燥及び整髪のための器具用の羽根車において、各ブレード(11)の外縁( 16)によって形成された輪郭が一定記号の曲率を有し、かつ、前記回転軸線( 20)に対して直角な前記ブレード(11,1゛2)の全ての断面が直線を形成 しその延長部分が各1つの前記ブレード(11,12)に随伴した各消尽線(3 21,322)と交差していることを特徴とする羽根車、特に理容器具用羽根車 。
2、 前記ブレード(11)の前記前縁(151)と前記ブレード(12)の前 記後縁(142)とが鋭角(35)で開いて前記ブレード外縁(16)からブレ ード内縁(17)まで延びていることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の羽 根車。
3、 前記ブレード(11)の前記前縁(151)と前記ブレード(12)の前 記後縁(142)とか相互に平行に並べられていることを特徴とする請求の範囲 第1項に記載の羽根車。
4、 前記ブレード(11)の前記前縁(151)の延長部分が前記回転軸線( 20)と交差し、さらに前記回転軸線(20〉に平行に延びている消尽線(32 1)と交差し、前記ブレード(11)の前記後縁(141)の延長部分が前記消 尽線(321)のみと交差していることを特徴とする請求の範囲第3項に記載の 羽根車。
5、 前記ブレード(11)の前記後縁(141)の延長部分が前記回転軸線( 20)と交差し、さらに前記回転軸線(20)に平行に延びている消尽線(32 1)と交差し、前記ブレード(11)の前記前縁(151)の延長部分が前記消 尽線(321)のみと交差していることを特徴とする請求の範囲第3項に記載の 羽根車。
6、 各ブレード(11,12)がこれに分離した消尽線(321,322)を 随伴していることを特徴とする請求の範囲第4項又は第5項に記載の羽根車。
7、 それぞれの前記ブレード(11,12)に随伴している各消尽線(321 ,322)が前記ハブ構造(13)の最大直径によって形成された円の境界に配 置されていることを特徴とする請求の範囲第4項又は第5項に記載の羽根車。
国際調査報告 11惨1MIシwm^ovu=ah−x−、Pl’:T/nFQO/nnF+n 4国際調査報告

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.ハブ構造(13)と、前記ハブ構造(13)の外周面と一体に形成されて前 記ハブ構造(13)に回転対称形に配置された複数のブレード(11、12)と を有し、各ブレードが隣接するブレードに対して回転角度(25)で偏位し、各 ブレード(11)の外縁(16)によって形成された輪郭が一定記号の曲率を有 する軸流型送風機の羽根車、特に髪の乾燥及び整髪のための器具用の羽根車にお いて、隣接するブレード(11、12)が前記ブレード(11、12)の半径方 向の範囲でのブレード前縁(151、152)及びブレード後縁(141、14 2)の領域で相互に完全に重なること、及び、各1つの前記ブレード(11、1 2)の前記前縁(151、152)及び前記後縁(141、142)を前記羽根 車(10)の各1つの回転軸線(20)に直角な面に投影することによって形成 される開く角度(26)が前記開く角度(26)を前記回転角度(25)より小 さくするか又はこれに等しくするという条件を満足させることを特徴とする羽根 車、特に髪の乾燥及び整髪のための器具用の羽根車。
  2. 2.前記ブレード(11)の前記前縁(151)と前記ブレード(12)の前記 後縁(142)とが鋭角(35)で開いて前記ブレード外縁(16)からブレー ド内縁(17)まで延びていることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の羽根 車。
  3. 3.前記ブレード(11)の前記前縁(151)と前記プレード(12)の前記 後縁(142)とが相互に平行に並べられていることを特徴とする請求の範囲第 1項に記載の羽根車。
  4. 4.前記ブレード(11)の前記前縁(151)の延長部分が前記回転軸線(2 0)と交差し、さらに前記回転軸線(20)に平行に延びている消尽線(321 )と交差し、前記ブレード(11)の前記後縁(141)の延長部分が前記消尽 線(321)のみと交差していることを特徴とする請求の範囲第3項に記載の羽 根車。
  5. 5.前記ブレード(11)の前記後縁(141)の延長部分が前記回転軸線(2 0)と交差し、さらに前記回転軸線(20)に平行に延びている消尽線(321 )と交差し、前記ブレード(11)の前記前縁(151)の延長部分が前記消尽 線(321)のみと交差していることを特徴とする請求の範囲第3項に記載の羽 根車。
  6. 6.各ブレード(11、12)がこれに分離した消尽線(321、322)を随 伴していることを特徴とする請求の範囲第4項又は第5項に記載の羽根車。
  7. 7.前記回転軸線(20)に対して直角な前記ブレード(11、12)の全ての 断面が直線を形成しその延長部分が各1つの前記ブレード(11、12)に随伴 した各消尽線(321、322)と交差していることを特徴とする請求の範囲第 1項ないし第3項のいずれか1項に記載の羽根車。
  8. 8.それぞれの前記ブレード(11、12)に随伴している各消尽線(321、 322)が前記ハブ構造(13)の最大直径によって形成された円の境界に配置 されていることを特徴とする請求の範囲第4項又は第5項に記載の羽根車。
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