JPH04507178A - 骨導マイクロホン - Google Patents

骨導マイクロホン

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JPH04507178A
JPH04507178A JP50547991A JP50547991A JPH04507178A JP H04507178 A JPH04507178 A JP H04507178A JP 50547991 A JP50547991 A JP 50547991A JP 50547991 A JP50547991 A JP 50547991A JP H04507178 A JPH04507178 A JP H04507178A
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ボリアー,エトヴィン
マイスター,エルヴィン
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  • Piezo-Electric Transducers For Audible Bands (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 骨導マイクロホン 産業上の利用分野 本発明は、請求項1または2の上位概念に記載の、骨導マイクロホンに関する。
本発明はまた、このマイクロホンの用途に関する。
従来の技術 送受話器セットにおいて公知技術に従った送話機能は多くはダイナミックな、騒 音補償されたマイクロホンによって実現される。このことは実質的に、この種の マイクロホンがこれまで周囲の騒音に対する申し分ない遮蔽効果を提供すること ができること、および音響特性並びに音色に関して音声の再生が高い品質水準に 達していることに関連している。しかしこの種のマイクロホンが潜在的に有して いる性能は、これらマイクロホンの操作がそれ自体厳しく定められている取り扱 い仕様に従って行われることを前提としている。仕様通り行われたとしても、マ イクロホンホルダとして用いられる、0裂の領域における突出部が種々様々に障 害作用をするものと見なすことができることは明白である。その理由は、この種 の補助手段の前の顔面前方が空いたままでなければならないことが所望されるか または必須の条件であることが多いからでるあ。この事実を考慮して、骨導マイ クロホンを用いてこれに対する方策を講じることが再三再四行われてきた。然る に公知技術に属する喉頭マイクロホンの使用の際には、これらがその作用場所に 基づいて既に、音声の捕捉に関して、理想的な状態を見出すことができないこと が考慮されるべきである。すなわち喉頭からの音声の品質を考察すると、そこの 高周波成分が有する平均的な割合は全体のスペクトルのたった20%にしかなら ないことが容易にわかる。これに対して低周波成分は約80%であり、このこと は音声の臨場感のある再生にとってはまず不都合である。更に、通常の強さの音 声の場合でも、喉頭における生体部分が高い騒音成分を惹き起こすことがある。
確かにこの器官の音声を形成する部分(声門)における1次的な喉頭前は、そこ から共振による変形によって響きの点で区別可能な音声が生じるが、その音声は 音色の点では不完全である。その理由は、周知のように音声の最終的な形成はそ の他の音声を形成する器官(舌、唇、下顎、口蓋帆、歯等)において、即ちそれ でもって区別可能な響きの音声を来すことになるのだが、その都度この種の器官 の個々人の状態に基づいて行われるからである。今日まで公知の、骨導マイクロ ホンはこのような不利な条件に対して、リップマイクロホンの使用が依然として その権限を有しているという理由から、満足できる方策を提供することはできて いない。
このような状態を考慮して、西独国特許第2230637号明細書において、音 声の捕捉を別の仕方で行うことが記載されている。即ちそれ自体容量の大きい、 可動コイル形グラジェントマイクロホンを使用して、音声の取り出し場所が顎関 節骨の周囲に移される。
この位置決めは、音声を、それが骨導的に出来るだけ形成され終えた形で存在す る所で捕捉するという考察から出発している。確かにこれにより再生される音声 の音色に関して品質の改善が得られるが、それにも拘わらず、ここに提案されて いるマイクロホンは、その体積が大きいという点並びにユーザの側で品質の改善 が未だに認められていないことからもとより望むようには受け入れられていない 。
発明の課題 本発明はこれに鑑みてまされたものである。請求項の特徴部分に記載されている ような本発明は、冒頭に述べた形式のマイクロホンにおいて、同時に周囲騒音か らの音響干渉を排除しておいて、捕捉される音声の再生の際のSN比を出来るだ け高くするという課題を有している。
本発明の別の課題は、用途を著しく拡大することができる、マイクロホンの小型 化を実現することである頬骨弓(arcus zygomaticus)の出口 の領域または上向きの顎分岐の関節突起(processus condyLa ris■andibulae)の領域に位置決めされている骨導マイクロホンは 、そこで捕捉された音声の品質の高い再生を可能にする。というのはここでの取 り出しが、口腔、即ち次の領域から出ている音声に関しているからである。即ち 、音声が音色的に形成されており、かつそこから音声がその後頭蓋側の耳道を通 って、頬骨弓の出口および、下方に続いて、上向きの顎分岐の関節突起も存在し ている、耳道(osty■panicull)の外側の骨に移動する領域である 。この取り出し個所は、骨導マイクロホンにとって最適の場所である。この状況 は本発明のマイクロホンによって満たされているので、結果的にそこから次の本 発明の重要な利点が生じる。即ち高い音声周波数の方が優勢になり、このために 音声の臨場感が著しく強調される形で、再生の品質を改善することになる、音声 領域における周波数特性の強調を認めることができる。従って本発明により、低 周波成分および音声の鼻の伝播が取り除かれる、もしくは抑圧され、かつ比較的 依然として僅かな高周波成分が、上述の理由から、電圧的に最大となり、少なく ともリップマイクロホンの再生品質が実現される。
本発明の利点は、本発明の対象自体の構成と密接な関係にある共通の起源を有し ている。即ち圧電共振子、および類似の方法で誘導エレメントがプレートに横方 向に到来する振動のみを増幅器に伝達する。圧電共振子は有利には金属材料から 成るプレートに取り付けられている一方、このプレートの誘導エレメントはある 程度の間隔をおいて後置接続されている。このプレート自体についてはというと 、それが前方に支承されている人体側の振動板に対して平行にあって、かつ質量 を形成するカバーに対して有利には3点支持部を有している。従って上述の平面 の外側でマイクロホンに到来する振動は変換器を励振することができず、その際 有利にはシリコーン剤から成る隔離体が一般的な音波干渉を無効にすることがで きる。
この関係において、上述のプレートの幾何学的形状並びにこのプレートにおいて 存在し、しかも変換器に作用する物理的な過程を考察する。即ち最も簡単な扁平 な音響発生器は振動する振動板およびプレートである。これらの間には、絃と棒 との間にあるのと同じ差異がある。振動板は、物理的に考察すれば、曲げ力に抵 抗力を発揮しない、即ちもはや曲げ力に抵抗しない程の薄い扁平な構造物である 。それ故にそれは、例えば太鼓の場合にそうであるように、外力によって緊張固 定されるときしか、機械的な振動を行わない。これに対してプレートは、振動板 に比べて厚さが大きいため、外力なしでも弾性振動を行える程高い曲げ弾性力を 有している。その際この考察において重要なのは確かに、曲げ振動とも称される 、プレートを振動状態に変換する横方向振動だけである。従って自らプレートは 、所望の作用効果を得るために、全く固定される必要がないことになろう。従っ てプレートの所定の幾何学的形状の選択並びにプレートと外側のケーシングと間 の固定点の前以て決められた数および場所によって、横方向振動が加えられるプ レートのき像が決定的に変えられる。従って、プレートの選択された幾何学的形 状およびその固定具合は特に、規則的にどのような音像になるかの尺度である。
このような変形に作用を及ぼすことによって、音像は著しく変えられ、即ちこれ により高周波成分および低周波成分を相当分だけシフトすることができる。規則 的なき像と対になっている、骨導マイクロホンにおける比較的僅かな割合の高音 の強調は、有利には周囲に規則的に分配された3つの支持点を介してマイクロホ ンの質量を形成する基体に固定されているプレートに基づいて実現される。この 固定形式における音像の節線が高調波が規則的にトリミングされた音像を形成す る。その際音響的な最適な了解領域は300〜3000Hzの間を移動すること が考慮される。音声の取り出し場所のため依然として比較的大きい低周波成分に よりて特徴付けられている、横方向振動から生じる音像が、結果的に鼻の伝達音 となるかもしれない形で、著しく不明瞭にならないように、プレートの励振能力 が相応の切り込みによって高められ、その際これら切り込みは多様に変形できる ため、プレートおよびその周辺の変形に比べて補正能力がある点でまさに適して いる。このような変形は、物理的な特性からも、その都度のプレートの幾何学的 形状からも必要となる。更に、“ビーク・ポイント” (=周波数に依存した最 大の振幅値)は、プレートとマイクロホンのカバーとの間の支持点の数および場 所によっても影響を受ける。マイクロホンにおいて使用される隔離材料の量およ び質そのものも、この点に影響力がある。このような変形はまたそれ自体で、大 きさ作用効果を及ぼす。というのは本発明の対象の目的とする小型化は、小さな プレートしか許容せず、プレートの最小の厚さが状況によっては前以て決められ た平面の拡がりに比例しないことが起こり得る。
従って、付加的な所要スペースおよび付加的な電流消費の点で欠点を有する能動 的な音響調整器によってしか実現することができなかったことが、いまや本発明 のマイクロホン構成によって受動的にのみ実現される。
更に本発明により、本発明の対象を喉頭マイクロホンとして使用した場合に伝達 される音声の音色に関して実体のある改善が実現される。
本発明の課題解決の別の有利で、効果的な実施例および用途はその他の請求項に 記載されている。
次に図面を用いて本発明の実施例について詳しく説明する。本発明を直接理解す るために必要でないすべてのエレメントは省略されている。異なった図において 同じエレメントにはそれぞれ同じ参照番号が付されている。
図面の簡単な説明 図1は、骨導マイクロホンの断面略図であり、図2は、図1のマイクロホンを断 面II−Ifに沿って見た平面図、殊にプレートの形状を示す図であり、図3は 、耳側に支持可能な送受話器セットの概略図であり、 図4は、耳側に支持可能な受話セットの概略図である。
実施例の説明 図1には、外側ケーシング1と、増幅器2と、隔離体3と、該隔離体3に取り囲 まれている中間リング4と、物理学的に考察すればプレートであり、端面側の短 軸部5Aを有する人体側の振動板5と、圧電共振子7が取り付けられているプレ ート6と、インピーダンス変換器9と、マイクロホン内部導体8と、外に導出さ れているケーブル10とから成る骨導マイクロボンが示されている。図1に図示 されているエレメント1〜10は、固有の伝達過程並びに伝達品質を高めるため のすべての付随的な措置に関わる相互依存性を有している。振動板5は、人体の 振動によって発生される共振が短軸部5Aに作用連結されているプレート6およ び共振子7に出来るだけ大きな効率で伝達されるように形成されるべきである。
この関係において例えば、殊にその物理学的な特性に基つい僅かな高周波成分を そもそも更に送出することができないが、またはこの周波数成分を抑圧する特性 を有する振動板5の使用は不都合に作用するであろう。振動板5の人体側の表面 は有利には、膚になじみ易くするために、貴金属をコーティングすることができ る。振動板5は短軸部5aを介してプレート6に作用連結されており、その際こ の連結は有利には、部分接触によって形成することができる。このプレート6は 確かに、短軸部5aに対する定心溝を有することができ、これによりこの部材の 組み立ては品質の保証に著しく重要な役割を果す。
短軸部5aとプレート6との間のこの定心は、短軸部5aが硬ろうによってプレ ート6に結合されるような形で行うことができる。この形態は、振動板5全体が これにより外側のケーシング1に対して実体的に抑止されず、従って絶対自由振 動するという利点を有している。このことは、直接性が支配しているという理由 から、人体振動(骨導)の、プレート6への伝達が効率の点でプラスに作用する ことになる。プレート6は中間リング4に挿入されておりかつそこの層状面に載 着されており、その際これら両部材の相互固定は図2に基づいた説明で詳しく扱 う。従ってプレート6、ひいてはそこに取り付けられている圧電共振子7では、 振動板5によって捕捉された振動による重心形状の励振が行われる。従って圧電 共振子7の、プレート6への取り付けは、両エレメントの重心が一致するように 定めることができ、これにより共振子7もまた点状に付勢されることが保証され ている。プレート6および共振子7の支持体とて用いられる中間リング4はそれ 自体、圧電共振子7が振動板側の面を除いて、周囲の騒音に対して四方が隔離さ れているように、隔離体4内に挿入されている。減衰、即ち隔離材料は例えば、 中間リング4の外面と外側ケーシング1の内面との間の空いた空間に注入するこ とができるシリコーン剤を使用することができる。増幅器2にインピーダンス変 換器9が集積されており、その際インピーダンス変換器は導体8を介して圧電共 振子7に電気的に接続されている。これら2つのエレメントは、人体振動(骨導 )の捕捉を用いた音声の伝達の際の効率を高めるのに役立つ。詳しくはインピー ダンス変換器9はいずれにせよ、ケーブル10を介して骨導マイクロホンに後置 接続されている無線装置へのインピーダンス整合を行う。プレート6の材料は、 振動に対して僅かな吸収能力しか有していないように選択すべきであり、このこ とは慣用のばね鋼によって既に実現される。このために、プレート6とともに、 既述のように、共同体(sy■biose)を形成する付勢された圧電共振子7 の振動振幅に、これにより音声の再生品質の完全を来す一層シャープな共振が実 現されるような形で、作用することができるようになる。この最終的な目的のた めの別の構成は、図2の説明で明らかにされる、プレート6の構成に関してくる 。そこで、音声によって惹き起こされる、振動板5への人体側からの振動は、引 き続いて短軸部5aを介して、圧電共振子7に対してほぼ点状の集中した、最大 の作用を及ぼすことを実現するので、プレート6は最小の材料強度を有していな ければらなず、その抵抗はこのために必要な曲げ弾性力を生じることができなけ ればならない。プレート6のこの最小の材料強度は、マイクロホン全体の直径が たった10■程の大きさであり、かつ従ってプレート6はおそらく6ないし7■ の直径を有することになることによっても規定されている。
圧電共振子7に代わって、変換器として図示されていない、有利にはコイルおよ び磁気コアから成る誘導エレメントを使用することができる。このエレメントは プレートから僅かな間隔をおいて後置接続されている。コイルおよび磁気コアは 、圧電式では必ず必要な電圧(“ファントム給電“)を省略できる所謂ダイナミ ック変換器を形成する。ここで伝達は、変換器から発生される誘導によって、人 体側の振動板5を介する励振に基づいてプレート6から到来する振動に依存して 行われる。このような変形は、例えばパイロットに対するセットの場合にそうで あるように、圧電共振子7の給電のための電圧を使用することが出来ないところ ではどこでも適している。
図2には、図1の平面■−■に沿った断面が示されている。ここではプレート6 の固定の形式および幾何学的形状がわかる。プレートは円みを帯びた形状をして おり、かつそれは3点支持部6a、6b、6cを介して中間リング4の内壁に連 結されている。これら3つの支持点を仮想の線で結んでみると、正三角形が生じ る。この形態は、音像の生じる節線に関する一様性に根本的に応えるものであっ て、その結果音像は、高周波成分が優勢に伝達される、高調波においてトリミン グされた音像になる。勿論、使用のプレートのその他の変形に対してただちにト リミングして形成することができる別の形式の支持を採用することもできる。
各支持点6a、6b、6cには、プレート6における切り込み6d、6e、6f が対応しており、これら切り込みは幾何学的に見て、同様に一様な経過を実現し ている。これら切り込み6d、6e、6fは、その都度のプレート6によって規 定される物理学的な特性で作用することができるようにするために、別の効果的 な方法を形成している。即ちこれら切り込み6d、6e、5fによって、プレー ト6の励振能力は、最適な3000Hzより上方に周波数特性の経過の高まりを 示すはずの、このプレート6の著しくシャープな共振が弱められる方向に変えら れる。プレート6の支持用技部6g、6h、6iが結果的に弱くならないように 、これら切り込み6g、6h、6iは、共振が必要に応じて大幅に弱められてい る場合にはプレート6の内部に向かって曲げ出された形で導かれ、その際この関 係において、プレート6が圧電共振子7の領域において出来るだけ大きな自由平 面を有するように考慮すべきである。プレート6の別の変形を成しているのは、 場合に応じて所望の周波数特性に関するその都度の要請に整合することができる 、これら切り込み6d、6e、5fの幅である。支持点6a、6b、6cに水平 方向またはほぼ水平方向に到来する振動は、プレート6の励振平面に対してそこ に結果的に生じる剛性の勾配のために、内部において圧電共振子7まで進行する ことができない。即ち一般にこのような振動はそこで跳ね返って、これに基づき 主として隔離体3によって吸収される。いずれにせよ大きなエネルギーの振動を 受け止める唯一の道は、1つの支持点からその他の支持点に至る、プレート6の 端面に沿った表面伝播である。支持点6a、6b、6c相互の正三角形が正確で あればあるほど、1つの点から別の点へ移動する振動の相互の打ち消し作用は大 きくなる。従って正三角形の幾何学的形状を有するプレート6の選択された3点 支持形式は、2重の観点において有利であることが認められている。更に、プレ ート全体6の表面の凹凸が少なければ振動に対してエネルギーを打ち消す作用効 果が生じる。このようであれば圧電共振子7の最大に付勢可能な個所の周囲はい ずれの場合にも周囲騒音からの振動によって励振されることはない。
別の平面を介してマイクロホンに入り込む振動はただちに隔離体3によって無効 にされる。それから、全体で約8II11の高さを有するコンパクトなマイクロ ホンであるため、固有振動特性が生じる可能性がなくなる。唯一の“振動透過” 平面は、人体側に当接している振動板側の平面であり、それ故にマイクロホン、 即ち圧電共振子、ないし誘導エレメントは、人体振動によってのみ励振すること ができる。
図3には、図1および図2のマイクロホンの可能な用途の例が示されており、そ の際ここに示されている送受話器セットは同時に、公知の同じ用途のセットが有 する欠点に抗する措置をとっているものである。
公知の、耳側の支持可能な装置は、受話および送話カプセルの支持部分とつなが っている、ヘッド側に曲げ出されている、肝臓形状のブラケットから成っており 、ブラケットの開口は耳の平均的な大きさより小さい。その際このセットの載着 は、この過程がいずれの場合にせよ、耳が肝臓形状の開口に無理やり押し込めら れなければならないことを前提としていることから満足できないものになってい る。その他、ブラケットが送受話面から曲げ出されていることは、すべての耳の 形に対して理想的とは認められない。即ち突出している耳ではセットはルーズに なり、位置決めされないままにぶら下がることになる。また、耳に当て付けられ ている場合には、圧迫個所が苦痛に感じられることに抵抗できない。しかしセッ トの載着が人間工学上および簡便性の点で満足できるものではないばかりでなく 、後からの取り外しも不便である。その場合この不便さのために止むあえず過度 の力を加えることになって、それにより耳が痛(なるほど変形することになる。
それ自体間じているイアブラケットを有するこの種のセットでは、セットがケー ブルを介して定置の接続個所に接続されているとき、およびその場所を離れる際 にセットが外れず、そのために耳が無理やりに痛くなるほど引っ張られる時など 常に潜在的に、耳が損傷される可能性すらある。
他方において、ブラケット11がどんな形の耳にも整合することができるここで 提案されているセットは、耳目体にどんな圧迫個所を発生することもない。この ことは、イアブラケット11が少なくとも1つの平面の空間的な拡がりにおいて 可とう性であることによって実現される。即ちイアブラケット11は、送受話挿 入体12に対してばね弾性的に可動である。イアブラケット11の可とう性は図 3から明らかである。即ち不使用状態においてこのイアブラケット11は、イア ブラケット11の位置11aかられかるように、イアブラケット11の始端部に 作用するばね弾性部分11bを介して送受話挿入体12のほぼ中心まで屈曲させ られている。このことが意味することは、ばね弾性部分11bが、支持状態にお けるセットにおける張力形成かばね弾性部分11bからのばね弾性的な屈曲力か ら生じ、これによりイアブラケット11の第2の可とうな面が作用するように、 挿入体12の内部の耳側の表面の向かって屈曲されている。セットを人体に載着 した状態での屈曲間隔は、挿入体12の内部の耳側の平面と、イアブラケット1 1の位置との間の尺度であり、それは、受話カプセル13が存在する耳の入口と 、マイククロホンが載着される側頭部の骨と、ブラケット11が当接しかつそこ でセット全体に対する必要な安定性を発生する耳の後の付は根との間の高さの相 異に相応している。図示のばね弾性部分11bを介してにせよ、または全体かば ね弾性可畦なブラケットを介してにせよ、イアブラケット11の弾性力により、 セットを容易に着脱することが可能になる。全体かばね弾性的なイアブラケット は、耳の後の付は根のそれぞれの輪郭に応じて、変形しかつ容易に合わせられ、 このことはここでも、受話カプセル13およびマイクロホン1〜10がそれらの ために考えられた位置を機能的に最適にとることによって、受話カプセル13お よびマイククロホン1〜10の位置に有利に作用する。勿論、イアブラケット1 1は、簡便さを提供する別の屈曲部11Cを有することができ、それはイアブラ ケット11の線状ガイド部から頭蓋側において際立っており、その際この屈曲部 11cはただちにイアブラケット11の下側の一部を形成することができ、一方 イアブラケット11の残りの部分は挿入体12まで本来の線状のガイド部をとる ことができる。接続個所に通じるケーブル14はイアブラケットの内部に導かれ 、このことは、セットの支持状態においてセット全体への引張力の軽減作用をし 、かつ顔の前側での妨害作用を起こさない。
ケーブル14は有利には、耳と接続個所との間の種々様々な距離を障害なく橋渡 しことができる螺旋状の延長線路を有している。
最後に図4には、受話カプセルしか含んでいないセット12aが示されており、 その際イアブラケット11およびその構成の思想は、図3で説明したものと同じ である。
勿論、本発明のマイクロホン1〜10はその他のいずれの送受話器セットに収容 することができる。ここでは殊に、音声の取り出しが喉頭から行われる送受話器 セットが考えられる。
FIG、1 IG3 要 約 書 実質的に、マイクロホンカプセル(1)と、人体側の振動板(5)と、該人体側 の振動板(5)に後置接続されている、増幅器(2)/インピーダンス変換器( 9)を有するまたは有しない変換器とから成る、骨導マイクロホンでは、人体側 の振動板(5)によって捕捉された、音声によって発生される振動は、身体側の 振動板(5)に後置接続されているプレート(6)に伝達される。このプレート (6)には、振動板(5)から突出している短軸部(5a)に作用接続されてい る圧電共振子(7)が取り付けられている。プレート(6)は、全体のスペクト ルの僅かな部分しか成していない、音声の高周波成分が、音色を改善するために 優勢になるように、構成されておりかつ中間リング(4)および隔離体(3)を 介して固定されている。
国際調査報告 l″′″″le′l aee+bm+en N°PCT/cH9]100054 国際調査報告

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.実質的に、マイクロホンカプセルと、人体側の振動板と、該人体側の振動板 に後置接続されている、増幅器/インピーダンス変換器を有するまたは有しない 変換器とから成る、骨導マイクロホンにおいて、 前記人体側の振動板(5)に後置接続されている変換器は、プレート(6)と、 該プレート(6)に取り付けられている圧電共振子(7)とから成り、かつ 前記人体側の振動板(5)は前記プレート(6)および前記共振子(7)に作用 接続されており、かつ 前記プレート(6)は3点支持部(6a,6b,6c)を介して直接または間接 的に前記マイクロホンカプセル(1)に接続されており、かつ前記支持部(6a ,6b,6c)にはそれぞれ、プレート(6)中の少なくとも1つの切り込み( 6d,6e,6f)が対応して設けられていることを特徴とする骨導マイクロホ ン。 2.実質的に、マイクロホンカプセルと、人体側の振動板と、該人体側の振動板 に後置接続されている、増幅器/インピーダンス変換器を有するまたは有しない 変換器とから成る、骨導マイクロホンにおいて、前記人体側の振動板(5)に後 置接続されている変換器は、プレート(6)と、該プレート(6)に間隔をおい て後置接続されている誘導エレメントとから成り、かつ 前記人体側の振動板(5)は前記プレート(6)および前記共振子(7)に作用 接続されており、かつ 前記プレート(6)は3点支持部(6a,6b,6c)を介して直接または間接 的に前記マイクロホンカプセル(1)に接続されており、かつ前記支持部(6a ,6b,6c)にはそれぞれ、プレート(6)中の少なくとも1つの切り込み( 6d,6e,6f)が対応して設けられていることを特徴とする骨導マイクロホ ン。 3.プレート(6)の重心および圧電共振子(7)の重心は一致する請求項1記 載の骨導マイクロホン。 4.3点支持部(6a,6b,6c)は相互に正三角形を形成する請求項1また は2記載の骨導マイクロホン。 5.人体側の振動板(5)は短軸部(5a)を介して直接、プレート(6)の重 心に作用可能である請求項1または2および1および3記載の骨導マイクロホン 。 6.人体側の振動板(5)は物理学的なプレートである請求項1または2記載の 骨導マイクロホン。 7.プレート(6)は、青銅合金から成る請求項1または2記載の骨導マイクロ ホン。 8.切り込み(6d,6e,6f)は、支持部(6a,6b,6c)に対して一 様に配向された分布を有している請求項1または2記載の骨導マイクロホン9. 切り込み(6d,6e,6f)は中心を向く方向に曲げられている請求項1また は2記載の骨導マイクロホン。 10.音声の取り出しが、喉頭の領域および/または音声を取り出すように定め られている、人体の別の個所において行われる送受話器セットまたは送話セット に使用される請求項1から9までのいずれか1項記載のマイクロホンの用途。
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