JPH04506928A - 粘度調整剤としてオレイン酸スルホネートを含む水性アニオン性界面活性剤濃厚物 - Google Patents

粘度調整剤としてオレイン酸スルホネートを含む水性アニオン性界面活性剤濃厚物

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JPH04506928A JP2511715A JP51171590A JPH04506928A JP H04506928 A JPH04506928 A JP H04506928A JP 2511715 A JP2511715 A JP 2511715A JP 51171590 A JP51171590 A JP 51171590A JP H04506928 A JPH04506928 A JP H04506928A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 粘度調整剤としてオレイン酸スルホネートを含む水性アニオン性界面活性剤濃厚 物 本発明は、a)アルキルアリールスルホネート、アルキルポリグリコールエーテ ルスルフェート、アルキルアリールポリグリコールエーテルスルフェート、アル キルポリグリコールエーテルスルホスクシネート、アルキルアリールポリグリコ ールエーテルスルホスクシネート、アルキルスルフェートおよびアルキルスルホ スクシネートの水溶性塩からなる群より選択されるアニオン性界面活性剤を水性 濃厚物基準で少なくとも30重量%、およびb)オレイン酸スルホネート を含んでなる水性アニオン性界面活性剤濃厚物に関する。
アニオン性界面活性剤の水性製剤の製造および加工は、製剤粘度がアニオン性界 面活性剤濃度に依存することから生じる種々の問題を含んでいる。
工業用水性アニオン性界面活性剤濃厚物の界面活性剤含量は、例えばアルキルア リールスルホネートおよびアルキルスルフェートの場合、通常、濃厚物の合計重 量に対して30重量%である。界面活性剤含量のより高いペーストは、通常の加 工温度においてもはや流動せず、ポンプ送りすることもできないので、加工には かなりの困難を伴う。これらのアニオン性界面活性剤濃厚物のレオロジー挙動の 特徴は、水の添加に反応して、粘度が低下するのではなく粘度が増加してゲル状 になることである。このことは、例えば、弁およびバイブが閉塞することにより 、または形成されたゲル状塊は機械的に小さくした後にしか再溶解することがで きないことにより、加工に関して種々の問題を更に生じさせる。
これらの問題を解決するために、高濃度アニオン性界面活性剤濃厚物の粘度を低 下させるための種々の添加剤が記載されている。例えば、西ドイツ特許出願公開 2 251 405は、アニオン性界面活性剤濃厚物用の粘度調整剤として、カ ルボン酸、より具体的にはヒドロキシカルボン酸の塩を記載している。他の既知 の粘度調整剤は、スルホン化芳香族化合物(西ドイツ特許出願公開2 305  554)、置換されていることもある炭素原子数1〜6の脂肪族炭化水素のスル フェートまたはスルホネート(西ドイツ特許出願公開2326 006)、クメ ンスルホネートまたは酸性燐酸エステノ喧西ドイツ特許公告16 17 160 )、多価アルコール、カルボン酸またはそのエステル(ヨーロッパ特許出WA公 開0 008 060)、ポリアルキレンエーテルグリコールのモノ及び/又は ジスルフェート(ヨーロッパ特許公告0024711)、アルコキシル化アルコ ール(西ドイツ特許出願公開37 18 896)および末端スルボネート基を 有するアルカリ金属アルカンスルホネート(西ドイツ特許出願公開34 47  859)である。粘度調整剤として低級アルコールを添加することも一部の上記 公報から知られている。
しかしながら、上記添加剤のうち全ての界面活性剤濃厚物においては作用しない ものがあり、高濃度で使用しなくてはならないものもある。粘度調整剤の一部、 特に低級アルカノールは濃厚物の引火点を低下させる。
従って、本発明は、高いアニオン性界面活性剤含量にも拘わらず、特別の粘度調 整剤により流動可能または加工可能であり、または加工に適当な粘度において比 較的高い固体含量を有する水性アニオン性界面活性剤濃厚物に関する。更に、本 発明の水性アニオン性界面活性剤濃厚物は、粘度を大きく増加させることなく水 で希釈することができる。
本発明によれば、この課題は、a)アルキルアリールスルホネート、アルキルポ リグリコールエーテルスルフェート、アルキルアリールポ+J’f’Jコールエ ーテルスルフェート、アルキルポリグリコールエーテルスルホスクシネート、ア ルキルアリールポリグリコールエーテルスルホスクシネート、アルキルスルフェ ートおよびアルキルスルホスクシネートの水溶性塩からなる群より選択されるア ニオン性界面活性剤を水性濃厚物基準で少なくとも30重量%、およびb)オレ イン酸スルホネートを含む水性アニオン性界面活性剤濃厚物により解決される。
本発明の水性アニオン性界面活性剤濃厚物中に存在するアニオン性界面活性剤は 、例えば、ファルベ(J 、F albe)(編集)、サーファクタンッ・イン ・コンンユーマー・プロダクツ(S urfactants inConsum er P roducts)、54〜132頁、シコプリンガー・フェルラーク ・ベルリン(S pringer Verlag Berlin) (1967 年)に記載されている既知の化合物である。本発明によれば、特に好ましいアニ オン性界面活性剤は、特にC11□アルキル基を含む直鎖状アルキルベンゼンス ルホネート、および、例えば、ラウリルアルコールもしくはステアリルアルコー ルまたはそれらの工業用混合物、例えばヤシ油脂肪アルコールまたは獣脂脂肪ア ルコールから得られる種類の(直鎖状)アルキル鎖にlO〜・22個の炭素原子 を含むアルキルスルフェートである。
本発明の水性アニオン性界面活性剤濃厚物中に粘度調整剤として存在するオレイ ン酸スルホネートは、英国特許1,278.421から知られている化合物であ る。それらは、オレイン酸、または天然再生性原料、特に牛脂、ヒマワリ油、ナ タネ油、オリーブ油等から得られる工業用混合物の気体三酸化硫黄によるスルホ ン化、スルホン化生成物の水性塩基ににる中和、および加水分解により得ること ができる。その起源により、得られるオレイン酸スルホネートは、オレイン酸ス ルホネートの粘度調整剤と15での機能に影響を与えない、いくぶん多量の飽和 脂肪酸および他の不飽和脂肪酸のスルホン化生成物を含み得る。
本発明の一つの有利な態様において、水性アニオン性界面活性剤は、直鎖状゛γ ルキルヘンゼスルホ不一トまたはアルキルスルフェートおよびオレイン酸スルホ ネートを90・10〜50 : 50の重1比で含む。
本発明は、アルキルアリールスルホネート、アルキルポリグリコールエーテルス ルフェート、アルキルアリールポリグリコールエーテルスルフェート、アルキル ポリグリコールエーテルスルホスクシ不一ト、アルキルアリールポリグリコール エーテルスルボスクシネート、アルキルスルフェートおよびアルキルスルホスク シネートの水溶性塩からなる群より選択されるアニオン性界面活性剤を少なくと も30重1%含む水性アニオン性界面活性剤濃厚物用の粘度調整剤としての上記 オレイン酸スルホネートの使用にも関する。上記オレイン酸スルホネ−1・は、 直鎖状アルキルベンゼンスルホネートまたはアルキルスルフェートおよびオレイ ン酸スルホネートを90:10〜50 : 50の重攬比で含むアニオン性界面 活性剤濃厚物中に好ましく使用される。
本発明の第1の態様において、本発明の水性アニオン性界面活性剤濃厚物は、ア ルキルアリールスルホネート、アルキルポリグリコールエーテルスルフェート、 アルキルアリールポリグリコールエーテルスルフェート、アルキルボリグリコー ルエーテルスルホスク/ネート、アルキルアリールポリグリコールエーテルスル ホスクシネート、アルキルスルフェートおよびアルキルスルホスクシネートから なる群より選択されるアニオン性界面活性剤を、要すれば水を添加し及び/又は 加熱して、所望の量のオレイン酸スルホネートと混合することにより調製するこ とができる。本発明の第2の態様において、本発明の水性アニオン性界面活性剤 濃厚物は、酸状の上記アニオン性界面活性剤を所望量のオレイン酸スルホネー・ トと混合し、混合物を濃厚水性塩基、特に濃厚水酸化ナトリウム水溶液で中和す ることにより調製することができる。この態様の方法は、アニオン性界面活性剤 がアルキルアリールスルホネ−1・である場合、特に好適である。他のアニオン 性界面活性剤、例えばアルキルスルフェートを使用する場合、その状態では不安 定となり得るので製造直後にオレイン酸スルホネートの存在下に中和すべきこと を考慮することが重要である。
アニオン性界面活性剤基準で50重1%となり得るその高いオレイン酸スルホネ ート含量にも拘わらず、本発明の水性アニオン性界面活性剤濃厚物は、オレイン 酸スルホネートを添加しないアニオン性界面活性剤濃厚物と実質的に同じ界面活 性効果を有する。
本発明を下記実施例により説明する。
実施例1 直鎖状c、tアルキルベンゼンスルホネートナトリウム塩とオレイン酸スルホネ ートナトリウム塩の混合物の調製使用した直鎖状CI!アルキルベンゼンスルホ ン酸は、酸価が180であり、スルホン化成分含量が975重量%である市販品 である。
使用したオイレン酸スルフェートナトリウム塩は、牛脂(組成ニオレイン酸70 .7重量%、リノール酸11.8重量%、残部:他のC+t〜、。脂肪酸;酸価 200.4、ヨウ素価93.8)の工業用オレイン酸を三酸化硫黄でスルホン化 し、続いて中和および加水分解することにより得た。スルホン化は、加熱−冷却 ジャケットにより包囲された内径6IIIl、長さ1100mmのチューブから 本質的になるガラス製の流下液膜式反応器において行った。反応器のヘッドには 、オレイン酸用供給系および気体入口バイブが設けられていた。発煙硫酸の加熱 により製造した気体二酸化硫黄を、窒素で希釈して三酸化硫黄体積濃度5%とし 、スルホン化反応に導入した。オレイン酸は550g/時間の一定速度で導入し た。三酸化硫黄/窒素混合物の供給は、工業用オレイン酸中のオレフィン性二重 結合(ヨウ素価から算出)と二酸化硫黄とのモル比が1+0.9となるように調 節した。
スルホン化反応の温間は、反応ジャケットに水を循環させることにより50°C に維持した。反応器を出た後、反応混合物を25重量%の水酸化ナトリウムを含 むガラスビーカーに収集し、続いてpH8〜9において90℃で2時間加熱した 。水中59.5重量%の濃度で所望の生成物を得た。
上記C11アルキルベンゼンスルホンa!55gおよび(上述のような水溶液と しての)上記オレイン酸スルボネートナトリウム塩30.9gを(50重量%水 溶液としての)水酸化ナトリウム14.1.gにより中和シタ。74.5重1% の界面活性剤(C+*アルキルベンゼンスルホン酸のナトリウム塩およびオレイ ン酸スルホネート)を含む界面活性剤混合物を得た。
上記界面活性剤混合物に水を添加することにより表1に示す界面活性剤濃度に調 節した。得られた混合物の粘度を、ブルックフィールド粘度計〔ブルックフィー ルド−へリフアト(Brookfield−Heliphat) RVF、 4 r、p、m、、22℃、スピンドル:T−EまたはT−B〕を用いて決定した。
比較のために、表1に、75および55%の界面活性剤濃度におけるオレイン酸 スルホネートを添加しないCttアルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム塩の粘 度も示す。
本発明の水性アニオン性界面活性剤濃厚物は、匹敵する界面活性剤濃厚物に対し て明らかに低下した粘度を示す。
表1 製造した水性アニオン性界面活性剤濃厚物の粘度試験番号 界面活性剤濃度(% ) 粘度(mPBs)] 74.5 187,500 2 70、0 30.500 3 65.0 1.3.000 4 60.0 5.100 LAS” 75.0 972.000 LASI) 55,0 57,000 注 1):直鎖状C12アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウ塩実施例2 & 脂11W 肪アルコールスルフェートおよびオレイン酸スルホネートナトリ ウム塩の混合物の調製 洗浄活性物質55重量%を含む水性ペーストとしての市販の獣脂脂肪アルコール スルフェート(鎖長分布=55〜66C,,,27〜35C,、、残部・C1f fi〜ffiりを使用した。この市販生成物を乾燥し、界面活性物質(SAS) 100重量%からなる無水粉末とした。乾燥した獣脂脂肪アルコールスルフェー ト(以下、TASと呼ぶ)を、実施例1によりそこに記載の組成を有する工業用 オレイン酸から得られたオレイン酸スルホネートナトリウム塩(以下、osと略 記する)の52.8重量%水溶液と混合し、水を添加して所望の界面活性剤(S As)fi度を得た。
以下の表2は、TASおよびosrII液の添加量、100重量%に転化された O8および水の相当する量、得られたTAS対osの重量比および得られた溶液 中の界面活性剤(SAS)の合計含量、およびヘプラー落球式粘度計により60 ”Cおよび80’Cで測定した粘度(mPas)を示す。表2は、TASのみを 含む溶液と比較するために得られた結果も示す。
本発明によりO8を添加することにより、界面活性剤溶液の粘度が明らかに低下 することがわかる。
の 0 ■ ←″ への0 国際調査報告 国際調査報告 S^39338

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.a)アルキルアリールスルホネート、アルキルポリグリコールエーテルスル フェート、アルキルアリールポリグリコールエーテルスルフェート、アルキルポ リグリコールエーテルスルホスクシネート、アルキルアリールポリグリコールエ ーテルスルホスクシネート、アルキルスルフェートおよびアルキルスルホスクシ ネートの水溶性塩からなる群より選択されるアニオン性界面活性剤を水性濃厚物 基準で少なくとも30重量%、およびb)オレイン酸スルホネート を含んでなる水性アニオン性界面活性剤濃厚物。
  2. 2.直鎖状アルキルベンゼンスルホネートとオレイン酸スルホネートとの相互重 量比90:10〜50:50混合物を含んでなる請求項1記載の水性アニオン性 界面活性剤濃厚物。
  3. 3.アルキルスルフェートとオレイン酸スルホネートとの重量比90:10〜5 0:50混合物を含んでなる請求項1記載の水性界面活性剤濃厚物。
  4. 4.アルキルアリールスルホネート、アルキルポリグリコールエーテルスルフェ ート、アルキルアリールポリグリコールエーテルスルフェート、アルキルポリグ リコールエーテルスルホスクシネート、アルキルアリールポリグリコールエーテ ルスルホスクシネート、アルキルスルフェートおよびアルキルスルホスクシネー トの水溶性塩からなる群より選択されるアニオン性界面活性剤を少なくとも30 重量%含む水性アニオン性界面活性剤濃厚物用の粘度調整剤としてのオレイン酸 スルホネートの使用。
  5. 5.アニオン性界面活性剤濃厚物が、直鎖状アルキルベンゼンスルホネートとオ レイン酸スルホネートとを重量比90:10〜5050で含む請求項4記載の使 用。
  6. 6.アニオン性界面活性剤濃厚物が、アルキルスルフェートとオレイン酸スルホ ネートとの重量比90:10〜50:50混合物を含む請求項4記載の使用。
JP2511715A 1989-08-09 1990-07-31 粘度調整剤としてオレイン酸スルホネートを含む水性アニオン性界面活性剤濃厚物 Pending JPH04506928A (ja)

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