JPH04506780A - カーペット及びその取り付け方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 カーペット及びその取り付は方法 本発明は、織物特に自動車の内装に用いられる織物に関し、更にドア内装パネル の下方部分にカーペットを取り付ける方法に関する。

現代の乗用車では、多くの場所に内装及び装飾織物が利用されている。例えば、 自動車の前部及び／又は後部座席の床にはカーペットを取り付けているし、トラ ンクの床を覆うために利用したり、ドアの内装パネルの下方部分にも取り付１ブ ている。これらの各用途において、今日の自動車大量組み立て工程と一体化させ て安価且つ効果的にカーペ・・！トを基板に取り付は得ることが肝要である。更 に、重要なことは、温度や磨耗の極端な条件下でも、また耐用年数を過ぎた場合 でも下の基板パネルから剥がれないことである。カーペット内装を自動車の内部 基板パネルに施す従来の方法には、接着剤の使用、ステープルの使用、カーペッ ト用の感圧裏地の使用、及び音波溶接技術の使用等が含まれる。これらの従来技 術或いは方法は、それぞれ問題を内包している。接着剤の使用は労働集約的であ るし余分な接着剤が自動車の他の部分を汚染する恐れがある。又、接着剤の空き 缶の廃棄及び接着装置の清掃のための溶剤の使用の必要性を含めて環境上の問題 を抱えている。更に、接着剤により取り付けられたカーペットが過酷な使用及び ／又は極端な温度条件下で基板から剥がれてしまうことがよくあるので保証問題 も生じる。ステープルの使用も労働集約的であり、ステープルがしばしば表面に 現れて仕上げのカーペット組立体の美観を損なうことがあるので好ましくない。

又、基板パネルの弱体化或いは破損を生じることさえあり、ステープルが極端な 条件下で緩んでし、まう結果カーペットが剥がれることがあるのでやはり保証問 題を生じる。カーペットに感圧裏地を使用すると、カーペットのコストを非常に 高めることになり、また感圧裏地が極端な使用や温度条件を耐えることができな いという重大な保証問題を生じる。音波溶接技術の使用は、音波溶接がカーペッ ト上に焼は焦げを作り易いので美観上の問題を提起する。

発明の概要 本発明は、改良された装飾織物の提供に関し、この装飾織物を基板パネルに取り 付けるための改良された方法に関する。

特に、本発明は、カーペット織物を自動車の基板表面に取り付Ｉｆるための改良 された方法の提供に関する。

更に特定すれば、本発明は、カーペット帯を自動車のドア内装パネルの下方部分 に取り伺けるための改良された方法の提供に関する。

本発明は、概して、基板パネル及び織物組−立体を形成する方法を提供する１、 本発明によれば、可溶性の材料から形成された硬質の基板パネルを準備し、一方 の表面に表装材料層を有し且つ他方の表面に熱可溶性の裏地材料を備えた織物部 材を準備し、この織物部材の熱可溶性表面が基板パネルの一方の表面に並置され るように織物部材を基板パネルに近接して位置決めし、基板パネルと織物部材と の界面に熱を付与して界面に位置する織物の裏地材料とパネル材料とを溶解し、 織物部材を基板パネルに対して抑圧することに、より織物部材をパネルに融着し て基板パネル及び織物組立体を形成する。この基本的な方法論は、織物を基板に 取り付けるための安価で効果的な方法を提供するものである。

本発明の方法論の別の特徴によれば、熱付与工程は、熱をパネルの一方の表面に 付与してその面を粘着性にした後、織物部材の熱可溶性表面を基板パネルの前記 一方の面に並置させるように織物部材をパネルに近接して位置決めすること、Ｊ 。

り成る。又、押圧工程は、織物部材をパネルの粘着性の表面に対して押圧するこ とより成る。この単純な方法論は、織物部材と基板パネルとの間に固体の融着部 を形成する。

本発明に係る方法論の別の特徴によれば、第三の層として、織物部材の表装材料 層と裏地材料層との間にサンドイッチ状に配設されたエラストマ材料層が形成さ れる。このエラストマ材料の中間層は、裏地材料層への表装層の取り付けを容易 にするとともに融着工程を容易にしている。

本発明の開示された実施例においては、裏地材料層がポリプロピレン不織布より 成る。このポリプロピレン不織布は容易に溶融して基板パネルの対向する表面に 容易に接合される。

本発明の方法論の別の観点によれば、織物部材はカーペット部材であり、カーペ ット部材をパネルに押しつけて配設し、カーペット部材をパネルから離れた位置 まで移動し、パネルの部分を局部的に加熱し、カーペット部材をパネルの加熱部 分と接触する位置まで戻し、カーペット部材をパネルに対して押圧し、カーペッ ト部材とパネルをそれらの界面で融着する。パネルとカーペットに対するこの処 理により、取り付は工程を最小の労力と最小の時間枠で行うことができる。

本発明の方法論の更に別の観点によれば、熱風をパネルの局部に付与することに よりパネルを加熱している。この加熱装置は、カーペット部材とパネル間の融着 作業を行う際にパネルを安価に加熱することを可能にしている。

本発明の方法論の別の観点によれば、基板パネルとカーペット部材との界面に音 波エネルギを搬送することによりカーペット材料とそれと対向するパネル材料に 振動を生じさせて界面に熱を付与している。

、本発明は又、カーペット等の積層織物を形成する方法も提供している。本発明 の方法のこの観点によれば、材料の加熱溶融混合物を準備し、加熱混合物を押し 料の層を設けている。この構成により、特に基板への取り付けに適したカーペッ トを形成する手段が安価且つ効果的に提供される。　カーペット形成手段の別、 の特徴によれば、前記熱い層の他方の表面にカーペットの第二の層を形成してカ ーペットのサンドイッチ構造を形成している。

本発明のこの観点を有する開示された実施例において、前記熱い層を形成する材 料の混合物がゴム粒子とポリプロピレン粒子とから成り、前記表装材料の一方の 層がポリプロピレン織布のパイル層より成り、表装材料の他方の層がポリプロピ レン不織布の層より成る。

本発明は又、新規なカーペット構造も提供している。本発明に係るカーペット構 造は、ポリプロピレン織布の上部パイル層と、エラストマ材料の中間層と、ポリ プロピレン不織布の下部層より成る。この特定のカーペット構造は、基板への取 り付けに特に適したカーペットを提供するものである。

図面の簡単な説明 図１は、自動車のドア組立体の概略斜視図、図２は、図１のドア組立体に利用さ れたドア内装パネル組立体の斜視図、図３は、図２のドア内装パネルに利用され るカーペット部材の構成を示した略図、 図４は、図３で概略を示したカーペット部材を形成する方法を示す略図、図５は 、図４の円５内の横断面図、 図６は、図２の内装パネル組立体を形成する方法を示した概略斜視図、図７乃至 図９は、図６の方法で採用された加熱装置の詳細図、図１Ｏ乃至図１３は、図２ のドア内装パネルを形成するための別の方法を開示した図である。

好ましい実施例の詳細な説明 図１０に示す自動車ドア組立体は、金属フレーム構造１２、窓１４、及び内装パ ネル岨立体１６より成る。

、フレーム１２は、開閉面１２ａ、ヒンジ面１２ｂ、及び窓１４を構成する上部 窓フレーム部１２ｃを備えている。

窓１４は窓フレーム部１２ｃ内の上昇位置にあるが、ドアフレーム１２内の収容 位置までクランク機構（図示せず）により周知の方法で降下させることができる 。

５　ドア内装パネル組立体１６は、ドア内装パネル１８と、ドア内装パネルの下 部に固定されたカーペット帯２０等の織物部材とを有する。

ドア内装パネル１８は、取り付けられる特定の自動車に応じた寸法、形状及び外 形を有し、一般に窓フレーム部１２ｃにより構成される開口部の下に位置するド アフレーム１２の部分を自動車の内側から覆っている。内装パネル１８はポリプ ロピレン材料から形成することが望ましいが、ＡＢＳプラスチック等の他の材料 から形成してもよい。

カーペット帯２０は、パイル層２２等の外部表装材料層、熱可融性内部裏地層２ ４、及び中間裏地層２６より成っている。　外部パイル層２２はポリプロピレン 織布から形成することが望ましく、内部裏地層２４はポリプロピレン不織布から 形成することが望ましく、中間層は２６は例えば溶融ゴム粒子とポリプロピレン 粒子の混合物等のエラストマ材料から形成することが望ましい。再循環ゴムは特 に中間層の形成に適している。

図４に概略的に示したように、カーペット帯２０は以下の工程により形成される 。容器３２内でポリプロピレンペレット又は粉末２８と再循環ゴムペレット又は 粉末３０を混合し、容器を加熱してポリプロピレンとゴムの溶融混合物を形成し 、溶融混合物を押出機３６のホッパ３４に供給し、押出機ピストン３８を使用し て押出機３６からシート即ち熱層２６を押し出し、熱層２６を加熱した挾みロー ラ４０．４２間に通してローラ４２に沿って上方へ移動させ、ポリプロピレン不 織布ロール４４からポリプロピレン不織布２４の層即ちシートを巻出し、シート ２４を挾みローラ４２と別の挾みローラ４６との間を通過させてシート２４を層 ２６の熱い可溶性の下面に圧着し、ポリプロピレン織布ロール４８のポリプロピ レン織布のシート即ち層２２を圧力ロール５０を経由して層３８の上面と接触さ せることによりシート２２を層２６の熱い溶融上面に接合し、図３に概略的に且 つ図５に構造的に示したサンドイッチ又は積層カーペット構造を形成している。

図４の方法により形成される本発明のカーペット帯２０は、図５に示したように 、ポリプロピレン織布層２６の溶融繊維が融解して熱エラストマ層２６となり、 ポリプロピレン不織布層２４の溶融繊維が融解して熱エラストマ層２６の下部面 となってカーペット帯を形成した融着積層構造を有する。かくして形成されたカ ーペット２０は、図６に概略的に示した方法によりドア内装パネル■８に固定さ れる。

図６に示した内装パネル組立体を形成する方法において、ドア内装パネル１８は ポリプロピレン材料から形成することが望ましい。図６ａにおいて、ドア内装パ ネル１８は第一の作業位置Ａに位置した固定具即ちネスト５６上に支持されてお り、カーペット帯２０はドア内装パネルの上側即ち外面１８ａに配設されている 。

図６ｂにおいて、カーペット帯２０は（例えば吸引装置を使用して）ドア内装パ ネル１８の高さより上に適切に持ち上げられており、ドア内装パネル１８を支持 しているネスト５６は（図示しない機構により）適切に第二の作業位置Ｂに搬送 されている。第二の作業位置Ｂでは、熱風加熱装置５８の下にドア内装パネルの 上面１８ａの下部１８ｂが置かれる。

熱風加熱装置５８は、図７乃至図９からよく分かるように、その下端部で開口し た概して矩形構造の外部フレーム構造６０と、外部フレーム６０内に位置するフ ード６２と、適当な空気供給源に接続されてフード６２の上端部に位置するその 下端部６４ａで開口する導管６４と、フレーム端部壁６０ａと６０ｂの間で平行 に延びてフード６２を貫通する２個以上のロッド６６と、ロッド６６に適切に接 続されて公知の方法でロッドを加熱する導線６８とを備えている。ロッド６６は 、例えばテンプコ社（イリノイ州つッデイル市）製のカルロッド型でよい。導管 ６４から搬送された空気が加熱されたロッド６６上を下方に移動し、フード６２ の開口した下端部で熱風を供給することは理解されよう。

図６０から明らかなように、加熱装置５８のフード６２の開口下端部から生じた 熱風はパネル１８の下方部分１８ｂで内装パネル１８の上面１８上に突き当たっ て部分ｔａｂを局部的に加熱し、局部１８ｂ上に粘着性の溶融表面状態を形成す る。その後、図６ｄに示すように、ネスト５６及びそれに支持されたパネル１８ を作業位置Ａに戻して、パネル１８をカーペット帯２０の直下に置く。更に、図 ６ｅに示すように、カーペット帯２０をその下面がパネルの粘着性の表面１８ｂ に並置された位置まで降下させた後、適当なプラテン７０をカーペット上の位置 まで移動してカーペットをパネルの粘着性の表面１８ｂに対して下方に押圧する 。カーペットが熱い粘着性の表面１８ｂに対して押圧されると、エラストマ層２ ６及びポリプロピレン不織布層２４の繊維はパネルの粘着性表面からの熱により 加熱されて共に溶融し、パネルの粘着性表面１８ｂと融合してカーペットとパネ ルとの間にカーペット層２４及び２６の溶融繊維とポリプロピレンパネル１８の 溶融繊維とから成る固体の融着溶接部を形成する。

カーペット帯をドア内装パネルに取り付ける別の方法は、図１Ｏ乃至図１３に示 されている。図１Ｏ乃至図１３の方法は、ＡＢＳプラスチックから形成されたド ア内装パネルに対する使用に特に適している。

図１０乃至図１３に示した方法において、カーペット帯２０は不織布層２２を上 側にしてネスト即ち固定具６２上に適切に支持されている。ドア内装パネル■８ はパネルの表面１８ｂをカーペットの不織布層２２と接触させてカーペット帯２ ０上に置かれ、音波溶接ヘッド８０をパネル１８の下方部分上に適切に配置する 。

溶接ヘッド８０は、主フレーム部８２と、ドア内装パネルの下方部分に対してマ トリックスを形成するように長手方向及び横方向に間隔を置いて主フレーム８２ から下方に突出してドア内装パネル１８の背面と係合する複数の角状突起部８４ とを有している。音波溶接装置８０は、周知の方法で適切に駆動されて各角状突 起部を振動させる。角状突起部８４は、パネル１８を介してカーペット２０とパ ネル１８との間の界面においてそれぞれの局部位置で振動を生成し、その局部振 動点でパネル１８とカーペット２０を加熱してこれらの点でカーペットをパネル に融着させる。特に、局部界面点の振動（工、エラストマ中間層２６の材料を融 解してポリプロピレン不織布層２２の繊維をエラストマ層２６に融合させると共 にパネル１８の材料を融解し、更に、層２２と２６の混合材料を融解してパネル １８の溶融面と溶接し、カーペ・ソト２０とパネル１８との間に堅固な離れるこ とがない音波融合を形成する効果を有する。

本発明が改良されたカーペット組立体と、カーペット組立体を形成するための改 良された方法と、カーペット帯の擦傷を防ぐように自動車のドア内装パネルにカ ーペット帯を取り付ける方法とを提供し、更に温度極値と同様激しい使用にも耐 えうるようにカーペット帯をパネルへ堅固に溶接取り付けを行う方法を提供する ものであることは理解されよう。

本発明の好ましい実施例を詳細に説明してきたが、本発明の範囲又は精神から逸 脱しない限り開示した実施例において種々の変更を成しうろことは明らかである 。

平成　年　月　日 １．特許出願の表示　ＰＣＴ／ＵＳ　９０１０３９３５２、発明の名称　カーペ ット及びその取り付は方法３、特許出願人 氏　名　サンボーン　ケネス　アール ６、添付書類の目録 １、明細書第６頁第１５行〜第１９行を以下の通り補正する。

［カーペットが熱い粘着性の表面１８ｂに対して押圧されると、ポリプロピレン 不織布層２４の繊維はパネルの粘着性表面からの熱により加熱されて共に溶融し 、パネルの粘着性表面＋８ｂと融合してカーペットとパネルとの間にカーヘット 層２４及び２６の溶融繊維とポリプロピレンパネル１８の溶融繊維とから成る面 体の融着溶接部を形成する。」２、請求の範囲を別紙の通り補正する。

請求の範囲 １、　基板パネル及び織物組立体を提供する方法であって、Ａ）可溶性の材料か ら形成した硬質の基板を準備し、Ｂ）一方の表面に表装材料層を有すると共に他 方の表面に可溶性の裏地材料を有する織物部材を準備し、 Ｃ）前記織物部材を、前記織物部材の前記他方の表面が前記基板パネルの一方の 表面と並置されるように、前記基板パネルに近接して位置決めし、Ｄ）前記基板 パネルと前記織物部材の界面に熱を付与して前記裏地材料と前記パネルを前記界 面で溶融させ、 Ｅ）前記織物部材を前記基板パネルに対して押圧して前記織物部材を前記パネル に融着さゼで直配基板パネル及び織物組立体を形成する、各工程より成ることを 特徴とする方法。

２、請求の範囲第１項記載の方法であって、前記熱を付与する工程が、前記パネ ルの前記一方の表面に熱を付与して前記−力の表面に粘性を付与し、その後、前 記織物部材を前記基板ペネルの前記一方の表面に並置させるように、前記織物部 材を前記パネルに近接して位置決めし、 前記押圧工程が、前記織物部材を前記パネルの前記粘着性の表面にｔ、ｔ　Ｌ、 て押圧することより成ることを特徴とする方法。

３、請求の範囲第」項記載の方法であって、前記熱付与工程が、前記界面に菩波 エネルギを搬送することより成ることを特徴とする方法。

４、請求の範囲第１項記載の方法であって、前記方法が更に、 Ｆ）第三の層として、前記織物部材の前記表装材料層と前記裏地材料層との間に サンドイッチ状に配設されたエラストマ材料層を形成する工程を備えたことを特 徴とする方法。

５、請求の範囲第４項記載の方法であって、前記裏地材料層が、ポリプロピレン 不織布より成ることを特徴どする方法。

６、カーペット部材を硬質の基板パネルに取り付ける方法であって、Ａ）カーペ ット部材をパネルに並置させて配設し、Ｂ）カーペット部材をパネルから離れた 位置まで移動し２、Ｃ）パネルの部分を局部的に加熱し７゜Ｄ）カーペット部材 を、パネルの加熱部分と接触する位置まで戻し、Ｅ）カーペット部材をパネルに 対して押圧し、カーペット部材とパネルをそれらの界面で融着する、 各工程より成ることを特徴とする方法。

７、請求の範囲第６項記載の方法であって、前記カーペット部材が、ポリプロピ レン織布パイル上部層、ポリプロピレン不織布下部層、及び前記上部と下部層と に挟まれたエラストマ中間層とを有する積層構造より成ることを特徴とする方法 。

８、積層織物材料を形成する方法であって、Ａ）材料の加熱混合物を準備し、 Ｂ）材料を押し出して、熱い材料層を形成し、Ｃ）前記熱い層の一方の表面に表 装材料の層を設ける。

各工程より成ることを特徴とする方法。

９゜請求の範囲第８項記載の方法であって、更に、 Ｄ）前記熱い層の他方の表面に、熱可溶性の材料の第二の層を形成する工程を備 えたことを特徴とする方法。

１０、請求の範囲第８項記載の方法であって、前記材料の混合物が、ゴム粒子と ポリプロピレン粒子とから成ることを特徴とする方法。

１１、請求の範囲第１０項記載の方法であって、前記表装材料の層が、ポリプロ ピレン織布のパイル層より成ることを特徴とする方法。

１２、請求の範囲第１θ項記載の方法であって、前記熱可融性材料の層が、ポリ プロピレン不織布の層より成ることを特徴とする方法。

１３、請求の範囲第１Ｏ項記載の方法であって、前記材料の混合物が、ゴム粒子 とポリプロピレン材料より成り、前記表装材料の層が、ポリプロピレン織布のパ イル層より成り、前記熱”ＪＭ江材糾の層が、ポリプロピレン不織布の層より成 ることを特徴とする方法。

１４、カーペット帯を、可融性材料から形成した自動車ドア内装パネルの下方部 分に取り付ける方法であって、 Ａ）熱可融性材料を、カーペット帯の一方の表面に設け、Ｂ）前記カーペット帯 の前記一方の表面をドア内装パネルの一方の表面に並置させるように、カーペッ ト帯をドア内装パネルに近接して位置決めし、Ｃ）前記カーペット帯とドア内装 パネルとの界面に、ドアパネルの前記一方の面とカーペット帯の前記表面上の熱 可溶性材料とを融解させるのに十分な熱を付与し、 Ｄ）カーペット帯をドア内装パネルに対して押圧し、カーペット帯をドア内装パ ネルに融着させる、 各工程より成ることを特徴とする方法。

１５、請求の範囲第１４項記載の方法であって、前記熱付与工程が、ドア内装パ ネルの上面に熱を付与してその表面を粘着性にし、その後、カーペット帯の下面 がドア内装パネルの上面に並置されるように、カーペット帯をドア内装パネルに 近接させて位置決めすることより成り、更に、 前記押圧工程が、カーペット帯をドア内装パネルの粘着性の上面に対して押圧す ることより成ることを特徴とする方法。

１６、請求の範囲第１５項記載の方法であって、前記位置決め工程に先立ち、前 記カーペット帯を第一の作業位置でドア内装パネルに近接して位置決めし、カー ペット帯をドア内装パネルから離すように移動し、前記ドア内装パネルを、ドア 内装パネルの一方の面に熱を付与する別の作業位置に移動し、加熱されたドア内 装パネルを前記第一の作業位置まで戻し、そこでカーペット帯をドア内装パネル の加熱表面に対して移動することにより前記位置決め工程を行い、その後、前記 押圧工程を実施することを特徴とする方法。

１７、カーペットであって、 Ａ）ポリプロピレン材料の上部パイル層と、Ｂ）エラストマ材料の中間層と、 Ｃ）ポリプロピレン不織布の下部層と、を備えたことを特徴とするカーペット。

１８、請求の範囲第１７項記載のカーペットであって、前記中間層が、ゴムとポ リプロピレン粒子の混合物より成ることを特徴とするカーペット。

１９、請求の範囲第１８項記載のカーペットであって、エラストマ及びポリプロ ピレン粒子を準備し、前記粒子を融解して溶融混合物を形成し、前記混合物を押 し出して熱エラストマ層を形成し、前記上部織布層と前記下部不織布層をそれぞ れ前記熱層の対向する面に取り付けることにより前記カーペットを形成すること を特徴とする方法。

２０、請求の範囲第２項記載の方法であって、前記熱付与工程が、前記パネルの 前記一方の表面上に熱風を吹きつけることより成ることを特徴とする方法。

２＋、請求の範囲第６項記載の方法であって、カーペット部材を、第一の作業位 置でパネル上に配設し、カーペット部材をパネルの上方の位置まで持ち上げた後 、パネルを第二の作業位置まで移動し、 パネルの局部加熱を第二の作業位置で行った後、局部的に加熱されたパネルを第 一の作業位置まで戻し、その後、カーペット部材をパネルの加熱部分と接触する 位置まで下降させたことを特徴とする方法。

国際調査報告 １ＲＩＩ【＊Ｉ＋ｍＭａｌＡｔ＠ｋ（ｍｍｓ＋ｔ＠、ＴｅＡｍｒ／Ｑ＊ｒＱ＊Ｅ

Claims (21)

【特許請求の範囲】
1. １．基板パネル及び織物組立体を提供する方法であって、Ａ）可溶性の材料から 形成した硬質の基板を準備し、Ｂ）一方の表面に表装材料層を有すると共に他方 の表面に可溶性の裏地材料を有する織物部材を準備し、 Ｃ）前記織物部材を、前記織物部材の前記他方の表面が前記基板パネルの一方の 表面と並置されるように、前記基板パネルに近接して位置決めし、Ｄ）前記基板 パネルと前記織物部材の界面に熱を付与して前記裏地材料と前記パネルを前記界 面で溶融させ、 Ｅ）前記織物部材を前記基板パネルに対して押圧して前記織物部材を前記パネル に融着させて前記基板パネル及び織物組立体を形成する、各工程より成ることを 特徴とする方法。
2. ２．請求の範囲第１項記載の方法であって、Ｆ）前記熱を付与する工程が、前記 パネルの前記一方の表面に熱を付与して前記一方の表面に粘性を付与し、その後 、前記織物部材を前記基板パネルの前記一方の表面に並置させるように、前記織 物部材を前記パネルに近接して位置決めし、 Ｇ）前記押圧工程が、前記織物部材を前記パネルの前記粘着性の表面に対して押 圧する、 ことより成ることを特徴とする方法。
3. ３．請求の範囲第１項記載の方法であって、Ｆ）前記熱付与工程が、前記界面に 音波エネルギを搬送することより成ることを特徴とする方法。
4. ４．請求の範囲第１項記載の方法であって、前記方法が更に、 Ｆ）第三の層として、前記織物部材の前記表装材料層と前記工程を備えたことを 特徴とする方法。
5. ５．請求の範囲第４項記載の方法であって、Ｇ）前記裏地材料層が、ポリプロピ レン不織布より成る、ことを特徴とする方法。
6. ６．カーペット部材を硬質の基板パネルに取り付ける方法であって、Ａ）カーペ ット部材をパネルに並置させて配設し、Ｂ）カーペット部材をパネルから離れた 位置まで移動し、Ｃ）パネルの部分を局部的に加熱し、 Ｄ）カーペット部材を、パネルの加熱部分と接触する位置まで戻し、Ｅ）カーペ ット部材をパネルに対して押圧し、カーペット部材とパネルをそれらの界面で融 着する、 各工程より成ることを特徴とする方法。
7. ７．請求の範囲第６項記載の方法であって、Ｆ）前記カーペット部材が、ポリプ ロピレン織布パイル上部層、ポリプロピレン不織布下部層、及び前記上部と下部 層とに挟まれたエラストマ中間層とを有する積層構造より成ることを特徴とする 方法。
8. ８．積層織物材料を形成する方法であって、Ａ）材料の加熱混合物を準備し、 Ｂ）材料を押し出して、熱い材料層を形成し、Ｃ）前記熱い層の一方の表面に表 装材料の層を設ける、各工程より成ることを特徴とする方法。
9. ９．請求の範囲第８項記載の方法であって、更に、 Ｄ）前記熱い層の他方の表面に、熱可溶性の材料の第二の層を形成する工程を備 えたことを特徴とする方法。
10. １０．請求の範囲第８項記載の方法であって、Ｄ）前記材料の混合物が、ゴム粒 子とポリプロピレン粒子とから成ることを特徴とする方法。
11. １１．請求の範囲第１０項記載の方法であって、Ｅ）前記表装材料の層が、ポリ プロピレン織布のパイル層より成ることを特徴とする方法。
12. １２．請求の範囲第１０項記載の方法であって、Ｅ）前記熱可融性材料の層が、 ポリプロピレン不織布の層より成ることを特徴とする方法。
13. １３．請求の範囲第１０項記載の方法であって、Ｅ）前記材料の混合物が、ゴム 粒子とポリプロピレン材料より成り、Ｆ）前記表装材料の層が、ポリプロピレン 織布のパイル層より成り、Ｇ）前記熱可融性材料の層が、ポリプロピレン不織布 の層より成ることを特徴とする方法。
14. １４．カーペット帯を、可融性材料から形成した自動車ドア内装パネルの下方部 分に取り付ける方法であって、 Ａ）熱可融性材料を、カーペット帯の一方の表面に設け、Ｂ）前記カーペット帯 の前記一方の表面をドア内装パネルの一方の表面に並置させるように、カーペッ ト帯をドア内装パネルに近接して位置決めし、Ｃ）前記カーペット帯とドア内装 パネルとの界面に、ドアパネルの前記一方の面とカーペット帯の前記表面上の熱 可溶性材料とを融解させるのに十分な熱を付与し、 Ｄ）カーペット帯をドア内装パネルに対して押圧し、カーペット帯をドア内装パ ネルに融着させる、 各工程より成ることを特徴とする方法。
15. １５．請求の範囲第１４項記載の方法であって、Ｅ）前記熱付与工程が、ドア内 装パネルの上面に熱を付与してその表面を粘着性にし、その後、カーペット帯の 下面をドア内装パネルの上面に並置させるように、カーペット帯をドア内装パネ ルに近接させて位置決めすることより成り、更に、 Ｆ）前記押圧工程が、カーペット帯をドア内装パネルの粘着性の上面に対して押 圧することより成ることを特徴とする方法。
16. １６．請求の範囲第１５項記載の方法であって、Ｇ）前記位置決め工程に先立ち 、前記カーペット帯を第一の作業位置でドア内装パネルに近接して位置決めし、 カーペット帯をドア内装パネルから離すように移動し、前記ドア内装パネルを、 ドア内装パネルの一方の面に熱を付与する別の作業位置に移動し、加熱されたド ア内装パネルを前記第一の作業位置まで戻し、そこでカーペット帯をドア内装パ ネルの加熱表面に対して移動することにより前記位置決め工程を行い、その後、 前記押圧工程を実施することを特徴とする方法。
17. １７．カーペットであって、 Ａ）ポリプロピレン織布の上部パイル層と、Ｂ）エラストマ材料の中間層と、 Ｃ）ポリプロピレン不織布の下部層と、を備えたことを特徴とするカーペット。
18. １８．請求の範囲第１７項記載のカーペットであって、Ｄ）前記中間層が、ゴム とポリプロピレン粒子の混合物より成ることを特徴とするカーペット。
19. １９．請求の範囲第１８項記載のカーペットであって、Ｅ）エラストマ及びポリ プロピレン粒子を準備し、前記粒子を融解して溶融混合物を形成し、前記混合物 を押し出して熱エラストマ層を形成し、前記上部織布層と前記下部不織布層をそ れぞれ前記熱層の対向する面に取り付けることにより前記カーペットを形成する ことを特徴とする方法。
20. ２０．請求の範囲第２項記載の方法であって、Ｈ）前記熱付与工程が、前記パネ ルの前記一方の表面上に熱風を吹きつけることより成ることを特徴とする方法。
21. ２１．請求の範囲第６項記載の方法であって、Ｆ）カーペット部材を、第一の作 業位置でパネル上に配設し、Ｇ）カーペット部材をパネルの上方の位置まで持ち 上げた後、パネルを第二の作業位置まで移動し、 Ｈ）パネルの局部加熱を第二の作業位置で行った後、局部的に加熱されたパネル を第一の作業位置まで戻し、その後、カーペット部材をパネルの加熱部分と接触 する位置まで下降させたことを特徴とする方法。