JPH10113984A - オーバレイ被覆を施す方法及び該方法を実施するための装置 - Google Patents

オーバレイ被覆を施す方法及び該方法を実施するための装置

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JPH10113984A
JPH10113984A JP9203708A JP20370897A JPH10113984A JP H10113984 A JPH10113984 A JP H10113984A JP 9203708 A JP9203708 A JP 9203708A JP 20370897 A JP20370897 A JP 20370897A JP H10113984 A JPH10113984 A JP H10113984A
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carrier
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Christian Kraller
クリスティアン、クララー
Hans Lochner
ハンス、ロッホナー
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Paul Kiefel GmbH
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 【解決手段】熱可塑性材料を含むキャリヤ部品にオーバ
レイカバーを接着させる方法において、キャリヤ部品に
熱処理を加えることによって、それが機械的応力を伴わ
ずに長期間使用可能な温度と熱可塑性材料の可塑化温度
との間の予熱温度になるようにする。また、この方法を
実行する装置が記載されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、担体部品即ちキャ
リヤ部品の表面にオーバレイカバー即ち上張りの被覆を
付着させる方法に関すると共に、その方法を実行するた
めの装置にも関する。適用分野は、特に自動車の内装及
び家具である。
【0002】
【従来の技術】公知の技術では、被覆される物体が、熱
可塑性ポリマー並びに、繊維強化硬質プラスチック及び
熱可塑性化合物で形成されている。カバーに使用される
材料は、主にTPO、ASA、ABS、PVC、織物、
レザーであると共に、触感を向上させるために発泡材コ
ンパウンドも使用される。従来は、カバーをキャリヤ表
面に付着させるために接着剤が使用される。これらの接
着剤をキャリヤ及びカバーの両方またはいずれか一方に
塗布する。必要に応じてそれらを乾燥させ、接着工程で
活性化させる。最もよく使用される接着剤は、溶剤また
は分散剤ベースの2成分ポリウレタン接着剤系である。
専らこれらの接着剤の保管、混合、塗布及び活性化をす
るに当たっては、本来的に誤りが生じる可能性が相当に
高く、考えられる誤りのいずれも接着不良を引き起こ
す。また、極端な気候状態によって分散剤が加水分解さ
れることがあり、これも同様に接着不良を引き起こすこ
とがある。この問題以上に、接着剤を使用すると、個々
の付加部材のリサイクルが困難になるため、使用材料の
リサイクル可能性が相当に制限される。また、接着剤に
通常含まれている溶剤は、その一部がゴミ減量及びゴミ
廃棄や環境保護の法的要請から見て問題になるため、環
境問題を生じる。
【0003】他の公知の技術では、キャリヤ部品全体及
びオーバレイカバーを一緒に、または個別に加熱するこ
とによって、キャリヤ部品内に含まれている熱可塑性材
料を可塑化する。一方では、これには熱によって部品の
構造に損傷が生じるという危険がある。例えば、キャリ
ヤ部品に含まれている繊維が焦げる可能性がある。他方
では、付着方向に平行な表面上のカバーは満足できない
ことが経験からわかっている。例えば、これらの表面上
に繊維が突出することが度々ある。さらに、キャリヤ物
体と付着すべきカバーとの間に発泡材の層がある場合、
発泡材に作用する非常に高い圧力及びせん断力のために
それが公知の方法では破壊されるであろう。
【0004】ドイツ特許第C37 22 873号か
ら、熱可塑性性材料を含むキャリヤ部品を熱可塑性材料
の可塑化温度まで加熱し、この状態でキャリヤ部品を中
間層に接触させ、それによって中間層の表面を可塑化
し、キャリヤ部品の表面に付着させるようにしたカバー
付着方法が公知である。中間層は、発泡プラスチックで
ある。この場合も、発泡プラスチックを加圧状態でキャ
リヤ部品に付着させるので、発泡体が破壊される危険が
生じる。その部品が過剰な熱で構造的な損傷を受ける可
能性もあるという更なる危険がある。
【0005】WO96/09927から、加熱状態で成
形してから冷却したキャリヤ部品の表面を再度加熱する
ことによって、表面部分の熱可塑性材料を可塑化してか
ら、予熱したカバー層をその加熱表面に付着させるよう
にしたカバー付着方法が公知である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】キャリヤ部品は一定の
熱伝導率を備えている。表面領域だけを加熱することに
よって、部品の他の部分を有害な加熱から保護しようと
する場合、熱はごく短かい時間だけ加えるようにしなけ
ればならず、さもなければ熱エネルギがキャリヤ部品の
内部まで伝導されるである。しかし、加熱時間を短期間
だけにしようとする時、熱可塑性材料を可塑化するため
に必要なエネルギ量が膨大になってはいけない。
【0007】従って、本発明の目的は、WO96/09
927から公知の方法をさらに発展させて、悪影響が出
るほどにキャリヤ部品の内部を加熱することなくその表
面の熱可塑性材料を十分に可塑化できるようにすること
である。
【0008】
【問題を解決するための手段】本発明によれば、熱可塑
性材料を含むキャリヤ部品にカバーを付着させる方法で
あって、部品に熱処理を加え、その間に、この部品に被
覆すべき表面部分において十分な量の熱エネルギを取り
込み、この部分において熱可塑性材料が可塑化されるよ
うにするが、この部品の構造が表面部分だけで変化する
ように加熱処理期間を十分に短くした方法によって上記
問題が解決される。この方法では次に、加熱処理後のキ
ャリヤ部品の温度を少なくとも熱可塑化材料が可塑性を
持たなくなるレベルまで再び低下させる。加熱処理前、
処理中またはその後のいずれかであるが、いずれにして
も加熱処理後の部品の温度が熱可塑化材料の可塑性がな
くなるレベルまで低下する前に、オーバレイカバーを、
被覆すべきキャリヤ表面と接触させる。熱処理の開始時
に、部品を、機械的応力を伴わずに長期間使用可能な温
度と熱可塑性材料の可塑化温度との間の温度レベルまで
予熱する。
【0009】あるいは、本発明によれば、熱可塑性材料
を含むキャリヤ部品にカバーを付着させる方法であっ
て、このキャリア部品に熱処理を加え、カバー層を加熱
された部品の被覆すべき表面に押し付けるようにした方
法によって、上記問題が解決される。加熱処理中に、カ
バーを付着させるために使用された圧力によって熱可塑
性材料が密着接合されるように、この部品に被覆すべき
表面部分において十分な量の熱エネルギを取り込むが、
キャリア部品の構造が、最大でも表面部分だけで変化す
るように加熱処理期間を十分に短くする。加熱処理後の
キャリヤ部品の温度を熱可塑化材料が可塑性を持たなく
なるレベルまで再び低下させる。熱処理の開始時に、キ
ャリヤ部品を、機械的応力を伴わずに長期間使用可能な
温度と熱可塑性材料の可塑化温度との間の温度レベルま
で予熱する。
【0010】本発明による解決策は、以下の理由に基づ
いている。
【0011】一方では、キャリヤ部品の表面部分を可塑
化するために取り込まれるエネルギ量は、短時間で可塑
化が行われるように(衝撃加熱)できるだけ大きくする
必要があり、これが、部品を衝撃加熱前に予熱温度レベ
ルまで上昇させる理由である。他方、予熱温度は高温す
ぎてはいけないが、それは、第1に部品の熱損傷を排除
するためであり、また第2にカバーを付着できるように
部品の形状に十分な剛直性を維持するためである。従っ
て、部品の温度を、ほぼ熱可塑性材料に対する機械的応
力を伴わずに長期間使用可能な温度の範囲内であるが、
必ず熱可塑性材料の可塑化温度より低い予熱温度レベル
まで上昇させる。「機械的応力を伴わずに長期間使用可
能な温度」という表現は、関連文献から公知である。特
にハンス・ドミニングハウス(Hans Domininghaus)の”K
unststoffe und ihre Eigenschaften”の第47頁を参
照すれば、ポリプロピレンの機械的応力を伴わずに長期
間使用可能な温度は約100゜Cであると述べられてい
る。
【0012】上記のように、悪影響を与える温度勾配の
ために不都合である長時間にわたる部品の加熱を行う代
わりに、本発明では部品を予熱することで特に短時間に
維持できる衝撃加熱を行う。
【0013】本発明によれば、好適な予熱温度は、機械
的応力を伴わずに短期間使用可能な温度と熱可塑性部品
に対する機械的応力を伴わずに長期間使用可能な温度と
の間の温度である。「機械的応力を伴わずに短期間使用
可能な温度」という表現も、関連文献から公知である。
ポリプロピレンの場合、それが約140〜150゜Cで
ある。
【0014】予熱温度までの部品の加熱はオーブン即ち
炉内で行うことができる。しかし、エネルギ使用量を最
小限に抑えるため、本発明によれば、予熱温度の少なく
とも一部分を、キャリヤ部品の製造から生じた処理温度
の結果として得ることが好ましい。言い換えると、キャ
リヤ部品を被覆する処理は、部品の製造処理の直後に行
われるべきであるが、この場合には製造のため部品内に
残留している熱をまだ使用できるからである。
【0015】部品に当てる前にオーバレイカバーを予熱
することもできる。これはまた、被覆処理をさらに制御
できるようにすると共に、キャリヤ部品とオーバレイカ
バーとの間の接着品質を向上させることができる。
【0016】特に、オーバレイカバー内に含まれる熱可
塑性材料を可塑化できるように、加熱及び圧力を加える
ことによって十分な総量のエネルギをオーバレイカバー
に取り込むことが好ましい。前述したように、オーバレ
イカバーも熱可塑性材料を含む場合、キャリヤ部品及び
オーバレイカバーの両方の可塑化によって特に密着接合
が得られる。
【0017】処理を加速するため、本発明は、加熱処理
後に温度を低下させるための強制冷却段階を備えてい
る。しかし、この種の冷却段階は必ずしも必要ではな
い。
【0018】上記方法に加えて、本発明はまた、その方
法を実行するための装置にも関する。装置は、部品をプ
レス成形するための第1ダイ及び第2ダイを備え、第2
ダイに、少なくともキャリヤ部品のカバーを付着すべき
部分を覆うプレス表面が設けられている。また、カバー
を付着させる装置と、ヒータ装置と、部品がプレス成形
された後で第1ダイ上に留まっている時に第2ダイを第
1ダイから引き上げると共に、部品の予熱及び熱処理を
行うようにヒータ装置を制御するように構成された制御
装置とを備えている。
【0019】この装置は、キャリヤ部材の製造直後に、
また最も重要なことであるが、部品の製造で発生した処
理熱を利用することによってカバーを付着させるための
本発明の方法を実行できるようにする。このため、製造
直後に第2ダイを引き上げることができ、またキャリヤ
部品を第1ダイから取り除くことなく、被覆すべき露出
表面を同時制御された加熱装置によって熱処理すること
ができる。その結果、本発明による方法が例外的に高速
に実行される。特に、加熱処理の直後にオーバレイカバ
ーを付着させることができ、熱処理された部品がまだ第
1ダイによって保持されている間に、その部品にアプリ
ケータ装置で重ねられる。
【0020】ヒータ装置は、三次元赤外線ヒータ及び二
次元赤外線ヒータ及び熱接触ヒータまたはそのいずれか
にすることができる。
【0021】本発明の1つの実施例によれば、ヒータ装
置は、第2ダイと同一の表面輪郭形状を備えた三次元赤
外線ヒータで構成されており、それは加熱制御装置に接
続され、また第2ダイを上昇させた後に第1ダイに向き
合う位置へ移動させることができる。
【0022】三次元赤外線ヒータは第2ダイと同一の表
面輪郭形状を備えている、すなわち少なくとも部品の被
覆すべき表面部分を被覆するヒータ表面を備えているこ
とから、オーバーレイすべき表面全体が熱処理を受ける
ため、可塑化が同様に被覆すべき表面全体に生じるとい
う保証が得られる。
【0023】以上に詳細に説明したように、キャリヤ部
品を予熱温度まで予熱するため、本発明では、場合によ
り、第1及び第2ダイを加熱可能にして、制御装置がダ
イの間に位置する部品を予熱温度にするようにダイを制
御できる構造にすることもできる。
【0024】この構造は特に、キャリヤ部品の製造から
出た処理熱が十分ではないか、部品の製造後から熱処理
までに、温度が所望の予熱温度よりも下がる場合に有効
である。
【0025】キャリヤ部品に適当な材料は、ポリプロピ
レン、ポリエチレン、他のポリオレフィン、ABS等の
熱可塑性ポリマー、及び他の工業プラスチック及びそれ
らのE改質、PHB、CA、TPS、PCL等の生物分
解性プラスチック、及び同様な素材である。部品は、少
なくとも部分的に熱可塑性材料で構成されていなければ
ならないが、他の成分を硬質プラスチックにすることも
できる。ホモポリマー、コポリマー、ターポリマー及び
混合物/合金も適していると考えられる。さらに、キャ
リヤ部品は、熱可塑的に接合された繊維及び充填材料を
含むことができ、それの割合は99%まで可能である。
繊維及び充填材料は、有機質及び無機質の両方またはい
ずれか一方、かつ合成及び天然の両方またはいずれか一
方の材料にすることができる。また、EP、UP等の熱
可塑性部分と硬質プラスチック繊維との化合物も適当で
あると考えられる。
【0026】オーバレイカバーには、フォイル、フリー
ス、カーペット、織物、レザーまたは他の材料と共に、
上記材料と熱可塑性ポリマーの発泡体または熱可塑性及
び硬質プラスチックの両方またはいずれか一方のポリマ
ーを一部含む発泡体との化合物も適当であると考えられ
る。
【0027】次に添付の図面を参照しながら、本発明を
さらに詳細に説明する。
【0028】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1実施例に従
ったオーバレイ処理中の部品の表面における温度と時間
の関係を示すグラフである。
【0029】キャリヤ部品をオーブン即ち炉に入れて、
20秒後に加熱を開始した。これにより、この部品の温
度が150゜Cまで上昇した。240秒後、部品をオー
ブンから取り出すと、温度が20秒以内に約110゜C
まで下がった。次の加熱処理段階で、部品の表面を20
秒以内で230゜C超まで加熱した。これにより、キャ
リヤ部品内の熱可塑性材料が表面で可塑化するのに対し
て、加熱が短時間であるために部品の内部はあまり熱く
ならない。
【0030】加熱処理に続いて(約280秒後に)オー
バレイカバーをキャリヤ部品に付着させてから、完成部
品を冷却した。
【0031】前述したように、図1は、予熱をオーブン
内で行う場合の温度と時間との関係を示している。
【0032】しかし、図2〜図7を参照しながら以下に
説明するように、部品製造の残留処理熱を利用すること
もできる。
【0033】これによれば、部品1は公知のようにして
プレス機で製造され、プレス加工後の部品が、ベースプ
レート5上に取り付けられた下側ダイ6の上に載ってい
る。プレス成形機能は、プレス成形ダイ11である上側
ダイによって実施される。プレス成形ダイ11は温暖温
度に保持されている。図2は、部品1を製造した後にプ
レス成形ダイ11が下側ダイ6からどのように後退する
かを示している。
【0034】次に、図3に示されているように、下側ダ
イ6上に載った部品1の上部へヒータ装置を移動させ
る。このヒータは三次元赤外線ヒータ12であり、プレ
ス成形ダイ11よりも相当に高温である。
【0035】図4に示されているように、ヒータ装置を
取り除いた後、下側テンションフレーム7と上側テンシ
ョンフレーム9との間に保持されたオーバレイシート8
を、部品1を支持している下側ダイ6の上方の位置へ移
動させる。また、ベル型をした圧力部材10をオーバレ
イシート8の上方へ移動させる。
【0036】図5に示されているように、テンションフ
レーム7、9により支持されたオーバレイシート8、及
び圧力ベル10が、キャリヤ部品1を保持している下側
ダイ6の方へ移動するが、キャリヤ部品1は、図3に従
って三次元赤外線ヒータで短時間加熱したことによって
表面がまだ可塑化している。次に、大気より低い圧力4
を真空コネクタ3を介して発生する一方、圧縮空気コネ
クタ13から高圧14を発生する。これによって、真空
穴2を介して対応の吸い込み圧力が部品1に加えられる
ため、それは下側ダイと密着接触するように引き付けら
れる一方、同時に高圧14によってオーバレイシート8
がキャリヤ部品1に押し付けられる。
【0037】図5に示されているような実際のオーバレ
イ処理後、図6に従ってさらなる作業を実施し、現在は
オーバレイ8で被覆されている部品1にオーバレイダイ
15を押し付ける。オーバレイダイは温度が30゜Cで
あるため、冷却効果を備えている。
【0038】それに比べて、三次元赤外線ヒータ12は
はるかに高温である、すなわち被覆すべきキャリヤ部品
1の表面が非常に短時間のうちに可塑化する温度であ
る。
【0039】上記の本発明の方法の実施例では、予熱が
ダイに対して、さらに詳しく言えば、直前にキャリア部
品を製造するために使用された下側ダイに対して行われ
る。従って、オーブンに対するこのキャリア部品の搬入
出が無くなるため、オーバレイ処理全体を図1に示され
ている時間枠よりも相当に速く実施することができる。
この場合のオーバレイ処理の全時間長さは100秒未満
である。
【0040】上記の本発明の実施例に従った方法の変更
例として、三次元赤外線ヒータの代わりに、加熱された
ダイ、三次元赤外線ヒータ、二次元赤外線ヒータ及び熱
風ヒータを組み合わせるか、またはいずれかを使用する
こともできる。これらのヒータの形式は従来より公知で
あるので、本特許出願では説明しない。また、三次元赤
外線ヒータ12、あるいは上記赤外線ヒータ及び上記熱
風ヒータの両方またはいずれか一方による加熱を、オー
バレイシート8をキャリヤ部品1上に当てた後に実施す
ることもできる。この方法を説明するため、図7を参照
しながら説明する。この方法で注意すべきことは、まず
オーバレイシート8を部品に当ててから、加熱を行う。
言い換えると、詳細に前述した処理において、第3図の
加熱段階を図5のオーバレイ段階の後に実施してから、
図6に従った冷却を行うようにするだけの変更を加えな
ければならないであろう。
【0041】本発明を様々な形態で実施するため、以上
の説明、請求項及び図面に開示されている本発明の特徴
を個別または組み合わせて備えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に従ったオーバレイ処理中
の部品の表面における温度と時間との関係を示すグラフ
である。
【図2】本発明の第2実施例に従って、キャリヤ部品を
製造した後にプレス成形ダイを下側ダイからいかに後退
させるかを示す概略断面図である。
【図3】下側ダイ上に載っているキャリヤ部品の上へ移
動中のヒータ装置を示す断面図である。
【図4】下側ダイの上方の位置へ移動中のオーバレイシ
ートを示す断面図である。
【図5】下側ダイの方へ移動中のオーバレイシートを示
す断面図である。
【図6】キャリヤ部品に押し付けられているオーバレイ
ダイを示す断面図である。
【図7】本発明に従った第3実施例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】 1 キャリヤ部品、 2 真空穴、 3 真空コネク
タ、 4 真空、5 工具ベースプレート、 6 下側
ダイ、 7 下側テンションフレーム、8 プラスチッ
クフォイル(オーバレイカバー)、 9 上側テンショ
ンフレーム、 10 圧力ベル、 11 プレス成形ダ
イ(加熱式、ヒータ1)、12 三次元赤外線ヒータ、
13 圧縮空気コネクタ、 14 圧縮空気、 1
5 オーバレイダイ/冷却ダイ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性材料を含むキャリヤ部品の表面
    にオーバレイカバーを付着させる方法であって、 キャリヤ部品に熱処理を加える段階を備え、 a)その間に、熱可塑性材料が可塑化されるように、キ
    ャリヤ部品の被覆すべき表面部分に十分な量の熱エネル
    ギを取り込むが、 b)キャリヤ部品内の構造変化は表面部分に限定される
    ように、その期間を十分に短いものとし、さらに加熱処
    理後のキャリヤ部品の温度を少なくとも熱可塑化材料が
    可塑性を持たなくなる値まで再び低下させる段階と、 加熱処理前からその後までの広がりがあるが、加熱処理
    後のキャリヤ部品の温度が熱可塑化材料の可塑性がなく
    なる値まで低下する前に終了する時間枠において、オー
    バレイカバーを被覆すべき表面部分と接触させる段階
    と、 熱処理の開始時のキャリヤ部品を、機械的応力を伴わず
    に長期間使用可能な温度と熱可塑性材料の可塑化温度と
    の間の予熱温度にする段階とを有することを特徴とする
    方法。
  2. 【請求項2】 熱可塑性材料を含むキャリヤ部品の表面
    にオーバレイカバーを付着させる方法であって、 キャリヤ部品に熱処理を加える段階と、 オーバレイカバーを加熱されたキャリヤ部品の被覆すべ
    き表面部分に押し付ける段階とを備え、 a)加熱処理中に、オーバレイカバーを付着させるため
    に使用された圧力が熱可塑性材料を密着接合させるよう
    に、キャリヤ部品の被覆すべき表面部分に十分な量の熱
    エネルギを取り込み、 b)キャリヤ部品内の構造変化は表面部分に限定される
    ように、熱処理を十分に短いものとし、さらにオーバレ
    イカバーを付着させた後のキャリヤ部品のの温度を、少
    なくとも熱可塑化材料が可塑性を持たなくなる値まで再
    び低下させる段階と、 熱処理の開始時のキャリヤ部品を、機械的応力を伴わず
    に長期間使用可能な温度と熱可塑性材料の可塑化温度と
    の間の予熱温度にする段階とを有することを特徴とする
    方法。
  3. 【請求項3】 予熱温度は、機械的応力を伴わずに短期
    間使用可能な温度と熱可塑性材料に対する機械的応力を
    伴わずに長期間使用可能な温度との間の温度であること
    を特徴とする請求項1または2記載の方法。
  4. 【請求項4】 予熱温度は、少なくとも一部分はキャリ
    ヤ部品の製造に使用された処理温度から生じることを特
    徴とする請求項3記載の方法。
  5. 【請求項5】 キャリヤ部品に当てる前にオーバレイカ
    バーを予熱することを特徴とする請求項1乃至4のいず
    れか1に記載の方法。
  6. 【請求項6】 加熱によってオーバレイカバーに取り込
    まれたエネルギは、オーバレイカバー内に含まれる熱可
    塑性材料を可塑化するのに十分な量であることを特徴と
    する請求項1乃至5のいずれか1に記載の方法。
  7. 【請求項7】 オーバレイカバーを当てた後、キャリヤ
    部品の温度を冷却によって強制的に低下させることを特
    徴とする請求項1乃至6のいずれか1に記載の方法。
  8. 【請求項8】 キャリヤ部品をプレス成形するための第
    1ダイ及び第2ダイを備え、第2ダイに、少なくともキ
    ャリヤ部品のオーバレイカバーを付着すべき表面部分を
    覆うプレス表面が設けられており、さらにオーバレイカ
    バー用のアプリケータ装置と、 ヒータ装置と、 プレス成形後にキャリヤ部品を第1ダイ上に残した状態
    での第1ダイからの第2ダイの後退を制御すると共に、
    キャリヤ部品の予熱及び熱処理を制御するように構成さ
    れた制御装置とを備えていることを特徴とする、請求項
    1乃至7のいずれか1に記載の方法を実行するための装
    置。
  9. 【請求項9】 ヒータ装置は、第2ダイと同様な輪郭の
    表面形状を備えた三次元赤外線ヒータで構成されてお
    り、その加熱機能は制御可能であり、第2ダイを取り除
    いた後、第1ダイに対して位置させることができること
    を特徴とする請求項8記載の装置。
  10. 【請求項10】 第1ダイ及び第2ダイは加熱可能であ
    り、制御装置は、ダイ間に位置しているキャリヤ部品が
    予熱温度まで上昇するようにそれらの熱を制御するよう
    に構成されていることを特徴とする請求項8または9記
    載の装置。
JP9203708A 1996-06-26 1997-06-25 オーバレイ被覆を施す方法及び該方法を実施するための装置 Pending JPH10113984A (ja)

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ES2111511T1 (es) 1998-03-16
EP0816051B1 (de) 2002-02-20
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