JPH04506621A - 経直腸プローブ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 経直腸プローブ 本発明は実質的に経直腸プローブに関する。更に詳細には、本発明は経直腸プロ ーブを形成する装置、および経直腸プローブ装置等を含む特に前立腺の治療処置 に使用する治療処置装置に関する。この経直腸プローブは、特に、高熱による組 織の治療処置、および特に前立腺の処置を行うのに適している。

従来技術において、ＥＰ−Ａ−０２４８７５８１Ｆ類ｉ；！高熱による前立腺の 処置のために直腸へ挿入するマイクロ波器を説明している。このマイクロ波器は 側バルーンにより直腸内の所定位置へ係止される。

上記マイクロ波器を側バルーンにより係止する主要利点は直腸の壁を変形して圧 縮し、それにより血液流を大幅に低減することである。生憎、血液流はマイクロ 波により直腸の壁へ投下される高熱を除去する主要ファクタである。直腸壁の圧 縮は非常な過熱に繋がり、熱傷の危険を伴う。

従って、本発明の課題は、直腸を圧縮することな（直腸内へいかなる種類の検出 または処置装置の設置も可能にする解決策を提供できる新規な技術的問題を解決 することにある。

この解決策は直腸の形状へ適合させうるちのであるのが好ましい。

本発明の他の課題は直腸内の温度を簡単にかつ信頼性をもって測定できる解決策 を提供する新規な技術的問題を解決することに有り、これは特に、直腸近傍にあ る器官、特に前立腺の高熱による治療処置時に有用である。

上記技術的問題は、また、特に、実施が簡単、容易で、工業的規模で使用できる 方法で解決されなければならない。

上記技術的問題および当分野の熟練者に明らかな他の問題は本発明により解決さ れる。

従って、第１の特徴として、本発明は、軟質自立ポリマー材で形成されたプロー ブ体から成り、上記柔軟性の程度は直腸へ挿入されるときに直腸に圧縮効果を実 質的に与えることなく直腸の形状へ適合することのできるものであることを特徴 とする経直腸プローブを形成する装置を提供する。好ましくは、上記柔軟性の程 度はショア硬度計スケールＡで約９０未満の硬度により決定される。

本発明による経直腸プローブを形成する装置の有利な態様として、上記自立ポリ マー材は２０から９０の範囲のショアＡ硬度を有し、特に、６０から８０の範囲 を有する。

他の有利な態様として、上記プローブの本体は前端部で実質的に閉鎖しかつ後端 部で開放する中空体である。

本発明による経直腸プローブを形成する装置の他の有利な態様において、上記装 置は括約筋により狭（なる直径を有することを特徴とし、この狭くなった部は括 約筋による上記プローブ本体の所定位置での保持を向上させる。上記狭い部の長 さは括約筋の大きさに対応するのが好ましい。

更に、本発明の他の有利な態様において、上記中空プローブ本体は検出器具また は治療処置器具の挿入を可能にする開口部を含む。

上記プローブ本体は直腸へのプローブの挿入を停止させる停止手段を有するのか 有利である。

好ましい態様において、上記挿入停止手段はプローブ本体に関して半径方向外方 へ延びる舌部を含み、かつ好ましくは上記プローブ本体に対して垂直平面内にあ る。

更に、本発明の経直腸プローブを形成する装置の有利な態様において、上記中空 プローブ本体はその自前端部に直腸内にあるガスを通過させるに適したオリフィ スを有する。

更に、他の有利な態様において、上記プローブ本体の長さは、上記装置が直腸内 の挿入位置にあるときに、少なくとも、観察または処置される器官、特に前立腺 のレベルへ設置できるものであれば足りる。

他の有利な態様において、上記プローブ本体は外側壁上および／または内側壁上 に少なくとも１つの温度センサ装置または電界測定手段を含む。好ましくは、上 記温度センサ装置または電界測定手段は、観察される器官、特に前立腺へ達する レベルへの上記温度センサ装置または電界測定手段の位置決めを促進するために 上記舌部と同一側部上に設置される。

特に有利な態様において、上記温度センサ装置は上記プローブの壁の溝内、特に プローブ本体の壁の内側溝内に受けられた少なくとも１つの光フアイバ温度計か ら成る。

好ましくは、複数の光フアイバ温度計が使用され、上記ブローブの種々半径およ び／または長手位置で温度を検出できるように上記プローブの長手方向で半径お よび／または長手のオフセット位置に設置される。

第２の特徴として、本発明はまた治療処置装置に関し、この治療処置装置は上記 のごとき経直腸プローブを形成する装置から成ることを特徴とする。

有利には、上記治療処置装置は組織、特に前立腺の高熱治療処置装置用の装置で あり、この場合、上記経直腸プローブは処置される器官、特に前立腺を検出また は位置決定するための器具を受ける。好ましくは、上記検出器具は超音波検出プ ローブ、特に、処置される器官、特に前立腺の表示に適した超音波型のプローブ から成る。

このように、本発明は上記技術的問題を解決し、それにより当分針の熟練者に明 らかなように上記位置決定の技術利点を達成することが理解されるであろう。

本発明の他の目的、特徴および利点は単に解説として記載され、従って本発明の 範囲をいかなる意味においても限定しない本発明の好ましい態様を示す添付図面 を参照して説明する以下の実施例から明らかになるであろう。図面において、図 １は直腸の位置に挿入された本発明による経直腸プローブを形成する装置の現時 点の好ましい態様を示す部分断面線図である。

図２は図１の経直腸プローブを形成する装置の拡大、長手断面図を示す。

図３は図２の矢印ＩＩＩに沿った前面図である。

図１から３を参照して、本発明による経直腸プローブを形成する装置は全体とし て参照番号ＩＯで示す。経直腸プローブを形成するこの装置ｌＯはプローブ本体 １２から成ることを特徴とする。好ましくは、上記プローブ本体は中空、例えば 、その前端部１２ｂが閉鎖するように全路にわたって延びない内側空洞１３を有 する。しかし、上記プローブ本体は直腸に含まれるガス等を排気するためのオリ フィス２６を含む。

このプローブ本体１２は図１から明らかなように直腸Ｒの形状に適合することが できるように選択された程度の柔軟性を有し、他方、同様に図１から明らかなよ うに直腸へ挿入されたときに直腸上へ実質的な圧縮効果をもたらさない軟質自立 ポリマー材で形成される。

好ましくは、上記柔軟性の程度はショア硬度計スケールＡで約９０未満の硬度値 により決定される。

同様に好ましくは、ポリマー材のショアＡ硬度は２０から９０の範囲、かつ特に ６０から８０の範囲にある。かかる６０から８０の範囲のショアＡ硬度を有する ポリマー材の例としてゴム、ポリウレタン等のエラストマがある。またはポリエ チレンおよびＰＶＣ等のプラスチック材がある。本体１２の厚みは約１ｍｍから 約３．５ｍｍの範囲にあり、その寸法に依存する。

経直腸プローブを形成する装置ｌＯの現時点の好ましい態様において、プローブ 本体１２は括約筋Ｓのレベルで直径の狭くなった部１２ａを含み、上記狭い部１ ２ａは括約筋により適所にプローブｌＯを保持する役目をする。狭い部１２ａの 長さｌは、図１から明らかなように、括約筋Ｓの大きさに実質的に対応する。

上記狭い部１２ａにより画定されるプローブ本体１２の後端部は検出器具または 治療処置装置の挿入を可能にする開口部１４を含む。

本発明の他の有利な特徴によれば、経直腸プローブの本体１２は開口部１４に接 近したその端部に直腸Ｒへの経直腸プローブ１０の挿入を停止させるための挿入 停止手段１６を具備する。好ましくは、この停止手段１６は、図２から明らかな ように、上記プローブ本体に実質的に垂直の平面内で、プローブ本体１２に関し て半径方向外方へ延びる舌部１８から成る。

プローブ１２および同様に舌部１８を構成する上記ポリマー材の柔軟性により、 舌部１８は図１から明らかなように挿入の際に変形して患者の身体に密接にフィ ツトし、それにより経直腸プローブを形成する装置１０が解剖学的に適性に位置 決めされるようにする。

本発明の他の有利な特徴によれば、プローブ本体１２の全長しは、直腸へ挿入さ れたときに器具を観察または処置される器官のレベル、特に前立腺のレベルへ少 なくとも達することのできる遠位へ挿入させることのできるような範囲で選択さ れる。これは、また、図１から明らかである。

本発明の他の有利な特徴によれば、プローブ本体１２は内側および／または外側 壁上に少なくとも１つの温度センサ装置２０を含む。好ましくは、上記温度セン サ装置は上記停止手段１６、即ち、舌部１８と同一側部上に設置され、それによ り観察または処置される器官、即ち、特に前立腺Ｐのレベルへの位置決めを促進 する。

上記温度センサ装置はプローブ本体１２の壁内の対応する溝内、即ち、好ましく は内側溝内に収容された少なくとも１つの光フアイバ温度計２２から成るのが有 利である。この温度計は上記プローブの種々の半径および／または長手位置で温 度を検出きるようにプローブ本体１２の長手方向において半径および／または長 手オフセット位置に設置された複数の光ファイバから成る。

経直腸プローブを形成する装置１０は、また、電界発生機３０により放出される 電界の測定を可能にする電界を測定するための手段を含み、これは前立腺の治療 処置を行う目的で前立腺Ｐのレベルへ達する尿道Ｕを介して挿入される。かかる 装置３０は本出願人による先の特許、即ち、特にＦＲ−８８１５１２６、ＦＲ− ９００１４７８およびＰＲ−９００３２１に記載されたようなマイクロ波放出プ ローブにより構成されてよい。かかる装置は膀胱Ｖへ挿入される位置決めバルー ン３２を含む。

上記のごとく、本発明は上記経直腸プローブ１０を含むことを特徴とする治療処 置装置へ拡大する。

本発明の手段により電界または温度を検出するための器具、または直腸Ｒの近隣 にある観察または処置される器官、例えば前立腺Ｐを観察または処置するために 経直腸プローブの処理器具を、精確、安全、かつ信頼できる方法で挿入できるこ とが理解されるであろう。経直腸プローブを形成し、かつ手段２０および２２等 の電界または温度を測定するための手段を具備した本発明の装置１０は直腸Ｒ内 の電界または温度の測定を可能にし、それにより処置される器官、特に前立腺の 治療処置のモニタを大きく改善する。

図１から３に示された経直腸プローブを構成する上記装置は本発明の一体的一部 、従って、本説明の一体的一・部を構成する。

要　約　婁 国際調査報告 国際調査報告

Claims (13)

【特許請求の範囲】
1. １．経直腸プローブ（１０）を形成する装置であって、軟質自立ポリマー材で形 成されたプローブ体から成り、上記柔軟性の程度は直腸へ挿入されたときに直腸 （Ｒ）に圧縮効果を実質的に与えることなく直腸（Ｒ）の形状に適合することの できるものであり、好ましくは上記柔軟性の程度はショア硬度計Ａスケールで約 ９０未満の硬度により決定されることを特徴とする経直腸プローブを形成する装 置。
2. ２．上記ポリマー材は２０から９０の範囲、かつ特に、６０から８０の範囲のシ ョアＡ硬度を有することを特徴とする請求項１の装置。
3. ３．上記プローブ本体（１２）は括約筋（Ｓ）のレベルで直径の狭くなった狭い 部（１２ａ）を含み、上記狭い部（１２ａ）は括約筋（Ｓ）により上記プローブ 本体（１２）の適所での保持を促進し、上記狭い部（１２ａ）の長さは括約筋（ Ｓ）の大きさに対応するのが好ましいことを特徴とする請求項１または２の装置 。
4. ４．上記プローブ本体（１２）はその前端部で実質的に閉鎖しかつその後端部で 開放する中空体であり、検出器具または治療処置器具のそこへの挿入を可能にす る開口部（１４）を含むのが有利であることを特徴とする請求項１から３のいず れか１の装置。
5. ５．上記プローブ本体（１２）は直腸（Ｒ）へのプローブ形成装置（１０）の挿 入を停止させるための手段（１６）を有することを特徴とする請求項１から４の いずれか１の装置。
6. ６．上記停止手段（１６）はプローブ本体（１２）から半径方向外方へ延びる舌 部（１８）から成り、好ましくはプローブ本体（１２）に対して実質的に垂直の 平面内にあることを特徴とする請求項５の装置。
7. ７．上記経直腸プローブ（１０）の本体（１２）の長さ（Ｌ）は、上記プローブ が直腸（Ｒ）内の挿入された位置にあるときに、少なくとも、観察または処置さ れる器官、特に前立腺のレベルに達するまで、検出器具または治療処置器具の挿 入を可能にする長さであることを特徴とする請求項１から６のいずれか１の装置 。
8. ８．上記プローブ本体（１２）はその外側壁上および／または内側壁上に少なく とも１つの温度センサ装置（２０）または電界測定手段を含むことを特徴とする 請求項１から７のいずれか１の装置。
9. ９．上記温度センサ装置または電界測定手段は上記挿入停止手段（１６）と同一 側部上に設置されていて、それにより観察される器官、特に前立腺（Ｐ）へ達す るレベルヘの位置決めを促進することを特徴とする請求項８の装置。
10. １０．上記温度センサ装置（２０）は上記プローブ本体（１２）の壁の溝内、好 ましくはその内側の溝内に受けられた少なくとも１つの光ファイバ温度計（２２ ）から成ることを特徴とする請求項８または９の装置。
11. １１．上記プローブ本体（１２）はその前端部または内側端部（１２ｂ）に上記 直腸に含まれるガスを排気するためのオリフィス（２６）を含むことを特徴とす る請求項１から１０のいずれか１の装置。
12. １２．前記請求項１から１１のいずれか１に記載の経直腸プローブ（１０）を形 成する装置を有することを特徴とする治療処置装置。
13. １３．特に括約筋による、組織の治療処置のための、かつ好ましくは前立腺（Ｐ ）の治療処置のための手段（３０）から成ることを特徴とする請求項１２の治療 処置装置。