JPH04505162A - 白血球エラスターゼとカテプシンgとを阻害するペプチド、dna、ベクター、宿主生物と取得の方法、並びにペプチドを含有する薬剤学的製剤 - Google Patents

白血球エラスターゼとカテプシンgとを阻害するペプチド、dna、ベクター、宿主生物と取得の方法、並びにペプチドを含有する薬剤学的製剤

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JPH04505162A
JPH04505162A JP3500102A JP50010291A JPH04505162A JP H04505162 A JPH04505162 A JP H04505162A JP 3500102 A JP3500102 A JP 3500102A JP 50010291 A JP50010291 A JP 50010291A JP H04505162 A JPH04505162 A JP H04505162A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 白血球エラスターゼとカテプシンGとを阻害するペプチド、DNA、ベクター、 宿主生物と取得の方法、並びにペプチドを含有する薬剤学的製剤 白血球エラスターゼ及びカテプシンGを阻害するペプチド、DNA、ベクター、 宿主生物とその取得方法並びに薬剤学的製剤。 細胞外空間に達したリゾソームブロテアーゼは、普通エンドブロチイナーゼイン ヒビター、例えばα1−プロテイナーゼインヒビターにより急速に失活する。  Ann、 Rev、 Biochem、+ 52 (1983)+ 655 参 照、しかしリゾソームブロテアーゼが激しく遊離するような状況の場合、例えば 急性又は慢性の炎症、複数の外傷又はショックの場合には、この防jn機能が局 部的又は全身に於いて過負荷を受けることになり、そのため、結合組織及び血漿 タンパク質が凝固因子、繊維素溶解因子及び補体因子を含めて、エラスターゼ及 びその他のリゾソームブロテアーゼにより著しく分解され、その結果重大な臨床 症状、例えば肺気腫、ショック肺、急性呼吸不全症候(ARDS) 、凝血異常 、腎不全、肝不全等を招く恐れがある。その治療方法としてはこの圧倒的なタン パク譬分解活性を、リソソームプロテアーゼである白血球エラスターゼ及びカテ プシンGに対して特異的に作用するようなインヒビターにより阻害することが考 えられる。 実験的なモデルでは、敗血症及び肺気腫の場合に合成及び動物由来のエラスター ゼインヒビターの治療効果が既に実証された0例えばAm、 Rev、 Re5 pir、 Dis、、 127 (1983) 554−558 及びEur、  J。 Re5pir、 Dis、、 665upp1.139 (1985) 66− 70. Lかし、人体用医薬として使用するには、毒性及びアレルギー性副作用 を防ぐ為に、ヒト由来のプロテアーゼインヒビターが望ましい。これはα1−プ ロテイナーゼインヒビター欠乏症の治療のような長期の治療の場合に特に望まれ る。 α1プロテイナーゼインヒビターは、好中性のエラスターゼに対する天然の阻害 物質で、分子の質量が53000ドルトンの垢タンパク質であるが、それ自体は 治療用にはあまり通していない、即ち分子の質量が大きいので大量のインヒビタ ーの使用が必要になる。確かにタンパク質の必要量は遺伝子工学的方法で入手可 能であるかもしれないが、それは正しくタンパク質を分解した形ではない、正し く修飾されていない組換えタンパク質の生物学的半値時間は循環の際に著しく短 くなる (例えばJ、Biol、 CheIll、、 251 (1986)  10404参照)ので、更に多量のインヒビターを使用しなければならず、その 上アレルギー反応の恐れも生じてくる。 粘液プロテアーゼインヒビター(MPI)はヒトの器官の一連の粘液様漿液から 得られる。例えば5chieB]er等のHavemann & Janoff 著Neutral Proteases of Human Polymorp honuclear Leukocytes(ヒトの多形核白血球の中性プロテ アーゼ)197−207.出版社Urban& Schwarzenberg、 Baltimore、1978; FEBS Lett、、199 (1986 ) 43−48; Biol、 Che+s、 )Iopper−Seyler 、 3695upp1. (1988) 79−82参照。 ?IPIはその分子の質量が14000ドルトンで、2個の活性領域から成り、 その一方の領域はエラスターゼ、もう一方の領域はトリプシン及びトリプシン類 似の酵素に対して活性を示す。従ってこれはエラスターゼに特異なインヒビター ではない。 分子の質量がα、−ブロティナーゼインヒビターに比べて遥かに小さく、且つ白 血球エラスターゼ及びカテプシンGに対してヒトの生体内での防御機能が実証さ れた、特異性のあるブロティナーゼインヒビターはこれまで知られていないので 、そのようなインヒビターを既に公知のヒト由来のインヒビターの修飾により特 に作成しなければならない。即ち個々のアミノ酸を、白血球エラスターゼ及びカ テプシンGに対して特異的阻害物質である、他の好ましくは天然のアミノ酸で置 換して作成する必要がある。このように修飾したインヒビターを臨床的に使用す る際の抗原反応を避けるため、一方では交換するアミノ酸の数をできるだけ少な くしなければならない。 本発明によれば、ヒトの精漿に含まれていて、分子の質量が6900ドルトンで アクロシンとトリプシンとを特異的に阻害するプロテアーゼインヒビターHUS I−■を原料とした。 本発明の一つの実施態様によれば、 (a)次のアミノ酸配列H)のペプチド、又は(b)次のアミノ酸配列(+)を 含むペプチド、又は(c)次のアミノ酸配列(1)のペプチド、又は次のアミノ 酸配列(1)を含むペプチドに於いて、−個又は二個以上のアミノ酸が欠失して いるペプチド、又は (d)次のアミノ酸配列(1)のペプチド、又は次のアミノ酸配列(1)を含む ペプチドに於いて、−個又は二個以上のアミノ酸がそれぞれ一個の他のアミノ酸 と置換しているペプチドであって、Met Ala Leu Ser Val  Leu Arg Leu Ala Leu Leu Leu Leu Ala  Va1Thr Phe Ala Ala Ser Leu Ile Pro G in Phe Gly Leu Phe Ser LysTyr Arg Th r Pro Asn Cys Ser Gin Tyr Arg Leu Pr o Gly Cys Pr。 Arg His Phe Asn Pro Vat Cys Gly Ser  Asp Met Ser Thr Tyr AlaAsn Glu Cys T br Leu Cys Met Lys Ile Arg Glu Gly G ly His Asn11e Lys Ile Ile Arg Asn Gl y Pro Cy5 (1)白血球エラスターゼ及びカテプシンGを阻害するペ プチドである。 前記ペプチド(a)は後述する本発明の方法により、従来の技術に比べて特に純 粋な方法で取得することができる。 前記ペプチド(b)、 (c)又は(d)に於いて、アミノ酸配列(1)に−個 のリーダーペプチド、例えば−個のシグナル配列又はリンカ−配列を備えた一個 のシグナル配列が先導していてもよい。 前記ペプチド(c)又は(d)に於いてその修飾は、約43個迄のアミノ酸、好 ましくは38個迄のアミノ酸に関するものでもよい。 前記ペプチド(c)に於いては、前記アミノ酸配列(1)の1,2゜3、4.5 .6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.1B、  19゜20、21.22.23.24.25.26.27.2B、 29.3 0.31及び/又は32の位1のアミノ酸が欠失していてもよく、前記ペプチド (d)に於いては、45.46.47.48.49.56.57.60.64及 び/又は67の位置のアミノ酸が、−個の他のアミノ酸、好ましくは天然に存在 する一個の他のアミノ酸によって置換されていてもよい。 もう一つの実施態様によれば、本発明は1個のDNAに関し、それは (a’) (a)記載のペプチドを指定し、次の塩基配列(n)又は機能的に同 等の一個の塩基配列を有するか、又は(b’) (b)、 (c)又は(d)記 載のペプチドを指定し、次の塩基配列(II)又は機能的に同等の一個の塩基配 列を有するか、又は(c’) (c)記載のペプチドを指定し、−個又は二個以 上のコドンが欠失している次の塩基配列(II)又は機能的に同等の一個の塩基 配列を有するか又は含んでいるか、又は (d’) (d)記載のペプチドを指定し、−個又は二個以上のコドンがそれぞ れ一個の他のコドンによって置換されている次の塩基配列(If)又は機能的に 同等の一個の塩基配列を存するか又は含んでいるDNAである。 IfRNGPC 機能的に同等の配列とは、配列が異なっているにもかかわらず同一のタンパク質 を指定するようなりNA配列を意味する。これは周知のようにいくつかのコドン では、指定されたタンパク質の中で該当するアミノ酸が変わることなく、1個、 2個又は3個の塩基を交換することができるからである。 前記塩基配列(II)又はこれと機能的に同等の配列を、その5′末端に於いて 一個のリーダーペプチド、例えば−個のシグナル配列又はリンカ−配列を備えた 一個のシグナル配列に対応するコドンだけ延長してもよい。 前記塩基配列(I[)又はこれと機能的に同等の配列に於いて、前記アミノ酸配 列(1)の1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11゜12、13.1 4.15.16.17.1B、 19.20.21.22.23.24.25. 26゜27、28.29.30.31及び/又は32の位置のアミノ酸に対応す るコドンが欠失していてもよい。 前記塩基配列(I[)又はこれと機能的に同等の配列に於いて、45、46.4 7.48.49.56.57.60.64及び/又は67の位置のアミノ酸に対 応するコドンが、−個の他のアミノ酸、好ましくは天然に存在する一個の他のア ミノ酸に対応する一個のコドンによって置換されていてもよい。 もう一つの実施態様によれば、本発明は前述のペプチドの何れか1個を発現する ためのベクターに関し、その場合この発現ベクターは前述のDNAベクターの何 れか1個を含んでいる。このようなベクターはρMAMPF2又はpMAMPF 3を用いて作成することができる。 もう一つの実施態様によれば、本発明は本発明による一個の発現ベクターにより 形質転換された一個の宿主生物、例えば大l!菌に間する。 もう一つの実施態様によれば、本発明は本発明による宿主生物を使用して、それ 自体は公知の方法でペプチドを取得する、本発明によるペプチドを取得する方法 に関する。 本発明によるペプチドの特徴は、これが特異的に白血球エラスターゼを阻害し、 又このペプチドと白血球エラスターゼとの反応で形成される複合体は、その分子 の質量が比較的小さくて腎臓を通過することができるので、遊離したエラスター ゼの有効な除去が保証される点にある。本発明のペプチドはヒト由来のHUSI −IIに相当しているので、R床的に使用した場合免疫システムの防御反応によ っ生ずる合併症のおそれがないと見なすことができる。 本発明のもう一つの実施態様によれば、本発明によるペプチドから成るか、或い はこの種のペプチドと場合によっては一種又は多種のその他の作用物質及び/又 は−個の通常の担体及び/又は希釈剤とを含む薬剤学的製剤を提供することがで きる。 次に実施例により本発明の詳細な説明する。 災血■上 式(II)のDNA配列をプラスミドpTZ19R−HLIST Itから一個 の入手可能の発現ベクター、例えばpMAMPF3 (M、 Szardeni ngs、 ThesisTU Braunschweig 1989 及びSz ardenjgns & Co11ins in Gene+ 94(1990 ) 1−7)に移し、このベクターにより市販の大腸菌株、例えばに12JM1 03 (Phar++acia IJB No、27−1511−ol; Me ssing等、NucleicAcid Re5earch、 9 (1981 ) 309)を形質転換した。前記プラスミドpTZ19R−HLIST II はドイツ微生物収集機関にDS?I 5627として寄託しである。宿主生物の 培養によりアミノ酸配列(1)のペプチドが得られた。 国際調査報告 国際p411報告

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.(a)次のアミノ酸配列(I)のペプチド、又は(b)次のアミノ酸配列( I)を含むペプチド、又は(c)次のアミノ酸配列(I)のペプチド、又は次の アミノ酸配列(I)を含むペプチドに於いて、一個又は二個以上のアミノ酸が欠 失しているペプチド、又は (d)次のアミノ酸前列(I)のペプチド、又は次のアミノ酸配列(I)を含む ペプチドに於いて、一個又は二個以上のアミノ酸がそれぞれ一個の他のアミノ酸 と置換しているペプチドであって、【配列があります】(I) 白血球エラスターゼ及びカテプシンGを阻害するペプチド。 2.前記アミノ酸配列(I)に一個のリーダーペプチド、例えば一個のシグナル 配列又はリンカー配列を備えた一個のシグナル配列が先導していることを特徴と する、請求項1(b),(c)又は(d)記載のペプチド。 3.前記アミノ酸配列(I)の1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,1 1,12,13,14,15,16,17,18,19,20,21,22,2 3,24,25,26,27,28,29,30,31及び/又は32の位置の アミノ酸が欠失していることを特徴とする、請求項1(c)記載のペプチド。 4.45,46,47,48,49,56,57,60,64及び/又は67の 位置のアミノ酸が、一個の他のアミノ酸、好ましくは天然に存在する一個の他の アミノ酸によって置換されていることを特徴とする、請求項1(d)記載のペプ チド。 5.DNAが (a′)請求項1(a)記載のペプチドを指定し、次の塩基配列(II)又は機 能的に同等の一個の塩基配列を有するか、又は(b′)請求項1(b),(c) 又は(d)記載のペプチドを指定し、次の塩基配列(II)又は機能的に同等の 一個の塩基配列を有するか、又は(c′)請求項1(c)記載のペプチドを指定 し、一個又は二個以上のコドンが欠失している次の塩基配列(II)又は機能的 に同等の一個の塩基配列を有するか又は含んでいるか、又は(d′)請求項1( d)記載のペプチドを指定し、一個又は二個以上のコドンがそれぞれ一個の他の コドンによって置換されている次の塩基配列(II)又は機能的に同等の一個の 塩基配列を有するか又は含んでいることを特徴とする、DNA。 【配列があります】(II)6.前記塩基配列(II)がその5′末端に於いて 、一個のリーダーペプチド、例えば一個のシグナル配列又はリンカー配列を備え た一個のシグナル配列に対応するコドンだけ延長されていることを特徴とする、 請求項5(b′),(c′)又は(d′)記載のDNA。 7.前記塩基配列(II)に於いて、前記アミノ酸配列(I)の1,2,3,4 ,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17,1 8,19,20,21,22,23,24,25,26,27,28,29,3 0,31及び/又は32の位置のアミノ酸に対応するコドンが欠失していること を特徴とする、請求項5(c′)記載のDNA。 8.前記塩基配列(II)に於いて、45,46,47,48,49,56,5 7,60,64及び/又は67の位置のアミノ酸に対応するコドンが、一個の他 のアミノ酸、好ましくは天然に存在する一個の他のアミノ酸に対応する一個のコ ドンによって置換されていることを特徴とする、請求項5(d′)記載のDNA 。 9.ベクターが請求項5乃至8の何れか一項記載のDNAを含むことを特徴とす る、請求項1乃至4の何れか一項記載のペプチドを発現するためのベクター。 10.ベクターが請求項5乃至8の何れか一項記載のDNAを傭えたpMAMP F2又はMAMPF3に関するものであることを特徴とする、請求項9記載のベ クター。 11.宿主生物が請求項9又は10記載の一個のベクターにより形質転換されて いることを特徴とする、宿主生物。 12.宿主生物が大腸菌、特にDSM5627に関するものであることを特徴と する、請求項11記載の宿主生物。 13.請求項11又は12記載の一個の宿主生物を使用して、それ自体は公知の 方法でペプチドを得ることを特徴とする、請求項1乃至4の何れか一項記載のペ プチドを取得する方法。 14.請求項1乃至4の何れか一項記載のペプチドから成るか、或いはこの種の ペプチドと場合によっては一種又は多種のその他の作用物質及び/又は一個の通 常の担体及び/又は希釈剤とを含むことを特徴とする、薬剤学的製剤。
JP3500102A 1989-11-24 1990-11-23 白血球エラスターゼとカテプシンgとを阻害するペプチド、dna、ベクター、宿主生物と取得の方法、並びにペプチドを含有する薬剤学的製剤 Pending JPH04505162A (ja)

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