JPH04505093A - 集電装置用パンタグラフ滑り片 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 集電装置用パンタグラフ滑り片 本発明は、請求の範囲第一項の、前提部分に記載した種類の集電装置用のパンタ グラフ滑り片、即ち摺動帯に関するものである。このタイプのパンタグラフ滑り 片は、ＥＰ−ＯＳ　０　０００　９８０号によって公知となっている。キャリア の横方向のパンタグラフの角状突起部は、このキャリアとともに単一片を形成す ることができ、又はそれらはそれから別個に作ることができ、それらは高架電線 が側部から近付いてきたとき、それを遮り、カーボンの摺動帯の上面にそれをガ イドするのに役立つ。このパンタグラフ角状部は導電機能は有していない。

近代の鉄道システムは、稼働中の高架電線の頻繁な交換のために、このようなパ ンタグラフ角状部を、相当な応力とかなりの摩耗にさらしている。この角状部が 鋼鉄のような耐摩耗性材料から作られているときでさえ、或は摩耗低減金属層を 有しているときでさえ、高架電線が、この角状部からカーボン摺動帯へ金属粒子 を運ぶという問題が生じる。さらに、異なる摩耗特性のために、パンタグラフ角 状部と摺動帯との間のジヨイント部に段差が生じことがある。このような段差は 、高架電線の円滑な案内を阻害し、集電子を大きな動的応力にさらすことになる 。

本発明の目的は、それ故に、上述したタイプの滑り片のためのパンタグラフ角状 部を工夫することであり、それは耐摩耗性があって、かつ上記角状部上の高架電 線のガイドを改善するものである。

本発明は、請求の範囲第１項に記載のようにこの目的を達成する。

第２項以下の特徴は、本発明のさらなる進歩を示している。

本発明の実施例は、図面を参照して詳細に記述されており、ここで、 図１は、本発明に係る滑り片の概略側面図で、図２１図３は、図１の■−■線、 ｍ−ｍ線に沿った滑り片の断面図で、 図４は、図１の領域■における滑り片の縦断面図である。

図１によれば、パンタグラフ滑り片は、キャリア１を有しており、好ましくは鋼 鉄、アルミニウム、又はプラスチック、特にＦＲＰからなる成形部材の単一片と して作られるのがよい。キャリア１は、真直な、又は僅かにカーブした中央部３ と、その両端部に取付けられたカーブしたパンタグラフ角状部５とを含んでいる 。キャリア１の下面には、これを集電体のパンタグラフに装着して、電気的接触 を確立するために、コネクタ７が設けられている。

カーボンからなる摺動帯９は、キャリア１の上面に接合され、その中央部の全長 にわたって延在している。カーボン層１１もまた、各パンタグラフ角状部５に接 合され、それは摺動帯９よりも小さい高さを有している。本実施例では、摺動帯 ９とカーボン層１１は別個の小片として形成されているが、好ましくは接合され たジヨイント部１３にてお互いに突き合わせてもよい。各カーボン層１１の高さ は、シラインド部１３に向かって増大し、ある場合には滑り片の高さは、その二 つの部分の外側の表面が円滑、かつ緩やかな変化（ｔ　ｒａｎｓ　ｉ　ｔ　１ｏ ｎ）を形成するように小さくなる。

一般的に知られているように、上記滑り片は、また破裂検出装置を備えてもよい 。この目的のために、この摺動帯は圧縮空気またはガス源と、流路内の圧力が降 下したときに知らせるための検出器とに接続された気密性流路１５を有している 。この流路１５の三つの内壁は摺動帯自身のカーボン材、或は例えば銅のように 、電流を生じるように取付けられた金属層によって形成され、一方第四番目の下 方壁部はキャリア３、或は流路１５上を橋渡しする別の、電流を生じるように設 けられた金属層によって形成してもよい。破裂が生じたとき、或は摺動帯９が過 度に摩耗したときは、流路１５は漏れ、そして上記破裂或は摩耗圧力降下を引き 起こす。図４によれば、本発明は、漏れ検出を角状部５上のカーボン層１１にま で広げている。

この後者は、ジヨイント部１３を橋渡しするチューブ１９によって摺動帯９の流 路１５に接続された対応する流路１７を受入れている。

パンタグラフ角上部５の一つの近傍の二・７ブル１２は上記流路をＦカガス源及 び圧力降下検出器に接続するのに使用できる。上記実り例に代わるものとして、 本発明は、また単一片として摺動帯９と一緒にパンタグラフ角上部５上にカーボ ン層１１を形成してもよい。

図１及び３によれば、各層１１は、パンタグラフ角状部５の全Ｂの主要な部分に わたって一定の高さと厚みとを有し、ジコイントｇ１３の近傍においてのみ高さ を徐々に増大させている。この代わζに、各層１１は、またその全長にわたって 徐々に高さを増大させ１もよい。

圧 施 長 部 り て Ｆｔ’ｇ、２　Ｆｔ’ｇ、　３

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．両端部に取付けられカーブした、或は角度を付けたパンタグラフ角状部を伴 った中央部を有するキャリアと、上記キャリアの上記中央部に取付けられたカー ボン材からなる摺動帯とを備えた集電用パンタグラフ滑り片において、上記キャ リアの各パンタグラフ角状部（５）がカーボン材からなる層（１１）を備えてい ることを特徴とする集電用パンタグラフ滑り片。 ２．層（１１）の高さが、摺動帯（９）の高さよりも小さいことを特徴とする請 求項１に記載のパンタグラフ滑り片。 ３．摺動帯（９）と層（１１）とが、キャリア（１）に接合されていることを特 徴とする請求項１に記載のパンタグラフ滑り片。 ４．カーボン層１１の高さが上記摺動帯（９）の方向に向かって増大し、摺動帯 （９）の外側の輪郭とともに、円滑かつ緩やかな変化を形成する外側表面の輪郭 を有していることを特徴とする請求項１又は２に記載のパンタグラフ滑り片。 ５．摺動帯（９）とカーボン層（１１）との間のジョイント部分（１３）が、共 に接合されていることを特徴とする請求項１に記載のパンタグラフ滑り片。 ６．カーボン層（１１）と上記摺動帯とが、単一片を形成することを特徴とする 請求項１に記載のパンタグラフ滑り片。 ７．摺動帯（９）とパンタグラフ角状部のカーボン層（１１）とに沿って長手方 向に延びる圧力流路を含む破裂検出装置を備え、そしてそれが圧縮ガス源と圧力 降下を知らせる検出器とに接続可能であることを特徴とする請求項１から６のい ずれかに記載のパンタグラフ滑り片。