JPH04504672A - ラインマークを有する運動用の床 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はラインマークを有する運動用の床に関する。

このような運動用の床はすでに知られている。たとえば、スポーツホールで（目 に見えない）ラインマークを使用することか知られている。このラインマークは 、その上に照射される紫外線によって照らし出される。スペクトル、例えば、照 射する光の支配的な波長を選択することによって、ラインマークの色を所望の通 りにすることができる。この既知のシステムの欠点は、中に含まれる塗料が有毒 で、かつ高価であるため、その使用に問題があるということである。

また、蛍光管からなるパターンを運動用の床に設置する努力もなされてきた。こ のシステムは、実用面において余りにも大きい問題に直面しているために、どの ような規模でも用いることができない。

この既知の技術に鑑み、本発明の目的は、単純かつ安価で、簡単に設置できると 共に、形成されるラインマークのパターンに限りなく融通性があり、したがって 、ラインマークを短時間に改造することかでき、これによって、運動用の床を異 なるスポーツに合わせることかできる、ラインマークを存する運動用の床を提供 することである。

上記目的を達成するため、本発明は、エネルギー付与手段によって活性化され得 ると共に、活性時に光学特性が変化する液晶を有する層をラインマークが備えて いることを特徴とする運動用の床を提供する。

上記エネルギー付与手段が電気によるものである実施例では、簡単に制御できる 。

ある実施例においては、運動用の床は、活性化が電気によるものであることを特 徴としている。

この場合、上記液晶は電界の印加によって状態を変えることができる。しかし、 本発明によれば、上記活性化は熱によるものが好ましい。ここでは、特に、上に 上記活性化層が配置された電気発熱体のパターンを用いることができる。電流を 与えることによって、上記発熱体における温度が上昇し、これによって、ライン マークのパターンが見えるようになるように上記活性化層が状態を変える。明ら かなことに、上記活性化層はこのようなエネルギー付与に適していなければなら ない。温度の上昇は、たとえば、約数十度にすることかできる。このような限ら れた温度の上昇は、この運動用の床の上を裸足でスポーツをしている者にとって 何の不都合も来さない。

特定の実施例においては、上記床は、活性化層が不活性状態では不透明で床の色 とほぼ同じ色を有する一方、活性状態では透明で、また、上記活性化層の下には 、床の色とコントラストをなす色の色層が敷かれていることを特徴としている。

上記運動用の床、あるいは、少なくとも上記運動用の床の上層は、一般的に木製 であり、たとえば、寄せ木細工の床の形態をとるであろう。ラインマークを有す る連動用の床は一般的に透明の硬い最上塗膜で仕上げられるであろう。

上述の変形例においては、好ましくは、上記色層は連動用の床の材料に対してか なりの熱伝導性を有し、上記発熱体は上記色層の中に埋め込まれる。この色層は 、たとえば、大体においてポリエステルからなる。

なお、グランド上に種々のスポーツのためにラインマークを種々の色で描くこと が知られている。これが混乱を起こすことは明らかであろう。本発明に係るシス テムはこのように種々の色を必要としない。木製トップ層の上面と最もよいコン トラストをなす色が一色使用されるたけでよい。特に、ラインマークは黒とする ことができる。

非常に実用的な実施例は、活性化層が、床に設けた対応するパターンの溝に組み 込まれている。発熱体が使用されるとき、それらは関係のある溝における活性化 層の下に設けられる。

ある実施例において、上記床は、活性化層が硬化スラリーからなることを特徴と している。このスラリーは、種々の組成物が商業上入手可能であり、液晶を含有 している。

上記運動用の床は、好ましくは、床が、少なくともラインマークの領域において 、透明あるいはオパール様の最上塗膜で覆われていることを特徴としている。

種々のスポーツに適したラインマークを有する運動用の床の場合、この場合、異 なるスポーツに適したシステムの選択的通電が可能でなければならないが、通電 用ラインと通電されないラインとが交差することはよく起こる。この発明のある 変形例はこの目的のために用いられるもので、この実施例においては、上記ライ ンマークは局部的に２本のラインの交差部を表示し、上記活性化層は両ラインに おいて上記交差部の位置の両側で中断されている。製造段階で、関係あるライン から活性化層を短い長さだけ切り取ったり除去したりするのは簡単にできる。そ の結果、熱効果の漏出が起こらず、よって、ラインはそのはっきりと形成された 形を保持する。

また、本発明はラインマークを有する運動用の床を提供するための方法を提供し 、この方法は、 （１）　たとえば木製の運動用の床を設ける工程と、（２）所望のラインマーク に対応する溝のパターンを、たとえば切り込みによって、設ける工程と、 （３）発熱体、たとえばワイヤを、これらの溝の中に設置する工程と、 （４）　これらの発熱体を色層、たとえば、硬化性ポリエステル液によって被覆 する工程と、 （５）　その上に、活性化層、例えば、硬化性スラリーを設ける工程と、 （６）エネルギー付与手段に接続するために接続手段を上記発熱体に連結する工 程とを備えている。

上記運動用の床は、ラインマークのパターンがセグメントに分割され、そのセグ メントは、電気接続手段によって、たとえばマイクロプロセッサやパーソナルコ ンピュータシステムから制御可能な中央通電装置に連結されるような形をとるで あろうう。導電接続を通じ、このような選択的な通電によって、関係あるライン マークのセグメントの活性化が生じる。

以下、本発明を添付の図面により説明する。図面において、図１は本発明に係る 運動用の床を示す。

図２は図１のＩＩ−ＩＩ線部分破断および部分断面斜視図。

図３は溝切り用切断装置の細部である。

図４は本発明のラインでの断面図。

図５は２本のラインの交差位置における運動用の床部分の一部破断斜視図。

図１は本発明の運動用の床ｌを示している。これは、バスケツトボールとバレー ボールに適したラインパターンを備えている。実線で示しているのはバスケット ボール用のラインマーク２であり、破線３で示しているのがバレーボール用のラ インマークである。上記ラインマーク２．３にケーブル５によって連結された中 央制御装置４によって、制御が行なわれる。

上記中央制御装置４を適切に制御することによって、バスケットボール用のライ ンマーク２またはバレーボール用のラインマーク３のいずれかを好きなように見 えるようにできる。

図２は本発明に係るラインマークの構成を示す。コンクリートの床６の上に木製 の上層７が設けられている。この上層の中には、たとえば下記の切断作業によっ て、溝８が切り込まれる。これらの溝８の中には導電性ワイヤ９が敷かれており 、これら導電性ワイヤは加熱用電流の通し送りとして働く。上記溝８は黒いポリ エステルからなる塊ＩＯによって満たされる。それの滑らかな上面２は上記木製 の上層７の滑らかな上面１２と同じ平面内にある。黒ポリエステルの色は、上記 上層７の木の明るい色とコントラストをなす。上記面１１の各側には、僅かの間 隙をあけて、境界層１３．１４が設けられている。上記境界層１３．１４の間に は活性化層１５が設けられている。これは、スラリーとして、したがって、多か れ少なかれ液状て塗布され、その後硬化される。続いて、その上に、２重最上塗 膜１６．１７が塗布される。この最上塗膜１６．１７はそれぞれイソシアネート と非常に硬くかつ耐疲労性材料からなる。この材料は半透明で、それ故、透明ま たはオパール様である。

熱活性化されないとき、上記活性化層１５は不透明で、上記上面１２とほぼ同し 色を有する。したがって、上記２つの面は互いにコントラストをなさず、ライン マークは見えない。ワイヤ９を通して電流が供給されると、上記ポリエステル塩 １０を介しての熱伝導によって、活性化層１５が十分に加熱されて透明になって 、上記活性化層１５と最上塗膜１６．１７とを通して黒い面１１が見えるように なり、これによりラインマークが見えるようになる。

なお、上記境界板１３．１４は、上記活性化層１５を正しい幅で設けるためにだ け使用されるもので、後で除去される。しかしながら、それらは、完全に明確に するために、図に書き込まれている。

図３は円筒状のカッター１８を示している。このカッター１８は枠１９に回転可 能に支持され、電気モータ２０によって駆動される。

上記カッターは矢印２１の方向に回転可能に駆動され、矢印２２の送り方向に移 動する。その形状により、上記カッター１８は上記上面７に溝２３を形成するこ とができる。

図４は３つの同一形状の、互いに隣接した溝２３を示しており、それらの凹状の 中央部分にワイヤ９が敷設される。上記溝２３はさらにポリエステル塩１０によ って満たされる。その上に、活性化層１５が設けられ、続いて全面をか最上塗膜 ２５によって被覆される。

上記活性化層１５の幅は、それ全体が十分に加熱されるように、溝２３の幅に対 して選択される。

図５は２本のライン２６．２７の交差部を示している。両ラインのワイヤ９は互 いに分離されている。上記溝は交差しているが、図が明示しているように、活性 化層１５は、上記交差部の４つの側で、完全に互いに分離している。これにより 、一方の活性化ラインから他のラインへの熱の影響はほんの検力化かな円しｒこ がって、両ラインの鋭い分割が常に確保される。

上記ワイヤ９は電流が送られたとき、上記活性化層を十分大きく熱上昇させるも のでなけらばならない。たとえば銅製ワイヤは非常に適している。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．ラインマークを有する運動用の床であって、上記ラインマークは、エネルギ ー付与手段によって活性化され得ると共に活性時に光学特性が変化する液晶を有 する層を備えていることを特徴とする運動用の床。 ２．上記エネルギー付与手段は電気によるものであることを特徴とする請求項１ に記載の運動用の床。 ３．上記活性化は電気によるものであることを特徴とする請求項２に記載の運動 用の床。 ４．上記活性化は熱によるものであることを特徴とする請求項２に記載の運動用 の床。 ５．電気発熱体パターンの上に上記活性化層が設けられたことを特徴とする請求 項４に記載の運動用の床。 ６．上記活性化層が不活性状態では不透明で床の色とほぼ同じ色を有する一方、 活性状態では透明で、また、上記活性化層の下には、床の色とコントラストをな す色の色層が敷かれていることを特徴とする請求項５に記載の運動用の床。 ７．上記色層は運動用の床の材料に対して相当の熱伝導性を有し、上記発熱体は 上記角層の中に埋め込まれることを特徴とする請求項６に記載の運動用の床。 ８．上記色層は大体においてポリエステルからなることを特徴とする請求項７に 記載の運動用の床。 ９．上記活性化層は、床に設けた対応するパターンの溝に設けられていることを 特徴とする上記請求項１に記載の運動用の床。 １０．上記活性化層は、硬化スラリーからなることを特徴とする請求項１に記載 の運動用の床。 １１．床が、少なくともラインマークの領域において、透明あるいはオパール様 の最上塗膜で覆われていることを特徴とする請求項１に記載の運動用の床。 １２．上記ラインマークは局部的に２本のラインの交差部を表示し、上記活性化 層は両ラインにおいて上記交差部の位置の両側で中断されていることを特徴とす る請求項１に記載の運動用の床。 １３．請求項６に記載のラインマークを有する運動用の床を設ける方法であって 、 （１）たとえば木製の運動用の床を設ける工程と、（２）所望のラインマークに 対応する溝のパターンを、たとえば切り込みによって、設ける工程と、 （３）発熱体、たとえばワイヤを、これらの溝の中に設置する工程と、 （４）これらの発熱体を色層、たとえば、硬化性ポリエステル液によって被覆す る工程と、 （５）その上に、活性化層、例えば、硬化性スラリーを設ける工程と、 （６）エネルギー付与手段に接続するために接続手段を上記発熱体に連結する工 程とを備えたことを特徴とするラインマークを有する運動用の床を設ける方法。