JPH04504119A - ブタクサからのアレルゲン蛋白質およびそれらの使用 - Google Patents

ブタクサからのアレルゲン蛋白質およびそれらの使用

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ブタフサからのアレルゲン蛋白質およびそれらの使用人口の約10%を構成して いるところの、遺伝的に病気にかかり易い個人は、彼らがさらされている種々の 環境源からの抗原に対して過敏性(アレルギー性)を示すようになる。人に対し て速効および/または遅延型の過敏性を誘発し得る抗原はアレルゲンと呼ばれて いる。King、 T。
P9、Adv、Ima+un、、23ニア7−105 (1976)、枯草熱、 ぜん息およびじんましんの徴候を含むところの、過敏症またはアトピーは、速効 的アレルギーの1種である。これは種々のアトピー性アレルゲン類、例えば草、 木、雑草、動物のふけ、昆虫、および食物の生産物、並びに医薬品および化学品 によって引き起こされ得る。
アトピー性アレルギーに伴う抗体は、主に、IgE種の免疫グロブリンに属して いる。IgEは植物の実の細胞および好塩基性細胞と結合する。植物の実の細胞 と結合したIgEと特定のアレルゲンとを組み合わせると、このIgEはその細 胞表面上で架橋して、IgE−抗原相互作用の生理学的効果をもたらす。脱顆粒 は、他の物質の中で、ヒスタミン、ヘパリン、好酸性白血球およびロイコトリエ ンのための化学走性因子C4、D4およびE4(これらは気管支平滑筋細胞の長 男いた圧縮を引き起こす)の放出をもたらす。Hood、 L、E、他、Imm unologys (第2版)、460らの放出された物質は、特定のアレルゲ ンとIgEとの組み合わせによって引き起こされるアレルギー性徴候の原因とな る媒体である。それらを通してアレルゲンの影響が明らかになる。このような影 響は、体内に抗原が入り込むルートそしてIgEおよび植物の実の細胞の堆積様 式に応じて、実際上全身的もしくは局所的であり得る。局所的な発現は、一般に 、体内にアレルゲンが入った場所の上皮表面上に生じる。全体的な影響には、循 環(脈管内)抗原に対するIgE−好塩基性細胞応答の結果である過敏症(過敏 症ショック)が含まれる。
数多くの人々に対して特に関心が持たれている1つのアレルゲンは、抗原Eまた はAib a I、即ち短いブタフサ(Ambrosia artemisii folia I。
またはAn+brosia elatior)花粉の主要アレルゲン成分(類) でありそして化アメリカおよびカナダにおける晩夏の枯草熱の主要原因であると ころの、充分な定義がなされていない構成要素(または構成要素の群)である。
5w1th、 J、J、他、1lo1. Immun、 25:355−364  (1988); King、 T、P。
他、Biochem、、3:458−468 (1964): King、 T 、P、、^dv、 Iamun、、23ニア7−105 (1976)。平均と して、ブタフサに敏感な個人中の全血清IgEの13%に及ぶ量が、^mbaI に特異的であると予想されていた。Zeiss、 C。
R0他、J、 Immun、、110:414−421 (1973) 。Am b a Iは、酸性であり38゜000の分子量を有しておりそして抽出および クロマトグラフィー単離中に開裂して2つの非共有結合的に会合した鎖(分子量 が26.000のアルファ鎖および分子量が12,000のベータ鎖)を生じる ところの非グリコシル化蛋白質であると主張されてきた。Knox、 R,B、 他、Nature、 255:1066−1068 (1970); Knox 、 R,B、およびHe5lop−Harrison、 J、、J。
Ce1l Sci、、6:1−27 (1970): King、T、P、、^ dv、 Ioonun、、23ニア7−105 (1976) : King、  T、P、他、^rchs Biochem、 Biophys、、212:1 27−135 (1981)。
Aib a Iの二鎖および単鎖形態(これらは両方共1gEに対して高い反応 性を示す)は、アレルゲン的および抗原的に関係している。King、 T。
P、他、Biochemistry、 3:458−468 (1964)。し かしながら、Amb a Iを物理的および化学的に変化させたいくつかのもの は抗原およびアレルゲン活性を著しく損失させることが示された。King、  T、P、他、^rchs Biochets、Bfophys、、 2]2:1 27−135 (1981): King、T、P、他、 Imo+unoch esistry。
11:83−92 (1974)。
ブタフサの花粉は米国東部およびカナダにおける晩夏枯草熱の原因となる主要作 用物であるため、異なる研究室において、いかなる他の花粉アレルゲンよりも多 く試験対象となってきた。King、 T、P、他、■龍un、、23ニア7− 105 (1979)。熱心な研究にも拘らず、Amb a Iの免疫化学的定 義はまだ完全とは程遠いものである。Sa+ithおよび共同研究者達は、精製 した天然のAmb a Iに対して上昇する一連のネズミ単クローン抗体を用い て、八mb a Iのエピトープ構造の特徴付けを開始した。3つの、非重複で あり非反復の抗原部位が明らかにされ(部位A、BおよびC)、そして部位Aお よびB両方に向かう単クローン抗体は、Aa+b a Iに結合するヒトIgE の80%の抑制をもたらす。使用するこの単クローン抗体の反応性は、Aib  a Iが物理的もしくは化学的に修飾されると、大きく減少した。01senの 博士号論文、University of North Carolina、  Chapel )fill (1986)’、 01son、 J、R,および Klapper、 D、G、、J、 Immun、、136:2109−211 5 (1986)。彼らは、これらの2つの部位(AおよびB)は形態的に依存 しているエピトープであることを示した。即ち、それらは、修飾中にそれらの形 態を損失した単一構造物であるか、或は天然のアレルゲンに近いがしかしこのア レルゲンが一度修飾されると分離するところの、2個以上の不連続ペプチド類か ら成る複合構造物である。Sm1th、 J、J。
他、Mo1. Immun、、25:355−365 (1988)。
ブタフサのアレルゲンはかなりの注目を集めているにも拘らず、ヒトに対する副 作用の原因となるアレルゲンの構造(類)または成分(類)の定義付けもしくは 特徴付けは、完全なものからは遠(離れたものであり、そして現在の脱感作治療 では、複雑な、明確に定義されていないブタフサ花粉抽出物を用いた治療が行わ れている。
発明の要約 本発明は、ブタフサからのアレルゲン蛋白質またはペプチド類、上記アレルゲン 蛋白質またはペプチド類の全ておよび一部をコード化するDNA、上記アレルゲ ン(類)または該アレルゲン(類)の一部を含有する組成物、並びにブタフサに 敏感な個人が該アレルゲンにさらされた時に通常化じる副作用を減少させるか或 は防止するため(即ち、該アレルゲンに対して個人を脱感作させるか、或は該ア レルゲンの影響を防ぐため)の、該アレルゲン(類)またはそれらの一部、或は 該アレルゲン(類)またはそれらの一部含有組成物の投与方法に関する。本発明 は更に、ブタフサ花粉に対する敏感性の診断方法に関する。
抗原EまたはAib a Iは、単一蛋白質ではなく、むしろブタフサに敏感な 個人が反応する蛋白質の系であることが示された。特に、本発明は、ブタフサ花 粉からのアレルゲン蛋白質中に存在しているアミノ酸配列もしくはペプチドをコ ード化するDNAに関する。これは、単離されたブタフサアレルゲン^mbaI もしくは抗原E調剤の全てもしくは一部をコード化するDNAに関する。上記ブ タフサアレルゲン調剤は、実際上不均一であり、そしてこれは、現在へmb a  Iまたは抗原Eと呼んでいるものに加えて、アレルゲン性を示す(即ち、ブタ フサ花粉にさらされた時ブタフサに対して感受性を示す個人において観察される 典型的な副作用を生じさせる)他のブタフサ成分が含まれていてもよい。これら には、例えば、文献中では抗原にとして呼ばれておりそしてここではA+ab  a Hと呼ぶものが含まれ得る。本発明はまた、短いブタフサ以外の種類のブタ フサ、例えばジャイアントブタフサおよびウェスターンブタフサ中の同様なアミ ノ酸配列をコード化するDNA (即ち、アレルゲン類のアミノ酸破裂をコード 化するr)NA)に関する。
図の簡単な説明 図1は、Amb a I中に存在している蛋白質もしくはペプチド類および上記 蛋白質もしくはペプチド類をコード化するDNAが同定単離されそして特徴付け られる評価のいくつかのルートに関する図式的表示である。
図1Aは、単クローン抗体およびオリゴプローブを用いた八mb a rもしく は抗原E調剤のスクリーニングに関する図式的表示である。
図IBは、ブタフサ花頭λgtlo収集のスクリーニングに関する図式的表示で ある。これはまた、Amb a IおよびAn+b a IIをコード化する全 長のcDNAクローン体を得るための、クロス雑種形成およびポリメラーゼ連鎖 反応(PCR)方法の使用を説明するものである。
図2は、Amb a I調剤の成分に特異な単クローン抗体を用いたスクリーニ ングによるλgtll収集から単離されたところの、UNCクローン1のDNA 挿入断片のヌクレオチド配列である(Amb a I^と呼ぶ)。
図3は、Amb a I調剤の成分に特異な単クローン抗体を用いたスクリーニ ングによるλgtll収集から単離されたところの、UNCクローン6のDNA 挿入断片のヌクレオチド配列である(Aib a IBと呼ぶ)。
図4は、Aib a I調剤の成分に特異な単クローン抗体を用いたスクリーニ ングによるλgtll収集から単離されたところの、UNCクローン15のDN A挿入断片のヌクレオチド配列である(八a+b a ICと呼ぶ)。
図5は、ブタフサアレルゲン調剤^−baI中に存在していることが知られてい るアミノ酸配列から推論された配列を有するオリゴヌクレオチドプローブを用い たλgtlOcDNA収集から単離されたところの、IPCクローン1のcDN A挿入断片のヌクレオチド配列である。このオリゴヌクレオチドプローブ配列の 推論の基となる配列の位置にアンダーラインを引く。
図6は、ブタフサアレルゲン調剤^+nb a I中に存在していることが知ら れているアミノ酸配列から推論された配列を有するオリゴヌクレオチドプローブ を用いたIgtlo cDNA収集から単離されたところの、IPCクローン5 のcDNA挿入断片のヌクレオチド配列である。このオリゴヌクレオチドプロー ブ配列の推論の基となる配列の位置にアンダーラインを引く。
図7は、ブタフサアレルゲン調剤As+b a I中に存在していることが知ら れているアミノ酸配列から推論された配列を有するオリゴヌクレオチドプローブ を用いたλgtlo cDNA収集から単離されたところの、IPCクローン6 のcDNA挿入断片のヌクレオチド配列である。このオリ図8は、IPCクロー ン1のDNA挿入断片の構成物分析オープン読み取りに関する図式的表示である 。
図9は、IPCクローン5のDNA挿入断片の構成物分析オープン読み取りに関 する図式的表示である。
図10は、IPCクローン6のDNA挿入断片の構成物分析オープン読み取りに 関する図式的表示である。
図11は、全長^mb a I^クローン体のヌクレオチド配列および推論され るアミノ酸配列である(UNCクローン1に関する)。
図12は、全長Amb a IDクローン体のヌクレオチド配列および推論され るアミノ酸配列である(UNCクローン6に関する)。
図13は、全長Amb a rcクローン体のヌクレオチド配列および推論され るアミノ酸配列である。(UNCクローン15に関する)。
図14は、全長Aab a IDクローン体のヌクレオチド配列および推論され るアミノ酸配列である。
図15は、全長Amb a IIクローン体のヌクレオチド配列および推論され るアミノ酸配列である。
図16は、類似した領域並びに不適合領域を示している、Amb a、 Iおよ びAmb a IIの多重遺伝子族に関する複合アミノ酸配列である。
図17は、ラビットの抗^a+b a I多クローン抗体、JBIE3−4抗A II+b a I単りローン抗体またはブタフサアレルギー患者の血清で処理し たところの、アフィニティー精製したAmb a Iのウェスタンプロットに関 する写真である。
粉の水抽出物の二次元ゲルに関する写真である(ヤギの多クローン抗A園図19 は、ヤギの抗^mbaI抗体で処理したいくつかの大腸菌発現組換^abalc DNAのウェスタンプロットに関する写真である。
図20は、抗ヒト[gEを用いて染色したヒトのアレルギー血清で処理したとこ ろの、いくつかの大腸菌発現組換Aa+b a I cDNAのウェスタンプロ ットに関する写真である。
図21は、短いブタフサ花粉の水抽出物、アフィニティー精製した脂ba I  (B7) 、クロマトグラフィー精製したAmb a I、および発現した組換 ^mbaI蛋白質含有大腸菌溶解産物に対するブタフサアレルギー患者PBMC のT細胞増殖応答に関する図式的表示である。
発明の詳細な説明 本発明は、ブタフサ花粉アレルゲン、詳細には、各々以下に説明するところの、 いくつかの相互関係を有する方法を用いて、短いブタフサからのAmb a I  (または抗原E)として知られている調剤に関する研究を基とするものである 。言葉Amb a Iおよび抗原Eは、互いに交換可能な様式で用いる。ブタフ サ花粉から得られる上記調剤は、他のブタフサアレルゲン類、例えば抗原Kまた はAmb a IIを含有している可能性がある。
他の上記アレルゲンを上記調剤が含有している可能性は予測されており、そして 試験の結果はそのことを示している。
本文中に記述する試験の結果は、Amb a Iは単一蛋白質もしくはペプチド ではなく、実際上不均一系であることを示している。即ち、抗原E(または八1 baT)と現在呼ばれているものは、明らかに、蛋白質の一族もしくは族類であ るか、或は現実に多重である。本文中に示す研究により、ブタフサアレルゲン中 に存在しているペプチド類もしくはアミノ酸配列をコード化するDNAの同定お よび単離がもたらされた。説明した如く、Amb a I^、Amb a IB 、Amb a ICおよびAmb a ID、並びに八mbaIIをコード化す る全長cDNAが単離され配列決定された。これによりまた、ヒトのブタフサI gEと結合し、そして精製したAmb a IIli剤を用いて製造したラビッ トの^mbaI抗血涜に結合することが示されたところの、蛋白質のAmb a  I調剤からの単離および精製がもたらされた。
以下に示す項中に記述する方法により同定および単離したところの、DNAと蛋 白質もしくはペプチド類との間の相互関係が示された。表示を容易にするため、 用いたいくつかの方法を図式的に図IAおよび図IBに示し、これを参照にして 以下の考察を行う。
本文中に記述する研究の結果として、ブタフサアレルゲン中に存在している蛋白 質もしくはペプチド類をコード化するDNAを同定および単離し、そしてコード 化された生産物のアミノ酸配列を推論した。更に、Amb a Iまたは抗原E に特異な単クローン抗体の使用を通して、A+sb a I調剤から蛋白質を得 た。この蛋白質(アフィニティー精製したAn+b a rと呼ぶ)は生物学的 活性(ヒトのIgEと結合する能力およびラビットのAmb a I抗血清と結 合する能力)を有することが示され、従ってこれは、アレルゲンである可能性が 高い。2つの単離したDNA中に存在しているヌクレオチド配列の領域によって コード化されることも示された。
以下は、Amb a Iまたは抗原E調剤からの蛋白質もしくはペプチド類をコ ード化するDNAを同定および単離するため、並びにAmb a I調剤からA mb a I活性を有することが知られている蛋白質を単離するために用いられ てきたいくつかの方法に関する説明である。図IA中に示すように、T、 P、  Kingおよび共同研究者の方法を基とする方法により花粉抽出物から調製さ れたところの、Amb a Iもしくは抗原E調剤を製造した。King、 T 、P、他、^rch、 Bioch、 and Biophys、、212:1 27−135 (1981)。この調剤中の蛋白質を同定するため、Klapp erおよび共同研究者によって作られた単クローン抗体のパネルを用いた。S… ith、 1.1.他、M(11,Immun、 。
25・355−365 (1988)。抗原E調剤からのいくつかのペプチド類 の配列を通常の技術で測定した。
以下の項で下記を説明する=1)反応性を示す生成物をコード化するDNA挿入 挿入断片含有クロー同体同定め、これらの単クローン抗体のプール(即ち、^m baIに対して反応性を示す単クローン抗体のプール)の使用、そして2)該ア ミノ酸配列をコード化するDNA挿入挿入断片含有クロー同体同定め、Amb  a I調剤中に存在しているアミノ酸配列から構成されたオリゴヌクレオチドプ ローブの使用。各々の方法は、A+++baIもしくは抗原E調剤中に存在して いるアミノ酸配列をコード化するDNAを含有しているところの、3つのクロー ン体の同定をもたらした。
以下に記述するようにして単離された2組のクローン体は互いに異なっているこ とが示された。
ブタフサ蛋白質をコード化するDNA挿入挿入断片含有クロー同体同定め、^m baI調剤の成分に対して特異的な反応性を示す7個の単クローン抗体のプール を用いた。Young、 R,A、およびR,f、 DavisSProcee dings of the National Academy of 5ci encesSUSA、 80:1194−1198 (1983)。
この結果、本文中それぞれAmb a I^、IBおよびICで表されていると ころの、3つのクローン体、即ち最初に表示したUNCクローン1.6および1 5が同定され、これらは、該パネル中の単クローン抗体の少な(とも1つによっ て認識される生成物を表している。アレルゲン^mb a IおよびAmb a  IIをコード化するcDNAの学名は、International Uni onof ImmunoLngical 5ocieties 5ub−CoI Iuoittee for Allergen No+5enc撃≠狽■ re (Marsh他、^nnals of Allergy、 60:499 −504 (1988))の推奨に従って命名した。
Sanger、 F、他の方法(Sanger、 F、他、Proc、 Nat l、^cad、 Sci、、USA、74:5463 (1977))を用いて 、この3つの、反応性を示すクローン体から単離したDNAを、配列決定した。
これらの3つのクローン体のヌクレオチド配列を図2〜4に示す。
図2〜4中に示す部分的cDNA配列を使用し、Amb a I^(図11)、 Amb a IB (図12)、八mb a IC(図13)および^a+b  a ID (図14)をコード化する全長cDNAを単離するため、クロス雑種 形成(実施例2に記述)およびPCR方法(実施例3に記述)を用いた。
別々に構成させたλgtlOブタクサ花頭収集花類のcDNAをクロス雑種形成 するDNA配列決定の過程において、Amb a IIペプチド配列を有する配 列を共有している新規なcDNAが誘導された(図15および図16)。この収 集の構成およびこの新規なcDNAの単離を実施例2に記述する。示されている 類似領域および不適合領域と共に、^mbaIおよびAmb a II多重遺伝 子族の複合アミノ酸配列を図16に示す。9図16に、Amb a Iの配列を 標準1文字コードで示す。^mbaIのそれに関係している他のへm12aI族 の一員に関する配列を、相違のみを示すことで表す。傍線は2つの配列の間の同 一性を示している。星印は、最大整列を保持するために導入した配列中の破断部 を示している。アミノ酸の番号は^a+b a IB配列を基としている。与え られた族の一員中に配列多型性が認められた場合は常に、主要配列を上つき文字 で表しそして副次的配列を下つき文字で表す。与えられた族の一員中の条里性は 、この条里性がブロックとして存在しているところのAmb a IDのアミノ 酸183〜189を除いて、独立した出来事として生じる。
図IAにも示すように、通常技術により同定しそして配列決定したところの、A mb a I調剤中のアミノ酸配列(WENFK)を、アミノ酸配列をコード化 するオリゴヌクレオチドプローブ(オリゴプローブ)の配列を推論するために用 いた。このオリゴヌクレオチド配列を推論するために用いたアミノ酸配列は、V WVKPWENFKであった。AGE#1で表示するオリゴプローブの配列を推 論するため1.そのアミノ酸配列の一部(WENFK)を用いた。プールした短 いブタフサの花類からの、polyA+の豊富なRNAを用いて1gtlO中に 構成させたcDNA収集をスクリーニングするため、実施例1に記述したように AGE#1を用いた。
このオリゴプローブを用いたスクリーニングの結果、10個の重複した信号が同 定された。これらの重複信号(クローン体)に、同じAGE#1オリゴヌクレオ チドプローブを用いた第ニスクリーニングを受けさせた。陽性を示したものの3 種(第二陽性と呼ぶ)は明らかに重複して検出された。この様式で同定したこれ らのクローン体(IPCクローン1、IPCクローン5およびIPCクローン6 で表示)を、適当な条件下で増殖させた後、サザンプロット分析により陽性を確 認した。
この3種のクローン偉容々からのCDNA挿入断片を単離し、M13mp18中 にクローン化した後、配列決定した(図5〜7)。アミノ酸配列もまた推論した (図8〜10)。この配列決定したcDNA中のオープン読み取り構成物を検査 しく図8〜10)、そして配列を同定した(これにより、該オリゴヌクレオチド プローブの配列が推論された)。このCDNA挿入断片が、翻訳された蛋白質の 一部をコード化することは、該DNA配列(VWVKP)から推論された周辺の アミノ酸配列が該オリゴプローブの配列を推論するために最初用いたアミノ酸配 列と一致していることにより、支持された(図8〜10)。アレルギー患者から のT細胞が合成ペプチドRAE4により刺激された(表5)。このRAE4配列 はIPCクローン5から推論された(図8)。
二「組」のヌクレオチド配列(即ち、単クローン抗体の使用を通して単離された DNAであるところの組1、そして該オリゴプローブの使用を通して単離された DNAであるところの組2)を比較することで明らかなように、−組の範囲内( 即ち、図2〜4の範囲内、および図5〜7の範囲内)の配列の間には相同性が存 在しているが、組と組との間では配列に関してほとんど類似性がない。
従って、All1baIまたは抗原E調剤は実際上不均一であり、そして蛋白質 の一族(または族類)を示していることは明らかであるか、或は^1baIをコ ード化するDNA中に相当の条里性が存在していることは明らかである。このこ とは、Amb a Iまたは抗原Eに関する現在の文献記述(これは、ブタフサ に敏感な個人が反応するところの、ブタフサ花粉中に存在しているアレルゲン性 蛋白質の群もしくは群類としてよりはむしろ蛋白質として抗原Eを表している) に反するものである。
Alab a Iの抗原性ペプチド類およびDNAの単離に関する追加的立証追 加的結果は更に、^mbaIの抗原性ペプチド類およびそれらをコード化するD NAが同定されそして単離されたことを明らかに示している。
図IAに示すように、変性条件を受けさせていない^1baI調剤を認識すると ころの、選択された単クローン抗体(4B 5/B 7で表示)を、花粉抽出物 から単一蛋白質(アフィニティー精製した八mb a Iと呼ぶ)をアフィニテ ィー精製するために用いた。これは、所望の単クローン抗体を生産させ、腹水か ら多量にそれを単離した後、セファローズ(Sepharose) (Phar macia)上にそれを固定化することによる公知の技術を用いて行った。花粉 の水抽出物を単クローン抗体含有カラムの上から流して、蛋白質種を溶離させた 。この様式で単離した抗原EがヒトのIgEと結合することを、ウェスタンプロ ット(図17)およびELISA技術の両方を用いて示し、従って八mb a  I蛋白質もしくはペプチドの期待される生物活性が立証された。
ペプチド配列決定分析を以下のようにして行った72種のペプチドを、それぞれ 、アフィニティー精製したAmb a Iの部分的トリプシン消化または臭化シ アン(CNBr)開裂から単離した後、ペプチド配列決定を行った。Aab a  IのN末端がブロックされているため、直接N末端蛋白質配列決定分析からは いかなるアミノ酸配列も得ることができない。このトリプシンのペプチドに関す る配列決定分析の結果は、そのアミノ酸配列の主要部分が、該^orb a I AのcDNAによってコード化されたペプチド配列45〜77に一致しているこ とを明らかに示していた(表1)。
表1は、蛋白質配列決定分析により測定されたAmb a I蛋白質のアミノ酸 配列と、Al1b a IのcDNAから推論されたアミノ酸配列との比較であ る。CNBr開裂ペプチド配列決定は、そのCNBr開裂ペプチドが、^−ba I^のcDNAによりコード化されたペプチド配列171〜184に類似してい ることを示していた(表1)。
個々のペプチド類を単離することなしに蛋白質開裂混合物を用いて、より一層の ペプチド配列決定分析を行った。この使用した技術には、^mbaIのcDNA 配列から推論された推定上のAsp−ProおよびMet−Pro結合を特異的 に加水分解(70%の蟻酸もしくはCNB rを用いて)することが含まれてい た。このように、いかなる第一級アミノ基も、通常の配列決定に先立つ0−フタ ルアルデヒドとの反応により、利用できるいかなるN末端プロリン残基からもブ ロックされた。
これらの評価の結果(表1参照)は、アフィニティー精製したへmbar調剤か ら測定された2つのペプチド配列が、八mb a IAのDNA配列の2つの部 分(277〜321または361〜397)によりコード化されたものと一致し ていることを明らかに示していた。このペプチド配列決定分析で検出された副次 的配列もまた、^mbaIまたはAn+b a IIのCDNAによりコード化 されたペプチド配列の一部に相当していた。上記ペプチド配列決定分析は、八m b a Iもしくは抗原Eコード化DNAが単離されたことに対する強力な支持 を与えていた。
T、 P、 King博士の方法によって得た抗原Eの調剤もまたペプチド配列 決定した。同様のペプチド配列決定技術を用いた。4種のペプチド配列が同定さ れ、これらは、Amb a IAのDNAによりコード化されたペプチド配列の 同様な4種のセグメント(表1中の45〜92.171〜186.277〜32 1および361〜397)と一致していた。このことは、^mbaIもしくは抗 原Eコード化DNAが単離されたことに対する追加的証拠を与えていた。
T、 P、 King博士の方法により得られた精製抗原K(^nib a I I)に関して同様の技術を用いた。結果は、2つのペプチド配列が、Amb a  IIのDNAによりコード化されたペプチド配列の2つの部分と一致している ことを明らかに示していた(表2、実施例2参照、図15)。表2は、蛋白質配 列決定分析により測定されたAmb a II蛋白質のアミノ酸配列と、Amb aIIのcDNAから推論されたアミノ酸配列との比較である。この発見は、ブ タフサ花粉のアレルゲンをコード化するDNAが単離されたことに対する支持を 与えていた。
ラビットおよびヒトの抗血清を用いて、八mbaIおよびAmb a Hはいく つかの抗原性決定因子を共有することが以前に報告された(King、 T、  +P0、Adv、 Immun、23ニア7−105 (1976)) 、しか しながら、本発明以前には、この2つの抗原間の正確な関係は不明確なままであ った。Kingおよ ′び共同研究音速はまた、イオン交換クロマトグラフィー により抗原Eお 1よびKの異なるイソ型(Amb a IおよびAmb a  II)が単離できることを報告している(King、 T、P他、^ch、 B iochem、 Biophys、、212:127−135(1981))。
ASBSCおよびDで表示されるところの、記述された異なるイソ型は、損傷を 受けていないAmb a IおよびAmb a II種の制限蛋白質分解により 生産されると解釈された。A、BXCなどで表示されるところの、これらのイソ 型は、本発明中に概略を示す学名(即ち、All1baIA、 Amb a I Bなど)とは直接的な関係を有するものでないことを特記する。
硫酸アンモニウムの45%飽和溶液中のAmb a IIを用いて、ブタフサ花 粉抽出物から35.000ダルトン種を共沈させる。これらの蛋白質の大部分は ゲル濾過クロマトグラフィーで凝集することが示される。これらの蛋白質の中の いくつかの単量体形態を、イオン交換クロマ、トゲラフイーによりAmb a  IIから分離した。推定上の結合したAsp−Pr。
の70%蟻酸加水分解そして第一級アミノ基のO−フタルアルデヒドによるブロ ック化を含む配列決定技術により、主要蛋白質は^alb a ICのDNA配 列によりコード化されたものに一致することが明らかに示された。
このペプチド配列を表1の35kDと呼ぶ。この結果により、^mbaI蛋白質 は実際上不均一でありそして密接に関係したDNAによりコード化されることに 対する追加的支持が得られた。
図1A中にも示されているように、ラビットの多クローン抗体がKingV抗原 E調抗原用調剤生産された。これらの抗体は、花粉抽出物のウェスタンプロット で38kd蛋白質種を同定することが示された(図17)。
電荷を基とする一方向および大きさを基とするもう1つの方向で電気泳動した後 、ヤギの抗A+++b抗体で処理したところの、ブタフサ花粉抽出物り二次ゲル を図18に示す。結果は、Alob a I蛋白質と以前呼ばれてい忙ものを差 別的に帯電させた形態に相当しているところの、相対分子量6(35kDのブタ フサ花粉抽出物中に存在しているいくつかの蛋白質とつ結合を明らかに示してい る。同様の技術を用いて、前述したアフィニティー精製Amb a Iとこれら の抗体とが結合することも示された(図17)。
この抗体の反応性を考慮すると、この4 B 5/B 7アフイニテイー精製し た八mbaIが、花粉のAlwb a Iの認識パターン、そしてラビットの多 クローン抗Amb a rおよびJBIE3−4抗Amb a I単りローン抗 体の両方を用いた皮膚試験試薬の認識パターンと同様の認識パターンを有してい ることは明らかである(図17)。これはまた、ウェスタンプロットで容易に検 出できる[gE反応性を有している(図17;患者番号155)。クロマトグラ フィーで精製したAmb a II (抗原K)が、アフィニティー精製したA mb a Iに対して交差反応性を示すB細胞エピトープ類を有していることも 、明らかである(図17、抗^mb a I多クローン)。
ここに記述した実験の結果として、Amb a I調剤から得られる蛋白質のア レルゲン性ペプチドをコード化するcDNA、ブタフサの主要ヒトアレルゲンお よびAmb a IIの調剤がクローン化され、単離され、配列決定され、そし てこのコード化されたアミノ酸配列(アレルゲン類の)が推論された後、^mb aIおよびAmb a IIから誘導されるペプチド類が同定され、単離された 。
更に、いくつかの数のAmb a I多重遺伝子族、並びにAi+b a II をコード化するところの、全長のそして端を切り取ったcDNAを、発現ベクタ ーpTrc99中に構造物内クローン化した(Amann他、Gene、69: 301−315、(1988))後、JM109宿土中に形質転換した。1mM のイソプロピル−β−D−チオガラクトピラノシドにより、組換え^mbaIお よびAab a II蛋白質の発現を誘発させ、細胞を収穫し、リゾチーム処理 し、音波処理した後、低速遠心分離により不溶の含有物を回収した。この回収し たペレット中に存在している組換え^nib a IおよびAab a II蛋 白質を、8Mの尿素、50mMのトリスHCI pH8,0,5QmMのNaC 1,1mMのEDTA、1mMのジチオトレイトール、1mMのフッ化フェニル メチルスルホニルの入っている緩衝液で可溶化した。
可溶化後、この粗尿素溶解産物をPBSに対して4℃で透析した。この発現した 組換えAab a IおよびAab a II蛋白質をウェスタンプロットし、 この結果を図19および20に示す。結果(図19)は、ヤギの抗AmbaI抗 体が、特異的に、い(っかの形態の^mbaI(A、Bおよび℃)並びにAab  a II (抗原K)と結合することを示している。この抗原性交差反応性は 、該cDNAの観察された配列相同性と一致している(図16参照)。これらは 更に、アレルギー性のヒトIgEが特異的にAmb a I多重遺伝子族の一員 のい(つかと結合することを示している(図20)。
患者#295の場合、IgEは、八mb a IBもしくはAmb a IIよ りも更に大きな度合でAib a r^(全長)および^a+b a ICと結 合する。IgEの結合パターンに関する高い水準の変動性が認められ(表3およ び示されていないデータ)、そしてこのことは、異なる患者は異なる八mb a  I蛋白質に異なる度合で反応することを示している。
2g1 +++ + +++ −+++ +−2g5 +++ + +++ +  +++ −296++ ++ ++ − 一 背景に対していかなる信号もなし。
十−背景に対してほとんど区別できない。
+ 明らかに陽性 ++ 強い陽性 +++ 高度に陽性 * その時までにスクリーニングした10人の患者全体から選択。
Aab a IおよびAab a IIのい(つかの組換え形態と結合するIg Eの5OS−PAGEウェスタンプロット分析は、異なる患者に対して相当のパ ターン変化が観察されることを示していた。検査した10人のブタフサアレルギ ー患者の中で、全ての患者が少なくとも1つの組換えAll1baIおよび^i +b a IIと結合する血清IgEを有しており、数人の患者のIgEはいく つかの異なる組換え種と結合する(表3に要約)。組換えAab a rおよび Aab a II蛋白質と結合するヒトIgEと、抗ペプチドおよび単りローン 抗A+ob a I抗体との比較により、Amb a IAのN末端部分(歴史 的にはβ領域と呼ぶ)が主要IgEエピトープ(類)を含んでいるとの結論に一 致したデータが得られた。このデータ(表3)は、^a+balA(t)(端が 切り取られたAmb a IA、アミノ酸70〜398)が全長Amb a I A (アミノ酸10〜398)よりもうまくはブタフサアレルギー患者のIgE と結合しないとの観察を基としている。その他の^mbarおよびAab a  II形態も同様のIgE結合特性を有していると期待される(例えば図20参照 )。
混合ブタフサ花粉抽出物で予め刺激されたところの、ブタフサに対してアレルギ ーを示す患者からのT細胞は、花粉抽出物、ブタフサ皮膚試験試薬(RWST)  、アフィニティー精製Aa+b a I蛋白質、および組換えAab a I 遺伝子生産物IA、IBおよびICを含有している粗バクテリア溶解産物と反応 して、認識しそして増殖することができる(表4)。
これらの患者からのT細胞は、等量の対照バクテリア溶解産物JMI C9の存 在下で増殖しない。これらの結果は、各々の遺伝子生産物がある種のT細胞反応 性を刺激できることを明らかに示している。抗原として粗バクテリア溶解産物を 使用した時の負の応答によっては、固定した結論が排除されるものではない、何 故ならば、溶解産物中の組換え蛋白質の相対的水準が測定されていなかったから である。
主題のアレルゲン性蛋白質/ペプチド類およびこれらをコード化するDNAの使 用 ここに記述した研究によって得られる材料並びにこれらの材料を含有し、ている 組成物は、ブタフサアレルギーの診断、治療および予防方法で用いられ得る。加 うるに、該cDNA(またはそれを転写したところのm RN A )は、いか なる変種もしくは種類のブタフサ中の類似配列をも同定するために用いられ、従 って、例えば短いブタフサ花粉から得られるDNAに対して雑種形成させるに充 分な相同性を有する配列を、同定もしくは「引き出す」ことができる。これは、 例えば、厳密でない条件下で行うことができ、そして充分な相同性(一般に40 %以上)を有する配列が、ここに記述した方法を用いて、更に一層の評価のため に選択され得る。二者択一的に、高い紙密度を有する条件も使用できる。
このようにして、本発明のDNAは、^mbaIの配列と同様のアミノ酸配列を 有するペプチド類をコード化するところの、他の種類のブタフサ(例えばジャイ アントブタフサ或はウェスタンブタフサ)中の配列を同定し、従って、このよう な他の種類のブタフサ中のアレルゲンを同定するために用いることができる。従 って、本発明には、Amb a Iおよび本DNA配列によってコード化された 他のブタフサアレルゲン(例えばAmb a IIまたは抗原K)ばかりでな( 、本発明のDNAに対して雑種形成させたDNAによってコード化されたところ の、他のブタフサアレルゲンも含まれる。
本発明のcDNAによってコード化された蛋白質もしくはペプチド類は、例えば 「精製」アレルゲンとして使用できる。上記精製アレルゲンは、ブタフサアレル ギーの診断および治療のための鍵となる試薬であるところの、アレルゲン抽出物 の標準化において有益である。更に、図2〜16中に挙げた配列を基とするペプ チド類を用いることにより、抗ペプチド抗血清または単クローン抗体が標準方法 で得られる。上記試薬は、Amb a IまたはAmb a IIの個々のイソ 型に対して特異的に向かわせることができる(即ち、この分子の分枝領域/エピ トープに向かわせることができる)か、或は全ての形態のAmb a Iまたは Amb a IIに対して特異的であり得る(即ち、通常の配列/エピトープに 向かわせることができる)。Amb a IもしくはAaib a IIに向か うこれらの血清もしくは単クローン抗体は、アレルゲン抽出物の標準化のために 使用できる。このような1つの単−特異性抗ペプチド抗血清は既に成功裏に生産 されている。
A+*b a II配列(アミノ酸326〜338;配列CLRTGAQEPE WMTを有するRAE 50.にで表示される)に向かうこのラビットの抗血清 は、ウェスタンプロットに関して、組換えAmb a IIと特異的に結合する が、Aaib a I^、BまたはCとは結合しない(データは示されていない )。
本発明のペプチド類の使用を通して、矛盾のない充分に限定された組成および生 物活性を有するアレルゲン調剤が製造でき、そしてこれらは治療目的で投与され 得る(例えば、ブタフサ花粉に対して、ブタフサに敏感な個人のアレルギー反応 を修正するため)。上記ペプチド類もしくは蛋白質(或はそれらの修飾型、例え ば以下に示すもの)は、例えば、ブタフサアレルゲンに対するB細胞応答、ブタ フサアレルゲンに対するT細胞応答、或はそれらの両方の応答を修正させ得る。
精製アレルゲンもまた、ブタフサアレルギーの免疫治療の機構を研究するため用 いられ、そして修飾した誘導体、或は免疫治療において未修飾の(「天然に存在 する」)ペプチド類よりも有益な類似物を設計するために用いられてもよい。
他の研究音速の研究によって、高い服用量のアレルゲンが一般に最良の結果をも たらすことが示された(即ち、最良の症状軽減)。しかしながら、数多(の人々 は、アレルゲンのアレルギー反応のため、多量のアレルゲン服用には耐えられな い。天然に存在している相当するアレルゲンと同じか或は増強された治癒特性を 有しているが減少した副作用(特にアナフィラキシ−反応)を有する修飾ペプチ ド類もしくは修飾アレルゲン類が生産できるように、天然に存在しているアレル ゲンの修飾を設計することができる。これらは、例えば、本発明のペプチド(例 えばクローン^mb a I^、クローン八mb a rB、クローン^mb  a IC,Amb a II、IPCクローン1、IPCクローン5またはIP Cクローン6のDNA挿入断片、或はそれらの全長cDNAから誘導されるペプ チドのアミノ酸配列の全てもしくは一部を有するペプチド)、或は修飾ペプチド またはペプチド類似物(例えば免疫原性を修飾、および/またはアレルゲン性を 減少させるためにアミノ酸配列を変化させであるか、或は同様の目的のためある 種の成分が加えられているところのペプチド)であり得る。
例えば、A+sb a Iペプチド類は、^、 5ehonおよび共同研究者の ポリエチレングリコール方法を用いて修飾され得る。
脱感作すべき個人に対する本発明のペプチド類の投与は公知の技術を用いて行わ れ得る。1つのペプチドもしくは異なるペプチド類の組み合わせが、例えば適当 な緩衝液、担体および/またはアジュバントの入っている組成物で、個人に投与 され得る。上記組成物は、一般に、注射、経口投与、吸入、経皮投与または直腸 投与により投与される。現在利用できる構造的情報を用いることで、ブタフサに 敏感な個人に対して充分な量で投与された時ブタフサアレルゲンに対する個人の アレルギー反応を修正するところの、ブタフサ花粉ペプチドを設計することが可 能である。これは、例えば、ブタフサ蛋白質の構造を検査し、ブタフサに敏感な 個人中のB細胞および/またはT細胞応答に影響を与えるそれらの能力を試験す るためのペプチドを作り出した後、この細胞によって認識される適当なエピトー プ類を選択することによって行われる。このエピトープ類の配列を模擬しそして ブタフサアレルゲンに対するアレルギー反応を下方調整することのできるところ の、合成アミノ酸配列もまた使用できる。ブタフサアレルギーの検出および診断 のためにも、本発明の蛋白質、ペプチド類または抗体が使用できる。例えば、ブ タフサアレルゲンに対する敏感性を評価すべき個人から得た血液もしくは血液生 産物と、ブタフサ花粉の単離アレルゲン性ペプチドとを、この血液中の成分(例 えば抗体、T細胞、B細胞)と該ペプチドとを結合させそして上記結合が生じる 度合を測定するに適当な条件下で、−緒にすることによる。
ここで、ブタフサに敏感な個人中のアレルギー反応を誘発させるブタフサアレル ゲンの能力を阻止するか或は抑制することのできる薬剤もしくは薬を設計するこ とも可能である。上記薬剤は、例えば、それらが関係している抗ブタクサIgE と結合し、従ってIgE−アレルゲン結合そして次に起こる植物の実細胞の脱顆 粒を防止するように、設計され得る。二者択一的に、上記薬剤は、免疫系の細胞 成分と結合し、結果としてブタフサアレルゲンに対するアレルギー反応を抑制も しくは脱感作する。この非制限的実施例では、ブタフサアレルゲンに対するアレ ルギー反応を抑制するため、本発明のcDNA/蛋白質構造を基とするところの 、適当なり細胞およびT細胞エピトープペプチド、或はそれらの修飾物を使用す る。これは、ブタフサに敏感な個人から得た血液細胞を用いたインビトロ実験で B細胞およびT細胞機能に影響を与えるところの、B細胞およびT細胞エピトー プペプチドの構造を明らかにすることによって、行われ得る。
ブタフサから得られるアレルゲン性蛋白質もしくはペプチドをコード化するcD NAは、遺伝子クローン化の如き公知の技術を用いた追加的ペプチド類の製造に 、用いられ得る。本発明の蛋白質もしくはペプチドの製造方法には、例えば、発 現ベクター(これはまた、選択されたアレルゲン性蛋白質もしくはペプチド(例 えば^a+baI蛋白質もしくはペプチド)の全てもしくは一部をコード化する DNAを含有している)を含有している宿主細胞を培養することが含まれる。D NA挿入断片の発現に適切な条件下で細胞を培養する(コード化された蛋白質も しくはペプチドの製造)。次に、公知の技術を用いて、この発現した生産物を回 収する。二者択一的に、Amb a Iアレルゲンまたはその一部は、公知の機 構もしくは化学技術を用いて合成され得る。ここで用いる言葉蛋白質もしくはペ プチドは、これらの技術のいずれかで製造された蛋白質もしくはペプチド類を表 している。また、この得られるペプチド類は前述の如(使用され得る。
本発明のいずれかの具体例中で用いるDNAは、ここに記述したようにして得ら れるcDNAであるか、或は二者択一的に、ここに示す配列(図2〜16参照) の全てもしくは一部を有するいずれかのオリゴデオキシヌクレオチド配列、或は それらの機能的同等物であり得る。このようなオリゴデオキシヌクレオチド配列 は、公知の技術を用いて化学的もしくは機械的に製造され得る。オリゴヌクレオ チド配列を有する機能的同等物は、図2〜16の配列(或は相当する配列部分) を雑種形成し、および/または、図2〜16の配列(或は相当する配列部分)に よってコード化された生産物の同様な機能特性を有する生産物(例えば、ポリペ プチドもしくはペプチド)をコード化するところの、相補的オリゴヌクレオチド 配列に対して雑種形成し得る同等物である。機能的同等物がこの1つもしくは両 方の判断基準に合致する必要があるか否かはその使用に依存している(例えば、 それをオリゴプローブとしてのみ使用する必要がある場合、それは第一判断基準 のみに合致する必要があり、モして^mbaIアレルゲンを生産するために使用 する場合は、第二判断基準にのみ合致する必要がある)。
Amb a Iペプチド類に対する抗体は、Al1b a I族の特徴を更に明 確にするために使用できるところの、ブタフサアレルゲンの追加的成分を単離す るために使用され得る。更に、抗ペプチド血清、或はAmb a Iおよび/ま たはAmb a IIに向かう単クローン抗体は、ブタフサ皮膚試験試薬(RW ST)の内容物を標準化しそして限定するために使用され得る。これには、アン プロシア・アルテミシイホリアI (Ambrosia artemisiif olial、)から誘導されるもの以外のRWSTが含まれる(例えばウェスタ ン、砂漠、ジャイアントブタフサなど)。
構造に関する現在利用可能な情報(例えばDNA、蛋白質/ペプチド配列)もま た、ブタフサアレルギー反応に重要なT細胞エピトープペプチド類および/また はB細胞エピトープペプチド類を同定もしくは限定し、そしてこれらの反応が生 じる介在物もしくは機構(例えばインターロイキン−2、インターロイキン−4 、ガンマインターフェロン)を明らかにするために、用いられ得る。この知識に より、これらの反応を和らげるために用いられ得るペプチドを基としたブタフサ 治療剤もしくは薬剤を設計することも可能である。
いかなる様式でも範囲を限定することを意図するものではない以下の実施例によ り、ここに本発明を更に詳しく説明する。
ベクター1gtio中のcDNA収集を構成させるため、プールした短いブタフ サ花類から抽出したところの、Po1yA+が豊富なRNAを用いた。
GulberおよびHoffmanの方法そしてAmersham供給キットを 用いて、cDNA収集を構成させた。Gulber、 U、およびBJ、Hof f++an、 Gene、 25:263(1983)、約7X10’個の組換 え体を構成している1、4 x 10’プラークの収集を構成させた。この収集 をプレートアウトさせた後、BentonおよびDavisの方法に従ってスク リーニングした。Benton、 W、D、およびR9W、 DavisSSc ience、 196:180 (1977)。
cDNA収集のスクリーニング: cDNA収集をスクリーニングするためのオリゴヌクレオチドプローブを推論す るため、抗原Eから誘導されたと考えられるアミノ酸配列(VWVKPWENF KK)を用いた。
アミノ酸配列 ENFKK 推論ヌクレオチド配列 TGG GAA AAT TTCAAA AAACTGG AGE#1オリゴプローブ このAGE#]オリゴプローブは32pで末端標識した後、以下に挙げる雑種形 成条件を用いて70.000の組換え体を試験するために用いた: 6 x 5SC 1x Denhardtの 30℃で22時間50μg/mL大腸菌t RNA 10個の重複した信号が検出され、そしてこれらのクローン体に、同じAGE# 1オリゴプローブを用いた第ニスクリーニングを受けさせた。
結果として、正確なアミノ酸配列はWENFKEであることが分かった。
クローン化操作の要約を以下に挙げる:第一スクリーン: 70,000プラー ク32P −AGE#1オリゴプローブ 重複フィルター上に、10個の信号を有する数多くの斑点が明らかに観察された 。
第ニスクリーン: 10個の重複信号からのプラークを取り上げ、低密度でプレー、ドアウドさせた 後、C1ontechのカタログ中に概略が示されている方法により再びスクリ ーニングした。
第三スクリーニング: 3つの第二陽性番号#1、#5および#6が重複して明らかに検出された。各々 のクローン体を増殖させた後、サザンプロット分析により陽性であることを確か めた。
該クローン体の各々から得られるcDNA挿入断片を単離した後、M13mp1 g中にクローン化させた。Sangetジデオキシ方法を用いて各々のクローン 体を配列決定した後、推論アミノ酸配列を測定した。Sanger、 F。
他、Proc、 Natl、^cad、 Sci、、US^、74:5463  (1977)。
WENFKKおよび周辺配列の同定: このcDNAクローン体のDNA配列を図5.6および7に示す。このcDNA クローン体は全長ではな(、その長さは500個のヌクレオチド未満である。こ のAGE#1オリゴプローブヌクレオチドの配列は図5.6および7中にアンダ ーラインで示しである。配列決定したcDNA中のオープン読み取り構造物を検 査し、図8.9および10中に示す。AGE#1オリゴプローブ配列を推論する ために用いたところの、翻訳したアミノ酸配列(WENFK)に、N末端周辺配 列(VWVKPWENFK、図8.9および10参照)と同様にアンダーライン を引く。
IPCクローン1および5に関しては、10個の残基の中の1つのみ(即ち、P の代わりにL)においてアミノ酸配列が一致していない。正確な周辺配列(VW VKP)が存在していることにより、このcDNAは花粉中の蛋白質をコード化 していることが立証される。更に、EF、PILGGITEVKDNDNSVD FC配列を有するところの、RAE4で表示されるcDNA配列を基とする合成 ペプチドは、インビトロの増殖評価においてブタフサアレルギー患者のT細胞を 刺激する(表5および図8.9および10の配列参照)。
!旌豊エ 全長cDNAを得るために用いたクロス雑種形成方法抗原Eは分子量 が約38,000の蛋白質であると報告されており、従ってこの蛋白質をコード 化する全長cDNAの長さは少な(とも1゜1Kbである必要がある(King 、 T、r’、他、^rch、 Biochct Biophys、、212: 127 (1981))。従って、IPCクローン体1.5および6、並びにU NCクローン1.6および15(それぞれ^nib a IA、IBおよびIC で表示されている)は全長ではない。
全長クローン体を単離する目的で、ニック翻訳された32p標識の^@baIc DNAプローブをブタフサ花類λgtlo (実施例1参照)および標準方法使 用ブタフサ花粉λgtll収集のスクリーニング用として使用した(Mania tis他、Mo1ecular Cloning、 Co1d Spring  Harbor Laboratory。
(1982))、この方法を用いて、八mb a IB (図12および16) および八mb a IC(図13および16)をコード化するところの1、全長 もしくは全長に近いcDNAを単離した(図IB)。約145個のアミノ酸(ア ミノ酸253〜398;図15)のオーブン読み取り構造物を有するところの、 1つのクロス雑種形成用cDNAクローン体(K6−5と呼ぶ)が、先に単離さ れたAa+b a IA、Amb a IB、Amb a ICおよびAla6  a IDから著しく分枝していることを見い出し、そしてこれは、通常に精製 した抗原K (T、P、King、 New Yorkから贈与)から誘導され たペプチド配列に対して完全な一致を示していた(表2)。その結果、この部分 的cDNAをAa+b a IIで表示した(図15および以下を参照)。
レア・メツセージ(rare message) c DNA並びに公知の配列 を有するゲノム状クローン体の両方を単離するためPCR方法が成功裏に使用で きる(Mullis他、Co1d Spring Harbor Sympos ium Quant、 Biol、、51:263−273 (1986))。
5゛および3′オリゴヌクレオチドブライマーを合成し、そしてこれらを、鋳型 として働くブタフサ花粉cDNA使用PCR実験で用いた。この5°プライマー は、Amb a rB (図12)およびAmb a IC(図13)のN末端 保護領域から推論した。該3゛プライマーは、cDNAの3°末端の、Amb  aiAiこ特異な(UNCクローン1、へmba丁へで表示、図2)および八m b a IIに特異な(クローンに6−5、図15の部分的3゛配列)非コード 化ストランド配列から推論した。PCRクローン八mへ a IDに対して用い た3番目の3゛プライマーは、Amb a IA、BおよびCのC末端の保護領 域から誘導した(GAPC,末端に相当するアミノ酸395〜398)。増幅さ せるために用いたオリゴヌクレオチドブライマーおよびクローン体Amb a  IA、 Amb a IDおよびAmb a IIのCDNAを以下に挙げる: 全長All1ba工^およびAmb a IIを製造するために用いたN末端プ ライマー(アミノ酸10〜15) ECORI L Y F T L A G38 GGGAATTCTTG TAT TTT ACCTTA GC5′3′ 端を切り取ったAmb a IAおよびAlnb a IIを製造するために用 いたN末端プライマー(アミノ酸70〜75) ECORI D CA Q G F G33 GGGAATTCGACTGT GCCCAA GGT TTT G全長および 端を切り取ったAmb a IAを製造するために用いたC末端プライマー(T AA終止コドンの非コード化ストランド3′の12〜29ヌクレオチド:図2参 照)。
stI G32 全長^mb a IDを製造するために用いたC末端プライマー(C末端が保護 されたGAPCコード化領域に相当)。このプライマーは非コード化ストランド であり、そしてこれには、終止コドンおよび人工的に導入したPst Iクロー ン化部位が含まれる(図15参照)。
stI G49 GGGCTGCAG TGCTTA GCA AGG TGCTCC5′3′ 全長および端を切り取ったAmb a IIを製造するために用いたC末端プラ イマー(TAA終止コドンの非コード化ストランド3゛の44〜76ヌクレオチ ド;図15参照)。
stI 八gK2 GGGCTGCAG CGT GTCCAA ATCTAA TCA AAT  GAA CACTTA TGC5・ 3′ プライマーとしてpoly dTを用いそしてcDNA合成システムとキット( ^a+ersham)を用いて、第1ストランドcDNAを1μgのRNAから 合成した。この単一ストランド化したcDNAを、GeneAmpキット(US  Biocheiicals、 C1eveland、 O■)中に推奨されて いる方法に従うプライマーの組([G 38とlG32 : [G33とlG3 2 : lG38とlG49 : [G38とAgK2 ; [G33とAgK 2)を用いて、増幅させた。このサンプルを、プログラム可能な熱調整装置で増 幅させ、この最初5回の増幅は94度で30秒間の変性から成り、鋳型に対して プライマーを45度で1分30秒アニールし、そして70度で4分間鎖伸長を行 う。最終20回の増幅は上と同じ変性から成り、55度で1分30秒アニールし た後、上と同じに伸長を行う。このPCRは、分析用ゲル上に、推論された大き さに相当する帯を生じさせ、そしてDNA配列決定は、このcDNAが、全長お よび端が切り取られたAmb a IAおよびAmb a II (それぞれ図 11および15)並びに全長Aob a ID (図14)に相当していること を立証した。
図11〜15中に示すほぼ全長のcDNAは、その第一ヌクレオチドを番号1と 表示して番号付けをしたところのヌクレオチド配列を有している。いくつかのc DNAは、恐らくはN末端のメチオニンと思われる部分で開始しているが(Am b a IB、図12:Amb a IC,図13)、あるものはそうでない( Amb a IA、図11 ; Amb a’ID、図14;AmbaII。
図15)。このように、これらのcDNAは異なる長さを有しているため、それ らのヌクレオチド番号は必ずしも1つの配列ともう1つの配列とが一致している とは限らない。cDNA配列からアミノ酸配列を推論するため万国共通の遺伝コ ードを用い、クローン体同士の完全アミノ酸配列比較を図16に示す。図16に おいて、アミノ酸は、八mb a IB配列の可能なN末端メチオニン(番号1 で表示)から連続的に番号付けする。
実施例4 ブタフサ蛋白質およびペプチド類に対するT細胞応答末梢血液の単核 細胞(PBMC)を、ブタフサアレルギーの患者から得た6 0ml、のヘパリ ン化した血液から精製した。次に、PBMCを以下の如く処理したが、個々の場 合として、刺激のために用いたtt、−2およびIL−4そして特異性を示すブ タフサ蛋白質およびペプチドを用い、培養時間を変化させた。例として、10’ /mLで患者222PBMCの10mLを、プールした5%のヒトAB血清を補 充した1mLのRPMI−1640当たり20ミクログラムのブタフサ花粉水抽 出物存在下、37℃で7日間培養した。Ficoll−Hypaque遠心分離 機で生細胞を精製した後、1mL当たり5単位の組換えヒトIL−2および1m L当たり5単位の組換えヒトIL−4で3週間培養した。その後、3日間X線照 射した(3500RADS)自系のP BMC(5x 10’/mL)存在下、 試験用T細胞を、2xlO’個T細胞/mLの密度で、1mL当たり20ミクロ グラムのブタフサ花粉水抽出物を用いて再び刺激(第二)し、Ficoll−H ypaque遠心分離機で精製した後、2週間、5単位の■L−2/mLおよび 5単位のIL−4/mL中で増殖させた。評価に関して、96個のウェルを有す る丸底評価プレート中、200ミクロリツトルの容積で3日間、種々の濃度のア レルゲンもしくはそれらのフラグメントを用いて、2xlO’個の静止第二T細 胞を、5xlO’個のX線照射した(3500RADS)自系PBMCまたは2 xlO’個の自系のEpstein−Barrウィルスで形質転換したB細胞( 20,0OORADS)の存在下、再び刺激(第三)した。次に、各々のウェル に16時間1ミクロキユーリーのトリチル化した(メチル)チミジンを入れた。
計数用を一緒にしてガラス繊維フィルター上に採取した後、液体シンチレーショ ン計数のために処理した。図21は代表的な定量結果を示しており、これは、ブ タフサ花粉蛋白質に対するT細胞培養物の反応性および特異性を示している。使 用した抗原は、lPC花粉水抽出物(花粉) 、Ho1listCr−3tie rブタクサ皮膚試験抽出物(RWST) 、ALKネコ上皮皮膚試験抽出物(C 8T)、アフィニティー485/B 7抗体精製した(透析した)^mbaI( B7)およびクロマトグラフィー精製した^+ab a I (Amb a I )である。媒体のみの対照区は、記号なしで線として示す。二者択一的にPBM Cを、時には単に、20ミクログラムの花粉水抽出物を用いた7日間の第二分析 (第三評価用として上に概略を示した)に従わせ、そして続いて、2〜3週間、 5単位の1L−2/mLおよび5単位のIL−4/mLで培養した。1人のブタ フサアレルギー患者のT細胞は、第二評価で、花粉抽出物、RWST、B7また はAmb a Iに反応したが、C3Tもしくは媒体のみには反応しなかった( 図21)。1つのパネルのブタフサアレルギー患者の第二および第三評価を、種 々9ブタクサ花粉蛋白質の配列から誘導される合成ペプチド類を用いて行った。
いくつかの実験結果を表5に示す。3つの異なるAmb a IのcDNAの配 列から誘導されるところの3種のペプチド(RAE16.6、RAE45.15 、RAE24.E)は、その患者のT細胞のいずれをも刺激できなかった。同じ 3種のcDNAの配列から誘導された他の4種のペプチド(RAE15.6、R AE3.D、RAE28.1、RAE26゜15)は、その患者のT細胞の35 〜58%を刺激することができた。
lPCクローン5のcDNAから誘導されるところの1つのペプチド(RAE4 )もまたその患者のT細胞の25%を刺激することができた。これらの結果は、 ブタフサ花粉蛋白質をコード化する上記cDNAと一致している。それらは更に 、ブタフサアレルギー患者から得られたT細胞中の応答を刺激する、ペプチド状 フラグメントと刺激しない他のものとを同定するための、八mb a I/II 族(類)の蛋白質構造の知識により得られる機会を示している。この方法により 、ブタフサアレルギー治療および診断における使用のための新規な、治療および 診断上の本質を同定することが可能となる。
RAE4 クローン#5 28 7 25°応答は、ブタフサ花粉に特異性を示 すT細胞のT細胞増殖応答が培地対照区よりも2倍大きくなったとき、陽性とし て記録した。
5名前を付けたペプチドの配列は下記の通りである:RAE16.6 RTDK DLLENG^ICRAE45.15 LNQELVVNSDKTIDGRGV KRAE24. E ETRR3LKTSGAYNIIDGCWRGKADRA E4 EFPILGGITEVKDNDNSVDFCRAE15.6 YTVT SDKDDDVANCRAE3. D GKADfAENRCRAE2g、I  LENGA[FVASGV[lr’VLτPEQRAE26.15 GFFQV VNNNYDRWGTYAアフィニティー精製した^mbaIを電気泳動にかけ 、ウェスタン転移させた(Towbin他、Proc、 Natl、^cad、  Sci、 IJS^、76:4350 (1979))後、アレルギー患者か ら得たIgEを含む種々の抗体で試験した(図17)。
花粉抽出物において、八mbaIは、損傷を受けていない38−KD種として存 在しているのみでなく、酵素開裂によって生じるところの、その成分26−KD アルファ鎖および12−KDベータ鎖によって、特徴づけられる。この損傷を受 けていない38−KD種および該アルファ鎖は、ラビットの抗^+nb a I 、多クローンアフィニティー精製した抗RAEI6および単りローン抗^mba IJBIE3 4を用いて、明らかに検出される(図17;RAE16ペプチド は、Amb a IB(7)アミノ酸342〜353から誘導される配列RTD KDLLENGAICを有している)。
アフィニティー精製したAmb a I (表1に部分的配列が示されている) 並びにクロマトグラフィー精製したAmb a II (表2に部分的配列が示 されている)は、これらの抗体並びに患者のIgBと、ウェスタンプロットで結 合する(図17)。ヤギの抗^mb a I多クローン抗体もまた、花粉抽出物 の二次ウェスタンプロットで、多重Amb a Iおよび^llIb a II 種と結合する(図18)。このウェスタンプロットは以下に概略を示すようにし て行った。
15μgの粗可溶花粉蛋白質を用い、Hoefferゲル装置上で等電点電気泳 動を行った。このゲルは、35%のPharmalytes pH4,5〜5゜ 3 (1’harIlacia)および3,5%の八mpholines pi (3,5〜10 (LKB)と−緒に7.5%のアクリルアミドから成っており 、一定電圧に到達するまで3.5時間13Wで流した。このゲル部分を、10% のアクリルアミド5DS−PAGEのスラブ上に置き、引用されているプロトコ ルに従って40mAで3.5時間電気泳動させた。この蛋白質を、0.2Aでホ スフェート緩衝液中0.1ミクロンのニトロセルロース(Schleicher および5chuell)に、−晩移動させた。このプロットを、このプロット溶 液(25mMのトリス−HCl pH7,5,0,171MのNaC1,0,0 5%のTween−2Q ; 51g1Ila)中ですすいだ。プロット溶液中 のヤギ抗^mb a I I g G (David Marsh博士から入手 )の1 : 000希釈を用いて室温で一晩、第一抗体培養を行った。プロット 溶液で15分間3回すすぐことによって、過剰の第一抗体を除去した。第二抗体 に関しては、プロット溶液中のビオチン化したブタの抗ヤギI gG (Boe hringer−Manneheia+)の1+2.500希釈液を用いて2時 間培養した。次に、このプロットを、プロット溶液で15分間3回すすいだ後、 2μC1の■125ストレプトアビジン(^mershaa)含有プロット溶液 中で1時間培養した。洗浄廃液が背景レベルに低下するまで、このブロッ、トを プロット溶液ですすいだ。その後、このプロットを一80℃で一晩フィルムに暴 露した。゛−次5DS−PAGEウェスタンプロットの場合(図17.19およ び20)、等電点電気泳動段階は削除した。このウェスタンプロットを試験する ためヒトの血清を用いた場合(図17および20)、プロット溶液中の1%ミル ク中10%のヒトの血漿を、第二抗体ビオチン化したヤギの抗ヒトIgEとして の使用に先立って一晩、該プロットと一緒に培養した。
同等物 常規以下の実験を用いることで、本分野の技術者は、詳細に本文中に記述した本 発明の特定の具体例に対する数多くの類似物を認識するか或は確かめることがで きるであろう。このような同等物は、以下に示す請求の範囲内に包含されること を意図している。
FICllllE 2 usc 7a−ンl 核酸配列の翻訳 AMB A IBり0−ンのDE配列。 FIGURE 3塩基の全数は!32 8である。
完全配列に対して行った分析。
(絶対)相(類)に対して行った 1゜万国共通遺伝コード使用。
ALADCAQGFAKGTYGGXHGDF工GURE 3 1cont’d l VNIVNAGLTLMNVKN 工 IIHNINIHDIKVCPGGM  工 1’C3NDGPPILRQQSDGDA 工 NVAGSSQIWIDH C5LSKASDGLLDITLGSSHVTVSNCKFTQHQFVLLL GADDTHYQDICGMLATVAFNMFTDHVDQRMPRCRFG FFQVVNNNYDRWGTYA 工 GGSSAPT 工LSQGNRFF APDD エ エ KENVLAFIGURE j (eont’dl FIにIJRE 1i F1ur@4(Cone、) xpc 70−ン1 IFC7Q−ン5 FIGLIRE 7 エpc 70−ン6 DN”””9 ”e H−フ”iHh取りFR造物分tkIi80120+go 2oo2ao2BOコ20コロ0400440nuDNAインスペクター11e  オープン読み取り構造物分析 (10,0コ、198θノペプチド#1読み取 り構造の分析:3 nL#で開始:+3 アミノ酸の数:92 1文字表示: IPCクローン1 DNAインスペクター11e オフ’ア読み取り構造物分析DNAインスペクタ ーIIs オープン読み取り構造物分析 f1シの49θ8ノペプチド#l読み 取り構造の分析=1 nt#で開始:+1 アミノ酸の数:94 [PCクローン5 DNA4’il″:99−11e 、1−−ジン5h取りFR造約物分析測定た lオープン読み取り構造物 アミノ酸の数:99 1文字表示: IPCクローン6 核酸配列の翻訳 AMB A IAクローンのDE配列。
完全配列に対して行った分析。
(絶対)相(111)に対して行った:l。
万国共通遺伝フード使用。
rxcoREl’1−fcont’dlF工GURE xi (cont’d 核は配列の翻訳 DNA配列AMB A IBに対して行つIこ。
AMB A IBクローンのDE配列。
完全配列に対して行った分析。
(絶対)相(II)に対して行った:l。
万国共通遺伝コード使用。
F工GURE 12 fcont’dlFIGURE1’2ノfcont’dl 楼酸配列の翻訳 AMB A ICクローンのDE配列。
完全配列に対して行フだ分析。
(絶対)相(類)に対して行った:l。
万国共通遺伝コード使用。
FIGURE l’l (cont’dlDGRGVKVEI INGGL’! ’LMNVKNIIIHNI:NIHDVKVLPGGMZAGSSQIWID HC8LSK5FDGL5)CAILLGADDTHVQDKGMLATVAF NMPTDNVDQRMPRCRFGFFQVVNNNYDRWGTYAIGG vxcxt?舊”cont’a 核酸配列の翻訳 DNA配列AMB A IDに対して行った。
AMB A IDクローンのDE配列。
完全配列に対して行った分析。
(絶対)相(wl)に対して行った。10万国共通遺伝コード使用。
DCAQGFAXGTIGGKDGDIYTAAQNRPLWIIFERDMV  工 RLDF工GURE 14’ (cont’dlGSYAr、GGSAG PTILSQGNRFL、ASD 工 K)CEVVGRYGESAMSET工 GORE’ 1/4− (cont’d)核醜配列の翻訳 DNA配列A八IへAI+に対して行った。
AMB A IIクローノのDE配列。
完全配列に対して行った分析。
(絶対)相(11)に対して行った=1゜万国共通遺伝コード使用。
FIGURE 15’ cont’dlF工GURE 1’(−1cont’d l#III) a I +J]4111+Alネ餐合Aa aJ RXひ工[P J−−S11−−−−−−−−に−V−−−11Y−−−−CL−T−A”O! F−M−’r−−−−−ON−−−−−mJんハ\I)allJたf各1遺す合 1しlVギー會魂A5 #咽5 菖、K 曾^ 、FM+oq FIGLIRE 21 、ろz222 才2(に輪′才、1) 丁に#I (u91rrIす 補正書の写しく翻訳文)提出書 (特許法第184条の8)平成3年9月17日 同

Claims (34)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.ブタクサ花粉の単離されたアレルゲン性ペプチド。
  2. 2.該ブタクサがアンブロシア・アルテミシイフォリアI(Ambrosia  artemisiifolia I)である請求の範囲1の単離ペプチド。
  3. 3.それが投与された、ブタクサに敏感な個体において、ブタクサ花粉に対する アレルギー反応を修正し得る請求の範囲1の単離ペプチド。
  4. 4.ブタクサアレルゲンに対するB細胞応答、ブタクサアレルゲンに対するT細 胞応答、或はこれらの両方を修正し得る請求の範囲3の単離ペプチド。
  5. 5.抗ブタクサIgEと結合し得る請求の範囲1の単離ペプチド。
  6. 6.AmbaIの単離されたアレルゲン性ペプチド。
  7. 7.下記のアミノ酸配列:W E N F K[ここで、 Wは、アミノ酸であるトリプトファンを表し、Eは、アミノ酸であるグルタミン 酸を表し、Nは、アミノ酸であるアスパラギンを表し、Fは、アミノ酸であるフ ェニルアラニンを表し、そしてKは、アミノ酸であるリジンを表す] で構成されている請求の範囲6の単離ペプチド、或はその機能的同等物。
  8. 8.a) EFPILGGITEVKDNDNSVDFC;b) YTVTSD KDDDVANC;c) GKADWAENRC; d) LENGAIFVASGVDPVLTPEQ;e) GFFQVVNNN YDRWGTYAから成る群から選択されるアミノ酸配列を有する請求の範囲6 の単離ペプチド。
  9. 9.アレルギー反応を防止し得る請求の範囲6の単離ペプチド。
  10. 10.抗ブタクサIgEと結合し得る請求の範囲6の単離ペプチド。
  11. 11.AmbaIの単離されたアレルゲン性ペプチド。
  12. 12.図11中に示すようなAmbaIAのアミノ酸配列;図12中に示すよう なAmbaIBのアミノ酸配列;図13中に示すようなAmbaICのアミノ酸 配列;および図14中に示すようなAmbaIDのアミノ酸配列:から成る群か ら選択されるアミノ酸配列の全てまたは一部を有する請求の範囲11の単離ペプ チド。
  13. 13.図15中に示すようなAmhaIIのアミノ酸配列の全てまたは一部を有 する単離ペプチド。
  14. 14.ブタクサに敏感な個体に投与されたとき、この個体のブタクサ花粉に対す るアレルギー反応を減少させるところの修飾されたブタクサ花粉ペプチド。
  15. 15.天然に存在している相当する花粉ペプチドよりも少ない副作用をもたらす 請求の範囲14の修飾されたブタクサ花粉ペプチド。
  16. 16.修飾されたAmbaIペプチドである請求の範囲15の修飾されたブタク サ花粉ペプチド。
  17. 17.修飾されたAmbaIIである請求の範囲14の修飾されたブタクサ花粉 ペプチド。
  18. 18.ブタクサ花粉のアレルゲン性蛋白質の全てもしくは一部、ブタクサ花粉の アレルゲン性ペプチドの全てもしくは一部をコード化する単離DNA、或は上記 DNAいずれかの機能的同等物。
  19. 19.短いブタクサ花粉のアレルゲン性蛋白質の全てもしくは一部、短いブタク サ花粉のアレルゲン性ペプチドの全てもしくは一部をコード化する請求の範囲1 8の単離DNA、或は上記DNAいずれかの機能的同等物。
  20. 20.AmhaIのアレルゲン性蛋白質の全てもしくは一部、AmbaIのアレ ルゲン性ペプチドの全てもしくは一部をコード化する単離DNA、或は上記DN Aいずれかの機能的同等物。
  21. 21.図11中に示すようなAmbaIAのヌクレオチド配列;図12中に示す ようなAmhaIBのヌクレオチド配列;図13中に示すようなAmbaICの ヌクレオチド配列;および図14中に示すようなAmbaIDのヌクレオチド配 列;から成る群から選択されるヌクレオチド配列を有する請求の範囲20の単離 DNA。
  22. 22.下記のアミノ酸配列:W E N F K[ここで、 Wは、アミノ酸であるトリプトファンを表し、Eは、アミノ酸であるグルタミン 酸を表し、Nは、アミノ酸であるアスパラギンを表し、Fは、アミノ酸であるフ ェニルアラニンを表し、そしてKは、アミノ酸であるリジンを表す] を有するペプチドをコード化する請求の範囲20の単離DNA、或はその機能的 同等物。
  23. 23.a) EFPILGGITEVKDNDNSVDFC;b) YTVTS DKDDDVANC;c) GKADWAENRC; d) LENGAIFVASGVDPVLTPEQ;e) GFFQVVNNN YDRWGTYAから成る群から選択されるアミノ酸配列を有するペプチドをコ ード化する請求の範囲20の単離DNA。
  24. 24.図15中に示すようなAmbaIIのヌクレオチド配列の全てまたは一部 のヌクレオチド配列を有する単離DNA。
  25. 25.AmbaIのアレルゲン性ペプチドに対して特異的な反応性を示す単クロ ーン抗体。
  26. 26.AmbaIIのアレルゲン性ペプチドに対して特異的な反応性を示す単ク ローン抗体。
  27. 27.個体に対して治療学的に有効な量で、AmhaIのアレルゲン性蛋白質も しくはアレルゲン性ペプチド、或はAmbaIの免疫抗原的に修飾した蛋白質も しくは免疫抗原的に修飾したペプチドを投与することから成る、個体中のブタク サ花粉に対する敏感性の治療方法。
  28. 28.個体に対して治療学的に有効量の請求の範囲5のペプチドを投与すること から成る、個体中のAmbaIペプチドに対する敏感性の治療方法。
  29. 29.AmhaIのアレルゲン性ペプチドを含む治療学的組成物。
  30. 30.請求の範囲14の修飾されたブタクサ花粉ペプチドを含む治療学的組成物 。
  31. 31.請求の範囲1のペプチドの有効量を個体に投与した後、上記ペプチドに対 する該個体中のアレルギー反応の発生を測定することから成る、ブタクサ花粉ア レルゲンに対する個体中の敏感性を検出する方法。
  32. 32.血液成分とペプチドとが結合するに適当な条件下で、個体から得た血液サ ンプルとブタクサ花粉の単離アレルゲン性ペプチドとを一緒にした後、上記結合 が生じる度合を測定することから成る、ブタクサ花粉アレルゲンに対する個体中 の敏感性を検出する方法。
  33. 33.T細胞機能、T細胞増殖、B細胞機能の評価、該ペプチドと血液中に存在 している抗体との結合、或はそれらの組み合わせで、結合が生じる度合を測定す る請求の範囲32の方法。
  34. 34.B細胞によって認識されるか或はT細胞によって認識されるアミノ酸配列 を有するペプチドを個体に投与しそしてこのB細胞またはT細胞による認識が、 それぞれ、B細胞応答を下方修正するか或はT細胞応答を下方修正することから 成る、ブタクサに敏感な個体中のブタクサアレルゲンに対するアレルギー反応を 修飾し得るブタクサ花粉ペプチドの設計方法。
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