JPH04502869A - コンドーム、その製造装置、及び、製法、並びに、使用方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 コンドーム、その製造装置、 及び、製法、並びに、使用方法 技術分野 本発明は、コンドーム、その製造装置、及び、製法、並びに、その使用方法に関 する。

背景技術 近年、伝染性性病の発生及び蔓延の著しい増加があり、この現象は伝染性性病の 感染及び伝染を予防するためにコンドームを使用することの増加をもたらした。

伝染性性病（ＳＴＤ）の発生、及び伝染率の増加の理由として、病気を引起す生 物、例えば、梅毒や淋病の如き病気を起す生物の耐抗生物質性の生物の増加であ る。もう１つの理由は後天性免疫不全症（ＡＩＤＳ）への有効な治療が存在しな いことである。病気予防センター（ワシントン及びアトランタ）の最近の開示、 及び、第３回国際ＡＩＤＳ会議（１９８７年６月；ワシントンＤＣ）のレポート は、元々危険度の高い級として定義された同性愛者、両性愛書、麻薬静注者、ハ イチ人／アフリカ人群を超えた一般の人の間での後天性免疫不全症（ＡＩＤＳ） の蔓延についての国際的関心に焦点を当てている。

ＡＩＤＳが関係し、又は、関係していると疑われている病気には、カリニ肺炎、 カポシ肉腫、食道又は気管支カンジダ症、クリブトコッニス症、サイトメガロウ ィルス内臓感染、流行性マイコバクテリウム、又は、Ｍ、カンサシ感染症、ヘル ペス潰瘍化、慢性潜在性腸炎、脳のトキソプラズマ病、高等Ｂ−セル非ホドキン ス・リンパ種、流行性組織プラズマ症、子供のリンパ性肺炎等がある。

ｒＡＩＤＳ　健康と生命の値段」　（セリツクＭ、Ｄ。

リチャードＭ１その他のｒＴｈｅ　ＩｎｔｅｒｎｉｓｔＪ　１９８７年４月号６ 頁以下）で報告されたサンフランシスコの最近のグループ・スタディ−には、研 究された各グループのＡＩＤＳの各ケースに、その他の９件のＨＩＶ−関連の罹 患が発見された。この論文で同様に示されたように、グループ・スタディ−の追 加研究によるとＨＩＶ感染患者で後にＡＩＤＳとなったものの比率はフォロー・ アップの長さと研究の始めの患者の状態により２５％から５０％、又は、それ以 上になることが示された。報告されたＡＩＤＳのケースのこの傾向の数学的モデ ルによれば、ＡＩＤＳのケースの累計は１９９１年までに２７０．０００件とな り、その年だけで７４，０００件となる。

上記背景に対応して、コンドームは安全、安価、及びＡＩＤＳを含むＳＴＤの流 布と闘う信頼できる手段であるとの認識もあって、コンドームに対する要求も増 加した。

現在、全んどのコンドームは円柱形で端部が丸くなったモールドを樹脂浴に浸す ディッピング方法でラテックス・レジンから作られる。モールドは、ラテックス ・レジンの薄膜でコートされる。ラテックス・コーティングの厚みはラテックス の粘度、かつ、浴からのモールド引上げ速度に依存する。同様なるラテックス・ ディッピング法は手術用グローブの如き、ぴったりとフィツトするグローブを適 当な形状のモールドを使用して形成するのにも使用される。

上記のラテックス・ディッピング方法は何十年も使用され、一般的には満足され るバリヤー製品を合理的な価格で作り出す。

一般人間での最近のＡＩＤＳの蔓延と性行為でのコンドーム使用の復活もあり、 コンドームの強度と信頼性の改良を行い、その製法や製造コストを改良し、ＳＴ Ｄ、ことにＡＩＤＳの蔓延に対して闘うとともに安全かつ信頼できる避妊器具を 提供しようとする要求が生じてきた。

１９８６年３月１８日にマンフレッド・Ｆ・ダイクに発行された米国特許第４５ ７６１５６号は、熱可塑性ポリウレタン素材で形成され、一般的には円柱状形状 で１つの基部開口端と１つの閉鎖末端を有するコンドームを開示する。開示され たコンドームは、約０．０１ｍｍかそれ未満から、約０．２５ｍｍまでの厚みを 有する。コンドームを作るのに用いた熱可塑性ポリウレタンは、ショアＡ硬度が 約５０から約９０，１００％伸びでの引っ張り強度は約３００から１０００ｐｓ 　ｉの間；３００％伸びでの引っ張り強度は約８００から３０００ｐｓ　ｉの間 にある。コンドームを製造するに適当なる熱可塑性ポリウレタンの種類はダイク の特許のコラム２の５５行目からコラム３の１０行目までに記載されたものを含 むが、ポリエーテル又はポリエステル系ウレタン・エラストマーが好ましい。ダ イク特許中で開示された熱可塑性ポリウレタンの製造において、ポリウレタン素 材のフィルム、例えば６インチ平方の大きさのフィルムがポリマーを柔らかくす るに充分熱く、しかし、ポリマーを化学分解しないだけ低温にて、好ましくはク ランプ・フレーム中で約４００−５００°Ｆに加熱される。加熱されたフィルム はプレフォーム・マンドリルと接触させられ、フィルムをマンドリルの形状とし 、好ましくは真空をかけ、膜厚の均一性をもたらすようにする（同特許のコラム ３．４７から５０行目）。

１９８５年７月３日にロバート・Ａ・タラ−等の名前で公開されたヨーロッパ特 許出願第０１４７０７２号　には、約１．５ミルから約４ミルの均一な厚みを有 するポリウレタンのコンドームの製法を開示する。熱硬化性ポリウレタン・プレ ポリマー溶液が採用され、その中にモールドをディップして引上げモールド上で 熱硬化させる。ディッピング材中に採用されたポリウレタン・プレポリマーは少 くとも１つの長いポリオール鎖を有するポリイソシアナートの反応生成物のプレ ポリマーである。

このポリオールは室温で無定形であり、約５００から約５０００の平均分子量を 有し、約０．９５：１から約ｉ、ｔ：１のＮＣ０１０Ｈ比を有する。Ｃ，Ｈ，ア レンへの米国特許第４００９７１７号は、内側さやと外側さやを含み、かつ、内 側さやが液貯めを備え、内側さやが乾いたままにされるようにしたコンドームを 開示する。外側さやは一端で閉じられ、他端は開放されている。内側さやは、外 側さやの内側で両端が開放され、外側さやと内側さやの間に、液貯めを形成する 液−タイトのシールを作る手段を備える。

Ｅ、Ｎ、メルダールへの米国特許第４２３２６７５号は、通常のコンドームより 短く、かつ、内部に精液リングとペニス支持ハーネス・アセンブリーを有する変 形コンドームを開示する。

２重壁のチェンバーをコンドームの１端に有し、そこに避妊薬又は薬剤を含む、 様々なるデザインのコンドームが出現した。かかる例として、Ｍ、グートニック への米国特許第４３３２２４３号、Ｊ、Ｐ、ロビンノンへの米国特許第２４１０ ４６０号、Ｍ、グートニックへの米国特許第４４４６８６０号、Ｆ、Ｌ、マツク エヴエンへの米国特許第２５７７３４５号中に開示されているものがある。

西独公開第２０２０２８０号は、互いに挿入された２つのさやがあり、内側さや が開口を有しその開口から精液を放出し、２つのゴム・リングによってその場で とじ込められるようにされた、コンドームを開示する。

Ｈ，Ｗ、ワーカーへの米国特許第２４３３５３８号は、移動可能な容器を中に有 する貯め要素を含む精液貯め製品を開示する。この容器は末端受開口を有し、精 液を受け吸収する吸収材を含む。この特許は、コラム３．３−９行において、精 液は着用者から受け開口を通じて、直接、移動可能容器中の吸収材へ移動する。

この記載より明らかなように、避妊具が男性性器に装着され、ペニスの末端が精 液貯めの基部壁の近傍にあるが、ペニスは精液貯め開口を介してその中に挿入さ れてはいない。

Ｆ、ロンの米国特許第２５８６６７４号は、予防具の横方向に延びる突起を有す る内側薄膜を含む２重層コンドームである予防具が開示されている（第３図及び コラム２．２６−３６行の該当記載参照）。

Ｔ、開本への米国意匠特許第２５３００９号は、予防具の前（末端）部が、予防 具の周辺部の溝を形成する、１対の１段下がった表面部を予防具の横方向に横断 するかたちで備えられている予防具を開示する。

Ｒ，Ｅ、エリックノンは、前面パネルと後面パネルの周辺部がシールされた幼児 用の尿コレクターを記載する。パネルは傾斜した継ぎ目が外側周辺から下方及び 内側へ尿コレクターの中心線への距離の１部だけ延ばし、コレクターを上部と下 部コンパートメントに分割するスロートを形成する。尿コレクターの後面パネル は、楕円形開口を有し、該開口の主軸がコレクターの横軸と平行となるようにさ れ、幼児の外部性器を受け入れるようにされている。開口を囲むようにして、コ レクターを幼児の皮膚に接着させる圧力感応接着剤が付けられている。

この特許はコラム２．６２−６５行で、コレクターのパネルは好ましくは約０． ５から３ミルの厚みのポリエチレン、ビニルコポリマー、及び、その他の類似物 の如きほぼ透明なる熱可塑性フィルムで形成されるのが好ましいとされる。Ｄ、 スタインへの米国特許第４０２２２１３号は、ペニスの基部の周りをシールする ためのスリーブの開口を横切って設けられた、開口付のねじり抵抗のあるシート を備えた、ペニスをシールするために延ばして装着される薄いゴムさやを有する 管状スリーブを有する男性用しびんを開示する。しびんの開口から半径方向に延 びている該シートの目的は、もし内側さやが裂けた場合のバック・アップのシー ルを提供するためである。このシートは、しびんのスリーブの開口を形成する環 状リングによって支持される。この特許は、コラム２．８−１６で、シート又は ダイアフラムが約１７８インチの厚みでペニスの基部とシール性よく係合する約 ７７８インチの直径の中央口を有するゴム円板の形にされ、スリーブの開口から 尿が逆流してしびん着用者の衣服を汚すことのないようにされていることを記載 する。

Ａ、ウニインへの米国特許第２４４８９３８号は、この特許の第５図及び第６図 中で示すように、横から見たときに、やや凹形をし、ボディ部へ折り返しできる アコーディオン状の指部が付いている、石状ボディ部の形状とされている衛生防 具を記述する。

指部はその基部端から末端部まで収束するような形状にされている０本防具のボ ディ部は、指部への通路を形成する中央開口を一般的に含み、使用後に防具の除 去を容易にするためのタブを付けている。ボディ部の後（基部）面はタブ部以外 の周辺部が接着性コーテイング材でコートされている。接着性材のコーティング は、体の付属器官をカバー、又は、保護するためにゲージ・カバーでおおわれて いるが、防具を使用するにあたり取り外される。この特許は、アコーディオン・ 指部とボディ部は、この防具を使用する付属器官の形によって、断面が円形、又 は、楕円形であってよいと開示している。この特許は、コラム３．８−１５行に おいて、ボディ部と指状部を含む防具は「外部の異物から体を離隔することので きる付加的な予防具となる指状部で、ある胴体の付属器官のための保護カバーを 提供する」と記載する。

Ｌ、ヘラセルへの米国特許第４７３５６２１号は、１端が閉じられ、他の端部が カラ一部、又は、開口端を半径方向に伸ばす手段を備えた、カラー形状の外側に 伸びた部分を有する柔軟な薄膜チューブを含む、チューブ状のコンドーム様の保 護具を開示する。開示された１つの実施例の保護具は、開口端を半径方向に延ば すために付けられた、第１の外に向けて延びる環状手段と、閉端を半径方向に延 ばすために付けられた、第２の外に向けて延びる環状手段を有する。第２ｙＪ状 手段は保護具をバギナ中に、ダイヤフラムと同じ態様で固定する。器具の内部直 径は性交中にペニスの動きを許容するだけ充分に大きい。

本発明の目的は、容易に、簡単に、かつ、安価に形成できる改良されたコンドー ムを提供することである。

本発明のもう１つの目的は、かかるタイプのコンドームを作り、かつ、使用する 装置と方法を提供する。

本発明の他の目的及び利点は、以下の開示と添付の請求の範囲から明白である。

発明の要約 本発明は、ある観点では柔軟な弾性材で形成された一般的にはチーブ状の主さや 部にして、１端部が閉じられ、基部端が開かれ、柔軟な弾性材で形成され、基部 端開口より小さいサイズの内部開口の周辺を取り囲む環状のシーリング要素にし て該シーリング要素がその外側周辺部で主さや部分と基部端開口部、及び、その 近傍で結合している、チューブ状の主さや部を含むコンドームに関連する。

主さや部、及び／又は、シーリング要素は熱可塑性弾性材で形成することができ 、コンドームは、主さや部に沿って横方向に延びる直径方向に相対して配置され た熱シールにして原生さや部の末端部で収束しており、シーリング要素は主さや 部の基部端に熱シールによって結合されている。好ましくは、かかるコンドーム は、周辺部を一列に並べて平面状に置かれた時シーリング要素によって取り囲ま れた内側開口シーリング要素中にほぼ半円の切り取りを画成する。

もう１つの観点では、本発明は熱可塑性弾性材で形成された一般的にはチューブ 状の主さや部にして１端部が閉じられ、基部端が開かれ、基部端開口より小さい サイズの中心開口を有する凹状たたみ可能なひだにして、主さや部にその周辺部 が主さや部の直径方向に相対量するサイド・マージンにてシールされていること で特徴づけられた基部セグメントを有するコンドームに関連する。

他の観点では、本発明はコンドームとアプリケーター・アセンブリーに関する。

このアプリケーター・アセンブリーは、アプリケーター・リングと、一般的には 柔軟弾性材で形成されたチューブ状の主さや部にして末端部で閉じられ基部端で 開口されており、着用者のペニス上で、コンドームの主さや部を圧迫して保持す る手段からなる。圧迫保持手段は、主さや部の基部端から末端部方向に向けた位 置に設けられる。圧迫保持手段に近い主さや部の断面は、アプリケーター・リン グ上で、圧迫保持手段が伸ばされない状態下で、その周辺部が伸ばされている。

代替的なる実施例では、環状アプリケーターは、その周辺上に離隔された一連の 横方向に伸びるプロング要素を有する。コンドーム・アプリケーター・アセンブ リーは、プロングの全てより少ないプロング上に、コンドームの基部開口端が伸 びており、使用にあたり、基部開口端が、残余のプロング上に伸ばされ、コンド ームへペニスを挿入することを容易にする０本発明のもう１つの観点では、その 基部端に弾性ガーター要素を有するコンドームに関する。１つの実施例では、コ ンドームは基部端に熱シールによって保持されているガーターを含む。かかるコ ンドームは、１つの方法では、弾性リングを半径方向外側に伸ばし、該リングを 伸ばした状態でリング上に熱可塑性シートを重ねあわせ、次いで、その重ね合さ れたシートの周辺を横方向に、かつ、末端部を熱シールし、最後に熱シールされ たコンドームを裏返すことによって作ることができる。

関連する観点では、熱可塑性フィルムのカラーは熱シーリング要素の上に伸ばさ れ、隣接シート間に挿入される。隣接シートは、その横方向かつ末端部に沿って 熱シールし、熱シーリング要素は、シールされていない開口端の内側に、伸ばさ れたカラーを結合させ、それにより一体化した熱シールされた、コンドーム用ガ ーターを形成する。

関連する観点では１本発明はガーターのある開口端のある熱形成コンドーム、及 び、該コンドームを作る方法に関連し、熱形成可能な小径のコンドームのブラン クが、より大径のキャビティに置かれ、ふくらませられる、コンドームの開口端 の領域は、その後加熱しない。

コンドームの残余部は加熱され、キャビティーの大きさに緩和される。加熱され ない開口端は、その小径を保持したまま、コンドーム用のガーターを提供する。

もう１つの観点では、本発明は基部端フランジを備えた熱シールされたコンドー ムに関連し、コンドームは基部端に凹状たたみ部とコンドームの横縁に基部端へ 向けての一部分にのみ沿った熱シールとを有し、かつ、フィルムのフラップがコ ンドームの基部端開口に、ペニスにコンドームを装着するのを助けるために、設 けられる。

もう１つの観点では、本発明は柔軟弾性剤で形成された一般的にチューブ状主さ や部にして、その−末端は閉じられ、基部端は開口されており、柔軟弾性材で形 成された環状シーリング要素が基部端開口より小さいサイズの内側開口を取囲ん でいるコンドームに関連する。シーリング要素は、半径方向外側に主さや部の直 径より太きな範囲まで延びており、シーリング要素は、主さや部の基部端開口に 結合され、シーリング要素の周辺環状セグメントを提供する。かかる周辺部は円 周方向に延びた周辺キャビティを含み、該キャビティには剛性化要素である流体 、泡、又は、固体材を配置し、それにより、シーリング要素の剛性化された周辺 部は手で握りうる拡張領域となり、コンドームを着用者のペニスに装置するのを 助ける。

本発明は、更に他の観点によると、コンドームの基部端より小さいサイズの内側 開口を取囲む、柔軟弾性材で形成され、その外側周辺で、コンドームの主さや部 と基部端開口、又は、その近傍で結合する環状シーリング要素を有するコンドー ムに関連し、ここで、内側開口は、弱められた材料部が着用者のペニスの様々な るサイズに応じて、その開口を拡げるようにされている。

もう１つの観点では、本発明は変化しうる長さのコンドームに関連し、柔軟弾性 材で形成され、−末端で閉じられ、基部端で開口された、一般的にチューブ状の 主さや部に関連し、該チューブ状の主さや部の長さ中間部が横方向に凹状にたた まれ、タック・ウェルド、又は、その他の方法で弱く結合せられ、コンドームの 長さがコンドームの末端部と基部端の引っ張りによる相対移動により増加する。

もう１つの観点では、本発明は、−末端で閉じられ基部端で開口された一般的に はチューブ状のさや部と主さや部の基部端の近傍で主さや部につき、主さや部の 横方向に延び、かつ、主さや部の末端部の末端かつ前方方向に延びている少なく とも１つのロールしていないストリップとを含む。

本発明の更なる観点では、１末端で閉じ基部端で開口された一般的にはチューブ 状の主さや部を含むコンドームに関連し、ここで、チューブ状主さや部の基部端 外側表面領域は、接着剤により周辺部が自己巻き付き可能となっている。

ここで、「接着剤により周辺部が自己巻き付き可能」とは、コンドームが着用者 のペニスに装着された後で周辺部をギヤザーされ、又は、折りたたみ、その円周 方向長さを減らし、ギヤザーされ、又は、折りたたんだ部分がその場にしっかり と接着されていることを意味する。

この態様により、「バッグ状」、又は、ゆるやかなコンドームは、容易に装着で きる形状をとり、着用者のボディに装着後、基部端の周辺を「縮め」、性交中に しつかり接着されているようにする０例えば、コンドームのチューブ状の主さや 部の構成材がそれ自体接着性であれば、ギヤザーされた基部端の円周方向に単に たたまれた領域は、たたまれた材が置かれる外側表面に、コンドームのたたまれ たセグメントを（つつける。或は、コンドームの主さや部は、その基部端の外側 表面に接着剤コーティングを有し、コンドームの基部端領域での円周部でのたた みセグメントは、たたまれたセグメントが置かれる隣接した表面領域に接着的に 固着される。

本発明の他の観点では、コンドームの製法に関連し、この製法は、次のステップ を含む。

（ａ）熱可塑性弾性フィルムのシートを作り；（ｂ）該シートを水平たたみ線に 沿って水平方向にたたみ、たたまれたシートの、重ね合された主パネル部分を作 り； （Ｃ）水平にたたまれたシートの水平たたみ線の中間部に開口を形成し； （ｄ）たたみ線を含むシートの部分を、たたまれたシートに凹状たたみになるよ う横方向に挿入して、たたみ線を、たたまれたシート・主パネル部分と挿入され た凹状部間に位置させ；及び （ｅ）水平方向周辺マージンに沿って、たたまれたシートを、挿入された凹状部 から前方に向けたたまれたシートの末端部まで、たたまれたシートの内側空間を シールして水平方向周辺マージンで、たたまれたシートの主パネル部分の水平周 辺マージンに熱シールされた凹状部で、包み込む。

本発明のその他の観点、及び、特徴は、次の開示及び特許請求の範囲から、より 完全に明らかとなろう。

図面の簡単な説明 第１図は本発明の１実施例によるコンドームの斜視図であり、コンドームの主さ や部分の内壁に、主さや部の端部開口から軸方向に離隔された辺りで、その外側 周縁部が結合されている環状のシーリング要素をも示している。

第２図は、第１図のコンドームの基部端の立話面図である。

第３図は、本発明の他の実施例のコンドームの斜視図であり、コンドームの主さ や部の基部端開口位置での環状のシーリング要素をも示している。

第４図は、第３図のコンドームの基部端の立断面図である。

第５図は、第１図のコンドームと類似なコンドームであるが、コンドームの末端 部の辺りに環状のシーリング要素を更に付けたコンドームの斜視図である。

第６図は、第５図のコンドームの立断面図である。

第７図は、本発明の他の実施例のコンドームであり、第３図のコンドームと類似 であるが、コンドームの末端部の辺りに環状のシーリング要素を更に付けたコン ドームの斜視図である。

第８図は、第７図のコンドームの立断面図である。

第９図は、本発明の他の実施例のコンドームの斜視図である。

第１０図は、本発明の更に他の実施例のコンドームの斜視図である。

第１１図は、本発明の更に他の実施例のコンドームの斜視図である。

第１２図は、本発明の更に他の実施例のコンドームの斜視図である。

第１２Ａ図は、第１２図のコンドームの基部端の斜視図であり、周辺部をラップ して付着させた状態を示している。

第１３図は、本発明の１実施例のコンドームを作るための、たたまれたシートと 延ばされたガーター・アセンブリーの平面図である。

第１４図は、第１３図のたたまれたシート／延ばされたガーター・アセンブリー の部分の第１３図の線１４−１４でみた側断面図である。

第１５図は、第１３図のたたまれたシート／延ばされたガーター・アセンブリー から作った本発明のコンドームの平面図である。

第１６図は、本発明の他の実施例の平面図である。

第１７図は、第１６図のコンドームの、第１６図の線１７−１７でみた側断面図 である。

第１８図は、本発明の１実施例のロールされたコンドームの正面図である。

第１９図は、第１８図のコンドームの、第１８図の線１９−１９でみた、立断面 図である。

第２０図は、本発明の他の実施例の側面図であり、１部分は断面図である。

第２１図は、本発明の１実施例のコンドーム及びアプリケータ・アセンブリーの 正面図である。

第２２図は、第２１図のコンドームとアプリケーター・アセンブリーの側面図で ある。

第２３図は、ベースを着用者に手で装着するための他のアプリケーター・リング の平面図である。

第２４図は、第２３図のアプリケーター・リングの側面図である。

第２５図は、本発明の他の実施例のコンドームを作るための、たたまれたシート の平面図である。

第２６図は、第２５図のたたまれたシートを、第２５図の！２６−２６でみた端 室面図である。

第２７図は、第２５図と第２６図に示した、たたまれたシートから作られたコン ドームの斜視図である。

第２８図は、本発明の熱シールされたコンドームを形成する装置の斜視図（部分 切り取り図）である。

第２９図は、ロールされたコンドームを形成する、コンドーム・ローリング装置 である。

第３０図は、コンドームの熱形成用の装置の部分断面、部分切り取り図である。

第３１図は、第３０図の装置の平面図である。

第３２図は、本発明の他の実施例のコンドームの側面図である。

第３３図は、第３２図のコンドームの中央位置の部分側面図である。

第３４図は、コンドーム形成のための熱形成装置の平面図である。

第３５図は、第３４図の熱形成装置の第３４図の線３５−３５に沿った部分の側 面図である。

本発明、及び、好ましい 実施例の詳細なる説明 本発明のコンドームは、チューブ上の主さや部を有し、末端部で閉じられ、基部 端で開かれている、一般型のコンドームである。

本発明のコンドームは、熱シーリング又は、柔軟な弾性材のシートを互いに結合 させてコンドームの主さや部を形成することによって適切に作りうる。好ましい 態様において、コンドームは熱可塑性弾性材のシートを互いに結合させてコンド ームの主さや部を形成することによって適切に作りうる。好ましい態様において 、コンドームは熱可塑性弾性材のシートを重ね合せて、熱シールし、固定し、閉 じられた末端部と基部開放端を有するチューブ状主さや部を有するコンドームを 形成することができる。それ故、か（して形成されたコンドームは所望の形状、 つまり延びたＵ字形の表面プロファイルに周辺部が熱シールされた周縁を有する ことになる。

本発明のコンドームは、適当なる熱可塑性材からブロー成形でコンドームのチュ ーブ状の主さや部を形成できる。ここで使用される「ブロー成形」は広く解釈さ れ、（１）ブロー押出し成形（熱可塑性材のチューブ状フィルムが押出され、そ の内部に加圧流体、典型的には空気の「あわ」が導入され、その圧力と導入速度 によってブローされたチューブ状フィルムの形状特性が決定される）、（２１ブ ロー・モールディング（加熱された熱可塑性材のチューブがモールドに入れられ 、チューブ内の加圧ガスがフィルムを拡張しモールドの内側表面に接触させる） ものを含むものである。チューブ状主さや部の直径は、勿論、男性ペニスにかぶ せてバリヤ一手段として使用するという意図に合致する大きさでなければならな い。

本発明のコンドームは一般的には円柱形である。また、本発明のコンドームを利 用する幾つかのケースにおいて、バッグ型式、つまりペニスをくるみ、比較的ゆ るやかにペニスを保持する、ペニス包みの形式で使うことが適切なことがある。

この形式では、通常のコンドームが一般的に円柱形をしており、使用時にペニス の上で巻かれ延ばされ、ペニスにぴったりフィツトさせることに比較すると緩や かなフィツトである。

それ故、本発明のコンドームの特別構造は、本発明の意図された用途や、採用さ れた素材により広範に変化しうる。

本発明のコンドームを形成するのに有用な素材は、熱可塑性弾性材の如き熱可塑 性材のみならず、オレフィン・ホモポリマー及びコポリマーの如き非弾性材、例 えば極低密度ポリエチレンも含まれる。

本発明によりコンドームを作るのに有用な熱可塑性材と関連して使用される用語 「弾性」は、ある引張力がかけられた時に伸び、引張力がなくなった時にその元 々の大きさの、少なくとも大部分を回復する素材を意味す本発明の広範なる実施 において有用と見られる熱可塑性弾性材の例としては、ポリウレタン材、例えば 、Ｍｏｂａｙ　Ｃｏｒｐｏｒａｔｉｏｎ　（ペンシルバニア州ビツツパーグ、プ ラスチック及びゴム・ディビジョン）から商業的に入手できるＴｅｘ１ｎの商標 を付されたポリエステル・ベースのポリウレタン材；及び、ＢＡＳＦＣｏｒｐｏ ｒａｔｉｏｎ　にュージャージー州パリスバニー）より商業的に入手できるＥｌ ａｓｔｏｌｌａｎの商標を付された熱可塑性ポリウレタン弾性体；　Ｅ、１．　 ｎｕ　Ｐａｎｔ　ｄｅＮｅｒｎｏｕｒｓ　ａｎｄ　Ｃｏｍｐａｎｙ、Ｉｎｃ、　 （プラウエア州つイルミントン、ポリマー製品部エンジニアリング・ポリマー・ ディビジョン）からＨＹＴＲＥＬの商標を付された商業的に入手できる、ポリブ チレンテレフタレートと長鎖ポリエーテル・グリコールの如き、ポリエステル弾 性体；Ａｔｏｃｈｅａ＋、Ｉｎｃ、　にュージャージー州グレンロック）から商 業的に入手できるＰｅｂａｘの商標を付されたポリエーテル・ブロックアミドの 如きポリエーテル・ブロックアミド；５ｈｅｌｌ　Ｃｈｅ＋ｍ１ｃａｌ　Ｃｏｍ ｐａｎｙ（テキサス州ヒユーストン）から商業的に入手できるＫＲＡＴＯＮの商 標の付されたマルチブロック・ゴム・ベース・コポリマーの如き、ゴム・ブロッ ク成分がブタジェン、イソプレン、又は、エチレン／ブチレンであるマルチ・ブ ロック・ゴム・ベース・コポリマー；Ｄａｙ　Ｃｈｅｍｉｃａｌ　Ｃｏｍｐａｎ ｙ　（ミシガン州ミツドランド）から商業的に入手できるＡＴＴＡＮＨの商標の 付されたエチレン・オクレン・コポリマーの如きエチレン・オクテン・コポリマ ー；その他の適当なるホモポリマー、コポリマー、及びその混合物、アロイ、並 びにこれらのコンポジット等がある。

上記の素材の内で、ポリエーテル及びポリエステルをベースとするポリウレタン 、及びマルチブロック・ゴム・ベース・コポリマーが最も好ましい。本発明に従 つのＥｌａｓｔｏｌｌａｎ商標名で商業的に入手できる熱可塑エン及びエチレン ／ブチレン弾性ブロックとして形成さマーは、ポリスチレン・エンド・ブロック と弾性体ミツド・ブロックを含むＡ−Ｂ−Ａ構造を有するものである。

本発明の広範な実施において有用に採用しつるマルチブロック・ブタジェン・ベ ース・コポリマーの例は米国特許第３２９７７９３．３５９５９４２．３４０２ １５９　。

３８４２０２９．３６９４５２３中に記載され、かかる特許中の開示はここに引 用により取り込まれるものとする。

様々なるマルチブロック・ブタジェン−スチレン共重合体は本発明のコンドーム を形成するのに有用に採用しつる０例えば、上記の５ｈｅｌｌ　Ｃｈｅｍｉｃａ ｌ　（テキサス州ヒユーストン）から商業的に入手できるＫｒａｔｏｎ商標名の トリブロックのエチレン−ブタジェン−スチレン共重合体、及びＦｉｒｅｓｔｏ ｎｅ　５ｙｎｔｈｅｔｉｃ　Ｒｕｂｂｅｒ　＆Ｌａｔｅｘ　Ｃｏｍｐａｎｙ　（ オハイオ州アクロン）により商業化され５ｔｅｒｅｏｎ商標の付された小ブロッ ク・ブタジェン−スチレン・コポリマーは有用に採用しつる。

本発明のコンドーム製造用の素材としてのマルチブロック・ゴム・ベース・コポ リマーの一般的使用において、共重合体素材は好ましくは、ショアＡ硬度的２５ から約１００；引張り強度的５００から約４０００　。

３００％モジュラスが約１２０から約１０００ｐｓｉ　；及び、極限伸びが約２ ００から約１４ｏＯ％という物性で特徴づけられる。

本発明のコンドームを製造する素材としてポリウレタンを使用する場合、好まし い物性は、比重が約１．００から約１．２５、ショアＡ硬度が約８０から約１０ ０１破ＩＴ　引張強度が約４５ｏＯから約６０００ｐｓ　Ｌ、５０％の引張力が 約４００から約２４００ｐｓ　ｉ、極限伸びが約３５０％から６００％、弾性モ ジュラスが約４０００から約３７０００ｐｓ　ｉ、及び引裂き強度が約５００か ら約１０００ｐｓｉである。

ブロー・フォーミングで使用される熱可塑性素材、プロセスでどの位の空間ボリ ュームが必要か、或は、コンドームを作るためにチューブ状の主さや部の末端を 閉じる方法及び装置、その他によって、本発明のコンドームのチューブ状主さや 部をブロー成形する方法、装置は広範に変化する。特定のプロセス条件、素材、 その他の選択は、不相当なる実験を要することなく、何を作るかが決まれば当事 者にとり容易に決定できる。

コンドームの主さや部のブロー押出成形の１例として、ゾーン押出機の温度は、 ポリエステル・ベース・ポリウレタン、又は、マルチブロック・ブタジェン・ベ ース・スチレン・コポリマーについては約３００から約３８０″Ｆの範囲であり 、極低密度ポリエチレン−オクテン・コポリマー、又は、ポリエーテル・ブロッ ク・アミドについては同じ押出機で約４００から約４５０″Ｆの範囲である。こ の温度範囲は、押出されるフィルムについて１から１２オンス／スク工アインチ の範囲のブロー圧力にも関係し、また、採用される素材にも依存する。

コンドームの主さや部のブロー成形法としてブロー押出が利用された場合、出来 上ったチューブ状品は２つの開口端を有し、その１つが閉じられて最終コンドー ム製品となる。端を閉じる操作は、いかなる方法で、例えば熱シール法、で行っ てもよく、好ましくは、コンドームを多量に作るために自動化されるべきである 。それ故、ブロー押出で成形されたチューブ状ボディーは、連続処理をするため に、その長さ方法に所定間隔で同時にシールされ切断される。

ブロー押出されたチューブ状主さや部を閉じるのは、コンドーム成形に熱可塑材 が使用されている点より、好ましくは熱シールで行われるべきである。

閉じる方法に何を採用するかはコンドームのチューブ状さや部を形成す・る素材 と、コンドームの厚さに、大きく依存する。コンドームの膜厚は大きく変動でき るが、好ましくは約０．０５から約０．２５ｍｍのオーダー内にあるべきである 。

かかる薄さでは、末端シールの近傍でストレスの変動又は物質の不足をもたらす ようなシーリング法は使用しないことが大切である。従って、熱シール法がコン ドームの末端閉部を形成するのに採用された場合、熱インパルス・ヒートシール 法が大変好ましい、というのも、低温でシーリング・プロセスが開始され、その 後急激にシールされる材が所望のシール温度に上り、その後、素速く室温に戻る 。それ故、局所領域の急激シーリングが行われ、フィルムの近傍が温度上昇して シールされ、その結果、シール近傍での物性の望ましくない変化をもたらすとい うことがない、この考慮はより薄いフィルム例えば０．０５ｍｍ、又は、それ未 満から約０．１ｍｍまでの素材厚の場合において特に重要である。

それ故、連続的ブロー押出法、つまり押出されたフィルムチューブが連続的にコ ンドーム製品に成形される場合において、シーリング法は、フィルムを切断して 所望の製品のチューブ状セグメントにするという工程と結合されるべきである。

例えば、超音波ホーンと、該ホーンと一体化されている刃部、及びそれに交互組 合された金敷きとを含む超音波シーリング・アセンブリーによって、チューブ状 フィルムを不連続のチューブ状セグメントに切断し、その末端を超音波ボンディ ングしてコンドームを成形する。これに代えて、チューブ状ブロー押出しフィル ムを不連続な開口端を有するチューブ状主さや部を作り、ついで、ここの端部シ ーリングを行うことも望ましい。

本発明の広範な実施において、上述されたように、平たいフィルム・ストック、 又は、シート材にして、たたまれ、熱シールされ、コンドーム様形状に形成され 、又はその主さや部に形成されているフィルム・ストック、又は、シート材より コンドームを形成することも望まし上述したように、本発明のコンドームはチュ ーブ状円柱形やバッグ状形を含む様々なる形状に成形されるが、形状の選択は、 構造の素材や、コンドームの包装、保管、使用状況に依存する。

そこで第１図に言及すると、同図は本発明のコンドームの最も好ましい形状を示 す。図示されたように、コンドーム１０は閉じられた末端１４を開口基部端１６ を有する主さや部１２を含む。コンドームの開口基部端は、弾性材のリング、又 は、ビード１８で周囲部を囲われ、コンドームを着用者のペニス上に保持するの を助ける。

コンドームの開口基部端１６から軸方向前方に離隔されたところに、環状シーリ ング要素２０が開口基部端１６の開口より小径の内部開口２２を取り囲むように 存する。環状シーリング要素２０は、第１図のコンドームの基部について示した 、第２図の断面図に最もよく示されているように、主さや部の内壁にその外周部 で下向きに垂れ下がったスカート部２４により結合されている。

シーリング要素のスカート部２４はコンドームの内壁２６に、いかなる方法で、 例えば接着剤結合、熱シール、タック・ウェルド、超音波結合その他で結合され てよ第１図及び第２図で示されるコンドームが着用者に装着されたとき、ペニス は開口基部端１６及び環状シーリング要素２ｏの内側開口２２を通過して挿入さ れ、それにより、環状シーリング要素は、その中央開口を取り囲む内側半径領域 にて、ペニスの係合部の周辺部を圧迫し、それによって、射精の後にコンドーム から精液が漏れだすのを防止するバリヤーを提供する。

弾性リング１８がペニスの基部の周辺部に対して圧迫力を与える限りにおいて、 コンドームからの精液の漏れ、バキナからの浸出物又は分泌物がコンドームの内 部空間２８に侵入するのに対する更なる予防となる。

第３図は本発明の他の実施例のコンドームの斜視図であり、その基部の立断面図 が第４図に示されている。

コンドーム３０は、一般的にチューブ上の主さや部３２を有し、その末端３４で 閉じられ、かつ、そこに射出物を保持するための末端ティップ貯め３６が設けら れている。

主さや部３２は、その基部ｆ４３８に開口４０を有している。この位置で主さや 部に結合されているのは、柔軟弾性材で出来ており、主さや部の基部端間口４ｏ のサイズより小さいサイズの内側開口４４を取囲む環状シーリング要素４２であ る。環状シーリング要素４２は、主さや部３２の基部端３８にウェルド４６によ り結合されている。このウェルドに代えて、環状シーリング要素はコンドームの 主さや部の基部開口端に上述した第１図及び第２図の実施例の主さや部の内側に 環状シーリング要素を結合させる適当なる方法により、結合させることができる 。

上述したコンドームの構造中の環状シーリング要素は、それ故、性交中のパート ナ−間の体液の交換を防止するのを助けるダム、又は、ダイヤフラムとして機能 する。

第５図は、本発明のもう１つの実施例のコンドームを部分的に切り欠きした斜視 図である。この実施例のコンドームは、第１図に示されたものに類似であるが（ 参照番号は対応する形で付した）、第２の環状シーリング要素５０（これは環状 シーリング要素２０と同様に作る）を、コンドーム末端部のあたりに更に付した ものである。

それ故、環状シーリング要素５０は、内側開口５２を取囲み、コンドームの内側 ２６に、シーリング要素の外側周辺に延びるスカートに沿って取付けられている 。

第７図は、第３図及び第４図（第７図及び第８図は対応する参照数字が付されて いる）中で示されたコンドームの形であるが、末端環状シーリング要素５６を設 けであるコンドームの部分切り欠き斜視図であり、第８図は立断面図である。こ のシーリング要素５６は、内側開口５８を取囲み、コンドームの主さや部の末端 部壁の内側表面に、環状シーリング要素の主デイスク部の周辺にその上端で結合 されている、下方に垂れ下がるスカート６０によって固定されている。

第５図から第８図の実施例中の末端環状シーリング要素の追加は、コンドームか ら精液の漏れに対する付加的予防となる。

第９図は、閉じられた末端部６６と開口基部端を有するチューブ状主さや部６４ を含むコンドーム６２の斜視図である。主さや部の基部端で、中央間ロア２を囲 む環状ダム７０と、半径外側方向、周辺方向に延びる壁を含み、かつ、アセンブ リーの主デイスク部に結合しているドニング／保持アセンブリー６８が結合して いる。壁７４は、周辺部が連続的である内側空間を有し得、そこに適切な泡、流 体、又は固体を充填して手で握ってもいいだけの十分な剛直性を与え、コンドー ムを手でペニスに装着し、性交後にペニスから手で取りはずせるようにしている 。

この代りに、アセンブリー６８の周辺セグメント７４を固体部材で形成でき、そ れによってコンドームの手による装着と取りはずしのための円周状フラップを提 供する。

第１０図は、本発明のその他の実施例のコンドーム７６の斜視図である。このコ ンドームは１個の閉じられた末端部を有する一般的にチューブ状の主さや部７８ を含む。主さや部はその基部端で開口を有し、ウェルド又はビート８４によって 主さや部の基部壁の上縁に結合された環状シーリング要素８２を有する。要素８ ４はねじり抵抗のあるリングで構成でき、このリングは環状シーリング要素８２ と主さや部の基部壁の上縁に熱シールされている。

環状シーリング要素８２は、内側開口８６を取囲む。

内側開口８６を取囲むように、点線９０によって画された、外側端によって周辺 部が囲まれた弱められた内側環状セグメント８８がある０弱められた領域８８は 、例えば、シーリング要素の外側周辺セグメントに比較して膜厚の薄い領域を作 ったり、又はシーリング要素の非照射外部セグメントに比して照射セグメントを 弱くするか、若しくは、その他の適切なる方法又はその他の適切なる手段で内側 環状セグメントを弱（することによって作ることができる。

第１０図に示されたコンドームは、それ故、中央開口８６を通じてコンドームに 挿入されるペニスの大きさ特性によって、様々なる相当な大きさの開口を提供す る。

ダム８２中に内側環状の弱められた領域を設けることは、コンドーム着用者のペ ニスのサイズの広範な幅に対応する必要がある場合に利点となりつる。

第１１図は、閉じられた末端８６にして、コンドームの開口基部端に、周辺ウェ ルド１００の手段によって、周辺部で結合されている環状シーリング要素ととも に有する一般的にチューブ状主さや部９４を含むコンドーム９２の斜視図である 。ダム要素９８は、先に記載した環状シーリング要素と比較して、中心から外れ た位置にある開口１０２を有する。更に、開口１０２は本質的に非円形である。

かかる特徴は、着用者のペニス上のコンドームの保持特性を強化する。

第１２図は本発明のもう１つの実施例のコンドーム１１を示すものであるが、こ れは閉じられた末端部１５とリム１９により取囲まれた開口基部端１７を有する 主さや部１３によって特徴づけられる。このタイプのコンドームの構成では、リ ム１９は好ましくは、着用者のペニスへコンドームを装着する際の保持機能は全 くない。

開口端１７の外側は、主さや部の基部端の長さに、適切な粘着性又は自己接着性 のある接着剤の外部コーティング２１をしたものである。それ故、全体のコンド ームは、着用者のペニス上にコンドームを装着し、次いで第１２Ａ図に示すよう にコンドームの基部端を周辺でラップすることによって各着用者の体又はペニス のサイズに適応させられるため、「バッグ状」又はオーバー・サイズの形状とな っている。

第１２Ａ図は第１２図のコンドームの基部端の斜視図であり、そこで様々なる要 素は第１２図と同じように参照数字が付され、コンドームの折りたたみ部２３は 基部端に形成され、図示するように周辺部をラップされ、これによってチューブ 状主さや１３の外側表面に付された接着性コーティング２１は折りたたみ部２３ を図示の場所に固定し、それによってリム１９によってバウンドされた基部端間 口１７は、第１２図に示す、ラップされていない形状に比してその断面積を減少 する。

第１２図及び第１２Ａ図中に示されたコンドームの基部端で採用された接着性コ ーティング２１の代りに、コンドームの隣接する外部表面領域に周辺部の折りた たみ部を接着する他の手段を利用したほうがある場合には有利であることが直ち に明白となる。それ故、その他の適切なる接着ストリップ、テープ及び類似物が 利用できる。ある例では、コンドームの構成材それ自身で、充分なる「くっつき 性」又は自己接着性があり、別個の接着手段を不要とする。かかる素材で形成さ れたコンドームは着用者のペニス上に単に装着し、次いで周辺を折りたたみ、又 は、ラップして断面積を減らし、着用者のペニスへの良好なるフィツトを得られ る。かかる態様は第１２図及び第１２Ａ図中に図示した実施例中の接着性コーテ ィングをなすことによって実現される。

第１３図は折りたたまれたシート／伸ばされた弾性リング・アセンブリーの平面 図であり、第１４図は第１３図に示したアセンブリーの、線１４−１４に沿って みた断面図である。

第１５図は、第１３図及び第１４図の折りたたみシート及び伸ばされた弾性リン グのアセンブリーから形成されたコンドームの平面図である。

第１３図と第１４図に関して、１対の横断して離隔されたビン１０４と１０６が 相互に固定的に配置される。

かかる目的のため、ビンは適切なるベース構造（図示しない）に固定される。ベ ースは平面かつ水平であり、固定され、ベース構造から上方に垂直に延びるビン を有している。弾性リング１０８は、ビン１０４と１０６の上に伸ばされ、リン グはそれによって、開口１１０（第１４図参照）を取囲む。この開口を通して、 柔軟な熱可塑性材１１２のシートが挿入され、端部フラップ１１４と１１６は第 １４図に示されるように折り返される。

この態様で、基部口１１０と横方向に伸びる、ラップされ共に広がるシート部分 （第１３図中に示した層１２０と１２２）を含む折りたたまれたシート・アセン ブリーが形成され、ラップされ共に広がるシート部分は末端の折りたたみ線１２ ４で終了する主シート・パネルを形成する。

このようにして折りたたまれたシート・アセンブリーは、次に、熱シールされ第 １３図中で示された点線１２６に沿って切断され、末端でカーブ・プロファイル を有するコンドームの主さや部を提供し、そして周辺部を熱シールする。

熱シーリング及び折りたたまれたシート・アセンブリーを１１１１２６に沿って 切断し、弾性リング１０８はビンから外され、出来上った製品がひっくり返され （内側を外側にする）、第１５図に示す、閉じられた末端１３０と基部開口端１ ３２を有する主さや部を含むコンドームにする。コンドームは、内部固定リング １０８で特徴づけられ、第１５図の平面図に示す平らな表面上にコンドームを置 いたとき、基部端開口からコンドームの全表面のすべての縁に沿って基部端開口 の正反対の位置まで延びる周縁を連続的に熱シールされる。

第１３図から第１５図に関連して上述したコンドームの製法は、弾性リングの代 りに弾性引き締めひもを使用しても実施できることが判るであろう。それ故、弾 性引き締めひもを１つ結びしてループを作り、そのループをビン１０６と１０８ の上に載置し、１つのビンより引き締めひもが水平かつ外側に延び、他方の引き 締めひもは他のビンより水平かつ外側に延びているようにする。

この方法によって、引き締めひもの端部が出来上ったコンドームの基部開口端か ら突き出て、着用者のペニス上でひもを引き締めることができる。更に、もし、 引き締めひもが熱可塑性弾性体のリボンの如き素材で作られれば、リボン中の１ つ結びはループを締め、スリップすることなくその張力を保持することができる 。

第１６図は、本発明の別の実施例のコンドームの平面図を示し、第１７図は！１ ７−１７に沿った断面図である。

かかる図面上に示されたコンドーム１３６は、上部パネル１５４と底部パネル１ ６０をおたがいに周縁１４０に沿って、最末端１６６から後方に向は基部開口１ ４４まで熱シールし、縁部のシールで画成される伸ばされたＵ字形は第１６図の 平面図に示されている。

かかる図面中で示したコンドームは、適当なる素材で形成できるが、好ましくは 、熱可塑性弾性体、例えば、ポリウレタン弾性材である。主さや部は末端部で閉 じられ、基部端で開放される。コンドームは、基部端開口のサイズより小さいサ イズの中央開口１６８を有する凹状たたみ部１４６により特徴づけられる基部セ グメントを有する。凹状たたみ部は、主さや部の直径方向に相対する側マージン 部で主さや部にシールされる。凹状たたみ部は、それ故、末端部に突端縁１４８ を有し、ここで上述したコンドームの実施例に類似な性格のダム、又は、ダイア フラムを形成する。

コンドームの主さや部に基部端の最先端で結合されるのは、直径方向に相対する ロールされていないひも１５０と１５６であり、主さや部の上部パネル１５４と 下部パネル１６０の最末端でシール１５２と１５８により結合する。。

シール１５２と１５８は熱シールでもよく、超音波ウェルディング、接着剤結合 、その他適当なる固定手段でシールできる。ロールされていないひもはコンドー ムの末端１４２まで横方向に延びており、各々のグリップ１６２と１６４で終り 、ロールされていないひもを手で握るのを容易にする。コンドームが基部端から 末端までマニアル・グリップ１６２と１６４がロールされたコンドームから突出 するようにロールされている状態で供給されることもある。

このロールされていないひもを設けることにより、コンドームを着用者のペニス にグリップ部１６２と１６４を手でもち、ロールされたコンドームをペニスの先 端に配置し、ロールされていないひもを、ペニスの末端から基部端の方に引いて 、コンドームのロールを広げるようにすれば簡単なる装着ができる。

第１６図と第１７図中で示したコンドームの、ロールされていないひもは任意の もので省略することができ、その場合、コンドームはロールされた状態から、又 は、着用者のペニス上にコンドームを引き通常の方法で装着できる。

第１８図は第１６図と第１７図中で示したタイプのコンドーム、しかし上記のロ ールされていないひも１５０と１５６が設けられていないコンドームの正面図で ある。

第１９図は第１８図のロールされたコンドームの線１９−１９でみた車側面図で ある。

説明したように、ロールされたコンドームは、コンドームの主さや部の全長にわ たり、主さや部が閉じられた末端１４２と膜ダム１４８が互いに接するまで、た たみ返され、周端ロール１７０を形作る。この配置は、ロールされたコンドーム を膜ダムの汚れがあるような条件下で長時間貯え、又は、保管することを避ける ことができる。

例えば、もし、膜ダム１４８中の中央開口１６８が引っ張られない状態で０．５ インチの直径があれば、コンドームの平幅が３インチであるとき、コンドーム全 体をロールするとイインチの直径開口は約２インチの直径に引伸される。もし、 コンドームがロールされた状態でより長時間保管されれば、コンドームを形成す る材、例えば熱可塑性弾性体は、緩められてコンドームの使用者には大きすぎる 結果になることがある。第１８図と第１９図中で示されたロールされた状態では 、膜ダム１４８はロールされず、コンドームがかぶせられるまで緩和状態に置か れる。

第２０図は、本発明のコンドーム１７２の一部切り欠き側面図であるが、このコ ンドームはブロー押出しでコンドームの主さや部となるシームレスのチューブ状 ボディ１７４を形成し、末端（図示しない）を熱シール又はその他の適当なる方 法でシールして閉じている。このコンドーム形状では、以下に記述するように、 たたみ部を設けて、コンドームの基部端開口の熱シールの必要性を避けている。

このコンドームの基部端１７６は中央開口１８０を有する膜ダム１７８を伴って 形成され、チューブ１７４の基部端をたたみ、図示するように互いに共心関係に ある凹状たたみ部を提供する。ブロー押出しされたチューブの末端部は、たたみ 返され第１凹状たたみ部１８２を形成し、次いで、膜ダム部１７８とチューブ開 口１８０を含む第２凹状たたみ部１８４を形成する。

チューブ１７４の基部主側壁部に隣接する３層構造体１８６ができる。２重に凹 状たたみ部を作られたチューブは、次いで、３層構造体を含む基部壁部に沿って 熱シールされ、かつ、基部端開口１８８の口に沿って一体化した膜ダム形状を含 む熱シール構造体を形成する。

凹状たたみ部によってコンドームを成形するのに使用するチューブ状ストックは ２回以上、又は１回のみ凹状にたたむことができる。図示された二重凹状たたみ 形状は、しかしながら、容易に形成できるコンドームの基部膜ダム構造体を提供 し、かつ、該構造体は精液の漏れに抗する基部構造を提供する。

第２１図は、保管中にコンドームの弾性リム、又はリングが伸びるのを防止する ために本発明の熱可塑性弾性コンドームと都合よく利用しつる、コンドームとア プリケーターのアセンブリー立側面図である。アプリケーター１９０は円柱形状 であり、剛直なプラスチック、カードボート、その他の適当なる素材で形成でき る。コンドーム１９２はコンドームの後部開口と離隔された基部支持リング１９ ４と共に形成され、主さや部の長さで支持リング１９４からコンドームの最も後 の開口へ、コンドームの「スカート」として伸びる。

スカート１９６は第２２図に示すように、伸ばされ、アプリケーターの上でたた まれ、支持リング１９４は円柱状アプリケーターの内側に配置され、伸ばされて いない状態で保持される。支持リング１９４を前面に有するコンドームは、中央 開口２００を有する膜ダム１９８を含む。それ故、膜ダムは、アプリケーター・ リングの内側におかれ、伸ばされない緩やかな条件下で保持される。Ｓダム１９ ８の末端部の方へ、主さや部の主部が一連のたたみ部２０２としてアプリケータ ー中で内側に同様に保持される。

使用の際、コンドーム１９２は、ペニスをアプリケーター中へ挿入することによ って装着し、ペニスの末端がコンドーム１９２の末端２０４と接触し、ペニスは 膜ダム中の開口２００を通して延びている。アプリケーター・リングは次いでペ ニスの基部の方へペニスの長さだけ着用者のボディの方へ後方に引かれ、それか ら、コンドームのスカートがアプリケーターから取り除かれ、アプリケーターは ペニスの上方外側を通過させその末端で取り除かれ、捨てられる。

この構成により、第２１図と第２２図のコンドームとアプリケーターのアセンブ リーは、コンドームを圧力の付加されない状態に置き、弾性リング１９４、又は 、膜ダム１９８の変形が全（起こらない。

第２３図は他の実施例のコンドーム・アプリケーターの平面図であり、図２４は 側面図であるが、このアプリケーターは、その上端上に一連の円周上に離隔され た上方に延びるプロング２．０８を有する主円柱部２０６を含む。このプロング は、図示されるように、拡大された球状ヘッド、又は、コンドームに損傷や引裂 きなくしてコンドームをその上に載せるに適当な形で特徴づけられる。

コンドーム２１０は第２３図及び第２４図中の点線の表示で示され、その基部端 開口で、直径方向に相装置するプロングの対２０８ａと２０８ｂ上に載せられる 。コンドームの開口基部端は直径方向に相対するプロングを包み込むように折り 返され、それによって顕著な変形なくしてアプリケーター上にコンドームを保持 する。コンドームの主さや部の残りの長さは第２４図に示す、ひだ状だたみ２１ ２の如くたたまれ、又は、その他の適切なる様式に集束される。

このコンドームはこの様式により、包装され、コンドームを不当に伸ばすことな く長時間保管することができる。使用時に、コンドームとアプリケーターのアセ ンブリーは包装（図示しない）から取り出され、コンドームの基部端開口は、残 余のプロング上に延ばされ、コンドーム中にペニスを挿入するための適切なる空 間への開口を提供する。上述した第２１図と第２２図の実施例において、アプリ ケーター２０６はペニスの基部へ後方に平行移動され、コンドームの基部最先端 がプロング２０８から取り除かれる。アプリケーターは、次いで、コンドームが 装着されたペニスの上方を後方に引かれ、アプリケーターは廃棄され、又、適切 なら再使用される。

第２５図は、適当なるシート材、例えば、熱可塑性弾性材よりコンドームを形成 するために有用に採用できる折りたたみシート２１４の平面図である。第２６図 は、折りたたみシートの端部を第２５図の線２６−２６で側面からみた図である 。図示されたように、たたまれたシートは、重なりあうパネル・セグメント２１ ６と２１８を含み、これらセグメントはお互いに共に広がった配置とされ、凹状 たたみ部２２０が、たたまれたシートの一端に存する。

中央開口２２２は凹状たたみ部中に設けられ、シートをたたむ前に最初に形成す ることができ、若しくは、コンドーム製造中の、いかなる時点でも凹状たたみ部 中に設けることができる。

凹状たたみ部２２０中の中央開口２２２は、凹状たたみ材の中央に位置し、その 開口が凹状たたみ部が第４図の平面図中に示すように平面状に置かれたときに半 円プロファイルを画成する。

シート２１４を重ね合せ、凹状にたたみ、たたまれたシートを熱シールし、点線 ２２４に沿って切断し、それから熱シールして、マージナル線２２６に沿って切 断する。出来上った製品は第２７図中に示すコンドームであり、その縁部に沿っ て周辺がシールされている。このコンドームは閉じられた末端２３２と、その最 先端にフラップ２３６と２３８が付けられ、着用者のペニスにコンドームを手で 装着するときの拡張表面を提供するようになった開口基部端２３４を有する。

最終形状物中の凹状たたみ部２２０は、着用者のボディにコンドームが付けられ たときにペニスが挿入される中央開口２２２を取囲む膜ダムを提供する。

この膜ダムは、コンドームをペニス中に保持するのを助ける機能のみならず、コ ンドームの内部へ、又は、内部から、流体が流れるのを防止する。

第２８図は、熱シールされたコンドームを製造する装置の部分切り欠き斜視図で ある。

この図面で、熱可塑性弾性材のフィルム２４０がプラテン２４２上のＵ字形の熱 シーリング要素２４４の上に置かれ、この熱シーリング要素２４４は適当なる電 源（明確化のため図示しない）に結合された電気抵抗加熱ワイヤーに結合されて いる。フィルムの基部端の部分が図示するように折り返され、熱可塑性シートの ２重にオーバーラツプされた領域であるヘム２４６を提供する。

加熱シーリング・ユニット２４８は、ヘリックス状にラップしている加熱エレメ ント・ワイヤー２５０を２回から４回曲げである。この加熱シーリング要素２４ ８の上に、例えば約１インチの長さ〔形成されたコンドームの横軸方向に沿って 〕と加熱シーリング要素の幅の約０．２５から約０．５倍の平幅を有するフィル ム・チューブ２５２が加熱シーリング要素２４８上に伸ばされ、加熱エレメント ・ワイヤ２５０をカバーさせる。

フィルム材２５４の第２シートが、その基部端で折り返されヘム２５６を作り、 それから、第１シート２４０上に重ね合せそれとともに広がるように当接させる 。

第２プラテン２５８が次いで、重ね合されたシート上に下げられ、電気エネルギ ーを継続的、又は同時に加熱シーリング要素２４４にかけ、加熱シーリング要素 ２４８のらせん状に巻かれたリード線２６０と２６２によってＵ字形加熱シーリ ング要素により画成されたＵ字形プロファイルに沿ってシートをお互いに熱シー ルし、伸ばされたフィルム・チューブ２５２をヘム２４６と２５６の内側表面に 熱シールする。出来上った製品は成形装置から取り除かれ、トリムされる。

弾性ガーターとして機能して、開口をコンドームの基部端の周辺部を均一に収縮 させる２つのヘムに結合したフィルム・チューブ２５２を含むコンドームが形成 される。

第２８図の装置によって形成されたコンドーム中の弾性ガーターを形成するため に利用されたフィルム・チューブ２５２の代わりに、加熱エレメント２４８の周 りにラップされ、点ウェルディング、又は、その他の固着手段により位置決めさ れた適当なる弾性リボンを使用するのも有利である。

第２９図は、使用前に貯蔵及び／又は保管するために、コンドームをロールする のに有用に利用しつるコンドームのロール装置の断面図である。

このロール装置は、はぼその全領域にわたり多孔化されている主シリンダー表面 ２７２を含む静止シリンダー２７０が末端のバルクヘッド２７４と基部壁２７６ に固定されている。基部壁２７６は、中央開口を有し、その中で排気管２７８の 軸方向のスライド移動をさせる。基部壁２７６は、加圧管２８０の末端をその内 部に配置する適当なる開口が設けられている。

基部壁２７６中の開口は、排気管２７８及び加圧管２８０をリークしないように ぴったりと受け入れるように適切なサイズとする０例えば、基部壁２７６と軸方 向に往復動する排気管２７８は適切なる０リング、又は、その他のシーリング手 段例えばバッキング・リング構造体のようなもので受け入れることができる。基 部壁２７６と加圧管２８０との接触は加圧管の壁部の開口部へのウェルディング によって、リークしないようにぴったりと固定できる。

真空脱気管２７８は適切なる排気手段、例えばポンプ又はブロワ−（明確化のた め図示しない）に結合され、ガスの流れが矢印２８２に示される方向に脱気され るようにしている。脱気管２７８は、その末端で環状バッフル板２８４に固定さ れ、バッフル板は静止シリンダー２７２の内部空間内のバッフル板のシール状態 での横方向スライド運動を受け入れるだけ充分のサイズを有する。

真空脱気管２７８は、静止内側シリンダー２７０と同軸関係で横たわる移動可能 外側シリンダー２８８の末端壁２８６に固定されている。移動可能外側シリンダ ー２８８の末端壁２８６は、また、その中に、加圧管２８０がスライドするのを 受け入れる開口を有している。加圧管２８０は、その基部端で矢印２９０で示す 方向に、ガスを加圧状態で導入するため、適切なるガス供給手段、例えば、空気 圧縮機（明確化のため、図示しない）に結合される。

環状バッフル板２８４は、それ故、移動可能外側シリンダーの軸方向の所望の地 点で、内側シリンダー２７０の内部空間を、比較的低い圧力に排気される末端コ ンパートメント２９２と加圧管２９４から導入されるガスにより相対的に高圧レ ベルに加圧される基部室２９４とに分割する。

移動可能な外側のシリンダー２８８の末端は、円周方向に延びるカラー２９６と なっているが、このカラーは内側シリンダーの多孔壁２７２の開孔な通して加圧 チェンバ−２９４からのガスを受け、該カラーの末端リングと内側シリンダー２ ７２の表面との間の放出スロット３００を通して放出させる。

使用にあたり、外側シリンダー２８８は基部方向に後退させ、コンドーム３０２ を内側シリンダー２７０の外側表面上にかぶせる。内側シリンダー中の末端チェ ンバー２９２は、ガス排気管２７８から排気され、発生した負圧状態によりコン ドームを内側シリンダー上にぴったり引きつける。

同時に、ガスが加圧管２８０に導入され、外側シリンダーは軸方向前方に移動せ られ、ガスは各々のシリンダー管の環状放出スロット３００から放出され、外側 シリンダーは軸方向前方に移動し、最先端に到るにつれてコンドームを前方にロ ールし、ロール形状３０４を限になった地点で、ロールされたコンドームはシリ ンダーのバルクヘッド壁２７４で除去され、後の使用のために包装され及び／又 は保管される。

第３０図はコンドームの熱シール及び熱成形装置の立話面図、第３１図は平面図 である。

この装置は、その下部で、エンドブロック３０８にストラップ３１０で結合して いる外側円柱シェル３０６を含み、エンドブロック３０８が、ゆるく円柱シェル ３０６にフィツトしている。エンドブロック３０８は、形成されるコンドームの 前面輪郭にほぼ対応する凹状輪郭３１２を有するように形成される。

円柱シェル３０６によって画成される内側空間３１４中に熱シールされて閉じら れた末端３１８を有する、押出され、又は、熱シールされたチューブ状フィルム で出来たパウチ３１６が配置される。

円柱シェル３０６の上部には、内側に中央円柱通路３２２を有する第２エンドブ ロツク３２０がマウントされている。通路３２２中に配置されたものは、ワッシ ャー３２８にナツト３２６を締め付けることによって直径方向に延びている圧縮 ストッパーである。

ラテックスの如き適切なる素材で形成された風船３３０がチューブ状フィルムの パウチ３１６の内側に配置される。風船３３０とチューブ状フィルムパウチ３１ ６の各々のネックが、エンドブロック３２０の円柱通路３２２の内側壁表面と圧 縮ストッパー３２４で圧縮される。

風船３３０のネックは圧縮ストッパー３２４に接着又は永久的に固定される。中 央チューブ３２２は、風船中に配置され、圧縮ストッパー３２４のマンドレルと して働く。チューブ３３２は内側バルーンと外部熱可塑性チューブ状フィルムを ふくらますための、その下部端で開放されている空気取入口を有する。このチュ ーブ３２２の上端は、加圧ガス（明確化のため図示しない）の選択的にコントロ ールできる源に結合されている。

使用にあたり、チューブ状フィルムのパウチ３１６は、風船３３０と圧迫ストッ パー３２４の上に、かぶされている。第２９図中に示されたアセンブリー中に、 ストッパーとパウチは載置され、２つの風船は圧迫ストッパーにより、圧迫ナツ トの締付けを介して、シールされる。パウチ３１６はチューブ３３２のガス通路 ３３６から空気その他の加圧ガス、例えばｌｌ−３ｐｓｉの空気を導入してふく らませる。

第３０図中に図示された全アセンブリーは昇温された媒体中、例えば沸騰する水 、又は、充分なる熱成形温度にあるオーブン中に置かれる。充分に昇温条件下に 置いた後で（例えば０．５から３分の時間）、アセンブリーは適切なる急冷媒体 、例えば室温の水、又は、室温で空気を吹きつけることにより急冷する。

成形アセンブリーは分解され、パウチ３１６を拡張させ円柱シェル３０６の内側 表面とエンドブロック３０８と３２０の内側輪郭に適合させることにより作られ た、熱可塑性コンドームは、圧迫ストッパーがゆるめられた後に、圧迫ストッパ ーから取り除かれる。

それ故、コンドームは、熱成形アセンブリーの内側境界表面の形状をとり、直径 が小さくされたネックがコンドーム上に作られ、使用中に着用者のペニス状にコ ンドームを保持し易くする。

第３２図は本発明の他の実施例の平ｆ区であり、第３３図は長さ方向の閉じられ た末端３４２と開口基部端との中間部でのコンドームの断面図であり、弾性保持 リング３４６、又は、その他の適当なる保持構造体によって周辺部を締められて いる。コンドーム３４８の主さや部は凹状たたみ部３５０によって軸方向に重ね 合せられ、それによって、軸方向に重ね合された部分３５４と末端方向リーディ ング・エツジ３５２を有するコンドームとなり、重ね合された部分は、第３３図 中に示すように凹状たたみ部の基部側エツジ３５６で終っている。

以上より明白なように、上述の態様でのコンドームの凹状たたみ部で作られた軸 方向の重ね合せはコンドームを、コンドームが完全に伸ばされた状態の長さより 、たたまれた部分の２倍の長さだけ短くする。もし、使用中に、重ね合された形 状での長さより、コンドームが長いことが望まれる場合、必要なことは、スポッ ト・ウェルド、タック・ウェルド３６０．３６２．３６４、及び３６６を破壊し コンドームの基部方向部分を末端方向部から伸ばして、コンドームを元々の完全 に伸ばされた状態の長さく凹状にたたむ前の長さ）にすることである。

タック・ウェルドの代わりに、接着剤、又は、他の接着媒体、若しくはその他の コンドームに付された固着手段がとられ、コンドームが伸ばされたときに、コン ドームの構造的一体性を害さないような適切なる固着手段により、凹状にたたま れた層が互いに固定される。

以上より判るように、コンドームは様々の長さのものを作るために、その長さ方 向に沿っての更なる地点で凹状にたたむことができる。この場合、第１凹状たた み部の隣接層間の結合が破壊されても所望の長さのコンドームが得られない場合 に、付加的な凹状たたみ部の隣接層間の固着手段の破壊により望ましい長さを得 られるようにすることができる。

第３４図はコンドームを形成する熱成形装置を示す平面図であり、第３５図は線 ３５−３５でとった横断面図である。熱成形装置３７０は、円柱シェルブロック の外に広がる口に向は延びる一般的に凹状の内部表面３７６に３７２と、その１ 端で、エンドブロック３７４と結合される。

その反対端部で、円柱シェル３７２は、成形装置により成形されるコンドームの 輪郭にほぼ似た凹状の表面プロファイルを提供する、第２エンドブロツク３８０ と結合する。このエンドブロックの前部キャビティ３８２中に、一連の軸方向に 延び、水平方向に離隔されたガス流路３８６を含む多孔インサート３８４を配置 され、円柱ケース３７２内の主内部空間３８８はキャビティ３８２とガス排気管 ３９８の内部ガス流路３９６を連通する。

使用中のガス排気管３９８は適切なるガス排気手段、例えば、ブロワ−１又は真 空ポンプ（明確化のため図示しない、）１端がシールされているチューブ状フィ ルム製品であり、これは作られるべきコンドームのプレフォーム、又は、中間製 品として機能し、次いで、その開放端をエンドブロック３７４の口３７８の外部 表面に付着させる。換言すれば、チューブ状プレフォームはエンドブロック３７ ４の口の上に広がった開口端部となり、その結果、コンドーム・プレフォームは エンドブロックの口より外側に延ばされる。

ガス排気手段は、次いで、起動され空気を、シリンダー・ハウジング３７２の内 部キャビティ３８８から、ガス流路３８６とキャビティ３８２を通して、ガス排 気管３９８中の熱成形装置から排出する。かかる排気は、コンドームのプレフォ ームを逆転した様式で、熱成形機の内部キャビティ３８８へ引き込み、そこで、 圧力差がコンドームのプレフォームをかかる内部キャビティの形にさせる。

エンドブロック３７４の口３７８にリークがないようぴったりとフィツトするサ イズのストッパー（図示しない）が、ロ３７８内に置かれる。ここで負圧が内部 キャビティ上で保持され、コンドーム・プレフォームを広げられた条件で保持し 、かつ、熱成形機の内部キャビティの形とする。

熱成形機は、次いで、例えば、円柱ケース３７２の上にコイル状に巻かれた加熱 テープ、又は電気抵抗要素により、昇温させ、ケーシング及びエンドブロックを 適当なる成形温度、例えば２５０°Ｆのオーダーに到達させる。この温度で広げ られたコンドームは熱的に永久的にキャビティ３８８の輪郭に賦形させる。熱成 形温度に達した後で、熱成形アセンブリーは室温まで冷却され、かつ、熱可塑性 のフィルムにがかる負圧差は存しなくなる。

こうして形成されたコンドームは、次いで、管３９６キヤビテイ３８２、及び、 ガス流路３８６からキャビティ３８８に適当なる加圧下でガスを流すことにより 、コンドームは、ストッパーが口３７８から取り除かれた後に熱成形機からコン ドームが外側に押し出され、熱成形装置から取り除かれる。

本発明は特定の実施例と特徴に関連して説明されたが、本発明の数多くの修正、 変形、及び実施例が可能であることが理解でき、及び、かかる明白な変形、修正 、及び実施例は、本発明の精神と範囲内にあると考えられるべきである。

本発明を実施する最適モード 本発明のコンドームは、末端で閉じ、基部端で開口している一般的にチューブ状 主さやを含む。好ましくは、コンドームは基部端開口より小径の内部開口を取り 囲む、弾性材で形成された環状シーリング要素を含む。

産業上の利用可能性 本発明は、直ちに、簡単に、かつ安価に形成される改良されたコンドームと該コ ンドームの製法を提供する。

それ故、コンドームは伝染性性病と闘うことを助け、安全かつ信頼性の高い予防 具を大量生産できる。

ＦＩＧ、　３ ＦＩＧ、　１２Ａ 国際調査報告

Claims (36)

【特許請求の範囲】
1. １．弾性材で形成され、その１末端部で閉じられ、その基部端で開口された一般 的にチューブ状の主さや部と、該基部端開口より小径のサイズの内部開口を取囲 み、かつ、その外周縁で該基部端関口位置で、又は、その近傍で主さや部に結合 された、弾性材で形成された環状シーリング要素とを含む、コンドーム。
2. ２．シーリング要素が主さや部に基部端開口位置で一体的に結合している特許請 求の範囲第１項記載のコンドーム。
3. ３．直径方向に相対置され、主さや部に沿って横方向に延びており、その末端で 収束されている熱シールと、主さや部に沿って直径方向に相対置した熱シールに よって基部端位置で主さや部に結合されているシーリング要素をと含む特許請求 の範囲第２項のコンドーム。
4. ４．熱シールの周辺部を一列にし、平面状の形状に置いた時に、ほぼ半円の切り 欠きをシーリング要素中に画成するシーリング要素によって取囲まれた内部開口 を有する、特許請求の範囲第３項記載のコンドーム。
5. ５．シーリング要素が、主さや部の内側に、その外側周辺位置で、主さや部の基 部端開口へ横方向に離隔された関係にあるシーリング要素と共に、結合している 、特許請求の範囲第１項記載のコンドーム。
6. ６．シーリング要素がその外側周辺で主さや部に熱シールされている、特許請求 の範囲第５項記載のコンドーム。
7. ７．主さや部とシーリング要素が熱可塑性弾性材で形成されてし、る、特許請求 範囲第１項記載のコンドーム。
8. ８．主さや部とシーリング要素が同じ熱可塑性弾性材で形成されている、特許請 求範囲第７項記載のコンドーム。
9. ９．熱可塑性弾性材が、ポリウレタン；ポリエーテル・ブロック・アミド；スチ レン−ゴムースチレンのブロック・コポリマー；ポリエステル；オレフィン・ホ モポリマー及びコポリマー；及び、以上の素材のコポリマー、コンポジット、及 び、アロイである群より選択された素材である、特許請求の範囲第７項記載のコ ンドーム。
10. １０．主さや部がブロー押出法で形成された、特許請求の範囲第１項記載のコン ドーム。
11. １１．基部端開口が主さや部に結合された強化リンクによって縛られている、特 許請求の範囲第１項記載のコンドーム。
12. １２．熱可塑性弾性材で形成され、１末端で閉じられ基部端で開口された、一般 的にはチューブ状の主さや部を含み、該コンドームは、基部端開口より小径サイ ズの中央開口を有する凹状たたみ部で特徴づけられた基部端セグメントを有し、 凹状たたみ部が主さや部の相対する側部マージン位置で、主さや部に側部マージ ンでシールされている、コンドーム。
13. １３．側部マージンのシールが熱シールである、特許請求の範囲第１２項記載の コンドーム。
14. １４．主さや部が、熱可塑性弾性ポリウレタン材で形成されている特許請求の範 囲第１２項記載のコンドーム。
15. １５．主さや部に沿って横方向に延び、その末端で収束している、直径方向に棺 対置された熱シールと、直径方向に棺対置された熱シールによって側部がマージ ンを残してシールされている凹状たたみ部とを含む、特許請求の範囲第１２項記 載のコンドーム。
16. １６．１末端で閉じられ、基部端で開口された、一般的にチューブ状の主さや部 を、主さや部から横方向に延び、かつ、主さや部に基部端近傍で付着され主さや 部の末端から末端方向、前方へ延びている、少なくとも１本の、ロールされてい ないストリップとを含むコンドーム。
17. １７．一対の直径方向に相対置されたロールされていないストリップを含む、特 許請求の範囲第１６項記載のコンドーム。
18. １８．ロールされたコンドームから突出するロールされていないストリップの末 端を有する特許請求の範囲第１６項記載のロールされたコンドーム。
19. １９．（ａ）熱可塑性弾性フィルムのシートを作り；（ｂ）該シートを水平たた み線に沿って水平にたたみ、たたまれたシートによる重なり合った主パネル部分 を作り； （ｃ）水平にたたまれたシート中の、水平たたみ線の中間部の位置に開口を形成 し； （ｄ）水平たたみ線を含むシートの１部分を、たたまれたシート中に凹状にたた み込み、たたまれたシート・主パネル部分と挿入された凹状部分のリーディング ・エッジとの間に配置させ；及び （ｅ）その周辺の水平マージンに沿って、たたまれたシートを、挿入された凹状 部が前方に末端部まで、熱シールし、たたまれたシートの内部空間を、たたまれ たシートの主パネル部の水平周辺マージンに水平周辺マージン位置で熱シールさ れた凹状部で、シールするように包むこと； のステップを含むコンドームの製法。
20. ２０．熱可塑性弾性材が、ポリウレタン；ポリエーテル・ブロック・アミド；ス チレンゴムースチレン・ブロック・コポリマー；ポリエステル；オレフィン・ホ モポリマー及びコポリマー；以上の素材のコポリマー、コンポジット、及びアロ イからなる群から選択される素材である特許請求の範囲第１９項記載の製法。
21. ２１．シートがポリエステル・ペースのポリウレタンで形成されている特許請求 の範囲第１９項記載の製法。
22. ２２．その側辺、及び、末端に沿って周辺が互いに熱シールされた重ね合された パネルによって形成された一般的にチューブ状の主さや部分にして、該パネルは 柔軟な熱可塑性材で構成されており、チューブ状主さや部が１末端で閉じられ、 基部端で開放されているチューブ状の主さや部分を含む、コンドーム製品。
23. ２３．リアプリケーター・リングと、２）柔軟な弾性材で形成され、その１末端 で閉じられ、基部端で開口している一般的にチューブ状の主さや部を含み、かつ 、主さや部を着用者のペニス上に圧迫して保持する手段にして、該圧迫保持手段 が主さや部の基部端開口から末端方向に離隔された位置に設けられ、主さや部の 圧迫保持手段に近い断面が円周上に、アプリケーター・リンクの上に伸ばされ、 圧迫保持手段が伸ばされないようにされているコンドームとを含む、コンドーム とアプリケーターのアセンブリー。
24. ２４．一連の、円周上に離隔され横方向に延びるプロング要素を有する、リンク 形式のアプリケーターにして、該アプリケーターは、全てのプロングより少ない プロングの上に伸ばされたコンドームの基部端開口を有し、使用の際に、基部端 開口が残余のプロング上に伸ばされ、コンドームのペニスヘの装着を容易にして いるアプリケーターを含有する、コンドームとアプリケーターのアセンブリー。
25. ２５．（ａ）弾性リンクを半径方向外側に伸ばし；（ｂ）リンクを伸ばしたまま で、熱可塑性シートをリング上に重なり合うようにたたみ； （ｃ）熱可塑性シートを互いに、その横方向及び末端エッジに沿って重ねあわさ れた部分の周辺を熱シールし；及び （ｄ）出来上った熱シールされた製品を裏返すステップを含む、コンドーム製品 の形成法。
26. ２６．（ａ）熱可塑性弾性材の延伸シートを重ね会わせ；（ｂ）熱シーリング要 素上に熱可塑性弾性フィルムのカラーを延ばし、重ね合されたシート間に熱シー リング要素を挿入し； （ｃ）重ね合されたシートを横方向及び末端エッジに沿って熱シールし；及び、 （ｄ）熱シーリング要素を、延ばされたカラーを重ね合され熱シールされたシー トのシールされていない開口端の内側に結合させるために起動させることのステ ップを含む、コンドーム製品の形成法。
27. ２７．パウチ形状を有する熱形成可能な小径のコンドーム・ブランクをより大径 なキャビティ中に置き；コンドーム・ブランクから、キャビティ中のコンドーム ・ブランクをふくらませ；そして、コンドームの開口端を加熱しない条件下に保 持しながら、コンドーム・ブランクの残部を加熱して熱的に緩和してキャビティ の大きさにすることを含む、開口端を備えた熱シールされたコンドームの製法。
28. ２８．基部端フランジを備えた熱シールされたコンドームにして、該コンドーム が基部端開口部位で凹状たたみ部と、コンドームの横方側部縁に沿い、基部端に 向けての一部分だけ延びている熱シールと、基部端開口位置でのフランジとが形 成されたコンドーム。
29. ２９．柔軟な弾性材で形成され、１末端で閉じられ基部端で開口された一般的に チューブ状の主さや部と、柔軟弾性材で形成され基部端開口より小径の内部開口 を取囲み、主さや部の直径より大きい直径まで半径方向外側に延びており、主さ や部の基部端開口に結合され、シーリング要素の周辺環状セグメントを形成して いる環状シーリング要素とを含むコンドーム。
30. ３０．シーリング要素の周辺環状セグメントが円周方向に延びているキャビティ を含み、該キャビティがその内部に剛性化材を有し、それによりシーリング要素 の剛性化周辺環状セグメントが着用者のペニスにコンドームを装着することを助 けるために、手で握りうる拡張領域を有する、特許請求の範囲第２９項記載のコ ンドーム。
31. ３１．柔軟な弾性材で形成された環状シーリング要素にして、コンドームの基部 端開口より小径の内側開口を取囲み、その外側周辺でコンドームの主さや部に、 基部端開口位置、又は、その近傍で結合され、内側開口が、着用者のペニスのサ イズに合わせて開口部を拡大するようにされている弱化された材料部で取囲まれ ている、コンドーム製品。
32. ３２．柔軟弾性材で形成され、１末端で閉じられ基部端で開口された一般的にチ ューブ状の主さや部を含み、チューブ状主さや部の中央長さ部が横方向および凹 状にたたまれ、タック・ウェルド、又は、他の弱い結合をされ、コンドームの長 さを、コンドームの末端部を引っ張って基部端と相対的に移動させることによっ て増加させられるようになっている、長さの変りうるコンドーム。
33. ３３．１末端が閉じられ、基部端が開口された一般的にチューブ状の主さや部を 含むコンドームにして、チューブ状主さや部の基部端の周辺部が接着性により自 己巻き付き性のあるコンドーム。
34. ３４．チューブ状主さや部の基部端の外側表面上に自己接着性の接着剤のコーテ ィングを含む、特許請求の範囲第３３項記載のコンドーム。
35. ３５．チューブ状主サヤ部の外側表面上のコンドームの基部端位置で接着性コー ティングが円周上に連続的である、特許請求の範囲第３４項記載のコンドーム。
36. ３６．チューブ状主さや部がその基部端で自己接着性の素材で形成されている、 特許請求の範囲第３３項記載のコンドーム。