JPH0450167A - 分散強化型複合セラミックス及び分散強化型複合セラミックス製造用複合粒子の製造方法 - Google Patents

分散強化型複合セラミックス及び分散強化型複合セラミックス製造用複合粒子の製造方法

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JPH0450167A
JPH0450167A JP2155501A JP15550190A JPH0450167A JP H0450167 A JPH0450167 A JP H0450167A JP 2155501 A JP2155501 A JP 2155501A JP 15550190 A JP15550190 A JP 15550190A JP H0450167 A JPH0450167 A JP H0450167A
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康広 五戸
Takeshi Yonezawa
米澤 武之
Toshiaki Mizutani
水谷 敏昭
Akihiko Tsuge
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的コ (産業上の利用分野) 本発明は、窒化けい素、炭化けい素もしくはサイアロン
を主成分とする分散強化型複合セラミックス及びかかる
複合セラミックスを得るための複合粒子の製造方法に関
する。
(従来の技術) 窒化けい素、炭化けい素、サイアロンは構造用セラミッ
クスとしてガスタービン、自動車用エンジンなど種々の
用途が期待されている。しかしながら、それぞれ解決し
なくてはならない課題を抱えている。例えば、窒化けい
素では室温から工000℃付近まで強度が高く、かつ靭
性も優れているが、1200℃以上になると強度が低下
する。炭化けい素やサイアロンは強度、破壊靭性は低い
が、高温での強度低下が少なく 、1400〜1500
℃まで強度が保持され、耐酸化性にも優れている。
そこで、これらの欠点を補うために他のセラミックスと
複合化するという研究か精力的に進められている。即ち
、窒化けい素、炭化けい素又はサイアロンを母相(マト
リックス)とし、焼結過程で高温に曝されてもマトリッ
クスと反応せず、また変質しないような高融点の異種セ
ラミックスを分散させ、それにより強化しようというも
のである。
しかしながら、上述した複合セラミックスでは分散様と
母相の原料粉末を混合して焼結するという従来からのセ
ラミックス製造プロセスと同じ手法か用いられるため、
第2図に示すようにマトリックスを構成するセラミック
ス粒子1間の粒界にのみ分散相2が存在する。そのため
、マトリックス粒子を横切る亀裂(粒内破壊)を防止す
ることが困難となる。即ち、セラミックスの破壊は一般
には粒界破壊と粒内破壊の混合モードで起こるが、特に
室温のような低温域では粒内破壊が支配的になることが
多い。分散粒子が粒界にのみ存在している分散強化型複
合セラミックスは、前記混合モードの破壊に対して分散
強化手法による本来期待されるべき性能を十分に達成で
きない。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は、上記従来の問題点を解決するためになされた
もので、炭化けい素、窒化けい素及びサイアロンの少な
くとも1種を母相とし、強度、靭性などを改善した分散
強化型複合セラミックス及びかかる複合セラミックスの
製造に用いられる複合粒子の製造方法を提供しようとす
るものである。
C発明の構成コ (問題点を解決するための手段) 本発明に係わる分散強化型複合セラミックスは、炭化け
い素、窒化けい素及びサイアロンを母相とし、Ti5Z
r、Hf5V、Nb、Taの炭化物、硼化物、窒化物、
CrSMo、Wの炭化物、硼化物、Bの炭化物、窒化物
、Sr、Laの硼化物の中の少なくとも1種を分散相と
する複合セラミックスにおいて、前記分散相が母相粒子
内に取込まれた形でセラミックス全体に均一に分散して
いることを特徴とするものである。
上記母相中の分散相の平均粒径は、2.0μm以下にす
ることが望ましい。この理由は、その平均粒径が2.0
μmを越えると、母相である炭化けい素、窒化けい素も
しくはサイアロンの粒径が大きくなることを意味し、焼
結性が低下すると共に、焼結体を構成するマトリックス
粒子が粗大化して、特性低下を招く恐れがある。
上記母相中での分散相の含有量は、2〜35重量%とす
ることが望ましい。この理由は、分散相の含有量を2重
量%未満にすると分散相による分散強化を十分に改善す
ることが困難となり、一方その含有量が35重量%を越
えると焼結性が低下し、それに伴って、強度などの特性
を低下させる恐れがある。
本発明に係わる分散強化型複合セラミックスは、分散相
が取込まれた母相粒子のみならず、該母相粒子の粒界に
前記分散相が存在する場合も包含される。この場合、前
記粒界に存在する分散相はセラミックス全体に均一に分
散しているいることか必要である。また、前記粒界に存
在する分散相のセラミックス中の許容限界量は、25重
量%以下とすることが望ましい。
本発明に係わる分散強化型複合セラミックスは、炭化け
い素繊維を更に5〜40重量%複合して強化されるもの
も包含される。かかる炭化けい素繊維としでは、例えば
炭化けい素の連続繊維、ウィスカーを挙げることができ
る。前記炭化けい素繊維量を限定【7た理由は、その量
を5重量%未満にすると炭化けい素繊維による分散強化
を改善することができず、一方その量が40重量%を越
えると、焼結性がかなり低下し、それに伴って強度など
の特性を低下させる。
本発明に係わる分散強化型複合セラミックスの製造方法
を以下に説明する。
まず、分散相であるTi1Zr、Hf、V。
Nb、Taの炭化物、硼化物、窒化物、Cr、Mo、W
の炭化物、硼化物、Bの炭化物、窒化物、Sr、Laの
硼化物の中の少なくとも1種を種子粉末として炭化けい
素又は窒化けい素の粒子内に取り込むことにより複合セ
ラミックス原料とじての複合粒子を製造する。これら複
合粒子の製造は、次式(a) 、(b)で表されるシリ
カ還元法による炭化けい素、窒化けい素の合成が利用さ
れる。
S 102 + 3 C→SiC+2CO・・・(1〉
3S iO2+6C+N2→Si3N4+6CO・・・
(2) 上記反応(1)  (2)において、SiC。
S 13 N4 、S 12 N20といったSiを陽
イオンとする炭化けい素、窒化けい素そのものもしくは
それらの類似化合物を種子粉末として加えることにより
、粒子成長の核として働き、粒径、粒形などを制御でき
る。このような反応及び種子粉末を加えて結晶成長の核
とするという考え方から、種子粉末として利用し得る化
合物について検討した結果、前記Ti5Zr、Hf5V
、Nb、Taの炭化物、硼化物、窒化物、CrSMo、
Wの炭化物、硼化物、Bの炭化物、窒化物、Sr、La
の硼化物の中の少なくとも1種の化合物でも種子として
の機能を果すことから、これらを前記反応(1) 、(
2)の粉末粒子成長の核(種子粉末)として用いること
によって、炭化けい素、窒化けい素の粒子内に異種粒子
が種子粉末とした取込まれた複合粒子を製造できること
を見い出した。かかる複合粒子の製造において、粒径が
比較的大きなものと小さなものを混合した種子粉末を用
いると、成形密度、焼結性の向上に寄与する粒径分布が
制御された複合粒子を得ることが可能となる。なお、シ
リカ還元法においては原料5in2に限らず、その前駆
体でもよく、反応過程でSiO□となればよい。
次いで、前記種子粉末を取り込んだ炭化けい素の複合粒
子及び窒化けい素の複合粒子のいずれか一方又は両者を
原料として焼結することにより分散強化型複合セラミッ
クスを製造する。この場合、Ti、Zr5Hf、V、N
b5Taの炭化物、硼化物、窒化物、(rSMo、Wの
炭化物、硼化物、Bの炭化物、窒化物、Sr、Laの硼
化物の中の少なくとも1種を前記原料と共に焼結しても
よく、更に5〜40重量%の炭化けい素繊維を配合して
焼結してもよい。
本発明に係わる別の分散強化型複合セラミックスは、炭
化けい素、窒化けい素及びサイアロンの少なくとも1種
を母相とし、SiCウィスカーで強化した複合セラミッ
クスにおいて、前記SiCウィスカーが母相粒子内に取
込まれた形でセラミックス全体に均一に分散しているこ
とを特徴とするものである。
上記母相中のSiCウィスカーは、平均直径1μm以下
、平均長さ5μm以下のものを用いることが望ましい。
この理由は、その平均直径が1μmを越え、平均長さが
5μmを越えると、母相である炭化けい素、窒化けい素
もしくはサイアロンの粒径が大きくなることを意味し、
焼結性が低下すると共に、焼結体を構成するマトリック
ス粒子が粗大化して、特性低下を招く恐れがあるからで
ある。
上記母相中でのSiCウィスカーの含有量は、2〜40
重量%とすることが望ましい。この理由は、SiCウィ
スカーの含有量を2重量%未満にすると分散相による分
散強化を十分に改善することが困難となり、一方その含
有量が40重量%を越えると焼結性が低下し、それに伴
って、強度などの特性を低下させる恐れがある。
本発明に係わる分散強化型複合セラミックスは、SiC
ウィスカーが取込まれた母相粒子のみならず、該母相粒
子の粒界に前記SiCウィスカー又はTi、Zr、Hf
%VSNb、Taの炭化物、硼化物、窒化物、Cr、M
o、Wの炭化物、硼化物、Bの炭化物、窒化物、Sr、
Laの硼化物の中の少なくとも1種の分散相が存在する
場合も包含される。この場合、前記粒界に存在するSi
Cウィスカー又は分散相はセラミックス全体に均一に分
散しているいることが必要である。また、前記粒界に存
在するSiCウィスカー又は分散相のセラミックス中の
許容限界量は、30重量%以下とすることが望ましい。
本発明に係わる別の分散強化型複合セラミックスの製造
方法を以下に説明する。
まず、SiCウィスカーを種子として前述したシリカ還
元法により炭化けい素又は窒化けい素粒子内に取り込ん
で複合セラミックスの原料としての複合粒子を製造する
次いで、前記SiCウィスカーを取り込んだ炭化けい素
の複合粒子及び窒化けい素の複合粒子のいずれか一方又
は両者を原料として焼結することにより分散強化型複合
セラミックスを製造する。
この場合、SiCウィスカー、及びTi、Zr。
Hf、V、Nb、Taの炭化物、硼化物、窒化物、Cr
 s M o −、Wの炭化物、硼化物、Bの炭化物、
窒化物、Sr、Laの硼化物の中の少なくとも]種を前
記原料と共に焼結して分散強化型複合セラミックスを製
造してもよい。
(作用) 本発明によれば、第1図に示すように炭化けい素、窒化
けい素及びサイアロンの母相粒子Il内に、T1、Zr
、Hf、VSNb、Taの炭化物、硼化物、窒化物、C
r、Mo、Wの炭化物、硼化物、Bの炭化物、窒化物、
Sr、Laの硼化物の中の少なくとも1種の分散相12
が取込まれた形で分散した構成とすることによって、前
記母相粒内に取り込まれた分散相が粒内破壊モードの亀
裂進展の抵抗として働くため、破壊靭性と強度が向上さ
れた分散強化型複合セラミックスを得ることかできる。
また、高温においては前記母相粒内に取り込まれた分散
相が該母相粒子の変形を防止できため、高温特性の改善
にも寄与される。この場合、前記分散相を母相粒内だけ
でなく、粒界部分にも存在させることも包含され、前述
したのと同様な特性を有する分散強化型複合セラミック
スを得ることができる。
また、炭化けい素繊維(連続繊維又はウィスカー)を複
合させることによって、母相粒子内に異種粒子が存在し
ていることから繊維/母相界面に残留応力が発生し、こ
れが繊維と相互作用するため、母相粒内に分散相が存在
していない場合より強化機構がより顕著に働き、高強度
の複合セラミックスを得ることができる。
更に、分散相であるTis Zr5HfSV%Nb、T
aの炭化物、硼化物、窒化物、Cr、Mo、Wの炭化物
、硼化物、Bの炭化物、窒化物、Sr、Laの硼化物の
中の少なくとも1種を種子粉末としてシリカ還元法によ
り炭化けい素又は窒化けい素の粒子内に取り込んで複合
粒子を製造し、この複合粒子を原料として焼結すること
によって、分散相が炭化物、硼化物、窒化物から選ばれ
る特定の材料からなるため、該分散相が母相と反応した
り、変質したりすることなく、母相である炭化けい素、
窒化けい素、サイアロンに対して分散強化作用がなされ
、かつ母相と共に全体に均一に分散される。その結果、
既述した破壊靭性、強度、更に高温特性か向上された分
散強化型複合セラミックスを製造できる。
一方、炭化けい素、窒化けい素及びサイアロンの母相粒
子内にSiCウィスカーが取込まれた形で分散した構成
とすることによって、前記母相粒内に取り込まれたSi
Cウィスカーが粒内破壊モードの亀裂進展の抵抗として
働くため、破壊靭性と強度が向上された分散強化型複合
セラミックスを得ることができる。また、高温において
は前記母相粒内に取り込まれたSiCウィスカーが該母
相粒子の変形を防止できため、高温特性の改善にも寄与
される。この場合、前記SiCウィスカーは母相粒内だ
けでなく、粒界部分にも存在させることも包含され、更
に前述した炭化物、硼化物、窒化物から選ばれる分散相
を該粒界部分に存在させることも包含され、母相粒内に
SiCウィスカーを取り込ませた場合と同様な特性を有
する分散強化型複合セラミックスを得ることができる。
また、SiCウィスカーを種子としてシリカ還元法によ
り炭化けい素又は窒化けい素の粒子内に取り込んで複合
粒子を製造し、この複合粒子を原料として焼結すること
によって、母相と反応したり、変質したりすることなく
、母相である炭化けい素、窒化けい素、サイアロンに対
してSiCウィスカーによる分散強化作用がなされ、か
つ母相と共に全体に均一に分散される。その結果、既述
した破壊靭性、強度、更に高温特性か向上された分散強
化型複合セラミックスを製造できる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を詳細に説明する。
実施例1−1〜1−25 まず、平均粒径0.013μmの微粒5in2微粒子1
重量部と、平均粒径0.03μmの炭素微粒子0.5重
量部と、種子結晶としての平均粒径0.5μmのTi、
Zrs Hf5VSNbSTaの炭化物、硼化物、窒化
物、Cr、Mo、Wの炭化物、硼化物、Bの炭化物、窒
化物、Sr、Laの硼化物0,1重量部とをポリエチレ
ン製ポットに入れ、石英ボールとともにボールミルによ
り混合粉末を調整した。この混合粉末をカーボントレー
に充填し、窒素ガス中1450℃、5時間焼成する、前
述した (2)式のシリカ還元法により反応させること
により反応終了後に石英ボートに移し変えて、空気中7
00℃、3時間の条件で脱炭処理することにより、窒化
けい素を主成分とし、Ti5Zr。
Hf、V、Nb、Taの炭化物、硼化物、窒化物、Cr
SMo、Wの炭化物、硼化物、Bの炭化物、窒化物、S
r、Laの硼化物の中の1種を分散種として粒内に取込
んだ25種の窒化けい素複合粒子を合成した得た。
次いで、前記Ti、Zr、Hf、V、Nb。
Taの炭化物、硼化物、窒化物、Cr、Mo、Wの炭化
物、硼化物、Bの炭化物、窒化物、Sr、Laの硼化物
の中の1種を分散種として粒内に取込んだ窒化けい素複
合粒子に、Y2O35重量%、Al2032重量%を焼
結助剤とし′て加え、n−ブタノールの溶媒中の存在下
、アルミナ製ボールミルで48時間粉砕混合することに
より25種の焼結用原料粉末を調製した。つづいて、こ
れら原料粉末をカーボン製モールドに入れ、1780℃
、400kg/cI112の条件で60分間ホットプレ
ス焼結することにより下記第1表に示す組成の25種の
窒化けい素糸分散強化型複合セラミックスを製造した。
実施例2−1〜2−25 前記実施例1−1−1−25と同様なTi5Zr。
Hf、V、Nb、Taの炭化物、硼化物、窒化物、Cr
、Mo、Wの炭化物、硼化物、Bの炭化物、窒化物、S
r、Laの硼化物の中の1種を分散種として粒内に取込
んだ窒化けい素複合粒子にY2O35重量%、Ai)2
035重量%を焼結助剤として加え、n−ブタノールの
溶媒中の存在下、アルミナ製ボールミルで48時間粉砕
混合することにより25種の焼結用原料粉末を調製した
。つづいて、これら原料粉末にパラフィン(バインダー
)を7重量%添加配合し、700kg/ car2の成
形圧力で冷間プレスすることにより、長さ60+nm、
幅40m5、厚さ10mmの板状成形体を得た。次いで
、これら成形体を窒素雰囲気下、700℃で加熱処理を
施し、バインダーを揮発除去させた後、カーボン製の容
器に入れ、窒素ガス雰囲気下1800℃の温度で120
分間常圧焼結を行なうことにより下記第1表に示す組成
の25種の窒化けい素糸分散強化型複合セラミックスを
製造した。
実施例3−1〜3−25 まず、平均粒径0.013μmの微粒SiO2微粒子1
重量部と、平均粒径0.03μmの炭素微粒子0.5重
量部と、種子結晶としての平均粒径0.5μmのTi5
Zr、Hf、V、N b 、、T aの炭化物、硼化物
、窒化物、Cr5M01Wの炭化物、硼化物、Bの炭化
物、窒化物、Sr、Laの硼化物0.1重量部とをポリ
エチレン製ポットに入れ、石英ボールとともにボールミ
ルにより混合粉末を調整した。この混合粉末をカーボン
トレーに充填し、非酸化性雰囲気下で、1550℃、5
時間焼成する、前述した(1)式のシリカ還元法により
反応させることにより炭化けい素を主成分とし、T1、
Zr、Hf、V、Nb5Taの炭化物、硼化物、窒7化
物、Cr 、、M o、Wの炭化物、硼化物、窒化物、
Bの炭化物、窒化物、Sr、Laの硼化物の中の1種を
分散種として粒内に取込んだ25種の炭化けい素複合粒
子を合成した。
次いで、前記のT l % Z r SHf s V、
Nb。
Taの炭化物、硼化物、窒化物、Cr s M o s
 Wの炭化物、硼化物、Bの炭化物、窒化物、Sr、L
aの硼化物の中の1種を分散種として粒内に取込んだ炭
化けい素複合粒子に、アモルファス硼素(B)0.5重
量%、カーボン(C)1.0重量%を焼結助剤として加
え、エタノール溶媒の存在下、プラスティック製ボール
ミルで48時間混合することにより25種の焼結用原料
粉末を調製した。つづいて、これら原料粉末にステアリ
ン酸(バインダー)を10重量%添加配合し、1000
kg/ c+n2の成形圧力で冷間プレスすることによ
り、長さ60mm、幅40■、厚さi0m+nの板状成
形体を得た。これら成形体を窒素雰囲気下、800℃で
加熱処理を施し、バインダーを揮発除去させた後、カー
ボン製の容器に入れ、アルゴンガス雰囲気下、2050
℃の温度で120分間常圧焼結を行なうことにより下記
第1表に示す組成の25種の炭化けい素糸分散強化型複
合セラミックスを製造した。
実施例4−1〜4−25 サイアロンは、β型窒化ケイ素のSi及びNの一部がそ
れぞれAII及びOで置換された固溶体であるβ型サイ
アロンと、α型窒化ケイ素のSiおよびNの一部がそれ
ぞれA、Q及びOで置換された固溶体であって、かっS
 i −Nの単位格子中に存在する格子間空隙にYなど
の金属が侵入、固溶したα型サイアロンとが知られてい
る。即ち、α型サイアロンは Mx  (S  l %  AI  )  +□(0、
N)16   ・・・(3)(M ; Y、Mg、L 
iなど) で表されるものである。また、β型サイアロンはS i
 b−z Ai) 202 N8−2      −(
4)(Z−0〜4.2) で表される。
本発明による分散強化はα、βのどちらのサイアロンに
も、またαとβの両者が存在する場合にも同じような効
果があるが、本実施例ではβ型サイアロンについて詳細
に述べることにする。
まず、実施例1−1〜l−25で合成したTi、Zr。
IfSVSNbSTaの炭化物、硼化物、窒化物、Cr
SMo5Wの炭化物、硼化物、Bの炭化物、窒化物、S
r、Laの硼化物の中の1種を分散種として粒内に取込
んだ窒化けい素複合粒子に前記(4)式の2の値が1と
なるようにAlI2O3とA、QNを秤量添加し、n−
ブタノールの溶媒の存在下、プラスティック製ボールミ
ルで48時間混合することにより25種の焼結用原料粉
末を調製した。
次いで、前記各原料粉末をカーボン製のモールドに入れ
、1800℃、400kg/ cg+2の条件で60分
間ホットプレス焼結することにより下記第1表に示す組
成の25種のサイアロン系分散強化型複合セラミックス
を製造した。
実施例5−1〜5−25 前記実施例4−1〜4−25と同様な焼結用原料粉末に
、ステアリン酸(バインダー)を7重量%添加配合し、
700kg/ cm2の成形圧力で冷間プレスすること
により、長さ60mn+、幅40a+m、厚さ1oav
(7)板状成形体を得た。これら成形体を窒素雰囲気下
、7H℃で加熱処理を施し、バインダーを揮発除去させ
た後、カーボン製の容器に入れ、窒素ガス雰囲気下、1
825℃の温度で120分間常圧焼結を行なうことによ
り下記第1表に示す組成の25種のサイアロン系分散強
化型複合セラミックスを製造した。
比較例1−1〜1−25 窒化けい素粉束に、T is Z r s Hf s 
VsNbSTaの炭化物、硼化物、窒化物、Cr、Mo
5Wの炭化物、硼化物、Bの炭化物、窒化物、S「、L
aの硼化物の中の1種を前記実施例1−1〜1−25に
示した窒化けい素複合粒子に含まれる分散種と同じ量に
なるように換算して添加し、更にY2O35重量%、A
[20i  2重量%を焼結助剤として加え、n−ブタ
ノールの溶媒中の存在下、プラスティック製ボールミル
で48時間粉砕混合することにより25種の焼結用原料
粉末を調製した。
次いで、前記各原料粉末をカーボン製モールドに入れ、
1780℃、400kg/cam2の条件で60分間ホ
ットプレス焼結することにより下記第1表に示す組成の
25種の窒化けい素糸分散強化型複合セラミックスを製
造した。
比較例2−1〜2−25 窒化けい素粉末に、Ti、Zr、Hf、V、Nb、Ta
の炭化物、硼化物、窒化物、Cr、Mo、Wの炭化物、
硼化物、Bの炭化物、窒化物、Sr、Laの硼化物の中
の1種を前記実施例1−1〜1−25に示した窒化けい
素複合粒子に含まれる分散種と同じ量になるように換算
して添加し、更にY2O35重量%、Ag2O,5重量
%を焼結助剤として加え、n−ブタノールの溶媒中の存
在下、アルミナ製ボールミルで48時間粉砕混合するこ
とにより25種の焼結用原料粉末を調製した。
次いて、前記各原料粉末にパラフィン(バインダー)を
7重量%添加配合し、700kg/cm2の成形圧力で
冷間プレスすることにより、長さ60IIII11、幅
411m+n、厚さ10mmの板状成形体を得た。次い
で、これら成形体を窒素雰囲気下、700℃で加熱処理
を施し、バインダーを揮発除去させた後、カーボン製の
容器に入れ、窒素ガス雰囲気下1800℃の温度で12
0分間常圧焼結を行なうことにより下記第1表に示す組
成の25種の窒化けい素糸分散強化型複合セラミックス
を製造した。
比較例3−1〜3−25 炭化けい素粉末にT i、Z rSHfSVSNb。
Taの炭化物、硼化物、窒化物、C「、Mo5Wの炭化
物、硼化物、Bの炭化物、窒化物、Sr。
Laの硼化物の中の1種を、前記実施例3−1〜3−2
5に示した炭化けい素複合粒子に含まれる分散種と同じ
量になるように換算して添加し、更にアモルファス硼素
(B)0.5重量%、カーボン(C)1.0重量%を焼
結助剤として加え、エタノール溶媒の存在下、プラステ
ィック製ボールミルで48時間混合することにより25
種の焼結用原料粉末を調製した。
次いで、各原料粉末にステアリン酸(バインダー)を1
0重量%添加配合し、1000kg/ cm2の成形圧
力で冷間プレスすることにより、長さ6011111%
幅40mm、厚さ10IIIIaの板状成形体を得た。
これら成形体を窒素雰囲気下、800℃で加熱処理を施
し、バインダーを揮発除去させた後、カーボン製の容器
に入れ、アルゴンガス雰囲気下、2050℃の温度で1
20分間常圧焼結を行なうことにより下記第1表に示す
組成の25種の炭化けい素糸分散強化型複合セラミック
スを製造した。
比較例4−1〜4−25 窒化けい素粉末に、Ti、Zr、Hf5V。
Nb、Taの炭化物、硼化物、窒化物、Cr。
Mo5Wの炭化物、硼化物、Bの炭化物、窒化物、S 
r % L aの硼化物の中の1種を前記実施例4−1
〜4−25に示したサイアロン系複合粒子に含まれる分
散種と同じ量になるように換算して添加し、更に前記(
4)式の2の値が1となるようにAg20sとAfIN
を秤量添加し、n−ブタノールの溶媒の存在下、プラス
ティック製ボールミルで48時間混合することにより2
5種の焼結用原料粉末を調製した。
次いで、前記各原料粉末をカーボン製のモールドに入れ
、1800℃、400kg/ c+a2の条件で60分
間ホットプレス焼結することにより下記第1表に示す組
成の25種のサイアロン系分散強化型複合セラミックス
を製造した。
比較例5−1〜5−25 前記比較例4−1〜4−25と同様な焼結用原料粉末に
、ステアリン酸(バインダー)を7重量%添加配合し、
700kg/ co+2の成形圧力で冷間プレスするこ
とにより、長さ80mm、幅4hm、厚さiomg+の
板状成形体を得た。これら成形体を窒素雰囲気下、70
0℃で加熱処理を施し、バインダーを揮発除去させた後
、カーボン製の容器に入れ、窒素ガス雰囲気下、182
5℃の温度で120分間常圧焼結を行なうことにより下
記第1表に示す組成の25種のサイアロン系分散強化型
複合セラミックスを製造した。
得られた本実施例1−1〜1−25.2−1〜25.3
−1〜3−25.4−1〜4−25.5−1〜5−25
比較例1−1〜1−25、2−1〜2−25、3−1〜
3−25、4〜1〜4−25.5−1〜5−25の分散
強化型複合セラミックスを4sv×311II11×4
011II11の大きさの試験片に加工し、JISに基
づく3点曲げ試験によって、室温と、高温強度を求めた
。なお、窒化けい素糸分散強化型複合セラミックスの場
合は1300℃での高温曲げ強度、炭化けい素糸及びサ
イアロン系の分散強化型複合セラミックス場合は150
0℃での高温曲げ強度を求めた。
また、前記各試験片について破壊靭性を求めた。
この破壊靭性はJISR11301に基づき、前記試験
片にダイヤモンドカッターにて試料面中央部に幅0.1
111深さ0.75++vのU字形のノツチを入れ、ス
パン20av、クロスヘツドスピード0.5wm/wi
nの条件で、3点曲げ試験を行なう(SENB法)こと
により求めた。試験は常温で行ない、破壊靭性(K+c
)の値は、次式に従って算出した。
K Ic−Y a a ””          、、
べ5)Y:形状因子 σ:曲げ強度 a:亀裂長さ これらの結果を、下記第1表にまとめて併記した。
実施例1−26〜1−31.参照例1−1〜1−3実施
例1−1と同様の方法で複合粒子を作製する際、種子と
して加える分散種の粒径と添加量を変えて複合粒子を作
製し、これら複合粒子を用いて実施例1−1と同様な方
法により 9種の窒化けい素糸分散強化型複合セラミッ
クスを製造した。
得られた実施例1−26〜1−31.参照例1−1〜1
−3の分散強化型複合セラミックスについて、前述した
のと同様な試験方法により曲げ強度と破壊靭性を測定し
た。その結果を下記第2表に示す。
実施例6−1〜6−3 実施例1−1、l−4,1−21と同様のTiN。
ZrC,WBを粒内に分散種として取込んだ窒化けい素
複合粒子に、それぞれ粒内に取込まれている分散種と同
じものを11.75重量%添加し、更にY2O,5重量
%、AN2032重量%を焼結助剤として加え、n−ブ
タノールの溶媒中の存在下、プラスティク製ボールミル
で48時間粉砕混合することにより 3種の焼結用原料
粉末を調製した。つづいて、これら原料粉末を用いて実
施例1−1と同様なホットプレス焼結することにより下
記第3表に示す組成の3種の窒化けい素系分散強化型複
合セラミックスを製造した。
実施例7−1〜7−3 実施例3−1.3−4.3−21と同様のTiN。
ZrC5WBを粒内に分散種として取込んだ炭化けい素
複合粒子に、それぞれ粒内に取込まれている分散種と同
じものを9.0重量%添加し、更にアモルファス硼素(
B)0.5重量%、カーボン(C)1.0重量%を焼結
助剤として加え、エタノール溶媒の存在下、プラスティ
ック製ボールミルで48時間混合することにより 3種
の焼結用原料粉末を調製した。つづいて、これら原料粉
末を用いて実施例3−1の同様な常圧焼結を行なうこと
により下記第3表に示す組成の3種の炭化けい素系分散
強化型複合セラミックスを製造した。
実施例8−1〜8−3 実施例1−1、■−4,1−21と同様のTiN。
ZrC,WBを粒内に分散種として取込んだ窒化けい素
複合粒子に、それぞれ粒内に取込まれている分散種と同
じものを10.75重量%添加し、更に前記(4)式の
Zの値が1となるようにAN20iとAINを秤量添加
し、n−ブタノールの溶媒の存在下、プラスティック製
ボールミルで48時間混合することにより 3種の焼結
用原料粉末を調製した。つづいて、これら原料粉末を用
いて実施例4−1と同様なホットプレス焼結を行なうこ
とにより下記第3表に示す組成の3種のサイアロン系分
散強化型複合セラミックスを製造した。
比較例6−1〜6−3 窒化けい素粉床に、TiN、ZrC,WBをそれぞれ前
記実施例6−1〜6−3の分散種と同じ量の20重量添
加し、更にY 203 5重量%、AN20i2重量%
を焼結助剤として加え、nブタノールの溶媒中の存在下
、プラスティク製ボールミルで48時間粉砕混合するこ
とにより 3種の焼結用原料粉末を調製した。つづいて
、これら原料粉末を用いて実施例1−1と同様なホット
プレス焼結することにより下記第3表に示す組成の3種
の窒化けい素系分散強化型複合セラミックスを製造した
比較例7−1〜7−3 炭化けい素粉床に、TiN、ZrC,WBをそれぞれ実
施例7−1.7−2.7−3の分散種と同じ量の20重
量添加し、更にアモルファス硼素(B)0.5重量%、
カーボン(C)1.0重量%を焼結助剤として加え、エ
タノール溶媒の存在下、プラスティック製ボールミルで
48時間混合することにより 3種の焼結用原料粉末を
調製した。つづいて、これら原料粉末を用いて実施例3
−1の同様な常圧焼結を行なうことにより下記第3表に
示す組成の3種の炭化けい素系分散強化型複合セラミッ
クスを製造した。
比較例8−1〜8−3 窒化けい素粉床に、TiN、ZrC,WBをそれぞれ実
施例8−1〜8−3の分散種と同じ量の20重量添加し
、更に前記(4)式の2の値が1となるようにAl12
03とApNを秤量添加し、n−ブタノールの溶媒の存
在下、プラスティック製ボールミルで48時間混合する
ことにより 3種の焼結用原料粉末を調製した。つづい
て、これら原料粉末を用いて実施例4−1と同様なホッ
トプレス焼結を行なうことにより下記第3表に示す組成
の3種のサイアロン系分散強化型複合セラミックスを製
造した。
得られた本実施例6−1〜6−3.7−1〜7−3.8
−1〜8−3、比較例6−1〜6−3.7−1〜7−3
.8−1〜8−3の分散強化型複合セラミックスについ
て、前述したのと同様な試験方法により曲げ強度と破壊
靭性を測定した。
その結果を下記第3表に併記 した。
実施例9−1.9−2 実施例1−1.1−2]と同様のTiN、WBを粒内に
分散種として取込んだ窒化けい素複合粒子に、ZrC,
TiNをそれぞれを11.75重量%添加し、更にY2
O35重量%、p、D20a2重量%を焼結助剤として
加え、n−ブタノールの溶媒中の存在下、プラスティク
製ボールミルで48時間粉砕混合することにより 3種
の焼結用原料粉末を調製した。つづいて、これら原料粉
末を用いて実施例1−1と同様なホットプレス焼結する
ことにより下記第4表に示す組成の2種の窒化けい素系
分散強化型複合セラミックスを製造した。
実施例10−1.10−2 実施例3−1.3−21と同様のTiN、WBを粒内に
分散種として取込んだ炭化けい素複合粒子に、ZrC,
TiNをそれぞれ9.0重量%添加し、更にアモルファ
ス硼素(B)0.5重量%、カーボン(C)1.0重量
%を焼結助剤として加え、エタノール溶媒の存在下、プ
ラスティック製ボールミルで48時間混合することによ
り 2種の焼結用原料粉末を調製した。つづいて、これ
ら原料粉末を用いて実施例3−1の同様な常圧焼結を行
なうことにより下記第4表に示す組成の2種の炭化けい
素系分散強化型複合セラミックスを製造した。
実施例11−L 112 実施例1−1.1−21と同様のTiN、WBを粒内に
分散種として取込んだ窒化けい素複合粒子に、ZrC,
TiNをそれぞれ10.75重量%添加し、更に前記(
4)式のZの値が1となるようにAg2O3とApNを
秤量添加し、n−ブタノールの溶媒の存在下、プラステ
ィック製ボールミルで48時間混合することにより 3
種の焼結用原料粉末を調製した。つづいて、これら原料
粉末を用いて実施例4−1と同様なホットプレス焼結を
行なうことにより下記第4表に示す組成の2種のサイア
ロン系分散強化型複合セラミックスを製造した。
比較例9−1.9−2 窒化けい素粉末に、TiNとZrC,WBとTiNをそ
れぞれ前記実施例9−1.9−2の分散種と同じ量の2
0重量添加し、更にY2O35重量%、Ai)20.2
重量%を焼結助剤として加え、nブタノールの溶媒中の
存在下、プラスティク製ボールミルで48時間粉砕混合
することにより 2種の焼結用原料粉末を調製した。つ
づいて、これら原料粉末を用いて実施例1−1と同様な
ホットプレス焼結することにより下記第4表に示す組成
の2種の窒化けい素系分散強化型複合セラミックスを製
造した。
比較例10−1.10−2 炭化けい素に、TiNとZrC,WBとTiNをそれぞ
れ実施例10−1、■ロー2の分散種と同じ量の20重
量添加し、更にアモルファス硼素(B)0.5重量%、
カーボン(C)1.0重量%を焼結助剤として加え、エ
タノール溶媒の存在下、プラスティック製ボールミルで
48時間混合することにより 2種の焼結用原料粉末を
調製した。つづいて、これら原料粉末を用いて実施例3
−1の同様な常圧焼結を行なうことにより下記第4表に
示す組成の2種の炭化けい素系分散強化型複合セラミッ
クスを製造した。
比較例11−1.11−2 窒化けい素粉末に、TiNとZrC,WBとTiNをそ
れぞれ実施例11−1.11−2の分散種と同じ量の2
0重量添加し、更に前記(4)式のZの値が1となるよ
うにAi)20sとAINを秤量添加し、n−ブタノー
ルの溶媒の存在下、プラスティック製ボールミルで48
時間混合することにより 2種の焼結用原料粉末を調製
した。つづいて、これら原料粉末を用いて実施例4−1
と同様なホットプレス焼結を行なうことにより下記第4
表に示す組成の2種のサイアロン系分散強化型複合セラ
ミックスを製造した。
得られた本実施例9−1.9−2.10−1.1O−2
,11−1,11−2、比較例9−1.9−2、■ロー
1.1O−2,11−1,11−2の分散強化型複合セ
ラミックスについて、前述したのと同様な試験方法によ
り曲げ強度と破壊靭性を測定した。その結果を下記第4
表に併記した。
実施例12−1〜12−3 実施例 1−1.1−4.1−21と同様のT i N
ZrC5WBを粒内に分散種として取込んだ窒化けい素
複合粒子に、SiCウィスカーをそれぞれ20重量%添
加し、更にY2O35重量%、八ρ2032重量%を焼
結助剤として加え、n−ブタノールの溶媒中の存在下、
プラスティク製ボールミルで48時間粉砕混合すること
により 3種の焼結用原料粉末を調製した。つづいて、
これら原料粉末を用いて実施例1−1と同様なホットプ
レス焼結することにより下記第5表に示す組成の3種の
窒化けい素系分散強化型複合セラミックスを製造した。
実施例13−1〜13−3 実施例 3−1. 3−4.3−21と同様のTiN。
ZrC5WBを粒内に分散種として取込んだ炭化けい素
複合粒子に、SiCウィスカーをそれぞれ20重量%添
加し、更にアモルファス硼素(B)0.5重量%、カー
ボン(C)1.0重量%を焼結助剤として加え、エタノ
ール溶媒の存在下、プラスティック製ボールミルで48
時間混合することにより 3種の焼結用原料粉末を調製
した。つづいて、これら原料粉末を用いて実施例3−1
の同様な常圧焼結を行なうことにより下記第5表に示す
組成の3種の炭化けい素系分散強化型複合セラミックス
を製造した。
実施例14−1〜14−3 実施例1−1、■−4、■−21と同様のT i N。
ZrC,WBを粒内に分散種として取込んだ窒化けい素
粒子に、SiCウィスカーをそれぞれ20重量%添加し
、更に前記(4)式のZの値が1となるようにAjl1
203とAfiNを秤量添加し、n−ブタノールの溶媒
の存在下、プラスティック製ボールミルで48時間混合
することにより 3種の焼結用原料粉末を調製した。つ
づいて、これら原料粉末を用いて実施例4−1と同様な
ホットプレス焼結を行なうことにより下記節5に示す組
成の3種のサイアロン系分散強化型複合セラミックスを
製造した。
比較例12−1〜12−3 窒化けい素粉末に、TiN、ZrC,WBをそれぞれ前
記実施例12−1〜12−3の分散種と同じ量添加し、
更にSiCウィスカーをそれぞれ20重量96添加する
と共にY2O35重量%、Ag2O32重量%を焼結助
剤として加え、n−ブタノールの溶媒中の存在下、プラ
スティク製ボールミルで48時間粉砕混合することによ
り 3種の焼結用原料粉末を調製した。つづいて、これ
ら原料粉末を用いて実施例1−1と同様なホットプレス
焼結することにより下記第5表に示す組成の3種の窒化
けい素系分散強化型複合セラミックスを製造した。
比較例13−1〜13−3 炭化けい素に、TiN、ZrC1WBをソレソれ実施例
13−1〜13−3の分散種と同じ量添加し、更にSi
Cウィスカーをそれぞれ20重量%添加すると共にアモ
ルファス硼素(B)ロ、5重量%、カーボン(C)1.
0重量%を焼結助剤として加え、エタノール溶媒の存在
下、プラスティック製ボールミルで48時間混合するこ
とにより 3種の焼結用原料粉末を調製した。つづいて
、これら原料粉末を用いて実施例3−1の同様な常圧焼
結を行なうことにより下記第5表に示す組成の3種の炭
化けい素系分散強化型複合セラミックスを製造した。
比較例14−1〜14−3 窒化けい素粉末に、T i N、Z rC,WBをそれ
ぞれ実施例14−1〜J4−3の分散種と同じ量添加し
、更にSiCウィスカーをそれぞれ20重量%添加する
と共に前記(4)式のZの値が1となるようにAg2O
,とApNを秤量添加し、n−ブタノールの溶媒の存在
下、プラスティック製ボールミルで48時間混合するこ
とにより 3種の焼結用原料粉末を調製した。つづいて
、これら原料粉末を用いて実施例4−1と同様なホット
プレス焼結を行なうことにより下記第3表に示す組成の
3種のサイアロン系分散強化型複合セラミックスを製造
した。
得られた本実施例12−1〜12−3.13−1〜13
−3.14−1〜14−3、比較例12−1〜12−3
.13−1〜13−3.14−1〜14−3の分散強化
型複合セラミックスについて、前述したのと同様な試験
方法により曲げ強度と破壊靭性を測定した。その結果を
下記第5表に併記した。
実施例15−1〜15−6 実施例1−1と同様のTiNを粒内に分散種として取込
んだ窒化けい素複合粒子に、SiCウィスカーをそれぞ
れ3重量%、5重量%、10重量%、30重量%、40
重量%、45重量%添加し、更にY2O,5重量%、A
n)2032重量%を焼結助剤として加え、n−ブタノ
ールの溶媒中の存在下、プラスティク製ボールミルで4
8時間粉砕混合することにより 6種の焼結用原料粉末
を調製した。つづいて、これら原料粉末を用いて実施例
1−1と同様なホットプレス焼結することにより下記第
6表に示す組成の6種の窒化けい素系分散強化型複合セ
ラミックスを製造した。
実施例16−1〜16−6 実施例3−4と同様のZrCを粒内に分散種として取込
んだ炭化けい素複合粒子に、SiCウィスカーをそれぞ
れ3重量%、5重量%、10重量%、30重量%、40
重量%、45重量%添加し、更にアモルファス硼素(B
)0.5重量%、カーボン(C)1.0重量%を焼結助
剤として加え、エタノール溶媒の存在下、プラスティッ
ク製ボールミルで48時間混合することにより 6種の
焼結用原料粉末を調製した。つづいて、これら原料粉末
を用いて実施例3−1の同様な常圧焼結を行なうことに
より下記第6表に示す組成の6種の炭化けい素系分散強
化型複合セラミックスを製造した。
得られた本実施例15−1〜15−6.16−1〜16
−6の分散強化型複合セラミックスについて、前述した
のと同様な試験方法により曲げ強度と破壊靭性を測定し
た。その結果を下記第6表に併記した。
実施例17−1〜17−3 実施例 1−1.1−4.1−21と同様のT i N
ZrC,WBを粒内に分散種として取込んだ窒化けい素
複合粒子に、SiC連続繊維をそれぞれ20重量%添加
し、更にY 203 5重量%、Ag2O32重量%を
焼結助剤として加え、n−ブタノールの溶媒中の存在下
、プラスティク製ポルミルで48時間粉砕混合すること
により 3種の焼結用原料粉末を調製した。つづいて、
これら原料粉末を用いて実施例1−1と同様なホットプ
レス焼結することにより下記第7表に示す組成の3種の
窒化けい素糸分散強化型複合セラミックスを製造した。
実施例18−1〜18−3 実施例3−1.3−4.3−21と同様のTiN、Zr
C,WBを粒内に分散種として取込んだ炭化けい素複合
粒子に、SiC連続繊維をそれぞれ20重量%添加し、
更にアモルファス硼素(B)0.5重量%、カーボン(
C)1.0重量%を焼結助剤として加え、エタノール溶
媒の存在下、プラスティック製ボールミルで48時間混
合することにより 3種の焼結用原料粉末を調製した。
つづいて、これら原料粉末を用いて実施例3−1の同様
な常圧焼結を行なうことにより下記第7表に示す組成の
3種の炭化けい素糸分散強化型複合セラミックスを製造
した。
実施例19−1〜19−3 実施例 1−1.1−4.1−21と同様のT i N
ZrC,WBを粒内に分散種として取込んだ窒化けい素
粒子に、SiC連続繊維をそれぞれ20重量%添加し、
更に前記(4)式のZの値が1となるようにAN20i
とA、I;INを秤量添加し、n−ブタノールの溶゛媒
の存在下、プラスティック製ボールミルで48時間混合
することにより 3種の焼結用原料粉末を調製した。つ
づいて、これら原料粉末を用いて実施例4−1と同様な
ホットプレス焼結を行なうことにより下記節7に示す組
成の3種のサイアロン系分散強化型複合セラミックスを
製造した。
比較例17−1〜17−3 窒化けい素粉束に、TiN、ZrC,WBをそれぞれ前
記実施例17−1〜17−3の分散種と同じ量添加し、
更にSiC連続繊維をそれぞれ20重量%添加すると共
にY2O35重量%、AN2032重量%を焼結助剤と
して加え、n−ブタノールの溶媒中の存在下、プラステ
ィク製ボールミルで48時間粉砕混合することにより 
3種の焼結用原料粉末を調製した。つづいて、これら原
料粉末を用いて実施例1−1と同様なホットプレス焼結
することにより下記第7表に示す組成の3種の窒化けい
素糸分散強化型複合セラミックスを製造した。
比較例18−1〜18−3 炭化けい素に、TiN5ZrCSWBをそれぞれ実施例
18−1〜18−3の分散種と同じ量添加し、更にSi
C連続繊維をそれぞれ20重量%添加すると共にアモル
ファス硼素(B)0.5重量%、カーボン(C)1.0
重量%を焼結助剤として加え、エタノール溶媒の存在下
、プラスティック製ボールミルで48時間混合すること
により 3種の焼結用原料粉末を調製した。つづいて、
これら原料粉末を用いて実施例3−1の同様な常圧焼結
を行なうことにより下記第7表に示す組成の3種の炭化
けい素糸分散強化型複合セラミックスを製造した。
比較例19−1〜19−3 窒化けい素粉末に、T iN s Z r C% W 
Bをそれぞれ実施例19−1〜19−3の分散種と同じ
量添加し、更にSiC連続繊維をそれぞれ20重量%添
加すると共に前記(4)式のZの値が1となるようにA
X)20gとAρNを秤量添加し、n−ブタノールの溶
媒の存在下、プラスティック製ボールミルで48時間混
合することにより 3種の焼結用原料粉末を調製した。
つづいて、これら原料粉末を用いて実施例4−1と同様
なホットプレス焼結を行なうことにより下記第7表に示
す組成の3種のサイアロン系分散強化型複合セラミック
スを製造した。
得られた本実施例17−1〜17−3.18−1〜18
−3.19−1〜19−3、比較例17−1〜17−3
.18−1〜18−3.19−1〜19−3の分散強化
型複合セラミックスについて、前述したのと同様な試験
方法により曲げ強度と破壊靭性を測定した。その結果を
下記第7表に併記した。
実施例20−1〜20−6 実施例11と同様のTiNを粒内に分散種として取込ん
だ窒化けい素複合粒子に、SiC連続繊維をそれぞれ3
重量%、5重量%、10重量%、30重量%、40重量
%、45重量96添加し、更にY2O35重量%、Ag
2O32重量%を焼結助剤として加え、n−ブタノール
の溶媒中の存在下、プラスティク製ボールミルで48時
間粉砕混合することにより 6種の焼結用原料粉末を調
製した。つづいて、これら原料粉末を用いて実施例1−
1と同様なホットプレス焼結することにより下記第8表
に示す組成の6種の窒化けい素系分散強化型複合セラミ
ックスを製造した。
実施例21−1〜21−6 実施例3−4と同様のZrCを粒内に分散種として取込
んだ炭化けい素複合粒子に、SiC連続繊維をそれぞれ
3重量%、5重量%、10重量%、30重量%、40重
量%、45重量%添加し、更にアモルファス硼素(B)
0.5重量%、カーボン(C)10重量%を焼結助剤と
して加え、エタノール溶媒の存在下、プラスティック製
ボールミルで48時間混合することにより 6種の焼結
用原料粉末を調製した。つづいて、これら原料粉末を用
いて実施例3−1の同様な常圧焼結を行なうことにより
下記第8表に示す組成の6種の炭化けい素系分散強化型
複合セラミックスを製造した。
得られた本実施例20−1〜20〜6.21−1〜21
−6の分散強化型複合セラミックスについて、前述した
のと同様な試験方法により曲げ強度と破壊靭性を測定し
た。その結果を下記第8表に併記した。
実施例22−1〜22−5 まず、平均粒径0.013μmの微粒SiO2微粒子と
、平均粒径0.03μmの炭素微粒子とを、種子結晶と
しての下記第9表に示す直径、長さのSiCウィスカー
と共に同第9表に示すSiCウィスカー量となるように
ポリエチレン製ポットに入れ、石英ボールとともにボー
ルミルにより混合粉末を調整した。この混合粉末をカー
ボントレーに充填し、窒素ガス中1450℃、5時間焼
成する、前述した(2)式のシリカ還元法により反応さ
せることにより反応終了後に石英ボートに移し変えて、
空気中700℃、3時間の条件で脱炭処理することによ
り、窒化けい素を主成分とし、SiCウィスカーを分散
種として粒内に取込んだ5種の窒化けい素複合粒子を合
成した得た。
次いで、前記SiCウィスカーを分散種として粒内に取
込んだ窒化けい素複合粒子に、Y2O35重量%、AN
20i2重量%を焼結助剤として加え、n−ブタノール
の溶媒中の存在下、アルミナ製ボールミルで48時間粉
砕混合することにより25種の焼結用原料粉末を調製し
た。つづいて、これら原料粉末をカーボン製モールドに
入れ、1780℃、400kg/cm2の条件で60分
間ホットプレス焼結することにより下記第9表に示す組
成の5種の窒化けい素糸分散強化型複合セラミックスを
製造した。
実施例22−6 前記実施例22−3と同様なSiCウィスカーを分散種
として粒内に取込んだ窒化けい素複合粒子に、Y2O3
5重量%、AN 203 5重量%を焼結助剤として加
え、n−ブタノールの溶媒中の存在下、アルミナ製ボー
ルミルで48時間粉砕混合することにより焼結用原料粉
末を調製した。つづいて、この原料粉末にパラフィン(
バインダー)を7重量%添加配合し、700kg/cm
2の成形圧力て冷間プレスすることにより、長さ60I
IIIfl、幅40mm、厚さ10mmの板状成形体を
得た。次いで、これら成形体を窒素雰囲気下、700℃
で加熱処理を施し、バインダーを揮発除去させた後、カ
ーボン製の容器に入れ、窒素ガス雰囲気下1800℃の
温度で120分間常圧焼結を行なうことにより下記第9
表に示す組成の窒化けい素糸分散強化型複合セラミック
スを製造した。
実施例23−1〜23−5 まず、平均粒径0.013μmの微粒5in2微粒子と
、平均粒径0.03μmの炭素微粒子とを、種子結晶と
しての下記第9表に示す直径、長さのSiCウィスカー
と共に同第9表に示すSiCウィスカー量となるように
ポリエチレン製ポットに入れ、石英ボールとともにボー
ルミルにより混合粉末を調整した。これら混合粉末をカ
ーホントレーに充填し、非酸化性雰囲気下で、1550
℃、5時間焼成する、前述した(1)式のシリカ還元法
により反応させることにより炭化けい素を主成分とし、
SiCウィスカーを分散種として粒内に取込んだ5種の
炭化けい素複合粒子を合成した。
次いで、前記SiCウィスカーを分散種として粒内に取
込んだ炭化けい素複合粒子に、アモルファス硼素(B)
0.5重量%、カーボン(C)[0重量%を焼結助剤と
して加え、エタノール溶媒の存在下、プラスティック製
ボールミルで48時間混合することにより 5種の焼結
用原料粉末を調製した。つづいて、これら原料粉末にス
テアリン酸(バインダー)をlO重量%添加配合し、1
000kg/cm2の成形圧力で冷間プレスすることに
より、長さ60mm、幅40txm、厚さ10mmの板
状成形体を得た。
これら成形体を窒素雰囲気下、800℃で加熱処理を施
し、バインダーを揮発除去させた後、カーボン製の容器
に入れ、アルゴンガス雰囲気下、2050℃の温度で1
20分間常圧焼結を行なうことにより下記第9表に示す
組成の5種の炭化けい素糸分散強化型複合セラミックス
を製造した。
実施例24−1 実施例22−3と同様のSiCウィスカーを粒内に分散
種として取込んだ窒化けい素複合粒子に、前記(4)式
のZの値が1となるようにAg2O3とApNを秤量添
加し、n−ブタノールの溶媒の存在下、プラスティック
製ボールミルで48時間混合することにより焼結用原料
粉末を調製した。つづいて、この原料粉末にステアリン
酸(バインダー)を7重量%添加配合し、700kg/
cm2の成形圧力て冷間プレスすることにより、長さ6
0IIlll+1幅40mm。
厚さ1OInI11の板状成形体を得た。これら成形体
を窒素雰囲気下、700℃で加熱処理を施し、バインダ
ーを揮発除去させた後、カーボン製の容器に入れ、窒素
ガス雰囲気下、1825℃の温度で120分間常圧焼結
を行なうことにより下記第9表に示す組成のサイアロン
系分散強化型複合セラミックスを製造した。
実施例24−2.24−3 実施例22−2と同様のSiCウィスカーを粒内に分散
種として取込んだ窒化けい素複合粒子に、下記第9表に
示す直径、長さ、量のSiCウィスカーを別途添加し、
更に前記(4)式のZの値か1となるようにAg2O3
とApNを秤量添加し、n−ブタノールの溶媒の存在下
、プラスティック製ボールミルで48時間混合すること
により 2種の焼結用原料粉末を調製した。つづいて、
これら原料をカーボン製のモールドに入れ、1800℃
、400kg/crr12の条件で60分間ホットプレ
ス焼結することにより下記第9表に示す組成の2種のサ
イアロン系分散強化型複合セラミックスを製造した。
参照例2−1〜2−3 ます、平均粒径0.013μmの微粒5IO2微粒子と
、平均粒径り、03μmの炭素微粒子とを、種子結晶と
しての下記第9表に示す直径、長さのSiCウィスカー
と共に同第9表に示すSiCウィスカー量となるように
ポリエチレン製ポットに入れ、石英ボールとともにボー
ルミルにより混合粉末を調整した。この混合粉末をカー
ボントレに充填し、窒素ガス中1450℃、5時間焼成
する、前述した(2)式のシリカ還元法により反応させ
ることにより反応終了後に石英ボートに移し変えて、空
気中700℃、3時間の条件で脱炭処理することにより
、窒化けい素を主成分とし、SiCウィスカーを分散種
として粒内に取込んだ3種の窒化けい素複合粒子を合成
した得た。
次いて、前記SiCウィスカーを分散種として粒内に取
込んだ窒化けい素複合粒子に、Y2O35重世%、AN
2032重量%を焼結助剤として加え、n−ブタノール
の溶媒中の存在下、アルミナ製ボールミルで48時間粉
砕混合することにより3種の焼結用原料粉末を調製した
。つづいて、これら原料粉末を用いて実施例22−1と
同様にホットプレス焼結することにより下記第9表に示
す組成の3種の窒化けい素系分散強化型複合セラミック
スを製造した。
比較例20 窒化けい素粉束に、下記第9表に示す直径、長さ、量の
SiCウィスカーを添加し、更にY2O35重量%、A
p20.2重量%を焼結助剤として加え、n−ブタノー
ルの溶媒中の存在下、プラスティク製ボールミルで48
時間粉砕混合することにより焼結用原料粉末を調製した
。つづいて、この原料粉末を用いて実施例22−1と同
様なホットプレス焼結することにより下記第9表に示す
組成の窒化けい素系分散強化型複合セラミックスを製造
した。
比較例21 炭化けい素粉束に、下記第9表に示す直径、長さ、量の
SiCウィスカーを添加し、更にアモルファス硼素(B
)0.5重量%、カーボン(C)1.0重量96を焼結
助剤として加え、エタノール溶媒の存在下、プラスティ
ック製ボールミルで48時間混合することにより焼結用
原料粉末を調製した。
つづいて、これら原料粉末を用いて実施例23−1の同
様な常圧焼結を行なうことにより下記第9表に示す組成
の炭化けい素系分散強化型複合セラミックスを製造した
比較例22 窒化けい素粉束に、下記第9表に示す直径、長さ、量の
SiCウィスカーを添加し、更に前記(4)式のZの値
が1となるようにAj)203とAIJNを秤量添加し
、n−ブタノールの溶媒の存在下、プラスティック製ボ
ールミルで48時間混合することにより焼結用原料粉末
を調製した。つづいて、この原料粉末を用いて実施例2
4−2と同様なホットプレス焼結を行なうことにより下
記第9表に示す組成のサイアロン系分散強化型複合セラ
ミックスを製造した。
得られた本実施例22−1〜22−6.23−1〜23
−5.24−1〜24−3、参照例2−1〜2−3及び
比較例20.2L22の分散強化型複合セラミックスに
ついて、前述したのと同様な試験方法により曲げ強度と
破壊靭性を測定した。その結果を下記第9表に併記した
[発明の効果] 以上詳述した如く、本発明によれば炭化けい素、窒化け
い素及びサイアロンを母相とし、室温から高温に至まで
の強度、靭性などが改善され、各種機能部材、構造部材
として有用な分散強化型複合セラミックス、及びかかる
複合セラミックスの製造に用いられる複合粒子の製造方
法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の分散強化型複合セラミックスに粒及び
粒界構造を示す模式図、第2図は本発明の分散強化型複
合セラミックスに粒及び粒界構造を示す模式図である。 11・・・分散相、12・・・母相。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)炭化けい素、窒化けい素及びサイアロンの少なく
    とも1種を母相とし、Ti、Zr、Hf、V、Nb、T
    aの炭化物、硼化物、窒化物、Cr、Mo、Wの炭化物
    、硼化物、Bの炭化物、窒化物、Sr、Laの硼化物の
    中の少なくとも1種を分散相とする複合セラミックスに
    おいて、前記分散相が母相粒子内に取込まれた形でセラ
    ミックス全体に均一に分散していることを特徴とする分
    散強化型複合セラミックス。
  2. (2)炭化けい素繊維を更に5〜40重量%複合して強
    化したことを特徴とする請求項1記載の分散強化型複合
    セラミックス。
  3. (3)分散相であるTi、Zr、Hf、V、Nb、Ta
    の炭化物、硼化物、窒化物、Cr、Mo、Wの炭化物、
    硼化物、Bの炭化物、窒化物、Sr、Laの硼化物の中
    の少なくとも1種を種子粉末として炭化けい素又は窒化
    けい素の粒子内にシリカ還元法により取り込むことを特
    徴とする請求項1記載の分散強化型複合セラミックス製
    造用複合粒子の製造方法。
  4. (4)炭化けい素、窒化けい素及びサイアロンの少なく
    とも1種を母相とし、SiCウィスカーで強化した複合
    セラミックスにおいて、前記SiCウィスカーが母相粒
    子内に取込まれた形でセラミックス全体に均一に分散し
    ていることを特徴とする分散強化型複合セラミックス。
  5. (5)分散相であるSiCウィスカーを種子として炭化
    けい素又は窒化けい素の粒子内にシリカ還元法により取
    り込むことを特徴とする請求項4記載の分散強化型複合
    セラミックス製造用複合粒子の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH04202058A (ja) * 1990-11-30 1992-07-22 Sumitomo Electric Ind Ltd 窒化珪素系複合焼結体
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