JPH0449973Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は大きな花瓶と小さな花瓶との組合わせ
で成る複合花器に係る。

(ロ) 従来の花器 従来、大きさ、形状等の異なる複数の花瓶を組
合わせて一つの花器としたものはなかつたから、
大きさ、形状、数量等を異にする幾種類もの花材
を一つの花瓶に集合してそれらを総合的に鑑賞す
ることはできなかつた。

(ハ) 考案が解決しようとする課題 本考案は、大きな花瓶と小さな花瓶とを組合わ
せて一つの花器となし、大きさ、形状、数量等を
異にする幾種類もの花材を一つの花器に集合して
それらを総合的に鑑賞できるようにすることを目
的とする。

(ニ) 課題を解決するための手段 例示の図を用いて説明すると、本考案は、器壁
１に複数の掛け止め穴２を設けた容器３中に比較
的大きな花瓶４を収容し、前記掛け止め穴２に比
較的小さな花瓶５，６を、該花瓶に設けた掛け止
め部材７，８により、掛け止めしたことを特徴と
する、大小の花瓶の組合わせで成る複合花器に係
る。

(ホ) 作用 比較的小さな花瓶５，６に設けた掛け止め部材
７，８を容器３に設けた掛け止め穴２に係合させ
ることにより、それらの花瓶５，６を容器３に掛
け止めすることができる。

(ヘ) 実施例 実施例は図示のとおりである。容器３に掛け止
めした小さな花瓶は２個のみが図示されている
が、通常はもつと多くの花瓶を用いる。飾つてい
る掛け止め穴に他の飾り物を掛け止めすることは
自由である。容器３及び内外の花瓶の材質、形
状、色彩、模様等は任意に選ぶことができるが、
全体として優れた意匠効果があらわれるよう配慮
すべきことはいうまでもない。

(ト) 考案の効果 従来は、大きな花瓶には大きな花を挿し、小さ
な花瓶には小さな花を挿して、それぞれ独立、別
個の鑑賞対象としていたが、本考案の花器を使用
すると、容器内の大きな花瓶と、容器に掛け止め
したいくつかの小さな花瓶とを使い分けることに
より、大きさ、形状、数量等を異にする幾種類の
もの花材を一つの花器に集合して、それらを総合
的に鑑賞することができるようになつた。

本考案の花器は、花材を使用しない場合、室内
置物としての用に供することもできる。

【図面の簡単な説明】

図は本考案花器の斜視図である。 １……器壁、２……掛け止め穴、３……容器、
４……比較的大きな花瓶、５，６……比較的小さ
な花瓶、７，８……掛け止め部材。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 器壁１に複数の掛け止め穴２を設けた容器３中
   に比較的大きな花瓶４を収容し、前記掛け止め穴
   ２に比較的小さな花瓶５，６を、該花瓶に設けた
   掛け止め部材７，８により、掛け止めしたことを
   特徴とする、大小の花瓶の組合わせで成る複合花
   器。